JP2006205421A - リサイクル化粧シート及び化粧材 - Google Patents

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孝史 冨永
Hiroaki Benkan
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【課題】本発明は、家電製品、パソコン周辺機器、携帯電話などの通信機器、バス・トイレタリー用具、建築内装材や家具材、車輛内装材、遊技機等として使用するための意匠性に優れ、層間強度が高く、リサイクルしやすい化粧シート、及び化粧材を提供することを目的とする。
【解決手段】少なくとも表面側から順に、透明アクリル系樹脂シート層(1)、ヒートシール剤層(2)、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、以後ABSと略す)樹脂シート層(3)が熱ラミネート方法にて積層されていることを特徴とするリサイクル化粧シートである。
【選択図】図1

Description

本発明は、家電製品、パソコン周辺機器、携帯電話などの通信機器、バス・トイレタリー用具、建築内装材や家具材、車輛内装材、遊技機等として使用するための意匠性に優れ、層間強度が高く、リサイクルしやすい化粧シート、及び当該化粧シートを使用したアクリル樹脂/ABS樹脂からなるリサイクルしやすい絵付樹脂化粧材に関するものである。
現在、例えば自動車のフロントパネル等として使用されるABS樹脂成形品に、印刷による繊細な絵柄の意匠を施すために、予め熱可塑性樹脂シートに絵柄の印刷を施した化粧シートを、ABS樹脂成形品の成形後若しくは成形と同時に、その表面に熱プレスやドライラミネート法で積層する手法が、広く用いられている(例えば、特許文献1参照。)しかし、平圧式熱プレス機で行なう積層方法では、生産時間が非常にかかり、能率的でなく生産コストが高くなり実用的でない問題がある。またロール状で生産する熱ラミネート法では、加熱ロールの熱により、シート同士を熱融着させるので該シートにしわが入りやすく品質的に問題がある。
係るABS樹脂成形品への絵付用の化粧シートとしては、従来は主として、ポリ塩化ビニル樹脂シートの表面に絵柄印刷インキ層を設け、該絵柄印刷インキ層上に、耐候性に優れた透明アクリル系樹脂シートを積層し、さらに、前記ポリ塩化ビニル樹脂シートの裏面に、ABS樹脂バッカー層を積層した構成の化粧シートが用いられている。
ところで、係るABS樹脂成形品は従来、不良品や使用後の廃棄時には、チップ状に粉砕されて埋め立て処分されたり、焼却処理に付されたりする場合が多かったが、近年の環境保護意識の高まりを受けて、粉砕後に再度成形用樹脂として再利用する、リサイクル化の必要性が指摘される様になっている。
しかしながら、前記した従来の化粧シートを用いた絵付樹脂成形品は、ABS樹脂とは全く異質な樹脂であるポリ塩化ビニル樹脂を使用していたために、そのまま粉砕しても成形用樹脂として再利用することができない。化粧シートを樹脂成形品から剥離して分別回収することも困難であり、リサイクル化の目処が立っていないのが現状である。
以下に先行技術文献を示す。
特開平10−235771号公報(第4頁)
本発明は、このような従来技術の問題点を解決しようとするものであり、その課題とするところは、家電製品、パソコン周辺機器、携帯電話などの通信機器、バス・トイレタリー用具、建築内装材や家具材、車輛内装材、遊技機等として使用するための意匠性に優れ、層間強度が高く、リサイクルしやすい化粧シート、及び化粧材を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、本発明の請求項1に係る発明は、少なくとも表面側から順に、透明アクリル系樹脂シート層(1)、ヒートシール剤層(2)、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、以後ABSと
略す)樹脂シート層(3)が熱ラミネート方法にて積層されていることを特徴とするリサイクル化粧シートである。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1記載のリサイクル化粧シートにおいて、前記透明アクリル系樹脂シート層(1)のヒートシール剤層(2)側、又は、ABS樹脂シート層(3)の少なくとも一方の面に絵柄層(4)を設けたことを特徴とするリサイクル化粧シートである。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載のリサイクル化粧シートにおいて、前記ヒートシール剤層(2)及び絵柄層(4)のバインダー樹脂が、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体からなるバインダー樹脂において、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比が4対6から8対2であることを特徴とするリサイクル化粧シートである。
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載のリサイクル化粧シートにおいて、前記ヒートシール剤層(2)及び絵柄層(4)のバインダー樹脂が、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体からなるバインダー樹脂において、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点がそれぞれ80℃から120℃、−30℃から60℃であることを特徴とするリサイクル化粧シートである。
本発明の請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載のリサイクル化粧シートを一次成形した後、ABS樹脂を射出成形して一体成形してなることを特徴とするリサイクル化粧材である。
本発明の請求項1記載に係る発明は、少なくとも表面側から順に、透明アクリル系樹脂シート層、ヒートシール剤層、ABS樹脂シート層が熱ラミネート方法にて積層されていることにより、熱だけによらずラミネートできるので、熱ラミネートの熱によるしわのないリサイクル化粧シートを提供することが可能となる。
また、本発明の請求項2記載に係る発明は、前記透明アクリル系樹脂シート層のヒートシール剤層側、又は、ABS樹脂シート層の少なくとも一方に絵柄層を設けたことを特徴とする化粧シートにすることにより、さらに意匠感の向上したリサイクル化粧シートを提供することが可能となる。
