JP2006211849A - 配線器具取付具 - Google Patents

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Abstract

【課題】一本のビスで構築物に固定してもビスを回動中心とした回動を規制することができる配線器具取付具を提供する。
【解決手段】配線ボックス11は建物の柱にビスで取付固定される。配線ボックス11は、四角箱状をなすボックス本体10を有し、ボックス本体10は左側壁13cに前記柱への取付面14aを備えている。そして、取付面14aを備える左側壁13cにはビスが貫通可能な第1〜第5貫通孔21〜25が形成されているとともに貼着テープ30が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、配線器具を取り付けるために建物の構築物にビスで固定される配線器具取付具に関する。
一般に、建物内の壁に配線器具を設置するために壁裏側の木製の柱(構築物)には配線ボックスが取付固定されている。この配線ボックスは、前面に開口を有する有底四角箱状をなし、その一側壁には配線ボックスを柱に取り付けるための取付部が形成されているとともに、該取付部及び側壁を貫通してビス孔が複数箇所に形成されている。そして、この配線ボックスは、前記取付部の外面を柱の側面に当接させ、前記ビス孔から柱にビスを螺入することによって該柱に取付固定されるようになっている。
ところで、上記構成の配線ボックスは、一本のビスを柱に螺入して該柱に取付固定した場合、例えば配線ボックスをその前面側から後側へ押圧する力が作用したとき、該配線ボックスは前記ビスを回動中心として回動してしまう虞がある。したがって、配線ボックスをその回動を規制した状態で柱に取付固定するためには、少なくとも二本のビスを柱に螺入しなけらばならず、ビスの螺入作業、ひいては配線ボックスを柱に取付固定する作業が非常に煩雑であった。
そこで、一本のビスのみで配線ボックスの回動を規制し、さらに柱に取付固定可能とする配線ボックスが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の配線ボックスの一側壁には、ビスを挿通可能とする取付け孔が穿設され、該取付け孔の両側の任意の位置には弾性舌片が形成されている。さらに、前記弾性舌片には側壁から離れる方向へ突出し、かつ先端を尖らせた突起が形成されている。
そして、この配線ボックスを柱に取付固定するときには、前記取付け孔からビスを柱に螺入していくと前記弾性舌片の突起も柱に食い込んでいく。すると、配線ボックスの柱への取付固定後は突起の食い込みによって配線ボックスの回動が規制される。すなわち、特許文献1に記載の配線ボックスは、一本のビスのみで柱に回動規制した状態で取付固定することが可能とされている。
実公昭57−35862号公報(第1〜第2頁、第1図)
ところで、特許文献1に記載の配線ボックスは、突起を柱に食い込ませることによって柱への回動を規制している。しかし、配線ボックスを、例えば金属柱といった突起を食い込ませることが不可能な構築物に取付固定する場合は、前記突起の金属柱への食い込みによって回動を規制することが不可能となる。このため、配線ボックスをその回動を規制して金属柱等に固定するためには、二本以上のビスを金属柱に螺入しなければならず、ビスの螺入作業、ひいては配線ボックスを構築物に取付固定する作業が非常に煩雑となってしまった。
本発明は、一本のビスで構築物に固定してもビスを回動中心とした回動を規制することができる配線器具取付具を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、配線器具を取り付けるために建物の構築物にビスで取付固定される配線器具取付具であって、箱状又は枠状をなす取付具本体を有し、該取付具本体は複数の側壁のうちの少なくとも一側壁に前記構築物への取付面を備え、該取付面を備える側壁には前記ビスが貫通可能な貫通孔が形成されているとともに取付具本体を構築物に貼着するための貼着テープが設けられていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