JP5517103B2 - 作像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

作像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は作像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に係り、特に感光体と、上記感光体の表面を所定の極性に帯電する帯電手段と、上記感光体の表面に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段と、上記感光体の表面と接触し上記感光体の表面をクリーニングするクリーニング手段とを備えた作像ユニットを複数備え、各作像ユニットが黒色及びその他の色の作像を行う作像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
画像形成装置の電子写真プロセスにおいて、良質の画像を出力するために、感光体を安定して均一に帯電させることは重要な課題の1つとなっている。感光体の帯電方法も接触方式、非接触方式とあり、これら下記の表に示すようなメリット及びデメリットがある。
特許文献1にはローラ帯電を非接触で用いる方式が記載されている。即ち、特許文献1には、感光体と微小ギャップを設けることで、非接触のコロナ方式よりもオゾン発生量が少なく、また接触方式のローラ帯電と同等程度のコストで帯電プロセスを可能にするものが記載されている。この帯電装置によれば帯電ローラのクリーニングも接触より容易である。
低価格の画像形成装置には、コスト面から接触方式のローラ帯電を用いる方が非接触方式のコロナ帯電よりも望ましい。しかし、近年は作像ユニットの長寿命化が求められ、その要求に応えるためには感光体ユニットとしては主に、感光体ドラムの膜削れ及び帯電ローラ汚れに起因する画像不良という課題を解決しなければならない。
感光体ドラムの膜削れは、帯電ローラに印加するバイアス、クリーニングブレードの当接圧が関係している。感光体ドラムの膜削れに対しては潤滑剤を塗布することで感光体ドラムの寿命を延ばすことができる。しかし、潤滑剤は帯電ローラの汚れに対しては悪影響を及ぼす。帯電ローラ汚れは感光体ドラムのクリーニングブレードをすり抜けたトナーや潤滑剤が帯電ローラに付着し、その付着した部分の帯電ローラの抵抗が上がり、結果として感光体ドラムが十分に帯電されず、黒スジの画像不良を起こす。帯電ローラの汚れをなくし、画像不良を起こしにくくするためには、前述で紹介した感光体と微小ギャップを設ける非接触の帯電ローラが有効である。
ここで、カラーの画像形成装置に関して、黒色の作像ユニットを他色(イエロー、マゼンタ、シアン)の作像ユニットと違う構成にして、画像形成装置の長寿命を図るものがある。
特許文献2には、感光体は接触帯電手段又は非接触帯電手段と対向し、感光体は複数の機能層が積層されて形成されていると共に、接触帯電手段に対応する静電潜像保持体の各機能層の構成比率と、非接触帯電手段に対応する静電潜像保持体の各機能層の構成比率とは異なるものが記載されている。
また、特許文献3には、感光体のうちの少なくとも1つの感光体にコロナ放電するコロナ帯電機構と、各感光体のうちの少なくとも他の1つの感光体に非接触にて帯電する非接触帯電機構と、を含んでいるものが記載されている。
ここで、各特許文献に記載のものがブラックと他ユニットの構成を変える理由は、使用頻度の多い単色ブラック用の感光体の寿命を残りの感光体と同等に延ばすためである。
ところで、前記各特許文献に記載のものは、ブラックユニットの感光体膜厚を厚くしたり、もしくは感光層の各機能層の構成比率を変えたり、最表層に保護層を有する特徴をもっている。従ってこれらのものでは感光体として黒色と他色とで共通のものを使用できず、感光体の生産設備が二重に必要となるため、コスト上昇を招くこととなる。
