JP2006204413A - 遊技機における球皿 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パチンコ遊技機における球皿4は、前面パネル3に形成した球払出口31から払い出された遊技球9を受けて貯留するよう構成されている。球皿4は、前面パネル3の前方において遊技球9を貯留する球貯留部5と、球貯留部5から左右方向Wの一方に向けて遊技球9を流下させる第1通路部61と、第1通路部61に連結され、左右方向Wの他方に向けて遊技球9を流下させる第2通路部62とを有している。第1通路部61は、複数列で流下する遊技球9を1列に整流させる整流部611を有しており、第2通路部62は、1列に整流した状態を維持して遊技球9を流下させるよう構成されている。
【選択図】図2
Description
そして、発射装置から発射された遊技球が、遊技盤に形成された入賞口等に入賞すると、払出装置が、所定数の遊技球を前面パネルに形成した球払出口から球皿へ払い出す。
該球皿は、遊技球を貯留する球貯留部と、該球貯留部から上記遊技機の左右方向の一方に向けて遊技球を流下させる第1通路部と、該第1通路部に連結され、上記左右方向の他方に向けて遊技球を流下させる第2通路部とを有しており、
上記第1通路部は、複数列で流下する遊技球を1列に整流させる整流部を有しており、上記第2通路部は、上記1列に整流した状態を維持して遊技球を流下させるよう構成してあることを特徴とする遊技機における球皿にある(請求項1)。
遊技者が遊技を行う際に、遊技球は、球皿の上記球貯留部に受けられ貯留される。次いで、この球貯留部に貯留された遊技球は、第1通路部を左右方向の一方に向けて流下し、この第1通路部の途中において上記整流部によって1列状態の流れに整流される。そして、上記遊技球は、第2通路部において流れの向きが折り返され、左右方向の他方に向けて1列に整流された状態のまま流下する。
それ故、本発明の遊技機における球皿によれば、遊技機の前面において、球皿が占める領域を小さくすることができる。
該球皿は、遊技球を貯留する球貯留部と、該球貯留部から上記遊技機の左右方向の一方に向けて遊技球を流下させる第1通路部と、該第1通路部に連結され、上記左右方向の他方に向けて遊技球を流下させる第2通路部とを有しており、
上記第1通路部は、上記球皿の後面側に形成してあり、上記第2通路部は、上記球皿の前面側に形成してあることを特徴とする遊技機における球皿にある(請求項4)。
遊技者が遊技を行う際に、遊技球は、球皿の上記球貯留部に受けられ貯留される。次いで、この球貯留部に貯留された遊技球は、球皿の後面側において第1通路部を左右方向の一方に向けて流下する。そして、上記遊技球は、第2通路部において流れの向きが折り返され、球皿の前面側において左右方向の他方に向けて1列に整流された状態のまま流下する。
それ故、本発明の遊技機における球皿によっても、遊技機の前面において、球皿が占める領域を小さくすることができる。
上記第1、第2の発明において、上記遊技機としては、例えば、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、遊技球を遊技媒体として使用するスロットマシーン等がある。
また、上記整流部による遊技球の整流は、第1通路部又は第2通路部の幅を、遊技球の直径の2倍以上から、遊技球の直径以上であってこの直径の2倍未満に変化させることにより、実現することができる。
なお、上記第2通路部は、上記第1通路部の前方に形成することもできる。また、第1通路部と第2通路部とは、遊技機の上下方向に並べて形成し、第2通路部は、第1通路部の下方に形成することもできる。
また、上記第1通路部及び上記第2通路部は、上記球皿の前面側に形成することが好ましい(請求項3)。この場合には、第1通路部及び第2通路部の形成を一層容易にすることができる。
ところで、複数列で流下する遊技球の流れを1列で流下する遊技球の流れに変化させるときには、この変化させる部分において球詰まりが発生しやすい状況が形成される。
そして、遊技機の後面側(球皿の後面側)に形成された第1通路部においては、遊技機の前面から視認することが困難であり、球詰まりが発生したときにそれを解消することが困難である。
この場合には、第2通路部によって1列に整流させた遊技球を、発射装置へ供給することができる。
また、第1通路部と第2通路部とは、互いに隣り合う構造にすることができる。また、第1通路部と第2通路部とは、所定の間隔をあけて隣り合う構造にすることもできる。
(実施例1)
本例の遊技機はパチンコ遊技機1であり、図1〜図3に示すごとく、このパチンコ遊技機1における球皿4は、前面パネル3に形成した球払出口31から払い出された遊技球9を受けて貯留するよう構成されている。
この球皿4は、前面パネル3の前方において遊技球9を貯留する球貯留部5と、この球貯留部5に貯留した遊技球9をパチンコ遊技機1の左右方向Wに向けて流下させる球通路6とを有している。
