JP2006179947A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法 Download PDF

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Fumio Otsuka
文雄 大塚
Katsuhiko Ichinose
勝彦 一瀬
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Abstract

【課題】0.15μm世代以下のMISFETの高速動作を実現することのできる技術を提供する。
【解決手段】ゲート電極10nおよびサイドウォールスペーサ15をマスクとして、基板1の法線方向からn型不純物をイオン注入し、ソース、ドレイン拡散領域11bを形成した後、基板1の法線方向に対して所定の角度を有する斜め打ち込みでn型不純物をイオン注入し、基板1の表面から深さ20〜40nm程度の位置にソース、ドレイン拡張領域11aよりも相対的に不純物濃度の高いn型半導体領域16を形成する。
【選択図】図9

Description

本発明は、半導体集積回路装置の製造技術に関し、特に、ゲート長が0.15μm以下の世代の高速動作が要求されるMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)を有する半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関する。
MISFETのソース、ドレイン上およびゲート電極上に高融点金属シリサイド層、たとえばコバルトシリサイド(CoSi)またはチタンシリサイド(TiSi)を形成する、所謂サリサイド(SALICIDE:self-aligned silicide)技術では、シリサイド層と接する半導体の表面の不純物濃度を1×1020cm−3以上に設定することで、コンタクト抵抗の増大を防いでいる(例えば特許文献1、2参照)。
金属と半導体とのコンタクト抵抗に及ぼす半導体中の不純物濃度の影響を図29に示す。図29(a)はn型導電性の半導体とのコンタクト抵抗、同図(b)はp型導電性の半導体とのコンタクト抵抗を示す。金属と半導体とのコンタクト抵抗は式(1)を用いて算出した。
式(1) Exp(AΦ/SQRT(N))
ここで、Φは金属と半導体との仕事関数差、Nは半導体中の不純物濃度、Aは比例定数である。図から半導体中の不純物濃度が1×1020cm−3を下回るとコンタクト抵抗が急激に増加することがわかる。
以下は、本発明者によって検討されたソース、ドレイン上のシリサイド層形成技術であり、その概要は次のとおりである。
まず、ゲート電極の外からのイオン打ち込みで相対的に低濃度の不純物を基板に注入して、ゲート電極の両側の基板にソース、ドレインの一部を構成する拡張半導体領域(以下、ソース、ドレイン拡張領域と称す)を形成する。次に、ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを設けた後、このサイドウォールスペーサの外からのイオン打ち込みで相対的に高濃度の不純物を基板に注入して、ゲート電極の両側の基板にソース、ドレインの他の一部を構成し、1×1020cm−3以上の表面濃度を有する拡散半導体領域(以下、ソース、ドレイン拡散領域と称す)を形成する。この後、上記ソース、ドレイン拡散領域の表面にシリサイド層を自己整合法によって形成する。
たとえば、ゲート長が0.2μm以上の世代では、ソース、ドレイン拡散領域の接合深さは0.2μm程度、横方向の広がりは0.1μm程度である。一方、シリサイド層の厚さは、CoSi膜で0.04μm程度、TiSi膜で0.07μm程度であり、ソース、ドレイン拡散領域の横方向の広がりよりも薄く設けられる。
特開平9−23003号公報 特開平5−326552号公報
しかしながら、ゲート長が0.15μm以下の世代では、ソース、ドレイン拡散領域の接合深さは0.1μm以下、横方向の広がりは0.05μm以下となる。このため、横方向の広がりがシリサイド層の厚さとほぼ同程度となり、シリサイド層がソース、ドレイン拡張領域と接触するという問題が生ずることが、本発明者によって明らかとなった。
ホットキャリア発生率を低減するため、ソース、ドレイン拡張領域の不純物濃度は相対的に低く設定されていることから、シリサイド層がソース、ドレイン拡張領域と接触するとコンタクト抵抗が増加してMISFETのON電流が低下する。特に、サイドウォールスペーサを酸化シリコン膜で構成した場合は、基板に施されるフッ酸(HF)液による洗浄工程でサイドウォールスペーサがエッチングされてシリサイド層がソース、ドレイン拡張領域に接触しやすくなり、MISFETのON電流を著しく低下させる。
また、ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成した後に、シリコン(Si)層またはゲルマニウム(Ge)を含んだSi層を基板上に選択的に成長させる、所謂積み上げソース、ドレイン構造MISFETにおいては、サイドウォールスペーサの端部(以下、スペーサ端部と称す)にファセット(facet)が生じるため、スペーサ端部でのSi層の厚さが減少する。さらに、積み上げソース、ドレイン構造MISFETでは、シート抵抗低減のため、シリサイド層の厚さが通常のソース、ドレイン構造MISFETのシリサイド層の厚さよりも相対的に厚く形成されるので、スペーサ端部における横方向のエンクローチメント量が大きくなる。このため、シリサイド層がソース、ドレイン拡張領域に接触するという問題が生じやすくなる。