また、黒色作像ユニットの帯電装置をコロナ放電装置などの非接触方式で行うと、摩耗に対しては有利に働くが、発生するオゾン等が問題になり、その対策としてオゾンフィルター等が必要になり、コストアップにつながる。さらに、コロナ放電装置等の非接触方式では帯電装置の電源として高印加出力のものが必要になり、その分もコストアップになる。
本発明は上記記述の背景に鑑みてなされたものであり、生産にかかるコストを低減すると共に長寿命の作像装置、特に感光体周りの寿命が長い作像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、
感光体ドラムと、上記感光体ドラムの表面を所定の極性に帯電する帯電手段と、上記感光体ドラムの表面に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段と、上記感光体ドラムの表面と接触し上記感光体ドラムの表面をクリーニングするクリーニング手段とを備えた作像ユニットを複数備え、各作像ユニットが黒色及びその他の色の作像を行う作像装置において、
黒色用作像ユニットの帯電手段は上記感光体ドラムに対して所定のギャップを形成するように近接させて非接触とした帯電ローラを備えて構成され、
該黒色用作像ユニットの帯電ローラは、他色用の作像装置と同一の構成を備えた帯電ローラの端部に、上記感光体ドラムとのギャップを設けるコロ部品を取り付けて構成され、
前記他色用の作像ユニットの帯電手段は上記感光体ドラムに接触する帯電ローラを備えて構成されると共に、
上記黒色用作像ユニットと上記他色用の作像ユニットとが、有機感光体である感光体ドラムを用いており、
上記黒色用作像ユニットには固形潤滑剤を上記感光体ドラムにブラシで塗布する潤滑剤塗布手段を具備している、
ことを特徴とする作像装置である。
請求項の発明は、請求項1に記載の作像装置において、記黒色用作像ユニット及び上記他色用作像ユニットの帯電ローラは、直流成分に交流成分を重畳した電圧が印加されることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は請求項に記載の作像装置において、上記黒色用作像ユニットの潤滑剤塗布機構は上記固形潤滑剤をブラシで削って塗布するものであることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項4に記載の作像装置において、固形潤滑剤は金属石鹸であることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項又は請求項に記載の作像装置において、上記固形潤滑剤はステアリン酸亜鉛であることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1から請求項までの何れか一項に記載の作像装置を構成する記各作像ユニット毎に構成要素を一体化されていると共に、装置本体に対して着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジである。
請求項の発明は、請求項1から請求項までの何れか一項に記載の作像装置又は請求項に記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、各作像ユニットで同じ構成の感光体ドラムを使用するので生産コストを低減できる他、安価な潤滑剤塗布装置を具備することにより、使用頻度の多い黒色用の感光体の寿命を他色の感光体と同等に延ばすことができ、しかも黒色用作像ユニットの帯電装置を非接触にした帯電ローラを備えた構成としたので、発生するオゾン量を増すことがなく、また帯電に印加するバイアスも接触式と同程に抑えることができる。
実施例に係る画像形成装置の構成を示す概略構成図である。 実施例に係る黒色用作像ユニットを示す概略構成図である。 黒色用(ブラック用)作像ユニットの帯電ローラの構成を示す斜視図である。 実施例に係る他色用(カラー用)作像ユニットを示す概略構成図である。
