JP2006168147A - 有機無機ハイブリッド材料とナノインプリント技術を用いた微細構造体の製造方法および微細構造体 - Google Patents

有機無機ハイブリッド材料とナノインプリント技術を用いた微細構造体の製造方法および微細構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】入射した光を効率よく通過させ得る微細凹凸部を有する微細構造体をエッチングプロセスではなく、ナノインプリント技術を使用して、経済的に製造する方法を提供する。
【解決手段】ナノインプリント技術を用いて、透明 基板上にアルミニウム、ゲルマニウム、またはチタン等の金属酸化物および/またはアルコキシドを添加することにより屈折率を制御した有機無機ハイブリッド材料を塗布するステップと、前記有機無機ハイブリッド材料を塗布した基板をプリベイクするステップと、塗布された前記有機無機ハイブリッド材料に微細な凹凸部を有する金型を減圧状態の中で、圧着し、加熱するステップと、前記金型を前記有機無機ハイブリッド材料から離型するステップとにより、微細構造体を製造する。
【選択図】図1

Description

本発明は、屈折率等の物理特性を制御することが可能な 有機無機ハイブリッド材料およびナノインプリント技術を用いて微細構造体を製造する方法および微細構造体に関する。
照明器具または表示装置の高輝度化を図るためには、発光素子が放出した光を効率良く、照明器具または表示装置の外部に取り出すことが必要である。しかし、一般的には、発光素子から放出された光は、その周りの透明 基板等を通過して、外部に出るまでに、放出した光の20パーセント程度に減衰してしまう。この減衰の主な原因は表示素子の基板やカバーであるガラス等と外界の空気との界面における反射であることが知られている。また、この反射を防止するためには屈折率の異なる物質の界面に可視光の波長以下の微細な凹凸構造を設置することが有効であることも実証されている。係る微細凹凸部を有する構造体は、従来は、エッチング工程を利用して製造されていた。
S.Y.Chou,et al.,Appl.Phys.Lett.67,3114(1995) S.Y.Chou,P.R.Krauss and P.JRenstrom,Science.85,272(1996)
しかしながら、このエッチング工程は工程が複雑であり、このエッチング工程を利用して製造している限り、製造コストの低減には限界があり、製造コストが高価となるという課題を有していた。また、前記微細凹凸部を有する構造体における反射を低減させるためには微細凹凸部を有する構造体の屈折率を適当な値に制御する必要があるという課題もある。
そこで、本発明は、エッチング工程を利用せず、ナノ インプリント技術を用いて、屈折率を制御可能な状態で、前記微細凹凸部を有する構造体を安価に製造する方法および微細凹凸部を有する構造体を提案する。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は微細構造体を製造する方法に係り、透明基板上にアルミニウム、ゲルマニウム、またはチタン等の金属酸化物および/またはアルコキシドを添加することにより屈折率を制御した有機無機ハイブリッド材料を塗布するステップと、前記有機無機ハイブリッド材料を塗布した基板をプリベイクするステップと、塗布された前記有機無機ハイブリッド材料に微細な凹凸部を有する金型を減圧状態の中で、圧着し、加熱するステップと、前記金型を前記有機無機ハイブリッド材料から離型するステップとを含むことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の 製造方法に係り、前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の 製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で任意の値を有し、前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の 製造方法に係り、前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の 製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、前記微細構造体の 製造方法の発明に係り、前記透明基板の両面にアルミニウム、ゲルマニウム、またはチタン等の金属酸化物および/またはアルコキシドを添加することにより屈折率を制御した有機無機ハイブリッド材料を塗布するステップと、前記有機無機ハイブリッド材料を塗布した基板をプリベイクするステップと、塗布された前記有機無機ハイブリッド材料に微細な凹凸部を有する金型を減圧状態の中で、前記透明基板の両面から圧着し、加熱するステップと、前記金型を前記有機無機ハイブリッド材料から離型するステップとを含むことを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、前記請求項6に記載の製造方法に係り、前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、前記請求項6に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲で任意の値を有し、前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明は、前記請求項6に記載の製造方法に係り、前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明は、前記請求項6に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度の同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項11に記載の発明は、前記微細構造体の 製造方法に係り、前記透明基板上にアルミニウム、ゲルマニウム、またはチタン等の金属酸化物および/またはアルコキシドを添加することにより屈折率を制御した有機無機ハイブリッド材料塗布するステップと、前記透明基板上に塗布された塗布膜中に含まれる泡を減圧装置にて脱泡するステップと、前記有機無機ハイブリッド材料を塗布した基板をプリベイクするステップと、前記有機無機ハイブリッド材料に微細な凹凸部を有する金型を減圧状態の中で、圧着し、加熱するステップと、前記金型を前記有機無機ハイブリッド材料から離型するステップと、を含むことを特徴としている。
