JP4997874B2 - 廃棄トナー収容ボックス及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ機又はこれらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置の転写残トナークリーニング装置から排出される廃棄トナーを収容する廃棄トナー収容ボックス、特に廃棄トナー受入れ口部を複数有する廃棄トナー収容ボックスに関する。また、本発明は廃棄トナー収容ボックスを備えた画像形成装置にも関係している。
トナー像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ機又はこれらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置では、通常、感光体のような像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像して可視トナー像を形成し、該可視トナー像を記録紙等の記録媒体に転写し、或いは一旦中間転写ベルト等の中間転写体に1次転写し、該中間転写体から記録媒体に2次転写し、このように記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体に定着させる。
像担持体上に形成されたトナー像が記録媒体或いは中間転写体に転写されたあと像担持体上に残留する転写残トナーや記録媒体粉等は像担持体用の転写残トナークリーニング装置により除去清掃され、中間転写体に1次転写されたトナー像が記録媒体に2次転写されたあと中間転写体上に残留する転写残トナーや記録媒体粉等は中間転写体用の転写残トナークリーニング装置により除去清掃される。
転写残トナークリーニング装置は、画像形成装置が像担持体上のトナー像を記録媒体に直接転写するモノクロ画像形成装置であるときは、通常、像担持体用のものが一つだけであるが、画像形成装置が中間転写体を用いるモノクロ画像形成装置では、像担持体用のものと、中間転写体用のものの、少なくとも二つが採用される。
カラー画像形成装置の場合、クリーニング装置は複数採用される。カラー画像形成装置としては、代表的なものとして所謂4サイクル型カラー画像形成装置や、タンデム型カラー画像形成装置を挙げることができる。
4サイクル型カラー画像形成装置は、感光体ドラム或いは感光体ベルトのような像担持体に対してイエロー現像器、マゼンタ現像器、シアン現像器及びブラック現像器が臨設されており、或いはこれら現像器が回転可能の現像器ラックに搭載され、現像器ラックの回転により各現像器が像担持体に臨むことができるようになっている。
4サイクル型のカラー画像形成装置では、例えば4色の現像器全部を用いてフルカラー画像を形成する場合を例にとると、像担持体上にイエロー色のための静電潜像が形成され、これがイエロー現像器により現像されてイエロートナー像が形成され、該イエロートナー像が像担持体から中間転写体上に1次転写される。さらに、イエロートナー像の形成にひき続いて、同様にして像担持体上にマゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像が順次形成され、これらが、中間転写体上に順次重ねて1次転写される。中間転写体上に1次転写された多重トナー像は、記録媒体上に2次転写され、該記録媒体に定着される。現像器を一つだけ、或いは4つより少ない数だけ用いて画像形成することも可能である。
4サイクル型のカラー画像形成装置では、転写残トナークリーニング装置は、4色の現像器に共通の像担持体用のものと、中間転写体用のものの少なくとも二つが採用される。
タンデム型のカラー画像形成装置では、中間転写体(一般的には回転駆動され、表面が走行する無端の中間転写ベルト)に沿って、それぞれが分担色トナーを用いてトナー像を形成する複数の画像形成ユニットが順次配置されており(例えばイエロー画像形成ユニット、マゼンタ画像形成ユニット、シアン画像形成ユニット及びブラック画像形成ユニットが中間転写体に沿って順次配置されており)、各画像形成ユニットには、感光体のような像担持体、各色用の画像露光装置及び各色用の現像器等が含まれている。
例えば、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの四つの画像形成ユニットを採用するタンデム型カラー画像形成装置において、それら画像形成ユニットの全部を用いてフルカラー画像を形成する場合を例にとると、イエロー画像形成ユニットではそのユニットにおける像担持体上にイエロートナー像が形成されて中間転写体上に1次転写され、マゼンタ画像形成ユニットではそのユニットの像担持体にマゼンタトナー像が形成されて、イエロートナー像に重なるように中間転写体に1次転写され、同様にしてシアン画像形成ユニットによりシアントナー像が、ブラック画像形成ユニットによりブラックトナー像がそれぞれ形成され、中間転写体上に、先行するトナー像に重ねて1次転写される。このように中間転写体上に1次転写された多重トナー像は、記録媒体上に2次転写され、該記録媒体に定着される。画像形成ユニットを一つだけ、或いは4つより少ない数だけ用いて画像形成することも可能である。
このようなタンデム型のカラー画像形成装置では、転写残トナークリーニング装置は、少なくとも各画像形成ユニットの像担持体用のものが一つずつと、中間転写体用のものが一つ採用される。シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの四つの画像形成ユニットを有するタンデム型画像形成装置では、クリーニング装置の数は少なくとも五つである。
