JP5272624B2 - 廃トナー回収容器及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、廃トナーを回収する廃トナー回収容器及び該廃トナー回収容器を備える画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリやこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像形成装置において、例えば、潜像担持体の表面に所定の静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置によりトナー像として可視像化し、そのトナー像を用紙等の記録媒体に転写した後、潜像担持体表面に残留付着するトナーをクリーニング装置により除去して回収するものが知られている。
現在、上記した潜像担持体表面に残留付着するトナー、すなわち廃トナーを回収するための廃トナー回収容器を備える画像形成装置が普及している。通常、廃トナー回収容器は廃トナーが満杯になると新しい廃トナー回収容器に交換される。この廃トナー回収容器の交換を容易にするために、廃トナー回収容器をトナー容器と合体させて廃棄する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
しかし、廃トナー回収容器の交換は、廃トナー回収容器が壊れたための交換ではない。そのため、廃トナー回収容器自体は再利用が可能であり、再利用することにより省資源につながる。しかし、廃トナー回収容器から廃トナーを抜き出すことは容易ではない。
上記問題を解決するために、満杯検知手段を現像剤の搬送方向下流側の小室に設け、像担持体の寿命に達する前に廃トナーをクリーニング容器から排出する場合があり、廃トナーを抜き取ることが可能な技術が開示されている(例えば、特許文献2)。
特許第3212817号公報 特開2000−75747号公報
しかし、上記特許文献1に記載された発明は、廃トナー回収容器は、トナー容器と同時に交換することとなるため、コストが高くなってしまうという問題があった。また、上記特許文献2に記載された発明は、廃トナーを抜き取る場合に、満杯検知手段が廃トナー抜き取り口の下側にあることで、満杯検知手段に廃トナーが付着し、容器内の全ての廃トナー現像剤を抜くことができず、再利用時にその廃トナーが満杯検知手段に付着し、満杯と誤検知するという問題があった。さらに、満杯検知手段が廃トナーの廃トナー抜き取り口への流れを堰き止め、満杯検知手段付近の廃トナー現像剤を抜き取りにくいという問題もあった。また、上記廃トナー回収容器はプロセスカートリッジと一体であるために感光体の寿命までしか使用することができないという問題があった。
本発明はこのような実情を鑑みてなされたものであり、コストを抑え、且つ廃トナー回収容器内の廃トナーを抜き取る場合に、廃トナーが満杯検知部に付着することや、満杯検知部が廃トナーの流れを堰き止めることがなくなり、廃トナー回収容器内の廃トナーを残すことなくスムーズに抜き取ることが可能な廃トナー回収容器及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の廃トナー回収容器は、画像形成装置に着脱される廃トナー回収容器であって、画像形成装置のクリーニング部から廃トナーを回収する廃トナー回収口と、廃トナー回収容器内の廃トナーが満杯であるかを検知する満杯検知部と、廃トナーを抜き取る廃トナー抜き取り口と、を有し、廃トナー抜き取り口から廃トナーを抜き取る際に、廃トナー抜き取り口、満杯検知部よりも下方に位置するように設けられると共に、廃トナー回収容器の長手方向に対して満杯検知部の反対側に設けられ、廃トナーを均一化する廃トナー搬送部をさらに有し、廃トナー搬送部は、廃トナー搬送部に駆動を付与するためのギアが設けられ、廃トナー抜き取り口は、廃トナー回収容器の長手方向に対してギアの反対側であって、廃トナー搬送部による廃トナーの搬送方向下流側に設けられることを特徴とする。
本発明の廃トナー回収容器は、廃トナー抜き取り口は、廃トナー抜き取り口から廃トナーを抜き取る際に、廃トナー回収口よりも下方に位置するように設けられることを特徴とする。
