JP2006203127A - 電子機器の防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ケース等に製造誤差や組付け誤差等が生じていたとしても防水性能の低下を防止する。
【解決手段】 アッパーケース2の開口端面11にはパッキン収納用溝12が設けられ、このパッキン収納溝12の底部13の2つの角部には張出部14,14が設けられている。パッキン4は断面が矩形状に形成され、底板3でアッパーケース2の開口を覆うことにより、パッキン収納溝12に収納されたパッキン4は底板3のリブ16によって底部13側に押圧される。リブ16はパッキン収納溝12内に入り込み、押圧面17には2つの凸条体18,18が設けられている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、一面が開口したケースの開口端面をパッキンを介して閉塞体によって突き合わせて筺体を形成する電子機器の防水構造に関するものである。
従来は箱体の開口端面に溝を設け、この溝内にパッキンを挿入し、挿入されたパッキンを蓋体によって溝の底部側に押圧するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、ロアーケースの開口端面に全周にわたってパッキンを挿入するU字溝を形成するとともに、開口端面から係合孔が設けられた囲い壁を立設し、アッパーケースに突設した係合突起を係合孔に係合させて、アッパーケースとロアーケースとの開口端面を突き合わせることにより、アッパーケースの開口端面によりU字溝内に挿入したパッキンを押圧するものもある(例えば、特許文献2参照)。なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
実開平4−20292号公報(4頁8〜18行、第1図) 実開平6−60027号公報(段落「0010」および「0011」、図2)
上述した従来の電子機器の防水構造においては、いずれもケースまたは蓋体の端面とパッキンとが一面において圧接する構造を呈しているため、蓋体やケースにゆがみやソリ等の製造誤差が発生したり組付け誤差等が生じると、防水性能が低下するという問題があった。また、ケースまたは蓋体の端面によってパッキン全体を押圧する構造としていることにより、パッキンの弾性変形量が充分得られないため防水性能を向上させることができないという問題もあった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ケース等に製造誤差や組付け誤差等が生じていたとしても防水性能の低下を防止することにある。
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、一面が開口したケースとこのケースの開口を覆う閉塞体とを備え、前記ケースの開口端面をパッキンを介して前記閉塞体と突き合わせることにより筺体を形成する電子機器の防水構造において、前記パッキンの断面を矩形状に形成し、前記ケースの開口端面に全周にわたって前記パッキンと略同じ断面形状に形成したパッキン収納用溝を設け、このパッキン収納用溝の底部の2つの角部に全周にわたって張出部を一体に設けたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記閉塞体に全周にわたって前記パッキンを押圧するリブを一体に設け、このリブが前記パッキン収納用溝内に入り込んだ状態で前記パッキンを押圧する。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記閉塞体の前記パッキンを押圧する押圧面に全周にわたって複数の凸条体を一体に設けたものである。
請求項1に係る発明によれば、パッキン収納用溝に収納されたパッキンは閉塞体によって押圧されることにより、パッキンが張出部と2箇所において圧接するため、ケースと閉塞体とに製造誤差や組付け誤差が生じていたとしても、従来のように一面で圧接する場合と比較して防水性能の低下を防止できる。また、張出部によってパッキン全体を押圧するのではなく部分的に押圧するため、パッキンの弾性変形量を大きくすることができるから防水性能を向上させることができる。
請求項2に係る発明によれば、アッパーケースの開口端面からリブの押圧面を経由して筺体内へ水が侵入する経路が長くなるため防水性能が向上する。
請求項3に係る発明によれば、閉塞体の凸状体によって複数箇所においてパッキンを押圧することができるため防水性能が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係る電子機器を分解して底面側から見た斜視図、図2は同じくアッパーケースの底面図、図3は同じくロアーケースの平面図、図4は同じくパッキンを組み付ける前の状態を示す図3におけるIV-IV 線断面図、図5は同じくパッキンを組付けた状態を示す図3におけるIV-IV 線断面図である。なお、図3においてはロアーケースのみが図示されているが、図4および図5は、図3においてロアーケースにアッパーケースが組み付けられた状態の断面図を示している。