また、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の製造方法に係り、前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴としている。
また、請求項13に記載の発明は、請求項11に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲で任意の値を有し、前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項14に記載の発明は、請求項11に記載の製造方法に係り、前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項15に記載の発明は、請求項11に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項16に記載の発明は、前記微細構造体の 製造方法に係り、前記透明基板の両面にアルミニウム、ゲルマニウム、またはチタン等の金属酸化物および/またはアルコキシドを添加することにより屈折率を制御した有機無機ハイブリッド材料を塗布するステップと、前記透明基板の両面に塗布された塗布膜中に含まれる泡を減圧装置にて脱泡するステップと、前記有機無機ハイブリッド材料を塗布した基板をプリベイクするステップと、前記有機無機ハイブリッド材料に微細な凹凸部を有する金型を減圧状態の中で、前記透明基板の両面から圧着し、 加熱するステップと、前記金型を前記有機無機ハイブリッド材料から離型するステップと、を含むことを特徴としている。
また、請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の製造方法に係り、前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴としている。
また、請求項18に記載の発明は、請求項16に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲で任意の値を有し、前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項19に記載の発明は、請求項16に記載の製造方法に係り、前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項20に記載の発明は、請求項16に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項21に記載の発明は、請求項1に記載の 製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料の主成分はSiアルコキシドであり、それにTi酸化物および/またはTiアルコキシドおよび/またはGe酸化物および/またはGeアルコキシドを添加剤として加えることを特徴としている。
また、請求項22に記載の発明は、請求項21に記載の製造方法に係り、前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴としている。
また、請求項23に記載の発明は、請求項21に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で任意の値を有し、前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項24に記載の発明は、請求項21に記載の製造方法に係り、前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項25に記載の発明は、請求項21に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項26に記載の発明は、請求項6に記載の 製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料の主成分はSiアルコキシドであり、それにTi酸化物および/またはTiアルコキシドおよび/またはGe酸化物および/またはGeアルコキシドを添加剤として加えることを特徴としている。
また、請求項27に記載の発明は、請求項26に記載の製造方法に係り、前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴としている。
また、請求項28に記載の発明は、請求項26に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で任意の値を有し、前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項29に記載の発明は、請求項26に記載の製造方法に係り、前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項30に記載の発明は、請求項26に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項31に記載の発明は、請求項11に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料の主成分はSiアルコキシドであり、それにTi酸化物および/またはTiアルコキシドおよび/またはGe酸化物および/またはGeアルコキシドを添加剤として加えることを特徴している。
また、請求項32に記載の発明は、請求項31に記載の製造方法に係り、前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴としている。
