JP2000140832A - 浄水器の止水構造 - Google Patents

浄水器の止水構造

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JP2000140832A
JP2000140832A JP10322106A JP32210698A JP2000140832A JP 2000140832 A JP2000140832 A JP 2000140832A JP 10322106 A JP10322106 A JP 10322106A JP 32210698 A JP32210698 A JP 32210698A JP 2000140832 A JP2000140832 A JP 2000140832A
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water purifier
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purifier main
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Takao Onda
多賀雄 恩田
Hiroshi Murase
宏 村瀬
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DEDO SUISEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浄水器本体の底部と台座の嵌合溝との間の水
密性を向上させることができ、水漏れを確実に防ぐこと
ができる浄水器の止水構造を提供する。 【解決手段】 浄水器11は、有蓋円筒状をなす浄水器
本体12と、その浄水器本体12の底部に取り付けられ
た台座13と、濾材28を充填し浄水器本体12内に収
容されたカートリッジ14とを備えている。浄水器本体
12の底部は、台座13の上面に設けられた円環状の嵌
合溝20に対し第1シール材21を介装して嵌合され、
浄水器本体1の底部と台座13の嵌合溝20との間が止
水されている。嵌合溝20は、内奥部ほど断面積が小さ
くなるように内底部が断面円弧状に形成されるととも
に、第1シール材21は断面四角形状に形成されてい
る。これにより、浄水器本体12の底部を嵌合溝20に
嵌合する際の押圧力によって第1シール材21の下端縁
に集中荷重が加わるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水道水等の浄化
に使用する浄水器において、部材の連結部間の水の流通
を遮断し、漏水や原水と浄水の混合を防ぐ浄水器の止水
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の浄水器の止水構造としては、例え
ば図8及び図9に示すような構成のものが知られてい
る。図8に示すように、この従来構成においては、台座
51に取り付けられたセンターパイプ52の周囲に濾材
53の充填されたカートリッジ54が装着されている。
また、台座51には円環状の嵌合溝55が設けられ、そ
の嵌合溝55に嵌着されたシール材56を介装して有蓋
円筒状の浄水器本体57の底部が嵌合溝55に嵌合さ
れ、これにより、浄水器本体57が台座51に取り付け
られている。浄水器本体57の上壁には貫通孔58が設
けられ、その貫通孔58から外方にセンターパイプ52
の上端が突出している。
【0003】そして、このセンターパイプ52上端に締
め付けナット59を螺合して締め付けて押圧力を加え、
シール材56を浄水器本体57の下端面及び嵌合溝55
内壁に密接させることによって、浄水器本体57の底部
と嵌合溝55との間が水密状態にシールされるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
浄水器の止水構造によれば、締め付けナット59を締め
付けることによって浄水器本体57の底部が台座51の
嵌合溝55に押圧され、これにより止水機能が発揮され
ている。このため、浄水器の内圧が上昇した場合には押
圧力が打ち消されて十分な止水機能を発揮できないとい
う問題があった。
【0005】浄水器の内圧が上昇する要因としては、長
期にわたる使用による濾材53の目詰まりや、止水栓を
急激に閉止したときの水撃作用(ウォータハンマ)等が
挙げられる。さらに、近年の多様化した浄水器の中には
大きな内圧が加わるようなものも出現している。このよ
うに、浄水器の止水構造においては、高い内圧にも耐え
ることができ、十分な水密性を発揮できることが要求さ
れている。
【0006】また、図9(a)、(b)に示すように、
