JP7089561B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
従来のICタグに関する技術としては、例えば複数のキャビネット内に収容された各ファイルから情報の読み取りを夫々行うことにより、どのファイルがどのキャビネットから持ち出され、どのキャビネットに収容されたかを管理する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
1以上の物品を収容可能な収容部を有するキャビネットに対して、当該1以上の物品の夫々の入出庫を管理する情報処理装置であって、
前記1以上の物品のうち所定物品について前記キャビネットの前記収容部への入出庫を試みるユーザが、前記キャビネットに対するアクセスが許可されている者か否かの認証を試みる認証手段と、
前記認証手段により認証された前記ユーザにより前記所定物品が入出庫されたとき、当該所定物品を識別可能な情報である物品識別情報と、当該所定物品の入出庫の状況を示す入出庫情報とを前記キャビネットから取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記物品識別情報と、前記入出庫情報と、認証に用いられた前記ユーザのユーザ情報と、を対応付けて管理する管理手段と、
を備える。
図1は、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバを含む情報処理システムの構成を示す図である。
この情報処理システムは、キャビネット1に入出庫される物品Gとその物品Gを入出庫するユーザUとを管理するものであり、例えばレンタルロッカー等のサービスに利用される。
サーバ2は、キャビネット1に入出庫される物品Gの情報とその物品Gを入出庫するユーザUの情報とを管理する。管理端末3は、管理者が操作することでキャビネット1の管理状況が閲覧可能である。ユーザ端末4は、ユーザUがキャビネット1を利用する際にWeb上から予約を行うための端末である。
ICタグ17は、例えばHF(High Frequency)帯を利用したRFID(Radio Frequency IDentifier)であり、個体識別情報(以下これを「タグID」と称す)を記憶した記憶素子(ICチップ)とアンテナを1チップで構成したものである。ICタグ17は、無線タグともいう。
ICタグ17は、電波を用いたICタグリーダ等のICタグ通信装置(この例では後述の図3のICタグ通信部41)と近距離の無線通信によって情報をやりとりする。近距離とは、キャビネット1の収容範囲程度を言う。
即ち、本例では、キャビネット1に収容されて入出庫の対象となる1以上の物品Gの夫々は、夫々に取り付けられたICタグ17のタグIDにより特定可能となるように管理される。
ICカード14は、例えばカード番号、有効期限、及びユーザID等のユーザ識別情報を含むカード情報がICチップに記憶されたカード状の記録媒体である。ICカード14は、カードリーダ15に接近させることで、カードリーダ15によってICチップの情報が読み取られてユーザ認証に利用される。
タッチパネル16は、タッチ操作可能なディスプレイである。タッチ操作が不要な場合は単純なディスプレイのみであってもよい。この他のキャビネット1の機能については、後述の図3の説明で詳述する。
図2に示すように、サーバ2は、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memory)23と、バス24と、入出力インターフェース25と、出力部27と、入力部28と、記憶部29と、通信部30と、ドライブ31と、を備えるコンピュータである。
入力部28は、各種ハードウェア釦等を備え、利用者の指示操作に応じて入力される各種情報を受け付ける。
通信部30は、例えばLANインターフェース等であり、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(図1の例では管理端末3やユーザ端末4等)との間で通信を行う。
保管情報記憶部42には、ユーザUによりキャビネット1に預けられた物品Gの情報、及びユーザUによりキャビネット1から取り出された物品Gの情報が記憶される。即ち保管情報記憶部42には、キャビネット1に入出庫された物品Gの情報が記憶される。
タッチパネル16は、サーバ2から提供される情報を表示し、ユーザUのタッチ操作にて入力を受け付ける。
ドアセンサ43は、ドア13の開閉を検出する。施錠部47は、閉じたドア13を施錠する。施錠部47は、制御部49により制御されてドア13を施錠又は解錠する。
制御部49は、サーバ2から受信される制御情報に応じてキャビネット1の各部を制御する。
サーバ2の記憶部29には、キャビネット1の情報を管理するための管理情報記憶部51が設けられている。管理情報記憶部51には、物品管理テーブルが設けられている。
物品管理テーブルは、物品識別情報と、物品Gの名称や種別、特定の物品を示す属性情報等の物品情報とが対応して記憶されたテーブルである。
物品識別情報は、個々の物品Gを識別するための識別情報である物品IDや、物品Gに取り付けられているICタグ17のタグID等を含む。特定の物品としては、例えば車のキー等が該当する。特定の物品の属性情報には、特定の物品を示すフラグが付与される。
管理情報記憶部51には、入出庫管理テーブルが設けられている。入出庫管理テーブルには、キャビネット1内の物品Gの現在の在庫情報等が記憶されている。現在の在庫情報は、例えばキャビネット1内に保管されている物品Gの物品IDと数量等である。
