JPH11305623A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11305623A
JPH11305623A JP12669498A JP12669498A JPH11305623A JP H11305623 A JPH11305623 A JP H11305623A JP 12669498 A JP12669498 A JP 12669498A JP 12669498 A JP12669498 A JP 12669498A JP H11305623 A JPH11305623 A JP H11305623A
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JP
Japan
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toner
waste toner
waste
image forming
container
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Application number
JP12669498A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Nagao
佳明 長尾
Kokichi Haga
浩吉 芳賀
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー入口を通して廃トナー容器内に送り込
まれた廃トナーをトナー搬送スクリューによって搬送
し、廃トナー容器内がトナーで満杯となったとき、トナ
ー量検知装置によって、これを検知する廃トナー収容装
置を備えた画像形成装置において、廃トナー容器を画像
形成装置本体から外して、これを傾けたときも、トナー
量検知装置が誤検知しないようにする。 【解決手段】 廃トナー容器35のトナー入口40と、
トナー量検知装置42との間に、遮蔽体45を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成動作時に
発生する廃トナーを収容するための廃トナー収容装置を
備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、プリンタ、ファクシミリ或
いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機など
として構成される画像形成装置においては、像担持体表
面や中間転写体表面に形成されたトナー像を記録媒体に
転写し、そのトナー像の転写後に像担持体表面ないしは
中間転写体表面に付着する転写残トナーをクリーニング
装置によって除去し、その除去した廃トナーを廃トナー
収容装置の廃トナー容器に送り込んで収容している。
【0003】このような廃トナー収容装置として、廃ト
ナー容器内に入り込んだ廃トナーをトナー送り手段によ
って搬送し、廃トナー容器内の廃トナーが広い範囲行き
渡るようにして、廃トナーの収容効率を高めた装置が提
案されている。また廃トナー容器内がトナーで満杯とな
り、又は満杯に近い状態となったとき、これをトナー量
検知装置によって検知し、その事実をオペレータに報
せ、廃トナー容器の交換などの作業をオペレータに促す
ように構成された装置も公知である。
【0004】かかる廃トナー収容装置の廃トナー容器
は、画像形成装置本体に対して直接又は他の要素を介し
て着脱可能に装着されている。その際、廃トナー容器内
の廃トナーが未だ満杯、ないしはこれに近い状態に達し
ていないとき、例えば、画像形成装置本体内の他の要素
を補修し又は交換するなどの目的で、廃トナー容器を画
像形成装置本体から外し、次いで再びこれを画像形成装
置本体にセットすることが通常行われている。このよう
に、廃トナー容器を画像形成装置本体に対して脱着する
とき、その廃トナー容器を傾けるようなことがあると、
その廃トナー容器内の廃トナーが激しく流動し、当該廃
トナーが、トナー量検知装置によりトナー量が検知され
るトナー量検知部の部位に片寄った状態で留まってしま
うことがある。このような状態で廃トナー容器を画像形
成装置本体にセットして使用すると、廃トナー容器内に
は未だ充分にトナーを収容できるスペースが残されてい
るにもかかわらず、トナー量検知装置によって、廃トナ
ー容器内が廃トナーで満杯となり、又はこれに近い状態
となったものとして検知されてしまい、これによってオ
ペレータに無駄な作業を強いたり、経済的なロスが発生
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の欠点を除去した画像形成装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、画像形成動作時に発生する廃トナーを収容
するための廃トナー収容装置を具備し、該廃トナー収容
装置が、廃トナーを収容する廃トナー容器と、該廃トナ
ー容器内に設けられ、廃トナー容器のトナー入口から廃
トナー容器内に入り込んだ廃トナーを搬送するトナー送
り手段と、廃トナー容器内が廃トナーで満杯となり、又
は満杯に近い状態となったことを検知するためのトナー
量検知装置とを有している画像形成装置において、前記
廃トナー容器の内部に、前記トナー入口の側と、前記ト
ナー量検知装置によってトナー量が検知されるトナー量
検知部の側とを仕切ると共に、前記トナー送り手段が貫
通する遮蔽体を設けたことを特徴とする画像形成装置を
提案する(請求項1)。
【0007】その際、上記請求項1に記載の画像形成装
置において、前記トナー送り手段の最下部が、廃トナー
容器の内部全高の1/2の高さレベルか、又はそれより
