JP2006183647A - 燃料供給ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】バルブの固着を生ずることがなく、信頼性が高く,加工作業が容易なバルブを有する燃料供給ポンプを提供する。
【解決手段】バルブボディ3は、インレットバルブボディ5とアウトレットバルブボディ6とが接合され一体化されてなり、その接合部分に燃料溜まり室7が画成されており、この燃料溜まり室7を挟むようにしてインレットバルブ1とアウトレットバルト2とが配設されており、吸入路5b、インレットバルブ1、燃料溜まり室7及び吸入吐出兼用通路5dを介してプランジャ室56Aへの燃料の吸入がなされるようになっている一方、吸入吐出兼用通路5d、燃料溜まり室7及びアウトレットバルブ2を介してプランジャ室56Aからの圧縮燃料の吐出がなされるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関用燃料供給ポンプに係り、特に、構造の改良等を図ったものに関する。
従来、この種の装置としては、例えば、高圧ポンプとフィードポンプを主たる構成要素してなる燃料供給ポンプであって、特にコモンレール式燃料噴射装置のサプライポンプとして用いられるものが良く知られている(特許文献1参照)。
かかる燃料供給ポンプを構成する高圧ポンプにおいては、インレット・アウトレットバルブ(以下、「IOバルブ」と称する)として、アウトレットバルブに挿入穴を形成し、この挿入穴にインレットバルブとばねとを、ばねによってインレットバルブが燃料の流入通路側に付勢されるようにして、しかも、アウトレットバルブとインレットバルブとが同軸状に配設されるように構成されたものが用いられている。
特開2003−184703号公報(第2−5頁、図1−図6)
しかしながら、上述したような構成にあっては、アウトレットバルブとインレットバルブとが同軸状に配設されることから、軸方向での摺動の円滑さを確保する等の観点から、アウトレットバルブとバルブボディとの間のクリアランスやアウトレットバルブとインレットバルブとの間のクリアランスが、このような同軸状の配置を採らない構成に比して比較的大きくなり、そのため、バルブがその本来の軸方向に対して傾斜してしまい、摺動性が低下する虞れがあるという問題があった。
また、アウトレットバルブ及びインレットバルブが収納されるバルブボディは、1つの部材を用いて、しかも、内部に比較的大きなスペースの室を形成する構成となっているが、一体型の部材内部にこのような空間を設ける加工作業は手間を要し、結局、IOバルブとしての単体の高価格化のみならず、燃料供給ポンプの高価格化を招く等の問題があった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、バルブの摺動性を改善し、信頼性が高い燃料供給ポンプを提供するものである。
本発明の他の目的は、加工作業が容易で、低価格のバルブを有する燃料供給ポンプを提供することにある。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る燃料供給ポンプは、
燃料圧縮室への燃料の吸入及び当該燃料圧縮室からの燃料の吐出を制御するIOバルブを有する燃料供給ポンプであって、
前記IOバルブは、インレットバルブボディとアウトレットバルブボディとが一体化されてなるバルブボディにインレットバルトとアウトレットバルブとが設けられ、
前記インレットバルブボディとアウトレットバルブとの接合部には、燃料溜まり室が形成され、当該燃料溜まり室を挟むように前記インレットバルブとアウトレットバルトとが配設されると共に、当該インレットバルブとアウトレットバルブの間には、前記インレットバルブを座面に着座せしめる付勢手段が設けられ、
前記インレットバルブは、前記インレットバルブボディに形成された吸入通路を介して前記燃料圧縮室へ燃料を吸入せしめる一方、前記アウトレットバルブは、前記燃料圧縮室で圧縮された燃料を吐出せしめるよう構成されてなるものである。
本発明によれば、インレットバルブとアウトレットバルブが従来と異なり、同一の軸線上に配置されているため、バルブボディとの間のくリアランスが、インレットバルブとアウトレットバルブとが同軸状に配設された従来構成に比して小さく設定でき、そのため、クリアランスが大きいことに起因する動作中のバルブの摺動性の低下を防止し、信頼性の向上と共に、バルブ全体が従来に比して小型化された燃料供給ポンプを提供することができる。
