JP2007158175A - 電子機器筐体及び衝合ライン被装方法 - Google Patents

電子機器筐体及び衝合ライン被装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】前側ケースと後側ケースとを接続させてなる電子機器筐体において、前側ケースと後側ケースとの合わせ部分に形成される線状の衝合ラインの露出を防止して商品性を向上できる電子機器筐体を提供すること。
【解決手段】前側ケースと後側ケースとヒンジとを一体成形してケース本体2を構成し、側面下部に係止孔2dを形成すると共にその係止孔2d底部近傍のケース内に凹部2eを形成する。そして、凹部2eに掛止めする係止爪3cを有した係止部材3をケース本体2に係合して衝合ラインを覆い隠す。
【選択図】図13

Description

本発明は、前側ケースと後側ケースとを接続させて構成された電子機器筐体に関する。
従来より、前側ケースと後側ケースとを接続させて構成された電子機器筐体がある。
この前側ケースと後側ケースとの接続は、ビスを用いた接続が一般的であるが、他の例として、例えば、ケースの両側壁内側にスライドを有する係合リブを設け、カバーにスライド溝と係合する係合爪を設けて、このケースとカバーとの結合及び分離ができるようにした電子機器筐体(特許文献1参照)や、ヒンジ機構を介してケースとカバーを開閉可能に連結した携帯用電子機器の筐体構造(特許文献2参照)が挙げられる。
特開平8−130382号公報(第1頁、図1) 特開平9−635549号公報(第1頁、図1)
しかしながら、上記した何れの電子機器筐体は、前側ケースと後側ケースとの合わせ部分に形成された線状の衝合ラインが露出しており、商品の美的外観を損ねていた。当然のことながら、購買意欲を惹起させるためには、商品そのものの性能はもとより、デザイン的の良し悪しが大きい。
しかも、上記した何れの電子機器筐体は、前側と後側の計2個以上に分割されており、最終的にはネジによる固定としているため、組立に手間が必要になっていた。
そこで本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決できる電子機器筐体及び衝合ライン被装方法を提供することを目的とする。
上記技術課題を達成するために、本発明にかかる電子機器筐体及び衝合ライン被装方法は、下記の技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1にかかる電子機器筐体は、前側ケースと後側ケースとを接続させてなる電子機器筐体において、前記前側ケースと前記後側ケースの夫々のケース外周面、または、何れか一方のケース外周面に形成された被係止部と、前記被係止部と係合され、前記前側ケースと前記後側ケースとを衝合させて形成された衝合ラインを被装させる被装部材とを備えてなることを特徴とする。
請求項2にかかる電子機器筐体は、請求項1において、前記被係止部は、前記夫々のケース外周面に形成されていることを特徴とする。
請求項3にかかる電子機器筐体は、請求項2において、前記被装部材は、正面視略C字状または正面視略コ字状に形成されると共に、対向する先端部双方の内側から外方に向かって突出された係止爪が垂設され、前記被係止部は、前記係止爪を挿入させる係止孔と、該係止爪と係合される凹部とを備えてなり、前記被装部材を前記衝合ラインに沿ってスライドさせることで、前記前側ケースと前記後側ケースとが接続されるように形設されていることを特徴とする。
請求項4にかかる電子機器筐体は、請求項2または3において、前記被装部材は、その内側にボス状の係止凸部が形成されると共に、該係止凸部と係合され前記被装部材のスライドに従って前側ケースと後側ケースとを引き寄せるスライド溝が前記被係止部に形成されていることを特徴とする。
請求項5にかかる電子機器筐体は、請求項1〜4の何れかにおいて、前記前側ケースと前記後側ケースとが、該前側ケースと該後側ケースとに一体に成形されたヒンジを介して接続されてなることを特徴とする。
