JP2006171448A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 現像ニップなどのトナー転移部位から落下又は飛散したトナーが露光装置などの機能部品に付着し、露光障害などのトラブルが発生するのを防止する。
【解決手段】 感光体ドラム2の下方部に、転写後の残留トナーを除去するクリーニング装置30が配置される。クリーニング装置30は、現像ロール22から感光体ドラム2の静電潜像にトナーを転移させるトナー転移部位Aの下方部に、廃トナーボトル34の壁面37が張り出している。この壁面37には、ほぼ直角に折曲げられた複数の段差38が形成されている。複数の段差38の下方部には、露光装置4が配置され、レーザビームBが射出される保護レンズ20aが設けられている。トナー転移部位Aから落下又は飛散したトナーは複数の段差38に捕獲され、保護レンズ20aに付着するのが防止される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、現像ロールから感光体ドラムにトナーを転移させて現像を行う複写機、プリンタなどの電子写真方式を用いた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を適用した複写機、プリンタなどの画像形成装置では、感光体ドラムを帯電装置によって帯電し、露光装置から像光を照射して感光体ドラムの表面に静電潜像を形成し、現像装置内に配置された現像ロールから感光体ドラムにトナーを転移させてトナー像を形成する。このトナー像は、転写ロールの作用によって記録媒体や中間転写体を介して記録媒体に転写され、トナー像を定着することによって記録媒体上に記録画像が形成される。
このような画像形成装置では、感光体ドラムにトナーを静電的に保持するので、現像ロールから感光体ドラムにトナーを転移させる現像部位や、感光体ドラムから記録媒体や中間転写体にトナーを転移させる転写部位、感光体ドラム表面の残留トナーを回収するクリーニング部位等で、トナーが落下又は飛散することがある。近年では、感光体ドラムの周囲に帯電装置、露光装置、現像装置及び転写ロールなどを効率良く配置するため、現像部位の下方側に露光装置を配置する場合があり、現像部位から露光装置(特に像光を射出する保護レンズの付近)へトナーが落下するという問題がある。
現像部位から落下するトナーに対する対策として、例えば、露光装置の保護レンズをガイド部材を介して帯電ユニットと一体化し、交換や清掃のための帯電ユニットの着脱時に、保護レンズに付着したトナーが露光装置へ落下することを防止した画像形成装置が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
この構成により、露光装置へ直接トナーが落下することを回避できるが、保護レンズにはトナーが付着してしまう。保護レンズへトナーが付着するのを低減するために、排風ファンによるエアフローのみに頼っているが、落下トナーや浮遊トナーが多いタイプの画像形成装置では、頻繁に保護レンズを清掃しなければならず、露光障害の回避という点では不充分である。
また、感光体ドラムの残留トナーを回収するクリーニング部位からの落下トナーに対する対策として、例えば、感光体ドラムを清掃するクリーニング装置のトナー受けを感光体ドラムの周方向に対してほぼ垂直に配置し、トナー受けの内部に設けた磁石の磁力によってトナー受けの外面に落下トナーを吸着させる画像形成装置が提案されている(例えば特許文献2を参照)。
しかし、この構成は、磁性トナーに対しては有効であるが、カラー用の非磁性トナーを吸着させることはできず、カラー用のトナーに対しては無力となる問題がある。
特開平5−45945号公報 特開平3−8364号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、現像部位や転写部位、クリーニング部位など、トナーを転移させる部位から落下又は飛散したトナーが装置内を汚し、機能部品の汚れによるトラブル(露光障害など)が発生するのを防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明に係る画像形成装置は、電子写真の作像プロセスでトナーの転移が行われるトナー転移部位の下方側に位置する壁面に、前記トナー転移部位から落下又は飛散したトナーを捕獲する捕獲手段が設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載の画像形成装置によれば、電子写真の作像プロセスでトナーの転移が行われるトナー転移部位の下方側に位置する壁面に、トナーを捕獲する捕獲手段が設けられているので、トナー転移部位から落下又は飛散したトナーは捕獲手段に捕獲される。このため、装置内のトナー汚れ、特に装置の下部に設けられた機能部品にトナーが蓄積することによって発生するトラブルを抑制することが可能となる。
請求項2に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記捕獲手段は、前記壁面に形成された段差、又は窪み部であることを特徴としている。