従来の浄水器の止水構造によれば、台座51の嵌合溝5
5の内底部は平面状に形成され、シール材56は断面円
形状又は断面四角形状に形成されている。このため、シ
ール材56は広い面積で嵌合溝55の内壁に当接し、従
って、浄水器本体57の底部を嵌合溝55に嵌合すると
きの押圧力が分散して作用し、高い水密性を得ることが
できないという問題があった。
【0007】このような問題を解決する方法としては、
もっと強く押圧できるようにセンターパイプ52及び締
め付けナット59の直径を大きくすることが考えられ
る。しかし、このように構成した場合には、浄水器本体
57内の濾材53を収容するスペースが小さくなった
り、浄水器自体が大きくなったりするという新たな問題
が生じた。
【0008】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、浄水器本体の底部と台座の嵌合溝との間
の水密性を向上させることができ、水漏れを確実に防ぐ
ことができる浄水器の止水構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の浄水器の止水構造は、濾
材が収容された有蓋筒状をなす浄水器本体の底部を、台
座上に設けられた嵌合溝に対しシール材を介装して嵌合
し、浄水器本体の底部と台座の嵌合溝との間を止水する
とともに、給水口と吐水口とを備え、給水口から浄水器
本体内へ供給された水を濾材を介して吐水口から吐水す
るように構成し、かつ前記嵌合溝をその内奥部ほど断面
積が小さくなるように形成し、嵌合溝の内壁にシール材
が密接するように構成したものである。
【0010】請求項2に記載の発明の浄水器の止水構造
は、請求項1に記載の発明において、前記シール材は、
浄水器本体の底部を台座の嵌合溝に嵌合する際の押圧力
によって集中荷重を受ける部分を備えたものである。
【0011】請求項3に記載の発明の浄水器の止水構造
は、請求項2に記載の発明において、前記台座の嵌合溝
の内底部を断面円弧状に形成するとともに、シール材を
断面四角形状に形成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1
〜図3に従って説明する。図1に示すように、浄水器1
1は、有蓋円筒状をなすステンレス製の浄水器本体12
と、その浄水器本体12の開口した底部に取り付けられ
た円盤状の台座13と、浄水器本体12内に着脱可能に
収容されたカートリッジ14とを備えている。
【0013】台座13は金属又は合成樹脂により形成さ
れ、その側面には浄水器本体12内に原水を供給するた
めの給水口15と、浄水器本体12内を洗浄するときに
洗浄水等を排出するための排水口16が形成されてい
る。この給水口15及び排水口16には図示しない給水
ホース及び排水ホースが着脱できるようにジョイント1
7、18が設けられている。なお、水の浄化を行う場
合、即ち洗浄時以外は、排水口16のジョイント18に
は栓19がされて閉止されている。
【0014】台座13の上面には円環状の嵌合溝20が
形成され、その嵌合溝20には同じく円環状の第1シー
ル材21が嵌着されている。また、台座13の上面中央
には取付孔22が設けられている。この取付孔22の底
面中央にはねじ孔23が設けられ、そのねじ孔23には
センターパイプ24の下端が螺合固定されている。セン
ターパイプ24の周壁には円孔25が貫通形成されると
ともに、上端外周面には雄ねじ部26が形成されてい
る。また、浄化された浄水を吐水するための吐水口27
は、センターパイプ24上端の開口に直接連結するよう
に設けられている。
【0015】合成樹脂製のカートリッジ14は、その内
部に濾材28が充填されるとともに、軸線方向に貫通す
る中心孔29を備えている。カートリッジ14は、この
中心孔29により前記センターパイプ24に嵌挿され、
パッキン30を介して台座13の取付孔22に取り付け
られている。そして、給水口15から供給された原水
は、カートリッジ14上壁に設けられた入口31からカ
ートリッジ14内に導入され、濾材28によって浄化さ
れた浄水は内壁下部に設けられた出口32から排出され
るようになっている。また、カートリッジ14の上面に
は凸条33が円環状に形成されている。
【0016】図1及び図3に示すように、円筒状のホル
ダー34は、カートリッジ14の上部に位置するように
センターパイプ24に装着されている。ホルダー34の
下端内周には段差状の下部収容溝35が形成され、その
下部収容溝35には円環状の第2シール材36が嵌着さ
れている。第2シール材36の下面内周部には内周部に
向かうほど縮径するテーパ面36aが形成され、その先
端はカートリッジ14の中心孔29の内壁とセンターパ