も上方の領域に位置するように、当該トナー送り部材の
高さ位置を設定すると有利である(請求項2)。
【0008】また、上記請求項1又は2に記載の画像形
成装置において、廃トナー容器の内部を向いたトナー量
検知装置の検知面の高さ方向中心が、廃トナー容器の内
部全高の1/2の高さレベルか、又はそれよりも上方の
高さに位置するように、当該トナー量検知装置の検知面
の高さ位置を設定すると有利である(請求項3)。
【0009】さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに
記載の画像形成装置において、少なくとも前記遮蔽体を
貫通するトナー送り手段部分がトナー搬送スクリューよ
り成り、該トナー搬送スクリューが貫通する遮蔽体部分
の該トナー搬送スクリュー軸線方向幅が、該トナー搬送
スクリューのらせん部のピッチ以上に設定されていると
有利である(請求項4)。
【0010】また、上記請求項1乃至4に記載の画像形
成装置において、少なくとも前記遮蔽体を貫通するトナ
ー送り手段部分がトナー搬送スクリューより成ると共
に、少なくともトナー送り手段の接触する遮蔽体部分が
弾性体より成ると有利である(請求項5)。
【0011】また、上記請求項5に記載の画像形成装置
において、前記遮蔽体部分が、発泡体より成る弾性体に
より構成されていると有利である(請求項6)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って説明し、併せて前述の従来の欠点を図面に即し
てより具体的に明らかにする。
【0013】図1は、カラープリンタとして構成された
画像形成装置の内部構造を示す概略断面図である。ここ
に示した画像形成装置本体1、すなわちその筐体は、床
面などの設置面に不動に載置される固定本体2と、この
固定本体2に回動可能に枢支された回動本体3とから成
り、固定本体2に、複数のプロセス要素を一体的に組付
けて成るプロセスユニット4が着脱可能に装着されてい
る。図2はプロセスユニット4の内部を示す断面図であ
る。
【0014】図1及び図2において、プロセスユニット
4のユニットケース5に回転自在に支持されたローラ
6,7には、像担持体の一例を構成する無端ベルト状の
感光体8が巻き掛けられている。像担持体として、ドラ
ム状の感光体や、誘電体ドラム又は誘電体ベルトなどを
用いることもできる。またこの感光体8に対向した位置
には帯電チャージャ9より成る帯電装置が配置され、こ
の帯電チャージャ9もユニットケース5に支持されてい
る。
【0015】固定本体2には、図1に示すように、レー
ザ書き込みユニット10として構成された露光装置と、
回転型のカラー現像ユニット11と、ブラック現像ユニ
ット12とがそれぞれ支持され、両現像ユニット11,
12によって現像装置が構成されている。カラー現像ユ
ニット11は、イエロー現像器11Y,マゼンタ現像器
11M及びシアン現像器11Cを一体的に組付けたユニ
ットとして構成され、その全体が、固定本体2に回転可
能に支持されている。
【0016】画像形成動作時に、ローラ7が図示してい
ない駆動装置によって回転駆動されることにより、感光
体8は矢印A方向に回転される。このとき、固定本体2
に支持された除電ランプ13より成る除電装置によって
感光体表面が除電作用を受け、次いで帯電チャージャ9
より成る帯電装置によって感光体表面が一様に帯電さ
れ、その帯電面が、レーザ書き込みユニット10から出
射する光変調されたレーザ光L1によって露光され、こ
れによって感光体表面に第1の静電潜像が形成される。
このとき、例えば、カラー現像ユニット11のイエロー
現像器11Yが感光体8の表面に対向して位置し、この
現像器11Yによって上述の第1の静電潜像がイエロー
トナー像として可視像化される。このときブラック現像
ユニット12は感光体8の表面から離間し、現像動作を
行うことはない。
【0017】一方、ユニットケース5には、互いに離間
して配置された適数の、本例では2本の回転ローラ1
4,15が回転自在に支持され、これらの回転ローラ1
4,15には、中間転写体の一例である無端の中間転写
ベルト16が巻き掛けられ、一方の回転ローラ14が図
示していない駆動装置によって駆動されることにより、
中間転写ベルト16が矢印B方向に回転駆動される。こ
の中間転写ベルト16と感光体8は、転写部17の部位
で互いに当接し、この部位における中間転写ベルト16
の裏面側には第1転写手段の一例である転写ブラシ18
の先端が当接し、かかる転写ブラシ18もユニットケー
ス5に支持されている。第1転写手段として転写ローラ
やコロナ放電器などを用いることもできる。
【0018】前述のように感光体8の表面に形成された
イエロートナー像が転写部17に至ったとき、転写ブラ
シ18には、そのトナーと逆極性の電圧が印加され、こ
れによって感光体8表面のトナー像が中間転写ベルト1
6の表面に転写される。このようにトナー像を転写した
後の感光体表面には、転写されずに残されたトナーが付
着しており、かかる転写残トナーは、ユニットケース5
に支持されて先端部を感光体8に圧接されたクリーニン
グブレード19より成る第1クリーニング部材によって
掻き取り除去される。このようにして感光体表面から除
去されたトナー、すなわち廃トナーは、ユニットケース
5に一体に組付けられたトナー受け20内に落下する。
第1クリーニング部材として、ファーブラシなどの他の
適宜な手段を採用することもできる。
【0019】上述のようにして表面を清掃された感光体
表面は再び除電ランプ13により除電作用を受けた後、
帯電チャージャ9によって一様に帯電され、次いでその
帯電面にレーザ書き込みユニット10から出射するレー
ザ光L1を照射され、感光体表面に第2の静電潜像が形