いずれのタイプの画像形成装置でも、クリーニング装置により清掃除去されたトナーや記録媒体粉(記録紙を使用するときは紙粉)等は廃棄トナーとして処理されることが多々ある。廃棄トナーとして処理する場合、例えば、クリーニング装置からスクリューコンベア等のコンベアにより排出される廃棄トナーを廃棄トナー収容ボックスに落とし入れて収容する。
このとき、廃棄トナー収容ボックスはその容積をできるだけ全体的に利用してボックス全体に廃棄トナーが満杯状態になるように収容できることが望ましい。
しかし、画像形成装置が複数の転写残トナークリーニング装置を採用するものであるときは、廃棄トナー収容ボックスには該複数のクリーニング装置のそれぞれに対応させて該クリーニング装置の数と同数の廃棄トナー受入れ口部が設けられることがあり、しかも、ボックス本体が該複数の受入れ口部の配列方向に延在する形態であることがある。
例えば、前記のタンデム型カラー画像形成装置では、中間転写体に沿って複数の画像形成ユニットが所定間隔で順次配列されている関係上、通常、廃棄トナー収容ボックスには、各画像形成ユニットの転写残トナークリーニング装置に対応させて、クリーニング装置の数と同数の廃棄トナー受入れ口部と、中間転写体用のクリーニング装置に対応する廃棄トナー受入れ口部の合計複数の廃棄トナー受入れ口部が設けられ、しかも、ボックス本体の形態は該複数の受入れ口部の配列方向に延在する形態である。
このように、廃棄トナー受入れ口部が複数設けられ、ボックス本体の形態が該複数の受入れ口部の配列方向に延在する廃棄トナー収容ボックスでは、何らの処置もしないときは、各受入れ口部からボックス本体内に落下してくる廃棄トナーが各受入れ口部に対応するボックス本体内部位で山なりに堆積し、ボックス内容積中に未だトナーを収容できる余裕が残っているときでも、その山状に堆積したトナーがボックスに設けたトナー満杯検出部により検出され、廃棄トナー満杯状態と判断されてしまい、それだけ空ボックスとの交換周期や、ボックス本体内からのトナーの廃棄処理の周期が短縮され、画像形成装置メインテナンスが煩わしくなる。
この点、特開2004−45451号公報には、タンデム型カラー画像形成装置のための廃棄トナー収容ボックスであって、ボックス本体と、該ボックス本体内のトナー搬送部材とを有し、該ボックス本体は、廃棄トナーを該ボックス本体内へ落とし入れるための廃棄トナー受入れ口部を複数有するとともに該複数の廃棄トナー受入れ口部の配列方向に延在している形態であり、トナー搬送部材は、ボックス本体内のトナー収容上限に沿って設けられているとともに回転駆動され、各廃棄トナー受入れ口部から落下してくる廃棄トナーをボックス本体内で、正方向の回転と逆方向の回転の繰り返しにより拡散させ均す廃棄トナー収容ボックスが記載されている。
また、同公報には、ボックス本体内のトナー収容上限に沿って互いに平行に一対のトナー搬送部材を設け、これらトナー搬送部材を互いに反対方向に回転駆動することで、各廃棄トナー受入れ口部から落下してくる廃棄トナーをボックス本体内で拡散させ均す廃棄トナー収容ボックスも記載されている。
特開2004−45451号公報
しかしながら、特開2004−45451号公報に記載された廃棄トナー収容ボックスのうち、ボックス本体内のトナー収容上限に沿って設けられたトナー搬送部材を正転逆転させる廃棄トナー収容ボックスによると、正転駆動される搬送部材により搬送されるトナーがボック本体の内壁で行き場を失って山状にせり上がりトナー収容上限から溢れたり、逆転駆動される搬送部材により搬送されるトナーがボック本体の反対側の内壁で行き場を失って山状にせり上がりトナー収容上限から溢れる恐れがあるから、そうならないように、常に搬送部材の正逆回転を頻繁に繰り返す必要があるとともに、搬送部材回転方向等を適正な回転方向とするために正転時のトナー堆積状態及び逆転時のトナー堆積状態のそれぞれを何らかの手段で検出すると同時に複雑な回転方向等の制御を要する。
特開2004−45451号公報に記載された廃棄トナー収容ボックスのうち、ボックス本体内のトナー収容上限に沿って平行に一対のトナー搬送部材を設け、これらを互いに反対方向に回転させる廃棄トナー収容ボックスでは、トナー搬送部材を2本設けなければならず、それだけボックス構造が大がかりとなるとともに、2本の搬送部材の制御も複雑化する。
そこで本発明は、トナー像を形成する画像形成装置の複数の転写残トナークリーニング装置から排出される廃棄トナーを収容する廃棄トナー収容ボックスであり、廃棄トナーを収容するためのボックス本体を有し、該ボックス本体は、その中へ廃棄トナーを落とし入れるための順次間隔を開けて配列された、前記クリーニング装置に対応する複数の廃棄トナー受入れ口部を有しているとともに、該複数の廃棄トナー受入れ口部の配列方向に延在する形態を呈している廃棄トナー収容ボックスであって、構造簡単で、廃棄トナーをボックス本体内に簡単に略均一に堆積させてボックス本体内容積の無駄が抑制される状態で収容することができる廃棄トナー収容ボックスを提供することを第1の課題とする。
また本発明は、トナー像を形成する画像形成装置であり、複数の転写残トナークリーニング装置を有しているとともに該複数のクリーニング装置から排出される廃棄トナーを収容する廃棄トナー収容ボックスを有している画像形成装置であって、該廃棄トナー収容ボックスの交換或いは該ボックスからの廃棄トナーの廃棄処理のサイクルが長く、それだけ廃棄トナーに関する画像形成装置メイテンナンス処理が容易である画像形成装置を提供することを第2の課題とする。
