JP2006163126A - フレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レンズ,ミラー又はプリズムといった光学素子を型成形する場合に、該光学素子を大型化することなく、余剰樹脂材料の溢れを防止することができるフレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法を提供する。
【解決手段】 光学素子20をフレーム10で保持したフレーム一体型光学部品1の製造方法において、光学素子20の光学機能部以外の部位から外部に連通する貫通孔12を有する前記フレーム10を予め製造した後、該フレーム10を成形型3内に配置して光学素子20の成形を行い、該光学素子20を形成するための樹脂材料23の余剰分23aを貫通孔12に充填するようにしてある。
【選択図】 図2B

Description

本発明は、光学素子と、該光学素子を保持するフレームとを有するフレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法に関する。
レンズ,ミラー又はプリズムといった光学素子を型成形する場合に、成形型へのプラスチック等の樹脂材料の注入量が多いと、注入用開口部から余剰樹脂材料が溢れてしまい成形型を汚してしまうという問題があった。そこで、従来から余剰樹脂材料の溢れを防止するための種々の方法が提案されている。例えば、特開平9−254169号では、成形型のキャビティ内に液状の樹脂材料を注入する場合に、該キャビティ内における樹脂材料の液面レベルを背圧式センサで検知し、該検知結果に基づいて、樹脂材料の注入を停止する光学部品の製造方法が提案されている。
特開平9−254169号公報
ところが、上述した従来の光学部品の製造方法では、ノズルを備えた背面式センサや、その検知信号を演算処理する制御部等を必要とし、余剰樹脂材料の溢れを防止するための構成が複雑であるという問題がある。
また、直径の小さいレンズ等の微小な光学素子を成形する場合は、成形型に注入された樹脂材料の液面上昇速度が速く、樹脂材料の注入を停止する最適位置を正確に検出することが困難であるという問題もある。この問題を解決すべく、光学部品の外部に突起等を設けるなどして、成形に使用する樹脂量を多くする方法もある。しかしながら、このようにした場合は、該光学部品が大型化してしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、光学素子を有する光学部品を型成形する場合に、該光学部品(光学素子を含む)を大型化することなく、余剰樹脂材料の溢れを防止することができるフレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るフレーム一体型光学部品は、光学素子と、該光学素子を保持するフレームとを有し、前記光学素子は、光学機能部と、該光学機能部の外側に設けられた外周部とからなり、前記フレームは、前記光学素子が接触する内周面と、該内周面の外側に位置する外周面を有し、前記内周面から前記外周面に向かって形成された1又は複数の凹部を有し、該凹部の少なくとも一部に、前記光学素子を形成するための樹脂材料が充填されているように構成してある。
好ましくは、前記凹部は、前記内周面と前記外周面の両面に開口部を有する貫通孔に構成してある。また、前記凹部は、前記内周面のみに開口部を有する孔に構成してある。
また、前記外周部は、前記光学素子の外周側面としてもよい。また、前記外周部は、前記光学機能部から前記光学素子の外周側面までの間に位置する面としてもよい。
また、3つ以上の前記凹部が前記フレームに設けられ、前記3つ以上の凹部は、略等間隔に設けられていてもよい。また、前記凹部は、前記内周面の円周方向に沿って形成された輪帯状の溝、あるいは円弧状の溝であってもよい。
上記目的を達成するために、本発明に係る第1のフレーム一体型光学部品の製造方法は、光学素子をフレームで保持したフレーム一体型光学部品の製造方法において、前記光学素子の光学機能部以外の部位に面して開口する1又は複数の凹部を有する前記フレームを予め製造した後、該フレームを成形型内に配置して前記光学素子の成形を行い、該光学素子を形成するための樹脂材料の余剰分を前記凹部に充填するようにしてある。
上記目的を達成するために、本発明に係る第2のフレーム一体型光学部品の製造方法は、光学素子をフレームで保持したフレーム一体型光学部品の製造方法において、前記光学素子の光学機能部以外の部位から外部に連通する1又は複数の貫通孔を有する前記フレームを予め製造した後、該フレームを成形型内に配置して前記光学素子の成形を行い、該光学素子を形成するための樹脂材料の余剰分を前記貫通孔に充填するようにしてある。
好ましくは、前記貫通孔が略最上部に位置するように前記フレームを成形型内に配置し、該貫通孔から前記成形型内に樹脂材料を注入して前記光学素子を形成するようにする。
また、前記貫通孔が略最下部に位置するように前記フレームを成形型内に配置し、該貫通孔から前記成形型内に樹脂材料を注入して前記光学素子を形成するようにしてもよい。
より好ましくは、上記第1及び第2のフレーム一体型光学部品の製造方法において、前記光学部品の成形時における前記成形型の温度を、前記フレームの耐熱温度以下とし、また、前記光学部品を形成するための樹脂材料を、紫外線硬化型樹脂としてもよい。
