JP2006192804A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷条件が大きく異なっていた場合であっても、複数ジョブがひと纏まりとしてソート等の後処理を行うことが可能な印刷装置を提供する。
【解決手段】 通信回線を介してホストコンピュータと接続され、受信した印刷ジョブを解析して印刷条件の指定及び印刷すべきビットマップの生成を行い、印刷を行うプリンタ機能を有する印刷装置であって、グループを形成する複数の印刷ジョブを解析して印刷を制御するにあたり、前記複数の印刷ジョブのそれぞれの内に、前記グループに固有のグループ識別子と前記グループのジョブ数及びグループ内での順序を示す値を持たせることにより、前記複数の印刷ジョブをグループ化し、前記グループ化されたそれぞれのジョブが全く異なる印刷条件を有する場合でも、前記グループ化されたそれぞれのジョブの全く異なる印刷条件に従って、前記複数の印刷ジョブの全てをひと纏まりとして、先頭ジョブから最後尾のジョブまでを反復して印刷する構成となっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、通信回線を介してホストコンピュータと接続され、受信した印刷ジョブを解析して印刷条件の指定及び印刷すべきビットマップの生成を行い、印刷を行うプリンタ機能を有する印刷装置に関し、特に印刷条件が大きく異なっていた場合であっても複数ジョブをひと纏まりとしてソート等の後処理を行うことが可能な印刷装置に関するものである。
一般に、プリンタ及びプリンタ機能を有する複合機においては、ステープラーや排紙先のシフト機能など後処理を行う周辺機器を接続可能な製品が数多く存在している。これらの後処理は、従来はジョブ単位での指定にとどまっていたが、近年はコピーサーバー等の開発により、複数ジョブをまとめて印刷を行い、後処理も指定可能となってきている。
そして、こうした複数ジョブの扱い方を一歩進めて、グループの概念を持つことで、より利用者の利便性向上を図った印刷装置が提案されて来ている(特許文献1参照)。
なお、先行技術としては、特許文献1として、このシステムのワークステーションで2つ以上の印刷ジョブに1冊子を構成するための条件を付与することによりグループジョブを設定し、プリンタでグループジョブ内の印刷ジョブを一連のジョブとして統合して処理し、ステープル等の後処理を含め複数のジョブにグループジョブを設定する際に、各ジョブに設定されるパラメータの誤設定をチェックし、修正する処理を実行する技術が開示されている。
特開2000−222157公報
しかしながら、上記特許文献1においては、グループ内各ジョブの印刷条件には制限があり、例えばステープルにおいては、全ジョブをまとめてステープルすることが前提となっているため、矛盾する指定があると、用紙方向の回転を利用したり、解除を行うことで矛盾を解消し、全ジョブ通してのステープルを実行しようとしてしまう。
このため、この従来方法では、ステープルのような印刷条件は制約が多く、途中のジョブのみステープルするといった用途には適用することが出来なかった。
ところが、実際に起こりうる場面を想定してみると、この制約は利用者の利便性を低下させる危険性がある。例えば、複数の印刷条件の異なる資料を使って行われる会議などを考えてみる。この資料は、ステープルされた文書、ステープルされていない文書の両方を含み、それぞれがパンチや表紙機能など様々な機能が使用されているものとする。
こうした複雑な資料を出席者の人数分用意しなければならないが、この場合、従来の特許文献1に開示されているプリンタの方法により印刷を行った場合、このような印刷条件の大幅に異なるジョブ群では、複数のジョブそれぞれを指定部数だけ印刷し、それぞれのジョブの束を得るしか方法がない。このため、これら全てを出席者に配布するには、出席者がそれぞれのジョブを1部ずつ取り分けるか、文書を配布する担当者があらかじめ1部ずつ仕分けておいた上で配布する必要があり、利用者の利便性を大きく損ねる結果になってしまう。