前記第1の課題を解決するため本発明は次の第1、第2の廃棄トナー収容ボックスを提供する。
(1)第1の廃棄トナー収容ボックス
トナー像を形成する画像形成装置の複数の転写残トナークリーニング装置から排出される廃棄トナーを収容する廃棄トナー収容ボックスであり、廃棄トナーを収容するためのボックス本体を有し、該ボックス本体は、その中へ廃棄トナーを落とし入れるための順次間隔を開けて配列された、前記クリーニング装置に対応する複数の廃棄トナー受入れ口部を有しているとともに該複数の廃棄トナー受入れ口部の配列方向に延在する形態を呈している廃棄トナー収容ボックスであって、該ボックス本体内の廃棄トナー収容上限に沿って延在して回転駆動されるトナー搬送均し部材と、該ボックス本体内に設けられ、該ボックス本体内が廃棄トナーで満杯状態になると、該満杯状態であることを検出するトナー満杯検出部とを備えており、該トナー搬送均し部材は、螺旋コイル形状に形成された少なくとも一つのコイル部と、該コイル部の回転中心線と平行で該コイル部の半径より大きい回転半径で回転する攪拌棒部とが一体となった部材であり、該コイル部は前記間隔を開けて配列された複数の廃棄トナー受入れ口部のうち少なくとも該配列方向における何れか一方の端にある廃棄トナー受入れ口部に臨むボックス本体内領域に位置しており、該攪拌棒部は前記トナー満杯検出部に臨むボックス本体内領域に位置しており、該トナー満杯検出部は該攪拌棒部の回転半径外側において前記ボックス本体内の廃棄トナー収容上限に臨んでおり、前記トナー搬送均し部材は前記コイル部が前記攪拌棒部の方へ廃棄トナーを搬送するように回転駆動される部材である廃棄トナー収容ボックス。
(2)第2の廃棄トナー収容ボックス
トナー像を形成する画像形成装置の複数の転写残トナークリーニング装置から排出される廃棄トナーを収容する廃棄トナー収容ボックスであり、廃棄トナーを収容するためのボックス本体を有し、該ボックス本体は、その中へ廃棄トナーを落とし入れるための順次間隔を開けて配列された、前記クリーニング装置に対応する複数の廃棄トナー受入れ口部を有しているとともに該複数の廃棄トナー受入れ口部の配列方向に延在する形態を呈している廃棄トナー収容ボックスであって、該ボックス本体内の廃棄トナー収容上限に沿って延在して回転駆動されるトナー搬送均し部材と、該ボックス本体内に設けられ、該ボックス本体内が廃棄トナーで満杯状態になると、該満杯状態であることを検出するトナー満杯検出部とを備えており、該トナー搬送均し部材は、螺旋コイル形状に形成された二つのコイル部と、該二つのコイル部間にあって該コイル部の回転中心線と平行で該コイル部の半径より大きい回転半径で回転する攪拌棒部とが一体となった部材であり、該二つのコイル部のうち一方は、前記間隔を開けて配列された複数の廃棄トナー受入れ口部のうち該配列方向における一方の端にある廃棄トナー受入れ口部に臨むボックス本体内領域に位置しており、該二つのコイル部のうち他方は、前記間隔を開けて配列された複数の廃棄トナー受入れ口部のうち該配列方向における他方の端にある廃棄トナー受入れ口部に臨むボックス本体内領域に位置しており、該二つのコイル部はコイル巻き方向が互いに逆向きであり、該攪拌棒部は前記トナー満杯検出部に臨むボックス本体内領域に位置しており、該トナー満杯検出部は該攪拌棒部の回転半径外側において前記ボックス本体内の廃棄トナー収容上限に臨んでおり、前記トナー搬送均し部材は前記コイル部が前記攪拌棒部の方へ廃棄トナーを搬送するように回転駆動される部材である廃棄トナー収容ボックス。
第1、第2のいずれの廃棄トナー収容ボックスにおいても、トナー搬送均し部材は、そのコイル部が攪拌棒部の方へ廃棄トナーを搬送するように同じ方向に回転駆動される。各廃棄トナー受入れ口部からボックス本体内へ落とし入れられる廃棄トナーは、トナー搬送均し部材へ到達するほどに堆積するまでは、各廃棄トナー受入れ口部の下方においてボックス本体内に下から山状に堆積していく。その山状の堆積がトナー搬送均し部材に達するようになると、回転駆動される該トナー搬送均し部材によりボックス本体内に略均一に堆積するように均される。
さらに説明すると、下方から上へ山状に堆積してきてトナー搬送均し部材のコイル部に達した廃棄トナーは、該コイル部の回転により攪拌棒部及びトナー満杯検出部の方へ搬送され、それによりトナー搬送均し部材の回転中心線の方向において均し堆積させられていく。また、該コイル部は、軸棒上に螺旋羽を設けた形態のものとは異なりコイル内側に空間を有しており断面が円形状を呈している部分でトナーが搬送されるため、コイル部半径方向外側にも廃棄トナーを拡散させることができ、それにより廃棄トナーはトナー搬送均し部材の長手方向だけでなく、該部材の横側へも拡散堆積させられていく。
このとき、トナー搬送均し部材は同じ方向に回転させておけばよく、ボックス本体内の廃棄トナーの堆積状態等に応じて正転逆転させるなどしなくてもよい。また、トナー搬送均し部材は、構造簡単であり、複数本設けてもよいが、必ずしもそうする必要はない。
一方、攪拌棒部は、コイル部の半径より大きい回転半径で回転することで、コイル部にて搬送されてくるなどして攪拌棒部へ触れるように堆積してくる廃棄トナーを大きく攪拌しつつボックス本体断面方向へ拡散させ、均し堆積させることができるとともに、該攪拌棒部の回転半径外側においてボックス本体内廃棄トナー収容上限に臨むトナー満杯検出部に、ボックス本体内に略均一に堆積され、満杯状態となる廃棄トナーを供給して、トナー満杯状態を検出させることができる。