管理情報記憶部51には、予約テーブルが設けられている。予約テーブルには、予約日時、物品ID、収容部11における物品Gの収容位置等が記憶されている。
管理情報記憶部51には、履歴管理テーブルが設けられている。履歴管理テーブルには、入出庫された物品Gの物品ID、入出庫日時等が記憶されている。
管理情報記憶部51には、ユーザ管理テーブルが設けられている。ユーザ管理テーブルには、ユーザ認証情報が記憶されている。ユーザ認証情報は、会員登録したユーザUのユーザID及びカード情報が含まれる。
入出庫情報は、物品Gが入庫されたか出庫されたかを示すステータスや、入庫日時、出庫日時等の日付情報を含む。日付情報には、時刻なども含まれる。
認証部61は、情報取得部60により取得されたユーザIDが管理情報記憶部51のユーザ管理テーブルに予め登録されていると判定した場合、キャビネット1に対するアクセスがユーザUに許可されていると判定し、認証結果として「認証成功」を出力する。
なお、認証部61による認証処理は、キャビネット全体に対してアクセスが許可されている場合と、物品単位でアクセスが許可されている場合との両方を含む。
予約制御部62は、受け付けた予約情報を基に、管理情報記憶部51の入出庫情報(現在の在庫情報)と予約テーブルの予約情報とを参照して、予約可能か否かを判定し、判定の結果、予約可能であれば、ユーザに予約を促すメッセージを提示する。
予約制御部62は、予約を促すメッセージを提示後、ユーザにより予約確定の操作が行われると、予約の確定と判定し、その予約情報を予約テーブルに登録する。
具体的には、物品管理部63は、キャビネット1に収容された物品Gを入庫(入荷)、キャビネット1から取り出された物品Gを出庫(出荷)として、入出庫管理テーブルの物品IDに対応する数量を加算及び減算して、キャビネット1の庫内における物品Gの在庫状況を管理する。
ユーザ管理部64は、ユーザ管理テーブルにてユーザUのユーザ情報を管理する。ユーザ情報は、ユーザUを識別するためのユーザID及びパスワード、ユーザUが事前登録したICカード14のカード情報を含む。カード情報は、例えばカード番号、有効月日などを含む。
この情報処理システムでは、ユーザUがキャビネット1の利用予約を行う際、又はその前にユーザ端末4において予約サイトから会員登録をしておく必要がある。ユーザUが事前に会員登録を行うことで、会員に対してユーザIDが発行され、ユーザUに通知される。会員登録したユーザUの情報は、サーバ2の管理情報記憶部51のユーザ管理テーブルに記憶される。
そして、図4のステップS1において、ユーザUは、保管対象の物品GにICタグ17を貼り付けて、物品Gをキャビネット1の設置場所に持参する。
施錠部47は、上記情報を受けてドア13の施錠を解錠する。これにより、ユーザUは、ステップS3において、キャビネット1のドア13を自身の手で開放し、持参した物品Gを入庫することができる。
サーバ2では、ICタグ17の情報が受信されると、キャビネット情報管理部66は、受信されたICタグ17の情報を基に、管理情報記憶部51の各テーブルを参照して、入庫された物品Gの物品管理情報を生成し、入出庫管理テーブルに記憶する。
物品管理情報は、例えば物品ID、物品種別、物品名、タグID、属性情報(車のキー等の特定の物品にはフラグが付与される)、ユーザID、入庫日時、ステータス(入庫又は在庫)などが対応付けられた情報である。この他、庫内に収容された物品Gの位置(収容部11の棚の何段目等の棚番号や右から何枠目といった枠番等)が特定された場合は、物品Gの保管位置も物品管理情報の1つとして記憶される。
この場合、上記ICカード14によるユーザ認証により、認証が成功した場合、キャビネット1のドア13の施錠が解錠されるので、ユーザUは、図5のステップS11のように、ドア13を開けて、物品Gを入庫する。
サーバ2では、ドア13の開放を示す検出情報を受け取ったキャビネット制御部67が、ステップS12において、タイマー動作を開始する。
このようにこの第2動作例によれば、キャビネット1に保管する物品Gの紛失等を防ぎ、セキュリティを向上することができる。
この場合、図6に示すように、ユーザUが、キャビネット1のカードリーダ15に、解錠用のICカード14をかざすと、カードリーダ15は、ICカード14からカード情報を読み取り、読み取ったカード情報をユーザ情報として受け付け、通信部45を通じてサーバ2に送信する。
ドア13の施錠が解錠されると、ステップS24において、ユーザUは、キャビネット1のドア13を自身の手で開放し、預けていた車のキーを出庫し、車を運転して帰宅することができる。
この場合、サーバ2では、Webサイト公開部68が、キャビネット1への物品Gの入出庫を予約するサービスを提供する予約サイト(Webサイト)をネットワークN上に公開する。
即ち、だれが、いつ、なにをキャビネット1から出し入れしたか、出し入れするか等の入出庫管理を総合的に行うことができる。
上記実施形態では、予約サイトでキャビネット1の利用予約をする例を説明したが、この他、例えばマンションのシェア用共有部の予約に活用してもよい。
キャビネット1を物品Gのレンタルサービスに利用する場合、物品Gを貸し出した際にレンタル期間内に物品Gが返却されたかどうか、返却予定日が近づいたら、ユーザ端末4に通知するようにしてもよい。
オフィスにキャビネット1を配置する際に、キャビネット1に設けたタッチパネルやディスプレイにオフィスで利用する商品の広告を表示することで、オフィスからのオフィス製品の注文を受けることができる。キャビネット1を配置するオフィスの掲示板等に活用することができる。キャビネット1のドア13の全面にディスプレイを配置してもよい。