イプ24との間に挟着されている。また、ホルダー34
の上面には円環状の上部収容溝37が形成され、その上
部収容溝37には円環状の第3シール材38が嵌着され
ている。第3シール材38の上面内周部には外周部に向
かうほど拡径するテーパ面38aが形成され、その先端
は浄水器本体12の上壁内面に当接するようになってい
る。
【0017】浄水器本体12の上壁中央には貫通孔39
が設けられ、浄水器本体12の底部を前記嵌合溝20に
第1シール材21を介装して嵌合させたときに、この貫
通孔39から外方にセンターパイプ24の上端が突出す
るようになっている。締め付けナット40は、センター
パイプ24上端の雄ねじ部26にフッ素樹脂製のパッキ
ン41を介して螺合され、この締め付けナット40を締
め付けることによって浄水器本体12は押圧の加わった
状態で台座13に固定されている。そして、この押圧に
よって第1シール材21は浄水器本体12の下端面及び
嵌合溝20の内壁に圧接され、この嵌合部において止水
機能が発揮されるようになっている。
【0018】図2(a)に示すように、前記嵌合溝20
は内奥部ほど断面積が小さくなるように内底部が断面円
弧状に形成され、第1シール材21は断面四角形状に形
成されている。このため、図2(b)に示すように、第
1シール材21は浄水器本体12の底部により押圧を受
けると嵌合溝20の内奥部に押し込まれ、その下端縁の
みが集中荷重を受けて嵌合溝20の内壁に圧接されるよ
うになっている。
【0019】また、図1及び図3に示すように、第2シ
ール材36は、締め付けナット40の締め付けによって
凸条33の上端面及び下部収容溝35の内壁に圧接さ
れ、これによりカートリッジ14上端とホルダー34下
端との間が水密状態にシールされている。さらに、第3
シール材38は、締め付けナット40の締め付けによっ
て浄水器本体12の上壁内面及び上部収容溝37の内壁
に圧接され、これにより浄水器本体12の上壁内面とホ
ルダー34上端との間が水密状態にシールされている。
【0020】次に、前記のように構成された浄水器の止
水構造の作用を説明する。さて、この浄水器11で水を
浄化する場合には、図示しない給水ホースを給水口15
のジョイント17に接続し、原水を浄水器本体12内に
供給する。すると、原水は浄水器本体12の側壁とカー
トリッジ14の側壁との間を上昇し、カートリッジ14
上壁の入口31からカートリッジ14内に流入する。カ
ートリッジ14内に流入した原水は濾材28を通過する
際に浄化されて浄水となる。そして、浄水は出口32か
らカートリッジ14の中心孔29内に流出し、円孔25
からセンターパイプ24内に入って吐水口27から吐水
される。
【0021】このとき、第1シール材21は台座13の
嵌合溝20に嵌着され、これにより浄水器本体12の底
部と嵌合溝20との間が水密状態にシールされる。ま
た、第2シール材36はホルダー34の下部収容溝35
に嵌着され、これによりカートリッジ14の上端とホル
ダー34の下端との間が水密状態にシールされる。さら
に、第3シール材38はホルダー34の上部収容溝に3
7に嵌着され、浄水器本体12の上壁内面とホルダー3
4の上端との間が水密状態にシールされる。このため、
漏水が起きたり、原水と浄水が混合したりすることなく
上記のようにして水の浄化を行うことができる。
【0022】以上のように、この実施形態によれば次の
ような効果が発揮される。 ・実施形態の浄水器の止水構造によれば、嵌合溝20は
内奥部ほど断面積が小さくなるように内底部が断面円弧
状に形成され、第1シール材21は断面四角形状に形成
されている。このため、第1シール材21の下端縁のみ
が嵌合溝20の内壁に圧接され、この下端縁が浄水器本
体12底部の荷重を集中して受けるようになっている。
従って、浄水器本体12の底部と台座13の嵌合溝20
との間における水密性を向上させることができ、確実に
水漏れを防ぐことができる。
【0023】・実施形態の浄水器の止水構造によれば、
第2シール材36の下面内周部には内周部に向かうほど
縮径する斜状のテーパ面36aが形成されている。この
ため、カートリッジ14の凸条33の上端内周縁が第2
シール材36のテーパ面36aの一部にのみ圧接され、
このテーパ面36aの一部が凸条33の荷重を集中して
受けるようになっている。従って、カートリッジ14上
端とホルダー34下端との間における水密性を向上させ
ることができ、原水がカートリッジ14上方から中心孔
29に流れ込み、浄水と混合するのを防ぐことができ
る。
【0024】・実施形態の浄水器の止水構造によれば、
第3シール材38の上面内周部には外周部に向かうほど
拡径するテーパ面38aが形成されている。このため、
