JP2017171459A - 物品管理システム、物品管理装置、物品管理方法及びプログラム - Google Patents

物品管理システム、物品管理装置、物品管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な操作で複数種類の物品を管理できる。
【解決手段】物品管理システムは、複数の収納部と、物品を管理する物品管理装置とを備える。前記収納部は、前記収納部の扉の開閉操作を検出する扉開閉操作検出部と、前記検出した収納部の扉の開操作又は閉操作に対応させて、前記収納部に収納されている物品に付与されている札から前記物品を識別する識別情報を読み出す読出部と、前記収納部に収納されている物品に付与された札の識別情報と、前記収納部を識別する収納部識別情報とを含む収納棚情報を送信する制御部と、を備え、前記物品管理装置は、前記収納棚情報を取得する情報取得部と、前記収納棚情報から抽出した前記収納部識別情報と前記札の識別情報とに基づいて、要求に応じて複数種類の物品から選択した物品の種類に対応する画面に、前記要求に基づいて選択した物品の情報を表示させる画像を生成する管理装置制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品管理システム、物品管理装置、物品管理方法及びプログラムに関する。
近年、多種多様の物品の管理を容易にすることが必要とされている。これに関連するロッカールームシステムが知られている(特許文献1参照)。特許文献1によれば、同じ種別の物品を管理することが記載されている。
特開2007−217159号公報
しかしながら、特許文献1のロッカールームシステムを1つ設けても、1種類の物品しか管理できないため、多種多様の物品を管理する場合に適用しても管理のための操作がかえって煩雑になる虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡易な操作で複数種類の物品を管理できる物品管理システム、物品管理装置、物品管理方法及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、扉が設けられた複数の収納部と、識別情報を含む情報を記憶する札が付与されている物品を管理する物品管理装置とを備える物品管理システムであって、前記収納部は、前記収納部の扉の開閉操作を検出する扉開閉操作検出部と、前記検出した収納部の扉の開操作又は閉操作に対応させて、前記収納部に収納されている物品に付与されている札から前記物品を識別する識別情報を読み出す読出部と、前記収納部に収納されている物品に付与された札の識別情報と、前記収納部を識別する収納部識別情報とを含む収納棚情報を送信する制御部と、を備え、前記物品管理装置は、前記収納棚情報から抽出した前記収納部識別情報と前記札の識別情報とに基づいて、要求に応じて複数種類の物品から選択した物品の種類に対応する画面に、前記要求に基づいて選択した物品の情報を表示させる画像を生成する管理装置制御部を備えることを特徴とする物品管理システムである。
また、本発明の一態様の物品管理システムにおいて、扉開閉操作検出部は、前記収納部の扉の開操作を検出するとともに、前記収納部の扉の開操作を要求した利用者を特定することを特徴とする。
また、本発明の一態様の物品管理システムにおいて、前記管理装置制御部は、前記収納棚情報に対応する前記収納部の扉の開く操作の履歴情報と、前記札の識別情報と、前記扉を閉じる操作の履歴情報と、前記収納部を識別する収納部識別情報とを対応付けて記憶部に記憶させて、前記管理装置制御部は、前記収納部識別情報と前記札の識別情報とに基づいて、前記収納部に収納されている物品の情報を、前記複数種類の物品から選択した物品の種類に対応する画面に表示することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、扉が設けられた複数の収納部に収納されている物品を管理する物品管理装置であって、前記収納部の扉の開閉操作を検出し、前記検出した収納部の扉の開操作又は閉操作に対応させて、前記収納部に収納されている物品に付与されている札から前記物品を識別する識別情報を読み出し、前記収納部に収納されている物品に付与された札の識別情報と、前記収納部を識別する収納部識別情報とを含む収納棚情報を収集する前記収納部から、前記収納棚情報を取得する情報取得部と、前記収納棚情報から抽出した前記収納部識別情報と前記札の識別情報とに基づいて、要求に応じて複数種類の物品から選択した物品の種類に対応する画面に、前記要求に基づいて選択した物品の情報を表示させる画像を生成する画像を生成する管理装置制御部と、を備えることを特徴とする物品管理装置である。
また、本発明の一態様は、扉が設けられた複数の収納部と、識別情報を含む情報を記憶する札が付与されている物品を管理する物品管理装置とを備える物品管理システムにおける物品管理方法であって、前記収納部の扉の開閉操作を検出するステップと、前記検出した収納部の扉の開操作又は閉操作に対応させて、前記収納部に収納されている物品に付与されている札から前記物品を識別する識別情報を読み出すステップと、前記収納部に収納されている物品に付与された札の識別情報と、前記収納部を識別する収納部識別情報とを含む収納棚情報を送信するステップと、前記収納棚情報から抽出した前記収納部識別情報と前記札の識別情報とに基づいて、要求に応じて複数種類の物品から選択した物品の種類に対応する画面に、前記要求に基づいて選択した物品の情報を表示させる画像を生成する画像を生成するステップと、を含むことを特徴とする物品管理方法である。