本発明の廃トナー回収容器は、廃トナー抜き出し口のキャップをさらに有し、キャップは、満杯検知部のカバーとなることを特徴とする。
本発明の廃トナー回収容器は、廃トナー回収口を複数有することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、像担持体に潜像を担持する像担持体と、像担持体表面を帯電する帯電部と、帯電した像担持体表面に画像データに基づいて露光し、静電潜像を書き込む露光部と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを可視像化する現像部と、像担持体表面の可視像を被転写体に転写する転写部と、転写部の下流に設けられ、像担持体表面に接して該像担持体表面をクリーニングするクリーニング部と、上記廃トナー回収容器と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、廃トナー抜き取り口が、満杯検知部よりも下側にあることで、廃トナー回収容器内の廃トナーを抜き取る場合に、廃トナーが満杯検知部に付着することや満杯検知部が廃トナーの流れを堰き止めることがなくなり、廃トナー回収容器内の廃トナーを残すことなくスムーズに抜き取ることが可能となる。
以下に本発明の実施形態の例について、図面を用いて詳細に説明する。尚、以下では、本実施形態に係る画像形成装置として、タンデム方式を採用したフルカラー画像を形成可能な複写機を例に挙げて説明するが、本実施形態に係る画像形成装置としては、図示のものに限定されず、プリンタ、ファクシミリ装置、複合装置等々種々の装置に適用できる。
図1は、本実施形態に係る複写機の全体概略構成例を示す断面図である。図2は、本実施形態に係る複写機の像担持体周辺の構成例を示す断面図である。図1及び図2に示す図を用いて複写機としての基本構成とその動作について説明する。
図示するように、本実施形態に係る複写機は、装置本体100の下部に記録媒体としての用紙を収納する給紙カセット20を配した給紙部を設け、その上方に作像ユニット30、中間転写ベルト10、光書込みユニット4、呼び出しローラ21、レジストローラ22、定着装置23などを備えている。
作像ユニットは、4つあり、像担持体1Y、1M、1C、1K(以下、特に色を特定する必要がなければ像担持体1と言う。)をそれぞれ備えている。本明細書及び図面の記載において、Y、C、M、Kの添え字は、各々イエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの色を示している。中間転写ベルト10は、中間転写体として、複数のローラ11、13に巻き掛けられた可撓性を有する無端ベルトにより構成されている。光書込みユニット4は、各像担持体に潜像を形成する潜像形成装置である。定着装置23は、用紙にトナー像を定着させる。給紙カセット20から定着装置23までの間には、用紙を搬送する搬送経路が形成してあり、図示するように、呼び出しローラ21、レジストローラ22を備えている。
中間転写ベルト10には、ローラ13と対向する部位に2次転写装置となる2次転写ローラ16を搬送経路に臨ませて配設し、ローラ11と対向する部位にベルト表面を清掃するベルトクリーニング装置15を配設している。
作像ユニット30は、この下側走行辺に対向するように、中間転写ベルト10の下方に配設されてあり、各作像ユニットに備えられた像担持体は、中問転写ベルト10に接している。各像担持体1の周辺には、帯電ローラ7、現像ユニット9、クリーニング装置17をそれぞれ配置されている。
尚、本実施形態に係る複写機において、作像ユニットは、基本的には同一構造で構成してあり、例として1つの作像ユニットの構造のみ示している。各作像ユニットにおいて異なるのは、各現像装置9に収納してある現像剤としてのトナーの色が異なるという点である。
光書込みユニット4は、光変調したレーザ光Lを各像担持体1の表面に照射して、像担持体表面に色毎の潜像を形成するものであり、本実施形態に係る複写機では、作像部30の下方に配置している。