また、請求項33に記載の発明は、請求項31に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で任意の値を有し、前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項34に記載の発明は、請求項31に記載の製造方法に係り、前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項35に記載の発明は、請求項31に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項36に記載の発明は、請求項16に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料の主成分はSiアルコキシドであり、それにTi酸化物および/またはTiアルコキシドおよび/またはGe酸化物および/またはGeアルコキシドを添加剤として加えることを特徴としている。
また、請求項37に記載の発明は、請求項36に記載の製造方法に係り、前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴としている。
また、請求項38に記載の発明は、請求項36に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で任意の値を有し、前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項39に記載の発明は、請求項36に記載の製造方法に係り、前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項40に記載の発明は、請求項36に記載の製造方法に係り、前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴としている。
また、請求項41に記載の発明は、請求項1乃至請求項40に記載された製造方法に係り、請求項1乃至請求項40に記載された製造方法において、「塗布された前記有機無機ハイブリッド材料に微細な凹凸部を有する金型を減圧状態の中で、圧着し、加熱するステップ」を「塗布された前記有機無機ハイブリッド材料に微細な凹凸部を有する金型を圧着し、加熱するステップ」とすることを 特徴とする。
また、請求項42に記載の発明は、前記透明基板の表面に微細凹凸部を有する構造体であって、前記構造体は請求項1乃至請求項41のいずれか一項に記載された製造方法により製造されたことを特徴とする。
また、請求項43に記載の発明は、前記透明基板の表面に微細凹凸部を有する構造体に係り、前記透明基板上に、アルミニウム、ゲルマニウム、またはチタン等の金属酸化物および/またはアルコキシドを添加することにより屈折率を透明 基板の屈折率と±0.01の範囲内に調整した有機無機ハイブリッド材料を整形して、前記透明基板の表面に微細な凹凸部を設け、前期微細凹凸部の高さが10nm 乃至10μmであり、ピッチが10nm乃至10μmである微細凹凸部を有することを特徴とする。
また、請求項44に記載の発明は、前記透明基板の表面に微細凹凸部を有する構造体に係り、前記透明基板上に、チタンまたはゲルマニウム等の酸化物および/またはアルコキシドを添加することにより屈折率を透明基板の屈折率と±0.01の範囲内に調整した有機無機ハイブリッド材料を整形して、前記透明基板の表面に微細な凹凸部を設け、前期微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、ピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とした微細凹凸部を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、従来は、エッチング工程を使って製造していた微細構造体をエッチング工程を使うことなく製造することができる。エッチング工程は溶剤、酸・アルカリを使用するウエットエッチングまたはO2、CHF3、CF4、またはSF6ガスに代表される原料を使用したプラズマエッチングでよいが、エッチング工程は化学反応を利用した工程であること等の理由により、前記微細金型を使用する方法に比較して、複雑な工程である。そのため、エッチング工程を使用しない請求項1に記載発明に係る製造方法によれば、前記微細構造体を安価に、大量に製造でき、また、前記微細構造体の用途を従来のものより拡大することが可能となる。
また、請求項2に記載の発明によれば、微細構造体の屈折率を1.0乃至2.45の範囲内で調整でき、微細構造体の透過効率を向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、屈折率を制御することに加えて、前記微細凹凸部の高さを10nm乃至10μmにし、かつ、前記微細凹凸部のピッチを10nm乃至10μmにすることにより、前記微細凹凸部の高さとピッチを 微細構造体を透過する光の波長に適したものにすることができ、微細構造体の透過効率を更に向上させることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記微細凹凸部の屈折率を前記透明基板の屈折率に、「透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内」で近接させ、同時に、前記微細凹凸部の高さを10nm乃至10μmにし、かつ、前記微細凹凸部のピッチを10nm乃至10μmにすることにより、前記微細凹凸部の高さを微細構造体を透過する光の波長に適した高さにすることができ、微細構造体の透過効率を更に向上させることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項4に 記載の発明と同じ効果を得ることができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、前記透明基板の両面に微細凹凸部を有する構造体を製造することができ、透明基板の両面に微細凹凸部を必要とする用途に対応できる。
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項2に 記載の発明の効果に加えて、透明基板の両面に微細凹凸部を必要とする用途に対応できる。
また、請求項8に記載の発明によれば、請求項3に 記載の発明の効果に加えて、透明基板の両面に微細凹凸部を必要とする用途に対応できる。
また、請求項9に記載の発明によれば、請求項4に 記載の発明の効果に加えて、透明基板の両面に微細凹凸部を必要とする用途に対応できる。
