JP2006211249A - 電圧制御型発振器 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度特性補償信号及び外部電圧周波数制御信号とは独立してMOSトランジスタの閾値電圧を制御可能な電圧制御型発振器の提供。
【解決手段】帰還抵抗1とインバータ2と水晶振動子3で構成された発振回路の負荷容量を、ソース端子とバックゲート端子を短絡したMOSトランジスタ4,5のドレイン端子とゲート端子の間に生じる静電容量を可変容量として、DCカット容量9,10と可変容量(MOSトランジスタ4,5)の直列接続を水晶振動子3の一方の端子および他方の端子との間に構成する。例えば、ドレイン端子には高周波除去抵抗11,12を介すと同時に、ソース−バックゲート端子には高周波除去抵抗7,8を介し、外部電圧周波数制御信号をMOSトランジスタ4,5の閾値電圧制御信号を入力する。またゲート端子には、温度特性補償信号とMOSトランジスタ4,5の閾値電圧制御信号を重畳した信号を入力する構成。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧制御型発振器にかかり、その用途は電圧制御による温度補償型水晶発振器として用いる電圧制御型発振器に関する。
近年、携帯電話機等の移動体通信機器の急速な発展に伴い、これらの通信機器には、温度補償性能、小型化、使用周波数の高周波化など数々の機能追加が求められてきている。この為、このような通信機器において、通信周波数の基準として用いられている水晶発振器においても通信機器と同様に、温度補償性能、小型化、高周波化等の要求がある。
温度補償水晶発振器は、温度補償機能を具備し、温度変化による周波数の変化を小さくした水晶発振器であり、携帯電話等の基準周波数源として広く使用されている。そして電圧制御型発振器は、発振ループ内の負荷容量として電圧により容量値を変更することが可能な可変容量素子を設け、この可変容量素子の端子電圧を制御することにより、負荷容量値を変化させて周波数を制御することができるようにした発振器である。温度補償水晶発振器としては、電圧制御型発振器における可変容量の端子電圧を制御して水晶振動子(圧
電振動子)の温度特性をキャンセルさせるようにしたものがある。
近年、温度補償水晶発振器は低位相ノイズ化、起動時間短縮化、温度補償の高精度化などに加えて、小型化への取り組みが進められている。水晶発振器の小型化を実現するためには水晶振動子の小型化が必須である。しかし、一般的に水晶振動子を小型化することにより可変容量の変化に対する周波数の変化の割合が小さくなる傾向がある。
そこで、負荷容量として使用される可変容量の制御電圧に対する容量の変化量を大きくする必要がある。例えば、特許文献1、2に示されているように、ソース端子とドレイン端子をショートしたMOSトランジスタのソース−ドレイン端子とゲート端子の間に生じる静電容量を用いることで制御電圧の変化に対して容量値の変化を大きくとることができ、水晶発振器の周波数変化の感度向上を図っている(図18参照)。例えば、図16にこの電圧制御型発振器の一例を示すように、帰還抵抗1とインバータ2を備えた増幅器と、圧電振動子3と、前記圧電振動子3の両端子に、可変容量として第1および第2のMOSトランジスタ4,5を接続したものが提案されている。この可変容量においては、第1および第2のMOSトランジスタ4,5のソース−ドレイン端子が短絡され、このソース−ドレイン端子と、前記第1および第2のMOSトランジスタ4,5のゲート端子間に生じる静電容量を、ゲート端子に接続される電圧源45で制御している。
特開2003−318417号公報 特開平11−220329号公報
この電圧制御型発振器では、可変容量として、MOSトランジスタのソース−ドレイン端子とゲート端子の間に生じる静電容量を発振回路の増幅器および水晶振動子(圧電振動子)に直接接続し、MOSトランジスタのゲート電圧を制御してソース−ドレイン端子とゲート端子の間に生じる静電容量を変化させることにより、周波数を制御する。この場合、MOSトランジスタのゲート電圧がソース−ドレイン端子電圧+閾値電圧となったときに、ゲート酸化膜直下にチャネルが形成され、ゲート端子とチャネルすなわちソース−ドレイン端子間の静電容量が増大する。(この電圧を容量切り替わり電圧とする。)
上述した従来の電圧制御型発振器の第1の課題として、ドレイン端子のDCバイアスが発振回路の増幅器側で決定されてしまうため、容量切り替わり電圧を任意の値に設定することができず、任意のゲート電圧を中心に周波数を制御することができないという問題があった。
また、第2の課題として、通常のCMOSプロセスではMOSトランジスタの閾値電圧のばらつきや温度特性に依存して容量切り替わり電圧も変化するが、従来例ではこれを補償するために温度特性補償信号および外部電圧周波数制御信号そのものにMOSトランジスタの閾値電圧のバラツキや温度特性をキャンセルさせる特性をもたせる必要があった。特に、MOSトランジスタの閾値電圧がばらつくと、図19(a)に示すように、容量切り替わり電圧が変わり、図19(b)に示すように、前記ゲート端子と前記ソース−ドレイン端子間電圧に対する前記従来例の電圧制御型発振器の発振周波数特性のばらつきが大きく、制御電圧の特性が複雑になってしまっていた。
また、第3の課題として、容量切り替わり電圧以下となるときの容量値が大きい為、周波数可変範囲が小さいという課題があった。これは、圧電振動子の周波数―容量特性がイクスポーネンシャルカーブを描くことから、容量切り替わり電圧以下となるときの容量値が大きいと、容量変化に対する周波数の可変範囲は小さくなるためである。
さらにまた、第4の課題として、MOSトランジスタのチャネルの不純物濃度及びN型半導体領域の濃度のばらつきにより、MOS型可変容量のソース−ドレイン端子−接地端子間の寄生容量がばらつき、発振器の負荷容量がばらつくことになり、発振周波数のばらつきが大きくなるという問題があった。この問題点を従来例の電圧制御型発振器におけるMOS型可変容量の各端子から見た容量値の可変特性を中心に説明する。
図17(a)は従来例に用いる一般的なCMOSプロセスにおけるMOS型可変容量の構造であり、P型半導体基板36の中に形成するN型エピタキシャル層41と前記N型エピタキシャル層41の中に形成するP型ウェル層のバックゲート33と前記バックゲート33の上に形成する薄いシリコン酸化膜34とP型ポリシリコンのゲート電極35と前記バックゲート33の中に形成するN型ウェル層のソース電極38及びドレイン電極39と前記バックゲート33の表面に形成する前記バックゲート33より濃度の濃いP型層のバックゲート電極40とで構成され、前記P型半導体基板36及び前記バックゲート電極40を接地し、前記ソース電極38と前記ドレイン電極39を共通接続したソース−ドレイン電極38又は39と前記ゲート電極35間に、制御電圧を印加して、前記ソース−ドレイン電極38又は39−前記ゲート電極35間の容量を変化させる3端子型可変素子である。次に、このMOS型可変容量の前記ソース−ドレイン電極38又は39―前記ゲート電極35間の容量が、前記ソース−ドレイン電極38又は39―前記ゲート電極35間の電圧により、どのように変化するかを説明する。
図16に示す前記従来の電圧制御型発振器において、図17の前記MOS型可変容量を用いる場合、MOSトランジスタの閾値電圧をVTHとすると、前記ゲート電極35と前記ソース−ドレイン電極38又は39間電圧Vg-dsがVTHより低い時は、前記バックゲート33と前記シリコン酸化膜34の境界の半導体表面近傍には空乏層37が形成されるため空乏層容量Cdが発生し、図17(b)の等価回路に示すように、前記ソース−ドレイン電極38又は39と前記バックゲート電極40間の容量は、ソース−バックゲート接合容量とドレイン−バックゲート接合容量との並列容量Cdjs+Cdjdとなり、前記ゲート電極35と前記バックゲート電極40間の容量は、ゲート酸化膜容量Coxと空乏層容量Cdの直列容量となっているが、ここで、図16のように前記ゲート電極35は、前記電圧源45により直流信号がバイアスされていて、交流的には前記ゲート電極35の電位は前記バックゲート電極40と等価であり、前記ソース−ドレイン電極38又は39には、前記圧電振動子3及び前記インバータ2から交流信号がバイアスされているので、交流的な前記ソース−ドレイン電極38又は39と前記ゲート電極35間の容量は、前記ソース−バックゲート接合容量とドレイン−バックゲート接合容量との並列容量Cdjs+Cdjdに近似できる値となる。