キャビネット1と自動販売機とをセットにしたシステムとし、レンタル品の貸し出しと商品の販売とを同時に行うことで、レンタル品を借りた人と商品を買った人の情報を全て収集し、利用者の分析に利用してもよい。
キャビネット1を用いた傘の貸し出しサービスや大学生協での利用等も想定できる。また、複数のICカードを用いた2段階認証でアルコールの販売等も可能になる。
キャビネット1に機密書類を保管する際には、ユーザUに応じた解錠権限を設定し、持ち出せる人を限定するようにしてもよい。上記実施形態ではユーザ認証用にICカード14を用いたが、生体認証等でユーザ認証を行ってもよい。
会社の出入口にキャビネット1を配置し、従業員が退出する際にICタグ17やICタグ17を貼り付けた媒体をキャビネット1に収容し、出勤したときにキャビネット1から媒体を持ち出すようにして、タイムカードの代わりに運用してもよい。
出前サービスにキャビネット1を活用し、出前の容器がキャビネット1に返却されると、店のアドレスにアラートを出力するようにしてもよい。無人販売機としての運用も考えられる。
以下、本発明の情報処理装置に係る第2実施形態を説明する。
まず、図8乃至図10を参照して、第2実施形態の情報処理装置を含む情報処理システムのうちのキャビネットの機能的構成を説明する。
図8は、本発明の情報処理装置に係る第2実施形態に係る情報処理システムのうちキャビネットの機能的構成を示す図である。図9は、図8のキャビネットを撮像するカメラの配置例を示す図である。図10は、図8のキャビネットの庫内のUVライト照射部の一例を示す図である。
なお、図8において、キャビネット以外の情報処理装置、例えばサーバ2、管理端末3及びユーザ端末4等の機能的構成については、第1実施形態の図3と同様であり、夫々の名称の枠(ブロック図)で略記する。また、キャビネットの構成についても、図3と同じ機能的構成については、同一の符号を付しその説明は省略する。
図8、図9に示すように、キャビネット1には、カメラ18が接続されている。
図9に示すように、カメラ18は、キャビネット1の収容部11の方向に光軸を向けて設置されている。具体的には、カメラ18は、キャビネット1のドア13の開閉エリアを撮像するよう、例えばキャビネット1が設置された場所の壁等に固定されている。
カメラ連携機能は、保管情報記憶部42と、ドアセンサ43と、制御部49と、により実現される。
制御部49は、カメラ18を制御する。具体的には、制御部49は、ドア13の開放がドアセンサ43により検知されることで撮像を開始し、ドア13の閉鎖がドアセンサ43により検知されることで撮像を停止するようカメラ18を制御する。
制御部49は、ドアセンサ43により物品Gを入庫又は出庫する動作が少なくとも検出されている間、カメラ18により撮像される画像を保管情報記憶部42に記憶する。
このカメラ連携機能では、ユーザUが物品Gを入出庫する操作の際に、ユーザUを含む映像を自動録画することで、入出庫記録に映像としてのエビデンス(証拠)を残すことができる。また、ドア13を解錠(開閉)する者とは別の利用者が物品Gを入出庫してしまった場合の確認や人の判別等に利用することができる。
(生体認証機能)
生体認証機能は、キャビネット1のドア13に設けられた指紋センサ111と、キャビネット1に設けられた制御部49と、サーバ2の認証部61により実現される。
指紋センサ111は、ユーザUの生体情報を認証する。具体的には、指紋センサ111は、指紋を検出する。指紋センサ111は、制御部49により制御される。
指紋センサ111により読み取られた指紋は、サーバ2の認証部61により認証されてその結果、許可された場合、制御部49は、ドア13を開放するよう制御する。つまり制御部49は、指紋認証(生体認証)によりドア13の開閉制御を行う。
なお、この実施形態では、指紋を用いて生体認証をしたが、これ以外に、例えば音声、網膜、顔、血管等を検出するセンサを備えることで、他の生体認証を行ってもよい。また、複数の生体認証を組み合わせてもよく、これら生体認証のいずれかとICカード14による認証とを組み合わせてもよい。
第1実施形態で説明したICカード14(認証カード)での本人認証は、ユーザ本人だけが持っているはずの物でユーザ本人を認証する技術である。また、生体認証は、ユーザ本人の身体的特徴で認証する技術である。さらに認証ICカード+生体認証は、上記認証技術を組み合わせた2要素認証である。これらの認証技術のいずれかを採用、又は認証技術の組み合わせを採用することで、セキュリティ及び認証レベルを強化することができる。
防疫保管機能は、キャビネット1のドア13の開放又は閉鎖を検出するドアセンサ43と、収容部11に配置されたUVライト照射部112と、UVライト照射部112を制御する制御部49等により実現される。
制御部49は、UVライト照射部112を制御する。具体的には、制御部49は、ドアセンサ43によりドアセンサ43の閉鎖が検出されてから開放が検出されるまでの間、UVライトを点灯させるようUVライト照射部112を制御する。
換言すると、制御部49は、キャビネット1が閉庫中の間だけUVライトを点灯させる。
UVは、Ultra Violetの略称である。UVの波長の領域のうち、UV―Cの領域(100~280nm)のUVが殺菌作用を示し、特に260nm付近のUVが最大に作用するためこの領域のUV光を発光するものを使用することが好ましい。