また、バルブボディを2つの部材を用いて一体化したため、1つの部材からなる従来のバルブボディに比して、その内部への通路などの加工作業が極めて容易で、ひいては装置の低価格化を実現することができるという効果を奏するものである。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図3を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本発明の実施の形態における燃料供給ポンプは、特に、コモンレール式燃料噴射装置のサプライポンプとして用いられるものに適用されるもので、まず、最初に、図3を参照しつつ、コモンレール式燃料噴射装置の一構成例について説明する。
コモンレール式燃料噴射装置は、高圧ポンプ101と、フィードポンプ102と、コモンレール103と、複数のインジェクタ104とを主たる構成要素として構成されてなるもので、その基本的な構成は従来から良く知られているものである。そして、本発明に実施の形態における燃料供給ポンプPは、高圧ポンプ101とフィードポンプ102とを主たる構成要素としてなるものである。
高圧ポンプ101には、フィードポンプ102によって燃料タンク105から吸い上げられた燃料がフィルタ106を介して供給されて、この供給された燃料を後述するようにしてコモンレール103へ圧送するようになっている一方、過剰に供給された燃料は、第1又は第2のリターン通路92,93を介して燃料タンク105へ戻されるようになっている。
かかる高圧ポンプ101には、エンジン(図示せず)の駆動力によって上下動される2つのプランジャ56が設けられており、このプランジャ56の上下動によって容積が可変するそれぞれの燃料圧縮室としてのプランジャ室56Aには、それぞれに対応して設けられたIOバルブ71を介して燃料が流入して後述するようにプランジャ室56AからIOバルブ71を介してコモンレール103へ圧送されるようになっている。
高圧ポンプ101には、フィードポンプ102からの燃料の流量を制御するための比例制御弁107が途中に設けられた供給通路91が形成されており、上述のIOバルブ71に連通して、プランジャ室56Aへの燃料の供給が行われるようになっている。
さらに、高圧ポンプ101には、一端が共に連通して燃料タンク105へ接続される2つの第1及び第2のリターン通路92,93が設けられており、第1のリターン通路92の他端は、比例制御弁107の入力側の供給通路107の適宜な位置に接続される一方、第2のリターン通路93の他端は、比例制御弁107とIOバルブ71との間の供給通路107の適宜な位置に接続されたものとなっている。
そして、第1のリターン通路92の途中には、オーバーフローバルブ108が、また、第2のリターン通路93の途中には、オリフィス109が、それぞれ設けられている。
図2には、本発明の実施の形態における燃料供給ポンプPをプランジャ56の軸線に沿って切断した際の一断面図が示されており、同図を参照しつつその機構的な構成について説明する。なお、図示の都合上、一部の説明においては、図1を参照することとする。
燃料供給ポンプPのポンプハウジング51内には、エンジン(図示せず)の駆動力により駆動されるカムシャフト53に設けられたカム53aが配されるカム収納室52が、ポンプハウジング51の比較的下部(図2において紙面下部)に形成されると共に、このカム収納室52から上方へ伸びるようにしてバレル孔54が形成されている。そして、バレル孔54には、大凡円筒状のプランジャバレル55が嵌挿されている。
プランジャバレル55には、その軸方向(図2において紙面上下方向)にプランジャ収納孔55aと、このプランジャ収納孔55aに連通するようにしてバルブ収納孔55bとが穿設されている。なお、バルブ収納孔55bは、図2においてプランジャ収納孔55aの上部に位置するものとなっている。
そして、プランジャ収納孔55aには、プランジャ56が上下方向で摺動可能に収納されている。
このプランジャ56の一端、すなわち、カムシャフト53側の端部には、ばね受け57と共にタペット58が固着されている。
また、ばね受け57の上方の位置で、バレル孔54の適宜な位置には、環状突起59が形成されており、この環状突起59とばね受け57との間にブランジャばね60が配設されて、プランジャ56がタペット58を介してカム53aへ常に付勢されるようになっている。
