JP2004094028A - 光学素子とこれを用いた光通信用モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】鏡筒内での光学レンズの取付け状態を安定化し、かつ装置への取付けに際し、その取付け姿勢を容易に決めることができるようにする。
【解決手段】光学素子は、鏡筒2内に光学レンズ1が収納された構成をなしている。光学レンズ1はレンズ部1aとその周りのツバ部1bとが同一素材で一体成形されたものである。鏡筒2には、光学レンズ1のツバ部1bに対向して、貫通穴2a,2bが設けられており、これら貫通穴2a,2bに光学レンズ1のツバ部1bに形成されている凸部3a,3bが嵌まり込んでいる。これにより、光学レンズ1は鏡筒2から外れることもないし、また、光学レンズ1が鏡筒2内で廻ることもなく、安定した取付け状態となる。また、貫通穴2a,2bは外部から見ることができるから、この光学素子が非軸対称レンズであるときでも、これを装置へ取り付ける際の基準の目印とすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】光学素子は、鏡筒2内に光学レンズ1が収納された構成をなしている。光学レンズ1はレンズ部1aとその周りのツバ部1bとが同一素材で一体成形されたものである。鏡筒2には、光学レンズ1のツバ部1bに対向して、貫通穴2a,2bが設けられており、これら貫通穴2a,2bに光学レンズ1のツバ部1bに形成されている凸部3a,3bが嵌まり込んでいる。これにより、光学レンズ1は鏡筒2から外れることもないし、また、光学レンズ1が鏡筒2内で廻ることもなく、安定した取付け状態となる。また、貫通穴2a,2bは外部から見ることができるから、この光学素子が非軸対称レンズであるときでも、これを装置へ取り付ける際の基準の目印とすることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、光通信などに用いられる光学素子とこれを用いた光通信用モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ファイバを用いた光通信が広く普及されてきている。かかる光通信には、光源としてレーザダイオードなどが用いられたきており、かかる光源からの出射光を光ファイバに入射させるために、光学レンズが使用されている。この光学レンズは、光源からの光を光ファイバの入射面に集光させるためのものであって、その一例が、例えば、「電子材料」工業出版 2001年11月発行 pp.70−73に記載されている。
【0003】
その記載によると、図4に示すように、レーザダイオード21と光ファイバ22の先端部と光学レンズ23とが組み込まれて光通信用モジュール20が形成され、この光学レンズ23はレーザダイオード21と光ファイバ22の先端部との間に設けられたレンズ支持部24によって支持されている。レーザダイオード21から拡散して出射されるレーザ光は、光学レンズ23により、光ファイバ22の先端部の入射口に集光されるものであり、この光学レンズ23は、レーザダイオード21と光ファイバ22とを光学的に結合する結合レンズとして機能する。
【0004】
かかる光学レンズ23は、レーザダイオード21と光ファイバ22との結合効率を高めるために、即ち、レーザダイオード21からの出射光が効率良く光ファイバ22に入射されるようにするために、光軸に沿う断面が楕円形状をなす非球面レンズとして球面収差をなくすようにしている。
【0005】
このような光通信に用いられる光学レンズは、通常、それを保護することなどから、鏡筒に収納され、この鏡筒がレンズ支持部24に固定される。
【0006】