請求項2に記載の画像形成装置によれば、捕獲手段を壁面に形成された段差又は窪み部としたことで、トナー転移部位から落下又は飛散したトナーは段差又は窪み部に捕獲される。このため、トナー転移部位の下方側に位置する壁面の形状の工夫のみで、特にコストを上昇させることなくトナーを捕獲することができる。また、窪み部とすることで、捕獲したトナーがこぼれにくくなる。
請求項3に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記捕獲手段は、前記壁面に取り付けられた粘着体であることを特徴としている。
請求項3に記載の画像形成装置によれば、捕獲手段を壁面に取り付けられた粘着体としたことで、落下又は飛散したトナーが粘着体に付着し、トナーを確実に捕獲することが可能となる。
請求項4に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記捕獲手段は、前記壁面に取り付けられた繊維構造部材であることを特徴としている。
請求項4に記載の画像形成装置によれば、捕獲手段を壁面に取り付けられた繊維構造部材としたことで、落下又は飛散したトナーが繊維の間に入り込み、トナーを滑り落とさずに数多く捕獲することが可能となる。また、繊維構造により捕獲面の実質的な表面積が大きくなるので、狭い占有面積で多くのトナーを捕獲することが可能となる。
請求項5に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項4に記載の構成において、前記繊維構造部材は、不織布で形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の画像形成装置によれば、繊維構造部材を、工業部品で一般的に用いられることが多い不織布で形成したことで、特に新規な材料ではなく入手しやすい材料でトナーの捕獲を実現することが可能となる。
請求項6に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記捕獲手段は、前記壁面に取り付けられたセル構造部材であることを特徴としている。
請求項6に記載の画像形成装置によれば、捕獲手段を、壁面に取り付けられたセル構造部材としたことで、表面積が飛躍的に増えて、落下又は飛散したトナーの捕集効果が高まり、狭い占有面積でより多くのトナーを捕集することが可能となる。
請求項7に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項6に記載の構成において、前記セル構造部材は、発泡ゴムで形成されていることを特徴としている。
請求項7に記載の画像形成装置によれば、セル構造部材を、一般的に用いられることが多い発泡ゴムで形成したことで、特に新規な材料ではなく入手しやすい材料でトナーの捕獲を実現することが可能となる。
請求項8に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記捕獲手段は、前記壁面に形成されたスリットであることを特徴としている。
請求項8に記載の画像形成装置によれば、捕獲手段を、壁面に形成されたスリットにしたことで、スリットの間から壁面の裏側にトナーを捕獲することが可能となる。このため、機能部品が存在しないスリットの裏側にトナーを誘導することができる。また、トナーをスリットの裏側に誘導することで、浮遊トナーが舞い上がりにくく、トナーがスリットから出てくるのを回避できる。
請求項9に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項8に記載の構成において、前記スリットの前記トナー転移部位に対して反対側に、前記スリットから抜け落ちたトナーを溜める回収部が設けられていることを特徴としている。
請求項9に記載の画像形成装置によれば、スリットから抜け落ちたトナーが回収部に溜まるので、トナーの飛散をより確実に防止することができる。
請求項10に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の構成において、前記捕獲手段は、感光体ドラム一体型カートリッジの壁面に設けられていることを特徴としている。
請求項10に記載の画像形成装置によれば、捕獲手段が、感光体ドラム一体型カートリッジの壁面に設けられているので、カートリッジの交換のたびに、捕獲したトナーを装置外へ排出することが可能となる。
請求項11に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の構成において、前記トナー転移部位から落下又は飛散したトナーをエアフローによって前記捕獲手段に吹き付ける吹き付け手段が設けられていることを特徴としている。
請求項11に記載の画像形成装置によれば、吹き付け手段によって形成されるエアフローによってトナーを捕獲手段に吹き付けるので、落下又は飛散したトナーをより確実に捕獲手段で捕獲することができる。
請求項12に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の構成において、前記トナー転移部位は、現像ロール上のトナーを感光体ドラムの表面に形成された静電潜像に転移させる現像ニップ部であり、前記現像ニップ部及び前記捕獲手段の下方側に、前記感光体ドラムに像光を照射する露光装置が設けられていることを特徴としている。