また、本発明の一態様は、扉が設けられた複数の収納部に収納されている物品を管理する物品管理装置のコンピュータに、前記収納部の扉の開閉操作を検出し、前記検出した収納部の扉の開操作又は閉操作に対応させて、前記収納部に収納されている物品に付与されている札から前記物品を識別する識別情報を読み出し、前記収納部に収納されている物品に付与された札の識別情報と、前記収納部を識別する収納部識別情報とを含む収納棚情報を収集する前記収納部から、前記収納棚情報を取得するステップと、前記収納棚情報から抽出した前記収納部識別情報と前記札の識別情報とに基づいて、要求に応じて複数種類の物品から選択した物品の種類に対応する画面に、前記要求に基づいて選択した物品の情報を表示させる画像を生成する画像を生成するステップと、を実行させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、簡易な操作で複数種類の物品を管理できる物品管理システム、物品管理装置、物品管理方法及びプログラムを提供することができる。
本実施形態の収納装置の全体構成を示す斜視図である。 本実施形態のキャビネット12の正面側から、キャビネット12を立面視した状態を示す図である。 本実施形態の扉16aの端部と扉16bの端部を見た立面図である。 本実施形態のキャビネット12の上方側から、錠装置20が設けられた扉を平面視した状態を示す図である。 本実施形態の錠装置20の構成図である。 本発明の実施形態による履歴情報記憶部312の構成を示す説明図である。 本実施形態の物品管理システムのゲスト情報登録処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態のキャビネット利用時の処理を示すフローチャートである。 本実施形態の物品管理システムの利用者情報記憶部54の一例を示す図である。 本実施形態の物品管理システムの物品情報記憶部55の構成を示す説明図である。 キャビネットの利用の履歴情報に基づいて物品の検索結果を表示する処理の手順を示すフローチャートである。 端末装置60から情報を取得する際に表示する画面を説明するための図である。 物品の検索結果を表示する画面の一例を示すための図である。 物品の検索結果を表示する画面の一例を示すための図である。
図を参照して、本発明の一実施形態に係る物品管理システムについて説明する。
図1は、本発明の実施形態による物品管理システムを示す図である。
[物品管理システムの概要]
本実施形態に係る物品管理システムは、扉が設けられた複数の収納部と、識別情報を含む情報を記憶する札が付与されている物品を管理する物品管理装置とを有する。
収納部は、収納部の扉の開閉操作を検出することにより、検出した収納部の扉の開操作又は閉操作に対応させて、その収納部に収納されている物品に付与されている札からその物品を識別する識別情報を読み出し、収納部に収納されている物品に付与された札の識別情報と、収納部を識別する収納部識別情報とを含む収納棚情報を送信する。
物品管理装置は、上記の収納棚情報を取得して、その収納棚情報から抽出した収納部識別情報と上記の札の識別情報とに基づいて、要求に応じて複数種類の物品から物品の種類を選択した物品の種類に対応する画面に、その要求に基づいて選択した物品の情報を表示させる画像を生成する。例えば、物品管理装置は、上記の収納棚情報を取得して、その収納棚情報から抽出した収納部識別情報と上記の札の識別情報とを抽出し、収納部識別情報に基づいて複数種類の物品から物品の種類を選択し、選択した物品の種類に対応する画面に、その要求に基づいて選択した物品の情報を、上記で抽出した札の識別情報に基づいて表示させる画像を生成するようにしてもよい。
(物品管理システムにおけるキャビネットの構成例)
以下、上記の物品管理システムのより具体的な一例について説明する。物品管理システム10は、例えば、図1に示すキャビネット12を用いて物品を管理する。図1には、ある建物に設けたキャビネット12を俯瞰した状況が示されている。同図に示す複数のキャビネット12は、互いに並べて配置されているが、一部又は全部がキャビネット12毎に分離されて配置されていてもよい。
以下の説明において、複数のキャビネット12のそれぞれを、キャビネット12−1、キャビネット12−2、キャビネット12−3、キャビネット12−4などと呼び、これらを総称する場合には、単にキャビネット12という。例えば、キャビネット12毎に異なる種類の物品を収納する場合は、各キャビネット12に対する物品の種類を割り付けてもよい。例えば、キャビネット12−1に鍵を、キャビネット12−2に携帯型の端末装置であるタブレットを、キャビネット12−3にドアを施錠するための書類を収納するように割り付けてもよい。
各キャビネット12は、収納本体部14と、当該収納本体部14に対して開閉自在に取付けられている扉16a,16bとを備えている。例えば、収納本体部14には、物品を収納する収納スペース14aが形成されており、その収納スペース14aに対する物品の出し入れに利用する開口部14iが設けられている。収納スペース14aの開口部には、例えば、両開きタイプの扉16a,16bが開閉自在に取付けられている。扉16a、16bは、収納本体部14の一部に設けられた開口部14iを塞ぐように構成される。