成される。この潜像がカラー現像ユニット11を通ると
き、該ユニット11の回転によって、例えばマゼンタ現
像器11Mが感光体8に対向しており、これによってそ
の第2の静電潜像がマゼンタトナー像として可視像化さ
れる。このトナー像も、先に説明したところと全く同様
に転写ブラシ18の作用によって、先にイエロートナー
像の転写された中間転写ベルト16の表面に、当該イエ
ロートナー像に重ね合されて転写される。マゼンタトナ
ー像を転写した後の感光体8の表面に残留するトナー
も、クリーニングブレード19によって感光体表面から
除去される。
【0020】上述したところと全く同様にして、感光体
表面には、感光体表面に対向したシアン現像器11Cと
ブラック現像ユニット12によって、それぞれシアント
ナー像とブラックトナー像が順次形成され、これらが中
間転写ベルト16の表面に、先に転写されたトナー像に
重ね合せられて順次転写される。感光体表面は、各トナ
ー像の転写ごとに、クリーニングブレード19によって
残留トナーを除去され、その表面が清掃される。このよ
うにして、中間転写ベルト16の表面には、フルカラー
トナー像が形成される。
【0021】一方、固定本体2の下部に配置された給紙
装置の給紙カセット21には、紙又はプラスチックシー
トなどから成る記録媒体22がスタックされ、給紙装置
の給紙ローラ23の回転によって、その記録媒体22が
1枚ずつ矢印C方向に給送される。このようにして給送
された記録媒体22は、回動本体3に回転自在に支持さ
れた搬送ローラ対24とレジストローラ対25によって
搬送され、中間転写ベルト16の表面に形成されたフル
カラートナー像に整合するタイミングで、中間転写ベル
ト16と、これに対置された転写ローラ26との間のニ
ップ部に送り込まれる。このとき転写ローラ26に印加
された、トナーと逆極性の電圧の作用によって、中間転
写ベルト16表面のフルカラートナー像が記録媒体22
の表面に転写される。第2転写手段を構成する転写ロー
ラ26は、回動本体3に回転自在に支持されおり、かか
る第2転写手段としても、コロナ放電器やブラシなどの
適宜な手段を採用することができる。図1に示した例で
は、転写ローラ26へ送られる記録媒体22の搬送経路
が回動本体3に形成されているが、プロセスユニット4
のユニットケース5の壁面により搬送経路を形成するこ
ともできる。
【0022】フルカラートナー像を転写された記録媒体
22は、中間転写ベルト16を離れた後、固定本体2に
支持された定着装置27の定着ローラ29と加圧ローラ
28との間を通り、このとき熱と圧力の作用によって、
そのトナー像が記録媒体22の表面に定着される。定着
装置27を出た記録媒体22は、固定本体2に回転自在
に支持された排紙ローラ対30によって、固定本体上部
の排紙スタック部31に、画像面を下に向けて排出され
る。
【0023】一方、フルカラートナー像を記録媒体22
に転写した後に中間転写ベルト16の表面に付着する転
写残トナーは、中間転写ベルト16の表面に先端部を圧
接したクリーニングブレード32によって掻き取られ、
中間転写ベルト16の表面が清掃される。クリーニング
ブレード32は第2クリーニング部材の一例を構成する
ものであり、かかるクリーニングブレード32は、図2
に示すように、ユニットケース5に揺動自在に支持され
たアーム33に固定され、クリーニングブレード32に
よって中間転写ベルト16から掻き取られた転写残トナ
ー、すなわち廃トナーは、アーム33に固定されたトナ
ー受け34に受け止められる。第2クリーニング部材と
しても、ファーブラシなどの他の適宜な形態のクリーニ
ング部材を採用することができる。
【0024】クリーニングブレード32は、アーム33
の揺動によって中間転写ベルト表面に対して接離自在と
なっていて、中間転写ベルト16の表面に各トナー像が
転写されるとき、クリーニングブレード32は中間転写
ベルト表面から離間している。中間転写ベルト表面のフ
ルカラートナー像を記録媒体22に転写した後、その表
面に付着する転写残トナーを清掃するときだけ、アーム
33の揺動によってクリーニングブレード32の先端部
が中間転写ベルト表面に圧接し、その転写残トナーを掻
き取り除去する。
【0025】以上の説明は、記録媒体22上にフルカラ
ー画像を形成するときの画像形成動作であるが、カラー
現像ユニット11を構成する各現像器及びブラック現像
ユニット12のいずれか1つだけを使用して単色画像を
形成したり、2色又は3色の画像を形成することもでき
る。
【0026】また図示した画像形成装置においては、画
像形成装置本体1の一部を構成する回動本体3が、固定
本体2に対して、枢ピン3Aのまわりに図1における矢
印E方向に回動可能に枢支され、プロセスユニット4
も、その中間転写ベルト16を巻き掛けた一方の回転ロ
ーラ15の中心軸線のまわりに、図1における矢印E方
向に回動可能に枢支されている。このように回動したと
きの回動本体3とプロセスユニット4の一部の様子を、
図1に鎖線で示してある。
【0027】先に説明したように、感光体8と中間転写
ベルト16の表面からは、転写残トナーが各クリーニン
グブレード19,32によってそれぞれ除去される。こ
のように画像形成動作時に発生する廃トナーは、廃トナ
ー収容装置39の廃トナー容器35に後述する如く搬送
されて送り込まれ、この廃トナー容器35に収容され
る。本例の廃トナー容器35は、ユニットケース5の容
器受け部5aに、ほぼ水平を保った状態で、着脱自在に
装着されている。回動本体3とプロセスユニット4を図
1に鎖線で示した開放位置に回動させると、廃トナー容
器35の上方が開放されるので、この廃トナー容器35
をユニットケース5から取り外すことができる。この例
では、廃トナー容器35がプロセスユニット4のユニッ