請求項12に記載の画像形成装置によれば、トナー転移部位が現像ロール上のトナーを感光体ドラムの静電潜像に転移させる現像ニップ部であり、現像ニップ部から落下又は飛散したトナーが捕獲手段で捕獲され、トナーが露光装置に蓄積されるのを防止することが可能となる。このような現像ニップの下方側に露光装置を設ける配置は、近年の画像形成装置の小型化指向の中でとり得る効果的な配置である。このような配置は、従来技術では露光装置近傍へのトナー落下に対して清掃部材によるクリーニング以外に確実な手段がなかったが、本発明では落下又は飛散トナーをより確実に捕獲することができ、清掃部材に頼らずに露光装置近傍のトナー汚れを防止できる。
本発明に係る画像形成装置は、上記のように構成したので、トナー転移部位から落下又は飛散するトナーを捕獲手段で確実に捕獲することができ、装置下部に設けられた機能部品にトナーが蓄積することによるトラブルの発生を抑制することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、最初に画像形成装置の構成の概要を説明し、次に、本発明の要部について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の画像形成装置であるフルカラープリンタ1を示す概略構成図である。
このフルカラープリンタ1の内部には、中央よりもやや右上部に、像担持体としての感光体ドラム2が回転可能に配設されている。この感光体ドラム2は表面に感光体層が被覆されており、図示しない駆動手段により、矢印方向に回転駆動される。この感光体ドラム2の表面は、感光体ドラム2の略真下に配置された帯電ロール3によって所定の電位に帯電された後、この感光体ドラム2の真下の離れた位置に配置された露光装置4(ROS:Raster Output Scanner)によって、レーザビームBが露光され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。
感光体ドラム2上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の現像器5Y、5M、5C、5Kを周方向に沿って配置した回転式現像装置5によって現像され、所定の色のトナー像となる。その際、感光体ドラム2の表面には、形成する画像の色に応じて、帯電・露光・現像の各工程が、所定回数だけ繰り返される。回転式現像装置5は、対応する色の現像器5Y、5M、5C、5Kが、感光体ドラム2と対向する現像領域に移動する。例えば、フルカラーの画像を形成する場合、感光体ドラム2の表面には、帯電・露光・現像の各工程が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応して4回繰り返され、感光体ドラム2の表面には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応したトナー像が順次形成される。
感光体ドラム2上に順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、感光体ドラム2の外周に中間転写ベルト6が巻き付けられた一次転写位置において、中間転写ベルト6上に一次転写ロール7によって互いに重ね合わせて転写される。
この中間転写ベルト6上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像は、中間転写ベルト6の矢印方向への移動により二次転写ロール8と対向する二次転写位置に搬送される。そして、トナー像は、所定のタイミングで給紙される記録用紙9上に、二次転写ロール8によって一括して二次転写される。記録用紙9は、フルカラープリンタ1の下部に配置された給紙カセット10からフィードロール12及びリタードロール13によって1枚ずつ捌かれた状態で給紙され、搬送ロール31によって搬送され、レジストロール14によって中間転写ベルト6上に転写されたトナー像と同期した状態で、中間転写ベルト6の二次転写位置へと搬送される。
この中間転写ベルト6は、感光体ドラム2における回動方向の上流側にて中間転写ベルト6のラップ位置を特定するラップインロール15と、先述の一次転写ロール7と、ラップ位置の下流側にて中間転写ベルト6のラップ位置を特定するラップアウトロール16と、装置内の下方側の給紙カセット10に近い位置に配置された張架ロール17と、二次転写ロール8に中間転写ベルト6を介して当接するバックアップロール18と、中間転写ベルト6のクリーニング装置23に対向するクリーニングバックアップロール19とによって、所定の張力で張架されている。この中間転写ベルト6は、感光体ドラム2の回転に伴って従動される。