また、上記のような光通信用モジュール20においては、光源としてのレーザダイオード21から出射されるレーザビームの断面形状は楕円形状をなしており、かかるレーザビームを効率良く光ファイバに入射させるためには、この光ファイバの入射口が円形状をなしていることから、円形状の断面を有するレーザビームに変換することが必要である。光学レンズ23としては、かかる変換の機能を有することが必要であり、このため、非軸対称レンズ、例えば、レンズの半径方向のx,y軸において、夫々曲率が異なる、もしくは夫々の曲率方向が異なるようなトーリックレンズが用いられる。図5はその一例を示すものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような非軸対称レンズを用いてレーザビームの断面形状を楕円形状から円形状に変換する場合、かかる非軸対称レンズのレンズ面の半径方向をレーザビームの断面での径方向に適切に合わせることが必要である。従来では、レンズ支持部24に載置した状態とし、光学レンズからの出射光を観測しながら鏡筒をその中心軸を中心に回転させることにより、レンズ面の半径方向とレーザビームの断面での径方向とが適切な関係となるように調整していた。
【0008】
しかし、この方法によると、レンズ面の半径方向とレーザビームの断面での径方向との適切な関係を高精度に設定(以下、これをレンズ面の半径方向の設定という)するためには、手間と時間がかかるきめの細かい作業が必要となる。
【0009】
本発明の第1の目的は、かかる問題を解消し、レンズ面の半径方向の設定のための作業を簡略化することを可能にした光学素子とこれを用いた光通信用モジュールを提供することにある。
【0010】
また、光学レンズを鏡筒に単に収納するだけでは、衝撃や振動などにより、光学レンズが鏡筒から外れてしまうおそれもあって、不安定であるし、また、鏡筒内で光学レンズがその光軸を中心に回転してしまうおそれもあり、折角レンズ面の半径方向の設定が適切になされていても、これに狂いが生じて信頼性が低下するといった問題もあった。
【0011】
かかる問題を解消する方法としては、例えば、特開平3ー167514号公報や特許第2907016号公報などに記載のように、光学レンズを鏡筒と同様の機能をなすホルダ内に取り付けた光学素子において、光学レンズとホルダとの結合をより安定化するために、ホルダの内面に環状の凸部を設け、これによって光学レンズとホルダとの結合を強化するようにした技術が提案されている。
【0012】
しかし、かかる凸部は、単に、光学レンズとホルダとの結合を強化するだけのものであるし、また、ホルダの内面に環状に形成されているものであるから(不連続な突起状とするのは、その製作上、非常に困難である)、ホルダから光学レンズが外れるのを防止するのには有効であるが、光学レンズとこの凸部との接合が充分でないと、光学レンズがホルダ内でがたついたり、その光軸を中心に回転したりするおそれもある。
【0013】
本発明の第2の目的は、上記第1の目的を達成しながら、鏡筒とこれに収納される光学レンズとの結合をさらに強化することができるようにした光学素子とこれを用いた光通信用モジュールを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、本発明は、鏡筒内に光学レンズが収納されてなる光学素子であって、鏡筒の壁面に、光学レンズに対向して貫通穴を設けたものである。
【0015】
かかる構成により、かかる貫通穴は外部から見えるものであるから、これを光学レンズの半径方向の基準方向とすることができる。
【0016】
上記第2の目的を達成するために、本発明は、上記の構成において、光学レンズの側面に鏡筒の上記貫通穴に嵌まり込む凸部を設けたものである。
【0017】
これにより、光学レンズが鏡筒からはずれたり、鏡筒内で回動したりするといった問題を解消できるとともに、この貫通穴を、上記のように、光学レンズの半径方向の基準方向とすることができる。
【0018】
また、本発明による光通信用モジュールは、かかる光学素子を、発光手段と光通信炉とを光結合する手段に用いるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
【0020】
図1は本発明による光学素子の一実施形態を示す図であって、同図(a)はその縦断面図、同図(b)はその側面図、同図(c)は同図(a)での分断線X−Xに沿う横断面図であり、1は光学レンズ、1aはレンズ部、1bはツバ部、2は鏡筒、2a,2bは貫通穴、3a,3bは凸部である。
【0021】
同図(a)において、光学レンズ1はレンズ部1aとその周りのツバ部1bとが同一素材で一体成形されてなり、厚みの厚いレンズをなしている。図4で説明した光通信用モジュール20でのレーザダイオード21からのレーザビームの断面形状を変換する光学レンズ23としてこの実施形態を使用する場合には、この光学レンズ1は、トーリックレンズのような非軸対称レンズをなしている。かかる光学レンズ1は、鏡筒2内に収納されている。