本発明のフレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法によれば、フレームに設けた1又は複数の凹部(貫通孔又は孔を含む)内に余剰樹脂材料を吸収することができ、該光学部品を大型化することなく、余剰樹脂材料の溢れを防止することができる。
以下、本発明の実施形態に係るフレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法について、図面を参照しつつ説明する。まず、本発明の第1実施形態に係るフレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法について、図1A,B及び図2A〜Cを参照しつつ説明する。図1A,Bは本発明の第1実施形態に係るフレーム一体型光学部品を示す部分断面図である。
図1Aにおいて、1は本実施形態に係るフレーム一体型光学部品であり、光学素子(凸メニスカスレンズ)20を短筒状のフレーム10で保持した構成としてある。フレーム10の内周面には、環状の係合凹部11が形成してある。該係合凹部11は、光学素子20の環状の係合凸部22を保持している。この係合凸部22は、光学素子20の光学機能部21以外の部位である。図1Aの場合、係合凸部22は、光学素子20の外周側面に設けられている。
そして、フレーム10には、1つの貫通孔(凹部)12が穿設してある。この貫通孔12は、フレーム10の内周面から外周面に連通している。また、この貫通孔12を介して、光学素子20の係合凸部22の外周側面(一部)が、外部に連通している。よって、図1Aの場合、貫通孔12の開口部は、光学素子20の外周側面と対向する位置に設けられている。該貫通孔12には、光学素子20を形成する樹脂材料23(図2B参照)の余剰分(余剰樹脂材料)23aが充填されている。
一方、図1Bにおいて、2は係合凸部22(図1A参照)を有しない構成のフレーム一体型光学部品である。図1Bでは、光学素子20の外周側面近傍を、直接、フレーム10の係合凹部11によって保持している。このようなフレーム一体型光学部品2では、光学素子20のうち、フレーム10に保持されていない部位が、光学機能部21となる。また、フレーム10に保持された外周側面とその近傍が、光学機能部21以外の部位となる。図1Bにおいても、1つの貫通孔12が穿設してある。この貫通孔12は、フレーム10の内周面から外周面に連通している。そして、内周面における貫通孔12の開口部は、光学機能部21以外の部位に面している。ただし、図1Bの場合、貫通孔12の開口部は、光学機能面21と外周側面の間の部位と対向する位置に設けられている。
次に、図1Aに示すフレーム一体型光学部品1の製造方法について、図2A〜Cを参照しつつ説明する。図2A〜Cは本発明の第1実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法の各工程を示すものであり、同図Aは成形型の組立状態を示す断面図、同図Bは光学部品の成形工程を示す断面図、同図Cはフレーム一体型光学部品の離型工程を示す断面図である。
図2Aにおいて、成形型3は、本フレーム一体型光学部品1(図1A参照)を成形するためのものであり、可動型30と固定型40とからなっている。可動型30は、凸面状の成形面30aを有している。このような可動型30は図示しない油圧シリンダ等の駆動源と接続してあり、固定型40と接離可能としてある。
一方、固定型40は、紫外線の透過が可能なガラス型42を、その位置決め部材41の中心に嵌合するとともに、該位置決め部材41と接するように短円筒状の胴型43を取り付けた構成としてある。ガラス型42は、凹面状の成形面42aを有している。また、胴型43には、後述する樹脂材料23(図2B参照)の注入口43aが穿設してある。なお、本実施形態では、樹脂材料23として紫外線硬化型樹脂を用いている。
本フレーム一体型光学部品1を製造する場合は、まず、固定型40を組み立てて、ガラス型42と胴型43との間にフレーム10を取り付ける。このとき、注入口43aが最上部に位置するように胴型43を組み付けるとともに、該胴型43の注入口43aと、フレーム10の貫通孔12とを一致させる。
そして、可動型30と固定型40とを突き合わせてキャビティCを形成する。該キャビティCは、可動型30の成形面30aと、固定型40(ガラス型42)の成形面42aと、フレーム10の係合凹部11とにより形成されている。
次いで、胴型43の最上部の注入口43aに、図示しないシリンジのノズルを挿入する。そして、該シリンジ内の樹脂材料23を、キャビティC内の最下部から最上部へと注入する。すると、図2Bに示すように、キャビティC内に樹脂材料23が充填される。ここで、キャビティC内の最上部には、フレーム10の係合凹部11が位置している。さらに、係合凹部11には、貫通孔12が設けられている。よって、充填が進行すると、フレーム10の係合凹部11に、樹脂材料23が充填される。そして、フレーム10の係合凹部11から樹脂材料23aが溢れ出る。この溢れた余剰樹脂材料23aは、係合凹部11と連通する貫通孔12内に充填される。