配線器具取付具において、前記貼着テープは前記貫通孔を閉鎖して設けられ、貫通孔を貫通したビスの周囲に粘着テープが位置することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の配線器具取付具において、前記貫通孔は、前記取付具本体の深さ方向に沿って延びる長孔状に形成され、該貫通孔はその始端が取付具本体の開口側に位置し終端が前記深さ方向における中央位置に位置していることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の配線器具取付具において、前記構築物は、金属製の柱であることを要旨とする。
本発明によれば、一本のビスで構築物に固定してもビスを回動中心とした回動を規制することができる。
以下、本発明の配線器具取付具を配線ボックスに具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。なお、以下の説明において配線ボックス11の「左」「右」「上」「下」「前」「後」は、図1に示す矢印Y1の方向を左右方向とし、矢印Y2の方向を上下方向とし、矢印Y3の方向を前後方向とする。
図1に示すように、配線器具取付具としての配線ボックス11は、一面(前面)に開口を有する有底四角箱状をなす取付具本体としてのボックス本体10を有している。そして、配線ボックス11は前記ボックス本体10に貼着テープ30を設けて形成されている。この配線ボックス11は、スイッチ等の配線器具を建物の壁等に取り付けるために、建物内の構築物としての金属製の柱H(図3参照)に取付固定されるものである。また、矢印Y3に示す前後方向をボックス本体10の深さ方向とする。
まず、前記ボックス本体10について説明する。ボックス本体10は、長方形状をなす底壁12の周縁に四つの側壁13a〜13dが立設されて形成されている。前記四つの側壁13a〜13dは、底壁12の上下に相対向する短辺の側縁に立設された上側壁13a及び下側壁13bと、底壁12の左右に相対向する長辺の側縁に立設された左側壁13c及び右側壁13dである。
前記上側壁13a及び下側壁13bにおけるボックス本体10の開口側内面であって、上側壁13a及び下側壁13bの左右方向中央にはボス部18がボックス本体10内中央に向かって突設されている。このボス部18は、配線ボックス11に配線器具(図示せず)を取り付けるために設けられている。各ボス部18は筒状に形成され、その内部にはナット(図示せず)が埋設されている。さらに、各ボス部18には前記ナットに取付ビス(図示せず)を螺合可能とするボス孔18aが設けられている。
さらに、上側壁13a及び下側壁13bの左右両側には、ケーブル(図示せず)をボックス本体10内に引き込むための引込孔16が穿設されている。なお、各引込孔16はノックアウト部(図示せず)によって閉塞されていてもよく、引込孔16が前記ノックアウト部によって閉塞されている場合は、該ノックアウト部は引込孔16の使用時に除去される。
前記左側壁13cには一定の厚みを有する長方形状に形成された取付部14が一体形成されている。この取付部14は、配線ボックス11を柱Hに取付固定するときに、ボックス本体10を柱Hの側面から一定距離だけ離れた位置に配置するために設けられている。なお、取付部14において、該取付部14の長辺方向に沿った方向、すなわち前記矢印Y2の方向を取付部14の長さ方向とし、取付部14の短辺方向に沿った方向、すなわち矢印Y3の方向を取付部14の幅方向とする。
図2に示すように、取付部14において、前記左側壁13cと対向する面となる取付部14の外面(左面)には取付面14aが形成されている。この取付面14aは、配線ボックス11を柱Hに取付固定する際に、該柱Hの側面に対向することとなる面である。そして、取付面14aは、ボックス本体10の四側壁13a〜13dのうちの一側壁である左側壁13cに形成され、該左側壁13cは取付面14aを備えている。また、ボックス本体10の左側には、取付部14(取付面14a)及び左側壁13cを貫通する第1〜第5貫通孔21〜25が形成されている。第1〜第5貫通孔21〜25はそれぞれ長孔状をなし、ビスBを挿通可能となっている。