上記扉16a,16bを閉じた状態では、扉16a,16bの合せ目部分が重なり合って配設されるようになっており、対になる扉16a,16bのうち一方の図1の右側の扉16aを閉じた状態では、他方の図1の左側の扉16bを開くことができない構成となっている。また、一方の扉16aには、操作部としての取っ手部17aと、ラッチ機構17dとが取付けられている。ラッチ機構17dは、扉16aに組込まれ、当該扉16aを閉状態に保つようにロックする。このような機構としては、爪部を収納本体部14側に係脱自在に係合させるようにした周知機構を含む種々の構成を採用することができる。取っ手部17aは、扉16aの外面側に姿勢変更自在に取付けられている。この取っ手部17aの姿勢変更に連動して、上記ラッチ機構17dが扉16aを閉状態に保つようにロックし、或は、当該ロック状態を解除する。
そして、扉16a,16bを閉じることで、上記ラッチ機構17dがロック状態になって扉16a,16bが閉じた状態に保たれる。また、この状態で、取っ手部17aを引っ張るように解除操作することで、上記ラッチ機構17dのロック状態が解除され、扉16aを開くことができるようになる。また、扉16aを開くことで、扉16bも開くことができるようになる。つまり、取っ手部17aは、扉16a,16bのロック状態を解除させるための操作部として機能する。
キャビネット12には、取っ手部17aとラッチ機構17dの他に、錠装置20が設けられている。錠装置20が設けられたキャビネット12では、錠装置20がキャビネット12の扉16a,16bを施錠することで、扉16a,16bを開く権限が与えられていない人によるキャビネット12の操作を制限する。
また、上記の収納スペース14aは、1又は複数の棚14sによって複数に分割されていてもよい。例えば、収納スペース14aは、各棚14sによって複数に分割された収納スペース14a−1、14a−2、14a−3、14a―4に分割される。
収納スペース14a−1、14a−2、14a−3、14a―4のうちの一部又は全部に、無線通信部35がそれぞれ設けられている。無線通信部35は、キャビネット12に収納される物品に付与された認証タグ45と通信することにより、認証タグ45に書き込まれている情報を読み取ることができる。
図2は、キャビネット12の正面側から、キャビネット12を立面視した状態を示す図である。同図には、閉じた状態の扉16a,16bの面(意匠面)の法線方向(−Y軸方向)にそって、キャビネット12の正面側から、キャビネット12を立面視した状態が示されている。錠装置20は、扉16a,16bにおける取っ手部17aの高さより高い位置又は低い位置に配されている。図1と図2に示す例は、前述の取っ手部17aの高さより高い位置に配した場合を例示するものである。
図3は、扉16aの端部と扉16bの端部を見た立面図である。図3(a)に、扉16aの扉16b寄りの端部を見た錠装置20を示す。読取装置21と電気錠22は、扉16aを挟んで配置され、対応付けて設けられている。図3(b)に、扉16bの扉16a寄りの端部を見た錠装置20を示す。固定部材23と固定具24は、扉16bを挟んで配置され、対応付けて設けられている。
図4は、キャビネット12の上方側から、錠装置20が設けられた扉を平面視した状態を示す図である。同図に示されるように、錠装置20は、読取装置21と、電気錠22と、固定部材23と、固定具24とを含む。
扉16aには、その表側の面に読取装置21が設けられ、その裏側の面に電気錠22が設けられている。
読取装置21には、キャビネット12の解錠を要求する利用者の識別情報(利用者識別情報)を、近接して配置されたICカード等から読み取って取得するカード読取部(利用者情報取得部)211と、電気錠22に対する機械的な解錠操作を受け付ける解錠操作受付部213とが設けられている。読取装置21は、その背面が扉16aの表面に向けられ、扉16aの表側の面(表面)に固定される。
電気錠22は、電気錠本体221と、センサー222と、フレーム223と、台座224と、カバー225を含む。例えば、電気錠本体221とセンサー222は、台座224に設けたフレーム223にねじなどにより締結され、固定される。センサー222は、後述するセンサー242と対になり、互いの近接状態を検出する。例えば、センサー222は、近接センサーである。センサー222とセンサー242とが近接した状態にある場合に、扉16aと扉16bが閉じられている状態にあることが検出される。
台座224は、扉16aの裏側の面(裏面)に設けられ、扉16aに対して移動しないように固定される。フレーム223とカバー225は、台座224にねじなどによって締結され、固定される。つまり、フレーム223は、電気錠本体221とセンサー222とを支持した状態で台座224に固定され、カバー225が電気錠本体221とセンサー222等を覆ってそれらを保護する。
電気錠22は、ラッチ機構17dを駆動させるためのラッチ機構駆動軸17sと扉16bとに干渉しないように形成されている。例えば、図4に示すように、電気錠22の形状と位置は、ラッチ機構駆動軸17sの回動範囲を避けるように決定されており、カバー225が、ラッチ機構駆動軸17sに当たることはない。このように、ボルト22Bの位置を最適化することにより、キャビネット12が有するラッチ機構17dをそのまま利用することができる。
固定部材23は、閉じた状態の扉16bの表側の面(表面)に固定され、固定具24を支持する。
固定具24は、電気錠勘合部241(留め具)と、センサー242と、フレーム243と、台座244と、カバー245とを含む。電気錠勘合部241とセンサー242は、フレーム243に固定される。台座244は、扉16bの裏側の面(裏面)に設けられ、扉16aに対して移動しないように固定される。フレーム223は、台座224にねじなどによって締結され、固定される。つまり、フレーム243は、電気錠勘合部241とセンサー242とを支持した状態で台座244に固定され、カバー225が電気錠本体221とセンサー222等を覆ってそれらを保護する。