次いで、図2B中の矢印に示すように、ガラス型42の背面側からキャビティC内の樹脂材料23に紫外線を照射し、該樹脂材料23を硬化させる。その後、図2Cに示すように、可動型30を駆動源により後退させる。そして、フレーム一体型光学部品1を、可動型30及び固定型40の成形面30a,42aから離型する。
このような本実施形態のフレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法によれば、フレーム10に穿設した貫通孔12内に余剰樹脂材料23aを充填するといった簡単な手段によって、余剰樹脂材料23aの溢れを防止することができる。特に、紫外線硬化型樹脂のような樹脂は、粘性が低い。よって、このような粘性の低い樹脂材料23の溢れ防止に、本実施形態の製造方法は有効である。
また、本実施形態では、光学素子20の外周側面から外部に連通する貫通孔12を、フレーム10に設けたことにより、余剰樹脂材料23aが光学機能部21に抵触しない。そのため、光学機能面21以外の部位を少なくする、あるいは無くすことができる。よって、光学素子20の外径を小さくすることができる。
さらに、外観上、余剰樹脂材料23aにより形成される突起がフレーム10の貫通孔12内に収まるので、該突起の除去作業が不要となる。よって、組立工数、部品搬送工数、部品管理工数等の削減が可能となる。これに加えて、該余剰樹脂材料23aが、樹脂硬化時の収縮に対する補充分となる。
次に、本発明の第2実施形態に係るフレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法について、図3A,Bを参照しつつ説明する。図3A,Bは本発明の第2実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法の各工程を示すものであり、同図Aは成形型の組立状態を示す断面図、同図Bは光学部品の成形工程を示す断面図である。なお、上述した第1実施形態と同様の箇所については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図3Aにおいて、成形型5は、可動型30と固定型40とからなる。本実施形態では、固定型40を構成する胴型44の最下部と最上部とに、それぞれ注入口44aと空気排出孔44bとを穿設した構成となっている。
また、これら可動型30と固定型40との間には、フレーム10が配置してある。本実施形態では、該フレーム10の直径上に、相対向する2つの貫通孔12aと12bとを設けた構成としてある。
次に、フレーム一体型光学部品4(図3B参照)の製造方法について説明すると、まず、成形型5の組立時には、胴型44の注入口44aを最下部、空気排出孔44bを最上部に位置させる。そして、フレーム10を、その貫通孔12a,12bがそれぞれ、胴型44の注入口44a、空気排出孔44bに一致するように組み付ける。
次いで、光学部品20の成形時には、胴型44の最下部の注入口44aに、図示しないシリンジのノズルを挿入する。そして、該シリンジ内の樹脂材料23を、キャビティC内の最下部から最上部へと注入する。
図3Bに示すように、キャビティC内への樹脂材料23の充填が完了した後、胴型44の注入口44a、及びこれと連通する貫通孔12bに封止栓45を嵌合させ、樹脂材料23の流出を防止する。その後、ガラス型42の背面側からキャビティC内の樹脂材料23に紫外線を照射し、該樹脂材料23を硬化させる。最後に、可動型30を、駆動源により後退させる。続いて、フレーム一体型光学部品4を、可動型30及び固定型40の成形面30a,42aから離型する。
このような本実施形態のフレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法によれば、樹脂材料23の余剰分の溢れを防止することができる。よって、光学機能面以外の部位を少なくする、あるいは無くすことができる。その結果、光学素子の外径を小さくすることができる。
また、胴型44の最下部の注入口44aから、樹脂材料23を、キャビティC内の最下部から最上部へと注入することができるので、該樹脂材料23内への気泡の巻き込みを防止することができる。よって、フレーム一体型光学部品4を構成する光学素子20の形状精度を向上させることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るフレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法について、図4A,Bを参照しつつ説明する。図4A,Bは本発明の第3実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法の各工程を示すものであり、同図Aは成形型に樹脂材料を供給した直後の状態を示す断面図、同図Bは成形型により樹脂材料をキャビティ全体に広げた状態を示す断面図である。なお、上述した第1実施形態と同様の箇所については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図4Aにおいて、本実施形態では、成形型7は、可動型30と固定型40とを縦方向に配置した構成となっている。そして、この成形型7を用いて、図4Bに示すフレーム一体型光学部品6を成形するようにしてある。該フレーム一体型光学部品6を構成するフレーム10には、凹部(孔)13が形成してある。この凹部13は、フレーム10の内周面側のみに、開口部を有する。また、該凹部13は、図4Bに示すように、光学素子20の外周側面に面して開口している。なお、外周側面は、光学素子20の光学機能部21(図1A,B参照)以外の部位である。
