JP2006212145A - クリーニングボックス - Google Patents
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Abstract
【課題】 利用者が会員カード等を携行することなく洗濯物の預け入れやその仕上品の受け取りが可能なクリーニングボックスを提供する。
【解決手段】 利用者に対して所定の管理情報を記憶したICタグ15が付されたバッグ10を配布しておき、第1のICカードリーダ220が該ICタグ15から管理情報を読み取ると所定の条件で投入口扉202を解錠する。バッグ10が投入され投入口扉202の閉鎖を検知すると、投入バッグ10のICタグ15から読み取った管理情報の一部又は全部をバーコードで預かり票に印字して利用者に提供する。バーコードリーダ223で読み取った管理情報で特定されるバッグが仕上品収納室301に収納されている場合には仕上品扉302を解錠する。
【選択図】 図1
【解決手段】 利用者に対して所定の管理情報を記憶したICタグ15が付されたバッグ10を配布しておき、第1のICカードリーダ220が該ICタグ15から管理情報を読み取ると所定の条件で投入口扉202を解錠する。バッグ10が投入され投入口扉202の閉鎖を検知すると、投入バッグ10のICタグ15から読み取った管理情報の一部又は全部をバーコードで預かり票に印字して利用者に提供する。バーコードリーダ223で読み取った管理情報で特定されるバッグが仕上品収納室301に収納されている場合には仕上品扉302を解錠する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えばコンビニエンスストアにおけるクリーニングサービスなどに用いられ、利用者からの洗濯物を預かるクリーニングボックスに関する。
一般に、洗濯物の引き受け及び仕上品の引き渡しを人手によって行うクリーニング店を利用する場合には、クリーニング店の営業時間内に来店しなければならないが、利用者の都合上、所定の営業時間内に来店することができず、クリーニング店の利用に不便を来すという問題があった。
そこで、前記問題を解決するために、利用者が任意に洗濯物を投入可能な洗濯物受付機と、洗濯済みの仕上品を収納する複数のロッカーとを備えた店舗装置が提案されている(特許文献1参照)。
この店舗装置では、利用者が店舗の洗濯物受付機に洗濯物を投入すると、洗濯物業者等が洗濯物を回収してクリーニング工場で洗濯した後、洗濯済みの仕上品は無人店舗のロッカーに収納され、利用者は仕上品をロッカーから任意に受け取るようになっている。その際、利用者が所定の会員カードを洗濯物受付機に挿入することにより、カードの識別情報から適正な利用者のカードであることが判別されると、洗濯物受付機又はロッカーの扉を解錠するようにしている。
特開平7−65231号公報
しかし、上記店舗装置では、利用者の識別を磁気カード等の会員カード等により行っているので、会員カードの盗難・紛失や磁気異常等が生じた場合には洗濯物を預けたり仕上品を引き取る事ができず、運用時における利便性・柔軟性に欠けるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、利用者が会員カード等を携行することなく洗濯物の預け入れやその仕上品の受け取りが可能なクリーニングボックスを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1では、利用者の洗濯物が収納された収納袋を収納する洗濯物収納部を備えたクリーニングボックスにおいて、洗濯物収納部への洗濯物の投入口を開閉する第1の扉と、第1の扉を解錠する第1の錠と、洗濯物の管理情報が記憶されたICタグを備えた収納袋が所定位置に近づくと前記ICタグから非接触で管理情報を読み取る第1のICタグリーダ装置と、第1のICタグリーダ装置でICタグから読み取った管理情報に基づき所定の条件で第1の錠を解錠する第1の制御装置とを備えたことを特徴とするものを提案する。
本発明に係るクリーニングボックスでは、洗濯物の預け入れや受け取りを所定の収納袋に収納した状態で行うものとする。また、この収納袋には所定の管理情報が記憶されたICチップが付設されているものとする。このような前提において、本発明に係るクリーニングボックスによれば、洗濯物を収納した収納袋がICタグリーダ装置に近づくと、収納袋に付されたICタグから管理情報が読み取り可能となる。そして、第1の制御装置が、ICタグから読み取った管理情報に基づき、所定の条件で、洗濯物収納部を開閉する第1の扉を開放可能に該第1の扉に付設した第1の錠を解錠する。すなわち、利用者は会員カード等を携行することなく所定の収納袋に洗濯物を収納しておけば、洗濯物の預け入れが可能となる。