本発明の目的は、0.15μm世代以下のMISFETの高速動作を実現することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による半導体集積回路装置の製造方法は、基板上にシリコン膜で構成されるゲート電極を形成する工程と、ゲート電極をマスクとして基板に第1のn型不純物をイオン注入し、ソース、ドレイン拡張領域を形成する工程と、ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成する工程と、ゲート電極とサイドウォールスペーサとをマスクとして基板に第2のn型不純物をイオン注入し、ソース、ドレイン拡散領域を形成する工程と、基板に洗浄処理を施す工程と、基板上にコバルト膜を堆積した後、熱処理によりソース、ドレイン拡散領域の表面にコバルトシリサイド層を形成する工程とを有しており、
上記サイドウォールスペーサを形成する工程の後に、ゲート電極とサイドウォールスペーサとをマスクとして、基板の法線方向に対して所定の角度を有した斜め打ち込みで基板に第3のn型不純物をイオン注入し、n型半導体領域を形成する工程を含むものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
MISFETのソース、ドレイン拡張領域とシリサイド層との間に、1×1020cm−3程度の不純物濃度を有する半導体領域を形成することによって、ソース、ドレイン拡張領域とシリサイド層とのコンタクト抵抗が相対的に小さくなる。これにより、電流がシリサイド層からソース、ドレイン拡張領域に流れる際の電圧降下が少なくなるので、電流降下が低減されて、MISFETの高速動作を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
本発明の一実施の形態であるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)デバイスを図1〜図13を用いて説明する。図中、Qnはnチャネル型MISFET、Qpはpチャネル型MISFETである。
まず、図1に示すように、たとえばp型の単結晶シリコンからなる基板1を用意する。次に、この基板1を熱酸化してその表面に膜厚0.01μm程度の薄い酸化シリコン膜2を形成し、次いでその上層にCVD(Chemical Vapor Deposition)法で膜厚0.1μm程度の窒化シリコン膜3を堆積した後、レジストパターンをマスクとして窒化シリコン膜3、酸化シリコン膜2および基板1を順次ドライエッチングすることにより、素子分離領域の基板1に深さ0.35μm程度の素子分離溝4aを形成する。
次に、熱リン酸を用いたウェットエッチングで窒化シリコン膜3を除去した後、図2に示すように、基板1上にCVD法で堆積した酸化シリコン膜4bをエッチバック、またはCMP(Chemical Mechanical Polishing)法で研磨して、素子分離溝4aの内部に酸化シリコン膜4bを残すことにより素子分離領域を形成する。続いて、基板1を約1000℃でアニールすることにより、素子分離溝4aに埋め込んだ酸化シリコン膜4bをデンシファイ(焼き締め)する。
次に、基板1のnチャネル型MISFETQnの形成領域にp型ウェル5を形成するためのボロン(B)をイオン注入し、pチャネル型MISFETQpの形成領域にn型ウェル6を形成するためのリン(P)をイオン注入する。上記Bは、たとえば注入エネルギー200keV、ドーズ量2×1013cm−2で注入し、上記Pは、たとえば注入エネルギー500keV、ドーズ量3×1013cm−2で注入する。
次に、図3に示すように、基板1を熱酸化して、p型ウェル5およびn型ウェル6のそれぞれの表面にゲート絶縁膜7を4nm程度の厚さで形成した後、200nm程度の厚さのアモルファスシリコン膜8をCVD法で基板上に堆積する。次いで、nチャネル型MISFETQnの形成領域のアモルファスシリコン膜8にn型不純物、たとえばPをイオン注入し、pチャネル型MISFETQpの形成領域のアモルファスシリコン膜8にp型不純物、たとえばBをイオン注入する。上記Pは、たとえば注入エネルギー10keV、ドーズ量8×1015cm−2で注入し、上記Bは、たとえば注入エネルギー5keV、ドーズ量4×1015cm−2で注入する。
この後、図4に示すように、アモルファスシリコン膜8の上層に酸化シリコン膜9を50nm程度の厚さで形成する。次いで基板1に、たとえば950℃、60秒程度の熱処理を施して、アモルファスシリコン膜8に導入したn型不純物およびp型不純物を活性化させ、さらにnチャネル型MISFETQnの形成領域のアモルファスシリコン膜8をn型多結晶シリコン膜8nに、pチャネル型MISFETQpの形成領域のアモルファスシリコン膜8をp型多結晶シリコン膜8pに変える。
次に、図5に示すように、レジストパターンをマスクとして酸化シリコン膜9およびn型多結晶シリコン膜8nを順次エッチングし、nチャネル型MISFETQnの形成領域にn型多結晶シリコン膜8nで構成されるゲート長0.15μm以下のゲート電極10nを形成する。同時に、レジストパターンをマスクとして酸化シリコン膜9およびp型多結晶シリコン膜8pを順次エッチングし、pチャネル型MISFETQpの形成領域にp型多結晶シリコン膜8pで構成されるゲート長0.15μm以下のゲート電極10pを形成する。この後、基板1に、たとえば800℃のドライ酸化処理を施す。
次に、図6に示すように、n型ウェル6をレジスト膜で覆った後、nチャネル型MISFETQnのゲート電極10nに対して自己整合でp型ウェル5にn型不純物、たとえばヒ素(As)をイオン注入し、nチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン拡張領域11aを形成する。続いてp型不純物、たとえばBまたはインジウム(In)をイオン注入し、パンチスルーストッパとして機能するポケット領域12を上記ソース、ドレイン拡張領域11aの下部に接して形成する。ポケット領域12もゲート電極10nに対して自己整合で形成される。上記Asは、たとえば注入エネルギー5keV、ドーズ量1×1015cm−2で注入し、上記Bは、たとえば注入エネルギー20keV、ドーズ量4×13cm−2で注入する。