第1〜第3貫通孔21〜23は、取付部14にてボックス本体10の底壁12側(後端側)から開口側まで前記幅方向(ボックス本体10の深さ方向)に沿って延びる直線状に形成されている。ここで、第1〜第3貫通孔21〜23は、取付部14における底壁12側が切り欠かれているため、該底壁12側を第1〜第3貫通孔21〜23の始端とすると、第1〜第3貫通孔21〜23の終端は、取付部14におけるボックス本体10の開口側に位置している。すなわち、第1〜第3貫通孔21〜23は、取付部14の幅方向(ボックス本体10の深さ方向)のほぼ全体に亘って形成されている。そして、第1貫通孔21は取付部14の長さ方向最上部に、第2貫通孔22は取付部14の長さ方向中央部に、第3貫通孔23は取付部14の長さ方向最下部に形成されている。
また、第4貫通孔24及び第5貫通孔25は、ボックス本体10の開口側から取付面14aの幅方向(ボックス本体10の深さ方向)中央部となる位置まで前記幅方向に沿って延びる直線状に形成されている。ここで、第4及び第5貫通孔24,25は、取付部14におけるボックス本体10開口側が切り欠かれているため、該開口側を第4及び第5貫通孔24,25の始端とする。すると、第4及び第5貫通孔24,25の終端は取付部14の幅方向(ボックス本体10の深さ方向)中央に位置している。そして、第4及び第5貫通孔24,25は、前記第1〜第3貫通孔21〜23の長さより短くなっている。また、第4貫通孔24は、取付部14の長さ方向において前記第1貫通孔21と第2貫通孔22の間に配置され、第5貫通孔25は、取付部14の長さ方向において第2貫通孔22と第3貫通孔23の間に配置されている。
取付部14において、前記第1〜第5貫通孔21〜25を除いた面全てに取付面14aが形成されている。そして、取付部14の取付面14aには、貼着テープ30が貼着されている。この貼着テープ30は両面貼着可能な粘着テープであり、一面が取付面14aに貼着されている。また、貼着テープ30の他面には剥離紙が貼着されており、配線ボックス11を柱Hに固定する際に剥離紙が除去されて柱Hの側面に貼着されるようになっている。さらに、貼着テープ30は、前記第2貫通孔22を中心として前記長さ方向(上下方向)両側に均等長さずつ存在するように取付面14aに貼着されている。
貼着テープ30は、取付面14aにて前記第2貫通孔22、第4貫通孔24及び第5貫通孔25のほぼ全体(第2貫通孔22、第4貫通孔24及び第5貫通孔25の始端を除く部位)を閉鎖するように取付面14aに貼着され、貼着テープ30のほぼ中央部となる位置には前記第2貫通孔22が対応している。取付面14aにて第2貫通孔22、第4貫通孔24及び第5貫通孔25の周囲となる位置には貼着テープ30が貼着されている。
そして、貼着テープ30は、取付面14aにて前記第1貫通孔21及び第3貫通孔23を閉鎖することなく取付面14aに貼着されている。貼着テープ30は、第2貫通孔22、第4貫通孔24及び第5貫通孔25のいずれか一つを用いて配線ボックス11を柱Hに固定するときに、ビスBによって突き破られるようになっている。一方、貼着テープ30は、第1貫通孔21又は第3貫通孔23を用いて配線ボックス11を柱Hに固定するときはビスBによって突き破られることはない。
取付部14において、ボックス本体10の開口側たる前端部であって、取付部14の長さ方向両側には、それぞれ突起14bが突設されている。突起14bは、取付面14aに直交し、かつ取付面14aから離れる方向へ突出するように設けられている。また、突起14bは、取付面14aから離れる方向へ延びるに従い徐々に尖るように形成されている。そして、本実施形態の配線ボックス11は、取付面14a及び第1〜第5貫通孔21〜25を備えるボックス本体10に貼着テープ30を設けたことにより形成されている。