請求項6にかかる電子機器筐体は、請求項5において、前記被装部材は、少なくとも前記ヒンジが設けられた側のケース外面を被装させることを特徴とする。
請求項7にかかる電子機器筐体は、請求項1〜6の何れかにおいて、前記前側ケースと前記後側ケースとの閉状態を維持させて仮止めさせる仮固定部を備えていることを特徴とする。
請求項8にかかる電子機器筐体は、請求項1〜7の何れかにおいて、前記前側ケースと前記後側ケースとの衝合面に挟装されると共に、当該電子機器筐体に設けられた外部機器との接続端子用孔の周囲を取り囲むように形成されたシール部材を備えていることを特徴とする。
請求項9にかかる電子機器筐体は、請求項8において、前記接続端子用孔は、前記衝合ライン上に形成されていることを特徴とする。
請求項10にかかる衝合ライン被装方法は、前側ケースと後側ケースとを接続してなる電子機器筐体において、前記前側ケースと前記後側ケースとを衝合して形成した衝合ラインを、該前側ケースと該後側ケースの双方、または何れか一方に係止した被装部材で被装することを特徴とする。
請求項11にかかる衝合ライン被装方法は、請求項10において、前側ケースと後側ケースとをヒンジで接続し、該ヒンジをも前記被装部材で被装することを特徴とする。
本発明によれば、前側ケースと後側ケースの夫々のケース外周面、または、何れか一方のケース外周面に被係止部を形成し、この被係止部と係合可能な被装部材で、前側ケースと後側ケースとを衝合して形成した衝合ラインを被装する構成にしたから、商品の美的外観が向上して商品性を向上することができる。
しかも、前側ケースと後側ケースの夫々のケース外周面に被係止部を形成した場合、ネジを用いることなく筐体の組み立てが可能となるので、組立の手間を大幅に減少することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、図1〜図14は実施の形態1を、図15〜図17は実施の形態2を例示している。
(実施の形態1)
実施の形態1にかかる電子機器筐体1は、音楽コンテンツが記録されるHDDや半導体メモリ等の記録媒体を備えたミュージックプレイヤーAの筐体に適用したものが例示されている。
このミュージックプレイヤーAは、図1〜図4に示すように、外観形状が略直方体状に構成されており、その正面には、プレイボタンやストップボタン等の各各操作ボタンa1とミュージックプレイヤーAとしての様々な情報が表示される液晶表示部a2とが配設されている。また平面(上面)には、スライドボタンa3(電源スイッチ)とヘッドホン端子a4とが配設され、さらに底面には、パーソナルコンピューターとの接続端子であるUSB端子a5とオーディオ装置やマイクとの接続端子であるライン入力端子a6とが配設されている。
このように構成されたミュージックプレイヤーAの電子機器筐体1は、ケース本体2と、被装部材3とを備えて構成されている。
ケース本体2は、合成樹脂部材で構成され、ケース本体2の厚さ略半分の厚さからなる矩形容器状の前側ケース21と、この前側ケース21と同じくケース本体2の厚さ略半分の厚さからなる矩形容器状の後側ケース22とが、図5に示すように、双方のケース一側面の上縁部同士を結ぶように一体成形されたヒンジ23を介して一体に接続されている。
すなわち、このケース本体2は、ピン等の他の構成部材を用いずに、前側ケース21と後側ケース22とヒンジ23とが合成樹脂部材で一体成形されており、薄肉で形成されたヒンジ23を折り曲げることによって開閉できるようになっている。
また、この前側ケース21と後側ケース22との衝合面(縁の部分)は、図5及び図8に示すように、前側ケース21に設けた凹状段差面21aと、後側ケース22に設けた凸状段差面22aが形成されており、ヒンジ23を折り曲げて前側ケース21と後側ケース22とを閉じた際、これらが嵌合されることで、ヒンジ23の弾性変形によって元に戻ろうとする(開こうとする)力を抑制している。
また、正面と背面夫々の周縁部(コーナー部)は、図6〜図10に示すように面取り形成されているが、前側ケース21と後側ケース22とで形成されるケース側面のうち、後述する係止孔2d(両側面に対向して設けられている)の底部から上方の側面及び平面は、その面取り部分から所要深さ凹ませたガイド凹部2aが形成されている。このガイド凹部2aは、後述する被装部材3をスライドさせる際のガイドとなる。
