JP2006169139A - 毛髪変形用還元1剤、該毛髪変形用還元1剤を構成成分とする毛髪変形剤、および該毛髪変形剤を使用する毛髪変形方法 - Google Patents

毛髪変形用還元1剤、該毛髪変形用還元1剤を構成成分とする毛髪変形剤、および該毛髪変形剤を使用する毛髪変形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロッドを使用しなくても、高温整髪用アイロンもしくはコテの熱により簡単に半
永久的に持続する毛髪変形が可能な毛髪変形用還元1剤、該毛髪変形用還元1剤を構成成分
とする毛髪変形剤および該毛髪変形剤を使用した毛髪変形方法の提供。
【解決手段】少なくとも還元剤、アルカリ剤および水を含有した毛髪変形用還元1剤にお
いて、1種もしくは2種以上の有機溶媒を高配合したことを特徴とする毛髪変形用還元1
剤、該毛髪変形用還元1剤を構成成分とする毛髪変形剤および該毛髪変形剤を使用した毛
髪変形方法。
【選択図】図1

Description

本発明は毛髪変形用還元1剤、該毛髪変形用還元1剤を構成成分とする毛髪変形剤、およびこれら毛髪変形剤を使用した毛髪変形方法に関する。
半永久的に毛髪を変形する方法としては、例えばパーマネントウエーブもしくはカーリングがある。パーマネントウエーブもしくはカーリングの発現効果は、主としてチオールによる毛髪を構成するシスチンへの還元効果と臭素酸塩や過酸化水素水等の酸化剤による酸化効果である。
通常の毛髪変形剤の配合成分と変形作業の流れは、例えば以下の通りである。
(1) ロッドで求めるデザインを形成する。
(2) パーマネントウエーブもしくはカーリング1剤(還元剤、アルカリ剤、精製水)を塗布。
(3) パーマネントウエーブもしくはカーリング2剤(酸化剤、精製水)を塗布
(4) プレーンリンス。
前記のように還元剤と酸化剤によるパーマネントウエーブもしくはカーリング形成手段では、酸化剤を毛髪へ塗布する前に必ずロッドに毛髪を巻いておく必要があった。しかしながら、ロッドを巻くという作業は、煩雑である、時間がかかる、熟練した技術を要する、仕上がりのイメージがつきにくい等といった多くの欠点が見られた。そこで、高温整髪用アイロンもしくはコテの熱により簡単にウエーブもしくはカーリングを作り、そのウエーブもしくはカーリングが半永久的に持続する事が以前より望まれていた。高温整髪用アイロンもしくはコテの熱を用いてウエーブもしくはカーリングを作る試みとしては、例えば特許文献1(特開平5−306212)に挙げられるようなものがある。しかしながら、前記特許文献1による毛髪変形では洗髪等で毛髪が水に濡れると、その毛髪変形が瞬時にとれてしまうため、満足のいくものではなかった。また、前記特許文献1による毛髪変形方法を含めて、高温整髪用アイロンもしくはコテにより、強いかかりでウエーブの形成を行い、かつ同時にプレーンリンス後でプレーンリンス前のウエーブ形状を実質的に残存させることは従来技術によっては困難であった。
特開平5−306212
本発明の目的は、ロッドを使用しなくても、高温整髪用アイロンもしくはコテの熱により簡単に半永久的に持続する毛髪変形が可能な毛髪変形用還元1剤、該毛髪変形用還元1剤を構成成分とする毛髪変形剤および該毛髪変形剤を使用した毛髪変形方法を提供することにより、前記背景技術に記載したロッドを使用したパーマネントウエーブもしくはカーリング方法における問題点および前記アイロンもしくはコテによるウエーブの形成の問題点を解消することにある。
本発明の第1の特徴は少なくとも還元剤、アルカリ剤および水を含有した毛髪変形用還元1剤において、1種もしくは2種以上の有機溶媒を高配合したことを特徴とする毛髪変形用還元1剤を提供することにある。
また、本発明において毛髪変形とは、毛髪に前記毛髪変形用還元1剤を適用して、毛髪にパーマネントウエーブもしくはカーリングをかけて変形する場合や、もともとウエーブもしくはカーリングのあった毛髪に前記毛髪変形用還元1剤を適用して、そのウエーブをストレートに変形するような場合等を指す。
