JP2006198891A - 筆記具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 繊維芯からなるペン芯10を有する筆記具であって、上記ペン芯10は先端にアール部12と面部13aからなる稜線部13を有し、アール部12と稜線部13との交点は尖っていない形状となり、上記稜線部13を形成する平面13aとアール部分12の交点Xは、ペン芯直径を1とした際に、ペン芯の中心線に対する垂線方向で0.1≦X≦0.9の範囲になると共に、上記稜線部13を形成する平面13aは中心線からの角度θ1が40°<θ1<130°の範囲になり、かつ、稜線部13を形成する平面13aの大きさは、ペン芯直径を1とした際に、長辺が0.4以上及び短辺が0.1以上であり、ペン芯先端のアール部12は、ペン芯直径を1とした際に、0.2〜2の範囲になることを特徴とする筆記具。
【選択図】図1
Description
このタイプの筆記具にあっては、ペン芯の形状として多種の形状が数多く知られている。
(1) ペン芯を有する筆記具であって、上記ペン芯は先端にアール部と面部からなる稜線部とを有し、アール部と稜線部との交点は尖っていない形状となり、上記稜線部を形成する平面とアール部との交点Xは、ペン芯直径を1とした際に、ペン芯の中心線に対する垂線方向で0.1≦X≦0.9の範囲になると共に、上記稜線部を形成する平面は中心線からの角度θ1が40°<θ1<130°の範囲になり、かつ、稜線を形成する平面の大きさは、ペン芯直径を1とした際に、長辺が0.4以上及び短辺が0.1以上であり、ペン芯先端のアール部は、ペン芯直径を1とした際に、0.2〜2の範囲になることを特徴とする筆記具。
(2) 稜線部を形成する角度θ1は60°≦θ1≦80°となる上記(1)記載の筆記具。
(3) 稜線部の長辺の長さは、0.6以上となる上記(1)又は(2)に記載の筆記具。
図1〜図4は、本発明の筆記具の実施形態の一例を示すものであり、図1及び図2は本発明の要部となるペン芯の一例を示す図面、図3は、本発明の要部となるペン芯の他の実施形態の一例を示す図面、図4は、図1のペン芯を搭載した筆記具の一例を示す図面である。
本実施形態のペン芯10は、図1(a)〜(c)に示すように、筆記具本体に固着される先軸内に取り付けられる取り付け溝11a,11bを有するペン芯本体部11を有し、ペン芯本体部11の先端にアール(R)部12と面部13aからなる稜線部13とを有し、アール部12と稜線部13の交点は筆記時に角度調節を行うことなく、幅広描線と細い描線を簡単に筆記するために尖っていない形状となっている(条件1)。
従って、本発明では、上記条件1)〜条件5)の少なくとも1つを充足しない場合、すなわち、上記条件1の形状、または、交点Xが0.1≦X≦0.9の範囲外なる場合、または、上記角度θ1が40°<θ1<130°の範囲外となる場合、あるいは、上記稜線部13を形成する平面13aの長辺aが0.4未満又は短辺bが0.1未満の場合、更に、ペン芯先端のアール部12が0.2〜2の範囲外となる場合には、いずれも本発明の効果を達成できないものとなる(この点に関しては更に後述する実施例等で更に詳述する)。
更に好ましくは、上記交点Xを、0.2≦X≦0.5とすることが望ましく、短辺bを0.3以上(1未満)、並びに、アール部12を0.2〜0.5の範囲とすることが望ましい。
なお、細い描線を更に簡単に筆記するため、筆記部となるペン芯先端のアール部12は、ペン芯直径を1とした際に、0.2〜2の範囲であれば、先端アール部12は一種類でなくてもよいものである。また、筆記に関与しない先端アール部12以外のその他アール(R)部は、上記0.2〜2の範囲以外であってもよいものである。