また、従来の特許文献1のプリンタの方法においては、グループ文書が順序通りに、他のジョブに割り込まれることなく受信されることを想定した構成になっているが、ネットワークプリンタのように不特定多数の利用者からジョブが投入されるような環境においては、このような理想的な状況にするのは困難であった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、印刷条件が大きく異なっていた場合であっても、複数ジョブをひと纏まりとしてソート等の後処理を行うことが可能な印刷装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、通信回線を介してホストコンピュータと接続され、受信したグループを形成する複数の印刷ジョブを解析して印刷条件の指定及び印刷すべきビットマップの生成を行い、印刷を行う印刷装置であって、印刷ジョブの印刷条件にしたがって印刷制御を行う制御手段を備え、前記制御手段は、前記グループを形成する複数の印刷ジョブを解析して印刷を制御するにあたり、前記複数の印刷ジョブのそれぞれに、前記グループに固有のグループ識別子と前記グループのジョブ数及びグループ内での順序を示す値を持たせて前記複数の印刷ジョブをグループ化し、それぞれの印刷ジョブの印刷条件に従って、前記複数の印刷ジョブの全てをひと纏まりとして印刷することを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記印刷条件と作成したビットマップを記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記全てのグループのジョブが揃うまでの間は、印刷を行わずに、前記記憶手段に前記印刷条件と作成したビットマップを保存しておき、前記全てのグループのジョブが揃った時点で印刷を開始することを特徴とする。
また請求項3記載の発明は、前記制御手段は、前記グループ間または前記グループ内におけるソートの部の間に合紙の挿入を行って、前記グループ間または前記グループ内ソートの部ごとの仕分けを行うことを特徴とする。
また請求項4記載の発明は、前記制御手段は、前記グループ間または前記グループ内におけるソートの部の間で排紙先のシフトを行って、前記グループ間または前記グループ内ソートの部ごとの仕分けを行うことを特徴とする。
また請求項5記載の発明は、前記制御手段は、前記グループ化されたジョブ群が同一排紙先でないジョブを含み前記グループ内ジョブの全ての排紙先がシフト可能で、シフトが指定されている場合、シフトする方向をグループ間またはグループ内ソートの部ごとに合わせると共に、開始時点で方向が合っていない排紙先があった場合、その排紙先に合紙を排紙した後シフトして必要とされる全ての排紙先のシフト方向を合わせた上で印刷排紙を行うことを特徴とする。
また請求項6記載の発明は、前記制御手段は、前記グループ内ジョブの排紙先にシフト不可能な排紙先が含まれている場合、シフト可能な排紙先ではシフトを行って、シフト不可能な排紙先では合紙の挿入を行い、仕分けを行うことを特徴とする。
また請求項7記載の発明は、前記制御手段は、前記1つのジョブ内で印刷条件が変化する場合、前記複数ジョブをグループ化して印刷する処理を自動的に適用して印刷を行うことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、複数ジョブそれぞれの印刷ジョブ内に当該グループに固有のグループ識別子と当該グループのジョブ数及びグループ内での順序を示す値を持たせることにより、複数の印刷ジョブをグループ化する機能を持ち、グループ化されたそれぞれのジョブが全く異なる印刷条件を有する場合であっても、前記グループ化されたそれぞれのジョブの全く異なる印刷条件に従って、前記複数の印刷ジョブの全てをひと纏まりとして、先頭ジョブから最後尾のジョブまでを反復して印刷することにより、当該ジョブ群のソートを指定しての印刷が可能であるので、従来の印刷装置では実現不可能であった、印刷条件の大幅に異なるジョブ群をまとめる後処理が可能となり、利用者の様々な印刷要求にこたえることができる。
また請求項2に記載の発明によれば、当該グループのジョブが揃うまでの間は、印刷を行わずに、印刷条件と作成したビットマップを印刷装置内の記憶装置に保存しておき、当該グループ全ジョブが揃った時点で印刷を開始し、当該グループのジョブ群を一括して印刷する機能を持っているので、ネットワークプリンタなどで問題となるような、グループの文書が全て揃わないうちに他のジョブに割り込まれた場合でも印刷を保障することができ、また、グループ内ジョブの送信順が順不同であっても印刷を保障することができる。