また、請求項10に記載の発明によれば、請求項5に 記載の発明の効果に加えて、透明基板の両面に微細凹凸部を必要とする用途に対応できる。
また、請求項11に記載の発明によれば請求項1に記載の発明に係る製造方法に「前記透明基板上に塗布された塗布膜中に含まれる泡を減圧装置にて脱泡するステップ」を加えることにより、前記透明基板上に塗布された塗布膜からその中に含まれる泡を脱泡することができ、前記金型の凹凸の形状をより精確に前記有機無機ハイブリッド材料に転写することができる。
また、請求項12に記載の発明によれば、請求項11に記載の発明の効果に加えて、請求項2に記載の効果を得ることができる。
また、請求項13に記載の発明によれば、請求項11に記載の発明の効果に加えて、請求項3に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項14に記載の発明によれば、請求項11に記載の発明の効果に加えて、請求項4に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項15に記載の発明によれば、請求項11に記載の発明の効果に加えて、請求項5に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項16に記載の発明によれば、請求項11に記載の発明の効果に加えて、請求項6に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項17に記載の発明によれば、請求項11に記載の発明の効果に加えて、請求項7に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項18に記載の発明によれば、請求項11に記載の発明の効果に加えて、請求項8に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項19に記載の発明によれば、請求項11に記載の発明の効果に加えて、請求項9に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項20に記載の発明によれば、請求項11に記載の発明の効果に加えて、請求項10に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項21に記載の発明によれば、前記有機無機ハイブリッド材料をSiアルコキシドに限定することにより、前記有機無機ハイブリッド材料が固形化した後に、前記透明基板と同一物質化し易く、加えて、透湿性が低くなるという特質が得られ、耐久性が向上する。また、それに加える添加剤をTi酸化物および/またはTiアルコキシドおよび/またはGe酸化物および/またはGeアルコキシドに限定することにより、前記微細構造体の屈折率の調整がより容易になるという効果が得られる。
また、請求項22に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項2に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項23に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項3に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項24に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項4に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項25に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項5に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項26に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項6に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項27に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項7に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項28に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項8に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項29に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項9に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項30に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項10に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項31に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項11に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項32に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項12に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項33に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項13に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項34に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項14に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項35に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項15に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項36に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項16に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項37に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項17に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項38に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項18に記載の発明の効果を得ることができる