本発明に係る作像装置は、感光体と、上記感光体の表面を所定の極性に帯電する帯電手段と、上記感光体の表面に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段と、上記感光体の表面と接触し上記感光体の表面をクリーニングするクリーニング手段とを備えた作像ユニットを複数備え、各作像ユニットが黒色及びその他の色の作像を行う作像装置において、黒色用作像ユニットの帯電手段は感前記光体に対して所定のギャップを形成するように近接させて非接触とした帯電ローラを備えて構成され、この黒色用作像ユニットより上流側に配置された他の色用の作像ユニットの帯電手段は前記感光体に接触する帯電ローラを備えて構成されると共に、前記黒色用作像ユニットには潤滑剤を前記感光体に塗布する潤滑剤塗布手段を具備している。
本発明によれば、各作像ユニットで同じ構成の感光体ドラムを使用するので生産コストを低減できる他、安価な潤滑剤塗布装置を具備することにより、使用頻度の多い黒色用の感光体の寿命を他色の感光体と同等に延ばすことができ、しかも黒色用作像ユニットの帯電装置を非接触にした帯電ローラを備えた構成としたので、発生するオゾン量を増すことがなく、また帯電に印加するバイアスも接触式と同程に抑えることができる。即ち、黒色用作像ユニットと、他色作像ユニットに使用される感光体ドラムを共通のものとすることで、生産コストを低減できる。また、黒色用作像ユニットには、感光体表面に潤滑剤を塗布して帯電からのハザードやクリーニングブレードからのストレスを軽減して感光体の寿命を延ばしている。その副作用として現れる帯電ローラ汚れに対しては、感光体と帯電ローラとの間に微小ギャップを設けることで対処している。また、所定ギャップを形成するように近接させているので、発生するオゾン量も、また帯電に印加するバイアスも接触式と同程度に抑えることができる。一方、他色の作像ユニットは潤滑剤の塗布機構を備えず、接触式の帯電ローラを使うことで、低い帯電電圧で使用し、感光体への影響を軽減できる。
また、本発明の作像装置において、感光体ドラムは有機感光体とすることができる。本例によれば、感光体ドラムが安価に生産できるので作像装置のコストを低減することができる。
また、本発明の作像装置において、前記黒色用作像ユニット及び他色用作像ユニットの帯電ローラは、直流成分に交流成分を重畳した電圧が印加されるものとできる。DC帯電方式は帯電均一性に劣るため画質の維持に不利であり、これに対して、AC重畳帯電は帯電均一性に優れているため画質の維持に有利という点にある。その一方で、AC重畳帯電方式は放電量が多いため、感光体の感光層などの摩耗を促進させやすく、また放電生成物の発生による画質低下が起こりやすいことが知られている。このため、本例よれば、安定して高品質の画像を形成することができる
また、本発明の作像装置において、黒色用作像ユニットの潤滑剤塗布機構は固形潤滑剤をブラシで削って塗布することができる。ブラシを用いた固形潤滑剤の塗布機構は構成が単純で部品点数も少ないため、安価な構成で長寿命化を実現することができる。
また、本発明の作像装置において、固形潤滑剤は金属石鹸とすることができ、また、固形潤滑剤はステアリン酸亜鉛とすることができる。
また、本発明の作像装置において、前記黒色用作像ユニットの帯電ローラは、他色用作像装置と同一の構成を備えた帯電ローラの端部に、感光体とのギャップを設けるコロ部品を取り付けて構成することができる。本例によれば、黒色用作像ユニットに使用する非接触の帯電ローラを他色用作像ユニットに使用する接触式の帯電ローラの端部にコロ部品を取り付けるだけで製造できるので、帯電ローラの生産設備は異なるものを設ける必要がなく帯電ローラのコストダウンが図れ、ひいては作像装置を安価に製造できる。
また、本発明に係るプロセスカートリッジは、前記作像装置を構成する前記各作像ユニット毎に構成要素を一体化されていると共に、装置本体に対して着脱自在としたものである。
そして、本発明に係る画像形成装置は、前記作像装置又は前記プロセスカートリッジを備えたものである。
以下実施例に係る画像形成装置としての複写機の基本構成とその動作を図面に基づいて説明する。図1は実施例に係る画像形成装置の構成を示す概略構成図。図2は実施例に係る黒色用作像ユニットを示す概略構成図、図3は実施例に係る他色用作像ユニットを示す概略構成図、図4は黒色用作像ユニットの帯電ローラの構成を示す斜視図である。