また、本発明の請求項3記載に係る発明は、前記ヒートシール剤層及び絵柄層のバインダー樹脂が、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体からなるバインダー樹脂において、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比が4対6から8対2であることにより、さらに熱ラミネート後の層間剥離力の向上したリサイクル化粧シートを提供することが可能となる。
また、本発明の請求項4記載に係る発明は、前記ヒートシール剤層及び絵柄層のバインダー樹脂が、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体からなるバインダー樹脂において、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点がそれぞれ80℃から120℃、−30℃から60℃であることにより、さらに熱ラミネート後の層間剥離力の向上したリサイクル化粧シートを提供することが可能となる。
また、本発明の請求項5記載に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載のリサイクル化粧シートを一次成形した後、ABS樹脂を射出成形して一体成形してなる化粧材とすることにより全ての材料がABS系となるため、さらにリサイクルしやすい化粧材を
提供することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係るリサイクル化粧シート(10)の1実施例を示す側断面図であり、
図2は本発明に係るリサイクル化粧シート(10)のその他の実施例を示す側断面図であり、図3は本発明に係るリサイクル化粧シート(10)のまたその他の実施例を示す側断面図である。
本発明に係わるリサイクル化粧シート(10)は、図1に示すように、透明アクリル系樹脂シート層(1)、ヒートシール剤層(2)、ABS樹脂シート層(3)という構成であり、また、図2及び図3に示すように、絵柄層(4)を設けてもよい。なお、以下は図示しないが、必要に応じて、任意の層間に接着剤層を設けたり、透明アクリル系樹脂シート層(1)の表面にエンボス加工やワイピング加工、表面保護層等を施したり、ABS樹脂シート層(3)の裏面にABS樹脂バッカー層、接着剤層又は易接着プライマー層を設けたりすることも任意である。
本発明における透明アクリル系樹脂シート層(1)の透明アクリル系樹脂シートとしては、例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル等のアクリル系単量体の単独重合体や、それらの2種以上の共重合体、或いは、これらのアクリル系単量体の1種以上と、それらと共重合可能な重合性不飽和単量体の1種以上との共重合体などからなる熱可塑性のシートである。
中でも、透明性、耐候性、表面硬度、成形性などの観点から、メタクリル酸メチルを主成分とする単独重合体又は共重合体からなるシートを用いることが最も望ましい。また、耐衝撃性の観点からは、例えばブタジエン系、アクリル酸エステル系、アクリル酸エステル−スチレン共重合体系、エチレン−酢酸ビニル共重合体系等のゴム成分を配合したアクリル系樹脂からなるシートを用いることが望ましい。
前記透明アクリル系樹脂シート層(1)は、完全な無色透明に限定されるものではなく、少なくとも絵柄層(4)が透視可能な程度の透明度を有していれば半透明や着色透明であってもよく、その範囲内で染料又は顔料等の着色剤が添加されていてもよい。また、必要に応じてさらに、例えば充填剤、減摩剤、艶調整剤、帯電防止剤、滑剤、難燃剤、抗菌剤、防黴剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤等の各種の添加剤が添加されていてもよい。厚みとしては40μm〜150μmが取り扱いやすさ、耐候性、コストの点等で好適である。
本発明におけるヒートシール剤層(2)及び絵柄層(4)のバインダー樹脂としては、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の混合品、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体及びポリエステル樹脂の混合品、及びこれらの樹脂の混合品等が使用可能であり、シート上の基材を熱ラミネートするには特には低温での熱ラミネートの点でアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の混合品が好適である。
また、ヒートシール剤層(2)及び絵柄層(4)のバインダー樹脂が、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体からなるバインダー樹脂において、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比が4対6から8対2の範囲にあるときが、熱ラミネート後の層間強度に最適である。特には、5対5から7対3が熱ラミネート後の層
間強度に最も望ましい。
また、ヒートシール剤層(2)及び絵柄層(4)のバインダー樹脂が、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体からなるバインダー樹脂において、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点がそれぞれ80℃から120℃、−30℃から60℃の範囲にあるときが、熱ラミネート後の層間強度に最適である。特には、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点がそれぞれ90℃から100℃、−20℃から30℃の範囲にあるときが熱ラミネート後の層間強度に最も望ましい。
ヒートシール剤層(2)のヒートシール剤の乾燥後の塗布量としては0.1g/m2〜2g/m2が層間剥離力の点で好適である。
本発明におけるABS樹脂シート層(3)のABS樹脂シートとしては、公知のABS樹脂すなわちアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂からなるシートであり、該ABS樹脂の組成や構造は特に限定されるものではないが、一般的には、アクリロニトリル10〜30重量%、ブタジエン10〜40重量%及びスチレン35〜75重量%(但し、スチレン/アクリロニトリルの重量比は60/40〜85/15)からなり、アクリロニトリル−スチレン共重合体の樹脂相中にグラフト重合されたポリブタジエンのゴム相が島状に分散された構造を有する樹脂などが好適に使用される。
前記ABS樹脂シート層(3)は、染料又は顔料等の着色剤の添加により、適宜の色彩に着色することもできる。特に、該ABS樹脂シート層(3)は、絵柄層(4)の背景色となる色彩に着色したものを使用することが望ましい。またさらに必要に応じて、透明アクリル系樹脂シート層(1)の場合と同様に、各種の添加剤が添加されていてもよい。