次に、図17(c)に示すように、前記ゲート電極35と前記ソース−ドレイン電極38又は39間電圧Vg-dsがVTH以上大きくなると前記バックゲート33と前記シリコン酸化膜34との境界の半導体表面に、少数キャリアの電子が誘起されて反転層(チャネル)が形成され、それ以上空乏層37は広がらなくなり、空乏層容量Cdが一定値となる。この時、ゲート酸化膜直下に形成されたチャネルにより、前記ソース−ドレイン電極38又は39と前記バックゲート33と前記シリコン酸化膜34との境界の半導体表面近傍は、同電位となり、上記同様、図16のように前記ゲート電極35は、前記電圧源45により直流信号がバイアスされていて、交流的には前記ゲート電極35の電位は前記バックゲート電極40と等価であり、前記ソース−ドレイン電極38又は39には、前記圧電振動子3及び前記インバータ2から交流信号がバイアスされているので、図17(d)に示すように、交流的な前記ソース−ドレイン電極38又は39と前記ゲート電極35間の容量は、前記ゲート酸化膜容量と前記空乏層容量と前記ソース−バックゲート接合容量と前記ドレイン−バックゲート接合容量との並列容量Cox+Cd+Cdjs+Cdjdに近似できる値となり最大となる。(この電圧を容量切り替わり電圧とする。)
ここで、MOSトランジスタのチャネルの不純物濃度及びN型半導体領域の濃度のばらつきにより、前記ソース−バックゲート接合容量Cdjsと前記ドレイン−バックゲート接合容量Cdjdと空乏層容量Cd(特に空乏層容量Cd)がばらつくので、図18に示す様に、前記ゲート電極35と前記ソース−ドレイン電極38又は39間電圧Vg-dsが、容量切り替わり電圧より低い場合は、前記ソース−バックゲート接合容量Cdjsと前記ドレイン−バックゲート接合容量Cdjdのばらつき分、前記ソース−ドレイン電極38又は39と前記ゲート電極35間の容量がばらつき、この容量のばらつき分、図16に示す前記従来例の電圧制御型発振器の発振周波数の最大値f0maxがばらつく。また、同様に図18に示す様に、前記ゲート電極35と前記ソース−ドレイン電極38又は39間電圧Vg-dsが、容量切り替わり電圧より高い場合は、前記ソース−バックゲート接合容量Cdjsと前記ドレイン−バックゲート接合容量Cdjdと空乏層容量Cdのばらつき分、前記ソース−ドレイン電極38又は39と前記ゲート電極35間の容量がばらつき、この容量のばらつき分、図16に示す前記従来例の電圧制御型発振器の発振周波数の最小値f0minがばらつく。
この為、実際にMOSトランジスタのソース−ドレイン端子とゲート端子の間に生じる静電容量を用いた水晶発振器の設計を容易にして実用化するためには、MOSトランジスタの端子間に生じる静電容量を拡大するか、もしくはアレイ構造を用いることにより静電容量を拡大させ、かつMOSトランジスタの閾値電圧制御信号を温度特性補償信号および外部電圧周波数制御信号とは独立して制御し、かつソース−ドレイン端子とゲート端子の間に生じる静電容量のばらつきを少なくする必要があるという問題があった。
本発明は前記実情に鑑みてなされたもので、電圧制御型発振器において、周波数の可変範囲を低下させることなく、小型化をはかり、発振周波数の制御が行いやすい、電圧制御型発振器を提供することを目的とする。
すなわち、MOSトランジスタの端子間に生じる静電容量の容量切り替わり電圧以下での容量値が大きくなるのを防ぎ、容量切り替わり電圧以上及び以下での静電容量のばらつきを少なくすることにより改善を図り、温度特性補償信号および外部電圧周波数制御信号とは独立してMOSトランジスタの閾値電圧を制御することの可能な電圧制御型発振器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電圧制御型発振器は、インバータと帰還抵抗とを備えた増幅器と、前記増幅器の入力及び出力に接続された圧電振動子と、前記圧電振動子の両端子間に、負荷容量として設けられた前記圧電振動子の両端端子それぞれに一方の端子が接続された第1のDCカット容量及び第2のDCカット容量と可変容量とからなる可変容量手段とを備え、前記可変容量が、前記第1及び第2のDCカット容量の他方の端子それぞれにドレイン端子を接続し、ソース端子とバックゲート端子を短絡し、それぞれのゲート端子を短絡した第1のMOSトランジスタ及び第2のMOSトランジスタとで構成され、前記第1及び第2のMOSトランジスタそれぞれのソース−バックゲート端子に一方の端子に接続した第1の高周波除去抵抗及び第2の高周波除去抵抗と、前記第1及び第2のMOSトランジスタのドレイン端子それぞれに一方の端子を接続し他方の端子を共通とした第3の高周波除去抵抗及び第4の高周波除去抵抗とで構成され、前記第1のMOSトランジスタのドレイン端子とゲート端子間に生じる静電容量と前記第2のMOSトランジスタのドレイン端子とゲート端子間に生じる静電容量で構成されるとともに、前記第1及び第2のMOSトランジスタのドレイン端子に発振電圧が印加され、前記第1及び第2のMOSトランジスタの共通に接続したゲート端子に入力する第1の制御信号と、前記第1及び第2のMOSトランジスタそれぞれのドレイン端子に前記第3及び第4の高周波除去抵抗を介して入力されるとともに、前記第1及び第2のMOSトランジスタそれぞれのソース−バックゲート端子に前記第1及び第2の高周波除去抵抗を介して入力される第2の制御信号とにより発振周波数を制御するようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、素子数を増大することなく、前記第1および第2のMOSトランジスタの接続を変更し、前記第1、第2、第3及び第4の高周波除去抵抗と第1及び第2のDCカット容量の追加のみで、容量切り替わり電圧以下での容量値の最小化と周波数可変量の増大が可能となるため、装置自体の小型化を維持することができる。また独立して制御可能な第1および第2の制御信号を用いることにより、MOSトランジスタの閾値電圧を制御して容量切り替わり電圧を制御でき、任意の制御電圧値を中心に周波数を変化させることができる。また、容量切り替わり電圧以上及び以下での容量値のばらつきの低減が可能であるため、電圧制御型発振器の発振周波数のばらつきを低減させることができる。
なお、圧電振動子の両端子に、容量切り替わり電圧を制御可能なMOSトランジスタを接続するのが望ましいが、一方の端子のみに容量切り替わり電圧を制御可能なMOSトランジスタを接続し、他方の端子は単に高周波除去抵抗を介して制御信号を入力するようにしてもよい。
すなわち、本発明の電圧制御型発信器は、インバータと帰還抵抗とを備えた増幅器と、前記増幅器の入力及び出力に接続された圧電振動子と、前記圧電振動子の両端子間に、負荷容量として設けられた前記圧電振動子の両端端子それぞれに一方の端子が接続された第1のDCカット容量及び第2のDCカット容量と可変容量とからなる可変容量手段とを備え、前記可変容量が、前記第1または第2のDCカット容量の他方の端子にドレイン端子を接続し、ソース及びバックゲート端子を短絡し、それぞれのゲート端子を短絡したMOSトランジスタで構成され、前記MOSトランジスタのソース−バックゲート端子に一方の端子に接続した第1の高周波除去抵抗と、前記MOSトランジスタのドレイン端子に一方の端子を接続した第3の高周波除去抵抗とで構成され、前記MOSトランジスタのドレイン端子とゲート端子間に生じる静電容量で構成されるとともに、前記MOSトランジスタのドレイン端子に発振電圧が印加され、前記MOSトランジスタのゲート端子に入力する第1の制御信号と、前記第1または第2のDCカット容量の他方の端子に第4の高周波除去抵抗を介して入力される第2の制御信号とにより発振周波数を制御するようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、素子数を増大することなく、MOSトランジスタの接続を変更し、少なくとも3個の高周波除去抵抗と2個のDCカット容量の追加のみで、容量切り替わり電圧以下での容量値の最小化と周波数可変量の増大が可能となるため、装置自体の小型化を維持することができる。また独立して制御可能な第1および第2の制御信号を用いることにより、MOSトランジスタの閾値電圧を制御して容量切り替わり電圧を制御でき、任意の制御電圧値を中心に周波数を変化させることができる。また、容量切り替わり電圧以上及び以下での容量値のばらつきの低減が可能であるため、電圧制御型発振器の発振周波数のばらつきを低減させることができる。
また、本発明の電圧制御型発振器は、前記可変容量手段が、前記第1および第2のDCカット容量を、前記インバータの両端子と前記圧電振動子の両端子との間に接続したものを含む。
この構成によれば、圧電振動子からみた容量値が、可変容量と、第1および第2のDCカット容量が並列接続となるため、可変容量である第1および第2のMOSトランジスタの容量幅の絶対値の増大をはかることができる。
また、本発明の電圧制御型発振器は、前記可変容量手段が、前記圧電振動子の両端子間に構成した第1のDCカット容量と可変容量と第2のDCカット容量との直列接続体で構成されたものを含む。
この構成によれば、圧電振動子からみた容量値が第1のDCカット容量と可変容量と第2のDCカット容量との直列接続となるため、当該可変容量である第1および第2のMOSトランジスタの容量幅の絶対値が小さくなるが、負性抵抗が大きくなり起動時間を低減することができるという利点がある。
また、本発明の電圧制御型発振器は、第1の制御信号を第1の制御信号発生回路で供給し、第2の制御信号を第2の制御信号発生回路で供給するものを含む。
この構成によれば、前記第1の制御信号及び前記第2の制御信号を外部装置からではなく、該電圧制御型発振回路と同時に集積された回路から供給することができ、該電圧制御発振回路を使用するシステムを小型化することができる。