【0022】
この鏡筒2には、その内面から外面に貫通して2つの貫通穴2a,2bが設けられている。これら貫通穴2a,2bは、光学レンズ1のツバ部1bの側面に対向した位置(特に限定しないが、例えば、このツバ部1bの側面でのレンズ光軸方向のほぼ中央部)に設けられており、また、ツバ部1bの側面には、これら貫通穴2a,2b夫々に嵌まり込む凸部3a,3bがこのツバ部1bと同一素材で一体に形成されている。
【0023】
光学レンズ1は、そのツバ部1bの側面が鏡筒2の内面に密着して収納されているが、さらに、このツバ部1bに一体に形成された凸部3a,3bが鏡筒2の貫通穴2a,2bに嵌まり込んでいる。このため、衝撃や振動があっても、光学レンズ1は鏡筒2から外れることもないし、また、レンズ光軸を中心に回転したり、ガタついたりすることもなく、光学レンズ1と鏡筒2との結合がより強固となる。
【0024】
また、これら貫通穴2a,2bは、図1(b)に示すように、鏡筒2の外側面に現われているので、人はそれを容易に認識することができる。そして、図1(c)に示すように、これら貫通穴2a,2bは、レンズ部1aの光軸を横切る同一の直線A上に設けられる。このレンズ部1aの光軸に対する貫通穴2a,2bの方向は、レンズ部1aの特定の半径方向と所定の関係となるように、設定されており、これにより、この貫通穴2a,2bの方向は、入射ビームの断面の半径方向に対してレンズ部1aの半径方向を特定するレンズ面の半径方向の設定のための基準方向とすることができ、かかるレンズ面の半径方向の設定の目印とすることができる。
【0025】
例えば、この実施形態の光学素子を図4に示す光通信用モジュール20の光学レンズ23として用いる場合には、かかる貫通穴2a,2bをもとにして、レンズ部1aの半径方向を、入射ビームの断面形状を楕円形状から円形状に変換できるように、設定することができる。そして、レンズ面の半径方向の設定をさらに精度良く行なう場合には、さらに出射光の断面形状の測定をしながら鏡筒2をその光軸を中心に回転させることにより、レンズ面の半径方向の微細な調整を行なうことになるが、かかる高精度の調整までの作業をかかる貫通穴2a,2bに基づくレンズ面の半径方向の設定によってかなり精度良く行なうことができ、高精度のレンズ面の半径方向の設定が簡単になるし、これに要する時間も大幅に短縮できることになる。
【0026】
図2は図1に示す光学素子の製造方法の一具体例を示す工程図であって、4は上型、4aはその型面、4bはその平坦面、5は下型、5aはその型面、5bはその平坦面、5cは鏡筒2の載置部、6は型収納部、6a,6bは窪み部、7a,7bは留め部材、8a,8bは弾性部材、9はガラス素材であり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0027】
図2(a)において、光学素子の製造装置としては、型収納部6内の円筒状空間内に収納された上型4と下型5とで構成されている。ここで、説明を簡略化するために、下型5が固定され、型締め(プレス加工)時に上型4が下型5の方に移動するように構成されているものとするが、下型5が移動するようにしてもよいし、また、上型4及び下型5がともに移動するようにしてもよい。
【0028】
上型4の下面には、光学素子1のレンズ部1a(図1)の一方のレンズ面形状を決める型面4aと、その周りの円環状をなす平坦面4bとが形成されている。また、下型5の上面には、光学素子1のレンズ部1aのもう一方のレンズ面形状を決める型面5aと、その周りの円環状をなす平坦面5bと、さらにこの平坦面5bの周りの鏡筒2(図1)を載置するための円環状の載置部5cとが形成されている。この載置部5cは、これに鏡筒2が載置されたとき、図2(b)に示すように、この鏡筒2の貫通穴2a,2bが下型5の平坦面5bよりも上方にあるように、この平坦面5bから段付けして形成されている。
【0029】