同様に、図7に示すように、p型ウェル5をレジスト膜で覆った後、pチャネル型MISFETQpのゲート電極10pに対して自己整合でn型ウェル6にp型不純物、たとえばフッ化ボロン(BF)をイオン注入し、pチャネル型MISFETQpのソース、ドレイン拡張領域13aを形成する。続いてn型不純物、たとえばPまたはAsをイオン注入し、パンチスルーストッパとして機能するポケット領域14を上記ソース、ドレイン拡張領域13aの下部に接して形成する。ポケット領域12もゲート電極10nに対して自己整合で形成される。上記BFは、たとえば注入エネルギー3keV、ドーズ量1×1015cm−2で注入し、上記Pは、たとえば注入エネルギー60keV、ドーズ量4×1013cm−2で注入する。
次に、図8に示すように、基板1上にCVD法で堆積した酸化シリコン膜をRIE(Reactive Ion Etching)法で異方性エッチングして、nチャネル型MISFETQnのゲート電極10nおよびpチャネル型MISFETQpのゲート電極10pのそれぞれの側壁にサイドウォールスペーサ15を形成する。なお、スペーサ長Lが0.07μm以下となるように、上記サイドウォールスペーサ15は加工される。
次に、図9に示すように、n型ウェル6をレジスト膜Rで覆った後、nチャネル型MISFETQnのゲート電極10nおよびサイドウォールスペーサ15に対して自己整合でp型ウェル5にn型不純物、たとえばAsをイオン注入し、nチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン拡散領域11bを形成する(図9(a))。上記Asは、たとえば注入エネルギー40keV、ドーズ量2×1015cm−2で注入する。
続いてn型不純物、たとえばAsをイオン注入し、基板1の表面から深さ20〜40nm程度の位置にn型半導体領域16を形成する(図9(b))。上記Asは、基板1の法線方向に対して、たとえば約45度の角度を有する4方向からの斜め打ち込みで注入され、1方向からの注入条件は、たとえば注入エネルギー25keV、ドーズ量1×14cm−2である。n型半導体領域16は、ゲート電極10nおよびサイドウォールスペーサ15に対して自己整合で形成される。
レジスト膜Rを除去した後、同様に、図10に示すように、p型ウェル5をレジスト膜Rで覆った後、pチャネル型MISFETQpのゲート電極10pおよびサイドウォールスペーサ15に対して自己整合でn型ウェル6にp型不純物、たとえばBFをイオン注入し、pチャネル型MISFETQpのソース、ドレイン拡散領域13bを形成する(図10(a))。上記BFは、たとえば注入エネルギー25keV、ドーズ量2×1015cm−2で注入する。
続いてp型不純物、たとえばBFをイオン注入し、基板1の表面からの深さ20〜40nm程度の位置にp型半導体領域17を形成する(図10(b))。上記BFは、基板1の法線方向に対して、たとえば約45度の角度を有する4方向からの斜め打ち込みで注入され、1方向からの注入条件は、たとえば注入エネルギー25keV、ドーズ量1×1014cm−2である。n型半導体領域16は、ゲート電極10nおよびサイドウォールスペーサ15に対して自己整合で形成される。
この後、レジスト膜Rを除去し、次いで基板1に1000℃、5秒程度の熱処理を施して、基板1に注入したn型不純物およびp型不純物を活性化させる。
次に、図11に示すように、フッ酸(HF)液で基板1を洗浄した後、厚さ10〜20nm程度のCo膜をスパッタリング法で基板1上に堆積する。本発明には、Co膜に変えてTi膜等の高融点金属膜が含まれる。次いで、500〜600℃程度の熱処理を基板1に施してnチャネル型MISFETQnのゲート電極10nの表面およびソース、ドレイン拡散領域11bの表面と、pチャネル型MISFETQpのゲート電極10pの表面およびソース、ドレイン拡散領域13bの表面とに選択的に厚さ30nm程度のシリサイド層18を形成する。この後、未反応のCo膜を除去し、次いでシリサイド層18の低抵抗化のため700〜800℃程度の熱処理を基板1に施す。
なお、上記洗浄処理において、nチャネル型MISFETQnのゲート電極10n上およびpチャネル型MISFETQpのゲート電極10p上の酸化シリコン膜9を全て除去せずに残してもよい。この場合、ゲート電極10nを構成するn型多結晶シリコン膜8nの表面およびゲート電極10pを構成するp型多結晶シリコン膜8pの表面はシリサイド化されない。このため、ゲート電極10nを金属膜とn型多結晶シリコン膜との積層膜または金属シリサイド膜とn型多結晶シリコン膜との積層膜とし、ゲート電極10pを金属膜とp型多結晶シリコン膜との積層膜または金属シリサイド膜とp型多結晶シリコン膜との積層膜として、ゲート電極10n,10pの低抵抗化を図ってもよい。
次に、図12に示すように、基板1上に層間絶縁膜19を形成した後、レジストパターンをマスクとして層間絶縁膜19をエッチングし、nチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン拡散領域11bの表面に設けられたシリサイド層18に達するコンタクトホール20n、およびpチャネル型MISFETQpのソース、ドレイン拡散領域13bの表面に設けられたシリサイド層18に達するコンタクトホール20pを開孔する。なお、図示はしないが、同時にnチャネル型MISFETQnのゲート電極10nの表面に設けられたシリサイド層18、およびpチャネル型MISFETQpのゲート電極10pの表面に設けられたシリサイド層18に達するコンタクトホールが形成される。