また、この前側ケース21と後側ケース22のヒンジ23側の内側面と、この内側面と対向した内側面に、ヒンジ23を折り曲げて前側ケース21と後側ケース22との閉じた際、その閉状態を維持させると共に、ケース本体2内に実装されるプリント基板(図17参照)を挟持させるリブが設けられている。
このリブは、前側ケース21側に所定間隔をおいてこの前側ケース21より突出するように形成された第1リブ21bと、後側ケース22側にその第1リブ21bと対応した位置に後側ケース22内に形成されプリント基板Wの縁部を受ける段差が形成された第2リブ22bとで構成されている。
そして、ヒンジ23を折り曲げて前側ケース21と後側ケース22とを閉じた際、第1リブ21bの先部と、第2リブ22bの先部とで、ケース本体2内に実装されたプリント基板を挟持させると共に、第1リブ21bが後側ケース22の内側面に僅かに付勢するように当接してヒンジ23の弾性変形によって元に戻ろうとする(開こうとする)力を抑制している(図17参照)。なお、プリント基板は、第1リブ21bと第2リブ22bのみで固定しても良いが、適宜ビスなどで固定しても良い。
上記した凹状段差面21aと凸状段差面22aとの係合、及び、この第1リブ21bによって、前側ケースと後側ケースとの閉状態を維持させて仮止めさせる仮固定部が構成される。
さらに、このケース本体2は、図6〜図10に示すような被係止部を備えている。この被係止部は、矩形状孔2bと、スライド溝2cと、係止孔2dと、凹部2eとを備えてなる。
矩形状孔2bは、図6及び図9に示すように、前側ケース21と後側ケース22の夫々の平面に、中心を境に左右対称となる位置に、かつ、前側ケース21と後側ケース22夫々の厚さの略半分となる位置でもって3箇所(計6箇所)に設けられてなる。
スライド溝2cは、図10に示すように、内側に向かって延出された幅広状の上部と、幅狭の下部とが、下方に向かって外方に傾斜された傾斜部で連続するように略矩形長孔状に形成され、面取り部分に隣接したガイド凹部2a内に、かつ、夫々の両側面の略中心と上部の2個所(計4個所)に設けられている。
係止孔2dは、前側ケース21と後側ケース22の夫々の両側面にテーパ状に形成された縁部(コーナー部)内側に近接するように、かつ、夫々の両側面の下部に形成された略矩形長孔状に形成されてなる。
凹部2eは、図13及び図14に示すように、上記したガイド凹部2aの起点である係止孔2dの底部とコーナーを介して連続するケース内側面と、ケース内底面とを結ぶコーナー部分のうち、ケース内底面と平面状に連続するようにケース内側面側が凹設されて形成されている。
被装部材3は、合成樹脂部材で構成され、図11に示すように、ガイド凹部2aに係合されるように正面視略コ字状に形成されると共に、図12に示すように、後述する係止爪3cの配設位置を除いた帯板部分の断面が略コ字状に形成されている。さらに、先端部の外側面が下方に向かって漸次幅狭となるテーパ状に形成されている。
また、この被装部材3は、図11及び図12に示すように、平面(上面)内側に、上記した矩形状孔2bと嵌合される嵌合凸部3aが設けられ、側面内側には、スライド溝2cと係合されるボス状の係止凸部3bが形成されている。
この嵌合凸部3aは、図12に示すように、先部が外方に向かって傾斜して形成され、この先部間の距離が矩形状孔2b間の距離と略同じなっていると共に、嵌合凸部3aの基部間の距離が、矩形状孔2b間の距離より僅かに短くなるように形成されている。
また係止凸部3bは、上記したスライド溝2cの幅広状の上部内側に、この係止凸部3bが当接するような幅方向の配設位置でもって突設されると共に、前側ケース21と後側ケース22とを閉じて当該被装部材3をガイド凹部2aに係合させた際、スライド溝2cの下部に位置するような所要位置に設けられている。