トケース5に着脱自在に装着され、このユニットケース
5を介して廃トナー容器35が画像形成装置本体1に着
脱可能に装着されているが、廃トナー容器35を画像形
成装置本体1に直に着脱自在に支持するように構成して
もよい。
【0028】上述のように、廃トナー容器35は、画像
形成装置本体1に対して着脱可能に装着されているの
で、その廃トナー容器35内が廃トナーで満杯となり、
又は満杯に近い状態となったとき、廃トナー容器35を
画像形成装置本体1から簡単に外し、新たな空の廃トナ
ー容器を画像形成装置本体1に対して装着することがで
きる。このように廃トナー容器35を交換することがで
きるのであるが、さらに本例の画像形成装置において
は、感光体8の劣化が進み、これが寿命となったような
ときも、回動本体3とプロセスユニット4を図1に鎖線
で示した開放位置に回動させ、そのプロセスユニット4
の全体を新たなものと交換することができる。
【0029】なお、以下の説明では、廃トナー容器35
内が廃トナーで満杯となり、又は満杯に近い状態とな
り、これを交換する必要のある状態になったことを、必
要に応じて、単に廃トナー容器が満杯となり、又はこれ
が寿命となったとして説明することにする。
【0030】ここで、感光体8と中間転写ベルト16の
表面から除去された転写残トナーが廃トナーとして廃ト
ナー容器35に搬送される態様の一例を明らかにする。
【0031】図2に示したクリーニングブレード32
は、中間転写ベルト16の幅方向に長く延び、これに沿
ってトナー受け34が延びているが、かかるトナー受け
34に沿ってトナー搬送スクリュー37が配置されてい
る。このトナー搬送スクリュー37は、画像形成装置本
体1に配置された図示していない駆動装置により、その
中心軸線のまわりに回転駆動され、これによって、クリ
ーニングブレード32により中間転写ベルト16の表面
から掻き取り除去されてトナー受け34に落下した廃ト
ナーを、中間転写ベルト16の幅方向における一方の端
部、本例では図1及び図2の紙面に垂直な方向の手前側
に搬送する。
【0032】このようにして、トナー受け34により案
内されつつ搬送されるトナーの搬送路には、図3にも模
式的に示すように、ユニットケース5の手前側に配置さ
れたトナー搬送ダクト部材36の一端側開口が接続固定
されている。このダクト部材36は、図1に一点鎖線で
示すように、斜め下方に延び、その他端側開口が図2に
示したトナー受け20の手前側端部に接続固定されてい
る。
【0033】トナー受け34に案内されながら、トナー
搬送スクリュー37により手前側へ送られた廃トナー
は、トナー搬送ダクト部材36の一端側開口から、この
ダクト部材36内に入り、その内部を自重によって落下
搬送され、その他端側開口を通してトナー受け20へと
送り込まれる。
【0034】一方、感光体8に圧接するクリーニングブ
レード19も、ベルト状感光体8の幅方向に長く延び、
これに沿ってトナー受け20が長く延びているが、この
トナー受け20に沿って、トナー搬送スクリュー38が
配置されている。このトナー搬送スクリュー38が、画
像形成装置本体側の図示していない駆動装置によって回
転駆動されると、クリーニングブレード19によって感
光体8から除去された廃トナーは、トナー受け20に案
内されながら、トナー搬送スクリュー38の長手方向の
一方の端部側(図1及び図2の手前側の端部)の捕集部
47に寄せ集められる。このとき、中間転写ベルト16
から除去されてトナー搬送ダクト部材36を通して搬送
され、トナー受け20に送り込まれた廃トナーも捕集部
47に集められる。
【0035】上述のように、廃トナーが集められる箇所
に対応したトナー受け20の部分には、トナー排出口5
0(図2)が形成されていると共に、トナー案内管51
が接続固定されている。そして、このトナー案内管51
の下部開口が、廃トナー容器35に形成されたトナー入
口40に合致している。図示した例では、廃トナー容器
35の上壁35aの一部にトナー入口40が形成され、
捕集された廃トナーは、トナー排出口50、トナー案内
管51を通り、トナー入口40を通して廃トナー容器3
5内に送り込まれ、ここに収容される。
【0036】図2及び図3に示すように、廃トナー容器
35の内部に、トナー送り手段の一例であるトナー搬送
スクリュー41が設けられている。このトナー搬送スク
リュー41は、図4に示すように、中心の軸41Aと、
そのまわりに一体に付設され、かつらせん状に延びる羽
根により形成されたらせん部41Bとによって構成され
たスクリューコンベアとして構成されている。なお、前
述のトナー搬送スクリュー37,38も、図4に示すス
クリューと同様に構成されている。図3においては、ト
ナー搬送スクリュー37,38,41を簡略化して示し
てあり、これは、図6、図7、図10及び図11におい
ても同様である。
【0037】廃トナー容器35は感光体8ないしは中間
転写ベルト16の幅方向に長く延びており、トナー搬送
スクリュー41は、その軸41Aの各端部が廃トナー容
器35の長手方向各端壁35b,35cに回転自在に支
持され、その軸41Aが画像形成装置本体に配置された
駆動装置によって回転駆動される。これによって、トナ
ー搬送スクリュー41より成るトナー送り手段は、トナ
ー入口40から廃トナー容器35内に送り込まれた廃ト
ナーTが廃トナー容器35内の長手方向全域に行き渡る
ように、当該トナーTを搬送する。図3に示した例で
は、トナー搬送スクリュー41の羽根のらせん部41B
(図4)の向きは一定となっていて、トナー入口40か
ら送り込まれた廃トナーTは、これと反対の側へ向けて
搬送される。このようにして、トナー入口40から入っ
た廃トナーTがそのトナー入口40の部位で山状に盛り