次いで、図13に示すように、層間絶縁膜19の上層に金属膜、たとえばタングステン(W)膜を堆積し、たとえばCMP法でこの金属膜の表面を平坦化することによって上記コンタクトホール20n,20pの内部に金属膜を埋め込みプラグ21を形成する。その後、層間絶縁膜19の上層に堆積した金属膜をエッチングして配線層22を形成することにより、CMOSデバイスが略完成する。
図14に、nチャネル型MISFETQnの拡大断面図を示し、図15に、図14のA−A´線、B−B´線およびC−C´線における基板1に導入されたn型不純物およびp型不純物の各々の濃度プロファイルの一例を示す。
サイドウォールスペーサ15の下方の基板1(A−A´線)には、ピーク濃度1×1020cm−3程度の濃度プロファイル(N−)を有するソース、ドレイン拡張領域11aと、ソース、ドレイン拡張領域11aの下部に接するピーク濃度1×1019cm−3程度の濃度プロファイル(P)を有するポケット領域12とが形成されている(図15(a))。
サイドウォールスペーサ15の端部近傍の基板1(B−B´線)には、ピーク濃度1×1020cm−3程度の濃度プロファイル(N−)を有するソース、ドレイン拡張領域11aと、ソース、ドレイン拡張領域11aの下部に接するピーク濃度1×1019cm−3程度の濃度プロファイル(P)を有するポケット領域12と、さらにシリサイド層18の端部で1×1020cm−3程度の濃度を有しピーク濃度2×1020cm−3程度の濃度プロファイル(NS)を有するn型半導体領域16とが形成されている(図15(b))。
ゲート電極10nおよびサイドウォールスペーサ15が形成されない基板1(C−C´線)には、ピーク濃度1×1020cm−3程度の濃度プロファイル(N−)を有するソース、ドレイン拡張領域11aと、ソース、ドレイン拡張領域11aの下部に接するピーク濃度1×1019cm−3程度の濃度プロファイル(P)を有するポケット領域12と、シリサイド層18の端部で1×1020cm−3程度の濃度を有しピーク濃度2×1020cm−3程度の濃度プロファイル(NS)を有するn型半導体領域16と、さらにn型半導体領域16よりも深くピーク濃度2×1020cm−3以上の濃度プロファイル(N+)を有するソース、ドレイン拡散領域11bが形成されている(図15(c))。
図16は、図14のA−A´線、B−B´線およびC−C´線における基板1に導入されたn型不純物およびp型不純物の各々の濃度プロファイルの他の例を示す。
サイドウォールスペーサ15の下方の基板1(A−A´線)には、ピーク濃度1×1020cm−3程度の濃度プロファイル(N−)を有するソース、ドレイン拡張領域11aと、ソース、ドレイン拡張領域11aの下部に接するピーク濃度1×1019cm−3程度の濃度プロファイル(P)を有するポケット領域12とが形成されている(図16(a))。
サイドウォールスペーサ15の端部近傍の基板1(B−B´線)には、ピーク濃度1×1020cm−3程度の濃度プロファイル(N−)を有するソース、ドレイン拡張領域11aと、ソース、ドレイン拡張領域11aの下部に接するピーク濃度1×1019cm−3程度の濃度プロファイル(P)を有するポケット領域12と、さらにシリサイド層18の端部で1×1020cm−3以上の濃度を有しピーク濃度2×1020cm−3以上の濃度プロファイル(NS)を有するn型半導体領域16とが形成されている(図16(b))。
ゲート電極10nおよびサイドウォールスペーサ15が形成されない基板1(C−C´線)には、ピーク濃度1×1020cm−3程度の濃度プロファイル(N−)を有するソース、ドレイン拡張領域11aと、ソース、ドレイン拡張領域11aの下部に接するピーク濃度1×1019cm−3程度の濃度プロファイル(P)を有するポケット領域12と、シリサイド層18の端部で1×1020cm−3以上の濃度を有しピーク濃度2×1020cm−3以上の濃度プロファイル(NS)を有するn型半導体領域16と、さらにn型半導体領域16よりも深くピーク濃度2×1020cm−3程度の濃度プロファイル(N+)を有するソース、ドレイン拡散領域11bが形成されている(図16(c))。
前記図15および図16に示すように、ソース、ドレイン拡散領域11bのピーク濃度と、n型半導体領域16のピーク濃度との大小関係は特に規定されない。
しかし、ソース、ドレイン拡張領域11aの接合深さ(XjN−)はn型半導体領域16の接合深さ(XjNS)よりも浅く、n型半導体領域16の接合深さ(XjNS)はソース、ドレイン拡散領域11bの接合深さ(XjN+)よりも浅く設けられる。すなわち、下記式(2)を満たす。
式(2) XjN−<XjNS<XjN+
また、n型半導体領域16の不純物濃度(CNS)はソース、ドレイン拡張領域11aの不純物濃度(CN−)よりも高く設定され、および/またはn型半導体領域16の不純物濃度(CNS)はソース、ドレイン拡散領域11bの不純物濃度(CN+)以下に設定される。すなわち、下記式(3)を満たす。
式(3) CN−<CNS and/or CNS≦CN+
さらに、サイドウォールスペーサ15の端部近傍の基板1(B−B´線)に位置するシリサイド層18の端部には、1×1020cm−3程度またはそれ以上の濃度を有するn型半導体領域16が形成され、このn型半導体領域16でシリサイド層18の端部の一部または全てを囲む。すなわち、チャネル領域からサイドウォールスペーサ15の端部に向かって、ソース、ドレイン拡張領域11a、n型半導体領域16、シリサイド層18、ソース、ドレイン拡散領域11bが順に位置する。
ゲート電極10nおよびサイドウォールスペーサ15が形成されない基板1(C−C´線)に位置するシリサイド層18の下部には、1×1020cm−3程度またはそれ以上の濃度を有するn型半導体領域16またはソース、ドレイン拡散領域11bが形成される。