また、請求項2では、請求項1記載のクリーニングボックスにおいて、前記ICタグに記憶された管理情報にはクリーニングボックスが設置されている店舗を識別する店舗識別情報を含み、前記第1の制御装置は、設置されている店舗の店舗識別情報を記憶した記憶手段を備えるとともに、少なくともICタグから読み取った店舗識別情報と前記記憶手段に記憶されている店舗識別情報が一致した場合に第1の錠を解錠することを特徴とするものを提案する。
本発明によれば、ICタグに記憶されている店舗識別情報とクリーニングボックスの記憶手段に記憶されている店舗識別情報が一致している場合にのみ第1の錠が解錠される。したがって、各店舗では自店舗の識別情報を記憶したICタグ付収納袋を利用者に配布することにより、当該利用者が誤って他の店舗に設置したクリーニングボックスに洗濯物を預け入れることを防止できる。これにより、洗濯物が行方不明になることを防止できるとともに、いわゆる利用者の囲い込みが可能となる。
また、請求項3では、請求項1又は2何れか1項記載のクリーニングボックスにおいて、洗濯物収納部に投入された収納袋のICタグから非接触で管理情報を読み取る第2のICタグリーダ装置と、所定の出力媒体に各種情報を記録して該出力媒体を利用者に提供する出力装置とを備え、前記第1の制御装置は、第2のICタグリーダ装置でICタグから読み取った管理情報の一部又は全部を前記出力媒体に記録して該出力媒体を利用者に提供することを特徴とするものを提案する。
本発明によれば、洗濯物収納部に収納袋が投入されると、該収納袋のICタグに記憶されている管理情報が第2のICタグリーダ装置から読み取り可能となる。そして、第1の制御装置は、読み取った管理情報の一部又は全部を出力装置から所定の出力媒体に記録して利用者に提供する。すなわち、この出力媒体を洗濯物の預かり票として用いることができる。
また、請求項4では、請求項3記載のクリーニングボックスにおいて、前記第1の制御装置は、現在日時を計時する計時手段と、計時手段で計時されている現在日時に基づき仕上がり予定日を算出する仕上予定日算出手段とを備えるとともに、前記出力媒体に仕上予定日を記録することを特徴とするものを提案する。
本発明によれば、洗濯物を預け入れた際に出力される出力媒体に、該洗濯物の仕上がり予定日が記録されるので、利用者にとって利便性の高いものとなる。
また、請求項5では、請求項3又は4何れか1項記載のクリーニングボックスにおいて、前記ICタグに記憶された管理情報には収納袋を一意に識別する収納袋識別情報を含み、前記第1の制御装置は、少なくとも第2のICタグリーダ装置でICタグから読み取った収納袋識別情報を出力媒体に記録することを特徴とするものを提案する。
本発明によれば、洗濯物を預け入れた際に出力される出力媒体に、該洗濯物を収納した収納袋の識別情報が記録されるので、一人の利用者が複数の収納袋を用いる場合であっても預け入れた洗濯物を確実に特定することができる。
なお、請求項3乃至5の発明において、出力媒体としては種々のものを用いることができ、出力装置は出力媒体に応じたものとなる。例えば、出力媒体として紙を用いる場合には出力装置としてプリンタを用いればよく、出力媒体として磁気カードを用いる場合には出力装置として磁気カードライタ等を用いればよい。また、出力媒体への記録は、後述するように所定の読み取り装置で情報を読みとれるような形態で出力すると好適である。例えば、紙に印字する場合には、バーコード等の符号化シンボルを利用すると好適である。
このような形態として、請求項6では、請求項3乃至5何れか1項記載のクリーニングボックスにおいて、前記出力装置は前記出力媒体として紙を用いた印刷装置からなり、前記第1の制御装置は管理情報の一部又は全部をバーコードとして印刷することを特徴とするものを提案する。
また、請求項7では、請求項5記載のクリーニングボックスにおいて、洗濯済みの仕上品が収納された収納袋を収納する仕上品収納部と、仕上品収納部を開閉する第2の扉と、第2の扉を施錠する第2の錠と、仕上品収納部内に収納されている収納袋のICタグから収納袋識別情報を読み取る第3のICタグリーダ装置と、前記出力装置で出力した出力媒体から収納袋識別情報を読み取る読取装置と、前記読取装置で出力媒体から読み取った収納袋識別情報が前記第3のICタグリーダ装置で読み取り可能な場合に前記第2の錠を解錠する第2の制御装置とを備えたことを特徴とするものを提案する。