上がったままとなることを阻止でき、廃トナー容器35
のトナー収容効率を高めることができる。
【0038】図4に示したトナー搬送スクリュー以外の
トナー送り手段を用いることもでき、例えば中心の軸
と、その外周面に形成され、らせん状に延びるねじ山又
はらせん溝から成るらせん部を備えたトナー搬送スクリ
ューや、コイルスプリングと同様に線状材をらせん状に
巻回形成したトナー送り部材や、異なる形態のトナー送
り部材をその長手方向に接続したトナー送り手段などを
用いることもできる。
【0039】トナー搬送スクリュー41は、廃トナーT
を前述の如く搬送するが、その際、そのトナー搬送スク
リュー41が、ほぼ水平な姿勢に保持された廃トナー容
器35の内部の下方に位置していると、トナー搬送スク
リュー41が回転しても、廃トナー容器35の上部領域
にトナーがブリッジ状に固まり、これが良好に搬送され
なくなるおそれがある。
【0040】そこで、本例の画像形成装置においては、
図2に示すように、トナー搬送スクリュー41より成る
トナー送り手段の最下部41aが、廃トナー容器35の
内部全高Hの1/2の高さレベルLか、又はそれよりも
上方の領域に位置するように、そのトナー送り手段の高
さ位置が設定されている。好ましくは、そのトナー送り
手段が、廃トナー容器35の上壁35aの極く近傍に配
置される。
【0041】上記構成によると、トナー搬送スクリュー
41が廃トナー容器35内の上部に位置しているので、
このトナー搬送スクリュー41が回転したとき、廃トナ
ー容器35内の上方領域に廃トナーのブリッジが形成さ
れることはなく、当該廃トナーを廃トナー容器35の長
手方向全域に亘って効率よく搬送することができる。
【0042】廃トナー容器35内が廃トナーで満杯とな
ったとき、すなわちこれが寿命となったときは、前述の
ようにその廃トナー容器35を新たな空の廃トナー容器
と交換する。通常は、その廃トナー容器35の寿命は感
光体8の寿命より短かく、例えば感光体8の寿命の約1
/2程度に設定されている。
【0043】廃トナー容器35が寿命となったとき、そ
の事実をオペレータに報せる必要があり、この目的で、
廃トナー容器35には、図2、図3及び図5に示すよう
に、トナー量検知装置42が設けられ、これによって廃
トナー容器35内がトナーで満杯となったことが検知さ
れ、その検知信号に基づいて、画像形成装置本体の外部
に設けられた表示部にその事実が表示され、オペレータ
は、その表示に従って、先に説明した手順で廃トナー容
器35を交換する。トナー量検知装置42としては、例
えば圧電素子が用いられる。
【0044】その際、図3に示すように、トナー入口4
0を廃トナー容器35の長手方向における一方の端部側
に形成すると共に、その廃トナー容器35の他方の端部
側にトナー量検知装置42を配置することが望ましい。
このようにすれば、トナー入口40から廃トナー容器内
に送り込まれた廃トナーTがトナー搬送スクリュー41
によって一方の端部側から他方の端部側へ搬送され、そ
の搬送された廃トナーの量をトナー量検知装置42によ
って検知することになるので、トナー量検知装置42が
1つであっても、廃トナー容器35内が廃トナーで満杯
となって初めて、その満杯状態を検知でき、満杯状態を
正しく検知することが可能となる。
【0045】仮に、図3に示したトナー入口40の近傍
にトナー量検知装置を設けたとすると、そのトナー入口
40と反対側の廃トナー容器端部側が未だ廃トナーで満
杯となっていない状態で、そのトナー量検知装置がトナ
ーの満杯を検知してしまい、未だ充分にトナーを収容で
きるにもかかわらず、その廃トナー容器を交換してしま
うような不具合が発生する。
【0046】同様な理由によって、トナー量検知装置4
2を、廃トナー容器35の上部領域に設けることが望ま
しい。より具体的には、図2に示すように、廃トナー容
器35の内部を向いたトナー量検知装置42の検知面の
高さ方向中心Dが、廃トナー容器35の内部全高Hの1
/2の高さレベルLか、又はそれよりも上方の高さに位
置するように、そのトナー量検知装置42の検知面の高
さ位置を設定するのである。図示した例では、トナー搬
送スクリュー41の中心軸線と、トナー量検知装置42
の検知面の中心Dがほぼ同じ高さとなっている。
【0047】上述のように、トナー量検知装置42の検
知面を廃トナー容器35の高さに対して上方の領域に配
置すると、廃トナー容器35内の廃トナーが少ないうち
に、その検知装置がトナーの満杯を検知してしまう不具
合を阻止できる。実際に廃トナー容器35が廃トナーで
満杯となったとき、初めてその事実をトナー量検知装置
42が検知するのである。このため、廃トナー容器35
内に最大量の廃トナーを収容し、この状態でその廃トナ
ー容器35を新たなものと交換することができる。
【0048】上述した各構成において用いられるトナー
量検知装置42は、適宜な要素に支持することができ、
例えば廃トナー容器35の側壁35dに固定支持しても
よい。ところが、このようにトナー量検知装置42を廃
トナー容器35に固定すると、廃トナー容器35は交換
部品であるため、その交換のたびに、トナー量検知装置
42も取り換えられ、ユーザに多大な経済的負担を強い
ることになる。
【0049】これに対し、本例の画像形成装置において
は、図2及び図5に示すように、トナー量検知装置42
が、図示していないブラケットを介して、画像形成装置
本体1の側、図の例では固定本体2の側に配置され、廃
トナー容器35が図2に示す如く画像形成装置本体の所
定位置にセットされている状態で、トナー量検知装置4
2の検知面に対応する廃トナー容器35の部分に窓孔4
3が形成され、その窓孔43が薄膜シート44によって
覆われている。薄膜シート44としては、例えば、0.