このように本発明に係る第1及び第2の廃棄トナー収容ボックスは、構造簡単で、廃棄トナーをボックス本体内に簡単に略均一に堆積させてボックス本体内容積の無駄が抑制される状態で満杯状態まで収容することができるとともに該満杯状態を検出することができる。
本発明に係る第1の廃棄トナー収容ボックスでは、前記間隔を開けて配列された複数の廃棄トナー受入れ口部のうち該配列方向における何れか一方の端にある廃棄トナー受入れ口部であって、少なくとも該廃棄トナー受入れ口部に臨ませて前記コイル部が配置される該廃棄トナー受け入れ口部は、前記複数のトナー受入れ口部のうち、最も廃棄トナー受入れ量が多い廃棄トナー受入れ口部とすることが好ましい。最も廃棄トナー受入れ量が多い廃棄トナー受入れ口部の下方には、廃棄トナーが大きく山状に突出堆積するからである。
本発明に係る第2の廃棄トナー収容ボックスでは、前記ボックス本体が前記廃棄トナー受入れ口部を三つ以上有している場合、同様の理由で、前記複数の廃棄トナー受入れ口部の配列方向において前記一方の端及び他方の端の、コイル部に臨む廃棄トナー受入れ口部は、他の廃棄トナー受入れ口部より廃棄トナー受入れ量が多いものであることが望ましい。
本発明はまた、前記第2の課題を解決するため、トナー像を形成する画像形成装置であり、複数の転写残トナークリーニング装置を有しているとともに該複数のクリーニング装置から排出される廃棄トナーを収容する廃棄トナー収容ボックスを有している画像形成装置であって、該廃棄トナー収容ボックスが本発明に係る廃棄トナー収容ボックスである画像形成装置を提供する。
本発明に係る画像形成装置は、廃棄トナー収容ボックスとして本発明に係る廃棄トナー収容ボックスを備えており、該ボックスは、廃棄トナーをボックス本体内に簡単に略均一に堆積させてボックス本体内容積の無駄が抑制される状態で満杯状態まで収容することができるので、トナー収容ボックスの交換或いは該ボックスからの廃棄トナーの廃棄処理のサイクルが長く、それだけ廃棄トナーに関する画像形成装置メイテンナンス処理が容易である。
以上説明したように本発明によると、トナー像を形成する画像形成装置の複数の転写残トナークリーニング装置から排出される廃棄トナーを収容する廃棄トナー収容ボックスであり、廃棄トナーを収容するためのボックス本体を有し、該ボックス本体は、その中へ廃棄トナーを落とし入れるための順次間隔を開けて配列された、前記クリーニング装置に対応する複数の廃棄トナー受入れ口部を有しているとともに、該複数の廃棄トナー受入れ口部の配列方向に延在する形態を呈している廃棄トナー収容ボックスであって、構造簡単で、廃棄トナーをボックス本体内に簡単に略均一に堆積させてボックス本体内容積の無駄が抑制される状態で収容することができる廃棄トナー収容ボックスを提供することができる。
また本発明によると、トナー像を形成する画像形成装置であり、複数の転写残トナークリーニング装置を有しているとともに該複数のクリーニング装置から排出される廃棄トナーを収容する廃棄トナー収容ボックスを有している画像形成装置であって、該廃棄トナー収容ボックスの交換或いは該ボックスからの廃棄トナーの廃棄処理のサイクルが長く、それだけ廃棄トナーに関する画像形成装置メイテンナンス処理が容易である画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る廃棄トナー収容ボックスの1例9を備えた本発明に係る画像形成装置の例Aを示している。
図示の画像形成装置Aは、タンデム型のフルカラープリンタである。プリンタAは、駆動ローラ31とこれに対向するローラ32に巻き掛けられた無端中間転写ベルト4を有している。転写ベルト4は、図示省略のベルト駆動部で駆動される駆動ローラ31により図中反時計方向(図中矢印方向)に回転させることができる。
対向ローラ32上の転写ベルト部分には転写ベルト4上の2次転写残トナー等をクリーニグブレードで除去清掃する転写残トナークリーニング装置8が臨んでいる。クリーニング装置8内に溜まる廃棄トナーは後ほど詳述する廃棄トナー収容ボックス9(図2参照)まで延設されたスクリューコンベア81にて該ボックスへ送られる。
駆動ローラ31上の転写ベルト部分には、2次転写ローラ5が臨んでいる。
2次転写ローラ5の表層部は弾性材料で形成されており、図示省略の押圧手段にて中間転写ベルト4に押圧され、中間転写ベルト4との間にニップ部を形成し、中間転写ベルト4の回転に従動して、或いは、後述するように該ニップ部に送り込まれる記録媒体Sの移動に従動して回転する。2次転写ローラ5には、図示省略の2次転写バイアス電源装置から2次転写バイアスを印加することができる。
2次転写ローラ5の下方には、タイミングローラ対6が配置されており、さらにその下方に、図示省略の、記録紙等の記録媒体Sを収容した記録媒体収容カセットが配置されている。記録媒体収容カセットに収容された記録媒体Sは、図示省略の媒体供給ローラにて1枚ずつ引き出してタイミングローラ対6へ供給することができる。
転写ローラ5の上方には定着装置7が配置されている。
定着装置7は本例では図示省略のハロゲンランプヒータ等の熱源を内蔵した定着ローラとこれに圧接される加圧ローラとを含むものである。
記録媒体搬送方向において定着装置7の下流側には図示省略の媒体排出ローラ及び媒体排出トレイ等も設けられている。