本発明によれば、洗濯済みの仕上品が収納された収納袋が仕上品収納部内に収納されていると、第3のICタグリーダ装置が当該収納袋の識別情報を読み取り可能となる。第2の制御装置は、洗濯物を預け入れた際に出力され且つ収納袋の識別情報が記録された出力媒体から収納袋の識別情報を読み取り装置が読み取ると、当該識別情報を有する収納袋が仕上品収納部内に収納されているかを判定し、収納されている場合には、仕上品収納部を開閉する第2の扉を開放可能に該第2の扉に付設した第2の錠を解錠する。これにより、利用者は預かり票として出力媒体を提示するだけで仕上品を受け取ることができる。
また、請求項8では、請求項5記載のクリーニングボックスにおいて、洗濯済みの仕上品が収納された収納袋を収納する仕上品収納部と、仕上品収納部に収納された収納袋を仕上品収納部から搬出する仕上品搬出装置と、仕上品収納部内に収納されている収納袋のICタグから収納袋識別情報を読み取る第3のICタグリーダ装置と、前記出力装置で出力した出力媒体から収納袋識別情報を読み取る読取装置と、前記読取装置で出力媒体から読み取った収納袋識別情報が前記第3のICタグリーダ装置で読み取り可能な場合に該収納袋識別情報に対応する収納袋を搬出するよう仕上品搬出装置を制御する第3の制御装置とを備えたことを特徴とするものを提案する。
本発明によれば、洗濯済みの仕上品が収納された収納袋が仕上品収納部内に収納されていると、第3のICタグリーダ装置が当該収納袋の識別情報を読み取り可能となる。第3の制御装置は、洗濯物を預け入れた際に出力され且つ収納袋の識別情報が記録された出力媒体から収納袋の識別情報を読み取り装置が読み取ると、当該識別情報を有する収納袋が仕上品収納部内に収納されているかを判定し、収納されている場合には、当該収納袋を仕上品収納部から搬出するよう仕上品搬出装置を制御する。これにより、利用者は預かり票として出力媒体を提示するだけで仕上品を受け取ることができる。
さらに、請求項9では、請求項7又は8何れか1項記載のクリーニングボックスにおいて、前記読取装置で読み取った収納袋識別情報とは異なる収納袋識別情報を有するICタグの収納袋が仕上品収納部から取り出されると所定の警告を発する警告手段を備えたことを特徴とするものを提案する。
本発明によれば、誤った収納袋が仕上品収納部から取り出されると所定の警告が発せられるので洗濯物が他人の手に渡るなどの事態を未然に防止できる。
以上説明したように本発明によれば、利用者は会員カード等を携行することなく所定の収納袋に洗濯物を収納しておけば、洗濯物の預け入れが可能となる。また、洗濯物を預け入れた際に提供される出力媒体を用いて、仕上品の受け取りが可能となる。
(第1の実施の形態)
本発明の一実施の形態に係るクリーニングボックスについて図面を参照して説明する。図1はクリーニングボックスの正面図、図2はICタグに記録した管理情報の一例を説明する図、図3はクリーニングボックスの側断面図(図3(a)は図1のA線断面図、図3(b)はB線断面図)である。
本発明の一実施の形態に係るクリーニングボックスについて図面を参照して説明する。図1はクリーニングボックスの正面図、図2はICタグに記録した管理情報の一例を説明する図、図3はクリーニングボックスの側断面図(図3(a)は図1のA線断面図、図3(b)はB線断面図)である。
このクリーニングボックス100は、コンビニエンスストアなどの店舗に設置して利用されるものであり、いわゆるクリーニングの取り次ぎ業務を支援する装置である。具体的には、図1に示すように、利用者の洗濯物を所定のバッグ10に収納した状態で受け付けて保管するとともに、洗濯済みの仕上品を前記バッグ10に収納した状態で保管しておき該バッグ10を利用者に引き渡す。
バッグ10は、取り次ぎ業務の事業者(店舗の事業者)が各利用者に配布する。このバッグ10には所定の管理情報が記録されたICタグ15が付設している。ICタグ15は所定のリーダ装置やライタ装置との間で無線により非接触でデータ通信可能である。このICタグ15に記録されている利用者の管理情報の一例を図2に示す。この管理情報は、図2に例示するように、各店舗を識別する店舗番号と、利用者の会員番号と、一の利用者に複数のバッグ10を配布する際に各バッグ10を識別するための連番とからなる。管理情報は、利用者にバッグ10を配布する際などに所定のライタ装置で記録しておく。