さて、上記構成の配線ボックス11を柱Hに取付固定するには、まず、貼着テープ30の剥離紙を除去する。次に、取付面14aが柱Hの側面に相対向して面するようにし、貼着テープ30の他面たる貼着面を柱Hの側面に貼着する。すると、図3及び図4に示すように、柱Hの側面に配線ボックス11が取り付けられ、貼着テープ30の貼着力によって配線ボックス11は柱Hに仮固定される。次に、ビスBを配線ボックス11の内側から第2貫通孔22に挿通し、さらに、ビスBを柱Hに向かって螺入する。このとき、ビスBは、取付面14aの中央部、すなわち貼着テープ30の中央部を貫通するように第2貫通孔22に挿通される。このため、第2貫通孔22を貫通したビスBの周囲には貼着テープ30が位置している。
なお、配線ボックス11は、貼着テープ30によって柱Hに仮固定されているため、作業者は両方の手でビスBの螺入作業を行うことができる。そして、一方の手で配線ボックス11を柱Hに押さえ付けたとき、配線ボックス11が柱Hの側面に沿って滑ることがないため、配線ボックス11を柱Hに強固に押さえ付けることが可能となる。また、柱Hは金属製であるためビスBが滑り、ビスBを柱Hに螺入しにくい状態となっている。しかし、配線ボックス11は貼着テープ30により柱Hに仮固定されているため、螺入作業の際に滑ったビスBが配線ボックス11をそのビスBが滑った方向へ押圧しても配線ボックス11が移動することが防止される。
そして、ビスBが第2貫通孔22を貫通し、貼着テープ30の中央部を突き破って柱Hに螺入されると、取付面14aが柱Hの側面に面する状態で配線ボックス11が柱Hに取付固定される。すなわち、配線ボックス11は、貼着テープ30の貼着力とビスBの締付力によって柱Hに強固に取付固定される。この配線ボックス11の取付固定状態において、配線ボックス11にその前面側(開口側)から後面側(底壁12側)へ押圧する力が作用しても、貼着テープ30による貼着によって配線ボックス11が移動することが防止される。すなわち、ビスBの周囲たる取付面14aは、貼着テープ30によって柱Hの側面に貼着されているため、前記力によって配線ボックス11がビスBを回動中心として回動することが規制される。したがって、一本のビスBを用いて配線ボックス11を柱Hに取付固定しても、貼着テープ30の貼着力により配線ボックス11の回動を規制することができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ボックス本体10に貼着テープ30を設けて配線ボックス11を形成した。そして、一本のビスBを用いて配線ボックス11を金属製の柱Hに取付固定した状態では、貼着テープ30の貼着力によってビスBを回動中心とした配線ボックス11の回動を規制することができる。したがって、突起14bが食い込まない金属製の柱Hに対し、二本のビスBを用いなくても配線ボックス11を回動規制した状態で取付固定することができる。その結果として、ビスBを柱Hに螺入する作業は一回のみでよく配線ボックス11を柱Hに取付固定する作業を容易とすることができる。
(2)取付部14の左面にて第1〜第5貫通孔21〜25以外の部位全てを取付面14aとしたため、取付部14にて貼着テープ30を貼着可能とする面積を十分に確保して貼着テープ30を取付面14aから剥がれにくくすることができる。
(3)ボックス本体10の左側には五つの貫通孔21〜25が形成されている。したがって、配線ボックス11を柱Hに取付固定する作業者は使用する貫通孔21〜25を任意に選択することができる。
(4)貼着テープ30により、配線ボックス11を柱Hに仮固定してビスBの螺入作業を行うことができ、作業者は両方の手で配線ボックス11の取付固定を行うことができる。したがって、貼着テープ30が存在せず、配線ボックス11を一方の手で柱Hに押さえ付けながら、他方の手でビスBの螺入作業を行う場合と比較してその作業性を向上させることができる。
(5)貼着テープ30は第2貫通孔22、第4貫通孔24、及び第5貫通孔25を閉鎖して取付面14aに貼着されている。このため、第2貫通孔22を用いて配線ボックス11を柱Hに取付固定した場合は、ビスBは貼着テープ30を貫通し、該貼着テープ30の近傍を通過して柱Hに螺入されることとなる。したがって、ビスBによって該ビスB近傍の貼着テープ30を柱Hの側面に強固に押し付けることとなるため、貼着テープ30を柱Hの側面に強固に貼着させることができ配線ボックス11の回動規制に寄与することができる。