また、請求項39に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項19に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項40に記載の発明によれば、請求項21に記載の発明の効果に加えて、請求項20に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項41に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項40に記載の発明の効果に比較して、前記微細金型を前記有機無機ハイブリッド材料が塗布された前記透明基板に圧着した際に、密着性が劣り、前記微細金型の形状の転写の精確性が多少劣るものの、減圧工程を省略できるという、工程の簡素化が図れ,前記転写の精確性が比較的要求されない場合に有効である。
また、請求項42に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項40のいずれか一項に記載の発明の効果と同様の効果を得られる。
また、請求項43に記載の発明によれば、前記透明基板上の設けられた前記微細凹凸部の屈折率を透明基板の屈折率と±0.01の範囲内にすることができ、また、前記微細凹凸部の高さと、ピッチを10nm乃至10μmにすることができ、この結果、前記微細凹凸部を有する構造体に光があてられた場合に、透過する光の透過率を向上させることが可能となる。
また、請求項44に記載の発明によれば、請求項43の場合に比較して、前記微細凹凸部の屈折率をより容易に調整することができるという効果を得られる。
以下、図を参照しつつ、発明を実施するための最良の形態につき説明する。
図1は本発明の微細構造体の製造方法を示す実施例の工程図である。また、図5は前記有機無機ハイブリッド材料を塗布した基板と前記微細な凹凸部を有する金型をセットして、前記微細構造体を製造するために用いる、ナノインプリント装置のブロック図である。
以下、ステップ毎に説明する。
図1の(a)および(b)は第1番目のステップを示す。
先ず、有機無機ハイブリッド材料を塗布する前に、透明基板を中性洗剤(または純水、アルコール、アセトン等でもよい。)を使用して、超音波洗浄を行う。次に、ガラス基板に有機無機ハイブリッド材料を塗布する。なお、ガラス基板は前記透明基板の例示であって、透明な基板であればガラス基板でなくてもよい。前記有機無機ハイブリッド材料にはSiアルコキシドを使用する。ただし、前記有機無機 ハイブリッド材料はSiアルコキシドに限定されるものではない。また、 前記有機無機ハイブリッド材料に屈折率を調整するための添加剤として、チタニウムテトライソプロキシド(Tiアルコキシド)、ゲルマニウムテトライソプロキシド(Geアルコキシド)およびチタン酸化物を加えてガラス基板に塗布する。他の添加剤として、ゲルマニウム酸化物、アルミニウムトリイソプロキシドおよびアルミニウム酸 化物も有効である。
図1の(b)の102は前記添加剤が加えられ前記透明基板に塗布された前記有機無機ハイブリッド材料の膜を示す。塗布方法はスピンコート、スプレイコートまたはスリットコートのいずれでもよい。また塗布の方法は、これらのスピンコート等の方法に限定されるものではない。塗布する膜厚は100nm乃至10μmとする。
図1の(c)は第2番目のステップを示す。先ず、有機無機 ハイブリッド材料が塗布された基板全体をプリベークする。ホットプレートまたは、遠赤外線ヒータにてベークして、液状の前記有機無機ハイブリッド材料を半硬化させる。加熱する温度は18℃乃至150℃で、加熱時間は5分乃至60分間である。
なお、図1の(c)のプリベーク工程の前に、前記有機無機ハイブリッド材料が塗布された基板全体を減圧炉に一定条件のもとに置いて、前記有機無機ハイブリッド材料が塗布された基板から、泡を脱泡する工程を行うと凹凸部がさらに微細である場合に有効である。具体的には、プリベーク工程の前に、前記基板全体を減圧状態(1乃至10Torr)に1乃至5分間置く。このことにより、前記 有機無機ハイブリッド材料の中に含有されている泡を脱泡できる。この脱泡工程は、減圧炉の中で行う。ただし、この脱泡工程は、必須の工程ではないが、この脱泡工程を行うと、微細な凹凸部を精確に製造できる。
図1の(d)および(e)は第3番目のステップを示す。図1の(d)は微細な凹凸部を有する金型を示す。前記金型の微細な凹凸部は、10nm乃至10μmのピッチで形成されている。また、微細な凹凸部の高さは10nm乃至10μmである。またこの凹凸の形状は一様であってもよいが、図1の(d)に示されるように一様でなくてもよい。前記凹凸の 形状が一様でない場合には、この微細構造体にあてられる光の波長が様々であるときに、微細凹凸部が各種の形状と各種の大きさを有することによって、光の透過率を向上させられるためである。
前記金型は図5のナノインプリント装置の金型取り付け部605にセットされる。また、前記有機無機ハイブリッド材料が塗布された透明基板は、図5のナノインプリント装置の試料台603にセットされる。次に、図1の(e)に示されるように、前記有機無機ハイブリッド材料が 塗布された透明基板に前記金型を圧着する。圧着条件は、圧着圧力が10乃至2000ニュートン/平方センチメートルであり、圧着時間は5乃至60分である。次に、図1の(f)に示されるように、圧着しつつ加熱する。加熱温度は18乃至500℃であり、圧着加熱時間は5乃至60分である。また、この圧着・加熱工程は図5の減圧装置部