図1及び図3を参照してクリーニングボックス100の詳細を説明する。クリーニングボックス100は、洗濯物を収納する洗濯物収納部200と、洗濯済みの仕上品を収納する仕上品収納部300とを左右方向に併設した構造となっている。
洗濯物収納部200の前面上部には洗濯物を投入する投入口201が形成されている。この投入口201には投入口扉202が付設されている。投入口201の下部には投入された洗濯物を保管する洗濯物収納室203が形成されている。この洗濯物収納室203は収納室扉204により開閉可能となっている。洗濯物収納室203と投入口201との間は箱状の部材からなる機械室205により仕切られている。機械室205は洗濯物収納部200の前後方向略半分を占める大きさに形成されており、機械室205の後方空間は投入口201から投入された洗濯物が落下する通路となっている。機械室205の上面の前部から中部に亘っては前方に傾斜しており、上面の後部は逆に後方に傾斜している。
投入口扉202には電磁ロック錠を備えた投入口扉錠210が付設されている。また、収納室扉204には機械鍵により施錠・解錠する収納室扉錠211が付設されている。さらに、投入口201の近傍にはマイクロスイッチや光センサ等からなり投入口扉202の開閉を検知する投入口扉開閉検知センサ212が設けられている。
機械室205には、クリーニングボックス100の前方近傍においてバッグ10のICタグ15から管理情報を読み取る第1のICタグリーダ220と、投入口201から洗濯物収納室203へと落下するバッグ10のICタグ15から管理情報を読み取る第2のICタグリーダ221と、利用者に対して洗濯物の預かり票50を提供するプリンタ222と、預かり票50に印字されているバーコードを読み取るバーコードリーダ223と、制御装置400とが設けられている。
仕上品収納部300の内側は仕上品を収納する仕上品収納室301が形成されており、該仕上品収納室301は仕上品扉302により開閉可能となっている。この仕上品扉302には電磁ロック錠を備えた仕上品扉錠310が付設されている。また、仕上品収納室301にはマイクロスイッチや光センサ等からなり仕上品扉302の開閉を検知する仕上品扉開閉検知センサ311が設けられている。さらに、仕上品収納室301には室内に保管されている各バッグ10のICタグ15から管理情報を読み出す第3のICタグリーダ320が設けられている。ここで、第3のICタグリーダ320は仕上品収納室301に複数のバッグ10が保管されている場合であっても各バッグのICタグ15からそれぞれ管理情報を読み出し可能である。
また、仕上品収納室301には、左右方向に懸架されバッグ10を釣り下げ可能な仕上品支持棒303が、複数上下に並んで設けられている。
図4に本実施の形態に係るクリーニングボックスの制御ブロック図を示す。図4に示すように、制御装置400は、洗濯物の受け付け制御を行う受付制御部410と、仕上品の引き渡し制御を行う引渡制御部420とに大別される。
受付制御部410は、設置店舗の店舗番号や店舗名の店舗情報を記憶した店舗情報記憶部411と、投入口扉錠210を制御することにより投入口扉202を解錠・施錠する投入口扉開閉制御部412と、洗濯物を受付した後に利用者に提供する預かり票50を作成する預かり票作成部413と、現在日時を計時するタイマ414とを備えている。
引渡制御部420は、仕上品収納室301に収納されているバッグ10のICタグ15に記憶されている管理情報のリストを記憶するバッグリスト記憶部421と、仕上品扉錠310を制御することにより仕上品扉302を解錠・施錠する仕上品扉開閉制御部422と、利用者に対して各種警告音等を発するためのスピーカ423とを備えている。ここで、バッグリスト記憶部421に記憶されているバッグリストは、業者が仕上品を仕上品収納室301に収納した際、及び、後述するように仕上品を引き渡した際に更新される。
次に、本実施の形態に係るクリーニングの動作について説明する。まず、利用者の洗濯物を受け付ける際の動作について図5のフローチャートを参照して説明する。洗濯物の受け付け動作は受付制御部410が制御する。
図5に示すように、洗濯物の受け付け動作は、利用者が洗濯物を収納したバッグ10を第1のICタグリーダ220に近付けた際に、該第1のICタグリーダ220がバッグ10を検出することにより開始する(ステップS1)。具体的には、第1のICタグリーダ220が、バッグ10に付設したICタグ15から管理情報を読み取り可能となると、受付制御部410の投入口扉開閉制御部412は受付動作を開始する。