このキャビネット1では、キャビネット1の庫内に保管中の物品Gに対する殺菌、ウィルス除去等がUVライトの照射により自動的に行われる。
そこで、本実施形態のキャビネット1では、枠部121の内壁122を鏡面にしてUVライト照射部112から照射されるUVライトを乱反射させると共に、UVライトが保管台123の網目を通して、保管台123に載置した物品Gの上部、側部、底部の夫々の方向から当たり、物品Gの表面を広い範囲で殺菌及びウィルス除去することができる。
UVライト照射部112によりUVライトの照射は、100%の防疫を満たすものではないが、主に複数人が共有利用する物品Gについては、一定の防疫効果を期待することができる。
ICタグ付きラベル印刷機能は、図8に示すキャビネット1のタッチパネル16と、プリンタ113と、制御部49と、図3に示すサーバ2の物品管理部63及び管理情報記憶部51により実現される。
タッチパネル16は、1以上の物品Gを収容部11に収容するための操作を受け付ける。
具体的には、ラベルRは、物品Gに接着可能な第1の面と、当該第1の面と対向し印字可能な第2の面と、当該第1及び第2の面に挟持された無線タグ(例えば図8のICタグ17等)とを備える。
ラベルRに印字された情報、つまりラベルRに埋め込まれたICタグ17の情報は、キャビネット1の保管情報記憶部42に記憶されると共に、サーバ2に登録される。
確認の結果、ICタグ17の情報が新規のものであれば、ICタグ17の情報は、物品管理テーブルと入出庫管理テーブルに登録され、以降、サーバ2で管理される。
具体的には、物品Gをキャビネット1に預ける際であれば、例えばタッチパネル16の預かり物登録画面(図示せず)に表示された保管対象物のアイコン(例えば「鍵」、「財布」、その他の「金品」等)の中から何れかのアイコンを選択して登録ボタンを押下することで、登録ボタンを押下(操作)された日時とその物品Gの情報(「鍵」、「財布」、「金品」)とが共にラベルRのICタグ17に記録される。アイコンの選択以外に、物品Gの情報をタッチパネル16にキー入力してもよい。
これにより、どういった物をキャビネット1に預けられたかのエビデンス(証拠)を残せるので、その後の物品Gの紛失等の際に補助情報として有効に利用することができる。
図11、図12を参照して第2実施形態の情報処理システムの一元管理機能を説明する。
図11は、第2実施形態の情報処理システムのネットワーク構成を示す図である。図12は、図11の情報処理システムのサーバキャビネットのキャビネット管理マスタの一例を示す図である。
第1実施形態では、サーバ2にネットワークNを介してキャビネット1を接続する構成を例示したが、この第2実施形態の情報処理システムは、図11に示すように、ネットワークNに複数のキャビネットを接続し、そのうち1台をサーバキャビネット201、他をクライアントキャビネット202とし、第1実施形態のサーバ2の機能(図3参照)をサーバキャビネット201に包含して構成する。
このキャビネット管理マスタ131には、キャビネット#0乃至#4と、カードリーダ#0乃至#4と、ICタグ通信部#0乃至#4とが対応付けられている。
つまり、キャビネット管理マスタ131は、キャビネット201、202と、カードリーダ15と、ICタグ通信部41とを対応付ける記憶手段であり、サーバキャビネット201において、図3に示すCPU21の各機能が、自他共の複数のキャビネット201、202の動作及び物品Gの入出庫を一元管理する。
図3、図13を参照して第2実施形態の情報処理システムの未返却通知機能を説明する。
図13は、図8のサーバの管理情報記憶部に記憶されている貸出管理マスタの一例を示す図である。
例えばキャビネット1内に貸出用の物品Gを予め収容しておき、ユーザUが必要なときにキャビネット1から所望の物品Gを持ち出し、一定の期間で返却するサービスにこの情報処理システムを利用するものとする。
貸出管理マスタ132は、サーバ2の管理情報記憶部51に記憶されている。図13に示すように、貸出管理マスタ132には、物品IDに、物品名、物品の状態(貸出中か否か)を示すステータス、貸出中の物品Gの返却予定日等が対応して記憶されている。ステータスは、出庫(貸出中)のフラグ“1”、在庫のフラグ“0”とする。
このチェックの結果、返却予定日を超過した物品IDの物品Gが貸出中のフラグ“1”のままとなっている場合、キャビネット情報管理部66は、返却予定日を過ぎても返却されないものがある旨のメッセージを記載した電子メール(通知メール)を所定のメールアドレスへ送信する。所定のメールアドレスは、例えば管理者等のアドレスであり、この場合、通知メールは、管理端末3に着信する。
なお、物品Gが事前に貸出予約されている場合は、予約制御部62により管理される予約テーブルに、予約者の欄(ユーザIDの欄)を設けて、予定日時と、ユーザIDと、物品管理部63により管理される入出庫管理テーブルにある入出庫ステータスとを用いて、予約者情報と在庫状況とを把握することができる。
また、物品Gの貸し出しサービスにおける運用ルールを徹底するようユーザUに呼びかけたり、返却を忘れているユーザUに対して返却を促す等の注意喚起を行うことで、未返却の物品Gを削減したり貸し出した物品Gの紛失を未然に防止する等の効果を奏することができる。
この場合、キャビネット1に、販売対象の商品を物品Gとして収容しておき、ユーザUがキャビネット1から取り出した所望の物品Gを販売するサービスにこの情報処理システムを利用するものとする。