本発明の毛髪変形用還元1剤は、高温整髪用アイロンもしくはコテで形成した毛髪変形をだれさせないために、水による毛髪の膨潤を極力少なくする必要があり、この観点からはできるだけ有機溶媒の量が多い方が好ましい。ただ逆に有機溶媒の量が余りに多すぎると還元剤の毛髪への浸透を妨げてしまうので、水と有機溶媒との量は好ましくは有機溶媒40〜70重量%、水30〜60重量%、さらに好ましくは有機溶媒50〜60重量%、水40〜50重量%である。前記有機溶媒量が40重量%未満では本発明の目的が十分には達成できず、70重量%を超えると還元剤や安定剤を溶解させることが困難となる。 ただし、前記有機溶媒と水の好ましい前記重量%の範囲は、例えば下記(0015)段落に記載の様々なファクター等の影響を受け、有機溶媒の含有量として前記の「さらに好ましい」範囲の重量%を採用した場合でも下記(0028)段落で◎の評価として示す効果を達成することができず、下記(0028)段落の○の評価として示すもの、すなわち、高温整髪用アイロンもしくはコテによるウエーブの形成効果が、プレーンリンス後でも◎の場合程は強くはないが目的とする範囲内のウエーブが残存する、という程度の効果を奏する場合に留まることもあるが、このようなものも本発明の範囲に含まれる。なお、前記重量%は毛髪変形用還元1剤の全重量に対するものである。
本発明の第2の特徴は、前記毛髪変形用還元1剤成分を構成成分とする1剤式、あるいは前記毛髪変形用還元1剤成分と酸化剤が配合された酸化2剤を構成成分とする2剤式等の毛髪変形剤を提供することにある。また、前記毛髪変形用還元1剤の効果を損なわなければ、さらに他の剤を組合せて使用する3剤式以上の多剤式であってもよい。また、前記毛髪変形用還元1剤の効果を損なわなければ前記1剤式、あるいは2剤式等の毛髪変形剤の毛髪変形用還元1剤や酸化2剤は他の剤と使用直前に混合する用時調整式であってもよい。また、これら毛髪変形剤には様々な添加成分を加えることができる。例えば反応調整
剤としてジチオジグリコール酸等のジスルフィド、毛髪保護剤としてPPTなどを組合せて使用してもよい。
本発明の第3の特徴は、前記毛髪変形用還元1剤を必須の構成成分とする1剤式、2剤式等の毛髪変形剤を使用した毛髪変形方法を提供することにある。
本発明の前記毛髪変形方法を使用すると、特にロッドを使用しなくても、高温整髪用アイロンもしくはコテの熱により簡単に半永久的に持続することが可能な毛髪変形を実施することができ、ロッドを使用した前記従来技術におけるパーマネントウエーブもしくはカーリング方法における問題点を解消することができた。
前記本発明の第1の特徴である新規な毛髪変形用還元1剤は、例えば従来パーマネントウェーブもしくはカーリング形成方法で用いられている還元1剤(還元剤、アルカリ剤、水)に有機溶媒を高配合して調製され、高温整髪用アイロンもしくはコテで作った毛髪変形状態、すなわちウエーブもしくはカーリング状態、あるいはストレート状態を半永久的に持続させる特性を有するものである。
前記本発明の第3の特徴である毛髪変形方法は、高温整髪用アイロンもしくはコテにより、ウエーブもしくはカーリング状態に変形した毛髪あるいはウエーブもしくはカーリング状態をストレート状態に変形した毛髪に、前記毛髪変形用還元1剤を構成成分とする毛髪変形剤を塗布して、該毛髪変形用還元1剤の前記のような優れた特性に基づいて、毛髪の変形状態を半永久的に実用的に許容できる程度まで持続させることができるものである。なお、前記の半永久的に毛髪の変形状態が持続されるとは、洗髪方法あるいは洗髪条件さらには髪質によって異なるが、家庭で通常平均的に採用されているような洗髪方法あるいは洗髪条件で20回以上、好ましくは30回程度までの洗髪操作では付与された毛髪の変形状態が実用的に許容できる程度まで維持されることを意味する。