また、図1に示すように、装置本体100の上部にはトナーボトル31Y、31M、31C、31K(以下、特に色を特定する必要がなければトナーボトル31と言う。)を有し、通常はトナーボトル31のみの交換でトナーを補給し、像担持体1や帯電ローラ7等のプロセスカートリッジの交換時期にのみプロセスカートリッジ全体を交換する。
尚、図1ではトナーボトル31が各色とも機械上側に配置され、下側にある各色のプロセスカートリッジまでトナーを搬送してトナーを補給する。この様な構成にすることで通常はトナーボトルの交換のみですむため、ユーザーのコストを低減することが可能となる。また、装置の他の部分を開け閉めや出し入れの回数が減るため、シャッタ部等でのトナー飛散が防止できるようになり、メンテナンス性を向上させることも可能となる。
画像形成動作が開始すると、各作像ユニットの像担持体1を図示しない駆動装置によって時計方向に回転駆動し、各像担持体1の表面を帯電ローラ7によって所定の極性に一様に帯電させる。帯電した各像担持体1の表面には、光書込みユニット4からレーザ光Lをそれぞれ照射し、それぞれの表面に静電潜像を形成する。例えば、スキャナ40で読み取った画像を演算装置にて、各像担持体1に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びブラック(K)の色情報に分解した単色の画像情報を用いる。このように形成した静電潜像は、各像担持体1と現像ユニット9の間を通るとき、各現像ユニット9に収納したトナーによってトナー像として可視像化する。
中間転写ベルト10を巻き掛けた複数のローラ11、13のうち1つのローラを、図示していない駆動装置によって反時計方向に回転駆動し、これにより中間転写ベルト10を走行駆動し、他のローラを従動回転させる。このように走行する中間転写ベルト10には、各作像ユニットで形成した各色のトナー像が転写ローラ14によって順次重ねて転写され、中問転写ベルト10の表面にはフルカラーのトナー像が担持される。
トナー像を転写した後の各像担持体1の表面に付着する残留トナーは、クリーニング装置17によって各像担持体1表面から除去され、像担持体1の表面を図示しない除電装置によって除電し、表面電位を初期化して次の画像形成に備えさせる。
一方、給紙トレイ20から給紙した用紙を搬送経路へ送り込み、2次転写ローラ16よりも給紙側に配設したレジストローラ対22によって給紙タイミングをとってローラ13と2次転写ローラ16との対向部に給送する。このとき2次転写ローラ16には、中間転写ベルト10表面のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧を印加し、これによって中間転写ベルト10の表面のトナー像を用紙上に一括して転写する。トナー像の転写を受けた用紙を定着装置23へと搬送し、定着装置23を通過させる際に熱と圧を加え、トナー像を溶融させて定着させる。そして、トナー像が定着した用紙、すなわちプリント済みの用紙を、装置本体100の上部寄りに設けた搬送経路の終端に位置する排出ローラ24へと搬送し、装置本体100の上部に構成した積載部へと排出する。トナー像を用紙に転写した後の中間転写ベルト10上に残留したトナーは、クリーニング装置15より除去される。
上述したような複写機は、4個の作像ユニットを中間転写ベルト10に対向させて設け、中間転写ベルト10に順次各色のトナー像を重ねて転写するため、作像手段が1つで4色の現像装置を持ち、中間転写ベルト上にトナー像を重ねて転写し、その後、用紙に転写する形式のものと比べて、作像時間を大幅に短縮する。
尚、以上の説明は、用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、作像部30の作像ユニットのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2色又は3色の画像を形成したりすることもある。また、本実施形態に係る画像形成装置としてプリンタを用いてモノクロ印刷をする場合には、ブラックの作像ユニットの感光体ドラム1K上にのみ静電潜像を形成して同ユニットによって現像して用紙に転写し、定着装置23で定着すればよい。