[物品管理システムの詳細]
以下、物品管理システム10の詳細について説明する。
図5は、本発明の実施形態による物品管理システムを表す構成図である。
物品管理システム10は、キャビネット12、ICカード40、認証タグ45、物品管理装置50、及び、端末装置60を備える。
(キャビネット)
キャビネット12は、錠装置20と、無線通信部35とを備えている。
(錠装置)
錠装置20は、読取装置21と、電気錠22と、制御部30とを備える。
読取装置21は、カード読取部211(利用者情報取得部)と、出力表示部212と、解錠操作受付部213とを備える。
カード読取部211は、ICカード40に記憶されている利用者識別情報を取得する。カード読取部211が読取対象とするICカード40は、例えば、ISO/IEC14443などで規定される通信方式により通信可能なものとする。以下の説明では、カード読取部211が読取対象をICカード40とする場合を例示するが、これに代えて、ICカードのように通信する機能を有した携帯型の端末装置に代えてもよい。
出力表示部212は、読取装置21の制御状態を表示する。例えば、その表示には、錠装置20に対する通電状態、読取装置21の読取結果の判定と、電気錠22の施錠状態や動作状況などを、LED等の点灯/消灯、発光色、発光パターン等により表示する。例えば、表示する項目として「稼働中(RUN)」、「施錠中(LOCK)」、「警報(ALM)」などが挙げられる。解錠操作受付部213は、錠装置20に対する機械的な解錠操作を受け付ける。例えば、解錠操作受付部213は、所定の軸周りの回転操作による回転量に基づいて、本解錠操作を優先させて、施錠状態にある錠装置20を解錠させる。その詳細は後述する。
なお、上記のとおり、カード読取部211と解錠操作受付部213は、読取装置21に視認可能な位置に配置されるが、図2は一例を示すものであり、実施の形態はこれに制限されない。
電気錠22は、扉16a、16bが開くことを制限する固定具24に対する突出量を増やして扉16a、16bを施錠するボルト22Bを有する。図3と図4に示すように電気錠22は、キャビネット12の扉16aの裏面側に設けられる。電気錠22のボルト22Bは、扉16a、16bの枠部より、又は扉16a、16bを係止するラッチ機構が設けられている領域より、扉16a、16bの奥行き方向に距離(d1−d2)ほど隔てた位置に設けられている。
電気錠22は、扉16a、16bを閉じた状態でボルト22Bを突出させることで、ボルト22Bに対する位置に配置した電気錠勘合部241に、当該ボルト22Bを係止して施錠する。さらに、電気錠22は、解錠操作受付部213による機械的な解錠操作を受け付けて、解錠操作受付部213から電気錠22に対する機械的な解錠操作を伝達する。
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサと、記憶装置などを有する。例えば、制御部30は、記憶部31と、コントローラ32と、通信IF部とを備える。
記憶部31は、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性の記憶装置と、RAM(Random Access Memory)レジスタ等の揮発性の記憶装置によって実現される。記憶部31は、錠装置20を機能させるためのプログラム、電気錠22を解錠する権限が与えられた利用者を許可利用者として識別するための識別情報を制御情報記憶部311に、キャビネット12の利用履歴を示す履歴情報を履歴情報記憶部312に格納する。
コントローラ32は、記憶部31に記憶されているプログラムにより、読取装置21のカード読取部211がICカードから読み取った情報などに基づいて制御指令を生成して、電気錠22を制御する。電気錠22の制御の詳細については後述する。コントローラ32は、錠装置20における制御状態を出力して、読取装置21の出力表示部212に表示させる。コントローラ32は、制御の履歴を管理して履歴情報として履歴情報記憶部312に書き込む。コントローラ32は、物品管理装置50などの外部のコンピュータと通信IF部33を介して通信して、外部のコンピュータからの要求を受け付ける。コントローラ32は、その要求に基づいて、履歴情報記憶部312に格納されている制御の履歴情報を、当該コンピュータに対して送信する。
キャビネット12の利用の履歴を履歴情報として格納する履歴情報記憶部312の一例について説明する。例えば、履歴情報記憶部312は、図6に示すように2次元に配列したテーブルとして構成することができる。同図は、履歴情報記憶部312の構成を示す説明図である。
同図に示す履歴情報記憶部312は、「キャビネット識別情報」、「棚識別情報」、「時刻情報」、「利用者識別情報」、「錠装置制御」、「物品数」、「物品識別情報」の各項目を有している。
「キャビネット識別情報」は、キャビネット12を識別する識別情報を示す。
「棚識別情報」は、キャビネット12内の棚を識別する識別情報を示す。
「時刻情報」は、履歴情報を更新した時刻を示す時刻の情報を示す。記録される時刻には、例えば、扉16a、16bの開閉操作が行われた時刻、物品の検出、すなわち認証タグ45からその識別情報の読み出しを実施した時刻などが含まれる。
「利用者識別情報」は、扉16a、16bの開閉操作を要求した利用者の識別情報を示す。
「錠装置制御」は、錠装置20が実施した錠の解錠又は施錠の履歴、及び、物品管理装置50に対する状態通知の実施の履歴を示す。
「物品数」は、検出された物品の個数を示す。
「物品識別情報」は、検出された物品の識別情報を示す。
なお、図中の空欄はデータが含まれていないことを示す。