(6)貼着テープ30は、第2貫通孔22を閉鎖し、さらに第2貫通孔22の周囲となる取付面14aにも貼着されている。このため、第2貫通孔22を用いて配線ボックス11を柱Hに取付固定した場合、ビスBの周り全周囲となる取付面14aが貼着テープ30により柱Hに貼着されることとなり、ビスBを回動中心とした配線ボックス11の回動を確実に規制することができる。
(7)また、貼着テープ30は取付面14aのほぼ全体を覆うように貼着されている。そして、第2貫通孔22から柱HにビスBを螺入するとき、ビスBを貼着テープ30の中央部を突き破るようにすると、ビスBは貼着テープ30の中央部を柱Hに押さえ付けることとなる。このようにすると、貼着テープ30はビスBにより押さえ付けられた中央部以外、すなわち周縁部は押さえ付けられず一定の厚みとなっている。したがって、貼着テープ30の周縁部により柱Hの側面と取付面14aの間を一定の間隔とすることができる。したがって、例えば、貼着テープ30が取付面14aの上側一部のみに貼着されている場合のように、貼着テープ30の厚みによって配線ボックス11が傾いて柱Hに取付固定されることを無くすことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 実施形態において、図5に示すように、ビスBを第4貫通孔24又は第5貫通孔25(図5では第4貫通孔24)から柱Hに螺入して配線ボックス11を柱Hに取付固定してもよい。第4及び第5貫通孔24,25は、その始端が取付部14におけるボックス本体10の開口側に位置し終端が取付部14におけるボックス本体10の深さ方向中央位置に位置している。このため、ビスBを第4又は第5貫通孔24,25から柱Hに螺入する際、ビスBは取付部14の中央位置の終端に当接する。その結果として、ビスBが柱Hの側面を滑りやすくてもビスBがボックス本体10の奥側(底壁12側)まで移動することを防止することができる。したがって、ビスBを柱Hへ螺入する作業をボックス本体10の開口側で行うことができ、該螺入作業をボックス本体10の奥側で行う場合と比較してその作業を容易とすることができる。なお、第4貫通孔24及び第5貫通孔25にビスBを螺入して配線ボックス11を柱Hに取付固定してもよい。
・ 実施形態において、配線ボックス11を構築物として木製の柱、コンクリート製の柱、鉄骨等に取付固定してもよい。なお、配線ボックス11を木製の柱に取付固定した場合は、貼着テープ30の貼着力に加え、突起14bが柱に食い込むことによってビスBを回動中心とした配線ボックス11の回動を規制することができる。
・ 実施形態において、第2貫通孔22を用いて配線ボックス11を柱Hに取付固定する場合は、貼着テープ30を第2貫通孔22のみを覆うように取付面14aに貼着してもよい。また、第4又は第5貫通孔24,25を用いて配線ボックス11を柱Hに取付固定する場合は、貼着テープ30を第4又は第5貫通孔24,25のみを覆うように取付面14aに貼着してもよい。すなわち、配線ボックス11を柱Hに固定する際に用いる貫通孔のみを貼着テープ30で覆うようにして貼着テープ30を取付面14aに貼着してもよい。さらには、貼着テープ30を全ての貫通孔21〜25を覆うように取付面14aに貼着してもよい。
・ 実施形態において、第1〜第5貫通孔21〜25の全てを取付部14の幅方向のほぼ全体に延びるように形成してもよい。
・ 実施形態において、第1〜第5貫通孔21〜25の全ての始端をボックス本体10の開口側とし、取付部14の幅方向(ボックス本体10の深さ方向)中央を終端としてもよい。また、第2貫通孔22のみを、その始端をボックス本体10の開口側とし終端を取付部14の幅方向(ボックス本体10の深さ方向)中央位置としてもよい。
・ 実施形態において、第1〜第5貫通孔21〜25を円孔状に形成してもよく、この場合は、第1〜第5貫通孔21〜25を取付面14aの幅方向中央部(ボックス本体10の深さ方向中央位置)となる位置に形成するのが好ましい。
・ 実施形態において、第1〜第5貫通孔21〜25の長さを任意に変更してもよい。