本実施例に係る画像形成装置は、装置本体100の下部に記録材としての用紙を収納する給紙カセット20を配した給紙部を設け、その上方に作像部30を配置した構成を備える。作像部30は、像担持体である感光体ドラム1Y、1M、1C、1K(以下、特に色を特定する必要がなければ感光体ドラム1と言う。)を備えた4個の作像ユニット5Y,5M,5C,5Kと、複数のローラ11、12、13に巻き掛けられた可撓性を有する無端ベルトにより構成した中間転写体としての中間転写ベルト10と、各像担持体に潜像を形成する潜像形成装置である光書込みユニット4と、用紙にトナー像を定着させる定着装置23等が配置されている。給紙カセット20から定着装置23までの間には、用紙を搬送する搬送経路が形成してある。図中21は呼び出しローラ、22はレジストローラを示している。
中間転写ベルト10のローラ11とローラ12の間は、前記中間転写ベルト10の下部側ベルト走行辺に相当している。中間転写ベルト10には、ローラ13と対向する部位に2次転写装置となる2次転写ローラ16を搬送経路に臨ませて配設し、ローラ11と対向する部位にベルト表面を清掃するベルトクリーニング装置15が配設してある。
作像部30は、この下側走行辺に対向するように配置することで、中間転写ベルト10の下方に配設してある。各作像ユニットは、中間転写ベルト10に接する感光体ドラム1をそれぞれ備えている。各感光体ドラム1の周りには、帯電手段7、現像器9、クリーニング装置17がそれぞれ配置してある。各感光体ドラム1が中間転写ベルト10に接する位置における中間転写ベルト10の内側には、1次転写を行う転写装置としての転写ローラ14がそれぞれ設けてある。
なお本例において、カラーの作像ユニット5Y,5M,5Cは、基本的には同一構造で構成してあり、図3にはイエロー(Y)1つの作像ユニット5Yの構造のみ示してある。黒色(ブラック)の作像ユニット5Kが他色(カラー)の作像ユニット5Y,5M,5Cと異なる点は、帯電ローラ7と感光体ドラム1Kとの間に微小なギャップgを設けていることと、潤滑剤塗布機構を具備している点である。
光書込みユニット4は、光変調したレーザ光Lを各感光体ドラム1の表面に照射して、像担持体表面に色毎の潜像を形成するものであり、本形態では、作像部30の下方に配置してある。
また図1に示すように、装置本体100の上部にはトナーボトル31Y、31M、31C、31K(以下、特に色を特定する必要がなければトナーボトル31と言う。)を有し通常はトナーボトル31のみの交換でトナーを補給し、感光体ドラム1や帯電ローラ7等のプロセスカートリッジの交換時期にのみプロセスカートリッジ全体を交換する。
なお図1においてはトナーボトル31が各色とも機械上側に配置され、下側にある各色のプロセスカートリッジまでトナーを搬送してトナーを補給する構成となっている。このような構成にすることで通常はトナーボトルの交換のみですむため、ユーザーのコストを低減できるようになる。また装置の他の部分を開け閉めや出し入れの回数が減るためにシャッタ部等でのトナー飛散が防止できるようになり、メンテナンス性の向上を図り得る。
画像形成動作が開始すると、各作像ユニットの感光体ドラム1を図示しない駆動装置によって時計方向に回転駆動し、各感光体ドラム1の表面を帯電ローラ7によって所定の極性に一様に帯電させる。帯電した各感光体ドラム1の表面には、光書込みユニット4からレーザ光Lをそれぞれ照射し、それぞれの表面に静電潜像を形成する。このとき、例えばスキャナ40で読み取った画像を演算装置にて、各感光体ドラム1に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように形成した静電潜像は、各感光体ドラム1と現像器9の間を通るとき、各現像器9に収納したトナーによってトナー像として可視像化する。