また、中間転写ベルト6のクリーニング装置23は、クリーニングバックアップロール19によって張架された中間転写ベルト6の表面に圧接するように配置されたクリーニングロール24と、クリーニングロール24の表面に当接するように配置されたスクレーパ25と、ラップインロール15によって張架された中間転写ベルト6の表面に圧接するように配置されたクリーニングブラシ26とを備え、クリーニングロール24とスクレーパ25、およびクリーニングブラシ26によって除去された残留トナーや紙粉は、クリーニング装置23の内部に回収される。なお、クリーニング装置23は、図示しない揺動部材によって中間転写ベルト6から退避可能に支持されており、最終色のトナー像の二次転写が終了するまでは、中間転写ベルト6の表面から離間した位置に退避しているとともに、最終色のトナー像の二次転写が終了すると、中間転写ベルト6の表面に当接するように構成されている。
さらに、中間転写ベルト6からトナー像が転写された記録用紙9は、定着器27へと搬送され、この定着器27によって熱及び圧力でトナー像が記録用紙9上に定着され、排出ロール28によってフルカラープリンタ1の上部に設けられた排出トレイ29上にそのまま排出される。
一方、トナー像の一次転写工程が終了した後の感光体ドラム2の表面は、感光体ドラム2が1回転する毎に、感光体ドラム2の右斜め下方に配置されたクリーニング装置30のクリーニングブレード32によって、残留トナーなどが除去され、次の画像形成工程に備える。クリーニングブレード32によって除去されたトナーは、クリーニング装置30の下部に形成された廃トナーボトル34に貯留される。
なお、感光体ドラム2と中間転写ベルト6は、帯電ロール3やクリーニング装置30などを含めて、一体的に像形成ユニット21を構成しており、フルカラープリンタ1のフロント側(記録用紙9の搬送路側)に設けられた図示しない開閉カバーを開放することによって、像形成ユニット21の全体がフルカラープリンタ1に対して上方に着脱自在となるように構成されている。
また、この実施形態では、現像剤として、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を使用しており、現像器5Y、5M、5C内に貯留されるカラートナーには非磁性トナーが使用されている。なお、現像剤としては、少なくともトナーを含んでいればよく、トナーのみからなる一成分の現像剤を使用しても勿論良い。
図2は、この実施形態に係るフルカラープリンタ1に適用されるクリーニング装置30を示す図であって、図2(A)は断面図、図2(B)は長手方向と直交する方向を裁断した斜視図である。
図1及び図2(A)に示すように、このクリーニング装置30は、感光体ドラム2の下部に配置され、下方部に廃トナーボトル34が設けられている。廃トナーボトル34の回転式現像装置5の側の外壁面36は、現像ロール22から感光体ドラム2にトナーが転移するトナー転移部位A(現像ニップ)の下方側に張り出している。そして、トナー転移部位Aの下方側に位置する側方の壁面37には、下方に行くに従って数段階にほぼ直角に折曲げられた複数の段差38が形成されている。この段差38は、図2(B)に示すように、クリーニング装置30の長手方向のほぼ全幅に形成されている。
図1に示すように、トナー転移部位Aのクリーニング装置30の壁面37より下部には露光装置4が配設されており、レーザビームBを射出する射出口20が感光体ドラム2の長手方向のほぼ全幅に設けられている。この射出口20は、トナー転移部位Aのほぼ真下に位置している。射出口20には保護レンズ20aが取り付けられ、露光装置4の内部にトナーなどが入り込まないように構成されている。
次に、この実施形態のフルカラープリンタ1の作用について説明する。
図1に示すように、このフルカラープリンタ1では、感光体ドラム2が矢印方向に回転すると、帯電ロール3によって感光体ドラム2の表面が所定の電位に帯電され、露光装置4の射出口20から射出されるレーザビームBによって感光体ドラム2の表面が露光され、感光体ドラム2の露光部の電位が低下して静電潜像が形成される。そして、回転式現像装置5と対向するトナー転移部位Aで現像ロール22から所定の極性に帯電されたトナーが感光体ドラム2の静電潜像(電位低下部)に転移して現像が行われる。
その際、現像ロール22からトナーが感光体ドラム2に転移せずに落下又は飛散する場合がある。特に、弱い帯電極性のトナーや逆極性のトナーが感光体ドラム2に転移せずに落下又は飛散してしまう。落下又は飛散したトナーは、トナー転移部位Aの下方に位置するクリーニング装置30の複数の段差38に捕獲される。このため、トナー転移部位Aから落下又は飛散したトナーが露光装置4の保護レンズ20aに付着するのを低減できる。このため、保護レンズ20aのトナー汚れによる露光障害などのトラブルが防止される。
また、複数の段差38は廃トナーボトル34の壁面37を利用しているので、ユーザーが像形成ユニット21を交換する度に、捕獲トナーが機外に排出されるという利点がある。
なお、段差38の数は、フルカラープリンタ1のレイアウトや壁面の傾斜角度、落下トナーの量に応じて適度な数に設定することができる。
また、図2に示すクリーニング装置30の変形例として、図3に示すように、クリーニング装置30に形成された複数の段差38の端面のほぼ全幅に、段差38から上部に突出する返し部材40を取り付けてもよい。返し部材40によって複数の段差38に捕獲されたトナーがこぼれ落ちるのを防止することができ、保護レンズ20aのトナー汚れをよりいっそう低減することができる。