キャビネット1に収容されている複数の商品の中から、予約した所定の商品(物品G)をユーザUが取り出す際に、キャビネット1の収容スペースが広いものの場合、ユーザUは、その物品Gが広い収容スペースのどこに置かれているか分らないことがある。
また、外観が同じ物品Gがキャビネット1に複数収容されていた場合、どちらがユーザU自身の物か見分けが付かないこともある。
物品の保管場所表示機能は、図8に示す保管情報記憶部42と、タッチパネル16と、制御部49とにより実現される。
保管情報記憶部42には、キャビネット1に収容されている1以上の物品Gの識別情報である物品IDと、収容部11における1以上の物品Gの夫々の棚番や枠番等の保管位置とが対応付けて記憶されている。
タッチパネル16は、制御部49により制御されて1以上の物品の保管位置をユーザUに提示可能である。
具体的には、制御部49は、タッチパネル16のタッチ又はICカード14の提示、指紋センサへの指紋のタッチ操作等により、収容部11から所定物品を取り出す操作がなされた場合、保管情報記憶部42の情報(物品ID及び保管位置)に基づいて、収容部11における所定物品Gの保管位置を提示するようタッチパネル16を制御する。
この制御により、タッチパネル16には、庫内の配置図が表示され、その配置図の中に、取り出し対象の物品Gの位置を示すマークが表示される。
キャビネット1の庫内における物品Gの位置を特定する方法としては、図10に示した枠部121毎にICタグ通信部41を設け、物品Gが枠部121に置かれたときにICタグ17とICタグ通信部41とで通信して枠部121と物品G(ICタグ17)との位置とを対応付けて予約テーブルや入出庫管理テーブル等に登録しておくものとする。
これにより、ユーザUは、庫内における物品Gの保管位置を予め確かめた上で、キャビネット1から物品Gを取り出すことができる。
ユーザ認証後、ドア13を開放した際に、例えば図10に示した枠部121の中に配置されたUVライト照射部112を制御部49が点灯制御してユーザUに取出対象の物品Gの位置を通知するようにしてもよい。また、UVライト照射部112を兼用するのではなく、独立した位値提示手段(LED等)を夫々の枠部121に設けてもよい。
さらに、スピーカから音声メッセージを出力して取り出し対象の物品Gの位置を通知するようにしてもよい。音声メッセージの一例としては、例えば「取り出す物品Gは、下から3段目の棚の左から2番目の枠の中にあります。」等である。
上記第1実施形態では、キャビネット1の利用予約を行い物品Gを預ける動作を説明した。また、第2動作例として、ドア13の閉め忘れアラートの動作について説明したが、これらを組み合わせることで、物品Gの不正持出アラート機能を実現することができる。
具体的には、不正持出アラート機能は、図8に示すキャビネット1のアラート部48と、アラート部48を制御する制御部49と、図3に示すサーバ2の物品管理部63と、管理情報記憶部51の入出庫管理テーブル及び予約テーブルとにより実現される。
アラート部48は、アラートを発報可能であり、制御部49により制御されてアラートを発報する。
制御部49は、収容部11から持ち出す予約がなされた第1物品Gと実際に収容部11から持ち出しされた第2物品Gとが異なる場合、アラートを発報するようアラート部48を制御する。
不正持出アラート機能が活用される場面として、例えばユーザUがキャビネット1に預けた物品Gを受け取りに来たとき、又は、予めキャビネット1に収容された貸出対象の物品Gの貸出予約をしてユーザUが受け取りに来たときに、誤って別の物品Gを取り出してしまうことがある。
この判定の結果、物品IDが不一致の場合、物品管理部63は、取り出し予約された物品Gと取り出された物品Gとが異なるものと判定し、キャビネット1にアラートを発報するよう信号を送信する。キャビネット1では、サーバ2からの信号を受けて制御部49がアラート部48を制御してアラートを発報する。
また、不正に別の物を持ち出そうとした場合は、アラートが発報されるので、不正な行為が知られることになる。
つまり、ユーザUが事前に貸出予約した場合、貸出予約した物品Gとは異なる物をキャビネット1から持ち出す、つまり出庫することを防止することができる。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能ブロック及びデータベースが情報処理装置又はキャビネットに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロック及びデータベースを用いるのかは特に図3の例に限定されない。また、機能ブロック及びデータベースの存在場所も、図3に特に限定されず、任意でよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
1以上の物品Gを収容可能な収容部11を有するキャビネット1に対して、当該1以上の物品Gの夫々の入出庫を管理する情報処理装置(例えば図3のサーバ2)であって、
前記1以上の物品Gのうち所定物品について前記キャビネット1の前記収容部11への入出庫を試みるユーザUが、前記キャビネット1に対するアクセスが許可されている者であることについての認証を試みる認証手段(例えば図3の認証部61)と、
前記認証手段により認証された前記ユーザUにより前記所定物品が入出庫されたとき、当該所定物品を識別可能な情報である物品識別情報(例えば図3のICタグ17のタグID又は物品ID)と、当該所定物品の入出庫の状況を示す入出庫情報(入出庫日時)とを前記キャビネット1から取得する取得手段(例えば図3の情報取得部60)と、