そして、この凹部13には、成形時において、余剰樹脂23aが充填されるようになっている。その結果、余剰樹脂23aによって、該光学素子20の外周側面に連続する凸部が形成される。そして、該凸部が凹部13と係合することにより、光学素子20がフレーム10に保持される。
なお、本実施形態では、固定型40を形成する胴型46に注入口や空気排出孔は形成していない。
次に、フレーム一体型光学部品6の製造方法について説明すると、まず、図4Aに示すように、成形型7の可動型30と固定型40とを型開きした状態にして、固定型40(ガラス型42)の成形面42aに樹脂材料23を供給する。次いで、図4Bに示すように、図示しない駆動源を駆動させて樹脂材料23の厚さが所定量となる位置まで可動型30を下降させる。すると、該樹脂材料23が押し広げられ、光学素子20が成形されるとともに、余剰樹脂材料23aがフレーム10の凹部13内に充填される。
その後、ガラス型42の背面側からキャビティC内の樹脂材料23に紫外線を照射し、該樹脂材料23を硬化させる。最後に、可動型30を駆動源により上昇させ、フレーム一体型光学部品6を可動型30及び固定型40の成形面30a,42aから離型する。
このような本実施形態のフレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法によれば、上記第1及び第2実施形態と同様に、フレーム10に形成した凹部13内に余剰樹脂材料23aを充填するといった簡単な手段によって、余剰樹脂材料23aの溢れを防止することができる。
また、フレーム10と光学素子20を安定的に結合させるため、フレーム10の内周面に少なくとも3つ以上の凹部13を略等間隔に形成することが好ましい。このような構成とした場合は、成形される樹脂材料23の収縮挙動が概略均一となる。よって、フレーム一体型光学部品6を構成する光学素子20の形状精度を向上させることができる。また、フレーム10と光学素子20の結合を確実にするために、略環状に連続する凹部30を形成した構成としてもよい。このような構成とした場合は、成形される樹脂材料23の収縮挙動をより均一化することができる。その結果、更に、光学素子20の形状精度を向上させることができる。
これに加え、可動型30により樹脂材料23を成形する構成としてあるので、該樹脂材料23への気泡の巻き込みを防止することができる。
なお、本発明のフレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法は、上述した各実施形態に限定されるものではない。例えば、上記各実施形態では、いずれも紫外線硬化型樹脂を用いた常温成形としたが、これに限定されるものではなく、光学プラスチックやガラス等の光学素子素材を加熱軟化させて光学素子を成形する場合にも、本発明のフレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法を適用することができる。この場合、光学素子の成形時における成形型の温度を、フレームの耐熱温度以下とする。これにより、該フレームの加熱による劣化を防止することができる。
また、本発明には以下のものが含まれる。
(1)光学素子をフレームで保持したフレーム一体型光学部品において、前記フレームに、前記光学素子の光学機能部以外の部位から外部に連通する1又は複数の貫通孔を設け、前記光学素子の成形時に、該光学素子を形成するための樹脂材料の余剰分を前記貫通孔に充填することを特徴とするフレーム一体型光学部品。
(2)前記光学素子の外周側面を前記光学機能部以外の部位とし、前記フレームに、該光学素子の外周側面から外部に連通する1又は複数の前記貫通孔を設けたことを特徴とする(1)記載のフレーム一体型光学部品。
(3)光学素子をフレームで保持したフレーム一体型光学部品において、前記フレームに、前記光学素子の光学機能部以外の部位に面して開口する1又は複数の凹部を設け、前記光学素子の成形時に、該光学素子を形成するための樹脂材料の余剰分を前記凹部に充填することを特徴とするフレーム一体型光学部品。
(4)前記光学素子の外周側面を前記光学機能部以外の部位とし、前記フレームに、該光学素子の外周側面に面して開口する1又は複数の前記凹部を設けたことを特徴とする(3)記載のフレーム一体型光学部品。
(5)前記フレームに、3つ以上の前記凹部を略等間隔に配設したことを特徴とする(3)又は(4)記載のフレーム一体型光学部品。
(6)前記フレームに、略環状に連続する前記凹部を形成したことを特徴とする(3)又は(4)記載のフレーム一体型光学部品。
(7)前記光学素子を形成するための樹脂材料を、紫外線硬化型樹脂としたことを特徴とする(1)〜(6)いずれか記載のフレーム一体型光学部品。