なお、本実施の形態1では、nチャネル型MISFETQnのn型半導体領域16を形成する際に、基板1の法線方向に対して約45度の角度でn型不純物を4方向から注入したが、イオン注入の角度は約45度に限定されるものではなく、サイドウォールスペーサ15の端部近傍に位置するシリサイド層18の端部の一部または全てを囲ったn型半導体領域16が形成できる角度でn型不純物を注入すればよい。なお、pチャネル型MISFETQpのp型半導体領域17を形成する際も同様に、イオン注入の角度は約45度に限定されるものではない。
このように、本実施の形態1によれば、nチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン拡張領域11aとソース、ドレイン拡散領域11bとの間にn型半導体領域16を設け、基板1の表面に設けられたシリサイド層18の端部の一部または全てをn型半導体領域16で囲み、シリサイド層18と接する部分のn型半導体領域16の濃度を1×1020cm−3程度とする。同様に、pチャネル型MISFETQpのソース、ドレイン拡張領域13aとソース、ドレイン拡散領域13bとの間にp型半導体領域17を設け、基板1の表面に設けられたシリサイド層18の端部の一部または全てをp型半導体領域17で囲み、シリサイド層18と接する部分のp型半導体領域17の濃度を1×1020cm−3程度とする。これにより、シリサイド層18とn型半導体領域16とのコンタクト抵抗およびシリサイド層18とp型半導体領域17とのコンタクト抵抗が相対的に小さくなるので、電流がシリサイド層18からソース、ドレイン拡張領域11a,13aに流れる際の電圧降下が低減できる。
(実施の形態2)
本発明の他の実施の形態であるCMOSデバイスを図17〜図24を用いて説明する。
まず、前記実施の形態1において前記図1〜図7を用いて説明した製造方法と同様に、基板1の主面上にnチャネル型MISFETQnのゲート絶縁膜7、ゲート電極10n、ソース、ドレイン拡張領域11aおよびポケット領域12を形成し、pチャネル型MISFETQpのゲート絶縁膜7、ゲート電極10p、ソース、ドレイン拡張領域13aおよびポケット領域14を形成する。
次に、図17に示すように、基板1上にCVD法で150nm程度の厚さの酸化シリコン膜を堆積した後、この酸化シリコン膜をRIE法で異方性エッチングして、nチャネル型MISFETQnのゲート電極10nおよびpチャネル型MISFETQpのゲート電極10pのそれぞれの側壁にサイドウォールスペーサ15を形成する。なお、本実施の形態2では、ゲート電極10n,10pの上部に酸化シリコン膜9が設けられているが、図18に示すように、上記異方性エッチングの際に、酸化シリコン膜9を全て除去し、ゲート電極10n,10pの表面を露出させてもよい。
次に、図19に示すように、Siエピタキシャル層23を選択CVD法で基板1上に堆積する。Siエピタキシャル層23の厚さは、たとえば50nm程度であり、Siエピタキシャル層23にGeを混入してもよい。
次に、図20に示すように、n型ウェル6をレジスト膜Rで覆った後、nチャネル型MISFETQnのゲート電極10nおよびサイドウォールスペーサ15に対して自己整合でSiエピタキシャル層23およびp型ウェル5にn型不純物、たとえばAsをイオン注入し、nチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン拡散領域11bを形成する(図20(a))。上記Asは、たとえば注入エネルギー40keV、ドーズ量2×1015cm−2で注入する。
続いてn型不純物、たとえばAsをイオン注入し、Siエピタキシャル層23の表面から深さ20〜40nm程度の位置にn型半導体領域16を形成する(図20(b))。上記Asは、基板1の法線方向に対して、たとえば約45度の角度を有する4方向からの斜め打ち込みで注入され、1方向からの注入条件は、たとえば注入エネルギー25keV、ドーズ量1×14cm−2である。n型半導体領域16はゲート電極10nおよびサイドウォールスペーサ15に対して自己整合で形成される。
レジスト膜Rを除去した後、同様に、図21に示すように、p型ウェル5をレジスト膜Rで覆った後、pチャネル型MISFETQpのゲート電極10pおよびサイドウォールスペーサ15に対して自己整合でSiエピタキシャル層23およびn型ウェル6にp型不純物、たとえばBFをイオン注入し、pチャネル型MISFETQpのソース、ドレイン拡散領域13bを形成する(図21(a))。上記BFは、たとえば注入エネルギー25keV、ドーズ量2×1015cm−2で注入する。
続いてp型不純物、たとえばBFをイオン注入し、Siエピタキシャル層23の表面からの深さ20〜40nm程度の位置にp型半導体領域17を形成する(図21(b))。上記BFは、基板1の法線方向に対して、たとえば約45度の角度を有する4方向からの斜め打ち込みで注入され、1方向からの注入条件は、たとえば注入エネルギー25keV、ドーズ量1×1014cm−2である。n型半導体領域16はゲート電極10nおよびサイドウォールスペーサ15に対して自己整合で形成される。
この後、レジスト膜Rを除去し、次いで基板1に1000℃、5秒程度の熱処理を施して、基板1およびSiエピタキシャル層23に注入したn型不純物およびp型不純物を活性化させる。
次に、図22に示すように、HF液で基板1を洗浄した後、厚さ10〜20nm程度のCo膜をスパッタリング法で基板1上に堆積する。次いで、500〜600℃程度の熱処理を基板1に施してnチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン拡散領域11bの表面と、pチャネル型MISFETQpのソース、ドレイン拡散領域13bの表面とに選択的に厚さ30nm程度のシリサイド18を形成する。この後、未反応のCo膜を除去し、次いでシリサイド層18の低抵抗化のため700〜800℃程度の熱処理を基板1に施す。