一方、バルブ収納孔55bには、IOバルブ71がバルブホルダ72とプランジャバレル55と間に組み付けられるように収納されている。すなわち、IOバルブ71は、バルブ収納孔55bの底部へ押し付けられるように嵌挿される共に、その上部側(図2において紙面上部側)にバルブホルダ72の一方の端部が接合するように設けられたものとなっている。このバルブホルダ72の外周の一部には、バルブ収納孔55bの内周に形成された内ねじ(図示省略)と螺合する外ねじ(図示省略)が形成されており、バルブ収納孔55bに締着されるようになっている。
このバルブホルダ72の内部には、IOバルブ71側に開口を有する収納穴72aが、バルブホルダ72の軸方向のほぼ中央付近まで形成されると共に、この収納穴72aに連通し、かつ、IOバルブ71と反対側の端部で開口する吐出通路72bが穿設されている(図1参照)。
収納穴72aは、その内部に後述するIOバルブ71を構成するアウトレットバルブ2の端部及び弁部2aが適宜な余裕を以て位置できる程度の大きさに形成されている(図1参照)。
この収納穴72aの底部、すなわち、吐出通路72bが連通する部位には、アウトレットばね受け73が嵌挿されている。このアウトレットばね受け73は、その中央部分に先の吐出通路72bとほぼ同一径を有して吐出通路72bと連通する連通孔73aが穿設されたものとなっている。そして、アウトレットばね受け73とアウトレットバルブ2の弁部2aとの間にアウトレットばね74が弾装されており、アウトレットバルブ2が後述するアウトレットバルブボディ6の座面6cへ常時付勢されるようになっている(図1参照)。
なお、吐出通路72bは、図示されない配管を介してコモンレール103へ連通するものとなっている。
図1には、IOバルブ71の拡大断面が示されており、以下、同図を参照しつつIOバルブ71について詳述する。
本発明の実施の形態におけるIOバルブ71は、インレットバルブ1と、アウトレットバルブ2と、バルブホディ3と、インレットバルブばね4とを有して構成されたものとなっている。
まず、バルブボディ3は、インレットバルブボディ5とアウトレットバルブボディ6の2つからなり、相互に接合、固着されて一体化されたものとなっている。なお、固着手段は、特定の方法に限定される必要は無いが、例えば、溶接、ねじ止め等が適宜用いられる。
インレットバルブボディ5には、そのほぼ中央付近において、インレットバルブ1が摺動可能に挿入されるインレット挿入穴5aが縦方向(図1において紙面上下方向)に形成されている。そして、このインレット挿入穴5aの底部近傍において、インレット挿入穴5aに直交するようにしてインレット挿入穴5aと連通する吸入路5bがインレットバルブボディ5の側面まで形成されて、側面に開口したものとなっている。この吸入路5bは、プランジャバレル55に形成された供給通路91に連通するようになっている(図2参照)。
インレットバルブ1は、柱状部材の一端部近傍に大径の弁部1aが形成されると共に、この弁部1aの下側(図1において紙面下側)、すなわち、柱状部材の一端部と反対側の部位の外周に羽根状案内部1b複数形成されたものとなっている。
羽根状案内部1b側の弁部1aの周縁近傍には、シート面1cが形成されており、このシート面1cが、先のインレットバルブボディ5のインレット挿入穴5aの開口部分に形成された座面5cと接合することでインレットバルブ1が座面5cに着座できるようになっている。なお、本発明の実施の形態においては、上述した羽根状案内部1bは、その下端部が図1に示されたようにインレットバルブ1が座面5cに着座した状態において吸入路5bの開口部分の縁付近に位置する程度の長さに形成されたものとなっている。
また、インレットバルブボディ5には、インレット挿入穴5aの近傍にインレット挿入穴5aと並行して吸入吐出兼用通路5dが穿設されており、その2つの端部は、インレットバルブボディ5の上下の面にそれぞれ開口したものとなっている。この吸入吐出兼用通路5dの一端は、後述するようにインレットバルブボディ5とアウトレットバルブボディ6との間に画成される燃料溜まり室7に開口する一方、他端側は、プランジャ室56Aに連通するようになっている。
一方、アウトレットバルブボディ6には、インレットバルブボディ5との接合面のほぼ中央部分に、インレットバルブ1及びアウトレットバルブ2の軸方向における断面形状がほぼ台形状の凹部6aが形成されている。そして、この凹部6aとインレットバルブボディ5との接合面とによって燃料溜まり室7が画成されている。
この燃料溜まり室7には、先に述べたインレットバルブ1の一端部及び弁部1aがほぼ中央に位置すると共に、吸入吐出兼用通路1dの一端が開口したものとなっている。