本発明の第1実施形態に係るフレーム一体型光学部品を示す部分断面図である。 同じく本発明の第1実施形態に係る他のフレーム一体型光学部品を示す部分断面図である。 本発明の第1実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法における成形型の組立状態を示す断面図である。 同じく本発明の第1実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法における光学部品の成形工程を示す断面図である。 同じく本発明の第1実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法におけるフレーム一体型光学部品の離型工程を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法における成形型の組立状態を示す断面図である。 同じく本発明の第2実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法における光学部品の成形工程を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法における成形型に樹脂材料を供給した直後の状態を示す断面図である。 同じく本発明の第3実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法における成形型により樹脂材料をキャビティ全体に広げた状態を示す断面図である。
符号の説明
1,2,4,6 フレーム一体型光学部品
10 フレーム
11 係合凹部
12,12a,12b 貫通孔(凹部)
13 凹部(孔)
20 光学素子
21 光学機能部
22 係合凸部
23 樹脂材料
23a 余剰樹脂材料
3,5,7 成形型
30 可動型
30a 成形面
40 固定型
41 位置決め部材
42 ガラス型
42a 成形面
43,44,46 胴型
43a,44a 注入口
44b 空気排出孔
45 封止栓
C キャビティ

Claims (13)

  1. 光学素子と、該光学素子を保持するフレームとを有し、
    前記光学素子は、光学機能部と、該光学機能部の外側に設けられた外周部とからなり、
    前記フレームは、前記光学素子が接触する内周面と、該内周面の外側に位置する外周面とを有し、前記内周面から前記外周面に向かって形成された1又は複数の凹部を有し、
    該凹部の少なくとも一部に、前記光学素子を形成するための樹脂材料が充填されていることを特徴とするフレーム型一体光学部品。
  2. 前記凹部は、前記内周面と前記外周面の両面に開口部を有する貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載のフレーム型一体光学部品。
  3. 前記凹部は、前記内周面のみに開口部を有する孔であることを特徴とする請求項1に記載のフレーム型一体光学部品。
  4. 前記外周部は、前記光学素子の外周側面であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のフレーム型一体光学部品。
  5. 前記外周部は、前記光学機能部から前記光学素子の外周側面までの間に位置する面であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項にフレーム型一体光学部品。
  6. 3つ以上の前記凹部が前記フレームに設けられ、前記3つ以上の凹部は、略等間隔に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項にフレーム型一体光学部品。
  7. 前記凹部は、前記内周面の円周方向に沿って形成された輪帯状の溝、あるいは円弧状の溝であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項にフレーム型一体光学部品。
  8. 光学素子をフレームで保持したフレーム一体型光学部品の製造方法において、前記光学素子の光学機能部以外の部位に面して開口する1又は複数の凹部を有する前記フレームを予め製造した後、該フレームを成形型内に配置して前記光学素子の成形を行い、該光学素子を形成するための樹脂材料の余剰分を前記凹部に充填することを特徴とするフレーム一体型光学部品の製造方法。
  9. 光学素子をフレームで保持したフレーム一体型光学部品の製造方法において、前記光学素子の光学機能部以外の部位から外部に連通する1又は複数の貫通孔を有する前記フレームを予め製造した後、該フレームを成形型内に配置して前記光学素子の成形を行い、該光学素子を形成するための樹脂材料の余剰分を前記貫通孔に充填することを特徴とするフレーム一体型光学部品の製造方法。
  10. 前記貫通孔が略最上部に位置するように前記フレームを成形型内に配置し、該貫通孔から前記成形型内に樹脂材料を注入して前記光学素子を形成することを特徴とする請求項9記載のフレーム一体型光学部品の製造方法。
  11. 前記貫通孔が略最下部に位置するように前記フレームを成形型内に配置し、該貫通孔から前記成形型内に樹脂材料を注入して前記光学素子を形成することを特徴とする請求項8記載のフレーム一体型光学部品の製造方法。
  12. 前記光学素子の成形時における前記成形型の温度を、前記フレームの耐熱温度以下としたことを特徴とする請求項8〜11いずれか記載のフレーム一体型光学部品の製造方法。
  13. 前記光学素子を形成するための樹脂材料を、紫外線硬化型樹脂としたことを特徴とする請求項8〜12いずれか記載のフレーム一体型光学部品の製造方法。




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