本発明に係る毛髪変形用還元1剤および該毛髪変形用還元1剤を含有する毛髪変形剤は、その本体、包装、説明書、宣伝物のいずれかに高温整髪用アイロンもしくは、コテを使用して行うウエーブの形成効果を表示することができる。例えば、各毛髪変形剤を収容した容器(本体)や、該容器(本体)の包装体(外箱)や、該包装体(外箱)中に収められた説明書や、パンフレット・チラシ等の宣伝物に、ウエーブの形成効果のあることを表示することにより、かかる表示のない毛髪変形用還元1剤あるいは該毛髪変形用還元1剤を含有する毛髪変形剤と明確に区別することができる。以下、本発明の毛髪変形用還元剤1剤の構成成分について詳細に説明する。
有機溶媒
本発明で使用できる有機溶媒は本発明の目的を達成することが可能なものであれば、特定のものに限定されるものではないが、本発明の好ましい有機溶媒の選択に用いられる指標としては、例えば還元剤と有機溶媒の分配係数(logP)の高低が挙げられる。すなわち、有機溶媒の分配係数(logP)が還元剤の分配係数(logP)よりも高い場合には還元剤は毛髪のキューティクル間のCMC(細胞膜複合体)に移動することなく、有機溶媒層の方に留まろうとするので、還元剤の分配係数(logP)が有機溶媒のそれより高いという関係を満たすように還元剤と有機溶媒を選択することによって還元剤が毛髪
へ十分に移行する事が可能であると推測される。したがって、還元剤の分配係数(logP)が有機溶媒の分配係数(logP)より高いことは、本発明で使用する有機溶媒が下記(0028)段落で◎あるいは○の評価として示すような優れた効果を奏するための好ましい要件であると考えられる。
また、還元剤がpH7.0のモノチオグリコール酸グリセリルで有機溶媒がグリセリンという組合せの毛髪変形用還元1剤を用いた場合(この組合せをモノチオグリコール酸グリセリル−グリセリン系の還元1剤という)、酸化第2剤塗布後に水洗しても半永久的に高温整髪用アイロンもしくはコテで作ったウエーブを持たせることができ、下記(0028)段落で◎の評価として効果を達成することができる。これは、還元剤であるモノチオグリコール酸グリセリルのlogP値がpH7.0で約0.1であり、溶媒のグリセリンのlogP値−1.33よりも疎水性が高いためと考えられる。ただし、前記のようなlogP値に基づいて有機溶媒と還元剤を選択し前記◎の効果を達成することができた場合であっても、他の要件、例えば使用する還元剤自身の還元力および/または浸透能力、有機溶媒の分子量、毛髪変形用還元1剤自体の液性(pH)、毛髪の膨潤度等の様々なファクター等の影響を受け、前記logP値に基づく要件を有機溶媒と還元剤が満足する組合せであっても◎の評価として示すような優れた効果を達成できない場合が生じる。例えば前記モノチオグリコール酸グリセリル−グリセリン系の還元1剤においても、毛髪変形用還元1剤自体の液性(pH)が7.0の場合には、上述に示すように◎のような優れた効果を達成できるが、液性(pH)が9.0の場合には○の効果となる。ただし、○の効果であっても従来公知の毛髪変形剤では高温整髪用アイロンもしくはコテによるウエーブの形成によっては達成することができない効果である。
前記logP値に基づく疎水性は、薬物の経皮吸収性や細胞膜透過性、薬効、毒性等の重要な構造活性相関パラメーターとして広く認知されており、特にオクタノール/水の分配係数Pの対数logPが疎水性パラメーターとして広く用いられており、logP値が大きいほど疎水性が高い。本発明における分配係数(logP)値も前記オクタノール/水の分配係数Pの対数logPを指す。
本発明で用いることが出来る具体的な有機溶媒としては、多価アルコール例えばグリセリン(logP:−1.33)、プロピレングリコール(logP:−0.47)、エチレングリコール(logP:−0.79)、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール(logP:−0.37)等や、その他エタノール(logP:−0.31)、ベンジルアルコール(logP:1.46)、n−ブタノール(logP:0.97)等の一価アルコールが挙げられる。
