JP2006201397A - 電子写真捺染用ブラック現像剤及び電子写真捺染方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 着色剤を担体液に分散用樹脂と共に分散させた現像剤粒子を電子写真方式により捺染布に直接捺染する電子写真捺染方法に用いられる電子写真捺染用現像剤であって、着色剤としてDisperseYellow54、SolventViolet14、DesperseRed60を混合含有することを特徴とする電子写真捺染用ブラック現像剤を主たる構成にする。
【選択図】 図2
Description
(R2はCが1〜4のアルキル基)で表わされるビニルモノマー及びビニルピリジン、ビニルピロリドン、エチレングリコールジメタクリレート、スチレン、ジビニルベンゼン、ビニルトルエンより選ばれるモノマーBの各一種づつもしくは、数種の共重合体、グラフト共重合体があげられる。
ラウリルメタアクリレート/メチルメタアクリルレート/メタクリル酸/グリシジルメタアクリレート(80/10/5/5)共重合体のアイソパーH20%溶液…110部
ポリオレフィン樹脂(エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)(エバフレックス)(三井・デュポンポリケミカル社製)…60部
水溶性樹脂ポバール(PVA)(クラレ社製)…60部
アイソパーH…180部
荷電制御剤(ナフテン酸ジルコニウム)…3部
をボールミルに入れて24時間分散後、さらにアイソパーHを300部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーとした。
この濃縮トナー100gとアイソパーH1Lを混合した現像剤により図1の装置で電子写真捺染を行った。
ポリオレフィン樹脂(エチレン・メタクリル酸共重合樹脂)(ニュクレル)(三井・デュポンポリケミカル社製)…40部
水溶性樹脂カブセン(水溶性ポリエステル)(ナガセケムテックス社製)…70部
荷電制御剤(サリチル酸誘導体の金属錯体)…2部
をブスコニーダで混練、冷却後パルペライザーで粗粉砕しジェットミルで粉砕後分級し平均粒径8.66μmの乾式トナーを得た。布を紙に張り付け、このトナーを用い、乾式プリンタImagio(リコー製)で捺染をおこなった。
ポリオレフィン樹脂(エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)(エバフレックス)(三井・デュポンポリケミカル社製)…20部
水溶性樹脂ハリディブ(水溶性アルキド樹脂)(ハリマ化成社製)…80部
ニトロフミン酸…3部
をニーダ混練、フラッシング処理した。
ラウリルメタアクリレート/メチルメタアクリルレート/メタクリル酸/グリシジルメタアクリレート(80/10/5/5)共重合体のアイソパーH20%溶液…100部
アイソパーH…250部
荷電制御剤(オクタン酸ジルコニウム)…5部
をボールミルに入れて24時間分散後、さらにアイソパーHを250部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーとした。
この濃縮トナー100gとアイソパーH1Lを混合した現像剤により図2の装置で電子写真捺染を行った。
この濃縮トナー100gとシリコーンオイル(KF-96 2cst)を混合した現像剤により図2の装置で電子写真捺染を行った。
ポリオレフィン樹脂(エチレン・メタクリル酸共重合樹脂)(ニュクレル)(三井・デュポンポリケミカル社製)…5部
水溶性樹脂カブセン(水溶性ポリエステル)(ナガセケムテックス社製)…95部
を混練粉砕した。
ラウリルメタアクリレート/メチルメタアクリルレート/メタクリル酸/グリシジルメタアクリレート(80/10/5/5)共重合体のアイソパーH20%溶液…120部
アイソパーH…200部
荷電制御剤(ナフテン酸ジルコニウム)…2部
をボールミルに入れて24時間分散後、さらにアイソパーHを350部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーとした。
この濃縮トナー100gとアイソパーMを混合した現像剤により図2の装置で電子写真捺染を行った。
ポリオレフィン樹脂(エチレン・メタクリル酸共重合樹脂アイオノマー)(ハイミラン)(三井・デュポンポリケミカル社製)…95部
水溶性樹脂カブセン(水溶性ポリエステル)(ナガセケムテックス社製)…5部
を混練粉砕した。
ラウリルメタアクリレート/メチルメタアクリルレート/メタクリル酸/グリシジルメタアクリレート(80/10/5/5)共重合体のアイソパーH20%溶液…120部
アイソパーH…200部
荷電制御剤(ナフテン酸ジルコニウム)…2部
をボールミルに入れて24時間分散後、さらにアイソパーHを350部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーとした。
この濃縮トナー100gとエクソールD30を混合した現像剤により図2の装置で電子写真捺染を行った。
実施例1〜7の捺染布を130℃、蒸気0.2Mpaの環境に30分間入れ、アニオン系界面活性剤で良く洗浄し、捺染サンプルを作成した。その結果は下記の表2の通りであった。
実施例1の染料Aの代わりに「DesperseYellow201/DesperseViolet26/DesperseRed152」(純度50%)で染料Aと同割合で混合した以外は実施例1と同様にして捺染を行った。