請求項3に記載の発明によれば、グループ化されたジョブ群が全て同一排紙先の時には、グループ間またはグループ内ソートの部の間に合紙の挿入を行うことにより、グループ化されたジョブ群が同一排紙先でないジョブを含む時には、それぞれの排紙先において、グループ間またはグループ内ソートの部の間に当たる位置に合紙の挿入を行うことにより、グループ間またはグループ内ソートの部ごとの仕分けを行えるようにしているので、グループ内のジョブの排紙先がどこであっても、グループ間またはグループ内ソートの部ごとの仕分けを確実に行わせることができる。
また請求項4に記載の発明によれば、グループ化されたジョブ群が全て同一排紙先の時、グループ間またはグループ内ソートの部の間で排紙先のシフトを行うことにより、グループ間またはグループ内ソートの部ごとの仕分けが行えるようにしているので、どのような印刷条件を持つジョブ群であっても、仕分けを確実に行わせることができる。
また請求項5に記載の発明によれば、グループ化されたジョブ群が同一排紙先でないジョブを含む時、グループ内ジョブ全ての排紙先がシフト可能で、シフトが指定されている場合、シフトする方向をグループ間またはグループ内ソートの部ごとで合わせるようにし、開始時点で方向が合っていない排紙先があった場合はその排紙先に合紙を排紙した後シフトして必要とされる全ての排紙先のシフト方向を合わせた上で、印刷を行うので、グループ間でシフトした場合は同一グループが全ての排紙先で同一の方向にシフトされていることになり、また、グループ内ソートの部でシフトした場合は同一の部が全ての排紙先で同一の方向にシフトされていることになるため、グループ内に排紙先が異なるジョブを含む場合であっても、シフト方向によって同一単位の対応が容易に取れるようになり、利用者の利便性向上を図ることができる。
また請求項6に記載の発明によれば、上記グループ内ジョブの排紙先にシフト不可能な排紙先が含まれている場合、シフト可能な排紙先では上記の方法によりシフトを行い、シフト不可能な排紙先では合紙の挿入を行い、仕分けを行うので、シフト機能による仕分けをできる限り行うようになり、シフト機能が利用できる排紙先ではシフトし、シフト機能が利用できない排紙先では自動的に合紙を挿入することにより、仕分けに関する利便性低下を避けることができる。
また請求項7に記載の発明によれば、1つのジョブ内で印刷条件が変化する場合、印刷装置の内部的には上記のグループ化された複数ジョブとして扱い、印刷を行うので、従来のプリンタでは印刷条件が大幅に変化するところでジョブを分けざるを得ないために、ソート指定などが、印刷条件の変化があった後にも有効にすることは難しかったのが解決されるとともに、利用者の利便性向上を図ることができる。
以下に添付の図を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明による印刷装置の一実施形態のブロック構成図である。なお、本実施の形態では印刷装置としてレーザプリンタを例に挙げて説明する。
図1に示す印刷装置1は、内部バス2を介して、ホストインタフェース(I/F)3、プログラムROM4、フォントROM5、パネルI/F6、CPU7、RAM8、NV−RAM9、エンジンI/F10、オプションRAM11が相互に接続されている。ホストI/F3にはホストコンピュータ12が接続され、パネルI/F6にはオペレーションパネル13が接続され、エンジンI/F10にはプリンタエンジン14が接続された構成となっている。
制御手段であるコントローラ20は、その時設定されている制御モード及びホストコンピュータ12からの制御コードに従って、ホストコンピュータ12からの印字データをビデオデータに変換してプリンタエンジン14へ出力する。
コントローラ20のホストI/F3は、ホストコンピュータ12からプリンタ1へ制御信号やデータを伝送したり、プリンタ1からホストコンピュータ12へステータス信号を伝送したりするためのインターフェースである。CPU7はプログラムROM4に従ってホストコンピュータ12からのデータ(印字データ、制御データ)の処理を行う。RAM8はCPU7が処理する時のワークメモリであり、例えばホストコンピュータ12からのデータをページ単位に管理して一時記憶するバッファとして機能する。このバッファに記憶されたデータを実際の印字パターンに変換し、ビデオデータを記憶するビットマップメモリ等に使われる。