投入口扉開閉制御部412は、ICタグ15から読み取った管理情報に含まれる店舗番号と、店舗情報記憶部411に含まれる店舗番号とを対比する(ステップS2)。両者が一致しない場合には当該バッグ10は利用不可であるので、投入口扉開閉制御部412は処理を終了する。一方、店舗番号が一致する場合には、投入口扉錠210を解錠するよう制御することにより投入口扉202を開閉可能とする(ステップS3)。これにより、利用者は投入口扉202を開放して、洗濯物入りバッグ10の投入が可能となる。
利用者が洗濯物入りバッグ10を投入口201に投入すると、該バッグ10は機械室205の後方通路を落下する。投入口扉開閉制御部412は、第2のICタグリーダ221を用いて落下中のバッグ10のICタグ15から管理情報を読み出す(ステップS4)。この処理は、投入口扉開閉検知センサ212が投入口扉202の閉鎖を検出するまで継続する(ステップS5)。すなわち、利用者は複数のバッグ10を投入可能である。投入口扉開閉検知センサ212が投入口扉202の閉鎖を検出すると(ステップS5)、投入口扉開閉制御部412は、投入口扉錠210を施錠するよう制御する(ステップS6)。
次に、預かり票作成部413は、洗濯物の仕上予定日を算出する(ステップS7)。仕上予定日の算出方法について図6のフローチャートを参照して算出する。まず、タイマ414で計時されている現在時刻が予め設定されている所定の集荷時刻(例えばAM9時)より前であるか否かを判定し(ステップS7a)、現在時刻が集荷時刻より前である場合には、タイマ414で計時されている現在の日(本日)に、予め設定されている所定の仕上日数(例えば1日)を加えた日を仕上がり予定日とする(ステップS7b)。一方、現在時刻が集荷時刻以降である場合には、タイマ414で計時されている現在の日(本日)に前記仕上日数を加えた日の翌日を仕上がり予定日とする(ステップS7c)。
次に、預かり票作成部413は、プリンタ222を用いて預かり票50を印字して利用者に提供する(ステップS8)。図7に預かり票50の一例を示す。預かり票50は、図7に示すように、店舗番号、店舗名、会員番号、受付番号、受付日時、仕上日時、受付バッグ数、バーコードを所定の用紙に印字したものである。ここで、会員番号は第2のICタグリーダ221で読みとった管理情報に含まれるものである。また、受付番号は、所定の記憶手段(図示省略)に記憶され、洗濯物の受け付けを行うたびに増加させる連番である。また、受付日時は、タイマ414で計時されている現在日時である。また、仕上日時は、前記ステップS7で算出した仕上予定日に所定の納入時刻(例えばPM3時)を付加したものである。預かり票作成部413は、この受付番号は所定期間(例えば1日)毎に0にリセットする。また、バーコードは、第2のICタグリーダ221で読みとった管理情報の全部又は一部(本実施の形態では全部)を符号化したものである。預かり票作成部413は、投入されたバッグ10が複数の場合には、各バッグ10のICタグ15に記憶されている管理情報をそれぞれ印字する。バーコードとしては2次元バーコード等を含め種々の規格のものを用いることができる。
次に、利用者に洗濯物を引き渡す際の動作について図8のフローチャートを参照して説明する。洗濯物の引き渡し動作は引渡制御部420が制御する。
図8に示すように、洗濯物の引き渡し動作は、利用者が預かり票50をバーコードリーダ223に近付けた際に、該バーコードリーダ223が預かり票50を検出することにより開始する(ステップS11)。具体的には、バーコードリーダ223が、預かり票50に印字されたバーコードから管理情報を読み取り可能となると、引渡制御部420の仕上品扉開閉制御部422は受付動作を開始する。
仕上品扉開閉制御部422は、バーコードリーダ223が読み取った管理情報がバッグリスト記憶部421に登録されているかを判定する(ステップS12)。前述したようにバッグリスト記憶部421には、業者が仕上品を仕上品収納室301に収納した際及び仕上品を引き渡した際に、仕上品収納室301に収納されているバッグ10のICタグ15に記憶されている管理情報のリストが登録されている。したがって、バーコードリーダ223が読み取った管理情報がバッグリスト記憶部421に登録されていない場合には、仕上品がまだ仕上品収納室301に収納されていないので、仕上品扉開閉制御部422は処理を終了する。一方、登録されている場合には、仕上品扉錠310を解錠するよう制御することにより仕上品扉302を開閉可能とする(ステップS13)。これにより、利用者は仕上品扉302を開放して、洗濯物入りバッグ10を取り出し可能となる。