上記のキャビネット12は、その内部に設けられた収納スペース14aにおいて、物品を収納して管理する。キャビネット12には、その筐体に施錠可能な扉16a、16bと、扉16a、16bを施錠する錠装置20とが設けられている。その扉16a、16bが解錠されている時には、収納スペース14aに収納されていた物品を利用者が持ち出すことや、持ち出した物品を収納スペース14aに戻して返却することができる。一方、その扉が施錠されている時には、収納スペース14aに保持している物品を持ち出すことも、持ち出した物品を収納スペース14aに返却することもできない。
カード読取部211は、ICカード40を検出し、検出したICカード40の識別情報を制御部30に送る。なお、制御部30は、送られた識別情報を基にICカード40を識別して、キャビネット12の解錠を要求した者が、キャビネット12の利用を許可された利用者であるか否かを判定する。
上記のICカード40は、当該カードを携行する利用者の認証に用いられる。例えば、ICカード40は、錠装置20を解錠させる際に用いられる。利用者は、錠装置20の解錠を要求する際に、ICカード40内の記憶領域に有している識別情報を、錠装置20のカード読取部211に読み取らせる。例えば、ICカード40は、錠装置20に対して無線信号を用いて識別情報を送信するものであってもよい。無線信号の通信方式は、IEEE802.11規格、Bluetooth(登録商標)規格などの近距離通信に適したものを適用可能である。なお、ICカード40は、物品の利用者に対応付けられている。
なお、上記の変形例として、カード読取部211は、キャビネット12の利用を許可された利用者の識別情報のリストを物品管理装置50から予め取得しておき、制御部30に代わり、検出したICカード40の識別情報を上記のリストに基づいて識別し、当該ICカード40の利用者の要求を許可すべきか否かの識別結果を制御部30に出力するようにしてもよい。
上記のとおり錠装置20は、カード読取部211によるICカード40の検出結果に基づいて生成される制御部30からの指令に応じて、その施錠状態を切り換える。錠装置20は、扉の開閉状態と施錠状態とを出力する。
(無線通信部)
無線通信部35(読出部)は、制御部30からの要求に応じて、物品に添付又は締結された認証タグ45と通信することにより、認証タグ45に書き込まれている情報を読み取って、その情報を制御部30に通知する。例えば、収納スペース14a−1、14a−2、14a−3、14a―4などのように収納スペースの各段には、無線通信部35と図示しないアンテナがそれぞれ設けられており、無線通信部35とアンテナが互いに接続されている。
上記の認証タグ45は、物品の在否検出に用いられる。認証タグ45は、物品とともに持ち出されるまでキャビネット12内の収納スペース14aで保管され、キャビネット12から物品が持ち出された場合には、利用者によって物品とともに携行される。
無線通信部35が認証タグ45と通信するための無線信号の通信方式は、金属の筐体で構成されたキャビネット12の内部で利用して通信可能な無線方式を利用する。例えば、IEEE802.11規格、Bluetooth(登録商標)規格などの近距離通信に適した方式や、上記の規格で規定される周波数と異なる周波数帯の微弱電力で通信する方式についても適用可能である。
上記のように無線通信部35は、上記アンテナを利用して各段に存在する認証タグ45と通信して、各段に存在する認証タグ45を検出する。これにより、無線通信部35は、物品の存在を検出する。
制御部30は、無線通信部35、カード読取部211、錠装置20の各部の状態を検出するとともに、上記の各部を制御する。制御部30は、物品管理装置50と通信可能な状態で接続されている。制御部30は、カード読取部211により検出されたICカード40の識別情報に基づいた判定により、当該ICカード40の利用者の要求を許可すると判定された結果に応じて、錠装置20に対して解錠を指令する。
以下、キャビネット12において実施される処理について説明する。
(キャビネット内の物品を検出する処理)
まず、本実施形態の物品管理システムにより、キャビネット内の物品を検出する処理について説明する。図7は、本実施形態の物品管理システムにより、キャビネット内の物品を検出する処理の手順を示すフローチャートである。
まず、制御部30は、予め定められた周期又は時刻に、無線通信部35を介してキャビネット12内に存在する物品を特定する処理を実施する(S11)。例えば、制御部30は、計時部(不図示)を有しており、予め定められた周期又は時刻に対応するタイミングに、キャビネット12内に存在する認証タグ45の識別情報を順に収集する。制御部30は、履歴情報記憶部312に、収集した認証タグ45の識別情報を、同識別情報の読み出し時刻とともに書き込み、履歴情報を更新する(S12)。なお、その際、コントローラ32は、「利用者識別情報」と「錠装置制御」の各項目のデータを書き込むデータに含めなくてもよい。
(キャビネット利用時の処理)
図8は、キャビネット利用時の処理を示すフローチャートである。
まず、利用者Uは、携行しているICカード40を、キャビネット12の読取装置21にかざす。読取装置21は、ICカード40を検出して、ICカード40から読み出した識別情報をコントローラ32に送る。コントローラ32は、ICカード40から読み出した識別情報を取得する。コントローラ32は、ICカード40から読み出した識別情報と制御情報記憶部311に登録されている利用者識別情報とから、ICカード40を保持する者が、制御情報記憶部311に登録されていて、キャビネット12を利用する権限を有する利用者であるか否かを認証する(ステップS22)。