NV−RAM9は電源を切っても保持したいデータを格納しておく為の不揮発性RAM、プログラムROM4はコントローラ20内でのデータの管理や周辺モジュールを制御する為のプログラムを格納するメモリ、フォントROM5は、印字に使用されるさまざまな種類のフォントを有するメモリである。
エンジンI/F10はコントローラ20からプリンタエンジン14への制御信号を伝送したり、プリンタ1からコントローラ20へのステータス信号を伝送するためのインターフェースである。プリンタエンジン14はコントローラ20からのビデオ信号及び制御信号により感光体上に静電潜像を作成して現像し、また給紙部より転写紙を給紙し、給紙した転写紙に静電潜像を転写及び定着して画像を形成する。
パネルI/F6はプリンタ1の状態、モード、フォント等の切替えを行う為の信号のインターフェース、オペレーションパネル13はプリンタの状態を示す表示部、及びプリンタのモード、フォント等を切替えるスイッチ部である。
上記のように構成される本実施形態の印刷装置1は、通信回線を介してホストコンピュータ12と接続され、受信した印刷ジョブを解析して印刷条件の指定及び印刷すべきビットマップの生成を行い、印刷を行うプリンタ機能を有する。そして複数ジョブそれぞれの印刷ジョブ内にグループに固有のグループ識別子とグループのジョブ数及びグループ内での順序を示す値を持たせることにより、複数の印刷ジョブをグループ化する機能を持たせるようにしている。
これにより、グループ化されたそれぞれのジョブが全く異なる印刷条件を有する場合であっても、グループ化されたそれぞれのジョブの全く異なる印刷条件に従って複数の印刷ジョブの全てをひと纏まりとして先頭ジョブから最後尾のジョブまでを反復して印刷することによりジョブ群のソートを指定しての印刷を行うようにしている。
このように構成すると従来の印刷装置では、複数ジョブをまとめた後処理を行うことはできず、出来たとしても、複数ジョブのビットマップのみを専用のサーバーまたは印刷装置内に蓄積しておき、それらをまとめて同一の印刷条件で1ジョブとして印刷させるまでが限界であった。
これに対して、本実施の形態の印刷装置1においては、複数のジョブが異なる印刷条件であっても、それらをグループとして扱うことで後処理を可能としている。このため、本実施の形態では、グループ固有の識別子やグループのジョブ数、現在送信しているジョブのグループ内での順序を示す値については、PJL(Printer Job Language)や各プリンタ言語にこれらを表す新規コマンドを追加することになる。指定方法としてはホストコンピュータ12側がマイクロソフト社製のWindows(登録商標)系のOSであれば、プリンタドライバのプロパティー上にこれらの値を設定する欄を設け、ユーザーが任意の値を設定することが考えられる。
図2は、図1に示した印刷装置の動作フローチャートである。
ホストI/F3を通してホストコンピュータ12から送られてきたデータは、コントローラ20のCPU7により印字データ及び印字制御データ(SP、CR、LF、HT、VT等)とその他に分けて(S101)、印字データ及び印字制御データは、制御コードに変換してバッファに記憶する(S102)。ここで、印字制御データは、印刷条件の指定及び印刷すべきビットマップの生成を行うための印刷ジョブを有している。
次に受信した印刷ジョブを解析して印刷条件の指定及び印刷すべきビットマップの生成を行って記憶する(S103)。本実施の形態では、グループを形成する複数ジョブそれぞれの印刷ジョブ内にグループに固有のグループ識別子とグループのジョブ数及びグループ内での順序を示す値を持たせるようにしている。
そしてホストコンピュータ12からのプリント命令またはホストコンピュータ12から受け取ったデータが1ページ分を超えた時、コントローラ20は中間コードをビデオデータに変換し、変換終了後、エンジンI/F10を通してプリンタエンジン14にプリントスタートの命令を出す(S104)。
以上のような一連の流れで、ホストコンピュータ12からの印字データがプリンタエンジン14を介して印字すると共に(S105)、上述したようにジョブ群のソートを指定しての印刷を行うことになる(S106)。
ここで、本実施形態の印刷装置による印刷結果の一例について図3を参照して説明する。