このテーパ面38aの先端のみが浄水器本体12の上壁
内面に圧接され、この先端が浄水器本体12の上壁内面
の荷重を集中して受けるようになっている。従って、浄
水器本体12の上壁内面とホルダー34上端との間にお
ける水密性を向上させることができ、貫通孔39から原
水が漏れ出るのを確実に防ぐことができる。さらに、給
水口15から給水される原水の水流は、前記テーパ面3
8aの先端を浄水器本体12の上壁内面に当接させる方
向に作用するため、水密性をより向上させることができ
る。
【0025】・実施形態の浄水器の止水構造によれば、
台座13の嵌合溝20の内底部は断面円弧状に形成され
るとともに、第1シール材21は断面四角形状に形成さ
れている。このため、構成が簡単であり、製作が容易で
ある。
【0026】なお、前記実施形態を次のように変更して
構成することもできる。 ・図4(a)〜(c)に示すように、嵌合溝20の内底
部の断面形状を逆三角形状、三角形状、台形状等、内奥
部ほど断面積が小さくなるような形状に変更すること。
【0027】このように構成した場合でも、第1シール
材21の下面の一部のみが嵌合溝20の内壁に圧接され
るため、実施形態と同様の効果を奏することができる。 ・図5(a)〜(d)に示すように、浄水器本体12の
下端の断面形状を逆三角形状、三角形状等、下端ほど断
面積が小さくなるような形状に変更すること。また、第
1シール材21の下面の断面形状を例えば円弧形状、台
形状、三角形状等に変更するとともに、嵌合溝20の底
面をそれに対応するような形状に変更すること。
【0028】このように構成した場合、第1シール材2
1の上面の一部に浄水器本体12底部の荷重を集中させ
ることができるため、浄水器本体12の底部と台座13
の嵌合溝20との間の水密性を向上させることができ、
実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0029】・図6(a)、(b)に示すように、第1
シール材21の形状を断面U字状に変更したり、第1シ
ール材21の上面を断面V字状に形成したりすること。
このように構成した場合、浄水器本体12の底部の下端
縁のみが第1シール材21に圧接され、第1シール材2
1の上面の一部に浄水器本体12底部の荷重を集中させ
ることができる。このため、浄水器本体12の底部と台
座13の嵌合溝20との間の水密性を向上させることが
でき、実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0030】・下部収容溝35及び上部収容溝37を溝
状に形成し、その内底部を台座13の嵌合溝20と同様
に断面円弧状に形成するとともに、第1シール材21と
同様に第2シール材36及び第3シール材38を断面四
角形状に形成すること。
【0031】このように構成した場合、第2シール材3
6及び第3シール材38の一部のみが各収容溝の内壁に
圧接されるため、水密性を向上させることができ、実施
形態と同様の効果を奏することができる。
【0032】・図7(a)〜(d)に示すように、第2
シール材及び第3シール材として、外周部に向かうほど
拡径するテーパ面42aを外周部に有するダストシール
42、断面X字状のXパッキン43及び断面横U字状の
Uパッキン44のうちから任意に組み合わせて用いるこ
と。例えば、図7(a)に示すように、第2シール材と
してダストシール42、第3シール材としてXパッキン
43をそれぞれ用いたり、図7(b)に示すように、そ
の逆に第2シール材としてXパッキン43、第3シール
材としてダストシール42を用いること。または、図7
(c)、(d)に示すように、第2シール材及び第3シ
ール材として、ともにダストシール42又はUパッキン
44を用いること。
【0033】このように構成した場合でも、第2シール
材及び第3シール材としてのダストシール42、Xパッ
キン43又はUパッキン44の一部のみがカートリッジ
14の凸条33又は浄水器本体12の上壁内面に圧接さ
れるため、水密性を向上させることができ、実施形態と
同様の効果を奏することができる。
【0034】次に、前記実施形態から把握できる技術的
思想について以下に記載する。 ・前記浄水器本体の底部をその下端ほど断面積が小さく
なるように構成した請求項1から請求項3のいずれか一
項に記載の浄水器の止水構造。
【0035】このように構成した場合、浄水器本体の底
部を台座の嵌合溝に嵌合する際の押圧による荷重をシー
ル材の上面の一部に集中させることができる。このた
め、浄水器本体の底部と台座の嵌合溝との間の水密性を
向上させることができ、水漏れを確実に防ぐことができ
る。
【0036】・前記浄水器本体の上壁には貫通孔を形成
するとともに、濾材が充填されたカートリッジには中心