中間転写ベルト4を巻き掛けたローラ31、32の間には、転写ベルト4に沿って、ローラ32から31に向けて、イエロー画像形成ユニットY、マゼンタ画像形成ユニットM、シアン画像形成ユニットC及びブラック画像形成ユニットKがこの順序で配置されている。
Y、M、C、Kの各画像形成ユニットは、静電潜像担持体としてドラム型の感光体11を備えており、該感光体の周囲に帯電器2、画像露光装置13、現像器14、1次転写ローラ15、感光体上の1次転写残トナーを除去清掃する転写残トナークリーニング装置16、光除電装置17等がこの順序で配置されている。
各画像形成ユニットにおける感光体11、帯電器2、現像器14、クリーニング装置16及び光除電装置17はカートリッジケースに設けられており、該カートリッジケースとともにプロセスカートリッジを形成している。すなわち、イエロー画像形成ユニットYを形成するためのイエロープロセスカートリッジYC、マゼンタ画像形成ユニットMを形成するためのマゼンタプロセスカートリッジMC、シアン画像形成ユニットCを形成するためのシアンプロセスカートリッジCC、ブラック画像形成ユニットKを形成するためのブラックプロセスカートリッジKCである。
各プロセスカートリッジはプリンタ本体に対し着脱可能である。
1次転写ローラ15は転写ベルト4を間にして感光体11に対向しており、ベルトの走行に従動回転する。1次転写ローラ15には、感光体11上に形成されるトナー像をベルト4へ1次転写するための1次転写バイアスを図示省略の1次転写バイアス電源装置から印加できる。
露光装置13は、図示省略のパーソナルコンピュータ等から提供される画像情報に応じて、レーザービームを用いて感光体11に画像露光を施せるものである。
各画像形成ユニットにおける感光体11は、ここでは負帯電性の感光体であり、図示省略の感光体駆動モータにて図中時計方向回りに回転駆動できる。
各画像形成ユニットにおける帯電器2には、図示省略の帯電用電源から所定のタイミングで電圧を印加できる。
各画像形成ユニットにおける現像器14は、本例では、負帯電性トナーを採用するもので、感光体11上に形成される静電潜像を、図示省略の現像バイアス印加電源装置から現像バイアス電圧が印加される現像ローラ141で反転現像することができる。
各画像形成ユニットにおけるクリーニング装置16は感光体11上の1次転写残トナー等をクリーニグブレードで除去清掃するもので、クリーニング装置16内に溜まる廃棄トナーは後ほど詳述する廃棄トナー収容ボックス9(図2参照)まで延設されたスクリューコンベア161にて該ボックスへ送られる。
プリンタAは、画像形成ユニットY、M、C及びKのうち少なくとも一つを用いて画像形成できる。ブラック画像形成ユニットKは、ブラックトナーを用いてモノクロ画像を形成することが多いことから、他のユニットY、M及びCよりトナーを多く収容できるように現像器14を大きく形成してある。
画像形成ユニットY、M、C及びKのすべてを用いてフルカラー画像を形成する場合を例にとると、先ず、イエロー画像形成ユニットYにおいてイエロートナー像を形成し、これを転写ベルト4に1次転写する。
すなわち、イエロー画像形成ユニットYにおいて、感光体11が図中時計方向に回転駆動され、帯電器2にて表面が一様に所定電位に帯電せしめられた感光体11の該帯電域に画像露光装置13からイエロー画像用の画像露光が施され、感光体11上にイエロー用静電潜像が形成される。この静電潜像はイエロートナーを有する現像器14の現像バイアスが印加された現像ローラ141にて現像されて可視イエロートナー像となり、該トナー像が1次転写ローラ15にて転写ベルト4上に1次転写される。このとき、1次転写ローラ15には図示省略の電源装置から1次転写バイアス電圧が印加される。
同様にして、マゼンタ画像形成ユニットMにおいてマゼンタトナー像が形成されて転写ベルト4に転写され、シアン画像形成ユニットCにおいてシアントナー像が形成されて転写ベルト4に転写され、ブラック画像形成ユニットKにおいてブラックトナー像が形成されて転写ベルト4に転写される。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像はこれらが中間転写ベルト4上に重ねて転写されるタイミングで形成される。
かくして転写ベルト4上に形成された多重トナー像は転写ベルト4の回動により2次転写ローラ5へ向け移動する。
一方、記録媒体Sが図示省略の記録媒体収容カセットから媒体供給ローラにて引き出され、タイミングローラ対6へ供給され、待機している。
タイミングローラ対6のところで待機する記録媒体Sは、中間転写ベルト4にて送られてくる多重トナー像に合わせて、転写ベルト4と2次転写ローラ5とのニップ部に供給され、図示省略の電源装置から2次転写バイアスが印加された2次転写ローラ5にて該多重トナー像が記録媒体S上に2次転写される。
その後記録媒体Sは定着装置7に通され、そこで多重トナー像が加熱加圧下に記録媒体Sに定着される。記録媒体Sはひき続き、図示省略の媒体排出ローラ対等にて排出トレイに排出される。
各画像形成ユニットにおいて、トナー像の1次転写後感光体11上に残留するトナー等はクリーニング装置16により除去清掃され、残留電荷は光除電装置17により消去される。
図1では図示を省略しているが、転写ベルト4や画像形成ユニットより図面上手前側に図2に示す廃棄トナー収容ボックス9が設けられている。