601に示される部分を減圧状態にして行う。前記 減圧の条件は1乃至10Torrで、減圧状態下での、圧着・加熱時間は1乃至5分間である。このような減圧状態下で圧着・加熱を行うことにより金型の凹凸部が微細であっても、半硬化した有機無機ハイブリッド材料と前記金型の微細な凹凸部の間に生ずる微細な 空隙が半硬化した有機無機ハイブリッド材料で隙間無く埋められて、半硬化した有機無機ハイブリッド材料と前記金型の微細な凹凸部の間の密着性が改善され、前記金型の微細な凹凸部の形状が半硬化した有機無機ハイブリッド材料に精確に転写される。また、前記空隙を埋める効果に加えて、半硬化した有機無機ハイブリッド材料の中の泡をぬく効果もあり、その効果によっても、前記金型の微細な凹凸部の形状が半硬化した有機無機ハイブリッド材料に精確に転写される。次に、図1の(g)に示されるように、金型を前記透明基板から離型する。以上の工程により、前記ガラス基板上に10nm乃至10μmのピッチで、高さが10nm乃至10μmの微細な凹凸部が形成される。
また、屈折率を調整するために有機無機ハイブリッド材料に添加されるアルミニウム、ゲルマニウム、またはチタン等の金属酸化物および/またはアルコキシドの量を調整することにより、微細な凹凸部の屈折率を1.0乃至2.45の範囲内で任意の値に調整できる。その効果として、微細構造体の光透過率を向上させることができる。
なお、図1の(e)では、塗布された膜102が示されているが、図1の(f)においては、前記膜102が図示されていないのは、前記膜102は前記透明基板と屈折率の相違が
±0.01の範囲内となる程度に同一物質化することをあらわしている。また、前記膜102と前記透明基板101が同一物質化して前記微細構造体104となる。
また、両面微細構造体を製造する場合の製造方法は、基本的には、以上に説明した片面に微細凹凸部を製造する場合の製造方法と同じである。以下、片面の場合と相違のある部分について説明する。まず、図1の(b)の工程において、前記透明基板の両面に前記有機無機ハイブリッド材料を塗布する。また、図(d)および(e)においては、前記金型を図5の金型取り付け部605とともに、図5の試料台603にもセットする。そして、前記透明基板を両面から圧着・加熱する。他の工程については、片面に微細凹凸部を製造する場合の製造方法と同様である
図4の(a)は凸部を有する微細構造体の斜視図である。図4の(b)は図4の(a)の凸部を有する微細構造体の断面図である。図4の(c)は凹部を有する微細構造体の斜視図である。図4の(d)は凸部を有する微細構造体の断面図である。
次に、前記微細構造体104の従来の製造方法につき説明する。図2は従来の製造方法の工程図である。第1番目のステップは図2の(a)および(b)に示される。図2の(a)の
101は透明基板である。前記透明基板にレジスト202を 塗布する。第2番目のステップは図2の(c)および(d)に示される。微細金型203をレジスト202に圧着する。前記圧着はレジスト202を選択的に一定の部分の厚みを薄くするためである。図2の(e)は第3番目のステップを示す。前記微細金型103をレジストが塗布された基板101から離型する。その結果レジスト202は選択的に一定の範囲につき、その厚みが薄くなって残る部分(以下「残渣」という。)が生じる。次に、前記残渣を酸素プラズマによるドライエッチングで取り除く。その結果,図2の(f)に示されるように、前期透明基板101の上の一定の 部分に選択的にレジスト202が残る。第4番目のステップは図2の(g)および(h)に示される。選択的に一定の部分にレジストが残った前記基板に対してフッ酸系の化学薬品でエッチングをする。なお、CHFおよびCFガス等を原料に用いたプラズマによるドライエッチングも可能である。その結果、レジスト202が残っていない部分の透明基板が選択的に溶け、図2の(h)に示されるような凹凸部を有する基板を製造することができる。この従来の製造方法は、微細な凹凸部を形成するのには有効な方法であるが、エッチング 工程を使用するために製造コストが高価なものとなるという課題を有していた。
本発明に係る微細構造体の製造方法は、前記、 製造コストが高価のものになる要因であるエッチング工程を使用していないために、前記微細構造体を安価に製造できるという効果があり、前記微細構造体の応用範囲を飛躍 的に広げられるという効果も期待できる。応用範囲としては、表示装置や照明装置が考えられる。光の透過率が向上することにより、同じ輝度であれば、消費電力の低減等が可能となる。
本発明に係る微細構造体の製造方法を示す工程図である。 微細構造体の従来の製造方法を示す工程図である。 本発明に係る微細構造体の製造方法を示す装置の概略図である。 微細構造体の斜視図と断面図である。 本発明に係る微細構造体の製造方法に使用するナノインプリント装置のブロック図である。
符号の説明
101 透明基板
102 アルミニウム、ゲルマニウム、またはチタン等の金属酸化物
および/またはアルコキシドが添加された有機無機ハイブリッド 材料膜
103 微細凹凸部を有する金型
104 微細構造体
202 レジスト
203 微細凹凸部を有する金型
601 減圧装置部
603 試料台
605 金型取り付け部

Claims (44)

  1. ナノインプリント技術を用いた製造方法であって、
    透明基板上にアルミニウム、ゲルマニウム、またはチタン等の金属酸化物および/またはアルコキシドを添加することにより屈折率を制御した有機無機ハイブリッド材料を塗布するステップと、
    前記有機無機ハイブリッド材料を塗布した基板をプリベイクするステップと、
    塗布された前記有機無機ハイブリッド材料に微細な凹凸部を有する金型を減圧状態の中で、圧着し、加熱するステップと、
    前記金型を前記有機無機ハイブリッド材料から離型するステップと,を含むことを特徴とする透明基板上に微細凹凸部を有する構造体(以下「微細構造体」という。)の製造方法。
  2. 前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴とする請求項1に記載の微細構造体の製造方法。
  3. 前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で任意の値を有し、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項1に記載の微細構造体の製造方法。