さらに、この凹部6aに連通するようにしてインレットバルブボディ5と反対側へアウトレット挿入孔6bが穿設されており、このアウトレット挿入孔6bにはアウトレットバルブ2が摺動自在に挿入されるようになっている。すなわち、本発明の実施の形態において、インレットバルブ1とアウトレットバルブ2は、燃料溜まり室7を挟んで同一軸上に配設された構造となっている。
アウトレットバルブ2は、その軸方向の長さが先のインレットバルブ1よりやや長目である点を除けば、基本的な形状は、インレットバルブ1と同様に形成されてなるものである。すなわち、インレットバルブ1側に位置するアウトレットバルブ2の端部と反対側の端部近傍に弁部2aが設けられると共に、この弁部2aの下部側、すなわち、インレットバルブ1側に位置する部位には複数の羽根状案内部2bが周方向で適宜な間隔を隔てて形成されている。
そして、弁部2aの羽根状案内部2b側の周縁近傍には、シート面2cが形成されており、このシート面2cが、アウトレットバルブボディ6の上面、すなわち、インレットバルブボディ5との接合面と反対側の面に開口するアウトレット挿入孔5aの開口部分に形成された座面6cと接合することでアウトレットバルブ2が座面6cに着座できるようになっている。
さらに、インレットバルブ1の弁部1aとアウトレットバルブ2の羽根状案内部2bの端面との間に、付勢手段としてのコイル状に形成されたインレットばね4が弾装されており、これによって、インレットバルブ1はインレットバルブボディ5の座面5cへ常時付勢されるようになっている。
次に、上記構成における燃料供給ポンプPの動作について、特に、IOバルブ71の動作を中心に説明する。
エンジン(図示せず)が回転を開始すると、その駆動力が図示されない機構によって伝達されてカムシャフト53が回転し、それと共にカム53aが回転する。カム53aの回転に伴いタペット58が上下動すると共にプランジャ56が上下動することとなる。
フィードポンプ102は、図示は省略されているがカムシャフト53と共にエンジンにより駆動されるようになっているため、カムシャフト53が回転されると共にフィードポンプ102も駆動されて、燃料タンク105から燃料を吸い上げて高圧ポンプ101へ燃料が供給されることとなる。
例えば、プランジャ56が上死点から下死点へ移動すると、燃料溜まり室7の圧力が下がり、インレットバルブ1に加わる背圧が低くなり、相対的に吸入路5bの圧力が高くなる。そして、吸入路5b内の圧力がインレットばね4の付勢力を越えると、インレットバルブ1が押し上げられて、フィードポンプ102から供給通路91を介して吸入路5bへ流入し吸入路5bを満たしていた燃料がインレットバルブ1の弁部1aに形成されたシート面1cとインレットバルブボディ5の座面5cとに生じた間隙を介して燃料溜まり室7へ流入することとなる。さらに、燃料溜まり室7へ流入した燃料は、吸入吐出兼用通路5dを介してプランジャ室56Aへ流入し、プランジャ室56Aへ対する燃料供給がなされることとなる。かかる状態は、プランジャ56が下死点に達するまで継続することとなる。
次いで、プランジャ56が下死点から上方へ移動すると、燃料溜まり室7の圧力が上昇し、インレットバルブ1に加わる背圧が高くなり、相対的に吸入路5b内の圧力が低くなる。このため、吸入路5b内の燃料がインレットバルブ1を押し上げる力に比して、インレットバルブ1に加わる背圧とインレットばね4の付勢力との合力が大きくなるので、インレットバルブ1の弁部1aに形成されたシート面1cが、インレットバルブボディ5の座面5cに押し付けられ、吸入路5bが閉じられる。すなわち、換言すれば、吸入路5bと燃料溜まり室7との連通が遮断されることとなる。
吸入路5bが閉じられ、プランジャ56がさらに上方へ移動すると、燃料溜まり室7の圧力がさらに上昇し、アウトレットバルブ2に加わる背圧がバルブホルダ72内に配されたアウトレットばね74の付勢力及びアウトレットバルブ2の下流側の圧力に比して大きくなる。なお、ここで、アウトレットバルブ2の下流側とは、バルブホルダ72の収納穴72aに位置するアウトレットバルブ2の弁部2aよりもコモンレール103側を意味する。
その結果、アウトレットバルブ2の弁部2aに形成されたシート面2cがアウトレットバルブボディ6の座面6cから離間し、吸入吐出兼用通路5dが開くこととなる。すなわち、プランジャ室56Aで加圧された燃料が吸入吐出兼用通路5d、燃料溜まり室7、弁部2aのシート面2cとアウトレットバルブボディ6の座面6cとの間、バルブホルダ72の収納穴72及びアウトレットばね受け73の連通孔73a、バルブホルダ72の吐出通路72bを介してコモンレール103へ供給されることとなる。かかる状態は、プランジャ56が上死点に達するまで継続することとなる。