なお、前記ポリエチレングリコールは、式 H(OCHCH)nOHで表されるもので、前記nが2〜40程度のものが好ましい。
また、下記表1および表2に示す実施結果より、有機溶媒としてベンジルアルコールを使用した場合には、還元剤の種類を問わず高温整髪用アイロンもしくはコテで作ったウエーブを半永久的に残す事が出来ることが確認できた。これは経皮吸収促進剤が皮膚の角質層のバリア機能を低下させる事と同様に、ベンジルアルコールが毛髪キューティクル間のCMC構造を緩和するために、還元剤が毛髪内部へ十分に浸透する事が出来たものと推測される。したがって、有機溶媒が前記のような浸透促進特性を有することは、本発明において下記(0028)段落で◎の評価のような優れた効果を奏するために好ましい要件であると考えられる。また有機溶媒としてベンジルアルコールを選択した場合も、他の有機溶媒と同様に前記(0015)段落に示した他の要件などの影響を受けて下記(0028)段落に記載の◎の効果が達成できない場合が生じるが、少なくとも下記(0028)段落に記載の○の効果を達成することは出来る。
前記のような毛髪内に還元剤が浸透するのを促進させる機能を有する有機溶媒としては
、前記ベンジルアルコールの他に浸透促進特性のあるものとしては2−ベンジルオキシエタノール、p−メチルベンジルアルコール、フエノキシエタノール、1−フエニルエチルアルコール、2−フエニルエチルアルコール、O−メトキシフェノール、γ−ブチロラクトン等が挙げられる。これら有機溶媒においても、前記(0015)に示した他の要件などの影響を受けて下記(0028)段落に記載の◎の効果が達成できない場合が生じるが、少なくとも下記(0028)段落に記載の○の効果を達成することは出来る。
また、下表1および表2に示すように使用する有機溶媒の種類と還元剤の組合せによって、形成されるウエーブの状態が変更されるが、この有機溶媒の選択に際して単独種類の有機溶媒のみならず種々の溶媒を組合せることにより、本発明の目的をより達成することができることが期待できる。

本発明の毛髪変形用還元1剤を構成する水成分としては、該毛髪変形用還元1剤の機能である高温整髪用アイロンもしくはコテによる毛髪変形機能を損なうような成分や前記のような毛髪変形機能を損なわなくても、毛髪変形用還元1剤の商品の商品価値を損なうような成分、例えば毛髪変形用還元1剤を赤色化のような着色化を生じさせるような成分を含有しない水成分を指し、このような水成分としては例えば脱イオン水、蒸留水、純水、精製水等が挙げられる。
還元剤およびアルカリ剤 還元剤およびアルカリ剤としては、従来パーマネントウエーブ1剤で採用されている還元剤およびアルカリ剤を同様に使用することができる。例えば、還元剤としてはチオグリコール酸(pH7.0:−2.60、pH9.0:−2.62)またはその塩類、L−システインエチルエステル(pH7.0:−0.03、pH9.0:−0.03)、N−アセチル−L−システイン(pH7.0:−3.07、pH9.0:−3.02)、チオグリセリン(pH7.0:−0.63、pH9.0:−0.71)、チオ乳酸(pH7.0:−2.39、pH9.0:−2.44)、モノチオグリコール酸グリセリル(pH7.0:0.10、pH9.0:−2.00)、システイン例えばL−システイン(pH7.0:−3.24、pH9.0:−3.46)またはその塩類、システアミン(pH7.0:−2.47、pH9.0:−1.36)またはその塩類等が挙げられる。
本発明で用いるその他の還元剤としては、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩等が挙げられる。なお、前記各還元剤の括弧内はpH7.0およびpH9.0におけるlogP値を示す。