5mm以下の厚みのゴム又は合成樹脂製の可撓性シートを
用いることができる。
【0050】上記構成によれば、廃トナー容器35が画
像形成装置本体1に対してセットされているときは、ト
ナー量検知装置42の検知面は、薄膜シート44を介し
て廃トナー容器35の内部に対向するので、支障なくト
ナーの満杯を検知することができ、しかも、窓孔43は
薄膜シート44によって覆われているので、廃トナー容
器35内のトナーが窓孔43を通して外部に漏れ出るこ
ともない。
【0051】また廃トナー容器35がトナーで満杯とな
り、これが寿命となったとき、当該廃トナー容器35
を、前述のように画像形成装置本体1に対して外した
際、トナー量検知装置42は画像形成装置本体1の側に
残される。このため、トナー検知装置42まで交換され
ることはなく、その経済性を高めることができる。この
構成の場合には、可撓性シート44の検知面に対向する
部分が、トナー量検知装置42によってトナー量が検知
されるトナー検知部Sとなる。これに対し、トナー量検
知装置を廃トナー容器35に固定し、その検知面を直に
廃トナー容器35の内部に露出させたときは、その検知
面がトナー検知部となる。
【0052】以上のように、本例の画像形成装置は、画
像形成動作時に発生する廃トナーを収容するための廃ト
ナー収容装置39を具備し、その廃トナー収容装置39
が、廃トナーを収容する廃トナー容器35と、その廃ト
ナー容器内に設けられ、該廃トナー容器35のトナー入
口40から廃トナー容器35内に入り込んだ廃トナーT
を搬送するトナー送り手段と、廃トナー容器35内が廃
トナーTで満杯となり、又は満杯に近い状態となったこ
とを検知するためのトナー量検知装置42とを有してい
る。
【0053】また、この廃トナー収容装置39は、廃ト
ナー容器35内の廃トナーTの満杯状態を正しく検知で
きるように、トナー搬送スクリュー41とトナー量検知
装置42の高さ位置が前述のように設定されている。と
ころが、従来の廃トナー収容装置においては、このよう
な構成を採用しても、トナー量検知装置42が廃トナー
の満杯状態を正しく検知できなくなる場合があった。例
えば、回動本体3とプロセスユニット4を図1に鎖線で
示すように開き、固定本体2に装着されたカラー現像ユ
ニット11を固定本体2から外し、又はプロセスユニッ
ト4自体を修理するようなとき、そのプロセスユニット
4を画像形成装置本体1から離脱する。そして、所定の
作業を終えてからそのプロセスユニット4を画像形成装
置本体1にセットするが、このとき、廃トナー容器35
もユニットケース5と共に脱着されるので、その内部の
廃トナーTが激しく流動し、その廃トナーTが、図11
に示すように、トナー量検知部Sの部位に片寄った状態
となることがある。このような状態のまま廃トナー容器
35が画像形成装置本体1に対してセットされると、そ
の廃トナー容器35内に未だ廃トナーを収容できる広い
スペースが残されているときも、トナー量検知装置42
が、トナーの満杯を検知してしまうことになる。このよ
うになれば、表示部にプロセスユニットを交換すべき表
示がなされるので、未だ充分使用できる廃トナー容器3
5が新たな廃トナー容器と交換されることになり、オペ
レータに無駄な作業を強いるだけでなく、多大な経済的
ロスが発生する。
【0054】そこで、本例の画像形成装置においては、
図3及び図6に示すように、廃トナー収容装置39の廃
トナー容器35の内部に、前述のトナー入口40の側
と、トナー量検知装置42によってトナー量が検知され
るトナー量検知部Sの側とを仕切ると共に、前述のトナ
ー送り手段が貫通する遮蔽体45が設けられている。図
示した例では、この遮蔽体45が、廃トナー容器35の
内壁面に固定された板材より成り、その上部に貫通孔4
6が形成され、ここにトナー送り手段の一例であるトナ
ー搬送スクリュー41が貫通して延びている。廃トナー
容器35の内部が、遮蔽体45によって第1の空間W1
と第2の空間W2に仕切られ、これらの空間W1,W2
が上述した貫通孔46によってのみ連通している。ま
た、この遮蔽体45は、できるだけトナー量検知部Sに
近い部位に、好ましくはその極く近傍に設けられている
ことが望ましい。
【0055】上述した構成によると、トナー入口40の
側の第1の空間W1内の廃トナーTは、実質的に、トナ
ー搬送スクリュー41によってのみ、トナー量検知部S
の側の第2の空間W2に移動できるだけである。従っ
て、前述のように可動本体3とプロセスユニット4を開
き、廃トナー容器35と共にユニットケース5を画像形
成装置本体1から離脱し、その廃トナー容器35を大き
く傾けたようなときも、図7に示すように、第1の空間
W1内の廃トナーTは、遮蔽体45によって第2の空間
W2に移動することが阻止される。このため、従来のよ
うに、廃トナー容器35が寿命となっていないにもかか
わらず、廃トナーの満杯が検知されてしまう不具合を阻
止できる。また第2の空間W2の方に、トナー搬送スク
リュー41によって廃トナーが多少送り込まれた状態
で、画像形成装置本体1から離脱した廃トナー容器35
を傾けたときも、その廃トナー容器35が寿命となって
いないときは、第2の空間W2内の廃トナーがトナー量
検知部Sに留まってしまうことを防止できる。トナー搬
送スクリュー41は、遮蔽体45の貫通孔46を通して
延びているので、画像形成動作の経過に伴って、第1の
空間W1に廃トナーが多量に溜まったときは、その廃ト
ナーを、支障なく第2の空間W2に搬送することができ
る。
【0056】ところで、本例の画像形成装置において
は、前述のように、トナー搬送スクリュー41より成る
トナー送り手段の最下部が、廃トナー容器35の内部全
高Hの1/2の高さレベルLか、又はそれよりも上方の
領域に位置するように、トナー送り部材の高さ位置が設
定されている。このため、第1の空間W1内に多量の廃