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図4(A)、図4(B)に示すように、このクリーニング装置50は、トナー転移部位A(現像ニップ)の下方側に位置する廃トナーボトル34の壁面52が傾斜しており、この壁面52に略半円形状(下部が円形)に張り出した複数の張出部54が設けられている。この張出部54の上辺部には、窪み部56が形成されている。張出部54は、壁面52にほぼ等間隔で位置をずらして3列配設されている。
このようなクリーニング装置50では、トナー転移部位Aから落下又は飛散したトナーが複数の窪み部56に捕獲される。このため、落下又は飛散したトナーが露光装置4の保護レンズ20aに付着するのを抑制でき(図1参照)、保護レンズ20aのトナー汚れによる露光障害を防止することができる。
なお、窪み部56の数は、フルカラープリンタ1のレイアウトや壁面52の傾斜角度、落下トナーの量に応じて適度な数に設定することができる。
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図5に示すように、このクリーニング装置60は、トナー転移部位A(現像ニップ)の下方側に位置する廃トナーボトル34の壁面64が傾斜しており、この壁面64にスリット66がほぼ等間隔で形成されている。スリット66は、感光体ドラム2の長手方向のほぼ全幅に設けられている(図1参照)。スリット66の裏側は、廃トナーボトル34との間に仕切り板62が形成されて2分割構造となっており、スリット66を抜け落ちたトナーを溜める回収部68が設けられている。
このようなクリーニング装置60では、トナー転移部位Aから落下又は飛散したトナーがスリット66から抜け落ちて回収部68に捕獲される。このため、落下又は飛散したトナーが露光装置4の保護レンズ20aに付着するのを抑制でき(図1参照)、保護レンズ20aのトナー汚れによる露光障害を防止することができる。また、回収部68と廃トナーボトル34との間に仕切り板62が設けられているので、廃トナーボトル34内に貯留されたトナーがスリット66から外部に漏れ出すこともない。
なお、スリット66の数は、フルカラープリンタ1のレイアウトや壁面64の傾斜角度、落下トナーの量に応じて適度な数に設定することができる。
また、図5に示すクリーニング装置60の変形例として、図6に示すクリーニング装置70のように、トナー転移部位A(現像ニップ)の下方側の壁面74に形成されたスリット76に、このスリット76の下部から上方へ突出するルーバー78を設けても良い。これにより、トナー転移部位Aから落下又は飛散したトナーがルーバー78からスリット76に滑り落ち、回収部68に捕獲されやすくなる。
次に、本発明の第4実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図7に示すように、このクリーニング装置70は、トナー転移部位A(現像ニップ)の下方側に位置する廃トナーボトル34の壁面82(外壁面)が傾斜しており、この壁面82に発泡ゴム材84が取り付けられている。発泡ゴム材84には、例えば、発泡ウレタンゴムなどが用いられる。
このようなクリーニング装置70では、トナー転移部位Aから落下又は飛散したトナーが発泡ゴム材84の多数の気泡に捕獲される。このため、落下又は飛散したトナーが露光装置4の保護レンズ20aに付着するのを抑制でき(図1参照)、保護レンズ20aのトナー汚れによる露光障害を防止することができる。
なお、発泡ゴム材84のセル径、発泡密度などの仕様は、フルカラープリンタ1のレイアウトや壁面82の傾斜角度、落下トナーの量に応じて適度な数に設定することができる。
また、壁面82に設ける部材は、トナーを捕獲しやすいものであれば、発泡ゴム材84以外のものであっても良く、例えば、他のセル構造を持つ部材、繊維構造を持つ部材、ウエスなどに使う不織布、又は粘着テープなどでも良い。繊維構造を持つ部材や不織布は繊維の間にトナーを捕獲することができ、また、粘着テープはトナーを粘着剤により付着させることができる。
次に、本発明の第5実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図8に示すように、このフルカラープリンタ100は、感光体ドラム2の下部に図2と同じクリーニング装置30が設けられており、トナー転移部位A(現像ニップ)の下方側に複数の段差38が形成されている。露光装置4の上方であって回転式現像装置5の後方側には、エアフローを形成するファン102が設けられている。このファン102は、フルカラープリンタ100内のエアを矢印で示すようにクリーニング装置30の複数の段差38の方向に緩やかに吹き付けるものである。
このようなフルカラープリンタ100では、ファン102によってフルカラープリンタ100内のエアを複数の段差38に緩やかに吹き付けるので、トナー転移部位Aから落下又は飛散したトナーをより確実に複数の段差38で捕獲することができる。
なお、このフルカラープリンタ100は、図2に示すクリーニング装置30が設けられているが、この構成に限定するものではない。図3〜図7に示すクリーニング装置でも同様に本発明を適用することができる。