前記還元剤の塩類は毛髪化粧料として許容される塩であり、例えばチオグリコール酸アンモニウム塩、チオグリコール酸モノエタノールアミン塩、システイン塩酸塩、システアミン塩酸塩等が挙げられる。ただし、前記還元剤は例示的に示すものであって、本発明で使用できる還元剤は本発明の目的を達成することが可能なものであれば、特に前記のものに限定されるものではない。また、前記還元剤の量は該還元剤を適用する毛髪のダメージを考慮して適宜決められるが、通常毛髪変形用還元1剤の全重量に対して好ましくは1〜11重量%、さらに好ましくは3〜7重量%である。ただし、前記還元剤の好ましい量は
その種類によって必ずしも同一ではない。
前記アルカリ剤としてはアンモニア、アミノアルコール類、塩基性アミノ酸、炭酸塩、燐酸塩、苛性アルカリ等が挙げられる。これらアルカリ剤の使用量としては、毛髪変形用還元1剤の全重量に対して好ましくは0.15〜10重量%、さらに好ましくは0.20〜6重量%である(ただし、アンモニア水は純分として計算)。
酸化2剤
酸化2剤で用いられる酸化剤としては、一般的に臭素酸塩、過酸化水素水、オゾン等が知られているが、本発明で使用される酸化剤はこれらのものに限定されるものではない。
本発明の毛髪変形用還元1剤には、前記各成分の他に、公知の毛髪変形用還元1剤に通常用いられる成分、例えば浸透・乳化剤としての界面活性剤や、感触向上剤としてのコンディショニング成分、香料等を本発明の目的を達成する範囲で適宜選択して使用することができる。また、本発明の毛髪変形用還元1剤の剤型として、本発明の目的を達成することができる限り、任意の剤型例えばクリーム、ローション、ジェル、フォーム、スプレー等の剤型に調整する事が出来る。
以下、前記有機溶媒と還元剤のいくつかの組合せによって生じる毛髪変形の効果をテストし、その結果を下表1および表2に示す。ただし、本発明の還元剤と有機溶媒の組合せは下表1および表2のものには限定されない。
Figure 2006169139
Figure 2006169139

(注1)前表において溶媒が精製水の場合、該溶媒は全て精製水で構成される。ベンジルアルコール以外の有機溶媒量は全て50重量%(残部は精製水)とした。また、ベンジルアルコールは溶解性の点から、ベンジルアルコール30重量%、エタノール20重量%(残部は精製水)とした。
(注2)還元剤は全て0.55Mとし、pHは9.0に調整。ただし、モノチオグリコール酸グリセリルのみはpH7.0とした。
前記表1および表2においては、次に示す手順1〜4のテスト方法を採用した。
(1) 高温整髪用アイロンで毛髪にウエーブを作る。
(2) 前記表1および表2の還元1剤塗布(塗付後15分間放置)
(3) 実施例で用いた酸化2剤塗布(塗付後15分間放置)
(4) プレーンリンス(プレーンリンスの回数は1回)
前表1および2に示したウエーブの形成効果は、以下のような評価基準で、プレーンリンス前と後でのウエーブ状態の形状を比較して行った。
◎:高温整髪用アイロンもしくはコテによりウエーブを形成し、該ウエーブに還元1剤および酸化2剤を塗布した後においても目的とする強さのウエーブが残り、さらにこのウエーブの形状はプレーンリンス前後でウエーブ状態の形状変化が殆ど見られないもの。
○:高温整髪用アイロンもしくはコテによりウエーブを形成し、該ウエーブに還元1剤および酸化2剤を塗布した後においても前記◎の場合程は強くないが目的とする範囲内のウエーブが残り、さらにこのウエーブの形状はプレーンリンス前後でウエーブ状態の形状変化が殆ど見られないもの。
△:高温整髪用アイロンもしくはコテによりウエーブを形成し、該ウエーブに還元1剤および酸化2剤を塗布した後において、弱いウエーブしか残らず、さらにこの弱いウェーブはプレーンリンスによりウエーブ形状が大きく変化し、プレーンリンス前のウエーブ形状が僅かに残存していることが確認できるに過ぎないもの。
×:高温整髪用アイロンもしくはコテによりウエーブを形成し、該ウエーブに還元1剤および酸化2剤を塗布した後において、弱いウエーブしか残らず、さらにこの弱いウェーブはプレーンリンスによりウエーブ形状が大きく変化し、プレーンリンス前のウエーブ形状の確認が困難なもの。