仕上品扉開閉検知センサ311が仕上品扉302の閉鎖を検出すると(ステップS14)、仕上品扉開閉制御部422は、仕上品扉錠310を施錠するよう制御する(ステップS15)。次いで、仕上品扉開閉制御部422は、第3のICタグリーダ320を用いて仕上品収納室301内にある各バッグ10のICタグ15から管理情報を読み取り(ステップS16)、読み取った管理情報のリストと、バッグリスト記憶部421に記憶されているリストとを対比する(ステップS17)。そして、両者が一致する場合には、仕上品扉開閉制御部422は処理を終了する。これは、仕上品扉302を開放したものの利用者がバッグ10を取り出さなかった場合に該当する。一方、読み取った管理情報のリストが、バッグリスト記憶部421に記憶されているリストからバーコードリーダ223で読み取った管理情報のみを除外したものと一致する場合には(ステップS18)、読み取った管理情報のリストでバッグリスト記憶部421を更新する(ステップS19)。一方、一致しない場合には、利用者が間違ったバッグ10を取り出したことになるので、仕上品扉開閉制御部422はスピーカ423から所定の警告音を発して処理を停止する(ステップS20)。
以上のような処理により、利用者は洗濯物を所定のバッグ10に収納し、このバッグ10を第1のICタグリーダ220にかざせば、会員カード等を携行することなく洗濯物をクリーニングボックス100に預け入れることができる。また、ICタグ15に記憶する管理情報には一の会員番号に対して付せられた連番が含まれているので、利用者に対して複数のバッグ10を配布可能であるとともに、複数のバッグ10を同時に預け入れることができる。
さらに、利用者は、預け入れ時にクリーニングボックス100から出力された預かり票50をバーコードリーダ223に読み取らせれば、仕上品を受け取ることができる。このとき、利用者が間違ったバッグ10を取り出した場合には警告音が発せられるのでセキュリティの観点から好適である。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係るクリーニングボックスについて図面を参照して説明する。本実施の形態に係るクリーニングボックスが第1の実施の形態と異なる点は仕上品収納部の構成にある。
本発明の第2の実施の形態に係るクリーニングボックスについて図面を参照して説明する。本実施の形態に係るクリーニングボックスが第1の実施の形態と異なる点は仕上品収納部の構成にある。
具体的には、図9に示すように、仕上品収納室301を複数設けるとともに、各仕上品収納室301に対応して仕上品扉302、仕上品扉錠310、仕上品扉開閉検知センサ311、第3のICタグリーダ320を複数設けた。そして、バッグリスト記憶部421は、収納しているバッグ10のICタグ15に記憶されている管理情報のリストを、各仕上品収納室301毎に記憶する。また、仕上品扉開閉制御部422は、バーコードリーダ223で読み取った管理情報がバッグリスト記憶部421に登録されている場合には、当該バッグ10が収納されている仕上品収納室301に対応する仕上品扉錠310のみを解錠制御する。他の構成・動作等については第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態に係るクリーニングボックスによれば、仕上品収納室301が複数の部屋に区画されており、しかも必要な仕上品扉302のみを開放できるので、利用者が誤った仕上品を取り出す機会を減少させることができる。特に、1つの仕上品収納室301には一人の利用者のバッグ10しか収納しない、さらには1つの仕上品収納室301には1つのバッグ10しか収納しないという運用形態を採用すれば、仕上品を確実に本人に引き渡すことができる。他の作用・効果は第1の実施の形態と同様である。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係るクリーニングボックスについて図面を参照して説明する。本実施の形態に係るクリーニングボックスが第1の実施の形態と異なる点は仕上品収納部の構成にある。
本発明の第3の実施の形態に係るクリーニングボックスについて図面を参照して説明する。本実施の形態に係るクリーニングボックスが第1の実施の形態と異なる点は仕上品収納部の構成にある。