前記取得手段により取得された前記物品識別情報と、前記入出庫情報と、認証に用いられた前記ユーザUのユーザ情報(例えば図3のICカード14のカード認証情報)と、を対応付けて管理する管理手段(例えば図3のキャビネット情報管理部66)と、
を備える。
この構成を備えることにより、物品Gの入出庫管理だけでなく、物品Gをキャビネット1に入出庫する人(ユーザU)の管理も行えるようになり、この結果、だれが、いつ、なにをキャビネット1から出し入れしたか等のキャビネット1の入出庫管理を総合的に行うことができる。
また、キャビネット1には、前記収容部11の開放又は閉鎖をする開閉手段(例えば図1のドア13)がさらに設けられ、
情報処理装置(例えば図3のサーバ2)は、
前記開閉手段(ドア13)の開放又は閉鎖を検出する検出手段(例えば図3のドアセンサ43)と、
前記開閉手段の開放が検出されてから一定時間、前記開閉手段の閉鎖が検出されなかった場合、前記キャビネット1のアラート部48から警報(アラート)を出力するよう前記キャビネット1を制御するキャビネット制御手段(例えば図3のキャビネット制御部67)と、
を備える。
この構成を備えることにより、キャビネット1に保管する物品Gの紛失等を防ぎ、セキュリティを向上することができる。
また、前記情報処理装置(例えば図3のサーバ2)は、
前記キャビネット1への所定物品の入出庫についての予約を受け付ける予約制御手段(例えば図3の予約制御部62)、
を備える。
この構成を備えることにより、ユーザUは、キャビネット1の設置場所やキャビネット1の運用会社に出向くことなく、キャビネット1の利用予約ができるので、ユーザUの利便性を向上することができる。また、予約情報から、だれが、いつ、なにをキャビネットから出し入れするかといった未来のキャビネット1への物品Gの入出庫管理を行うことができる。
また、前記キャビネット1には、情報を表示する表示手段(例えば図3のタッチパネル16)がさらに設けられ、
前記情報処理装置(例えば図3のサーバ2)は、
予め設定された広告情報を前記キャビネット1の前記表示手段に表示するよう前記キャビネット1を制御するキャビネット制御手段(例えば図3のキャビネット制御部67)、
を備える。
この構成を備えることにより、キャビネット1を広告の発信媒体として利用することができる。
前記情報処理装置(例えば図3のサーバ2)は、
前記1以上の物品Gの夫々について、前記管理手段により管理されている前記入出庫情報に基づいて、前記キャビネット1の前記収容部11内の在庫状況を前記表示手段に表示させるように前記キャビネット1を制御するキャビネット制御手段(例えば図3のキャビネット制御部67)、
を備える。
この構成を備えることにより、キャビネット1内の物品Gの現在の在庫状況が一目でわかるので、ユーザUの利便性を向上することができる。
また、キャビネット1には、前記収容部11の開放又は閉鎖をする開閉手段(例えば図1のドア13)がさらに設けられ、
前記情報処理装置(例えば図3のサーバ2)は、
前記認証手段(例えば図3の認証部61)によるユーザ認証が成功した場合、前記開閉手段による前記収容部11の開放を許可し、前記認証手段による前記認証が失敗した場合には前記開閉手段による前記収容部11の開放を禁止するよう前記キャビネットを制御するキャビネット制御手段(例えば図3のキャビネット制御部67)、
を備える。
この構成を備えることにより、認証されたユーザでなければ開閉手段が開放しないため、人を含めた物品Gの入庫及び出庫の管理をより安全に行うことができる。
さらに、前記情報処理装置(例えば図3のサーバ2)は、
前記認証手段(例えば図3の認証部61)により前記ユーザ認証が成功した前記ユーザが前記キャビネットに入庫している前記物品が予め設定された特定の物品(車のキー)であった場合、前記ユーザがアルコールチェックで許可された人であることを示す第2ユーザ情報((例えば図3の許可カード14aのカード情報)を取得するよう前記キャビネットを制御するキャビネット制御手段(例えば図3のキャビネット制御部67)、
を備える。
この構成を備えることにより、キャビネット1に特定の物品(車のキー等)を預けたユーザUに対して出庫時に2段階認証を行うことができ、物品Gの種別に応じた物品Gの出庫管理を行うことができる。
前記収容部の開放又は閉鎖をする開閉手段(例えば図1のドア13等)と、
前記開閉手段の開放又は閉鎖を検出する検出手段(例えば図8のドアセンサ43等)と、
前記収容部に配置され、前記収容部内を殺菌するためのライトを照射する照射手段(例えば図8のUVライト照射部112等)と、
前記検出手段により前記開閉手段の閉鎖が検出されてから開放が検出されるまでの間、前記ライトを点灯させるよう前記照射手段を制御する制御手段(例えば図8の制御部49等)と、
を備える。
このようにキャビネットに防疫保管(UVライト照射)機能を備えることで、キャビネット内に物品を保管中にライトが照射されて物品が殺菌及びウィルス除去されるので、物品に対する防疫効果を奏することができる。
1以上の物品を収容可能な収容部を有するキャビネット(例えば図8のキャビネット1等)であって、
前記収容部に前記1以上の物品を入庫又は出庫する人又は前記収容部の開閉手段(例えば図1のドア13等)の動作を検出する検出手段(例えば図8のドアセンサ43等)と、