以上の各シート層の厚さや化粧シート(10)の総厚は特に限定されるものではないが、取り扱い性やABS樹脂成形品への積層の加工適性等を考慮し、一般的には、透明アクリル系樹脂シート層(1)の厚さは20〜150μm程度、ABS樹脂バッカー層の厚さは50〜300μm程度、化粧シート(10)の総厚は100〜500μm程度とすることが望ましい。
該透明アクリル系樹脂シート層(1)上にABS樹脂シート層(3)を設ける方法としては、熱ラミネート法、ドライラミネート法、押出しラミネート法等により製造可能であり、特には生産性、表面の鏡面性保持、層間強度の点で熱ラミネート法が好適である。該熱ラミネート条件としては、該熱ラミネート時のヒートドラム温度が100℃から120℃、ラインスピード5m/minから15m/minがしわが入りにくく、層間強度、生産性の点で好適である。
本発明における絵柄層(4)としては、該透明アクリル系樹脂シート層(1)の裏面又はABS樹脂シート層(3)の表面に設けられるものであり、そのインキの組成や印刷方法等は特に限定されるものではないが、例えばアクリル系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系、ウレタン系、ポリエステル系、繊維素誘導体系、塩素化ポリプロピレン系、ポリビニルブチラール系等又はそれらの2種以上の混合系等の印刷インキ又は塗料を使用して、例えばグラビア印刷法、グラビアオフセット印刷法、オフセット印刷法、ドライオフセット印刷法、フレキソ印刷法、凸版印刷法、スクリーン印刷法、インクジェット印刷法、静電印刷法等の各種印刷法や、ロールコート法、グラビアコート法、ナイフコート法、リップコート法、ダイコート法、コンマコート法等の各種塗工法、その他、フォトリソグラフ法、電子写真法、転写法等、適宜の画像形成方法で形成すればよい。
前記絵柄層(4)がなす絵柄の種類は、特に限定されず、所望により任意であるが、例
えば木目柄、石目柄、布目柄、抽象柄、幾何学図形、文字、記号等、或いはそれらの2種以上の組み合わせ等であり、全面ベタ印刷であってもよい。
また、該絵柄層(4)の形成に際し、溶剤系の印刷インキ又は塗料を使用して、透明アクリル系樹脂シート層(1)の裏面又はABS樹脂シート層(3)の表面に直接印刷しようとすると、これらの樹脂シートは、印刷適性に劣るために、印刷された絵柄がかすれたり、シートの耐溶剤性に劣るために、印刷面が荒れて絵柄の鮮映性が低下したり、樹脂シート中に膨潤浸透して残留した溶剤が、貼り合わせ後に気化して膨れを生じたりする場合がある。
係る問題を回避するためには、これらのシートへの直接印刷に代えて、予め離型性の転写基材シート(図示無し、例えば厚み25μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂フィルム、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂フィルム、ポリ塩化ビニル樹脂フィルム、エチレン−テトラフロロエチレン共重合体等のフッ素系樹脂フィルム等、或いはそれらの非印刷面に紙を積層したもの、例えばポリエチレンラミネート紙、ポリプロピレンラミネート紙等を使用することができる。この絵柄層(4)を形成した転写シートを用意しておき、この転写シートを使用して、透明アクリル系樹脂シート層(1)の裏面又はABS樹脂シート層(3)の表面に絵柄層(4)を転写形成する方法によってもよい。
この方法によると、印刷適性に優れた転写基材シートの表面への印刷により、かすれのない良好な画質の絵柄層(4)が得られることはもとより、絵柄印刷インキ層(4)を転写基材シート上で十分に乾燥させて溶剤分を除去しておくことにより、透明アクリル系樹脂シート層(1)やABS樹脂シート層(3)、絵柄層(4)の溶剤に侵されて表面が荒らされたり、貼り合わせ後に残留溶剤の気化により膨れを発生したりする問題を回避することができる。
上記方法において、転写基材シートとしては、印刷インキに対する離型性や印刷適性、寸法安定性、耐熱性、耐溶剤性に優れたシート状体を使用することが望ましい。また、印刷面の表面平滑性に優れたシート状体を使用すると、転写後の絵柄層(4)面が平滑になることから、極めて鮮映性に優れたリサイクル化粧シート(10)が得られる利点がある。
特に、絵柄層(4)に照り感や光沢感のある意匠表現のために真珠光沢顔料を使用する場合には、真珠光沢顔料の粒径が大きい(通例5〜100μm程度)ことから、直接印刷では印刷面が荒れやすい問題があるが、このような場合にも、上記した転写法を採用すれば、印刷面の荒れの問題を回避し、鮮映性に優れ、しかも照り感や光沢感を有する化粧シート(10)を容易に得ることができる。
また、得られたリサイクル化粧シート(10)を使用して、ABS樹脂を射出成形同時ラミネート法によりABS樹脂成形品の表面に積層した化粧材を作製することができる。この化粧材は、リサイクル化粧シートを分離せずにそのまま粉砕しても、再度射出成形用樹脂として再利用できるものである。
以下には、実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明するが、これらに限定されるものではなくもっと広範囲に適用されるものである。
<実施例1>
二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(厚さ25μm、コロナ放電処理無
し)に、3色の油性アクリル系インキにおいて、絵柄層のバインダー樹脂が、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比が6対4である。さらに、絵柄層のバインダー樹脂のアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点がそれぞれ95℃、−20℃ある。このうち1色は真珠光沢顔料配合している。このインキを使用して、木目柄の絵柄を印刷して、転写シートを得た。
上記転写シートの絵柄層面に、厚さ200μmの着色ABS樹脂シート(リケンテクノス株式会社製)を宛がい、転写シートの背面に表面温度120℃の熱ゴムロール、着色ABS樹脂シートの裏面に室温の金属ロールが接するようにして両ロール間を通した後、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムを剥離して、絵柄印刷インキ層を着色ABS樹脂シートの表面に転写させた。
次に、バインダー樹脂が、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比が6対4である。さらに、バインダー樹脂のアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点がそれぞれ95℃、−20℃であるヒートシール剤を絵柄層の上に乾燥後の塗布量が1g/m2になるように、絵柄層と同様の転写法で転写した。