具体的には、図10に示すように、1つのバッグ10のみを収納する仕上品収納室301を複数設けるとともに、各仕上品収納室301にはバッグ10を搬出する仕上品搬出装置330と、第3のICタグリーダ320を複数設けた。そして、バッグリスト記憶部421は、各仕上品収納室301について、収納しているバッグ10のICタグ15に記憶されている管理情報を記憶する。また、仕上品扉開閉制御部422は、バーコードリーダ223で読み取った管理情報がバッグリスト記憶部421に登録されている場合には、当該バッグ10が収納されている仕上品収納室301に対応する仕上品搬出装置330を制御して、当該バッグ10を搬出して利用者に引き渡す。他の構成・動作等については第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態に係るクリーニングボックスによれば、利用者が預かり票50をバーコードリーダに読み取らせることにより、当該預かり票50に対応した仕上品が仕上品搬出装置330により搬出される。したがって、利用者に誤ったバッグ10を受け渡すことを未然に防止できる。他の作用・効果は第1の実施の形態と同様である。
以上本発明の実施の形態について詳述したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記実施の形態では、店舗番号・会員番号・連番の組を管理情報としてICタグ15に記録していたが、バッグ10及び利用者を一意に識別可能となれば他の番号形態を採用してもよい。
また、上記実施の形態では、該紙媒体である預かり票50に管理情報をバーコード形式で印字するとともに、預かり票50に印字した管理情報を読み取るためにバーコードリーダ232を設けているが、管理情報の記録媒体・記録形式・読み取り形式は他の手段を用いてもよい。例えば、管理情報を文字列で紙媒体に記録するとともに読み取り装置としてOCR装置を用いてもよい。また例えば、裏面等に磁気記憶領域を有する紙媒体を用い、利用者向けに必要な情報(仕上日時等)を表面に印字するとともに磁気記憶領域に管理情報の一部又は全部を記録する。そして、管理情報の読み取り装置として磁気情報読み取り装置を用いてもよい。その他、種々の記録媒体を用いることができる。
さらに、上記実施の形態に係るクリーニングボックスでは、洗濯物収納部200と仕上品収納部300とを一体に形成しているが、仕上品収納部300を有せず専ら洗濯物の受け付けだけをするものであってもよく、また、洗濯物収納部200と仕上品収納部300とをそれぞれ別々の筐体として分離独立して設けてもよい。
10…バッグ、15…ICタグ、50…預かり票、100…クリーニングボックス、200…洗濯物収納部、201…投入口、202…投入口扉、203…洗濯物収納室、210…投入口扉錠、212…投入口扉開閉検知センサ、220…第1のICタグリーダ、221…第2のICタグリーダ、222…プリンタ、223…バーコードリーダ、300…仕上品収納部、301…仕上品収納室、302…仕上品扉、310…仕上品扉錠、311…仕上品扉開閉検知センサ、320…第3のICタグリーダ、400…制御装置、410…受付制御部、420…引渡制御部
Claims (9)
- 利用者の洗濯物が収納された収納袋を収納する洗濯物収納部を備えたクリーニングボックスにおいて、
洗濯物収納部への洗濯物の投入口を開閉する第1の扉と、
第1の扉を施錠する第1の錠と、
洗濯物の管理情報が記憶されたICタグを備えた収納袋が所定位置に近づくと前記ICタグから非接触で管理情報を読み取る第1のICタグリーダ装置と、
第1のICタグリーダ装置でICタグから読み取った管理情報に基づき所定の条件で第1の錠を解錠する第1の制御装置とを備えた
ことを特徴とするクリーニングボックス。 - 前記ICタグに記憶された管理情報にはクリーニングボックスが設置されている店舗を識別する店舗識別情報を含み、
前記第1の制御装置は、設置されている店舗の店舗識別情報を記憶した記憶手段を備えるとともに、少なくともICタグから読み取った店舗識別情報と前記記憶手段に記憶されている店舗識別情報が一致した場合に第1の錠を解錠する
ことを特徴とする請求項1記載のクリーニングボックス。 - 洗濯物収納部に投入された収納袋のICタグから非接触で管理情報を読み取る第2のICタグリーダ装置と、所定の出力媒体に各種情報を記録して該出力媒体を利用者に提供する出力装置とを備え、
前記第1の制御装置は、第2のICタグリーダ装置でICタグから読み取った管理情報の一部又は全部を前記出力媒体に記録して該出力媒体を利用者に提供する
ことを特徴とする請求項1又は2何れか1項記載のクリーニングボックス。 - 前記第1の制御装置は、現在日時を計時する計時手段と、計時手段で計時されている現在日時に基づき仕上がり予定日を算出する仕上予定日算出手段とを備えるとともに、前記出力媒体に仕上予定日を記録する