還元剤と酸化剤によるパーマネントウエーブもしくはカーリング形成機構では、酸化剤を毛髪へ塗布する前に必ずロッドに毛髪を巻いておく必要があり、このロッドを巻くという作業は、煩雑である、時間がかかる、熟練した技術を要する、仕上がりのイメージがつきにくい等といった多くの欠点があったが、これら欠点を解消した毛髪変形用還元1剤、該毛髪変形用還元1剤を構成成分とする1剤式、2剤式などの毛髪変形剤、さらに前記毛髪変形剤を使用した毛髪変形方法を提供することができた。
本発明の毛髪変形用還元1剤、および該毛髪変形用還元1剤を構成成分とする毛髪変形
剤、および前記毛髪変形剤を使用した毛髪変形方法の実施例を示す。
毛髪変形用還元1剤溶液として試料溶液(A)と(B)及び酸化剤を含有する毛髪変形用酸化2剤溶液とを用い、健常毛髪(30cm、50本を一束にしたものを使用)を供試サンプルとして使用しウエーブ形成テストを行った。
毛髪形成用還元1剤溶液(試料溶液A):
グリセリン:60重量%、モノチオグリコール酸グリセリル(80%濃度):10.8重量%、安定剤:0.20重量%、アンモニア水(28%濃度):試料溶液AをpH7.0に調整する量、精製水:残部
毛髪変形用還元1剤溶液(試料溶液B):
ベンジルアルコール:30.0重量%、エタノール(95%濃度):24.0重量%、チオグリコール酸アンモニウム(50%濃度):12.0重量%、安定剤:0.20重量%、アンモニア水(28%濃度):試料溶液BをpH9.0に調整する量、精製水:残部
ウエーブ形成方法
上記の各毛束試料に高温整髪用アイロンもしくはコテ等によりウエーブを形成させた後、前記試料溶液(A)または(B)を施し、40℃で15分間放置した。その後、一般的に市販されているコールドパーマ用2剤〔臭素酸塩:7.5重量%、安定剤:0.20重量%および精製水:残部よりなり、燐酸(89%濃度)と苛性ソーダでpH7.0に調整〕を塗付して15分放置し水洗した。このようにして得られた毛髪試料形状を図1に示す。図1の(2)は試料溶液(A)、また(3)は試料溶液(B)を施した毛髪のウエーブ形状であり、前記(0028)段落の◎の評価のものに相当する。
比較例1
なお比較の為に、通常のコールドウエーブ液1剤(C)[チオグリコール酸アンモニウム(50%濃度):12.0重量%、安定剤:0.20重量%、試料溶液CをpH9.0に調整する量のアンモニア水(28%濃度)、および精製水:残部よりなる]、2剤[試料溶液(A)と(B)に使用したものと同じもの]を用いて実施例と同様に毛束試料を処理し、得られた毛髪試料の形状を図1の(1)に示すが、水洗後のウエーブ形状の保持性は、前記(0028)段落の×の評価に相当する。
有機溶媒の配合量が40重量%である以外は、前記実施例1の試料溶液Aと同様に調製したものを試料溶液(D)とした。該試料溶液(D)の水洗後のウエーブ形状を図2の(6)に示すが、水洗後のウエーブ形状の保持性は、前記(0028)段落の○の評価に相当する。
比較例2
有機溶媒の配合量が10重量%、および30重量である以外は、前記実施例1の試料溶液Aと同様に調製したものを試料溶液(E)および(F)とした。該試料溶液(E)および(F)の水洗後のウエーブ形状を図2の(4)および(5)に示すが、水洗後のウエーブ形状の保持性は前記(4)の場合には前記(0028)段落の×の評価に相当し、前記(5)の場合には前記(0028)段落の△の評価に相当する。
実施例1と比較例1における水洗後のウエーブ形状の保持性を説明した図である。 実施例2と比較例2における水洗後のウエーブ形状の保持性を説明した図である。
符号の説明
(1) 通常のコールドウエーブ液(C)(有機溶媒配合量:0重量%)を施した毛髪の水洗後のウエーブ形状
(2) 試料溶液(A)(有機溶媒配合量:60重量%)を施した毛髪の水洗後のウエーブ形状
(3) 試料溶液(B)(有機溶媒配合量:52.8重量%)を施した毛髪の水洗後のウエーブ形状