図1に全体を符号1で示す電子機器の筺体は、プラスチックによって形成され一面が開口したアッパーケース2と、このアッパーケース2の開口を覆うプラスチックによって形成された閉塞体としての底板3と、アッパーケース2の開口端面と底板3との間に介在するパッキン4とによって概略構成されている。アッパーケース2は、上面板6と、この上面板6の周端から一体に立設された囲い壁7と、この囲い壁7の先端側の全周に設けた袴部8とによって一体に形成されており、上面板6と対向する部位に開口部9が設けられ、上面板6の周縁には複数のボス10が一体に突設されている。袴部8の開口端面11には、全周にわたってパッキン収納溝12が設けられており、このパッキン収納溝12は、図4に示すように断面が略矩形状に形成され、底部13の2つの角部に断面が三角形の張出部14,14が全周にわたって一連かつ一体に設けられている。
底板3の周端には、全周にわたってリブ16が一体に立設され、このリブ16の幅B1は上記したアッパーケース2のパッキン収納溝12の幅B2よりも小さく形成されており、このリブ16の押圧面17には、全周にわたって2つの凸条体18,18が一連かつ一体に突設されている。リブ16は、後述するようにアッパーケース2に底板3を組み付けることにより、押圧面17がパッキン収納溝12の底部13に対向するように、パッキン収納溝12内に入り込むように構成されている。19は底板3の周縁に設けたねじ挿通孔である。
パッキン4はゴム材によって断面が矩形状で全体が平面視において枠状に形成されており、高さT1は上記したパッキン収納溝12の深さT2よりも小さく形成され、幅B3はパッキン収納溝12の幅B2よりもわずかに小さく形成されている。
このように構成されていることにより、アッパーケース2のパッキン収納溝12にパッキン4を挿入し、アッパーケース2の開口部9を底板3によって覆い、底板3のねじ挿通孔19に挿通したねじ(図示せず)をアッパーケース2のボス10に螺合させることにより、電子機器1の筺体を形成する。
このとき、底板3のリブ16の先端部が、図5に示すようにアッパーケース2のパッキン収納溝12内に入り込み、押圧面17によってパッキン4をパッキン収納溝12の底部13に押し付ける。したがって、パッキン4の2つの角部が底部13の2つの張出部14,14によって弾性変形することにより、パッキン4は2つの張出部14,14と2箇所において圧接する。このため、アッパーケース2と底板3とに製造誤差や組付け誤差が発生したとしても、従来のように一面で圧接する場合と比較して防水性能の低下を防止できる。また、張出部14によってパッキン5全体を押圧するのではなく部分的に押圧することができるため、パッキン4の弾性変形量を大きくすることができるから防水性能を向上させることができる。
また、底板3のリブ16がパッキン収納用溝12内に入り込んだ状態でパッキン4を押圧する構造としているため、アッパーケース2の開口端面11からリブ16の押圧面17を経由して筺体内へ水が侵入する経路が長くなるため防水性能が向上する。また、底板3の押圧面17の凸状体18,18によって、複数箇所においてパッキン4を押圧するため防水性能が向上する。
なお、本実施の形態においては、電子機器1の筺体をアッパーケース2と底板3とによって形成したが、底板3をアッパーケース2と同様に一面に開口を有するロアーケースとし、これら両ケースを互いの開口端面を突き合わせて合体させることにより電子機器1の筺体を形成するようにしてもよいし、アッパーケース2を閉塞体としてロアーケースの開口を閉塞体によって覆うようにしてもよい。
本発明に係る電子機器を分解して底面側から見た斜視図である。 本発明に係る電子機器におけるアッパーケースの底面図である。 本発明に係る電子機器におけるロアーケースの平面図である。 本発明に係る電子機器において、パッキンを組み付ける前の状態を示す図3におけるIV-IV 線断面図である。 本発明に係る電子機器において、パッキンを組付けた状態を示す図3におけるIV-IV 線断面図である。
符号の説明
1…電子機器、2…アッパーケース、3…底板(閉塞体)、4…パッキン、11…開口端面、12…パッキン収納用溝、14…張出部、16…リブ、17…押圧面、18…凸条体。

Claims (3)

  1. 一面が開口したケースとこのケースの開口を覆う閉塞体とを備え、前記ケースの開口端面をパッキンを介して前記閉塞体と突き合わせることにより筺体を形成する電子機器の防水構造において、前記パッキンの断面を矩形状に形成し、前記ケースの開口端面に全周にわたって前記パッキンと略同じ断面形状に形成したパッキン収納用溝を設け、このパッキン収納用溝の底部の2つの角部に全周にわたって張出部を一体に設けたことを特徴とする電子機器の防水構造。
  2. 請求項1記載の電子機器の防水構造において、前記閉塞体に全周にわたって前記パッキンを押圧するリブを一体に設け、このリブが前記パッキン収納用溝内に入り込んだ状態で前記パッキンを押圧することを特徴とする電子機器の防水構造。
  3. 請求項1または2記載の電子機器の防水構造において、前記閉塞体の前記パッキンを押圧する押圧面に全周にわたって複数の凸条体を一体に設けたことを特徴とする電子機器の防水構造。
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