また、第1通路部61は、複数列で流下する遊技球9を1列に整流させる整流部611を有しており、第2通路部62は、上記1列に整流した状態を維持して遊技球9を流下させるよう構成されている。また、本例の第2通路部62は、第1通路部61を流下する遊技球9の流れをUターンさせるUターン通路部63を有しており、Uターン通路部63によって第1通路部61と第2通路部62とが連結されている。
図1〜図3に示すごとく、本例の球皿4は、パチンコ遊技機1の前面に配設された前面パネル3と一体的に形成されており、前面パネル3と共に球皿ユニット2を構成している。また、球貯留部5は、前面パネル3の一部と、前面パネル3から前方に向けて突出形成された球貯留底面511及び球貯留壁512とによって囲まれた領域として形成されている。
なお、図1においては、球貯留部5及び球通路6を構成する部材50を実線で示し、これらを含む球皿4の全体、及びパチンコ遊技機1におけるその他の構成部材を2点鎖線で示す。
これに対し、球皿ユニット2は、本体枠11に対して開閉可能に配設することもできる。この場合には、球皿ユニット2は、本体枠11に対して別部材として構成することができる。
また、払出装置14と、前面パネル3における上記球払出口31とは、払出装置14によって払い出された遊技球9を流下させる球流下通路17によって接続されている。
また、本例の球皿4は、上記発射装置15と上記賞球領域とをパチンコ遊技機1の左右方向Wにおける左側の領域に形成し、上記Uターン通路部63を備えた球通路6によって遊技球9の流れをUターンさせる構造を有している。
また、発射装置15は、パチンコ遊技機1の左右方向Wにおける右側の領域又は中央の領域に形成することもできる。また、球貯留部5の賞球領域の形成位置及び球通路6の形成位置についても、左側、右側又は中央のいずれの領域に形成することもできる。
また、図1、図2に示すごとく、本例の第2通路部62と第1通路部61とは、パチンコ遊技機1の前後方向Dに並べて形成されており、いずれも前面パネル3の前方(球皿4の前面側)に形成されている。また、第2通路部62は、第1通路部61の後方に形成されている。
また、図3に示すごとく、第2通路部62は、遊技球9を1球ずつ発射装置15に供給するための整流器16に接続されている。
また、第1通路部61の全体の上方と、第2通路部62の一部の上方とは開放されており、これらの通路部61、62を流下する遊技球9をパチンコ遊技機1の前方から視認できるようになっている。
また、上記球払出口31は、球貯留部5を形成する前面パネル3の一部において、球貯留部5における左側端部の近傍に形成されている。
また、球排出口52、及び発射球排出通路625の入口部には、球皿4に配設された操作スイッチ45により開閉動作する開閉シャッター(図示略)が配設されている。
遊技者がパチンコ遊技を行う際に、貸球装置としてのCRユニット等にカード等を差し込み、貸球用操作スイッチを操作したときには、その支払い代金に応じた数の遊技球9が、払出装置14から払い出されて球貯留部5に供給される。そして、球貯留部5に供給された遊技球9は、第1通路部61へ流下し、この第1通路部61からUターン通路部63を介して第2通路部62へと流下する。
それ故、本例のパチンコ遊技機1における球皿4によれば、パチンコ遊技機1の前面において、球皿4が占める領域を小さくすることができる。また、球皿4の空いた領域(上記自由空間20)には、各種の機能部品を配設することができる。
図4〜図6に示すごとく、本例のパチンコ遊技機1における球皿4は、上記球貯留部5により上皿部5を形成し、この上皿部5の斜め下方に、上皿部5に貯留できなくなった遊技球9を貯留する下皿部7を形成してなるものである。
また、本例の下皿部7は、上記パチンコ遊技機1における右側の領域に形成した上記自由空間20を利用して形成されている。そして、本例の球皿4は、上皿部5と下皿部7とをパチンコ遊技機1の左右方向Wに並べて形成してなる二皿構造を有している。
また、下皿部7の底面には、この下皿部7における遊技球9を排出するための球排出口71が形成されており、球排出口71には、球箱等に遊技球9を排出するための球排出通路72が接続されている。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
図7、図8に示すごとく、本例のパチンコ遊技機1における球皿4は、上記第1通路部61を上記前面パネル3の後方に形成した例である。
すなわち、本例の第1通路部61は、球皿4の後面側に形成されており、第2通路部62は、球皿4の前面側に形成されている。より具体的には、本例の第2通路部62は、前面パネル3の前方に形成されており、本例の第1通路部61は、前面パネル3を介して第2通路部62に隣接した状態で球貯留部5から延長形成されている。そして、第1通路部61の一端は、開口穴613として、前面パネル3の前面において、上記球払出口31に隣接する位置に開口している。
なお、メンテナンス扉54は、上記実施例1、2又は後述する実施例4、5においても同様に設けることができる。
そして、本例においては、球通路6における遊技球9の流れは、第1通路部61及びUターン通路部63においては複数列の流れを形成し、第2通路部62の整流部621において1列の流れに絞られる。これにより、整流部621において、万が一、球詰まりが発生したときでも、この球詰まり状態をパチンコ遊技機1の前方から容易に視認することができ、この球詰まりを容易に解消することができる。