また、本発明の電圧制御型発振器は、前記第1の制御信号発生回路が、第1の温度特性補償信号発生回路と第1のばらつき制御信号発生回路とを具備し、前記第1の温度特性補償信号発生回路から発生する水晶の発振周波数温度特性を補償する第1の温度特性補償信号と前記第1のばらつき制御信号発生回路から発生するMOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルする第1のばらつき制御信号とを重畳した信号を前記第1の制御信号として発生させ、前記第2の制御信号発生回路が、第1の周波数制御信号発生回路を具備し、前記第1の周波数制御信号発生回路から発生する水晶の発振周波数を制御する第1の周波数制御信号を前記第2の制御信号として発生させるものを含む。
この構成によれば、任意の制御電圧による圧電振動子の温度特性補償及び外部電圧による周波数の制御ができると同時に、MOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルすることにより、高歩留まり化を図ることができる。
また、本発明の電圧制御型発振器は、前記第1の制御信号発生回路が、第2の周波数制御信号発生回路と前記第1のばらつき制御信号発生回路とを具備し、前記第2の周波数制御信号発生回路から発生する水晶の発振周波数を制御し前記第1の周波数制御信号とは逆位相の第2の周波数制御信号と前記第1のばらつき制御信号とを重畳した信号を、前記第1の制御信号として発生させ、前記第2の制御信号発生回路が、第2の温度特性補償信号発生回路を具備し、前記第2の温度特性補償信号発生回路から発生する水晶の発振周波数温度特性を補償し前記第1の温度特性補償信号とは逆位相の第2の温度特性補償信号を、前記第2の制御信号として発生させるものを含む。
この構成によれば、任意の制御電圧による圧電振動子の温度特性補償及び外部電圧による周波数の制御ができると同時に、MOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルすることにより、高歩留まり化を図ることができる。
また、本発明の電圧制御型発振器は、前記第1の制御信号発生回路が、前記第1の温度特性補償信号発生回路を具備し、前記第1の温度特性補償信号を前記第1の制御信号として発生させ、前記第2の制御信号発生回路が、前記第1の周波数制御信号発生回路と第2のばらつき制御信号発生回路とを具備し、前記第1の周波数制御信号と前記第2のばらつき制御信号発生回路から発生するMOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルし前記第1のばらつき制御信号とは逆位相の第2のばらつき制御信号とを重畳した信号を前記第2の制御信号として発生させるものを含む。
この構成によれば、任意の制御電圧による圧電振動子の温度特性補償及び外部電圧による周波数の制御ができると同時に、MOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルすることにより、高歩留まり化を図ることができる。
また、本発明の電圧制御型発振器は、前記第1の制御信号発生回路が、前記第2の周波数制御信号発生回路を具備し、前記第2の周波数制御信号を前記第1の制御信号として発生させ、前記第2の制御信号発生回路が、前記第2の温度特性補償信号発生回路と前記第2のばらつき制御信号発生回路とを具備し、前記第2の温度特性補償信号と前記第2のばらつき制御信号とを重畳した信号を前記第2の制御信号として発生させるものを含む。
この構成によれば、任意の制御電圧による圧電振動子の温度特性補償及び外部電圧による周波数の制御ができると同時に、MOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルすることにより、高歩留まり化を図ることができる。
また、本発明の電圧制御型発振器は、前記第1の制御信号発生回路が、前記第1の温度特性補償信号発生回路と前記第2の周波数制御信号発生回路とを具備し、前記第1の温度特性補償信号と前記第2の周波数制御信号とを重畳した信号を、前記第1の制御信号として発生させ、前記第2の制御信号発生回路が、前記第2のばらつき制御信号発生回路を具備し、第2のばらつき制御信号を、前記第2の制御信号として発生させるものを含む。
この構成によれば、任意の制御電圧による圧電振動子の温度特性補償及び外部電圧による周波数の制御ができると同時に、MOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルすることにより、高歩留まり化を図ることができる。
また、本発明の電圧制御型発振器は、前記第1の制御信号発生回路が、前記第1のばらつき制御信号発生回路を具備し、前記第1のばらつき制御信号を前記第1の制御信号として発生させ、前記第2の制御信号発生回路が、前記第2の温度特性補償信号発生回路と前記第1の周波数制御信号発生回路とを具備し、前記第2の温度特性補償信号と前記第1の周波数制御信号とを重畳した信号を前記第2の制御信号として発生させるものを含む。
この構成によれば、任意の制御電圧による圧電振動子の温度特性補償及び外部電圧による周波数の制御ができると同時に、MOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルすることにより、高歩留まり化を図ることができる。
また、本発明の電圧制御型発振器は、前記第1の温度特性補償信号発生回路が、第1の温度特性信号発生回路と第1のコントローラーを具備し、前記第1のコントローラーから発生する調整信号により、前記第1の温度特性信号発生回路より発生する温度特性信号を前記第1の温度特性補償信号として発生させ、前記第2の温度特性補償信号発生回路が、第2の温度特性信号発生回路と前記第1のコントローラーを具備し、前記第1のコントローラーから発生する調整信号により、前記第2の温度特性信号発生回路より発生する温度特性信号を前記第2の温度特性補償信号として発生させ、前記第1のばらつき制御信号発生回路が、MOSトランジスタの閾値電圧のばらつきに応じて逆位相で出力電流を増減させると同時にMOSトランジスタの温度特性に応じて同じく逆位相で出力電流を増減させる第1の電流発生回路と、前記第1の電流発生回路の出力電流の増減を、逆位相で出力信号に変換する第1の電流−電圧変換回路とを具備し、前記第1の電流−電圧変換回路の出力信号を前記第1のばらつき制御信号として発生させ、前記第2のばらつき制御信号発生回路が、MOSトランジスタの閾値電圧のばらつきに応じて正位相で出力電流を増減させると同時にMOSトランジスタの温度特性に応じて同じく正位相で出力電流を増減させる第2の電流発生回路と、前記第2の電流発生回路の出力電流の増減を、逆位相で出力信号に変換する第1の電流−電圧変換回路とを具備し、前記第1の電流−電圧変換回路の出力信号を前記第2のばらつき制御信号として発生させ、前記第1の周波数制御信号発生回路が、第1の正増幅手段を具備し、前記第1の正増幅手段に印加される第1の外部制御信号に正ゲインを付けて出力した信号を第1の周波数制御信号として発生させ、前記第2の周波数制御信号発生回路が、第1の反転増幅手段を具備し、前記第1の反転増幅手段に印加される第1の外部制御信号に負ゲインを付けて出力した信号を第2の周波数制御信号として発生させるものを含む。
この構成によれば、水晶毎の発振周波数の温度特性のばらつきに応じて、不揮発性記憶媒体に保存しておいたデータにより、温度特性補償信号を高精度に調整することができる。
また、本発明の電圧制御型発振器は、上記それぞれの電圧制御型発振器において、(この構成については前述したが)前記第2のMOSトランジスタ、前記第2の高周波除去抵抗、前記第4の高周波除去抵抗に代えて、前記第1のMOSトランジスタのゲート端子に前記第2のDCカット容量の前記インバータの入力に接続されていない方の端子と第5の高周波除去抵抗の一方の端子を接続し、前記第1の制御信号を前記第1のMOSトランジスタのゲート端子に前記第5の高周波除去抵抗の他方の端子を介して入力するものを含む。
この構成によれば、上記それぞれの電圧制御型発振回路の特徴を有すると同時に、前記第1のMOSトランジスタのゲートとドレイン端子の位相は180°ずれているため、ミラー効果によりMOS型可変容量(バラクタ)の容量はおよそ2倍の容量値と等価となる。したがって、MOSバラクタの制御電圧の変化に対する周波数の変化の割合、いわゆる周波数可変感度を大きく取ることができる。また、制御電圧のダイナミックレンジが広がるため、周波数変化幅を大きく取ることが可能となる。これにより、前記第1のMOSトランジスタのサイズを小さくすることが可能となり、チップサイズの小型化が可能となる。
このように、圧電振動子の負荷容量と周波数の特性より容量切り替わり電圧以下での容量値の最小化と周波数可変量の増大ができ、容量切り替わり電圧以上及び以下での静電容量のばらつきを少なくすることにより改善を図り、温度特性補償信号および外部電圧周波数制御信号とは独立してMOSトランジスタ閾値電圧を制御して容量切り替わり電圧を制御でき、任意の制御電圧値を中心に周波数を変化させることができる。