中間転写ベルト10を巻き掛けた複数のローラ11、12、13のうち1つのローラを、図示していない駆動装置によって反時計方向に回転駆動し、これにより中間転写ベルト10を走行駆動し、他のローラを従動回転させる。このように走行する中間転写ベルト10には、各作像ユニットで形成した各色のトナー像が転写ローラ14によって順次重ねて転写され、中間転写ベルト10の表面にはフルカラーのトナー像が担持される。
トナー像を転写した後の各感光体ドラム1の表面に付着する残留トナーは、クリーニング装置17によって各感光体ドラム1表面から除去し、感光体ドラム1の表面を図示しない除電装置によって除電し、表面電位を初期化して次の画像形成に備えさせる。
一方、給紙カセット20から給紙した用紙を搬送経路へ送り込み、2次転写ローラ16よりも給紙側に配設したレジストローラ対22によって給紙タイミングをとってローラ13と2次転写ローラ16との対向部に給送する。このとき2次転写ローラ16には、中間転写ベルト10表面のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧を印加し、これによって中間転写ベルト10の表面のトナー像を用紙上に一括して転写する。トナー像の転写を受けた用紙を定着装置23へと搬送し、定着装置23を通過させる際に熱と圧を加え、トナー像を溶融させて定着させる。そして、トナー像が定着した用紙、即ちプリント済みの用紙は、装置本体100の上部寄りに設けた搬送経路の終端に位置する排出ローラ24へと搬送し、装置本体100の上部に構成した積載部へと排出する。トナー像を用紙に転写した後の中間転写ベルト10上に残留したトナーはベルトクリーニング装置15より除去する。
また、ベルトクリーニング装置15及び各作像ユニット5Y,5M,5C,5K内のクリーニング装置17(図2及び図3参照)で除去されたトナーは搬送コイル17b(同)によって搬送され、廃トナー回収容器50に回収される。
このように構成した複写機は、4個の作像ユニット5Y,5M,5C,5Kを中間転写ベルト10に対向させて設け、中間転写ベルト10に順次各色のトナー像を重ねて転写するため、作像手段が1つで4色の現像装置を持ち、中間転写ベルト上にトナー像を重ねて転写し、その後用紙に転写する形式のものと比べて、作像時間を大幅に短縮する。また、装置本体100の上部に積載部が構成してあるので、装置本体100から積載部が周囲に飛び出ることがなく、設置面積や占有面積が小さくなる。
なお以上の説明は、用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、作像部30の作像ユニット5Y,5M,5C,5Kの何れか1つを使用して単色画像を形成したり、2色又は3色の画像を形成したりすることもある。また、本形態のプリンタを用いてモノクロ印刷をする場合には、ブラックの作像ユニット5Kの感光体ドラム1K上にのみ静電潜像を形成して同ユニットによって現像して用紙に転写し、定着装置23で定着すればよい。
また各作像ユニット5Y,5M,5C,5Kは、プロセスカートリッジとして構成され、感光体ドラム1、現像器9、クリーニング装置17、帯電ローラ7が一体として構成されている。
次に各作像ユニットについて説明する。まず黒色用作像ユニット5Kについて説明する。黒色用作像ユニット5Kは、図2に示すように、感光体ドラム1に対抗して現像器9が配置され、クリーニング装置17内に潤滑剤塗布機構18とクリーニングブレード17a及び搬送コイル17bが配置され、その下流側には帯電手段7として微小ギャップgを隔てて帯電ローラ7aが配置されている。潤滑剤塗布機構18は、潤滑剤塗布ブラシローラ18aと、固形潤滑剤18b及び固形潤滑剤18bを押圧するコイルスプリング等の付勢部材18cとを備えて構成される。
ここで、潤滑剤塗布ブラシローラ18aの線速、即ち潤滑剤塗布ブラシローラ18aが感光体ドラム1の表面に接触している位置での線速を感光体ドラム1の線速に対して若干異なる早さに設定してある。