図3に示す例では、グループ化されたジョブ群は3ジョブであり、ジョブ1は印刷条件として印刷枚数が3ページでステープル指定のジョブ、ジョブ2は印刷条件として印刷枚数が5ページでパンチ指定のジョブ、ジョブ3は印刷条件として印刷枚数が3ページで表紙指定のジョブであり、これらを3部印刷する指定がなされているものとする。
ここで、実際に起こりうる場面を考えてみると、例えば、複数の資料を使って行われる会議などがあげられる。この場合、従来のプリンタで印刷を行った場合、複数のジョブ(ジョブ1−ジョブ3)それぞれを指定部数だけ印刷し、それぞれのジョブの束が出来上がるが、これら全てを出席者に配布するには、出席者がそれぞれのジョブを1部ずつ取り分けるか、文書を配布する担当者が予め1部ずつ仕分けておいた上で配布する必要があり、利用者の利便性を大きく損ねる結果になっている。また、これを避けるため、印刷時にうまく行おうとすれば、複数ジョブを1部ずつ順番に印刷指示し、それを必要部数に応じて繰り返したり、専用のツールを使用するなどの必要があり、これでは大変に労力やコストがかかってしまう。
これに対して、本実施形態の印刷装置によれば、印刷条件が異なっていたとしても、複数ジョブがひと纏まりとしてソートを行うことが可能となる。すなわち、図3に示すように、ジョブ1−ジョブ3をひと纏めにし、それを3部作ってソートを行うようにしている。これにより、利用者の利便性向上に大きく貢献することが可能となる。
次に本発明の印刷装置の第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、グループのジョブが揃うまでの間は印刷を行わずに、印刷条件と作成したビットマップを印刷装置1内の記憶手段であるRAM8に保存しておき、グループ全ジョブが揃った時点で印刷を開始し、グループのジョブ群を一括して印刷するようにしている。
このような第2実施形態の印刷装置によれば以下のような利点がある。
第1に、グループのジョブ群が全て揃うまでの間に、他のグループのジョブが投入されてもグループの印刷が他のグループのジョブに割り込まれることがなくなり、グループの印刷結果が保証されるようになる点にある。ネットワークプリンタのような印刷装置であれば、複数のユーザーが印刷を行うため、ある1人のユーザーがグループ化した文書1つ1つを送信している間に、他のユーザーが印刷要求を行うことはごく頻繁に発生することである。そのため、送信された順に印刷を行ってしまい、最後のジョブを受信した後、ソートの反復動作に移ったのでは、全ジョブ送信し終わる前に他のユーザーの印刷ジョブを受信して印刷を開始してしまうと、他のユーザーのジョブが間に割り込んでしまい、印刷結果が保証されなくなってしまう。この方法によれば、こうした問題を防ぐことが可能となる。
第2にグループ内のジョブの送信順が印刷順と等しい必要がなくなる点にある。グループ内のジョブを順序立てて送信することは、容易に思えるが実際にはそうでもなく、間違って次の順序の文書を先に開いてしまい、後から気がつくような場合も多い。この方法によれば、どの文書から先に印刷要求しても、印刷順を示した値さえ正しければ印刷順序が保障されるため、利用者の利便性向上を図ることが可能となる。
次に、本発明の印刷装置の第3実施形態について説明する。
第3実施形態ではグループ化されたジョブ群が全て同一排紙先の時にグループ間またはグループ内ソートの部の間に合紙の挿入を行うようにしている。こうすることにより、グループ化されたジョブ群が同一排紙先でないジョブを含む時には、それぞれの排紙先において、グループ間またはグループ内ソートの部の間に当たる位置に合紙の挿入を行うことにより、グループ間またはグループ内ソートの部ごとの仕分けが可能となる。
第3実施形態による印刷装置の印刷結果の一例を図4に示す。
一般にグループ間あるいはグループ内ソートの部ごとの仕分けは、同一文書のみのソートの場合に比べ、異なる印刷条件で異なる文書の組み合わせであることもありより困難になる傾向にある。特に図4に示すようにジョブ1とジョブ3の排紙先を排紙先1に指定し、ジョブ2とジョブ4の排紙先を排紙先2に指定し、これらを3部づつ印刷する場合、すなわち2ジョブずつ排紙先が異なる場合は、どこまでが1部なのか、あるいはグループなのかが非常に分かりづらい。
そこで、この第3実施形態では、排紙先ごとに区切りとなる位置に合紙を挿入することで、仕分けが容易になるようにし、利用者の利便性向上を図っている。