次に、図23に示すように、基板1上に層間絶縁膜19を形成した後、レジストパターンをマスクとして層間絶縁膜19をエッチングし、nチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン拡散領域11bの表面に設けられたシリサイド層18に達するコンタクトホール20n、およびpチャネル型MISFETQpのソース、ドレイン拡散領域13bの表面に設けられたシリサイド層18に達するコンタクトホール20pを開孔する。なお、図示はしないが、同時にnチャネル型MISFETQnのゲート電極10n、およびpチャネル型MISFETQpのゲート電極10pに達するコンタクトホールが形成される。
次いで、図24に示すように、層間絶縁膜19の上層に金属膜、たとえばW膜を堆積し、たとえばCMP法でこの金属膜の表面を平坦化することによって上記コンタクトホール20n,20pの内部に金属膜を埋め込みプラグ21を形成する。その後、層間絶縁膜19の上層に堆積した金属膜をエッチングして配線層22を形成することにより、CMOSデバイスが略完成する。
図25に、nチャネル型MISFETQnの拡大断面図を示し、図26に、図25のD−D´線における基板1に導入されたn型不純物およびp型不純物の各々の濃度プロファイルの一例を示す。
前記実施の形態1で示したCMOSデバイスと同様に、サイドウォールスペーサ15の端部近傍の基板1には、ピーク濃度1×1020cm−3程度の濃度プロファイル(N−)を有するソース、ドレイン拡張領域11aと、ソース、ドレイン拡張領域11aの下部に接するピーク濃度1×1019cm−3程度の濃度プロファイル(P)を有するポケット領域12と、さらにシリサイド層18の端部で1×1020cm−3程度の濃度を有しピーク濃度2×1020cm−3程度の濃度プロファイル(NS)を有するn型半導体領域16とが形成されている。
すなわち、サイドウォールスペーサ15の端部近傍の基板1に位置するシリサイド層18の端部には、1×1020cm−3程度の濃度を有するn型半導体領域16が形成され、このn型半導体領域16でシリサイド層18の端部の一部または全てを囲んでいる。
このように、本実施の形態2によれば、前記実施の形態1と同様に、nチャネル型MISFETQnのn型半導体領域16とシリサイド層18とのコンタクト抵抗およびpチャネル型MISFETQpのp型半導体領域17とシリサイド層18とのコンタクト抵抗が相対的に小さくなるので、電流がシリサイド層18からソース、ドレイン拡張領域11a,13aに流れる際の電圧降下が低減される効果が得られる。さらに、シリサイド層18の横方向のエンクローチメント量が大きくなった場合でも、n型半導体領域16およびp型半導体領域17を設けることにより、シリサイド層18がソース、ドレイン拡張領域11a,13aに接触するという問題を回避することができる。
(実施の形態3)
図27に、本発明の他の実施の形態であるnチャネル型MISFETQnを示す半導体基板の拡大断面図を示し、図28に、図27のE−E´線およびF−F´線における基板1に導入されたn型不純物およびp型不純物の各々の濃度プロファイルの一例を示す。
サイドウォールスペーサ15の端部近傍の基板1(E−E´線)には、ピーク濃度1×1020cm−3程度の濃度プロファイル(N−)を有するソース、ドレイン拡張領域11aと、ソース、ドレイン拡張領域11aの下部に接するピーク濃度1×1019cm−3程度の濃度プロファイル(P)を有するポケット領域12と、さらにシリサイド層18の端部で1×1020cm−3以上の濃度を有しピーク濃度2×1020cm−3以上の濃度プロファイル(NS)を有するn型半導体領域16とが形成されている(図28(a))。
ゲート電極10nおよびサイドウォールスペーサ15が形成されない基板1(F−F´線)には、ピーク濃度1×1020cm−3程度の濃度プロファイル(N−)を有するソース、ドレイン拡張領域11aと、ソース、ドレイン拡張領域11aの下部に接するピーク濃度1×1019cm−3程度の濃度プロファイル(P)を有するポケット領域12と、シリサイド層18の端部で1×1020cm−3以上の濃度を有しピーク濃度2×1020cm−3以上の濃度プロファイル(NS)を有するn型半導体領域16と、さらにn型半導体領域16よりも深くピーク濃度1×1020cm−3程度の濃度プロファイル(N+)を有するソース、ドレイン拡散領域11bが形成されている(図28(b))。
図28に示すように、ソース、ドレイン拡張領域11aの接合深さ(XjN−)はn型半導体領域16の接合深さ(XjNS)よりも浅く、n型半導体領域16の接合深さ(XjNS)はソース、ドレイン拡散領域11bの接合深さ(XjN+)よりも浅く設けられる。すなわち、前記式(2)を満たす。
また、n型半導体領域16の不純物濃度(CNS)は、ソース、ドレイン拡張領域11aの不純物濃度(CN−)よりも高く設定される。さらに、サイドウォールスペーサ15の端部近傍の基板1(E−E´線)に位置するシリサイド層18の端部には、1×1020cm−3以上の濃度を有するn型半導体領域16が形成され、このn型半導体領域16でシリサイド層18の端部の一部または全てを囲む。ゲート電極10nおよびサイドウォールスペーサ15が形成されない基板1(F−F´線)に位置するシリサイド層18の下部にも1×1020cm−3以上の濃度を有するn型半導体領域16が形成される。
一方、ソース、ドレイン拡散領域11bの不純物濃度(CN+)は、シリサイド層18からのリーク電流を抑えることのできる不純物濃度に設定されており、n型半導体領域16の不純物濃度(CNS)と同等あるいはそれよりも低く設定される。すなわち、下記式(4)を満たす。
式(4) CNS≧CN+