作像ユニットは、いわゆるプロセスカートリッジとし、現像ユニット9、クリーニング装置17、帯電ローラ7の少なくとも一つと像担持体1を一体に構成し、画像形成装置本体に着脱可能にしてある。
ところで、本実施形態に係る複写機のプロセスカートリッジは、上述した従来の各種の問題についての対策として、図2に示すように、クリーニング装置17が備える潤滑剤塗布ブラシローラ17aの線速を像担持体1の線速に対して若干異なる早さに設定してある。尚、ここで説明する線速とは、潤滑材塗布ブラシローラ17aが像担持体1の表面に接触している位置での線速を示している。
具体的には、本実施形態では潤滑剤塗布ブラシローラ17aの径はφ12mm、φ30mmの像担持体1に対して1mm食込ませて使用しているので、像担持体1に接触している部分での潤滑材塗布ブラシローラ17aの実質の径はφ10mmとなる。よって、本実施形態で述べる線速は、像担持体1の径φ30mm、潤滑剤塗布ブラシローラ17aの径φ10mmで計算されるものである。当然、潤滑剤塗布ブラシローラ17a単体の外径が同じでも、食込み量の設定(像担持体1と潤滑剤塗布ブラシローラ17aの中心間距離)の設定が変化すれば、ここで述べている潤滑剤塗布ブラシローラ17aの線速も変化するので、適宜好ましい設定を採択するようにすればよい。
潤滑剤塗布ブラシローラ17aをアクリル繊維、ナイロン繊維、PET繊維を用いて構成し、潤滑剤として固形のステアリン酸亜鉛を用い、適正な加圧力で潤滑剤塗布ブラシローラ17aに押し当てた場合、像担持体1の線速に対して潤滑剤塗布ブラシローラ17aの線速を0.8≦X<1又は1<X≦1.3倍程度の範囲に設定するが望ましい。特に、若干速い1<X≦1.3倍程度の範囲に設定するがより望ましい。
また、図2に示すように、潤滑剤塗布ブラシローラ17aが、クリーニングブレード17cの感光体ドラム1の回転方向で上流に位置し、像担持体1上の転写残トナーのクリーニングの補助手段としての役目も発揮できるように構成している。そのため、クリーニング性に優れたコンパクトなプロセスカートリッジとすることが可能となる。
尚、潤滑剤を潤滑剤塗布ブラシローラ17aへ押しつけている付勢部材17eも備えている。
また、本実施形態では潤滑材の消費量を決める手段としてコイルバネ等の付勢部材を用いているが、重力を使う錘などをもちいてもよく、これに限定されるものではない。
(廃トナー回収容器)
図3〜図7は、本実施形態に係る廃トナー回収容器に関連する図である。次に、本実施形態に係る画像形成装置の廃トナー回収容器50について説明をする。本実施形態に係る画像形成装置の廃トナーは、クリーニング手段17の廃トナー排出口から直接廃トナー回収容器50に搬送される。複数の現像装置からなるタンデム式の画像形成装置である場合、廃トナー排出口は、各現像装置の数だけ開いており、廃トナー排出口50に対応した数の廃トナー回収口51が廃トナー回収容器50に備えられている。廃トナー排出口が廃トナー回収口51に入るようにセットすることで、廃トナーを廃トナー回収容器50内に搬送する。
廃トナー回収容器50内には、廃トナー回収容器50内の廃トナーを均一化するための廃トナー搬送部材を設置している。廃トナー搬送部材52は、廃トナー容器外とつながっており、廃トナー搬送手段52に駆動を付与するためのギア55が設置されている。このギア55は画像形成装置本体のモータから駆動を受ける。また、廃トナー回収容器50は、廃トナー回収容器50内の廃トナー量が満杯になったことを検知する廃トナー満杯検知部53を備えている。また、廃トナー抜き取り口は、トナーを抜き取る際に、上記廃トナー満杯検知部53よりも下方になるように構成されている。
(実施形態1)
図3は、本実施形態に係る廃トナー回収容器から廃トナーを抜き取る方法例を示す。図4は、廃トナー満杯検知部が廃トナーによって汚されてしまう場合の例を示す。本実施形態では、図3及び図4に示す図を用いて廃トナー回収容器及び画像形成装置について説明する。尚、図示するように、廃トナー回収容器0の廃トナー抜き取り口54は、廃トナー回収容器0の長手方向に対して満杯検知部53の反対側に位置されている。