なお、図示は省略するが、本例の球皿4においても、上記実施例2と同様に、上皿部5から溢れ出した遊技球9を下皿部7に流下させるためのオーバーフロー通路が形成されている。また、本例においては、上記下皿部7を形成せず、上記球貯留部5による一皿構造の球皿4を形成することもできる。
本例においても、その他の構成は上記実施例2と同様であり、上記実施例2と同様の作用効果を得ることができる。
図9〜図11に示すごとく、本例のパチンコ遊技機1における球皿4は、上記球貯留部5により上皿部5を形成し、この上皿部5の左右方向Wに隣接して、上皿部5に貯留できなくなった遊技球9を貯留する下皿部7を形成してなるものである。
また、上皿部5は、パチンコ遊技機1における左側の領域に形成されており、下皿部7は、パチンコ遊技機1における右側の領域に形成した上記自由空間20を利用して形成されている。そして、本例の球皿4は、上皿部5と下皿部7とをパチンコ遊技機1の左右方向Wに並べて形成してなる二皿構造を有している。
また、本例の球流下通路17は、上記球払出口31の後方に位置する下流側端部に、遊技球9を1段積みの状態で貯留することができる下流側通路部171を形成してなる。そして、オーバーフロー通路18は、下流側通路部171の側壁に開口しており、オーバーフロー通路18の上流側端部の底面の位置は、下流側通路部171の底面の位置よりも、遊技球9の半径よりも高く遊技球9の直径よりも低い位置となっている。
また、球皿4には、上記発射装置15から発射して、上記遊技盤13における遊技領域に到達しなかった遊技球9(ファール球)を球貯留部5へ返却するファール球通路42が形成されている。なお、このファール球通路42は、上記実施例1〜3及び後述する実施例5においても同様に設けることができる。
本例においても、その他の構成は上記実施例2と同様であり、上記実施例2と同様の作用効果を得ることができる。
本例は、図12〜図15に示すごとく、上記前面パネル3の裏側に、上記球貯留部5から溢れ出した遊技球9を貯留する補助貯留部172を形成し、この補助貯留部172に、球貯留部5の満タン状態を検出する満タン検出部8を配設した例を示す。
補助貯留部172は、球貯留部5の後方に上記球払出口31を介して接続されている。また、満タン検出部8は、球貯留部5における遊技球9の貯留状態が満タン状態になり、補助貯留部172まで溢れ出したときに、球貯留部5の満タン状態を検出するよう構成されている。そして、本例のパチンコ遊技機1は、満タン検出部8が満タン状態を検出すると、上記払出装置14が遊技球9の払出を停止するよう構成されている。
なお、補助貯留部172内の遊技球9がなくなると、満タン検出スイッチ83の検出部831に設けられたバネ等の復元力によって、押圧レバー81が元の位置に復帰する。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
14 払出装置
15 発射装置
17 球流下通路
2 球皿ユニット
20 自由空間
3 前面パネル
31 球払出口
4 球皿
5 球貯留部(上皿部)
6 球通路
61 第1通路部
611、621 整流部
62 第2通路部
63 Uターン通路部
7 下皿部
8 満タン検出部
9 遊技球
W 左右方向
H 上下方向
D 前後方向
Claims (6)
- 遊技機における球皿において、
該球皿は、遊技球を貯留する球貯留部と、該球貯留部から上記遊技機の左右方向の一方に向けて遊技球を流下させる第1通路部と、該第1通路部に連結され、上記左右方向の他方に向けて遊技球を流下させる第2通路部とを有しており、
上記第1通路部は、複数列で流下する遊技球を1列に整流させる整流部を有しており、上記第2通路部は、上記1列に整流した状態を維持して遊技球を流下させるよう構成してあることを特徴とする遊技機における球皿。 - 請求項1において、上記第1通路部と上記第2通路部とは、上記遊技機の前後方向に並べて形成してあり、上記第2通路部は、上記第1通路部の後方に形成してあることを特徴とする遊技機における球皿。
- 請求項1又は2において、上記第1通路部及び上記第2通路部は、上記球皿の前面側に形成してあることを特徴とする遊技機における球皿。
- 遊技機における球皿において、
該球皿は、遊技球を貯留する球貯留部と、該球貯留部から上記遊技機の左右方向の一方に向けて遊技球を流下させる第1通路部と、該第1通路部に連結され、上記左右方向の他方に向けて遊技球を流下させる第2通路部とを有しており、
上記第1通路部は、上記球皿の後面側に形成してあり、上記第2通路部は、上記球皿の前面側に形成してあることを特徴とする遊技機における球皿。 - 請求項4において、上記第2通路部は、複数列で流下する遊技球を1列に整流させる整流部を有していることを特徴とする遊技機における球皿。
- 請求項1〜5のいずれか一項において、上記第2通路部は、上記遊技機における発射装置に遊技球を導くよう構成してあることを特徴とする遊技機における球皿。
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