さらに、この被装部材3は、対向する先端部近傍の双方の内側から外方に向かって突出された略コ字状の係止爪3cが垂設され、図13及び図14に示すように、上記した凹部2eに係止爪3cの先部が掛止めされるようになっている。
次に、以上のように構成された実施の形態1にかかる電子機器筐体1を用いたミュージックプレイヤーAの組立手順を説明する。
まず、ケース本体2にミュージックプレイヤーAを実現するための回路基板や端子、液晶パネル等を実装する。
実装が完了したら、ヒンジ23を介して前側ケース21と後側ケース22と折り畳む。このとき、前側ケース21と後側ケース22との衝合面に形成された凹状段差面21aと凸状段差面22aとが嵌合すると同時に、第1リブ21bと第2リブ22bとでプリント基板Wを挟持する。
次いで被装部材3を僅かに広げ、係止爪3cを係止孔2dに挿入する。このとき、係止爪3cを係止孔2dに挿入すると同時に、係止凸部3bとスライド溝2cの幅広状の上部との位置が合い、係止凸部3bがその上部に入り込む。
この状態で、仮固定したケース本体2の上部から、ガイド凹部2aに沿うように、かつ、係止爪3cの先部が凹部2eに掛止めするまで、被装部材3をスライドするように押し込む。
このとき、係止凸部3bは、スライド溝2cに形成した傾斜部に沿って幅広状の上部から幅狭の下部へ移動するが、対向する幅狭の下部間の距離が、対向する幅広の上部間の距離より長いため、幅広の上部間の距離に合わせた固定幅(対向する係止凸部3b間の長さ)の係止凸部3bによって、前側ケース21と後側ケース22とを引き寄せるように作用する(内方へ向かって前側ケース21と後側ケース22とを付勢する)。
そして、この係止凸部3bとスライド溝2cの下部との係合と同時に、被装部材3の平面内側に設けた嵌合凸部3aが矩形状孔2bと嵌合(この嵌合凸部3aが矩形状孔2bに入り込むときも、前側ケース21と後側ケース22とを引き寄せるように作用する)し、係止爪3cの先部が凹部2eに掛止めして、前側ケース21と後側ケース22とを衝合して形成した衝合ラインCを被装するように、前側ケース21と後側ケース22とが被装部材3で接続(本固定)する。以上で組立が完了する。
このようにして、実施の形態1にかかる電子機器筐体1は、被装部材3を用いて前側ケース21と後側ケース22とを衝合させて形成された衝合ラインを覆い隠しながら接続するが、上記したように、係止爪3cの先部が凹部2eに掛止めする構成にしてあることから、基本的に分解ができないようになっている。
特に、音楽コンテンツが記録されるHDDや半導体メモリ等の記録媒体を備えたミュージックプレイヤーAの場合、ユーザーによる分解ができないようにしたほうが、著作権保護の観点から有効であるが、しかしながら、ミュージックプレイヤーAを提供する側においては、修理や組立のことも考慮しなければならない。
そこで、図13及び図14に示すように、被装部材3の先端部と、係止爪3cとの間を貫くように後側ケース22に貫通孔2fを設け、係止爪3cより内側に規制用ピン2gを前側ケース21内または後側ケース22内の何れか一方から突出させておく。そして、貫通孔2fに分解用のロッドBを差し込んで内方へ傾けることにより、係止爪3cの先部と凹部2eとの掛止め係合が解除して、被装部材3がケース本体2から外れるようにすることが好ましい。
本実施の形態では、後側ケース22の外面から貫通孔2fを設けているが、他の例として、後側ケース22に電池収納部(図示せず)を凹設しておき、その電池収納部内に設けることが極めて好適である。さらに、この貫通孔2fに分解禁止のシールを貼付(再貼付不可能なシール)したり、貫通孔2fに容易に貫通可能な樹脂を充填しておき、ユーザーによる分解を禁じたり、仮にユーザーによる分解が行われても、そのことが認知できるようにすることが好ましい。
なお、上記した規制用ピン2gは、貫通孔2fに分解用のロッドBを差し込んで内方へ傾ける際、傾け過ぎによる係止爪3cの破損を防止するために設けてある。
以上、実施の形態1にかかる電子機器筐体1によれば、係止部材3をケース本体2に係合して衝合ラインを覆い隠すから、前側ケースと後側ケースとの合わせ部分に形成される線状の衝合ラインの露出を防止して商品性を向上でき、しかも、筐体の高剛性化が期待できる。