上記ステップS21において、ICカード40を保持する者がキャビネット12を利用する権限を有する利用者であると判定した場合に、コントローラ32は、錠装置20に解錠を指令する。コントローラ32は、上記の指令を受けて、錠装置20を制御して錠装置20を解錠させる(ステップS23)。
ここで、利用者Uは、キャビネット12に収納されていた物品を持ち出したり、キャビネット12に物品を返却したりする(ステップS24)。この間、コントローラ32は、扉16aが閉じられるまで所定期間待機する(ステップS25)。
次に、扉16aが閉じられたのち、コントローラ32は、錠装置20を制御して、キャビネット12に施錠する(ステップS26)。
コントローラ32は、キャビネット12の利用時の情報を新たな履歴情報として、履歴情報記憶部312に書き込み、更新する(ステップS27)。なお、その際、コントローラ32は、「棚識別情報」と「物品数」と「物品識別情報」の各項目のデータを書き込むデータに含めなくてもよい。
(物品管理装置50に対して履歴情報を通知する処理)
制御部30は、物品管理装置50からの要求に応じて、履歴情報を通知する。その際に、コントローラ32は、履歴情報の通知の実施についても履歴情報に追加する。なお、履歴情報の通知の実施を示す履歴情報には、「棚識別情報」と「利用者識別情報」と「物品数」と「物品識別情報」の各項目のデータが含まれていなくてもよい。
[端末装置]
次に、端末装置60について説明する。端末装置60は、表示部61と制御部62とを備える。端末装置60は、ネットワークNWを介して、物品管理装置50と通信可能な状態で接続されている。端末装置60は、キャビネット12の利用者又はキャビネット12の管理者による操作を受け付けて、利用者がキャビネット12を利用できるように、利用権限を示す情報を物品管理装置50に登録する。例えば、端末装置60は、パーソナルコンピュータ等として構成されていてもよい。
表示部61は、例えばタッチパネルディスプレイとして構成されており、物品管理装置50を操作するための所望の操作画面を表示する。表示部61は、利用者の操作を受け付けて、検出した操作に係るデータを出力する。
制御部62は、物品管理装置50からの指示に従って、物品管理システム10の操作を行うための画像と各種情報を表示部61に表示する。制御部62は、上記の画像と各種情報が表示部61に表示された後に、利用者が行った操作入力を表示部61(タッチパネル)により検出して、検出した操作入力を物品管理装置50に通知する。上記の通知後に、制御部62は、物品管理装置50からの指示に従って、通知の結果を示す画像と各種情報を表示部61に表示する。
[物品管理装置]
次に、物品管理装置50について説明する。物品管理装置50は、制御部51と、権限付与情報記憶部52と、履歴情報記憶部53と、利用者情報記憶部54と、物品情報記憶部55とを備える。
物品管理装置50は、端末装置60からの要求に応じて、キャビネット12による物品の管理状況を提示する棕櫚を実施する。
(キャビネットの利用を許可する処理)
まず、制御部51は、各利用者に対して利用を許可するキャビネット12を設定するために下記の処理を実施する。
第1の処理として、制御部51は、利用者の属性情報として、利用者識別情報、利用者名などを、利用者情報記憶部54に書き込む。図9は、利用者情報記憶部54の一例を示す図である。利用者情報記憶部54は、利用者の属性情報を格納する。なお、制御部51は、利用者情報記憶部54に書き込まれたデータを、関連するキャビネット12の制御部30に予め通知する。制御部30では、そのデータは、ICカード40を識別する識別情報として利用される。
第2の処理として、制御部51は、利用者情報記憶部54に属性情報が格納された各利用者に対して、利用を許可するキャビネット12を対応づける情報を、権限付与情報記憶部52に書き込む。権限付与情報記憶部52は、各利用者に対し、利用を許可するキャビネット12を対応づける情報を格納する。
第3の処理として、制御部51は、物品管理システム10において管理される各種物品の種類と、キャビネット12とを対応付ける。例えば、物品情報記憶部55は、図10に示すように2次元に配列したテーブルとして構成することができる。同図は、物品情報記憶部55の構成を示す説明図である。同図に示す物品情報記憶部55は、「キャビネット識別情報」、「物品種別」の各項目を有している。
「キャビネット識別情報」は、個々のキャビネット12を識別する識別情報を示す。
「物品種別」は、物品管理システム10が管理する各種物品の種別を示す。
例えば、同図に、キャビネット12−1(C121)に鍵を、キャビネット12−2(C122)に携帯型端末を、キャビネット12−3(C123)に書類Aを、キャビネット12−4(C124)に書類Bを割り当てた場合の一例を示す。
制御部51は、各種物品の種類と、キャビネット12との対応付けの結果に従って、「キャビネット識別情報」、「物品種別」の各項目にそのデータを書き込む。
(キャビネットの利用履歴を示す履歴情報を収集する処理)
まず、制御部51は、端末装置60からの要求に応じて、物品管理装置50の処理に要する幾つかのデータを端末装置60から取得する。例えば、物品管理装置50の処理に要するデータには、特定のキャビネット12の利用を許可する利用者についてのデータ、利用者が利用を希望する物品に関するデータなどが含まれる。制御部51は、利用者が利用を希望する物品を検索する際に、各キャビネット12の利用履歴を示す履歴情報を収集して、履歴情報記憶部53に書き込む。履歴情報記憶部53の一例について説明する。例えば、履歴情報記憶部53は、前述の図6に示す履歴情報記憶部312と同様のテーブルとして構成することができる。履歴情報記憶部53は、履歴情報記憶部312に対し、「キャビネット識別情報」に格納される情報が、1地又は複数のキャビネット12になる点が異なる。