ボックス9は、画像形成ユニットY、M、C、Kの感光体11をクリーニングするクリーニング装置16及び転写ベルト4をクリーニングするクリーニング装置8から送られてくる廃棄トナーを収容するためのボックス本体91を有している。
ボックス本体91は、その中へ廃棄トナーを落とし入れるための順次間隔を開けて配列された、前記クリーニング装置に対応する複数の廃棄トナー受入れ口部8e、Ye、Me、Ce及びKeを有している。口部8eは転写ベルト用クリーニグ装置8から送られてくる廃棄トナーの受入れ口部であり、口部Yeはイエロー画像形成ユニットYの感光体用クリーニング装置16から送られてくる廃棄トナーの受入れ口部である。口部Meはマゼンタ画像形成ユニットMの感光体用クリーニング装置16から送られてくる廃棄トナーの受入れ口部であり、口部Ceはシアン画像形成ユニットCの感光体用クリーニング装置16から送られてくる廃棄トナーの受入れ口部であり、口部Keはブラック画像形成ユニットKの感光体用クリーニング装置16から送られてくる廃棄トナーの受入れ口部である。
ボックス本体91は、それら廃棄トナー受入れ口部の配列方向に長く延在する形態を呈している。
ボックス本体91内には回転駆動されるトナー搬送均し部材92が配置されている。トナー搬送均し部材92は、螺旋コイル形状に形成された二つのコイル部921、922と、該二つのコイル部間にあって該コイル部の回転中心線と平行で該コイル部の半径(コイル部外周円の半径)より大きい回転半径で回転する攪拌棒部923とが一体となった部材である。
トナー搬送均し部材92はボックス本体91内の廃棄トナー収容上限Lに沿って延在するように設けられている。さらに言えば、部材92の回転中心線が該上限Lより略部材回転半径分ほど下方位置をとるように該上限Lに沿って設けられている。一方のコイル部921の外側端にはコイル部921と一体の軸部s1が設けられており、軸部s1はボックス本体91の一方の側壁に設けた軸受B1に回転可能に支持されてボックス本体外へ突出し、その突出部分にギアGが接続されている。
他方のコイル部922の外側端にはコイル部922と一体の軸部s2が設けられており、軸部s2はボックス本体91の他方の側壁に設けた軸受B2に回転可能に支持されている。軸部s1、s2の回転中心線はコイル部921、922及び攪拌棒部923の回転中心線と一致している。
前記ギアGを図示省略の駆動部により回転駆動することでコイル部921、922及び攪拌棒部923は同じ方向に回転する。しかしコイル部921とコイル部922はコイル巻き方向(螺旋方向)が互いに逆向きになっている。トナー搬送均し部材92は、コイル部921及び922がそれぞれ攪拌棒部923の方へトナーを搬送するように回転駆動される。
一方のコイル部921は、間隔を開けて配列された複数の廃棄トナー受入れ口部のうち該配列方向における一方の端にある廃棄トナー受入れ口部8eとその隣にある廃棄トナー受入れ口部Yeに臨むボックス本体内領域に位置している。
他方のコイル部922は、間隔を開けて配列された複数の廃棄トナー受入れ口部のうち該配列方向における他方の端にある廃棄トナー受入れ口部Keとその隣にある廃棄トナー受入れ口部Ceに臨むボックス本体内領域に位置している。
ボックス本体91内には、ボックス本体内に廃棄トナーが満杯状態になるとそれを検出するトナー満杯検出部93が設けられている。検出部93は本例では間隔を開けて配置された発光素子と受光素子を含んでおり、両素子間にトナーが入り込んできて、発光素子から受光素子への投光がトナーで妨げられることでトナー満杯状態を検出するものである。
トナー満杯検出部は廃棄トナー受入れ口部には臨まないように設けることが好ましく、本例では検出部93は両コイル部921、922の間で、廃棄トナー受入れ口部Meには臨まないように、攪拌棒部923の回転半径外側において廃棄トナー収容上限Lに臨んでいる。攪拌棒部923はトナー満杯検出部93に臨むボックス本体内領域に位置している。
トナー満杯検出部は上記のものに限定されることはなく、例えば、満杯状態に堆積した廃棄トナーでアクチュエータが作動し、そのアクチュエータの動きを検出することでトナー満杯状態を検出するようなものでもよい。
以上説明した廃棄トナー収容ボックス9によると、トナー搬送均し部材92は、そのコイル部921、922が攪拌棒部923及びトナー満杯検出部93の方へ廃棄トナーを搬送するように同じ方向に回転駆動される。各廃棄トナー受入れ口部からボックス本体内へ落とし入れられる廃棄トナーは、トナー搬送均し部材92へ到達するほどに下方から堆積してくるまでは、各廃棄トナー受入れ口部の下方においてボックス本体内に山状に堆積していく。図3はその様子を例示している。
前記の複数のクリーニング装置のうちクリーニング装置8は、トナー量の多い多重トナー像についての2次転写残トナーを転写ベルト4から除去清掃するから、このクリーニング装置8から廃棄トナーが搬送されてくる廃棄トナー受入れ口部8eの下方には、図3に示すように他の廃棄トナー受入れ口部の下方より高く廃棄トナーTが堆積する傾向がある。
また、ブラックトナーでモノクロ画像が形成されることが多いことから、ブラック画像形成ユニットYのクリーニング装置16から廃棄トナーが搬送されてくる廃棄トナー受入れ口部Keの下方にも、図3に示すように廃棄トナー受入れ口部Ye、Me、Ceの下方よりは廃棄トナーTが高く堆積する傾向がある。
このようなボックス本体91内の廃棄トナーの山状の堆積がトナー搬送均し部材92に達するようになると、回転駆動されるトナー搬送均し部材92によりボックス本体91内に略均一に堆積するように均される。