コモンレール103に供給された燃料は、各インジェクタ104へ分配され、インジェクタ104は、図示されない制御部の制御に基づいてエンジン(図示せず)へ燃料噴射を行うようになっている。
なお、フィードポンプ102からプランジャ室56Aに供給される燃料の量は、比例制御弁107による単位時間当たりの燃料流量の制御によって調整されるようになっている。
比例制御弁107による流量の制御により比例制御弁107の手前側で余分となる燃料は、第1のリターン通路92を介して燃料タンク105へ戻される。ここで、第1のリターン通路92にはオーバーフローバルブ108が設けられており、このオーバーフローバルブ108は、常時開成状態とされているために、比例制御弁107から上流側における供給通路91の圧力は所定の範囲内の圧力に保持されるようになっている。
また、比例制御弁107は、全閉状態の場合において燃料の流れを完全に遮断することができないため、比例制御弁107より下流側の供給通路91へ燃料のリークが生ずるが、そのリーク燃料は、第2のリターン通路93及び第1のリターン通路92を介して燃料タンク105へ戻されることとなる。なお、第2のリターン通路93を流れる燃料タンク105への戻し燃料は、この第2のリターン通路93に設けられたオリフィス109によってその単位時間当たりの流量が所定値内に維持されることとなる。
本発明の実施の形態における燃料供給ポンプに用いられるIOバルブの構成例を示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態における燃料供給ポンプの構成例を示す一部断面図である。 本発明の実施の形態における燃料供給ポンプが用いられるコモンレール式燃料噴射装置の構成例を示す構成図である。
符号の説明
1…インレットバルブ
1a…弁部
1c…シート面
2…アウトレットバルブ
2a…弁部
2c…シート面
3…バルブボディ
5…インレットバルブボディ
5b…吸入路
5d…吸入吐出兼用通路
6…アウトレットバルブボディ
7…燃料溜まり室

Claims (6)

  1. 燃料圧縮室への燃料の吸入及び当該燃料圧縮室からの燃料の吐出を制御するIOバルブを有する燃料供給ポンプであって、
    前記IOバルブは、インレットバルブボディとアウトレットバルブボディとが一体化されてなるバルブボディにインレットバルトとアウトレットバルブとが設けられ、
    前記インレットバルブボディとアウトレットバルブとの接合部には、燃料溜まり室が形成され、当該燃料溜まり室を挟むように前記インレットバルブとアウトレットバルトとが配設されると共に、当該インレットバルブとアウトレットバルブの間には、前記インレットバルブを座面に着座せしめる付勢手段が設けられ、
    前記インレットバルブは、前記インレットバルブボディに形成された吸入通路を介して前記燃料圧縮室へ燃料を吸入せしめる一方、前記アウトレットバルブは、前記燃料圧縮室で圧縮された燃料を吐出せしめるよう構成されてなることを特徴とする燃料供給ポンプ。
  2. インレットバルブボディには、一端が燃料溜まり室に、他端が燃料圧縮室にそれぞれ開口する吸入吐出兼用通路が形成されると共に、前記燃料溜まり室へ開口し、前記インレットバルブが摺動自在に収納されるインレット挿入穴が形成され、当該インレット挿入穴に吸入通路が連通せしめられてなることを特徴とする請求項1記載の燃料供給ポンプ。
  3. アウトレットバルブボディには、一端が燃料溜まり室に、他端がバルブボディの外部へそれぞれ開口し、アウトレットバルブが摺動自在に収納されるアウトレット挿入孔が形成されてなることを特徴とする請求項2記載の燃料供給ポンプ。
  4. インレットバルブには、大径の弁部が形成され、当該弁部が燃料溜まり室に位置すると共に、インレット挿入穴の開口周縁に形成されたシート面に着座可能に設けられてなることを特徴とする請求項3記載の燃料供給ポンプ。
  5. アウトレットバルブには、大径の弁部が形成され、当該弁部がバルブボディの外部に位置すると共に、アウトレット挿入孔の開口周縁に形成されたシート面に着座可能に設けられてなることを特徴とする請求項4記載の燃料供給ポンプ。
  6. アウトレットバルブの弁部より下側のアウトレット挿入孔に位置する部位には、その外周方向で羽根状の部位が複数形成され、当該羽根状の部位の端部とインレットバルブの弁部との間に、コイル状ばねを用いてなる付勢手段が弾装されてなることを特徴とする請求項5記載の燃料供給ポンプ。
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