(キャビネットの利用の履歴情報に基づいて物品の検索結果を表示する処理)
キャビネットの利用の履歴情報に基づいて物品の検索結果を表示する処理について説明する。図11は、キャビネットの利用の履歴情報に基づいて物品の検索結果を表示する処理の手順を示すフローチャートである。
端末装置60から情報を取得する際に表示する画面の一例を図に示す。図12は、端末装置60から情報を取得する際に表示する画面を説明するための図である。同図に示されるように、画面P1には、「物品種別の選択」を利用者に促すための表示エリアP11と、「検索条件」の指定を利用者に促すための表示エリアP12と、「検索」の実行を指示するボタンP13と、操作の「取消」を指示するボタンP14が表示されている。表示エリアP11に表示されている4つの選択子は、物品の種別を示す。表示エリアP11において、例えば、その一つである、「タブレット」を選択するための操作後の画面を示す。表示エリアP12に表示されている2つの選択子は、検索結果の出力方法を指定する2通りの方法を示す。表示エリアP12において、例えば、その一つである、物品が存在するキャビネット12の位置(「在庫している位置」)を選択するための操作後の画面を示す。
上記の画面御状態で、ボタンP13を操作(クリック)して検索処理を制御部51に実行させる。制御部51は、端末装置60から取得した物品の情報に基づいて、検索対象として指定された物品が存在すると推定されるキャビネット12を、物品情報記憶部55に基づいて特定する(ステップS31)。
制御部51は、ステップS31において特定されたキャビネット12の履歴情報記憶部53のうちから、検索対象の物品を検索する(ステップS32)。
制御部51は、ステップS31において取得した物品の種別情報に基づいて、画面の構成を決定する(ステップS33)。
制御部51は、ステップS33において決定した画面に、ステップS32における検索結果である、個々の物品の在否を示す情報を追加する(ステップS34)。
例えば、画面の構成例を図13と図14に示す。図13と図14は、物品の検索結果を表示する画面の一例を示すための図である。図13は、検索対象の物品としてタブレットが選択された場合の結果を示す。
表示エリアP21に、検索対象の物品が存在するキャビネットがおかれている場所と、キャビネットの番号(No)と、同キャビネット内の棚の位置(棚No)を示す。表示エリアP22に、当該キャビネットにおける棚の位置を模式化して図示する。表示エリアP23に、同棚に存在するタブレットの在否を示す。この棚には、N台のタブレットが収納可能であり、No1,2,4等のタブレットが収納されており、No3、5、等のタブレットが持ち出されている状況にあることを示す。また、図14は、図13に代えて、検索対象の物品として書類Aが選択された場合の結果を示す。このように、検索対象の物品の種類を選択するだけで、異なる種類の物品の在否を表示することができる。また、制御部51は、その表示の画面も、検索対象の物品の種類に応じた画面構成を選択することができる。
以上の実施形態によれば、物品管理システム10は、扉16a、16bが設けられた複数のキャビネット12(収納部)と、識別情報を含む情報を記憶する認証タグ45(札)が付与されている物品を管理する物品管理装置50とを有する。
キャビネット12は、キャビネット12の扉の開閉操作を検出することにより、検出したキャビネット12の扉の開操作又は閉操作に対応させて、そのキャビネット12に収納されている物品に付与されている認証タグ45からその物品を識別する識別情報を読み出し、キャビネット12に収納されている物品に付与された認証タグ45の識別情報と、キャビネット12を識別する収納部識別情報とを含む収納棚情報を送信する。
物品管理装置50は、上記の収納棚情報を取得して、その収納棚情報から抽出した収納部識別情報と上記の認証タグ45の識別情報とに基づいて、要求に応じて複数種類の物品から物品の種類を選択した物品の種類に対応する画面に、その要求に基づいて選択した物品の情報を表示させる画像を生成する。例えば、物品管理装置50は、上記の収納棚情報を取得して、その収納棚情報から抽出した収納部識別情報と上記の認証タグ45の識別情報とを抽出し、収納部識別情報に基づいて複数種類の物品から物品の種類を選択し、選択した物品の種類に対応する画面に、その要求に基づいて選択した物品の情報を、上記で抽出した札の識別情報に基づいて表示させる画像を生成するようにしてもよい。
これにより、物品管理システム10は、簡易な操作で複数種類の物品を管理することができる。
また、扉開閉操作検出部は、キャビネット12の扉の開操作を検出するとともに、キャビネット12の扉の開操作を要求した利用者を特定してもよい。センサー222と242と制御部30は、扉開閉操作検出部の一例である。
また、制御部51(管理装置制御部)は、収納棚情報に対応するキャビネット12の扉の開く操作の履歴情報と、認証タグ45の識別情報と、扉を閉じる操作の履歴情報と、キャビネット12を識別する収納部識別情報とを対応付けて履歴情報記憶部312に記憶させる。制御部51は、収納部識別情報と認証タグ45の識別情報とに基づいて、キャビネット12に収納されている物品の情報を、複数種類の物品から選択した物品の種類に対応する画面に表示してもよい。これにより、制御部51は、画面の構成を、検索対象の物品の種類に応じて選択することができる。さらに、検索対象の物品の種類を選択するだけで、異なる種類の物品の在否を表示することができる。