本発明によれば、容量切り替わり電圧以下での容量値の最小化を図ることで周波数変化幅の拡大が可能となる。
また、通常のCMOSプロセスでのMOSトランジスタのばらつきによる容量切り替わり電圧以上及び以下での静電容量のばらつきを少なくすることにより発振周波数のばらつきを少なくできる。
また、温度特性補償信号および外部電圧周波数制御信号とは独立してMOSトランジスタ閾値電圧を制御することで容量切り替わり電圧を制御することができ、任意の制御電圧値を中心に周波数を変化させることができる。
また、MOSトランジスタの閾値電圧ばらつきや温度特性をキャンセルさせる信号を、温度特性補償信号および外部電圧周波数制御信号とは独立して入力することができ、温度特性補償回路や外部電圧周波数制御回路の設計を容易にすることができる。
このように、MOSトランジスタの端子間の静電容量を用いた電圧制御型発振器の実用化をはかることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図である。
本実施の形態の電圧制御型発振器は、帰還抵抗1とインバータ2とを備えた増幅器と、前記インバータ2の入力及び出力に接続された圧電振動子3と、前記圧電振動子3の両端子間に、前記圧電振動子3の両端端子それぞれに一方の端子が接続された第1のDCカット容量9及び第2のDCカット容量10と、前記第1のDCカット容量9及び前記第2のDCカット容量10それぞれの他方の端子にドレイン端子を接続し、ソース及びバックゲート端子を短絡し、それぞれのゲート端子を短絡した第1のMOSトランジスタ4及び第2のMOSトランジスタ5とで構成された負荷容量とを備え、前記第1のMOSトランジスタ4及び前記第2のMOSトランジスタ5それぞれのソース−バックゲート端子に一方の端子に接続した第1の高周波除去抵抗7及び第2の高周波除去抵抗8と、前記第1のMOSトランジスタ4及び前記第2のMOSトランジスタ5のドレイン端子それぞれに一方の端子を接続し他方の端子を共通とした第3の高周波除去抵抗11及び第4の高周波除去抵抗12とを備え、前記第1のMOSトランジスタ4及び前記第2のMOSトランジスタ5のドレイン端子に発振電圧が印加され、前記第1のMOSトランジスタ4及び前記第2のMOSトランジスタ5の共通に接続したゲート端子に入力する第1の制御信号6と、前記第1のMOSトランジスタ4及び前記第2のMOSトランジスタ5それぞれのドレイン端子に前記第3の高周波除去抵抗11及び前記第4の高周波除去抵抗12を介して入力されるとともに、前記第1のMOSトランジスタ4及び前記第2のMOSトランジスタ5それぞれのソース−バックゲート端子に前記第1の高周波除去抵抗7及び前記第2の高周波除去抵抗8を介して入力される第2の制御信号13とにより、前記第1のMOSトランジスタ4及び前記第2のMOSトランジスタ5のドレイン端子とゲート端子の間の静電容量を可変させることで、前記第1のMOSトランジスタ4及び前記第2のMOSトランジスタ5をMOS型可変容量として使用し、前記第1の制御信号6と前記第2の制御信号13とにより発振周波数を制御する。
図4は、本実施の形態1の電圧制御型発振器の前記第1のMOSトランジスタ4及び前記第2のMOSトランジスタ5のドレイン端子とゲート端子間に生じる静電容量のC−Vg-d特性,f−Vg-d特性を示している。
図4より、容量Cは、一方の端子に印加される電圧に閾値電圧を加えた電圧で急峻に変化する。本実施の形態1の電圧制御型発振器では、この容量切り替わり電圧Vは、他方の端子に印加されるMOSトランジスタ閾値電圧制御信号により任意に選ぶことができるため、容量切り替わり電圧すなわち周波数が切り替わる電圧を任意に選ぶことができる。これにより、温度特性補償回路や外部電圧周波数制御回路の出力バイアスを任意に決定することができ、設計を容易にすることができる。
また、図4において、MOSトランジスタがばらつきや温度特性により、閾値電圧が変化した時の前記第1のMOSトランジスタ4及び前記第2のMOSトランジスタ5のドレイン端子とゲート端子間に生じる静電容量のC−Vg-d特性,f−Vg-d特性を破線で示している。
本実施の形態1の電圧制御型発振器では、MOSトランジスタの閾値電圧制御信号としてばらつきや温度特性と逆の特性をもつ電圧を印加することにより、ばらつきや温度特性をキャンセルすることができ、温度特性補償信号や外部電圧周波数制御信号とは独立に容量切り替わり電圧のばらつきや温度特性をキャンセルし、図4の破線特性を実線特性に補正することが可能となり、さらに温度特性補償回路や外部電圧周波数制御回路の設計を容易にすることが可能となる。
さらにまた、本実施の形態1の電圧制御型発振器では、MOSトランジスタのチャネルの不純物濃度及びN型半導体領域の濃度がばらついても、発振器の負荷容量のばらつきが少なく、発振周波数のばらつきが小さくなる。この特徴を本実施の形態1の電圧制御型発振器における前記第1のMOSトランジスタ4及び前記第2のMOSトランジスタ5によるMOS型可変容量の各端子から見た容量値の可変特性を中心に説明する。
図2は、本実施の形態1の電圧制御型発振器に用いる一般的なCMOSプロセスにおけるMOS型可変容量の構造である。ここで、図16に示した前記従来の電圧制御型発振器に用いているMOS型可変容量と同一部位については、説明を省略するが、同一部位には同一符号を付している。前記P型半導体基板36を接地し、前記ソース電極38と前記バックゲート電極40を共通接続した電極を前記P型半導体基板36の中に形成した前記N型エピタキシャル層41とは分離された第2のN型エピタキシャル層43の中にP型ウェル層で形成された第1のPW抵抗R1の一方の端子に接続し、前記ドレイン電極39を前記P型半導体基板36の中に形成した前記N型エピタキシャル層41とは分離された第3のN型エピタキシャル層42の中にP型ウェル層で形成された第2のPW抵抗R2の一方の端子に接続して構成され、前記ゲート電極35に前記第1の制御信号6である第1の制御電圧V1を印加し、前記ソース電極38と前記バックゲート電極40を共通接続した電極に前記第1のPW抵抗R1を介し、また前記ドレイン電極39に前記第2のPW抵抗R2を介して、同時に前記第2の制御信号13である第2の制御電圧V2を印加して、前記ドレイン電極39−前記ゲート電極35間の容量を変化させる3端子型可変素子である。次に、このMOS型可変容量の前記ドレイン電極39―前記ゲート電極35間の容量が、前記ドレイン電極39―前記ゲート電極35間の電圧Vg-d≒V1−V2により、どのように変化するかを説明する。
図1に示す本実施の形態1の電圧制御型発振器において、図2(a)乃至(d)の前記MOS型可変容量を用いる場合、MOSトランジスタの閾値電圧をVTHとすると、前記ゲート電極35と前記ドレイン電極39間電圧Vg-d≒V1−V2がVTHより低い時は、前記バックゲート33と前記シリコン酸化膜34の境界の半導体表面近傍には空乏層37が形成されるため空乏層容量Cdが発生し、図2(b)の等価回路に示すように、前記ゲート電極35と前記バックゲート電極40間の容量は、ゲート酸化膜容量Coxと空乏層容量Cdの直列容量となり、前記ソース電極38と前記バックゲート電極40間の容量は、前記ソース電極38と前記バックゲート電極40間が共通接続となっているので無視でき、前記ドレイン電極39と前記バックゲート電極40間の容量は、ドレイン−バックゲート接合容量Cdjdとなっている。
ここで、図1のように前記ゲート電極35は、前記第1の電圧源V1により直流信号がバイアスされていて、交流的には前記ゲート電極35の電位は接地と等価であり、前記ドレイン電極39には、前記圧電振動子3及び前記インバータ2から交流信号がバイアスされており、ここで前記ソース電極38と前記バックゲート電極40の共通電極及び前記ドレイン電極39には、前記第2の電圧源V2の直流信号がバイアスされているが、それぞれ前記第1のPW抵抗R1と前記第2のPW抵抗R2を介してバイアスされているので、交流的に振動することが可能であり、交流的な前記ドレイン電極39と前記ゲート電極35間の容量は、前記ドレイン−バックゲート接合容量Cdjdと前記ゲート酸化膜容量Coxと前記空乏層容量Cdとの直列容量となるが、一般的なCMOSプロセスでは、前記ドレイン−バックゲート接合容量Cdjdと比較して、前記ゲート酸化膜容量Coxと前記空乏層容量Cdは十分大きな容量値であるので、前記ドレイン−バックゲート接合容量Cdjdに近似できる値となる。
次に、前記ゲート電極35と前記ドレイン電極39間電圧Vg-d≒V1−V2がVTH以上大きくなると前記バックゲート33と前記シリコン酸化膜34との境界の半導体表面に、少数キャリアの電子が誘起されて反転層(チャネル)が形成される。この時、ゲート酸化膜直下に形成されたチャネルにより、前記ドレイン電極39と前記バックゲート33と前記シリコン酸化膜34との境界の半導体表面近傍と前記ソース電極38と前記バックゲート33とは、同電位となるので、前記空乏層容量Cdと前記ドレイン−バックゲート接合容量Cdjdと前記ソース−バックゲート接合容量Cdjsは無視できる。