また、内部構成部品類を、ケース本体2に実装した後、ヒンジ23を介して閉じる構成のため、ビス等の締結部品による固定が不要となり、作業の容易化と共に、工具を使わない工具レス工程が実現する。したがって、部品・労務費の削減が可能になる。
また、ピン等の他の構成部材を用いずに、前側ケース21と後側ケース22とヒンジ23とが合成樹脂部材で一体成形して一つの構成部材としたことにより、少なくとも3つ以上の構成部材からなっていた従来の電子機器筐体1より、生産コスト・物流・管理コストの低減を図ることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2にかかる電子機器筐体1は、実施の形態1で例示したケース本体2の前側ケース21と後側ケース22との衝合面に、防水用のシール部材4を挟装させた例であり、その他の構成は、実施の形態1にかかる電子機器筐体1と同一であるため詳細な説明は省略する。
実施の形態2にかかる電子機器筐体1は、図15及び図17に示すように、前側ケース21と後側ケース22双方の衝合面に環状溝2hが周設されている。さらにこの環状溝2hは、ケース本体2平面(上面)の衝合ラインC上に配設されるスライドボタンa3(電源スイッチ)やヘッドホン端子a4、ケース本体2底面の衝合ラインC上に配設されるUSB端子a5やライン入力端子a6等を設けるための接続端子用孔2k(前側ケース21と後側ケース22夫々では半割状である)の周囲を取り囲むように設けられている。
すなわち、この環状溝2hは、途中で途切れることなく、前側ケース21と後側ケース22双方の衝合面に環状溝2hが周設されている。
一方、シール部材4は、ゴム材から構成され、前側ケース21と後側ケース22双方の衝合面に周設された環状溝2hに対応するように、かつ、図16に示すように、接続端子用孔2kの周囲を取り囲むように一体に成形されており、上記した環状溝2hに収納されて、前側ケース21と後側ケース22との衝合面に挟装されている。
このように構成された実施の形態2にかかる電子機器筐体1は、衝合面の他、接続端子用孔2kの周囲をも一体にシールすることから、漏水する惧れのある個所がなくなり、安定した防水機能を発揮できる。
以上、具体的な実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されず、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施できることは言うまでもない。
例えば、本実施の形態では、前側ケースと後側ケースとを一体に成形されたヒンジを介して接続されたケース本体を例示しているが、前側ケースと後側ケースとをビスを用いて接続し、その際、形成された衝合ラインを上記した被装部材で被装しても良い。
また、本実施の形態では、前側ケースと後側ケースとを被装部材で接続した構成にしているが、前側ケースとまたは後側ケースの何れか一方のケース外周面に接続部材と係止する構成にしても良い。
また、本実施の形態では、底面側に形成される衝合ラインを被装していないが、かかる部分にも被装部材を配設しても良い。この場合、被装部材を上側と下側の別部材構成にしたり、環状の被装部材にして、前側ケースと後側ケースとを衝合させる前に、何れかのケースに環状の被装部材を環装するようにしても良い。
実施の形態1にかかる電子機器筐体を適用したミュージックプレイヤーの正面図である。 図1における平面図である。 図1における底面図である。 図1における右側面図である。 実施の形態1にかかる電子機器筐体のケース本体を開いた状態の内部側正面図である。 図5における平面図である。 図5における左側面図である。 図5における横断平面図である。 閉じた状態のケース本体の平面図である。 閉じた状態のケース本体の右側面図である。 被装部材の正面図である。 被装部材の中央縦断側面図である。 一部切欠したケース本体の正面図である。 係止爪と凹部との解除状態を示す説明図である。 実施の形態2にかかる電子機器筐体を適用したミュージックプレイヤーの一部切欠した正面図である。 図15における平面図である。 図15における一部省略した横断拡大平面図である。