ことを特徴とする請求項3記載のクリーニングボックス。 - 前記ICタグに記憶された管理情報には収納袋を一意に識別する収納袋識別情報を含み、
前記第1の制御装置は、少なくとも第2のICタグリーダ装置でICタグから読み取った収納袋識別情報を出力媒体に記録する
ことを特徴とする請求項3又は4何れか1項記載のクリーニングボックス。 - 前記出力装置は前記出力媒体として紙を用いた印刷装置からなり、
前記第1の制御装置は管理情報の一部又は全部をバーコードとして印刷する
ことを特徴とする請求項3乃至5何れか1項記載のクリーニングボックス。 - 洗濯済みの仕上品が収納された収納袋を収納する仕上品収納部と、
仕上品収納部を開閉する第2の扉と、
第2の扉を施錠する第2の錠と、
仕上品収納部内に収納されている収納袋のICタグから収納袋識別情報を読み取る第3のICタグリーダ装置と、
前記出力装置で出力した出力媒体から収納袋識別情報を読み取る読取装置と、
前記読取装置で出力媒体から読み取った収納袋識別情報が前記第3のICタグリーダ装置で読み取り可能な場合に前記第2の錠を解錠する第2の制御装置とを備えた
ことを特徴とする請求項5記載のクリーニングボックス。 - 洗濯済みの仕上品が収納された収納袋を収納する仕上品収納部と、
仕上品収納部に収納された収納袋を仕上品収納部から搬出する仕上品搬出装置と、
仕上品収納部内に収納されている収納袋のICタグから収納袋識別情報を読み取る第3のICタグリーダ装置と、
前記出力装置で出力した出力媒体から収納袋識別情報を読み取る読取装置と、
前記読取装置で出力媒体から読み取った収納袋識別情報が前記第3のICタグリーダ装置で読み取り可能な場合に該収納袋識別情報に対応する収納袋を搬出するよう仕上品搬出装置を制御する第3の制御装置とを備えた
ことを特徴とする請求項5記載のクリーニングボックス。 - 前記読取装置で読み取った収納袋識別情報とは異なる収納袋識別情報を有するICタグの収納袋が仕上品収納部から取り出されると所定の警告を発する警告手段を備えた
ことを特徴とする請求項7又は8何れか1項記載のクリーニングボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005026627A JP2006212145A (ja) | 2005-02-02 | 2005-02-02 | クリーニングボックス |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005026627A JP2006212145A (ja) | 2005-02-02 | 2005-02-02 | クリーニングボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006212145A true JP2006212145A (ja) | 2006-08-17 |
Family
ID=36975843
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005026627A Pending JP2006212145A (ja) | 2005-02-02 | 2005-02-02 | クリーニングボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006212145A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022125138A (ja) * | 2020-01-15 | 2022-08-26 | 株式会社デジジャパン | 会計処理システム、プログラム、及び会計処理方法 |
-
2005
- 2005-02-02 JP JP2005026627A patent/JP2006212145A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022125138A (ja) * | 2020-01-15 | 2022-08-26 | 株式会社デジジャパン | 会計処理システム、プログラム、及び会計処理方法 |
JP7287617B2 (ja) | 2020-01-15 | 2023-06-06 | 株式会社デジジャパン | 会計処理装置、プログラム、及び会計処理方法 |
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