廃トナー回収容器50から廃トナーを抜き取る方法として、廃トナー回収容器50に配設されている廃トナー抜き取り口54を開けて、廃トナーを放出する。最も単純な抜き取り方法としては、図3に示すように廃トナーを袋に移す方法が挙がられる。他には、掃除機のような吸引装置を用いて吸い取ることも可能である。このとき廃トナーは重力方向に落ちるので、廃トナー抜き取り口54よりも下側は廃トナーで汚れてしまう可能性が高い。図4に廃トナー満杯検知部が廃トナーで汚れてしまう場合の様子を示す。廃トナー回収容器50の廃トナー抜き取りの排出口54が満杯検知部53よりも上側に配設されているが、廃トナー抜き取り口54が満杯検知部53よりも上側になるように配設されていると、廃トナー回収容器50内の廃トナーを抜く際に、廃トナーが満杯検知部53に付着することや、満杯検知部53が廃トナーの流れを堰き止めることが発生するため、廃トナー回収容器内の廃トナーを抜き取りにくくなる。また、廃トナー抜き取り作業の際に廃トナー満杯検知部53が廃トナーで汚れてしまい、可動片53c等の可動部にトナーが入り込み、正常な動作が出来なくなってしまう可能性がある。
上記廃トナー満杯検知部53は、発光素子53a、受光素子53b、可動片53c、可撓性シール53dを有している。可撓性シール53dは、盛り上げられた廃トナーに押圧されて側面方向向きに撓む。可動片53cは、一端を支軸により回動自在に支持されて側面方向向きに撓んだ可撓性シール53dに押圧されることにより他端側が側面方向に変位する。可撓性シール53dの材質としては、例えば、シリコンゴムが用いられている。
本体ケース内には、本体ケース内に取付けた廃トナー回収容器50の可動片53cが押圧方向に回動したときに、この可動片53cの回動側端部を検知する位置にセンサであるフォトインタラプタが配置されている。
図5は、本実施形態に係る廃トナー回収容器の満杯を検知する例を示す。図5の(a)には、廃トナー回収容器50が満杯であるかを検知する手段の例として、受光素子53bと発光光素子53aを備えたフォトインタラプタを示している。例えば、このフォトインタラプタを用いて、ある量を越えた場合には、発光素子53aと受光素子53bの間に可動片53cが離れ、受光部に光が検知されると受光素子53bに信号入力されることを検知することで満杯を検知してもよい(図5(b))。また、ゴム製の膜53dが廃トナー回収容器50内の廃トナーの圧力で可動片53cを押圧することで、満杯を検知する方法も適用することが可能である。さらに、廃トナーが満杯になるとガラス内に進入することで受光素子への光の入力を妨げることで満杯を検知することも可能である。
また、廃トナー回収容器50から廃トナーが抜き取られ、空状態であることを検出する方法の例としては、画像形成装置が満杯を検知した状態から、空であると検知する(上記の例では、発光素子と受光素子53bの間の可動片53cが移動し受光部を塞がれたことで再び受光素子53bに信号入力される)ときに廃トナー抜き取り済みの廃トナー回収容器50がセットされたとしてもよい。
本実施形態により、廃トナー抜き取り口54が満杯検知部53よりも下側に配置されていることで、廃トナー回収容器50内の廃トナーを抜く際に、廃トナーが満杯検知部53に付着することや、満杯検知部53が廃トナーの流れを堰き止めることがなくなり、廃トナー回収容器50内の廃トナーを残すことなくスムーズに抜き取ることが可能となる。
また、廃トナー回収容器0の廃トナー抜き取り口54が廃トナー回収容器0の長手方向に対して満杯検知部53の反対側に配置されているため、廃トナーを抜き取る際に、満杯検知部53は廃トナー抜き取り口の遠くにあることとなる。これにより、廃トナー抜き取り口54が満杯検知部53のすぐ近くにあることで、廃トナー抜き取り時に、廃トナーが廃トナー回収容器0のケース外部で舞い上がり、舞い上がった廃トナーがケース外部に設けられた満杯検知部53に付着するため、満杯検知部動作不良を起こすという問題を防止し、廃トナーの舞い上がりによる満杯検知部53への廃トナーの付着を抑制することが可能となる。
(実施形態2)