このように、本実施の形態3によれば、シリサイド層18の下部を1×1020cm−3以上の濃度を有するn型半導体領域16で囲むことにより、ソース、ドレイン拡散領域11bの不純物濃度を相対的に低く設定することが可能となり、イオン注入におけるドーズ量等が低減できて、ダメージの低減、スループットの向上等を図ることが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、ゲート長が0.15μm以下の世代の高速動作が要求されるMISFETを有する半導体集積回路装置に適用することができる。
本発明の実施の形態1であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるnチャネル型MISFETの拡大断面図である。 図14のA−A´線、B−B´線、C−C´線における不純物濃度プロファイルの一例である。 図14のA−A´線、B−B´線、C−C´線における不純物濃度プロファイルの他の例である。 本発明の実施の形態2であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるCMOSデバイスを示す半導体基板の製造方法の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるnチャネル型MISFETの拡大断面図である。 図25のD−D´線における不純物濃度プロファイルの一例である。 本発明の実施の形態3であるnチャネル型MISFETの拡大断面図である。 図27のE−E´線、F−F´線における不純物濃度プロファイルの一例である。 金属と半導体とのコンタクト抵抗に及ぼす半導体中の不純物濃度の影響を示すグラフ図である。
符号の説明
1 基板
2 酸化シリコン膜
3 窒化シリコン膜
4a 素子分離溝
4b 酸化シリコン膜
5 p型ウェル
6 n型ウェル
7 ゲート絶縁膜
8 アモルファスシリコン膜
8n n型多結晶シリコン膜
8p p型多結晶シリコン膜
9 酸化シリコン膜
10n ゲート電極
10p ゲート電極
11a ソース、ドレイン拡張領域
11b ソース、ドレイン拡散領域
12 ポケット領域
13a ソース、ドレイン拡張領域
13b ソース、ドレイン拡散領域
14 ポケット領域
15 サイドウォールスペーサ
16 n型半導体領域
17 p型半導体領域
18 シリサイド層
19 層間絶縁膜
20n コンタクトホール
20p コンタクトホール
21 プラグ
22 配線層
23 Siエピタキシャル層
L スペーサ長
レジスト膜
レジスト膜
Qn nチャネル型MISFET
Qp pチャネル型MISFET

Claims (13)

  1. (a)基板上にゲート電極を形成する工程と、(b)ソース、ドレイン拡張領域を形成するために、前記ゲート電極に対して自己整合で前記基板に不純物を注入する工程と、(c)前記ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成する工程と、(d)ソース、ドレイン拡散領域を形成するために、前記サイドウォールスペーサに対して自己整合で前記基板に不純物を注入する工程と、(e)前記ソース、ドレイン拡散領域と前記ソース、ドレイン拡張領域と同じ導電型を有する半導体領域を形成するために、前記基板の法線方向に対して所定の角度を有した斜め打ち込みで、かつ、前記基板にゲート電極と前記サイドウォールスペーサに対して自己整合で不純物を注入する工程と、(f)前記(d)工程および前記(e)工程の後に、前記基板を洗浄し、前記ソース、ドレイン拡散領域の表面にシリサイド層を熱処理により形成するために前記基板上に高融点金属を堆積する工程とを有し、
    チャネル領域から前記サイドウォールスペーサの端部に向かって前記基板に、前記ソース、ドレイン拡張領域、前記半導体領域、前記ソース、ドレイン拡散領域が順に位置し、前記半導体領域の接合深さは前記ソース、ドレイン拡張領域の接合深さよりも深く、前記ソース、ドレイン拡散領域の接合深さよりも浅く、前記ソース、ドレイン拡張領域の不純物濃度は前記半導体領域と前記ソース、ドレイン拡散領域の不純物濃度よりも低いことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記ソース、ドレイン拡散領域の不純物濃度は、前記半導体領域の不純物濃度と同じか、または前記半導体領域の不純物濃度よりも相対的に高いことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記(d)と(e)工程の前に、前記サイドウォールスペーサに覆われていない前記基板の表面に選択エピタキシャル層を形成する工程をさらに含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  4. (a)ソース、ドレイン拡張領域を形成するためにゲート電極に対して自己整合で基板に不純物を注入する工程と、(b)前記ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成する工程と、(c)ソース、ドレイン拡散領域を形成するために、前記サイドウォールスペーサに対して自己整合で前記基板に不純物を注入する工程と、(d)前記ソース、ドレイン拡散領域と前記ソース、ドレイン拡張領域と同じ導電型を有する半導体領域を形成するために、前記ゲート電極と前記サイドウォールスペーサに対して自己整合で前記基板に不純物を注入する工程と、(e)前記(c)工程および前記(d)工程の後に、前記基板を洗浄し、熱処理によって前記ソース、ドレイン拡散領域の表面にシリサイド層を形成するために、前記基板上に高融点金属を堆積する工程とを有し、