(4) 試料溶液(E)(有機溶媒配合量:10重量%)を施した毛髪の水洗後のウエーブ形状
(5) 試料溶液(F)(有機溶媒配合量:30重量%)を施した毛髪の水洗後のウエーブ形状
(6) 試料溶液(D)(有機溶媒配合量:40重量%)を施した毛髪の水洗後のウエーブ形状

Claims (14)

  1. 少なくとも還元剤、アルカリ剤および水を含有した毛髪変形用還元1剤において、1種もしくは2種以上の有機溶媒を高配合したことを特徴とする高温整髪用アイロンもしくはコテによる毛髪変形に使用される毛髪変形用還元1剤。
  2. 高温整髪用アイロンもしくはコテによるウエーブの形成効果が、プレーンリンス後でもプレーンリンス前のものに比較してウエーブ形状の変化が殆ど認められないか、あるいは僅かな形状変化としてウエーブ形状が残存するものである請求項1に記載の毛髪変形用還元
    1剤。
  3. 水と有機溶媒の配合量が毛髪変形用還元1剤の全重量に対して有機溶媒40〜70重量%、水30〜60重量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の毛髪変形用還元1剤。
  4. 還元剤の分配係数(logP)が有機溶媒のそれより高いことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪変形用還元1剤。
  5. 有機溶媒が1価アルコールまたは多価アルコールであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪変形用還元1剤。
  6. 有機溶媒がグリセリン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、エタノール、n−ブタノールおよびベンジルアルコールよりなる群から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の毛髪変形用還元1剤。
  7. 有機溶媒が毛髪内に還元剤が浸透するのを促進させる機能を有するものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の毛髪変形用還元1剤。
  8. 還元剤がチオグリコール酸またはその塩類、L−システインエチルエステル、N−アセチル−L−システイン、チオグリセリン、チオ乳酸、モノチオグリコール酸グリセリル、システインまたはその塩類およびシステアミンまたはその塩類よりなる群から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の毛髪変形用還元1剤。
  9. 還元剤がモノチオグリコール酸グリセリルであって、有機溶媒がモノチオグリコール酸グリセリルのlogP値より低いlogP値のものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の毛髪変形用還元1剤。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の毛髪変形用還元1剤を構成成分とする毛髪変形剤。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載の毛髪変形用還元1剤と酸化剤が配合された酸化2剤を構成成分とする2剤式毛髪変形剤。
  12. 請求項10または11に記載の毛髪変形剤と高温整髪用アイロンもしくはコテを使用して行うことを特徴とする毛髪変形方法。
  13. 本体、包装、説明書、宣伝物のいずれかに高温整髪用アイロンもしくはコテによる毛髪のウエーブの形成効果があることを表示した請求項1〜9のいずれかに記載の毛髪変形用還元1剤。
  14. 本体、包装、説明書、宣伝物のいずれかに高温整髪用アイロンもしくはコテによる毛髪のウエーブの形成効果があることを表示した請求項10または11に記載の毛髪変形剤。
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