しかる後、絵柄印刷インキ層が転写された着色ABS樹脂シートの絵柄層面側に厚さ50μmの透明アクリル系樹脂シート(三菱レイヨン株式会社製「アクリプレン」HBS006)を重ね合わせ、温度110℃で熱ロールラミネートして、本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
この化粧シートの製造工程において、着色ABS樹脂シートの表面に転写された絵柄層の表面は鏡面状であり、かすれもなく、しかも、絵柄印刷インキ層内の残留溶剤量は約50mg/m2と、通常の印刷条件で同一の印刷インキをABS樹脂シートに印刷した場合の300〜700mg/m2よりも格段に少ないことが確認された。
また、得られたリサイクル化粧シートを使用して、ABS樹脂を射出成形同時ラミネート法によりABS樹脂成形品の表面に積層した絵付樹脂成形品を作製した。この絵付樹脂成形品は、リサイクル化粧シートを分離せずにそのまま粉砕しても、再度射出成形用樹脂として再利用できることが確認された。
<実施例2>
実施例1において、転写法による印刷方式を変更して、グラビア印刷法で直接ABS樹脂シートに印刷した以外は実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<実施例3>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を80℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<実施例4>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を80℃、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点を50℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<実施例5>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を110℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイ
クル化粧シートを作製した。
<実施例6>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を110℃、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点を50℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<実施例7>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を5対5に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を80℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<実施例8>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を5対5に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を80℃、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点を50℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<実施例9>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を5対5に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を110℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<実施例10>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を5対5に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を110℃、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点を50℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<実施例11>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を7対3に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を80℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<実施例12>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を7対3に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を80℃、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点を50℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<実施例13>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を7対3に変更し、さらに、絵柄
層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を110℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<実施例14>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を7対3に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を110℃、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点を50℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
以下に、本発明の比較例について説明する。