トナーTが溜まり、その高さがトナー搬送スクリュー4
1に達しなければ、当該廃トナーTは第2の空間W2に
搬送されることはない。廃トナー容器35内の廃トナー
の量がかなり多くならなければ、第2の空間W2には廃
トナーは存在しないのである。このため、廃トナー容器
35を長時間使用し、第2の空間W2に多量の廃トナー
が存在する状態になるまでは、その廃トナー容器35を
画像形成装置本体1から外し、これを大きく傾けても、
廃トナーTがトナー量検知部Sに流動してここに留まる
ことはなく、トナー量検知装置42の誤検知を長期に亘
って防止することができる。
【0057】また、本例の画像形成装置においては、前
述のように、廃トナー容器35の内部を向いたトナー量
検知装置42の検知面の高さ方向中心Dが、廃トナー容
器35の内部全高Hの1/2の高さレベルか、又はそれ
よりも上方の高さに位置するように、当該トナー量検知
装置42の検知面の高さ位置が設定されている。このた
め、第2の空間W2に多少の廃トナーが存在する状態
で、廃トナー容器35を画像形成装置本体1から外して
これを傾けたとしても、その廃トナーTがトナー量検知
部Sに流れてここに留まる不具合を効果的に防止でき、
長期に亘ってトナー量検知装置42の誤検知の発生を阻
止できる。
【0058】また、以上説明した各構成において、遮蔽
体45を貫通するトナー送り手段は、前述のように各種
の態様で構成できるものであるが、少なくとも遮蔽体4
5を貫通するトナー送り手段の部分を、例えば図4に示
した如く軸41Aとこれに一体のらせん部41Bを有す
るトナー搬送スクリュー41により構成し、そのトナー
搬送スクリュー41が貫通する遮蔽体部分の該トナー搬
送スクリュー軸線方向幅を、そのトナー搬送スクリュー
のらせん部41BのピッチP以上に設定すると有利であ
る。例えば、図8に示すように、遮蔽体45を、板状の
本体45Aと、これに形成された貫通孔46(図3)に
同心状に合致するように本体45Aに固定された筒状部
45Bとによって構成し、この筒状部45Bにトナー搬
送スクリュー41を通し、本体45Aの厚さを含めた筒
状部45Bのスクリュー41の軸線方向幅Gを、そのト
ナー搬送スクリュー41のらせん部41BのピッチP
(図4)以上の大きさに設定するのである。
【0059】このように構成すれば、トナー搬送スクリ
ュー41は、その中心の軸41Aと、そのまわりに固定
されたらせん部41Bを有し、これらが遮蔽体45を貫
通する部分を占め、しかもそのらせん部41Bのピッチ
Pがその貫通する部分の幅Gよりも小さいので、トナー
搬送スクリュー41が貫通する遮蔽体45の部分、図8
の例では筒状部45Bの内部と貫通孔46の部分を、ト
ナー搬送スクリュー41が埋めつくすように位置する。
このため、第1の空間W1と第2の空間W2との間のシ
ール性が高められ、廃トナー容器35を画像形成装置本
体から外してこれを傾けたときも、第1の空間W1に存
する廃トナーTが遮蔽体45の貫通孔46とトナー搬送
スクリュー41との間の隙間を通して第2の空間W2に
移動することをより効果的に防止できる。このようにし
て、トナー量検知部Sに廃トナーが流れ込み、ここにそ
のトナーが留まる不具合をより一層効果的に防止するこ
とができる。
【0060】また、以上説明した各構成において、少な
くとも遮蔽体45を貫通するトナー送り手段部分をトナ
ー搬送スクリュー41によって構成すると共に、少なく
ともそのトナー送り手段が接触する遮蔽体部分を弾性体
により構成すると、その弾性体が、トナー搬送スクリュ
ー41の軸41Aからその半径方向に突出したらせん部
41Bの間の溝に入り込むため、上述したシール性を一
層高め、トナー量検知装置42の誤検知の発生をより効
果的に防止することができる。例えば、図9に示すよう
に遮蔽体45の全体を、非発泡の軟質ゴム、又は軟質な
発泡体により構成し、その貫通孔46の径よりも大きな
らせん部外径を有するトナー搬送スクリュー(図9には
示さず)を貫通孔46に通す。これにより、弾性体より
成る遮蔽体45の貫通孔内壁部分は、突出したらせん部
に接触した部分では、らせん部により加圧されて大きく
弾性変形し、その間の部分では、らせん部の間の溝に圧
入した状態で入り込み、これによって、貫通孔46とト
ナー搬送スクリュー41の間の隙間が効果的に塞がれ、
第1の空間W1と第2の空間W2の間のシール性が高め
られる。
【0061】その際、少なくともトナー送り手段が接触
する遮蔽体部分を、発泡体より成る弾性体により構成す
ると、その部分がより軟質で、弾性変形しやすくなるの
で、上述したシール効果をより一層高めることができ
る。
【0062】本発明は、上述した画像形成装置以外の各
種形態の画像形成装置にも適用できる。例えば図10に
示すように、トナー受け20(図2)の底部に設けられ
るトナー搬送スクリュー38を、2つの部分38a,3
8bに分割し、これらの部分38a,38bの羽根のら
せん部の向きを逆にし、かかるトナー搬送スクリュー3
8を回転させることによって、図2に示したクリーニン
グブレード19により感光体8から除去された廃トナー
を、トナー搬送スクリュー38の長手方向中間部の捕集
部47に寄せ集めるようにした画像形成装置にも適用で
きる。この場合も、廃トナーTが集められた箇所に対応
した廃トナー容器35の部位はトナー入口40が形成さ
れ、ここを通して、集められた廃トナーが廃トナー容器
35内に送り込まれるが、この例では、その廃トナー容
器35内のトナー送り手段を構成するトナー搬送スクリ
ュー41も2つの部分141A,141Bから成り、そ
の羽根のらせん部の向きが互いに逆になっていて、廃ト
ナー容器35に送り込まれた廃トナーは、その長手方向
中央部からその各端部の側へ向けて搬送される。そし
て、各端部にトナー量検知装置42のトナー量検知部S