さらに説明すると、下方から上へ山状に堆積してきてトナー搬送均し部材93のコイル部921や922に達した廃棄トナーTは、図4に示すように該コイル部の回転により攪拌棒部923及びトナー満杯検出部93の方へ搬送され、それによりトナー搬送均し部材92の回転中心線の方向において均し堆積させられていく。また、コイル部921、922は、軸棒上に螺旋羽を設けた形態のものとは異なりコイル内側に空間を有しており断面が円形状を呈している部分でトナーTを搬送するため、コイル部半径方向外側にも廃棄トナーTを拡散させることができ、それにより廃棄トナーTはトナー搬送均し部材92の長手方向だけでなく、該部材の横側へも拡散堆積させられていく。
このとき、トナー搬送均し部材92は同じ方向に回転させておけばよく、ボックス本体91内の廃棄トナーTの堆積状態等に応じて正転逆転させるなどしなくてもよい。また、トナー搬送均し部材92は、構造簡単である。衝突しないように複数本設けてもよいが、必ずしもそのようにする必要はない。
一方、攪拌棒部923は、コイル部921、922の半径より大きい回転半径で回転することで、コイル部921、922にて搬送されてくるなどして攪拌棒部923へ触れるように堆積してくる廃棄トナーTを大きく攪拌しつつボックス本体内でボックス本体断面方向へ拡散させ、均し堆積させることができるとともに、攪拌棒部923の回転半径外側においてボックス本体内廃棄トナー収容上限Lに臨むトナー満杯検出部93に、ボックス本体内に略均一に堆積され、満杯状態となる廃棄トナーを供給して、トナー満杯状態を検出させることができる。
トナー満杯検出部93がトナー満杯状態を検出すると、その検出信号は、図示省略のプリンタ動作制御部がプリンタ部品にダメージを与えないようにプンリト動作を停止させることに利用できる。
このように廃棄トナー収容ボックス9は、構造簡単で、廃棄トナーTをボックス本体91内に簡単に略均一に堆積させてボックス本体内容積の無駄が抑制される状態で満杯状態まで収容することができるとともにその満杯状態を検出することができる。
またプリンタA全体としてみると、廃棄トナー収容ボックスとして廃棄トナー収容ボックス9を備えており、該ボックス9は、廃棄トナーTをボックス本体91内に簡単に略均一に堆積させてボックス本体内容積の無駄が抑制される状態で満杯状態まで収容することができるので、トナー収容ボックス9の交換或いは該ボックス9からの廃棄トナーの廃棄処理のサイクルが長くなり、それだけ廃棄トナーに関するメイテンナンス処理が容易である。
以上、廃棄トナー収容ボックス9について説明してきたが、本発明に係る廃棄トナー収容ボックスはそれに限定されるものではない。例えば、図5に示す廃棄トナー収容ボックス9’も例示できる。
図5のボックス9’は、図示省略の画像形成装置本体における転写残トナークリーニング装置の数に応じて、ボックス本体91’に廃棄トナー受入れ量の大きい廃棄トナー受入れ口部e’とこれより廃棄トナー受け入れ量の少ない二つの廃棄トナー受入れ口部e”を設け、ボックス本体91’内にトナー搬送均し部材92’を設けたものである。
トナー搬送均し部材92’は一つのコイル部921’とそれに一体的に連続する攪拌棒部923’を有している。なお、図5において、s1はコイル部921’の端に延設した軸部、B1はその軸部を支える軸受、Gは該軸部に接続したトナー搬送均し部材駆動用のギア、s2は攪拌棒部923’の端に延設した軸部、B2はその軸部を支える軸受である。また、93はトナー満杯検出部である。
トナー搬送均し部材92’もボックス本体91’内の廃棄トナー収容上限Lに沿って延在するように設けられている。さらに言えば、部材92’の回転中心線が該上限Lより略部材回転半径分ほど下方位置をとるように該上限Lに沿って設けられている。
コイル部921’は廃棄トナー受入れ口部e’とその隣の廃棄トナー受入れ口部e”に臨むボック本体内領域に配置されており、攪拌棒部923’は、端にある廃棄トナー受入れ口部e”に臨むボック本体内領域に配置されている。攪拌棒部923’はトナー満杯検出部93に臨むボックス本体内領域にあり、検出部93は、廃棄トナー受入れ口部e”には臨まないように、攪拌棒部923’の回転半径外側に位置してトナー収容上限Lに臨んでいる。
このような廃棄トナー収容ボックス9’も、構造簡単で、廃棄トナーをボックス本体91’内に簡単に略均一に堆積させてボックス本体内容積の無駄が抑制される状態で満杯状態まで収容することができるとともにその満杯状態を検出することができる。
本発明は、転写残トナークリーニグ装置から排出されてくる廃棄トナーを収容する廃棄トナー収容ボックス、及び該ボックスを備えた画像形成装置を提供することに利用できる。
本発明に係る廃棄トナー収容ボックスの1例を備えた画像形成装置例の構成の概略を示す図である。 廃棄トナー収容ボックスの概略断面図である。 図2に示す廃棄トナー収容ボックスに未だ満杯でない状態に廃棄トナーが収容されている様子を示す図である。 図2に示す廃棄トナー収容ボックスに満杯状態或いは略満杯状態に廃棄トナーが収容された様子を示す図である。 本発明に係る廃棄トナー収容ボックスの他の例を示す図である。
符号の説明
A プリンタ
Y イエロー画像形成ユニット
M マゼンタ画像形成ユニット
C シアン画像形成ユニット
K ブラック画像形成ユニット
YC、MC、CC、KC プロセスカートリッジ
11 感光体
帯電器
13 画像露光装置
14 現像器
141 現像ローラ
15 1次転写ローラ
16 転写残トナークリーニング装置