次に、本発明の印刷装置の第4実施形態について説明する。
第4実施形態ではグループ化されたジョブ群が全て同一排紙先の時、グループ間またはグループ内ソートの部の間で排紙先のシフトを行うことにより、グループ間またはグループ内ソートの部ごとの仕分けを可能としている。
通常のジョブ間シフトやシフトソートと同様にグループ間またはグループ内ソートの部ごとに排紙先をシフトさせることにより、仕分けを容易にすることが可能になる。グループ間あるいはグループ内ソートの部ごとの仕分けは、同一文書のみのソートの場合に比べ、より困難になることが多い。この第4実施形態の方法によれば、シフト機能をグループまたはグループ内のソートの部を単位として使用可能になるため利用者の利便性向上を図ることができる。
次に、本発明の印刷装置の第5実施形態について説明する。
第5実施形態ではグループ化されたジョブ群が同一排紙先でないジョブを含む時、グループ内ジョブ全ての排紙先がシフト可能でシフトが指定されている場合、シフトする方向をグループ間またはグループ内ソートの部ごとで合わせるようにする。また開始時点で方向が合っていない排紙先があった場合はその排紙先には、合紙を排紙した後シフトして必要とされる全ての排紙先のシフト方向を合わせた上で、印刷排紙を行うようにしている。簡単に言えば、グループ内の全てジョブが使用する排紙先のシフト機能を、同一の方向に揃えてから印刷を行うということである。
第5実施形態による印刷装置の印刷結果の一例を図5に示す。
例えば図5(a)に示すように、ジョブ1、ジョブ3を排紙先1に指定し、ジョブ2を排紙先2に指定し、さらにこれらを3部指定して、部ごとにシフトを指定した場合、例えば印刷前の時点で排紙先1、2ともに同一方向にシフトされていた場合は、シフトする方向をグループ間またはグループ内ソートの部ごとで合わせるようにする。
また例えば図5(b)に示すように、ジョブ1、ジョブ3を排紙先1に指定し、ジョブ2を排紙先2に指定し、さらにこれらを3部指定して、部ごとにシフトを指定した場合、例えば印刷前の時点で排紙先2が排紙先1とは逆方向にシフトされていた場合は、シフトする方向をグループ間またはグループ内ソートの部ごとで合わせるようにする。排紙先2に合紙を1枚排紙した後シフトしてシフト方向を合わせたうえで印刷を行うようにする。
このようにすれば、グループ内に排紙先が異なるジョブを含む場合であっても、シフト方向によって同一単位の対応が容易に取れるようになり、利用者の利便性向上を図ることが可能となる。
次に、本発明の印刷装置の第6実施形態について説明する。
第6実施形態では、グループ内ジョブの排紙先にシフト不可能な排紙先が含まれている場合、シフト可能な排紙先では第5実施形態の方法によりシフトを行い、シフト不可能な排紙先では合紙の挿入を行い、仕分けを行うようにしている。
排紙先全てがシフト機能を持っているわけではないから、当然指定した排紙先がシフト機能を持つものと持たないものとに分かれる場合がある。このような場合であっても、シフト機能による仕分けをできる限り行うようにするため、シフト機能が利用できる排紙先ではシフトし、シフト機能が利用できない排紙先では自動的に合紙を挿入することにより、仕分けに関する利便性低下を避けることが可能となる。
次に、本発明の印刷装置の第7実施形態について説明する。
第7実施形態では1つのジョブ内で印刷条件が変化する場合、印刷ジョブが変化する度に、印刷装置の内部的には異なるジョブとして扱わざるを得ないが、こうした場合は、グループ化された複数ジョブとして扱い、印刷を行うようにしている。
通常、ステープルなどの印刷条件は、PJLなどでジョブの属性として指定されており、この属性がジョブ中に変わることはない。これは、途中の一部分のページだけステープルする、といった指定がプリンタドライバの画面からはできないことからも言えることである。ところが、プリンタ言語によっては、途中で印刷条件の大幅な変更を行うことが可能なものも存在し、通常の印刷方法とは異なる、専用アプリケーションからのコマンド出力などでこうした指定をしてくる場合がある。このような場合には、従来のプリンタでは印刷条件が大幅に変化するところでジョブを分けざるを得ないために、ソート指定などが、印刷条件の変化があった後にも有効にすることは難しかった。第7実施形態のようにすれば、前述した、複数ジョブをグループ化して印刷させる処理を、このような場合に自動的に適用することで、問題の解決を図るとともに利用者の利便性向上を図ることができる。