<比較例1>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を4対6に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を80℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<比較例2>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を4対6に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を80℃、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点を50℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<比較例3>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を4対6に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を110℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<比較例4>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を4対6に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を110℃、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点を50℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<比較例5>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を8対2に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を80℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<比較例6>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を8対2に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を80
℃、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点を50℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<比較例7>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を8対2に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を110℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<比較例8>
実施例1において、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比を8対2に変更し、さらに、絵柄層及びヒートシール剤層のバインダー樹脂を構成するアクリル樹脂のガラス転移点を110℃、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点を50℃に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のリサイクル化粧シートを作製した。
<性能比較>
以上のように作製した実施例1乃至14及び比較例1乃至8について、金型を使いABS樹脂を射出成形して厚み5mmの板に積層した。次に、NTカッター(登録商標)L・500にて長さ約50mmのクロスカットをABS樹脂シート層内にとどまる様に切れ目を入れた後、層間剥離するかを試験した。結果を表1に示す。評価基準は、合格:層間剥離無し、不合格:層間剥離有りとした。
Figure 2006205421
表1は、実施例1乃至14及び比較例1乃至8について、クロスカット試験を評価した結果の表である。
表1の結果から明らかなように、実施例1乃至14は、すべて層間剥離は無かったが、比較例1乃至8は、すべて層間剥離が有った。
本発明に係るリサイクル化粧シートの1実施例を示す側断面図である。 本発明に係るリサイクル化粧シートのその他の実施例を示す側断面図である。 本発明に係るリサイクル化粧シートのまたその他の実施例を示す側断面図である。
符号の説明
1…透明アクリル系樹脂シート層
2…ヒートシール剤層
3…ABS樹脂シート層
4…絵柄層
10…リサイクル化粧シート

Claims (5)

  1. 少なくとも表面側から順に、透明アクリル系樹脂シート層、ヒートシール剤層、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、以後ABSと略す)樹脂シート層が熱ラミネート方法にて積層されていることを特徴とするリサイクル化粧シート。
  2. 前記透明アクリル系樹脂シート層のヒートシール剤層側、又は、ABS樹脂シート層の少なくとも一方の面に絵柄層を設けたことを特徴とする請求項1記載のリサイクル化粧シート。
  3. 前記ヒートシール剤層及び絵柄層のバインダー樹脂が、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体からなるバインダー樹脂において、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の部数の配合比が4対6から8対2であることを特徴とする請求項1又は2記載のリサイクル化粧シート。
  4. 前記ヒートシール剤層及び絵柄層のバインダー樹脂が、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体からなるバインダー樹脂において、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移点がそれぞれ80℃から120℃、−30℃から60℃であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のリサイクル化粧シート。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載のリサイクル化粧シートを一次成形した後、ABS樹脂を射出成形して一体成形してなることを特徴とするリサイクル化粧材。
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