161 スクリューコンベア
17 光除電装置
31 駆動ローラ
32 対向ローラ
4 中間転写ベルト
5 2次転写ローラ
6 タイミングローラ対
7 定着装置
8 転写残トナークリーニング装置
81 スクリューコンベア
9、9’ 廃棄トナー収容ボックス
8e、Ye、Me、Ce、Ke,e’、e” 廃棄トナー受入れ口部
91、91’ ボックス本体
92、92’ トナー搬送均し部材
921、921’、922 コイル部
923,923’ 攪拌棒部
s1、s2 軸部
B1、B2 軸受
G ギア
L 廃棄トナー収容上限
T 廃棄トナー
S 記録媒体

Claims (4)

  1. トナー像を形成する画像形成装置の複数の転写残トナークリーニング装置から排出される廃棄トナーを収容する廃棄トナー収容ボックスであり、廃棄トナーを収容するためのボックス本体を有し、該ボックス本体は、その中へ廃棄トナーを落とし入れるための順次間隔を開けて配列された、前記クリーニング装置に対応する複数の廃棄トナー受入れ口部を有しているとともに該複数の廃棄トナー受入れ口部の配列方向に延在する形態を呈している廃棄トナー収容ボックスであって、該ボックス本体内の廃棄トナー収容上限に沿って延在して回転駆動されるトナー搬送均し部材と、該ボックス本体内に設けられ、該ボックス本体内が廃棄トナーで満杯状態になると、該満杯状態であることを検出するトナー満杯検出部とを備えており、該トナー搬送均し部材は、螺旋コイル形状に形成された少なくとも一つのコイル部と、該コイル部の回転中心線と平行で該コイル部の半径より大きい回転半径で回転する攪拌棒部とが一体となった部材であり、該コイル部は前記間隔を開けて配列された複数の廃棄トナー受入れ口部のうち少なくとも該配列方向における何れか一方の端にある廃棄トナー受入れ口部に臨むボックス本体内領域に位置しており、該攪拌棒部は前記トナー満杯検出部に臨むボックス本体内領域に位置しており、該トナー満杯検出部は該攪拌棒部の回転半径外側において前記ボックス本体内の廃棄トナー収容上限に臨んでおり、前記トナー搬送均し部材は前記コイル部が前記攪拌棒部の方へ廃棄トナーを搬送するように回転駆動される部材であることを特徴とする廃棄トナー収容ボックス。
  2. トナー像を形成する画像形成装置の複数の転写残トナークリーニング装置から排出される廃棄トナーを収容する廃棄トナー収容ボックスであり、廃棄トナーを収容するためのボックス本体を有し、該ボックス本体は、その中へ廃棄トナーを落とし入れるための順次間隔を開けて配列された、前記クリーニング装置に対応する複数の廃棄トナー受入れ口部を有しているとともに該複数の廃棄トナー受入れ口部の配列方向に延在する形態を呈している廃棄トナー収容ボックスであって、該ボックス本体内の廃棄トナー収容上限に沿って延在して回転駆動されるトナー搬送均し部材と、該ボックス本体内に設けられ、該ボックス本体内が廃棄トナーで満杯状態になると、該満杯状態であることを検出するトナー満杯検出部とを備えており、該トナー搬送均し部材は、螺旋コイル形状に形成された二つのコイル部と、該二つのコイル部間にあって該コイル部の回転中心線と平行で該コイル部の半径より大きい回転半径で回転する攪拌棒部とが一体となった部材であり、該二つのコイル部のうち一方は、前記間隔を開けて配列された複数の廃棄トナー受入れ口部のうち該配列方向における一方の端にある廃棄トナー受入れ口部に臨むボックス本体内領域に位置しており、該二つのコイル部のうち他方は、前記間隔を開けて配列された複数の廃棄トナー受入れ口部のうち該配列方向における他方の端にある廃棄トナー受入れ口部に臨むボックス本体内領域に位置しており、該二つのコイル部はコイル巻き方向が互いに逆向きであり、該攪拌棒部は前記トナー満杯検出部に臨むボックス本体内領域に位置しており、該トナー満杯検出部は該攪拌棒部の回転半径外側において前記ボックス本体内の廃棄トナー収容上限に臨んでおり、前記トナー搬送均し部材は前記コイル部が前記攪拌棒部の方へ廃棄トナーを搬送するように回転駆動される部材であることを特徴とする廃棄トナー収容ボックス。
  3. 前記画像形成装置は、中間転写ベルトと、当該中間転写ベルト上に複数色のトナーを用いたフルカラートナー画像及びブラックトナーを用いたモノクロ画像を形成可能な、各色トナーに対応する画像形成ユニットを有し、
    前記複数の転写残トナークリーニング装置は、前記中間転写ベルト上の転写残トナー、及び前記各色に対応する画像形成ユニットにおける転写残トナーをそれぞれクリーニングする転写残トナークリーニング装置であり、
    前記ボックス本体は前記廃棄トナー受入れ口部を三つ以上有しており、前記複数の廃棄トナー受入れ口部の配列方向において前記一方の端の廃棄トナー受け入れ口部は前記中間転写ベルトの転写残トナークリーニング装置からの廃棄トナーを受け入れ、他方の端の廃棄トナー受け入れ口部は前記ブラックトナーに対応する画像形成ユニット転写残トナークリーニング装置からの廃棄トナーを受け入れる請求項2記載の廃棄トナー収容ボックス。
  4. トナー像を形成する画像形成装置であり、複数の転写残トナークリーニング装置を有しているとともに該複数のクリーニング装置から排出される廃棄トナーを収容する廃棄トナー収容ボックスを有している画像形成装置であって、該廃棄トナー収容ボックスは、請求項1、2又は3記載の廃棄トナー収容ボックスである画像形成装置。
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