が位置し、その一方、又は両方のトナー量検知装置42
がトナーの満杯を検知したとき、表示部に満杯表示がな
される。
【0063】かかる構成の画像形成装置においても、廃
トナー容器35の内部に、トナー入口40の側と、各ト
ナー量検知装置42によってトナー量が検知されるトナ
ー量検知部Sの側とを仕切ると共に、トナー送り手段が
貫通する2つの遮蔽体45を設け、さらに前述した各構
成を採用することによって、先に説明した各構成の作用
効果をそのまま奏することができる。この例の場合に
は、廃トナー容器35と2つの遮蔽体45によって、1
つの第1の空間W1と、2つの第2の空間W2が区画さ
れる。
【0064】また本発明は、中間転写体を用いることの
ない画像形成装置や、単色画像を形成する画像形成装置
や、プリンタ以外の電子複写機、ファクシミリ、或いは
その複合機などの画像形成装置にも広く適用できるもの
である。
【0065】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、そのトナー収容装置の廃トナー容器を画像形成装置
本体から外したときも、その内部の廃トナーがトナー量
検知部に留まって、トナー量検知装置が誤検知する不具
合の発生を効果的に抑えることができる。
【0066】請求項2及び3に記載の画像形成装置によ
れば、上述した作用効果をより一層確実なものとするこ
とができる。
【0067】請求項4に記載の画像形成装置によれば、
トナー送り手段自体が、これが貫通する遮蔽体部分のシ
ール性を高める働きをなすので、請求項1により奏せら
れる効果をより一層確実なものにすることができる。
【0068】請求項5及び6に記載の画像形成装置によ
れば、遮蔽体の弾性を利用して、トナー送り手段が貫通
する遮蔽体部分のシール性を高めることができるため、
請求項1により奏せられる効果をより一層確実なものに
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略断面図である。
【図2】プロセスユニットの内部構成を示す断面図であ
って、除電ランプと転写ローラとトナー量検知装置を付
加して示した図である。
【図3】廃トナー収容装置と、その廃トナー容器に廃ト
ナーを搬送する装置の原理を説明する説明断面図であ
る。
【図4】トナー搬送スクリューの部分図である。
【図5】廃トナーで満杯状態となった廃トナー容器の垂
直横断面図である。
【図6】廃トナー容器の内部の構造を模式的に示す部分
破断斜視図である。
【図7】遮蔽体の効果を明らかにする説明断面図であ
る。
【図8】筒状部を有する遮蔽体の斜視図である。
【図9】弾性体より成る遮蔽体の斜視図である。
【図10】廃トナー収容装置の他の例を示す、図3と同
様な説明断面図である。
【図11】従来の不具合を説明する、図3と同様な説明
断面図である。
【符号の説明】
35 廃トナー容器 39 廃トナー収容装置 40 トナー入口 41 トナー搬送スクリュー 41a 最下部 41B らせん部 42 トナー量検知装置 45 遮蔽体 D 中心 G 幅 H 全高 L レベル P ピッチ S トナー量検知部 T 廃トナー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成動作時に発生する廃トナーを収
    容するための廃トナー収容装置を具備し、該廃トナー収
    容装置が、廃トナーを収容する廃トナー容器と、該廃ト
    ナー容器内に設けられ、廃トナー容器のトナー入口から
    廃トナー容器内に入り込んだ廃トナーを搬送するトナー
    送り手段と、廃トナー容器内が廃トナーで満杯となり、
    又は満杯に近い状態となったことを検知するためのトナ
    ー量検知装置とを有している画像形成装置において、 前記廃トナー容器の内部に、前記トナー入口の側と、前
    記トナー量検知装置によってトナー量が検知されるトナ
    ー量検知部の側とを仕切ると共に、前記トナー送り手段
    が貫通する遮蔽体を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記トナー送り手段の最下部が、廃トナ
    ー容器の内部全高の1/2の高さレベルか、又はそれよ
    りも上方の領域に位置するように、当該トナー送り部材
    の高さ位置を設定した請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 廃トナー容器の内部を向いたトナー量検
    知装置の検知面の高さ方向中心が、廃トナー容器の内部
    全高の1/2の高さレベルか、又はそれよりも上方の高
    さに位置するように、当該トナー量検知装置の検知面の
    高さ位置を設定した請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記遮蔽体を貫通するトナー
    送り手段部分がトナー搬送スクリューより成り、該トナ
    ー搬送スクリューが貫通する遮蔽体部分の該トナー搬送
    スクリュー軸線方向幅が、該トナー搬送スクリューのら
    せん部のピッチ以上に設定されている請求項1乃至3の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記遮蔽体を貫通するトナー
    送り手段部分がトナー搬送スクリューより成ると共に、
    少なくともトナー送り手段の接触する遮蔽体部分が弾性
    体より成る請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記遮蔽体部分が、発泡体より成る弾性
    体により構成されている請求項5に記載の画像形成装
    置。
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