    前記(c)および前記(d)工程の前に、前記基板の露出表面に選択エピタキシャル層を形成し、チャネル領域から前記サイドウォールスペーサの端部に向かって前記基板に、前記ソース、ドレイン拡張領域、前記半導体領域、前記ソース、ドレイン拡散領域が順に位置し、前記半導体領域の接合深さは前記ソース、ドレイン拡張領域の接合深さよりも深く、前記ソース、ドレイン拡散領域の接合深さよりも浅く、前記ソース、ドレイン拡張領域の不純物濃度は前記半導体領域と前記ソース、ドレイン拡散領域の不純物濃度よりも低いことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 請求項4記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記(d)工程における前記不純物は、前記基板の法線方向に対して所定の角度を有した斜め打ち込みで前記基板に導入されることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  6. (a)基板上にゲート電極を形成する工程と、(b)ソース、ドレイン拡張領域を形成するために前記ゲート電極に対して自己整合で前記基板に不純物を注入する工程と、(c)前記ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成する工程と、(d)ソース、ドレイン拡散領域を形成するために、前記サイドウォールスペーサに対して自己整合で前記基板に不純物を注入する工程と、(e)前記ソース、ドレイン拡散領域と前記ソース、ドレイン拡張領域と同じ導電型を有する半導体領域を形成するために、前記基板の法線方向に対して所定の角度を有した斜め打ち込みで、かつ、前記基板にゲート電極と前記サイドウォールスペーサに対して自己整合で不純物を注入する工程と、(f)前記(e)工程後、前記基板を洗浄する工程と、(g)前記基板に高融点金属膜を堆積する工程と、熱処理によって少なくとも前記ソース、ドレイン拡散領域の表面にシリサイド層を形成する工程とを有し、
    チャネル領域から前記サイドウォールスペーサの端部に向かって前記基板に、前記ソース、ドレイン拡張領域、前記半導体領域、前記ソース、ドレイン拡散領域が順に位置し、前記ソース、ドレイン拡張領域の不純物濃度は前記半導体領域と前記ソース、ドレイン拡散領域の不純物濃度よりも低いことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  7. (a)基板上にゲート電極を形成する工程と、(b)ソース、ドレイン拡張領域を形成するために前記ゲート電極に対して自己整合で前記基板に不純物を注入する工程と、(c)前記ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成する工程と、(d)ソース、ドレイン拡散領域を形成するために前記サイドウォールスペーサに対して自己整合で前記基板に不純物を注入する工程と、(e)前記ソース、ドレイン拡散領域と前記ソース、ドレイン拡張領域と同じ導電型を有する半導体領域を形成するために、前記ゲート電極と前記サイドウォールスペーサに対して自己整合で前記基板内に不純物を注入する工程と、(f)前記(e)工程の後に、前記基板を洗浄する工程と、(g)熱処理によって、前記ソース、ドレイン拡散領域の表面にシリサイド層を形成するために、前記基板上に高融点金属膜を堆積する工程とを有し、
    前記(e)工程で、前記不純物は前記基板の法線方向に対して所定の角度を有した斜め打ち込みで前記基板にイオン注入され、前記半導体領域は前記ソース、ドレイン拡散領域表面のシリサイド層の少なくとも一部を囲み、前記ソース、ドレイン拡張領域の不純物濃度は、前記半導体領域と前記ソース、ドレイン拡散領域の不純物濃度より低いことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  8. 請求項7記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記半導体領域の接合深さは、前記ソース、ドレイン拡張領域の接合深さよりも相対的に深く、かつ前記ソース、ドレイン拡散領域の接合深さよりも相対的に浅いことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  9. 請求項1、4、6または7のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記ソース、ドレイン拡張領域の不純物濃度は、前記半導体領域の不純物濃度と同じか、または前記半導体領域の不純物濃度よりも相対的に低いことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記ソース、ドレイン拡張領域を形成する工程は、前記ゲート電極に対して自己整合で前記基板に不純物を注入し、前記ソース、ドレイン拡張領域の下部に接する、前記ソース、ドレイン拡張領域と反対の導電型のポケット領域を形成する工程をさらに含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  11. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記サイドウォールスペーサは、酸化シリコン膜で構成されることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  12. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記高融点金属はコバルトであり、前記シリサイド層はコバルトシリサイド層であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  13. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、前記ゲート電極のゲート長は0.15μm以下、または前記サイドウォールスペーサのスペーサ長が0.07μm以下であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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