なお、本実施の形態においては印刷装置としてレーザプリンタの構成を例に挙げて説明したが、例えばプリンタ機能を持つ複合機(プリンタ、コピア、ファクシミリ、スキャナー等の機能を併せ持つ機器)に適用可能であることはいうまでもない。
本発明による印刷装置の一実施形態のブロック構成図。 図1に示した印刷装置の動作フローチャート。 第1実施形態の印刷結果の一例の説明図。 第3実施形態の印刷結果の一例の説明図。 第5実施形態の印刷結果の一例の説明図。
符号の説明
1 印刷装置、2 内部バス、3 ホストインタフェース、4 プログラムROM、5 フォントROM、6 パネルインターフェース、7 CPU、8 RAM、9 NV−RAM、10 エンジンI/F、11 オプションRAM、12 ホストコンピュータ、13 オペレーションパネル、14 プリンタエンジン、20 コントローラ

Claims (7)

  1. 通信回線を介してホストコンピュータと接続され、受信したグループを形成する複数の印刷ジョブを解析して印刷条件の指定及び印刷すべきビットマップの生成を行い、印刷を行う印刷装置であって、
    印刷ジョブの印刷条件にしたがって印刷制御を行う制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記グループを形成する複数の印刷ジョブを解析して印刷を制御するにあたり、前記複数の印刷ジョブのそれぞれに、前記グループに固有のグループ識別子と前記グループのジョブ数及びグループ内での順序を示す値を持たせて前記複数の印刷ジョブをグループ化し、それぞれの印刷ジョブの印刷条件に従って、前記複数の印刷ジョブの全てをひと纏まりとして印刷することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷条件と作成したビットマップを記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記全てのグループのジョブが揃うまでの間は、印刷を行わずに、前記記憶手段に前記印刷条件と作成したビットマップを保存しておき、前記全てのグループのジョブが揃った時点で印刷を開始することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御手段は、前記グループ間または前記グループ内におけるソートの部の間に合紙の挿入を行って、前記グループ間または前記グループ内ソートの部ごとの仕分けを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御手段は、前記グループ間または前記グループ内におけるソートの部の間で排紙先のシフトを行って、前記グループ間または前記グループ内ソートの部ごとの仕分けを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  5. 前記制御手段は、前記グループ化されたジョブ群が同一排紙先でないジョブを含み前記グループ内ジョブの全ての排紙先がシフト可能で、シフトが指定されている場合、シフトする方向をグループ間またはグループ内ソートの部ごとに合わせると共に、開始時点で方向が合っていない排紙先があった場合、その排紙先に合紙を排紙した後シフトして必要とされる全ての排紙先のシフト方向を合わせた上で印刷排紙を行うことを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記制御手段は、前記グループ内ジョブの排紙先にシフト不可能な排紙先が含まれている場合、シフト可能な排紙先ではシフトを行って、シフト不可能な排紙先では合紙の挿入を行い、仕分けを行うことを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  7. 前記制御手段は、前記1つのジョブ内で印刷条件が変化する場合、前記複数ジョブをグループ化して印刷する処理を自動的に適用して印刷を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。

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