図6は、本実施形態に係る廃トナー回収容器から廃トナーを抜き取る場合の例を示す。本実施形態では、廃トナー搬送部材を備えた廃トナー回収容器から廃トナーを抜き取る場合について、図6に示す図を用いて説明する。
廃トナー回収容器50内の廃トナー搬送手段52は、軸の片方が廃トナー回収容器50の外側に出ており、画像形成装置本体から駆動を受けるギア55が配設されている。上記ギア55は、廃トナー回収容器50の長手方向に対して廃トナー抜き取り口の反対側に位置している。このギア55を回転させることで廃トナー搬送手段52を回転させることができ、廃トナーを攪拌することができる。これにより、廃トナー回収容器50内の廃トナーの流動性が上がり、廃トナーが抜き取り口54より抜き出しやすくなる。ここで、図6に示すように、廃トナー抜き取り口54は、廃トナー抜き取り時に廃トナー回収口51よりも下方に配設されている。
本実施形態により、廃トナー搬送手段を設けたことにより、流動性が向上し、これにより廃トナー回収容器50に衝撃を与える必要もなくなるので、抜き出し時に廃トナーが飛び散ることもなく、容易に廃トナーを抜き出すことが可能となる。
また、廃トナー抜き取り時に、廃トナー回収口が廃トナー抜き取り口よりも上方に位置することで、廃トナー抜き取り時に、廃トナーが廃トナー回収口から噴出すことを抑制することが可能となる。
さらに、廃トナーを抜き取る場合に、ギアは廃トナー抜き取り口の遠くにあるので、廃トナーの舞い上がりによるギアへの廃トナーの付着を抑制することができ、廃トナーがギアへ付着することによる搬送手段の動作不良を防止することが可能となる。
(実施形態3)
図7は、本実施形態に係る廃トナー回収容器の概略構成例を示す。本実施形態では、廃トナー抜き取り口54にキャップを設けた場合の例について、図7の(a)〜(d)に示す図を用いて説明する。
図7の(a)〜(b)に示すように、図7の(b)には、廃トナー抜き取り口54のキャップ54aが設けられている。そして、キャップ54aは、廃トナー満杯検知部53のカバーとなっている。また、図7の(c)に示すように、廃トナー回収容器50の廃トナー抜き取り口54のキャップ54aの廃トナー回収容器外側が凹んでいる。このキャップ54aの凹み側を廃トナー回収容器50の廃トナー満杯検知部53に被せるようにセットすることで、廃トナー満杯検知部53のカバーとなる。廃トナー満杯検知部53をカバーする方法の例を図7の(d)に示す。図示するように、廃トナー回収容器50側に引っ掛け部50aを配設しておき、キャップ54aの端部を引っ掛けるようにする。
本実施形態により、廃トナー満杯検知部が、画像形成装置外部に出された場合に、何かにぶつかったり、汚れたりすることを防ぐことができ、廃トナー回収容器50を再利用しても、確実に次回の廃トナー満杯を検知することが可能となる。さらに、廃トナー抜き取り口54のキャップ54aの紛失を防止することも可能となる。
上述した実施形態1〜3の廃トナー抜き取り容器を備える画像形成装置において、帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも1つと、像担持体と、が一体に構成されている。すなわち、装置本体に着脱可能にしたプロセスカートリッジ形態である。
プロセスカートリッジ形態にすることで、プロセスカートリッジの寿命時や故障時の交換性を向上させることが可能となる。
尚、上記実施形態に示す構成を組み合せることが可能である。この組合せの例を図8に示す。図8に示すように、本実施形態に係る廃トナー回収容器及びそれを備える画像形成装置は、様々な場合に適用することが可能である。
以上好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述した廃トナー回収容器及び画像形成装置に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるということは言うまでもない。