本実施形態の筆記具Aは、図4に示すように、先軸20に取り付けられる上記構成のペン芯10と、尾栓部21を一体に有する後軸22からなる軸筒(筆記具本体)23と、軸筒23内に収容されるインキ吸蔵体(図示せず)、該インキ吸蔵体に接続される中継芯(図示せず)、上記インキ吸蔵体及び中継芯を保持する保持部材(図示せず)と、インキ誘導管24とを備えたものである。
また、この筆記具Aでは、インキ吸蔵体からのインキ終了サインを先軸20に形成した視認部20aを介して視認性を有するインキ誘導管24を視認することにより検知することができるものである。従って、ぺン芯10でのインキのカスレがペン芯10での乾燥によるものか、または、インキの消費による本来の終了によるのかを視覚により明確に、かつ簡単に判断することができるものである。
下記表1に示す各特性〔長さ、比率、先端アール部(R)、その他のアール部(R)、角度θ1〕となるペン芯(AuBEX社製のポリエステル芯、気孔率66%)を調製し、図4に準拠する筆記具本体(三菱鉛筆社製、PWB−120軸)に取り付けて、下記方法により筆記性(角部、アール部での筆記)の評価を行った。
実施例1〜6のペン芯は、本発明範囲(上記条件1〜5)を充足するペン芯を用いたものであり、比較例1は、従来のチゼルカットペン芯(スタビロボス)、比較例2は従来の丸ペン芯(三菱鉛筆社製、PM122)、比較例3は、特許第3209685号(図7)開示のペン芯、比較例4〜6は、本発明範囲外の(上記条件1〜5の少なくとも1つを充足しない)ペン芯を用いた筆記具である。
これらの評価結果を下記表1に示す。なお、インキは、三菱鉛筆社製「プロッキー」黒インキを用いた。
極端にペンを立てたり、寝かしたりすることなく、試験用紙に実筆記〔ペン芯10における角部(稜線部13)、丸部(先端アール部12)での通常の筆記〕で描線を求め、下記評価基準で筆記性を官能評価した。
評価基準:
◎:非常に筆記し易い。
○:無理なく筆記できる。実使用上問題のないレベル。
△:筆記はできるが求める描線を表現するのが困難。
×:通常の筆記方法などでは求める描線が表現できない。
比較例を個別的に見ると、比較例1では、チゼルカットペン芯による描線のみ、比較例2では丸ペン芯による描線のみしか筆記できず、比較例3では、太さの違う描線は筆記することができるが、丸芯部分がないため、筆記の際に角度を調節する必要があり、筆記し難いことが判った。
また、比較例4では、丸形状の先端アール部(R)が本発明の範囲外(Rが15)となる場合であり、Rが大き過ぎるため丸芯として機能できず、比較例5では稜線部の角度θ1が本発明の範囲外(30°)となるため、筆記時の角度調節がし難く、筆記し難いものとなり、比較例6では、稜線部の長辺aが本発明の範囲外(0.34)となるため、丸芯部分で筆記線幅と差がなく本発明の効果を発揮できないことが判った。
10 ペン芯
12 先端アール部
13 稜線部
13a 稜線面
a 短辺
b 長辺
Claims (3)
- ペン芯を有する筆記具であって、上記ペン芯は先端にアール部と面部からなる稜線部とを有し、アール部と稜線部との交点は尖っていない形状となり、上記稜線部を形成する平面とアール部との交点Xは、ペン芯直径を1とした際に、ペン芯の中心線に対する垂線方向で0.1≦X≦0.9の範囲になると共に、上記稜線部を形成する平面は中心線からの角度θ1が40°<θ1<130°の範囲になり、かつ、稜線を形成する平面の大きさは、ペン芯直径を1とした際に、長辺が0.4以上及び短辺が0.1以上であり、ペン芯先端のアール部は、ペン芯直径を1とした際に、0.2〜2の範囲になることを特徴とする筆記具。
- 稜線部を形成する角度θ1は60°≦θ1≦80°となる請求項1記載の筆記具。
- 稜線部の長辺の長さは、0.6以上となる請求項1又は2に記載の筆記具。
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