・ 実施形態において、第2貫通孔22に加え、その他の貫通孔からビスBを柱Hに螺入して配線ボックス11を柱Hに取付固定してもよい。
・ 実施形態において、取付部14に第2貫通孔22のみを形成してもよい。又は、取付部14に第2貫通孔22以外の貫通孔21,23,24,25のいずれか一つのみを形成してもよい。取付部14に形成される貫通孔の数を任意に変更してもよい。
・ 実施形態において、全ての貫通孔21〜25を閉鎖することなく取付面14aのみに貼着テープ30を貼着してもよい。
・ 実施形態において、左側壁13cではなく上側壁13a、下側壁13b及び右側壁13dのうちの少なくともいずれか一側壁に貫通孔を形成し、貫通孔が形成された側壁13a,13b,13dの外面に貼着テープ30を貼着してそれら側壁13a,13b,13dの外面を取付面としてもよい。なお、取付部14を削除して各側壁13a〜13dの外面を当接面としてもよい。
・ 図6に示すように、配線器具取付具を、両面(前後両面)に開口を有する四角枠状の取付具本体たる枠本体51に貼着テープ30を設けた配線器具取付枠50に具体化してもよい。枠本体51は四つの側壁52a〜52dのうちの左側の側壁52cに取付部53を備え、該取付部53の外面には取付面53aが形成されている。さらに、取付部53には貫通孔54〜58が形成されている。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)配線器具を取り付けるために建物の構築物にビスで取付固定される配線器具取付具であって、箱状又は枠状をなす取付具本体を有し、該取付具本体は複数の側壁のうちの少なくとも一側壁に前記ビスが貫通可能な貫通孔が形成され、該貫通孔は、前記取付具本体の深さ方向に沿って延びる長孔状に形成されているとともに、その始端が取付具本体の開口側に位置し終端が前記深さ方向における中央位置に位置していることを特徴とする配線器具取付具。
実施形態の配線ボックスを示す斜視図。 実施形態の配線ボックスを示す側面図。 実施形態の配線ボックスを柱に仮固定した状態を示す斜視図。 第2貫通孔を用いて配線ボックスを柱に固定した状態を示す正面図。 第4貫通孔を用いて配線ボックスを柱に固定した状態を示す斜視図。 別例の配線器具取付枠を示す斜視図。
符号の説明
B…ビス、H…構築物としての柱、11…配線器具取付具としての配線ボックス、10…取付具本体としてのボックス本体、13a…側壁としての上側壁、13b…側壁としての下側壁、13c…側壁としての左側壁、13d…側壁としての右側壁、14a…取付面、21…貫通孔としての第1貫通孔、22…貫通孔としての第2貫通孔、23…貫通孔としての第3貫通孔、24…貫通孔としての第4貫通孔、25…貫通孔としての第5貫通孔、30…貼着テープ、50…配線器具取付具としての配線器具取付枠、51…取付具本体としての枠本体、52a〜52d…側壁、53a…取付面、54〜58…貫通孔。

Claims (4)

  1. 配線器具を取り付けるために建物の構築物にビスで取付固定される配線器具取付具であって、
    箱状又は枠状をなす取付具本体を有し、該取付具本体は複数の側壁のうちの少なくとも一側壁に前記構築物への取付面を備え、該取付面を備える側壁には前記ビスが貫通可能な貫通孔が形成されているとともに取付具本体を構築物に貼着するための貼着テープが設けられていることを特徴とする配線器具取付具。
  2. 前記貼着テープは前記貫通孔を閉鎖して設けられ、貫通孔を貫通したビスの周囲に粘着テープが位置する請求項1に記載の配線器具取付具。
  3. 前記貫通孔は、前記取付具本体の深さ方向に沿って延びる長孔状に形成され、該貫通孔はその始端が取付具本体の開口側に位置し終端が前記深さ方向における中央位置に位置している請求項1又は請求項2に記載の配線器具取付具。
  4. 前記構築物は、金属製の柱である請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の配線器具取付具。
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