ここで、上記同様、図1のように前記ゲート電極35は、前記第1の電圧源V1により直流信号がバイアスされていて、交流的には前記ゲート電極35の電位は接地と等価であり、前記ドレイン電極39には、前記圧電振動子3及び前記インバータ2から交流信号がバイアスされており、ここで前記ソース電極38と前記バックゲート電極40の共通電極及び前記ドレイン電極39には、前記第2の電圧源V2の直流信号がバイアスされているが、それぞれ前記第1のPW抵抗R1と前記第2のPW抵抗R2を介してバイアスされているので、交流的に振動することが可能であり、交流的な前記ドレイン電極39と前記ゲート電極35間の容量は、前記ゲート酸化膜容量Coxに近似できる値となり最大となる。
ここで、MOSトランジスタのチャネルの不純物濃度及びN型半導体領域の濃度のばらつきにより、前記ソース−バックゲート接合容量Cdjsと前記ドレイン−バックゲート接合容量Cdjdと空乏層容量Cd(特に空乏層容量Cd)がばらつくが、図3に示す様に、前記ゲート電極35と前記ドレイン電極39間電圧Vg-dが、容量切り替わり電圧より低い場合は、前記ゲート電極35と前記ドレイン電極39間の容量は、近似的に前記ドレイン−バックゲート接合容量Cdjdになるので、前記ドレイン−バックゲート接合容量Cdjdのばらつきのみとなり、図18に示す前記従来例の電圧制御型発振器における前記ゲート電極35と前記ドレイン電極39間の容量のばらつきと比較して、ばらつきが低減でき、この容量のばらつき分のみ、図1に示す前記実施の形態1の電圧制御型発振器における発振周波数の最大値f0maxがばらつくので、上記同様、図18に示す前記従来例の電圧制御型発振器における発振周波数の最大値f0maxのばらつきと比較して、ばらつきが低減できる。
また、同様に図3に示す様に、前記ゲート電極35と前記ドレイン電極39間電圧Vg-dが、容量切り替わり電圧より高い場合は、前記ゲート電極35と前記ドレイン電極39間の容量は、近似的に前記ゲート酸化膜容量Coxになるので、ほとんどばらつきが無く、図18に示す前記従来例の電圧制御型発振器における前記ゲート電極35と前記ドレイン電極39間の容量のばらつきと比較して、ばらつきが低減でき、図1に示す前記実施の形態1の電圧制御型発振器における発振周波数の最小値f0minもほとんどばらつかないので、図18に示す前記従来例の電圧制御型発振器における発振周波数の最小値f0minのばらつきと比較して、ばらつきが低減できる。
さらにまた、本実施の形態1の電圧制御型発振器では、容量切り替わり電圧以下となるときの前記MOS型可変容量の容量値が、図3に示す様に前記ドレイン−バックゲート接合容量Cdjdに近似できる値であり、図18に示す前記従来例の電圧制御型発振器における容量切り替わり電圧以下となるときの前記MOS型可変容量の容量値Cdjd+Cdjsと比較して、容量値が小さくなり、容量変化に対する周波数の可変範囲を大きくすることができる。
さらにまた、本実施の形態1の電圧制御型発振器では、前記圧電振動子3からみた容量値が前記第1のDCカット容量9と前記MOS型可変容量と前記第2のDCカット容量10との直列接続となるため、当該可変容量である前記第1のMOSトランジスタ4と前記第2のMOSトランジスタ5の容量幅の絶対値が小さくなるが、負性抵抗が大きくなり起動時間を低減することができるという利点がある。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図である。
本実施の形態2の電圧制御型発振器は、前記実施の形態1の電圧制御型発振器において、前記第1のDCカット容量9及び前記第2のDCカット容量10を、前記インバータ2の両端子と前記圧電振動子3の両端子との間に接続した構成である。
この構成によれば、前記実施の形態1の電圧制御型発振器と同様の特徴を有すると同時に、前記圧電振動子3からみた容量値が、前記第1のMOSトランジスタ4と前記第2のMOSトランジスタ5で構成される前記MOS型可変容量と前記第1のDCカット容量9と前記第2のDCカット容量10が並列接続となるため、前記MOS型可変容量である前記第1のMOSトランジスタ4と前記第2のMOSトランジスタ5の容量幅の絶対値の増大をはかることができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図である。
本実施の形態3の電圧制御型発振器は、前記実施の形態1の電圧制御型発振器において、前記第1の制御信号6を前記第1の制御信号発生回路6aで供給し、前記第2の制御信号13を第2の制御信号発生回路13aで供給する構成のものである。
この構成によれば、前記実施の形態1の電圧制御型発振器と同様の特徴を有すると同時に、前記第1の制御信号6及び前記第2の制御信号13を外部装置からではなく、該電圧制御型発振回路と同時に集積された回路から供給することができ、該電圧制御型発振回路を使用するシステムを小型化することができる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図である。
本実施の形態4の電圧制御型発振器は、前記実施の形態3の電圧制御型発振器において、前記第1の制御信号発生回路6aが、第1の温度特性補償信号発生回路16aと第1のばらつき制御信号発生回路17aとを具備し、前記第1の温度特性補償信号発生回路16aから発生する水晶の発振周波数温度特性を補償する第1の温度特性補償信号と前記第1のばらつき制御信号発生回路17aから発生するMOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルする第1のばらつき制御信号とを重畳した信号を前記第1の制御信号6として発生させ、前記第2の制御信号発生回路13aが、第1の周波数制御信号発生回路15aを具備し、前記第1の周波数制御信号発生回路15aから発生する水晶の発振周波数を制御する第1の周波数制御信号を前記第2の制御信号13として発生させる構成である。
この構成によれば、前記実施の形態3の電圧制御型発振器と同様の特徴を有すると同時に、前記第1の温度特性補償信号および前記第1の周波数制御信号とは独立してMOSトランジスタ閾値電圧を制御することで容量切り替わり電圧を制御することができ、任意の制御電圧値を中心に周波数を変化させることができる。
また、前記第1の周波数制御信号を、前記第1の温度特性補償信号および前記第1のばらつき制御信号とは独立して入力することができ、前記第1の温度特性補償信号発生回路16aや前記第1の周波数制御信号発生回路15aの設計を容易にすることができる。
さらにまた、任意の制御電圧による圧電振動子の温度特性補償及び外部電圧による周波数の制御ができると同時に、MOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルすることにより、高歩留まり化を図ることができる。
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図である。
本実施の形態5の電圧制御型発振器は、前記実施の形態3の電圧制御型発振器において、前記第1の制御信号発生回路6aが、第2の周波数制御信号発生回路15bと前記第1のばらつき制御信号発生回路17aとを具備し、前記第2の周波数制御信号発生回路15bから発生する水晶の発振周波数を制御し前記第1の周波数制御信号とは逆位相の第2の周波数制御信号と前記第1のばらつき制御信号とを重畳した信号を、前記第1の制御信号6として発生させ、前記第2の制御信号発生回路13aが、第2の温度特性補償信号発生回路16bを具備し、前記第2の温度特性補償信号発生回路16bから発生する水晶の発振周波数温度特性を補償し前記第1の温度特性補償信号とは逆位相の第2の温度特性補償信号を、前記第2の制御信号13として発生させる構成である。
この構成によれば、前記実施の形態3の電圧制御型発振器と同様の特徴を有すると同時に、前記第2の温度特性補償信号および前記第2の周波数制御信号とは独立してMOSトランジスタ閾値電圧を制御することで容量切り替わり電圧を制御することができ、任意の制御電圧値を中心に周波数を変化させることができる。
また、前記第2の温度特性補償信号を、前記第2の周波数制御信号および前記第1のばらつき制御信号とは独立して入力することができ、前記第2の温度特性補償信号発生回路16bや前記第2の周波数制御回路15bの設計を容易にすることができる。
さらにまた、任意の制御電圧による圧電振動子の温度特性補償及び外部電圧による周波数の制御ができると同時に、MOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルすることにより、高歩留まり化を図ることができる。
(実施の形態6)
図9は、本発明の実施の形態6における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図である。
本実施の形態6の電圧制御型発振器は、前記実施の形態3の電圧制御型発振器において、前記第1の制御信号発生回路6aが、前記第1の温度特性補償信号発生回路16aを具備し、前記第1の温度特性補償信号を前記第1の制御信号6として発生させ、前記第2の制御信号発生回路13aが、前記第1の周波数制御信号発生回路15aと第2のばらつき制御信号発生回路17bとを具備し、前記第1の周波数制御信号と前記第2のばらつき制御信号発生回路17bから発生するMOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルし前記第1のばらつき制御信号とは逆位相の第2のばらつき制御信号とを重畳した信号を前記第2の制御信号13として発生させる構成である。