前記検出手段により前記入庫又は出庫する動作が少なくとも検出されている間、前記キャビネットの前記収容部(例えば図9の収容部11等)の方向に光軸を向けて設置された撮像手段(例えば図9のカメラ18等)により撮像される画像を記憶手段(例えば図8の保管情報記憶部42等)に記憶する記憶制御部(例えば図8の制御部49等)と、
を備える。
このようにキャビネットにカメラ連携機能を設け、入出庫操作時の映像を自動録画することで、入出庫記録に映像としてのエビデンスを残すことができる。録画した映像は、ドア解錠(開閉)者とは別のユーザが物品を入出庫した場合の人の判別に利用することができる。
前記認証手段は、
前記ユーザの生体情報を認証する生体認証手段(例えば図8の指紋センサ111等)、
を含む。
このように認証手段に生体認証機能を含めることで、物品を預ける人又は物品を取り出す人、夫々が本人しかキャビネットを利用できなくなり、セキュリティを向上することができる。
1以上の物品を収容可能な収容部を有するキャビネット(例えば図8のキャビネット1等)であって、
前記1以上の物品を前記収容部に収容するための操作を受け付ける操作受付手段(例えば図8のタッチパネル16等)と、
前記物品に接着可能な第1の面と、当該第1の面と対向し印字可能な第2の面と、当該第1及び第2の面に挟持された無線タグ(例えば図8のICタグ17等)とを備えるラベル(例えば図8のラベルR等)を出力するラベル出力手段(例えば図8のプリンタ113等)と、
前記操作受付手段により前記操作が受け付けられた日時を前記第2の面に印字して出力するように前記ラベル出力手段を制御する制御手段(例えば図8の制御部49等)と、
を備える。
このようにICタグ付きのラベルを印刷する機能をキャビネットに備えることで、キャビネットの場所に来たときに、その場でラベルを印刷し預ける物品に貼り付けてキャビネットに収容することができるので、キャビネットの付近に物品を受け付ける人を配置することなく、ユーザ自身の操作だけで物品をキャビネットに預けることができ、キャビネット運用の無人化が可能になる。
1以上の物品を収容可能な収容部を有するキャビネット(例えば図8の指紋センサ111等)であって、
アラートを発報可能なアラート発報手段(例えば図8のアラート部48等)と、
前記収容部から持ち出す予約がなされた第1物品と実際に持ち出しされた第2物品とが異なる場合、アラートを発報するよう前記アラート発報手段を制御する制御手段(例えば図3の制御部49等)と
を備える。
このように不正持出アラート機能をキャビネットに備えることで、ユーザが予約していない物品をキャビネットから持ち出すと、アラートが出力されるので、ユーザが間違がってキャビネットから他の物品を出庫することを防止することができる。また、ユーザが予約なしでキャビネットから物品を出庫することを防止することができる。
1以上の物品を収容可能な収容部を有するキャビネット(例えば図8のキャビネット1等)であって、
前記収容部における前記1以上の物品の入庫及び出庫の状態を示すステータスと前記収容部から出庫された1以上の物品の返却予定日時とが対応して記憶された記憶手段(例えば図13の貸出管理マスタ132等)と、
前記返却予定日時を超過して前記ステータスが出庫の状態の前記物品が検出された場合、所定の連絡先へ通知する通知手段(例えば図3のキャビネット情報管理部66等)と
を備える。
このように未返却通知機能をキャビネットに備えることにより、返却予定日を過ぎても返却されない未返却物を管理者が把握することができる。この結果、例えば次の利用予定者に対する対処や管理する物品数の適正化を図ることができる。また、運用ルールを徹底する等の効果がある。運用ルールの徹底の具体例としては、例えば返却を忘れているユーザに対して返却を促す。返却をよく忘れるユーザに対して注意する。等の行為を行うことであり、これにより、物品の紛失を未然に防止する効果を奏することができる。
情報処理システムは、
1以上の物品を収容可能な収容部を有する複数のキャビネット(例えば図11のサーバキャビネット201やクライアントキャビネット202等)がネットワークNを介して通信し、前記複数のキャビネットの中の1つのキャビネット(例えば図11のサーバキャビネット201等)が前記複数のキャビネットの前記1以上の物品の夫々の入出庫を管理する。
このように複数のキャビネット(例えば図11のサーバキャビネット201やクライアントキャビネット202等)を一元管理する機能をその中の1台のキャビネット(例えば図11のサーバキャビネット201等)に備えることで、同じバードウェアを量産することができるので、キャビネットとは別に管理用のサーバを立てるよりもコストダウンを図ることができる。
1以上の物品を収容可能な収容部を有するキャビネット(例えば図8のキャビネット1等)であって、
前記キャビネットに収容されている前記1以上の物品の識別情報(物品ID)と前記収容部における前記1以上の前記物品の夫々の保管位置(例えば棚番、枠番等)とを対応付けて記憶した記憶手段(例えば図8の保管情報記憶部42等)と、
前記1以上の物品の位置を提示する提示手段(例えば図8のタッチパネル16や図10のUVライト照射部112、LED、音声等)と、
前記収容部から所定物品を取り出す操作がなされた場合、前記記憶手段の情報(物品ID及び保管位置)に基づいて、前記収容部における前記所定物品の保管位置を提示するよう前記提示手段を制御する制御手段(例えば図8の制御部49等)と、
を備える。
このように物品の保管場所表示機能を備えることで、ユーザが物品を取り出す際に、取り出し対象の物品がキャビネット内のどこに収容されているのかが分かり、誤って取り出し対象ではない物品を取り出してしまうようなことを防止することができる。