実施例では潤滑剤塗布ブラシローラ18aの径はφ12mm、φ30mmの感光体ドラム1に対して1mm食い込ませて使用しているので、感光体ドラム1に接触している部分での潤滑剤塗布ブラシローラ18aの実質の径はφ10mmとなり、ここでの線速は、感光体ドラム1の径φ30mm、潤滑剤塗布ブラシローラ18aの径φ10mmで計算されるものである。当然、潤滑剤塗布ブラシローラ18a単体の外径が同じでも、食い込み量の設定(感光体ドラム1と潤滑剤塗布ブラシローラ18aの中心間距離)の設定が変化すれば、ここで述べている潤滑剤塗布ブラシローラ18aの線速も変化するので、適宜好ましい設定を採択するようにすればよい。
潤滑剤塗布ブラシローラ18aをアクリル繊維、ナイロン繊維、PET繊維を用いて構成し、潤滑剤として固形のステアリン酸亜鉛を用い、付勢部材18cで適正な加圧力で潤滑剤塗布ブラシローラ18aに押し当てた場合、感光体ドラム1の線速に対して潤滑剤塗布ブラシローラ18aの線速を0.8≦X<1又は1<X≦1.3倍程度の範囲に設定するが望ましい。特には若干速い1<X≦1.3倍程度の範囲に設定するがより望ましい。
また図2に示すように、潤滑剤塗布ブラシローラ18aがクリーニングブレード17aの上流(感光体ドラム1の回転方向で)に位置し、感光体ドラム1上の転写残トナーのクリーニング補助手段としての役目も発揮できるように構成してある。そのため、長寿命化で懸念されるクリーニングブレードの摩耗によるクリーニング不良も、ブラシの効果で解決できる構成になっている。
なお、図示の潤滑剤塗布ブラシローラ18aが固形潤滑剤18bに接触する前にフリッカーを配置することにより、転写残トナーを像担持体より回収したブラシローラがそのトナーを抱え込むのを防止し、トナー付着の少ない状態で効率良く固形潤滑剤18bを塗布することが可能となる。
本実施例では固形潤滑材の消費量を決める手段としてコイルバネ等の付勢部材18cを用いているが、錘などを用いてもよく、これに限定されるものではない。
また、黒色用作像ユニット5Kの帯電ローラは他カラーで用いる接触式の帯電ローラ端部に樹脂でできたコロ部を設け、感光体と微小ギャップを形成している。
図3は黒色用(ブラック用)作像ユニットの帯電ローラの構成を示す斜視図である。本例では黒色用作像ユニット5Kと他色作像ユニット5Y,5M,5Cで用とでは、帯電手段7に共通の帯電ローラ7aを用いるようにしている。黒色用作像ユニット5Kで使用する帯電ローラ7aの両端部は樹脂のコロ部材7bを取り付けるようにして、前記微小ギャップgを形成するようにしている。このコロ部材7bは、精度と寿命までの耐久性が求められる。また、帯電ローラ7aへの軸7cの固定は、帯電ローラ7の軸7cをDカットし、この軸7cに樹脂のコロ部材7bを装着し、図示していないEリング等で係止される。そして、さらにその外側に、帯電ローラ7aを駆動させるためのギアが装着される。なお、帯電ローラの駆動は感光体と動駆動にすれば構成は簡素なものでできる。
ここで、上記微小ギャップgの寸法を大きくすると帯電ローラ7aの汚れは少なくなるが、感光体ドラム1の膜削れに対しては不利となる。また、コロナ帯電器と比較すると程度は小さいが、ギャップを広げすぎるとオゾン等が発生する。この微少ギャップgの寸法は、感光体ドラム1の耐久性と帯電ローラ7の汚れにくさの兼ね合いによって決めるのが望ましいが、本実施例では20〜50μm程度としている。また、図示していないが、本実施例では帯電クリーナーとして帯電ローラ7に発泡材で形成されたローラが従動するようにしており、帯電ローラに付着したトナー、潤滑剤を除去するように構成されている。
次に他色の作像ユニット5Y,5M,5Cについて説明する。図4は実施例に係る他色用(カラー用)作像ユニットを示す概略構成図である。図4には、イエロー(Y)用の作像ユニット5Yを示したが他の作像ユニット5M、5Cも同一の構成を備える。この作像ユニット5Yは、潤滑剤塗布機構18がない他、黒色用作像ユニット5Kと同一の構成を備える。なお、帯電ローラ7には帯電ローラ7aが感光体ドラム1に接触するように配置される。同一の部材には同一の符号を付してその説明は省略する。この作像ユニット5Yを黒色用作像ユニット5Kと比較すると、潤滑剤塗布機構18を備えない分安価で省スペース化が図れる。また帯電ローラ7を感光体ドラム1に接触して帯電させるため、黒色用作像ユニット5Kに使用した帯電ローラ7よりも低い電圧で使用することができる。