本実施形態に係る画像形成装置の全体概略構成例を示す断面図である。 本実施形態に係る画像形成装置の像担持体周辺の構成例を示す断面図である。 本実施形態に係る廃トナー回収容器から廃トナーを抜き取る方法例を示す図である。 廃トナー満杯検知部が廃トナーによって汚されてしまう場合の例を示す図である。 本実施形態に係る廃トナー回収容器の満杯を検知する例を示す図である。 本実施形態に係る廃トナー回収容器から廃トナーを抜き取る場合の例を示す図である。 本実施形態に係る廃トナー回収容器の概略構成例を示す図である。 本実施形態に係る廃トナー回収容器の様々な構成例を示す図である。
符号の説明
1 像担持体
4 光書込みユニット
7 帯電ローラ
9 現像ユニット
10 中間転写ベルト
11 ローラ
13 ローラ
14 転写ローラ
15 ベルトクリーニング装置
16 2次転写ローラ
17 クリーニング装置
17a ブラシローラ
17b 潤滑剤
17c クリーニングブレード
17d フリッカー
17e 付勢部材
20 給紙カセット
21 呼び出しローラ
22 レジストローラ
23 定着装置
24 排出ローラ
30 作像ユニット
31 トナーボトル
40 スキャナ
50 廃トナー回収容器
50a 引っ掛け部
51 廃トナー回収口
52 廃トナー搬送部
53 廃トナー満杯検知部
53a 発光素子
53b 受光素子
53c 可動片
53d 膜
54 廃トナー抜き取り口
54a キャップ
55 ギア
100 装置本体

Claims (7)

  1. 画像形成装置に着脱される廃トナー回収容器であって、
    前記画像形成装置のクリーニング部から廃トナーを回収する廃トナー回収口と、
    前記廃トナー回収容器内の前記廃トナーが満杯であるかを検知する満杯検知部と、
    前記廃トナーを抜き取る廃トナー抜き取り口と、を有し、
    前記廃トナー抜き取り口から廃トナーを抜き取る際に、前記廃トナー抜き取り口、前記満杯検知部よりも下方に位置するように設けられると共に、廃トナー回収容器の長手方向に対して前記満杯検知部の反対側に設けられ、
    前記廃トナーを均一化する廃トナー搬送部をさらに有し、
    前記廃トナー搬送部は、前記廃トナー搬送部に駆動を付与するためのギアが設けられ、
    前記廃トナー抜き取り口は、廃トナー回収容器の長手方向に対して前記ギアの反対側であって、前記廃トナー搬送部による前記廃トナーの搬送方向下流側に設けられることを特徴とする廃トナー回収容器。
  2. 前記廃トナー抜き取り口は、前記廃トナー抜き取り口から廃トナーを抜き取る際に、前記廃トナー回収口よりも下方に位置するように設けられることを特徴とする請求項1に記載の廃トナー回収容器。
  3. 前記廃トナー抜き出し口のキャップをさらに有し、
    前記キャップは、前記満杯検知部のカバーとなることを特徴とする請求項1又は2に記載の廃トナー回収容器。
  4. 前記廃トナー回収口を複数有することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の廃トナー回収容器。
  5. 像担持体に潜像を担持する像担持体と、
    前記像担持体表面を帯電する帯電部と、
    帯電した前記像担持体表面に画像データに基づいて露光し、静電潜像を書き込む露光部と、
    前記像担持体表面に形成された潜像にトナーを可視像化する現像部と、
    前記像担持体表面の可視像を被転写体に転写する転写部と、
    前記転写部の下流に設けられ、前記像担持体表面に接して該像担持体表面をクリーニングするクリーニング部と、
    前記請求項1から4の何れか1項に記載の廃トナー回収容器と、を有することを特徴とする画像形成装置
  6. 前記クリーニング部を複数有し、
    前記廃トナー回収容器の廃トナー回収口は、前記現像部と同数設けられることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置
  7. 前記帯電部、前記現像部及び前記クリーニング部の少なくとも何れか1つと、前記像担持体と、を一体とし、画像形成装置本体に着脱可能としたことを特徴とする請求項5又は6記載の画像形成装置。
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