  4. 前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項1に記載の微細構造体の製造方法。
  5. 前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項1に記載の微細構造体の製造方法。
  6. ナノインプリント技術を用いた製造方法であって、
    前記透明基板の両面にアルミニウム、ゲルマニウム、またはチタン等の金属酸化物および/またはアルコキシドを添加することにより屈折率を制御した有機無機ハイブリッド材料を塗布するステップと、前記有機無機ハイブリッド材料を塗布した基板をプリベイクするステップと、塗布された前記有機無機ハイブリッド材料に微細な凹凸部を有する金型を減圧状態の中で、前記透明基板の両面から圧着し、加熱するステップと、前記金型を前記有機無機ハイブリッド材料から離型するステップと、を含むことを特徴とする前記透明基板の両面に微細凹凸部を有する構造体(以下「両面微細構造体」ともいう。)の製造方法。
  7. 前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴とする請求項6に記載の両面微細構造体の製造方法。
  8. 前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲で任意の値を有し、前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項6に記載の両面微細構造体の製造方法。
  9. 前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項6に記載の両面微細構造体の製造方法。
  10. 前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項6に記載の両面微細構造体の製造方法。
  11. ナノインプリント技術を用いた製造方法であって、
    アルミニウム、ゲルマニウム、またはチタン等の金属酸化物および/またはアルコキシドを添加することにより屈折率を制御した有機無機ハイブリッド材料を塗布するステップと、
    前記透明基板上に塗布された塗布膜中に含まれる泡を減圧装置にて脱泡するステップと、
    前記有機無機ハイブリッド材料を塗布した基板をプリベイクするステップと、
    前記有機無機ハイブリッド材料に微細な凹凸部を有する金型を減圧状態の中で圧着し、加熱するステップと、
    前記金型を前記有機無機ハイブリッド材料から離型するステップと,を含むことを特徴とする微細構造体の製造方法。
  12. 前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴とする請求項11に記載の微細構造体の製造方法。
  13. 前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲で任意の値を有し、前記前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項11に記載の微細構造体の製造方法。
  14. 前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項11に記載の微細構造体の製造方法。
  15. 前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項11に記載の微細構造体の製造方法。
  16. ナノインプリント技術を用いた製造方法であって、
    前記透明基板の両面にアルミニウム、ゲルマニウム、またはチタン等の金属酸化物および/またはアルコキシドを添加することにより屈折率を制御した有機無機ハイブリッド材料を塗布するステップと、前記透明基板の両面に塗布された塗布膜中に含まれる泡を減圧装置にて脱泡するステップと、前記有機無機ハイブリッド材料を塗布した基板をプリベイクするステップと、前記有機無機ハイブリッド材料に微細な凹凸部を有する金型を減圧状態の中で前記透明基板の両面から圧着し、 加熱するステップと、前記金型を前記有機無機ハイブリッド材料から離型するステップと,を含むことを特徴とする前記両面微細構造体の製造方法。
  17. 前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴とする請求項16に記載の両面微細構造体の製造方法。
  18. 前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲で任意の値を有し、前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項16に記載の両面微細構造体の製造方法。
  19. 前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項16に記載の両面微細構造体の製造方法。
  20. 前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項16に記載の両面微細構造体の製造方法。
  21. 前記有機無機ハイブリッド材料の主成分はSiアルコキシドであり、それにTi酸化物および/またはTiアルコキシドおよび/またはGe酸化物および/またはGeアルコキシドを添加剤として加えることを特徴とする請求項1に記載の微細構造体の製造方法。
  22. 前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴とする請求項21に記載の微細構造体の製造方法。
  23. 前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で任意の値を有し、前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項21に記載の微細構造体の製造方法。
  24. 前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項21に記載の微細構造体の製造方法。