この構成によれば、前記実施の形態3の電圧制御型発振器と同様の特徴を有すると同時に、前記第1の温度特性補償信号および前記第1の周波数制御信号とは独立してMOSトランジスタ閾値電圧を制御することで容量切り替わり電圧を制御することができ、任意の制御電圧値を中心に周波数を変化させることができる。
また、前記第1の温度特性補償信号を、前記第1の周波数制御信号および前記第2のばらつき制御信号とは独立して入力することができ、前記第1の温度特性補償信号発生回路16aや前記第1の周波数制御回路15aの設計を容易にすることができる。
さらにまた、任意の制御電圧による圧電振動子の温度特性補償及び外部電圧による周波数の制御ができると同時に、MOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルすることにより、高歩留まり化を図ることができる。
(実施の形態7)
図10は、本発明の実施の形態7における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図である。
本実施の形態7の電圧制御型発振器は、前記実施の形態3の電圧制御型発振器において、前記第1の制御信号発生回路6aが、前記第2の周波数制御信号発生回路15bを具備し、前記第2の周波数制御信号を前記第1の制御信号6として発生させ、前記第2の制御信号発生回路13aが、前記第2の温度特性補償信号発生回路16bと前記第2のばらつき制御信号発生回路17bとを具備し、前記第2の温度特性補償信号と前記第2のばらつき制御信号とを重畳した信号を前記第2の制御信号13として発生させる構成である。
この構成によれば、前記実施の形態3の電圧制御型発振器と同様の特徴を有すると同時に、前記第2の温度特性補償信号および前記第2の周波数制御信号とは独立してMOSトランジスタ閾値電圧を制御することで容量切り替わり電圧を制御することができ、任意の制御電圧値を中心に周波数を変化させることができる。
また、前記第2の周波数制御信号を、前記第2の温度特性補償信号および前記第2のばらつき制御信号とは独立して入力することができ、前記第2の温度特性補償信号発生回路16bや前記第2の周波数制御回路15bの設計を容易にすることができる。
さらにまた、任意の制御電圧による圧電振動子の温度特性補償及び外部電圧による周波数の制御ができると同時に、MOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルすることにより、高歩留まり化を図ることができる。
(実施の形態8)
図11は、本発明の実施の形態8における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図である。
本実施の形態8の電圧制御型発振器は、前記実施の形態3の電圧制御型発振器において、前記第1の制御信号発生回路6aが、前記第1の温度特性補償信号発生回路16aと前記第2の周波数制御信号発生回路15bとを具備し、前記第1の温度特性補償信号と前記第2の周波数制御信号とを重畳した信号を、前記第1の制御信号6として発生させ、前記第2の制御信号発生回路13aが、前記第2のばらつき制御信号発生回路17bを具備し、第2のばらつき制御信号を、前記第2の制御信号13として発生させる構成である。
この構成によれば、前記実施の形態3の電圧制御型発振器と同様の特徴を有すると同時に、前記第1の温度特性補償信号および前記第2の周波数制御信号とは独立してMOSトランジスタ閾値電圧を制御することで容量切り替わり電圧を制御することができ、任意の制御電圧値を中心に周波数を変化させることができる。
また、前記第2のばらつき制御信号を、前記第1の温度特性補償信号および前記第2の周波数制御信号とは独立して入力することができ、前記第1の温度特性補償信号発生回路16aや前記第2の周波数制御回路15bの設計を容易にすることができる。
さらにまた、任意の制御電圧による圧電振動子の温度特性補償及び外部電圧による周波数の制御ができると同時に、MOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルすることにより、高歩留まり化を図ることができる。
(実施の形態9)
図12は、本発明の実施の形態9における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図である。
本実施の形態9の電圧制御型発振器は、前記実施の形態3の電圧制御型発振器において、前記第1の制御信号発生回路6aが、前記第1のばらつき制御信号発生回路17aを具備し、前記第1のばらつき制御信号を前記第1の制御信号6として発生させ、前記第2の制御信号発生回路13aが、前記第2の温度特性補償信号発生回路16bと前記第1の周波数制御信号発生回路15aとを具備し、前記第2の温度特性補償信号と前記第1の周波数制御信号とを重畳した信号を前記第2の制御信号13として発生させる構成である。
この構成によれば、前記実施の形態3の電圧制御型発振器と同様の特徴を有すると同時に、前記第2の温度特性補償信号および前記第1の周波数制御信号とは独立してMOSトランジスタ閾値電圧を制御することで容量切り替わり電圧を制御することができ、任意の制御電圧値を中心に周波数を変化させることができる。
また、前記第1のばらつき制御信号を、前記第2の温度特性補償信号および前記第1の周波数制御信号とは独立して入力することができ、前記第2の温度特性補償信号発生回路16bや前記第2の周波数制御回路15aの設計を容易にすることができる。
さらにまた、任意の制御電圧による圧電振動子の温度特性補償及び外部電圧による周波数の制御ができると同時に、MOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルすることにより、高歩留まり化を図ることができる。
(実施の形態10)
図13は、本発明の実施の形態10における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図である。
本実施の形態10の電圧制御型発振器は、前記実施の形態4の電圧制御型発振器において、前記第1の温度特性補償信号発生回路16aが、第1の温度特性信号発生回路18aと第1のコントローラー19とを具備し、前記第1のコントローラー19から発生する調整信号により、前記第1の温度特性信号発生回路18aより発生する温度特性信号を前記第1の温度特性補償信号として調整して発生させ、前記第1のばらつき制御信号発生回路17aが、MOSトランジスタの閾値電圧のばらつきに応じて逆位相で出力電流を増減させると同時にMOSトランジスタの温度特性に応じて同じく逆位相で出力電流を増減させる第1の電流発生回路171aと、前記第1の電流発生回路171aの出力電流の増減を、逆位相で出力信号に変換する第1の電流−電圧変換回路172aとを具備し、前記第1の電流−電圧変換回路172aの出力信号を前記第1のばらつき制御信号として発生させ、前記第1の周波数制御信号発生回路が、第1の正増幅手段151aを具備し、前記第1の正増幅手段151aに印加される第1の外部制御信号30に正ゲインを付けて出力した信号を第1の周波数制御信号として発生させる構成である。
ここで、前記第1の電流発生回路171aは、第1のカレントミラーを構成する第3のMOSトランジスタ22と第4のMOSトランジスタ23とこの2つのMOSトランジスタのソース端子側に接続された、第6の抵抗20と第7の抵抗21と、ドレイン端子側に接続された第5のMOSトランジスタ24と、前記第5のMOSトランジスタ24のソースおよびバックゲートに接続された第8の抵抗25で構成され、前記第1の電流−電圧変換回路172aは、第1のオペアンプ26と、第9の抵抗27で構成され、前記第1の正増幅手段151aは、第2のオペアンプ44と、第10の抵抗31と、第11の抵抗32で構成されている。
この構成によれば、前記実施の形態4の電圧制御型発振器と同様の特徴を有すると同時に、MOSトランジスタの容量切り替わり電圧は、MOSトランジスタの閾値電圧と同方向に変化するが、前記第1の電流発生回路171aと前記第1の電流−電圧変換回路172aで構成される前記第1のばらつき制御信号発生回路17aにより、容量切り替わり制御端子に容量切り替わり電圧の変化をキャンセルする方向に電圧が変化する信号を入力することによって、MOSトランジスタの閾値電圧ばらつき、温度特性をキャンセルすることができる。
また、水晶毎の発振周波数の温度特性のばらつきに応じて、前記第1のコントローラー19の調整信号により、前記第1の温度特性信号発生回路18aより発生する温度特性信号を高精度に調整した前記第1の温度特性補償信号として発生させることができ、高精度な発振周波数の温度特性補償が可能である。
尚、前記第1のカレントミラーを構成している前記第3のMOSトランジスタ22および第4のMOSトランジスタ23をそれぞれバイポーラトランジスタに置き換えて構成しても同様の特性となる。