なお、本実施例で用いる帯電ローラ7は、感光体ドラム1に対して接触配置や非接触配置の何れの場合も表面を汚れ難くするために離型性がよく平滑な表層を設けて使用することが望ましい。その表層にはフッ素系やシリコン系の材料を用いることが好適である。
1 感光体ドラム
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム
5Y,5M,5C,5K 作像ユニット
7 帯電手段
7a 帯電ローラ
7b コロ部材
7c 軸
9 現像器
10 中間転写ベルト
11、12、13 ローラ
14 転写ローラ
15 ベルトクリーニング装置
16 2次転写ローラ
17 クリーニング装置
17a クリーニングブレード
17b 搬送コイル
18 潤滑剤塗布機構
18a 潤滑剤塗布ブラシローラ
18b 固形潤滑剤
18c 付勢部材
20 給紙カセット
22 レジストローラ対
23 定着装置
24 排出ローラ
30 作像部
31 トナーボトル
31Y、31M、31C、31K トナーボトル
40 スキャナ
50 廃トナー回収容器
100 装置本体
特開2001−350321号公報 特開2008−134304号公報 特開2008−76498号公報

Claims (7)

  1. 感光体ドラムと、上記感光体ドラムの表面を所定の極性に帯電する帯電手段と、上記感光体ドラムの表面に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段と、上記感光体ドラムの表面と接触し上記感光体ドラムの表面をクリーニングするクリーニング手段とを備えた作像ユニットを複数備え、各作像ユニットが黒色及びその他の色の作像を行う作像装置において、
    黒色用作像ユニットの帯電手段は上記感光体ドラムに対して所定のギャップを形成するように近接させて非接触とした帯電ローラを備えて構成され、
    該黒色用作像ユニットの帯電ローラは、他色用の作像装置と同一の構成を備えた帯電ローラの端部に、上記感光体ドラムとのギャップを設けるコロ部品を取り付けて構成され、
    前記他色用の作像ユニットの帯電手段は上記感光体ドラムに接触する帯電ローラを備えて構成されると共に、
    上記黒色用作像ユニットと上記他色用の作像ユニットとが、有機感光体である感光体ドラムを用いており、
    上記黒色用作像ユニットには固形潤滑剤を上記感光体ドラムにブラシで塗布する潤滑剤塗布手段を具備している、
    ことを特徴とする作像装置。
  2. 上記黒色用作像ユニット及び上記他色用作像ユニットの帯電ローラは、直流成分に交流成分を重畳した電圧が印加されることを特徴とする請求項1に記載の作像装置。
  3. 上記黒色用作像ユニットの潤滑剤塗布機構は上記固形潤滑剤をブラシで削って塗布するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の作像装置。
  4. 記固形潤滑剤は金属石鹸であることを特徴とする請求項3に記載の作像装置。
  5. 上記固形潤滑剤はステアリン酸亜鉛であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の作像装置。
  6. 請求項1から請求項5までの何れか一項に記載の作像装置を構成する上記各作像ユニット毎に構成要素を一体化されていると共に、装置本体に対して着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 請求項1から請求項5までの何れか一項に記載の作像装置又は請求項6に記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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