なお、上記実施形態は、現像ニップからの落下又は飛散トナーを捕獲する構成であったが、このような構成に限定するものではない。例えば、転写ニップやクリーニングニップ(シールと感光体ドラムまたは中間転写ベルトとのニップ)からの落下又は飛散トナーに対する対策として用いても良い。
また、上記実施形態は、現像ニップの下部に位置し、トナーが付着すると障害が発生する機能を露光装置を例として記述しているが、このような構成に限定するものではない。例えば、異なるレイアウトで、フレームの隙間から記録用紙上にトナーが直接落下するケースに関しても、本発明を適用できる。
本発明の第1実施形態に係るフルカラープリンタを示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係るフルカラープリンタで用いられるクリーニング装置を示す断面図及び斜視図である。 図2に示すクリーニング装置の変形例を示す構成図である。 本発明の第2実施形態に係るフルカラープリンタで用いられるクリーニング装置を示す断面図及び斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るフルカラープリンタで用いられるクリーニング装置を示す断面図である。 図5に示すクリーニング装置の変形例を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係るフルカラープリンタで用いられるクリーニング装置を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係るフルカラープリンタを示す概略構成図である。
符号の説明
1 フルカラープリンタ
2 感光体ドラム
4 露光装置
5 回転式現像装置
6 中間転写ベルト
7 一次転写ロール
8 二次転写ロール
9 記録用紙
20 射出口
20a 保護レンズ
21 像形成ユニット
22 現像ロール
30 クリーニング装置
31 搬送ロール
32 クリーニングブレード
34 廃トナーボトル
36 外壁面
37 壁面
38 段差
40 返し部材
50 クリーニング装置
52 壁面
54 張出部
56 窪み部
60 クリーニング装置
62 仕切り板
64 壁面
66 スリット
68 回収部
70 クリーニング装置
74 壁面
76 スリット
78 ルーバー
82 壁面
84 発泡ゴム材
100 フルカラープリンタ
102 ファン

Claims (12)

  1. 電子写真の作像プロセスでトナーの転移が行われるトナー転移部位の下方側に位置する壁面に、前記トナー転移部位から落下又は飛散したトナーを捕獲する捕獲手段が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記捕獲手段は、前記壁面に形成された段差、又は窪み部であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記捕獲手段は、前記壁面に取り付けられた粘着体であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記捕獲手段は、前記壁面に取り付けられた繊維構造部材であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記繊維構造部材は、不織布で形成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記捕獲手段は、前記壁面に取り付けられたセル構造部材であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記セル構造部材は、発泡ゴムで形成されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記捕獲手段は、前記壁面に形成されたスリットであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記スリットの前記トナー転移部位に対して反対側に、前記スリットから抜け落ちたトナーを溜める回収部が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記捕獲手段は、感光体ドラム一体型カートリッジの壁面に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記トナー転移部位から落下又は飛散したトナーをエアフローによって前記捕獲手段に吹き付ける吹き付け手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記トナー転移部位は、現像ロール上のトナーを感光体ドラムの表面に形成された静電潜像に転移させる現像ニップ部であり、
    前記現像ニップ部及び前記捕獲手段の下方側に、前記感光体ドラムに像光を照射する露光装置が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
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