比較例1も実施例と同様の後処理を行い評価した。
表2の結果より明らかなとおり、本画像形成方法、捺染トナーにより、帯電制御率、転写率、布濃度が高く、高解像な捺染布が得られた。
実施例3は染料のフラッシング処理を行っているため濃度が高く、実施例4は染料純度を上げているため更に濃度が高い。実施例5は分散媒に脂肪族炭化水素以外の溶媒を使用しているため、実施例4に比べて分散性がやや悪い。実施例6は水溶性樹脂量が多いため濃度がやや低い。実施例7は水溶性樹脂量が少ないため風合がやや低い。
実施例10は二次転写前に中間転写ローラ上の画像にアイソパーHを吹きつけているため転写率が上がり画像濃度が向上した。
比較例の捺染トナーは帯電制御性が悪くトナーとしての機能が出せなかった。
*地汚れは地汚れ段階見本布による(5:最良、1:最悪)
*風合は風合段階見本布による(5:布のみと同程度の柔らかさ、4:柔らかい、3:中程度、2:やや硬い、1:硬い)
*平均粒径は島津製作所社製SA-CP3による
*解像性は、段階見本による(5:最良、1:最悪)
*転写率はテープ剥離法による濃度から算出
転写率=(転写前感光体上濃度−転写後感光体残濃度)/(転写前感光体上濃度)×100%
*帯電制御率は電着法により算出
*ΔEはX-Riteによりジャパンカラーとの色差を算出
2 感光体
3 露光
4 現像ローラ
5 液体現像剤
6 リバースローラ
7 転写電圧付与部材(転写チャージャ)
8 捺染布
9 クリーニングブレード
10 クリーニングローラ
11 除電器
12 転写電圧付与部材(転写ローラ)
13 中間転写部材
14 溶媒塗布噴霧装置
15 捺染布搬送ベルト
Claims (13)
- 着色剤を担体液に分散用樹脂と共に分散させた現像剤粒子を電子写真方式により捺染布に直接捺染する電子写真捺染方法に用いられる電子写真捺染用ブラック現像剤であって、
着色剤としてDisperseYellow54、SolventViolet14、DesperseRed60を混合含有することを特徴とする電子写真捺染用ブラック現像剤。 - 着色剤を担体液に分散用樹脂と共に分散させた電子写真捺染用ブラック現像剤において、
体積抵抗109Ω・cm以上高抵抗低誘電率の担体液中に、着色剤としてDisperseYellow54、SolventViolet14、DesperseRed60を含有することを特徴とする電子写真捺染用ブラック現像剤。 - 記着色剤の純度が80〜100%であることを特徴とする請求項1又は2記載の電子写真捺染用ブラック現像剤。
- 前記担体液が沸点100〜350℃の脂肪族飽和炭化水素であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子写真捺染用ブラック現像剤。
- 樹脂の少なくとも一部にアルカリ可溶性樹脂又は水溶性樹脂を含有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電子写真捺染用ブラック現像剤。
- 着色剤を担体液に分散用樹脂と共に分散させた電子写真捺染用ブラック現像剤の前記アルカリ可溶性又は水溶性樹脂において、
該樹脂の酸価が0〜2000mg/KOHであることを特徴とする電子写真捺染用ブラック現像剤。 - 前記着色剤染料がフミン酸、フミン酸塩又はフミン酸誘導体の存在下に水溶性樹脂を用いて混練又はフラッシング処理されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電子写真捺染用ブラック現像剤。
- 前記着色剤の平均粒径が0.1〜5μmであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電子写真捺染用ブラック現像剤。
- 請求項1から8のいずれか1項に記載の電子写真捺染用ブラック現像剤を使用し、静電潜像を感光体上に現像後、転写ローラで圧力をかけ、画像を転写させることを特徴とする電子写真捺染方法。
- 請求項1から8のいずれか1項に記載の電子写真捺染用ブラック現像剤を使用する電子写真捺染方法において、
静電潜像を感光体上に現像し、中間転写体に画像を1次転写後、転写画像を2次転写させることを特徴とする電子写真捺染方法。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載の電子写真捺染用ブラック現像剤を使用する電子写真捺染方法において、
2次転写前に前記中間転写体に溶媒を吹きかける工程を含むことを特徴とする電子写真捺染方法。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載の電子写真捺染用ブラック現像剤を使用する電子写真捺染方法において、
感光体の線速に対して、画像を現像するための現像ローラの線速が1.2〜6倍、過剰溶剤を除去するスクイズローラの線速が1.2〜4倍であることを特徴とする電子写真捺染方法。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載の電子写真捺染用ブラック現像剤を使用する捺染方法を使用し、タンデム型に感光体を配置し、ベルト上に貼りつけた捺染布に画像を転写し、フルカラー捺染することを特徴とする電子写真捺染方法。
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