以上に示したように、本実施形態の物品管理システム10は、各種効果を奏するものである。
なお、物品管理システム10を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各種処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。例えば、上記の変形例として、前述の実施形態の構成や機能の配置を合理的に変更したり、何れか複数の構成や機能を任意に組み合わせて一体のものとして構成したりしてもよい。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…物品管理システム、12…キャビネット(収納部)、
50…物品管理装置、51…制御部、
60…端末装置。

Claims (6)

  1. 扉が設けられた複数の収納部と、識別情報を含む情報を記憶する札が付与されている物品を管理する物品管理装置とを備える物品管理システムであって、
    前記収納部は、
    前記収納部の扉の開閉操作を検出する扉開閉操作検出部と、
    前記検出した収納部の扉の開操作又は閉操作に対応させて、前記収納部に収納されている物品に付与されている札から前記物品を識別する識別情報を読み出す読出部と、
    前記収納部に収納されている物品に付与された札の識別情報と、前記収納部を識別する収納部識別情報とを含む収納棚情報を送信する制御部と、
    を備え、
    前記物品管理装置は、
    前記収納棚情報から抽出した前記収納部識別情報と前記札の識別情報とに基づいて、要求に応じて複数種類の物品から選択した物品の種類に対応する画面に、前記要求に基づいて選択した物品の情報を表示させる画像を生成する管理装置制御部
    を備えることを特徴とする物品管理システム。
  2. 扉開閉操作検出部は、
    前記収納部の扉の開操作を検出するとともに、前記収納部の扉の開操作を要求した利用者を特定する
    ことを特徴とする請求項1記載の物品管理システム。
  3. 前記管理装置制御部は、
    前記収納棚情報に対応する前記収納部の扉の開く操作の履歴情報と、前記札の識別情報と、前記扉を閉じる操作の履歴情報と、前記収納部を識別する収納部識別情報とを対応付けて記憶部に記憶させ、
    前記収納部識別情報と前記札の識別情報とに基づいて、前記収納部に収納されている物品の情報を、前記複数種類の物品から選択した物品の種類に対応する画面に表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の物品管理システム。
  4. 扉が設けられた複数の収納部に収納されている物品を管理する物品管理装置であって、
    前記収納部の扉の開閉操作を検出し、前記検出した収納部の扉の開操作又は閉操作に対応させて、前記収納部に収納されている物品に付与されている札から前記物品を識別する識別情報を読み出し、前記収納部に収納されている物品に付与された札の識別情報と、前記収納部を識別する収納部識別情報とを含む収納棚情報を収集する前記収納部から、前記収納棚情報を取得する情報取得部と、
    前記収納棚情報から抽出した前記収納部識別情報と前記札の識別情報とに基づいて、要求に応じて複数種類の物品から選択した物品の種類に対応する画面に、前記要求に基づいて選択した物品の情報を表示させる画像を生成する画像を生成する管理装置制御部と、
    を備えることを特徴とする物品管理装置。
  5. 扉が設けられた複数の収納部と、識別情報を含む情報を記憶する札が付与されている物品を管理する物品管理装置とを備える物品管理システムにおける物品管理方法であって、
    前記収納部の扉の開閉操作を検出するステップと、
    前記検出した収納部の扉の開操作又は閉操作に対応させて、前記収納部に収納されている物品に付与されている札から前記物品を識別する識別情報を読み出すステップと、
    前記収納部に収納されている物品に付与された札の識別情報と、前記収納部を識別する収納部識別情報とを含む収納棚情報を送信するステップと、
    前記収納棚情報から抽出した前記収納部識別情報と前記札の識別情報とに基づいて、要求に応じて複数種類の物品から選択した物品の種類に対応する画面に、前記要求に基づいて選択した物品の情報を表示させる画像を生成する画像を生成するステップと、
    を含むことを特徴とする物品管理方法。
  6. 扉が設けられた複数の収納部に収納されている物品を管理する物品管理装置のコンピュータに、
    前記収納部の扉の開閉操作を検出し、前記検出した収納部の扉の開操作又は閉操作に対応させて、前記収納部に収納されている物品に付与されている札から前記物品を識別する識別情報を読み出し、前記収納部に収納されている物品に付与された札の識別情報と、前記収納部を識別する収納部識別情報とを含む収納棚情報を収集する前記収納部から、前記収納棚情報を取得するステップと、
    前記収納棚情報から抽出した前記収納部識別情報と前記札の識別情報とに基づいて、要求に応じて複数種類の物品から選択した物品の種類に対応する画面に、前記要求に基づいて選択した物品の情報を表示させる画像を生成する画像を生成するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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