前記提示手段は、情報を表示する表示手段(例えば図8のタッチパネル16等)を含み、
前記情報処理装置(例えば図8サーバ2等)は、
前記収容部における前記所定物品の保管位置を前記表示手段に表示させるよう前記キャビネットを制御するキャビネット制御手段(例えば図3のキャビネット制御部67等)をさらに備える。
このように、キャビネットにおける物品の保管位置を表示手段に表示する機能を備えることで、ユーザがキャビネットの前で物品を取り出す操作をしたときに表示手段に物品の位置を表示することで、取り出し対象の物品がキャビネット内のどこに収容されているかが分かり、ユーザは、迷うことなくキャビネットから物品を取り出すことができる。
Claims (5)
- 個々を識別可能な物品識別情報が付された1以上の物品を収容可能な収容部と、前記1以上の物品のうち所定物品が入出庫されたときに当該所定物品の前記物品識別情報を読取り、当該所定物品の入出庫の状況を示す入出庫情報を生成して、当該物品識別情報及び当該入出庫情報を送信する入出庫管理手段と、開放制御信号を受信すると前記収容部を開放すると共に所定操作により前記収容部を閉鎖する開閉手段とを有するキャビネットに対して、当該1以上の物品の夫々の入出庫を管理する情報処理装置であって、
前記所定物品について前記キャビネットの前記収容部への入出庫を試みるユーザが、当該ユーザを特定可能な特定情報を提示した場合、登録者の前記特定情報が予め記憶された第1データベースにアクセスして、当該第1データベースに前記ユーザの前記特定情報が登録されているか否かを判断することにより、前記ユーザが、前記キャビネットに対するアクセスが許可されている者か否かの認証を試みる認証手段と、
前記認証手段による認証が成功した場合、前記開放制御信号を前記キャビネットに送信することで、前記キャビネットを解放させる制御を実行する開放制御手段と、
前記開放制御手段の制御により前記キャビネットが開放されて、前記認証手段により認証された当該ユーザにより前記所定物品が入出庫され、前記物品識別情報及び前記入出庫情報が前記キャビネットから送信されてきたとき、当該物品識別情報及び当該入出庫情報を受信して取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記物品識別情報と、前記入出庫情報と、前記認証に用いられた前記ユーザのユーザ情報と、前記所定物品が二段階認証を要する特定物品か否かを示す特定物品情報とを対応付けて第2データベースに記憶させて管理する管理手段と、
を備え、
前記認証手段は、
前記ユーザにより提示された前記特定情報と、前記第1データベースに既に記憶されている前記特定情報とを比較する第1手法を用いて、前記ユーザの認証を試みる第1認証手段と、
第1認証手段による認証が成功した場合、前記第2データベースにアクセスして、前記ユーザの前記ユーザ情報に対応付けられた前記特定物品情報に基づいて、前記所定物品が前記特定物品か否かを判定し、前記特定物品であると判定した場合には前記認証手段による認証結果を出力することを保留し、それ以外の場合、前記認証手段による認証が成功したと出力する特定物品判断手段と、
前記特定物品判断手段により前記認証手段による認証結果の出力が保留された場合、前記特定情報とは異なる別情報であって、前記ユーザが前記特定物品を取り扱うことが可能な者であることを示す別情報を前記ユーザに提示させる第2手法を用いて、前記ユーザの認証を試み、その試みに成功したときには前記認証手段による認証が成功したと出力する第2認証手段と、
を含む情報処理装置。 - 前記キャビネットには、前記開閉手段の開放又は閉鎖の状態を検出してその検出結果を送信する検出手段と、アラート情報を受信したときには警報を出力する警報手段がさらに設けられ、
前記情報処理装置は、
前記検出結果が前記キャビネットから送信されてきたとき、当該検出結果を受信して、開閉検出情報として取得する開閉取得手段と、
前記開閉検出情報に基づいて、前記開閉手段の開放が検出されてから一定時間、前記開閉手段の閉鎖がなされていないと判断した場合、前記アラート情報を前記キャビネットに送信することで前記警報を出力するよう前記キャビネットを制御する警報制御手段と、
をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記キャビネットへの前記所定物品の入出庫についての予約の内容を示す予約情報が前記ユーザによる端末への操作により送信されてきた場合、当該予約情報を受信することで、当該予約を受け付ける予約制御手段をさらに備える、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記キャビネットには、送信されてきた情報を受信して、当該情報を表示する表示手段がさらに設けられ、
前記情報処理装置は、
所定の広告を示す情報を前記キャビネットに送信することで、当該所定の広告を前記表示手段に表示させるよう前記キャビネットを制御する広告制御手段をさらに備える、
請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記第1認証手段に用いられる前記第1手法は、前記ユーザの生体情報を前記特定情報として用いて認証する手法である、
請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の情報処理装置。
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