(実施の形態11)
図14は、本発明の実施の形態11における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図である。
本実施の形態11の電圧制御型発振器は、前記実施の形態7の電圧制御型発振器において、前記第2の温度特性補償信号発生回路16bが、第2の温度特性信号発生回路18bと前記第1のコントローラー19を具備し、前記第1のコントローラー19から発生する調整信号により、前記第2の温度特性信号発生回路18bより発生する温度特性信号を前記第2の温度特性補償信号として発生させ、前記第2のばらつき制御信号発生回路17bが、MOSトランジスタの閾値電圧のばらつきに応じて正位相で出力電流を増減させると同時にMOSトランジスタの温度特性に応じて同じく正位相で出力電流を増減させる第2の電流発生回路171bと、前記第2の電流発生回路171bの出力電流の増減を、逆位相で出力信号に変換する第1の電流−電圧変換回路172aとを具備し、前記第1の電流−電圧変換回路172aの出力信号を前記第2のばらつき制御信号として発生させ、前記第2の周波数制御信号発生回路15bが、第1の反転増幅手段151bを具備し、前記第1の反転増幅手段151bに印加される前記第1の外部制御信号30に負ゲインを付けて出力した信号を第2の周波数制御信号として発生させる構成である。
ここで、前記第2の電流発生回路171bは、前記第1の電流発生回路171aに、第2のカレントミラーを構成する第6のMOSトランジスタ28と第7のMOSトランジスタ29を追加して構成され、前記第1の反転増幅手段151bは、第2のオペアンプ44と、第10の抵抗31と、第11の抵抗32で構成されている。
この構成によれば、前記実施の形態7の電圧制御型発振器と同様の特徴を有すると同時に、MOSトランジスタの容量切り替わり電圧は、MOSトランジスタの閾値電圧と同方向に変化するが、前記第2の電流発生回路171bと前記第1の電流−電圧変換回路172aで構成される前記第2のばらつき制御信号発生回路17bにより、容量切り替わり制御端子に容量切り替わり電圧の変化をキャンセルする方向に電圧が変化する信号を入力することによって、MOSトランジスタの閾値電圧ばらつき、温度特性をキャンセルすることができる。
また、水晶毎の発振周波数の温度特性のばらつきに応じて、前記第1のコントローラー19の調整信号により、前記第2の温度特性信号発生回路18bより発生する温度特性信号を高精度に調整した前記第2の温度特性補償信号として発生させることができ、高精度な発振周波数の温度特性補償が可能である。
尚、前記第1のカレントミラーを構成している前記第3のMOSトランジスタ22および第4のMOSトランジスタ23と前記第2のカレントミラーを構成している前記第6のMOSトランジスタ28および第7のMOSトランジスタ29をそれぞれバイポーラトランジスタに置き換えて構成しても同様の特性となる。
さらに、前記実施の形態5及至6、8乃至9について、前記実施の形態10及び11で使用している構成の前記第1の温度特性補償信号発生回路16aと前記第2の温度特性補償信号発生回路16bと前記第1の周波数制御信号発生回路17aと前記第2の周波数制御信号発生回路17bと前記第1のばらつき制御信号発生回路15aと前記第2のばらつき制御信号発生回路15bとをそれぞれ使用することで、前記実施の形態10及び11と同様の特性を実現可能である。
(実施の形態12)
図15は、本発明の実施の形態12における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図である。
本実施の形態12の電圧制御型発振器は、前記各実施の形態の電圧制御型発振器において、前記第2のMOSトランジスタ5、前記第2の高周波除去抵抗8、前記第4の高周波除去抵抗12を除き、前記第1のMOSトランジスタ4のゲート端子に前記第2のDCカット容量10の前記インバータ2の入力に接続されていない方の端子と第5の高周波除去抵抗14の一方の端子を接続し、前記第1の制御信号6を前記第1のMOSトランジスタ4のゲート端子に前記第5の高周波除去抵抗14の他方の端子を介して入力する構成である。
この構成によれば、前記各実施の形態の電圧制御型発振器と同様の特徴を有すると同時に、前記第1のMOSトランジスタ4のゲートとドレイン端子の位相は180°ずれているため、ミラー効果によりMOS型可変容量(バラクタ)の容量はおよそ2倍の容量値と等価となる。したがって、MOSバラクタの制御電圧の変化に対する周波数の変化の割合、いわゆる周波数可変感度を大きく取ることができる。
また、制御電圧のダイナミックレンジが広がるため、周波数変化幅を大きく取ることが可能となる。これにより、前記第1のMOSトランジスタ4のサイズを小さくすることが可能となり、チップサイズの小型化が可能となる。
尚、各実施の形態としてNMOSトランジスタを例に説明してきたが、PMOSトランジスタを用いても同様に実現可能である。
本発明に係る電圧制御型発振器は、可変容量としてソース端子とドレイン端子をショートしたMOSトランジスタのソース−ドレイン端子とゲート端子の間に生じる静電容量を用いて発振周波数を制御することができることから、電圧制御による温度補償型水晶発振器等として有用である。
本発明の実施の形態1における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図 本発明のMOS型可変容量の構造図 本実施の形態1を説明するC−V特性、f−V特性を示す図(1) 本実施の形態1を説明するC−V特性、f−V特性を示す図(2) 本発明の実施の形態2における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図 本発明の実施の形態3における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図 本発明の実施の形態4における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図 本発明の実施の形態5における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図 本発明の実施の形態6における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図 本発明の実施の形態7における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図 本発明の実施の形態8における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図 本発明の実施の形態9における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図 本発明の実施の形態10における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図 本発明の実施の形態11における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図 本発明の実施の形態12における電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図 従来の電圧制御型発振器の概略構成を示す回路図 従来のMOS型可変容量の構造図 従来例を説明するC−V特性、f−V特性を示す図(1) 従来例を説明するC−V特性、f−V特性を示す図(2)
符号の説明
1 帰還抵抗
2 インバータ
3 圧電振動子
4 第1のMOSトランジスタ
5 第2のMOSトランジスタ
6 第1の制御信号
7 第1の高周波除去抵抗
8 第2の高周波除去抵抗
9 第1のDCカット容量
10 第2のDCカット容量
11 第3の高周波除去抵抗
12 第4の高周波除去抵抗
13 第2の制御信号
14 第5の高周波除去抵抗
19 第1のコントローラー
20 第6の抵抗
21 第7の抵抗
22 第3のMOSトランジスタ
23 第4のMOSトランジスタ
24 第5のMOSトランジスタ
25 第8の抵抗
26 第1のオペアンプ
27 第9の抵抗
28 第6のMOSトランジスタ
29 第7のMOSトランジスタ
30 第1の外部制御信号
31 第10の抵抗
32 第11の抵抗
33 バックゲート
34 シリコン酸化膜
35 ゲート電極
36 P型半導体基板
37 空乏層
38 ソース電極
39 ドレイン電極
40 バックゲート電極
41 N型エピタキシャル層
42 第3のN型エピタキシャル層
43 第2のN型エピタキシャル層
44 第2のオペアンプ
45 電圧源
6a 第1の制御信号発生回路
13a 第2の制御信号発生回路
15a 第1の周波数制御信号発生回路
16a 第1の温度特性補償信号発生回路
17a 第1のばらつき制御信号発生回路
18a 第1の温度特性信号発生回路
151a 第1の正増幅手段
171a 第1の電流発生回路
172a 第1の電流−電圧変換回路
15b 第2の周波数制御信号発生回路