  25. 前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項21に記載の微細構造体の製造方法。
  26. 前記有機無機ハイブリッド材料の主成分はSiアルコキシドであり、それにTi酸化物および/またはTiアルコキシドおよび/またはGe酸化物および/またはGeアルコキシドを添加剤として加えることを特徴とする請求項6に記載の両面微細構造体の製造方法。
  27. 前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴とする請求項26に記載の両面微細構造体の製造方法。
  28. 前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で任意の値を有し、前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項26に記載の両面微細構造体の製造方法。
  29. 前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項26に記載の両面微細構造体の製造方法。
  30. 前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項26に記載の両面微細構造体の製造方法。
  31. 前記有機無機ハイブリッド材料の主成分はSiアルコキシドであり、それにTi酸化物および/またはTiアルコキシドおよび/またはGe酸化物および/またはGeアルコキシドを添加剤として加えることを特徴とする請求項11に記載の微細構造体の製造方法。
  32. 前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材 料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴とする請求項31に記載の微細構造体の製造方法。
  33. 前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で任意の値を有し、前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項31に記載の微細構造体の製造方法。
  34. 前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部の高さは10nm 乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項31に記載の微細構造体の製造方法。
  35. 前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項31に記載の微細構造体の製造方法。
  36. 前記有機無機ハイブリッド材料の主成分はSiアルコキシドであり、それにTi酸化物および/またはTiアルコキシドおよび/またはGe酸化物および/またはGeアルコキシドを添加剤として加えることを特徴とする請求項16に記載の両面微細構造体の製造方法。
  37. 前記透明基板に塗布する有機無機ハイブリッド材料はその屈折率を屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で制御可能であることを特徴とする請求項36に記載の両面微細構造体の製造方法。
  38. 前記有機無機ハイブリッド材料はその屈折率が1.0乃至2.45の範囲内で任意の値を有し、前記前記微細凹凸部の高さは10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチは10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項36に記載の両面微細構造体の製造方法。
  39. 前記微細凹凸部の屈折率は透明基板の屈折率から0.01を減じた値から透明基板の屈折率に0.01を加えた値の範囲内であり、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項36に記載の両面微細構造体の製造方法。
  40. 前記有機無機ハイブリッド材料は微細凹凸部を有する形状に整形されたのちに、固形化することにより前記透明基板の材質とその屈折率の相違が±0.01以内の範囲となる程度に同一物質化して、前記微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、前記微細凹凸部のピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とする請求項36に記載の両面微細構造体の製造方法。
  41. 請求項1乃至請求項40に記載された製造方法において、「塗布された前記有機無機ハイブリッド材料に微細な凹凸部を有する金型を減圧状態の中で、圧着し、加熱するステップ」を「塗布された前記有機無機ハイブリッド材料に微細な凹凸部を有する金型を圧着し、加熱するステップ」とする請求項1乃至請求項40に記載された製造方法。
  42. 請求項1乃至請求項41のいずれか一項に記載された微細構造体または両面微細構造体の製造方法により製造された微細構造体または両面微細構造体。
  43. 前記透明基板上に、アルミニウム、ゲルマニウム、またはチタン等の金属酸化物および/またはアルコキシドを添加することにより屈折率を透明基板の屈折率と±0.01の範囲内に調整した有機無機ハイブリッド材料を整形して、前記透明基板の表面に微細な凹凸部を設け、前期微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、ピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とした微細凹凸部を有することを特徴とする構造体。
  44. 前記透明基板上に、チタンまたはゲルマニウム等の酸化物および/またはアルコキシドを添加することにより屈折率を透明基板の屈折率と±0.01の範囲内に調整した有機無機ハイブリッド材料を整形して、前記透明基板の表面に微細な凹凸部を設け、前期微細凹凸部の高さが10nm乃至10μmであり、ピッチが10nm乃至10μmであることを特徴とした微細凹凸部を有することを特徴とする構造体。

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