孔を形成し、台座には浄水器本体及びカートリッジを嵌
挿するセンターパイプを立設し、そのセンターパイプに
カートリッジと浄水器本体を順に嵌挿するとき、カート
リッジと浄水器本体との間にはシール材を介装し、浄水
器本体の上壁内面とカートリッジの上端との間を止水す
るように構成した請求項1から請求項3のいずれか一項
に記載の浄水器の止水構造。
【0037】このように構成した場合、給水口から浄水
器本体内へ供給された水が貫通孔を通って外に漏れ出し
たり、直接中心孔内に流れ込んだりするのを防ぐことが
できる。
【0038】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明の浄水器の止水構造によれば、台座の嵌合溝はその内
奥部ほど断面積が小さくなるように形成され、シール材
が嵌合溝の内壁に密接するように構成されている。この
ため、浄水器本体の底部と台座の嵌合溝との間の水密性
を向上させることができ、水漏れを確実に防ぐことがで
きる。
【0039】請求項2に記載の発明の浄水器の止水構造
によれば、浄水器本体の底部を台座の嵌合溝に嵌合する
際の押圧による荷重は、シール材の一部に集中するよう
になっている。このため、請求項1に記載の発明の効果
に加え、浄水器本体の底部と台座の嵌合溝との間の水密
性をさらに向上させることができ、水漏れをより確実に
防ぐことができる。
【0040】請求項3に記載の発明の浄水器の止水構造
によれば、台座の嵌合溝の内底部は断面円弧状に形成さ
れるとともに、シール材は断面四角形状に形成されてい
る。このため、請求項2に記載の発明の効果に加え、構
成が簡単であり、容易に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の浄水器の止水構造の一実施形態を示
す断面図。
【図2】(a)は嵌合溝に第1シール材を嵌着した状態
を示す要部断面図、(b)は浄水器本体の底部を嵌合溝
に嵌合した状態を示す要部断面図。
【図3】第2シール材及び第3シール材を拡大して示す
要部断面図。
【図4】(a)〜(c)は嵌合溝の断面形状の別例を示
す要部断面図。
【図5】(a)〜(d)は浄水器本体底部の断面形状の
別例を示す要部断面図。
【図6】(a)及び(b)は第1シール材の断面形状の
別例を示す要部断面図。
【図7】(a)〜(d)は第2シール材及び第3シール
材の別例を示す要部断面図。
【図8】従来の浄水器の止水構造を示す断面図。
【図9】(a)及び(b)は従来のシール材を拡大して
示す要部断面図。
【符号の説明】
11…浄水器、12…浄水器本体、13…台座、15…
給水口、20…嵌合溝、21…第1シール材、27…吐
水口、28…濾材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾材が収容された有蓋筒状をなす浄水器
    本体の底部を、台座上に設けられた嵌合溝に対しシール
    材を介装して嵌合し、浄水器本体の底部と台座の嵌合溝
    との間を止水するとともに、給水口と吐水口とを備え、
    給水口から浄水器本体内へ供給された水を濾材を介して
    吐水口から吐水するように構成し、かつ前記嵌合溝をそ
    の内奥部ほど断面積が小さくなるように形成し、嵌合溝
    の内壁にシール材が密接するように構成した浄水器の止
    水構造。
  2. 【請求項2】 前記シール材は、浄水器本体の底部を台
    座の嵌合溝に嵌合する際の押圧力によって集中荷重を受
    ける部分を備えた請求項1に記載の浄水器の止水構造。
  3. 【請求項3】 前記台座の嵌合溝の内底部を断面円弧状
    に形成するとともに、シール材を断面四角形状に形成し
    た請求項2に記載の浄水器の止水構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006203127A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Saxa Inc 電子機器の防水構造
JP7468198B2 (ja) 2020-07-01 2024-04-16 東レ株式会社 コーヒーメーカー用浄水カートリッジ、およびそれを装着したコーヒーメーカー

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JP2006203127A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Saxa Inc 電子機器の防水構造
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