16b 第2の温度特性補償信号発生回路
17b 第2のばらつき制御信号発生回路
18b 第2の温度特性信号発生回路
151b 第1の反転増幅手段
171b 第2の電流発生回路

Claims (11)

  1. インバータと帰還抵抗とを備えた増幅器と、前記増幅器の入力及び出力に接続された圧電振動子と、前記圧電振動子の両端子間に、負荷容量として設けられた前記圧電振動子の両端端子それぞれに一方の端子が接続された第1のDCカット容量及び第2のDCカット容量と可変容量とからなる可変容量手段とを備え、
    前記可変容量が、前記第1及び第2のDCカット容量の他方の端子それぞれにドレイン端子を接続し、ソース及びバックゲート端子を短絡し、それぞれのゲート端子を短絡した第1のMOSトランジスタ及び第2のMOSトランジスタで構成され、前記第1及び第2のMOSトランジスタそれぞれのソース−バックゲート端子に一方の端子に接続した第1の高周波除去抵抗及び第2の高周波除去抵抗と、前記第1及び第2のMOSトランジスタのドレイン端子それぞれに一方の端子を接続し他方の端子を共通とした第3の高周波除去抵抗及び第4の高周波除去抵抗とで構成され、
    前記第1のMOSトランジスタのドレイン端子とゲート端子間に生じる静電容量と前記第2のMOSトランジスタのドレイン端子とゲート端子間に生じる静電容量で構成されるとともに、前記第1及び第2のMOSトランジスタのドレイン端子に発振電圧が印加され、前記第1及び第2のMOSトランジスタの共通に接続したゲート端子に入力する第1の制御信号と、
    前記第1及び第2のMOSトランジスタそれぞれのドレイン端子に前記第3及び第4の高周波除去抵抗を介して入力されるとともに、前記第1及び第2のMOSトランジスタそれぞれのソース−バックゲート端子に前記第1及び第2の高周波除去抵抗を介して入力される第2の制御信号とにより発振周波数を制御するようにした電圧制御型発振器。
  2. 請求項1に記載の電圧制御型発振器であって、
    前記可変容量手段は、前記第1及び第2のDCカット容量を、前記インバータの両端子と前記圧電振動子の両端子との間に接続してなる電圧制御型発振器。
  3. 請求項1及至2に記載の電圧制御型発振器であって、
    前記第1の制御信号を発生させる第1の制御信号発生回路を前記第1及び第2のMOSトランジスタの共通に接続したゲート端子に接続し、前記第2の制御信号を発生させる第2の制御信号発生回路を前記第1及び第2のMOSトランジスタそれぞれのドレイン端子に前記第3及び第4の高周波除去抵抗を介するとともに、前記第1及び第2のMOSトランジスタそれぞれのソース−バックゲート端子に前記第1及び第2の高周波除去抵抗を介して接続してなる電圧制御型発振器。
  4. 請求項3に記載の電圧制御型発振器であって、
    前記第1の制御信号発生回路が、第1の温度特性補償信号発生回路と第1のばらつき制御信号発生回路とを具備し、前記第1の温度特性補償信号発生回路から発生する水晶の発振周波数温度特性を補償する第1の温度特性補償信号と前記第1のばらつき制御信号発生回路から発生するMOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルする第1のばらつき制御信号とを重畳した信号を前記第1の制御信号として発生させ、
    前記第2の制御信号発生回路が、第1の周波数制御信号発生回路を具備し、前記第1の周波数制御信号発生回路から発生する水晶の発振周波数を制御する第1の周波数制御信号を前記第2の制御信号として発生させる電圧制御型発振器。
  5. 請求項3に記載の電圧制御型発振器であって、
    前記第1の制御信号発生回路が、第2の周波数制御信号発生回路と前記第1のばらつき制御信号発生回路とを具備し、前記第2の周波数制御信号発生回路から発生する水晶の発振周波数を制御し前記第1の周波数制御信号とは逆位相の第2の周波数制御信号と前記第1のばらつき制御信号とを重畳した信号を、前記第1の制御信号として発生させ、
    前記第2の制御信号発生回路が、第2の温度特性補償信号発生回路を具備し、前記第2の温度特性補償信号発生回路から発生する水晶の発振周波数温度特性を補償し、前記第1の温度特性補償信号とは逆位相の第2の温度特性補償信号を、前記第2の制御信号として発生させる電圧制御型発振器。
  6. 請求項3に記載の電圧制御型発振器であって、
    前記第1の制御信号発生回路が、前記第1の温度特性補償信号発生回路を具備し、前記第1の温度特性補償信号を前記第1の制御信号として発生させ、
    前記第2の制御信号発生回路が、前記第1の周波数制御信号発生回路と第2のばらつき制御信号発生回路とを具備し、前記第1の周波数制御信号と前記第2のばらつき制御信号発生回路から発生するMOSトランジスタ閾値電圧ばらつき及び温度特性をキャンセルし前記第1のばらつき制御信号とは逆位相の第2のばらつき制御信号とを重畳した信号を前記第2の制御信号として発生させる電圧制御型発振器。
  7. 請求項3に記載の電圧制御型発振器であって、
    前記第1の制御信号発生回路が、前記第2の周波数制御信号発生回路を具備し、前記第2の周波数制御信号を前記第1の制御信号として発生させ、
    前記第2の制御信号発生回路が、前記第2の温度特性補償信号発生回路と前記第2のばらつき制御信号発生回路とを具備し、前記第2の温度特性補償信号と前記第2のばらつき制御信号とを重畳した信号を前記第2の制御信号として発生させる電圧制御型発振器。
  8. 請求項3に記載の電圧制御型発振器であって、
    前記第1の制御信号発生回路が、前記第1の温度特性補償信号発生回路と前記第2の周波数制御信号発生回路とを具備し、前記第1の温度特性補償信号と前記第2の周波数制御信号とを重畳した信号を、前記第1の制御信号として発生させ、
    前記第2の制御信号発生回路が、前記第2のばらつき制御信号発生回路を具備し、前記第2のばらつき制御信号を、前記第2の制御信号として発生させる電圧制御型発振器。
  9. 請求項3に記載の電圧制御型発振器であって、
    前記第1の制御信号発生回路が、前記第1のばらつき制御信号発生回路を具備し、前記第1のばらつき制御信号を前記第1の制御信号として発生させ、
    前記第2の制御信号発生回路が、前記第2の温度特性補償信号発生回路と前記第1の周波数制御信号発生回路とを具備し、前記第2の温度特性補償信号と前記第1の周波数制御信号とを重畳した信号を前記第2の制御信号として発生させる電圧制御型発振器。
  10. 請求項4及至9に記載の電圧制御型発振器であって、
    前記第1の温度特性補償信号発生回路が、第1の温度特性信号発生回路と第1のコントローラーを具備し、前記第1のコントローラーから発生する調整信号により、前記第1の温度特性信号発生回路より発生する温度特性信号を前記第1の温度特性補償信号として発生させ、
    前記第2の温度特性補償信号発生回路が、第2の温度特性信号発生回路と前記第1のコントローラーを具備し、前記第1のコントローラーから発生する調整信号により、前記第2の温度特性信号発生回路より発生する温度特性信号を前記第2の温度特性補償信号として発生させ、
    前記第1のばらつき制御信号発生回路が、MOSトランジスタの閾値電圧のばらつきに応じて逆位相で出力電流を増減させると同時にMOSトランジスタの温度特性に応じて同じく逆位相で出力電流を増減させる第1の電流発生回路と、前記第1の電流発生回路の出力電流の増減を、逆位相で出力信号に変換する第1の電流−電圧変換回路とを具備し、前記第1の電流−電圧変換回路の出力信号を前記第1のばらつき制御信号として発生させ、
    前記第2のばらつき制御信号発生回路が、MOSトランジスタの閾値電圧のばらつきに応じて正位相で出力電流を増減させると同時にMOSトランジスタの温度特性に応じて同じく正位相で出力電流を増減させる第2の電流発生回路と、前記第2の電流発生回路の出力電流の増減を、逆位相で出力信号に変換する第1の電流−電圧変換回路とを具備し、前記第1の電流−電圧変換回路の出力信号を前記第2のばらつき制御信号として発生させ、
    前記第1の周波数制御信号発生回路が、第1の正増幅手段を具備し、前記第1の正増幅手段に印加される第1の外部制御信号に正ゲインを付けて出力した信号を前記第1の周波数制御信号として発生させ、
    前記第2の周波数制御信号発生回路が、第1の反転増幅手段を具備し、前記第1の反転増幅手段に印加される第1の外部制御信号に負ゲインを付けて出力した信号を前記第2の周波数制御信号として発生させる電圧制御型発振器。
  11. 請求項1及至10に記載の電圧制御型発振器であって、
    前記第2のMOSトランジスタ、前記第2の高周波除去抵抗、前記第4の高周波除去抵抗に代えて、前記第1のMOSトランジスタのゲート端子に前記第2のDCカット容量の前記インバータの入力に接続されていない方の端子と第5の高周波除去抵抗の一方の端子を接続し、前記第1の制御信号を前記第1のMOSトランジスタのゲート端子に前記第5の高周波除去抵抗の他方の端子を介して入力する構成の電圧制御型発振器。
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