符号の説明
A ミュージックプレイヤー
C 衝合ライン
1 電子機器筐体
2 ケース本体
2a ガイド凹部
2b 矩形状孔
2c スライド溝
2d 係止孔
2e 凹部
2f 貫通孔
2g 規制用ピン
2h 環状溝
2k 接続端子用孔
21 前側ケース
21a 凹状段差面
21b 第1リブ
22 後側ケース
22a 凸状段差面
22b 第2リブ
23 ヒンジ
3 被装部材
3a 嵌合凸部
3b 係止凸部
3c 係止爪
4 シール部材

Claims (11)

  1. 前側ケースと後側ケースとを接続させてなる電子機器筐体において、
    前記前側ケースと前記後側ケースの夫々のケース外周面、または、何れか一方のケース外周面に形成された被係止部と、
    前記被係止部と係合され、前記前側ケースと前記後側ケースとを衝合させて形成された衝合ラインを被装させる被装部材と
    を備えてなることを特徴とする電子機器筐体。
  2. 前記被係止部は、前記夫々のケース外周面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器筐体。
  3. 前記被装部材は、正面視略C字状または正面視略コ字状に形成されると共に、対向する先端部双方の内側から外方に向かって突出された係止爪が垂設され、
    前記被係止部は、前記係止爪を挿入させる係止孔と、該係止爪と係合される凹部とを備えてなり、
    前記被装部材を前記衝合ラインに沿ってスライドさせることで、前記前側ケースと前記後側ケースとが接続されるように形設されていることを特徴とする請求項2記載の電子機器筐体。
  4. 前記被装部材は、その内側にボス状の係止凸部が形成されると共に、該係止凸部と係合され前記被装部材のスライドに従って前側ケースと後側ケースとを引き寄せるスライド溝が前記被係止部に形成されていることを特徴とする請求項2または3記載の電子機器筐体。
  5. 前記前側ケースと前記後側ケースとが、該前側ケースと該後側ケースとに一体に成形されたヒンジを介して接続されてなることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電子機器筐体。
  6. 前記被装部材は、少なくとも前記ヒンジが設けられた側のケース外面を被装させることを特徴とする請求項5記載の電子機器筐体。
  7. 前記前側ケースと前記後側ケースとの閉状態を維持させて仮止めさせる仮固定部を備えていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の電子機器筐体。
  8. 前記前側ケースと前記後側ケースとの衝合面に挟装されると共に、当該電子機器筐体に設けられた外部機器との接続端子用孔の周囲を取り囲むように形成されたシール部材を備えていることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の電子機器筐体。
  9. 前記接続端子用孔は、前記衝合ライン上に形成されていることを特徴とする請求項8記載の電子機器筐体。
  10. 前側ケースと後側ケースとを接続してなる電子機器筐体において、前記前側ケースと前記後側ケースとを衝合して形成した衝合ラインを、該前側ケースと該後側ケースの双方、または何れか一方に係止した被装部材で被装することを特徴とする衝合ライン被装方法。
  11. 前側ケースと後側ケースとをヒンジで接続し、該ヒンジをも前記被装部材で被装することを特徴とする請求項10に記載の衝合ライン被装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015200061A (ja) * 2014-04-04 2015-11-12 株式会社デンソー 車両用電子キー
CN108449896A (zh) * 2018-03-12 2018-08-24 联想(北京)有限公司 电子设备及其制备方法

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