図2(a)において、かかる上型4,下型5が収納されている型収納部6の内面には、互いに対向した位置(例えば、その内部空間の中心軸を挟み、同じ高さの位置)に夫々窪み部6a,6bが設けられ、夫々の窪み部6a,6b内に留め部材7a,7bが嵌め込まれている。これら留め部材7a,7bは、圧縮バネなどの弾性部材8a,8bにより、窪み部6a,6bから押し出される方向に付勢されており、これにより、これら留め部材7a,7bの先端部が夫々窪み部6a,6bから突出している。
【0030】
図1に示す光学素子を作成する場合には、図2(b)に示すように、まず、下型4の載置部5cに鏡筒2が載置されるのであるが、これを載置するとき、鏡筒2の外面によって留め部材7a,7bが弾性部材8a,8bの付勢力に抗して窪み部6a,6b内に押し込まれる。そして、鏡筒2を下型5の載置部5cに載置した状態では、この載置部5cからの鏡筒2の貫通穴2a,2bの高さと窪み部6a,6b内の留め部材7a,7bの高さとは等しくなっているが、一般には、貫通穴2a,2bと留め部材7a,7bとは対向した位置にはなく、位置ずれしている。このため、留め部材7a,7bは、鏡筒2の外面により、窪み部6a,6b内に押し込まれた状態にある。しかし、かかる状態で鏡筒2をその中心軸を中心に回転させることにより、貫通穴2a,2bと留め部材7a,7bとを一致させることができる。このように一致した状態になると、留め部材7aの先端部が貫通穴2aに嵌まり込み、留め部材7bの先端部が貫通穴2bに嵌まり込む。かかる状態が、鏡筒2の型面4a,5aに対する正しい載置状態である。
【0031】
このようにして、鏡筒2を下型4に正しい載置状態で載置すると、次に、図2(b)に示すように、下型5の上面に光学レンズ1(図1)の素材としてのガラス素材9が載置され、これを加熱して軟化させる。そして、上型4を降下させ、このガラス素材9を上型4と下型5とで型締めする。
【0032】
この型締めを行なった状態を図2(c)に示す。かかる状態では、ガラス素材9の一方側に上型4の型面4aとその周りの平坦面4bとが転写され、また、ガラス素材9の他方側に下型5の型面5aとその周りの平坦面5bの面とが転写されることになり、型面4a,5aによって光学レンズ1のレンズ部1aが、平坦面4b,5bによって光学レンズ1のツバ部1bが夫々形成されるが、さらに、ガラス素材9の一部が鏡筒2の貫通穴2a,2bに進入し、ツバ部1bの外面に貫通穴2a,2bに嵌まり込んだ凸部3a,3bが形成されることになる。
【0033】
かかる型締めが終了すると、成形品を冷却し、型4,5から取り外す。これにより、図1に示した筐体2に光学レンズ1が一体化された光学素子が得られる。
【0034】
かかる製造方法によると、留め部材7a,7bが筐体2の貫通穴2a,2bに嵌まり込むことにより、鏡筒2の型面4a,5aに対する正しい載置状態が設定されるので、上型4の型面4a,下型5の型面5aに対する貫通穴2a,2bの配置関係が一意的に設定される。従って、これら型面4a,5aがそれらの軸に非対称な面をなしても、これらの面に対する貫通穴2a,2bの位置関係は常に一意的に設定される。このため、かかる製造方法によって得られた図1に示す光学素子では、光学レンズ1のレンズ部1aでのレンズ面に対する貫通穴2a,2bの位置関係が常に一定に設定されることになる。即ち、かかるレンズ面が非軸対称である場合には、常に、かかるレンズ面の特定の形状部分と同じ半径方向に貫通穴2a,2bの位置が設定されていることになる。
【0035】
図3は以上説明した実施形態の光学素子を用いた本発明による光通信用モジュールの一実施形態を示す構成図であって、10は基板、10aは凹部、10bは溝部、10cはチップ取付部、10dは電極、11はレーザダイオード、12は結合レンズ、13は光ファイバである。
【0036】
同図において、基板10上には、チップ取付部10cと凹部10aと溝部10bとが一直線上に配列して形成されており、また、このチップ取付部10cから両側に電極10dが形成されている。このチップ取付部10cには、レーザダイオード11のチップがロウ付けされ、このレーザダイオード11に給電のための電極10dが接続される。凹部10aには、結合レンズ12が嵌め込まれて接着剤などで固定され、また、溝部10bには、光ファイバ13の先端部分が嵌め込まれて固定される。
【0037】
かかる構成により、レーザダイオード11で発光したレーザ光は、結合レンズ12により、光ファイバ13の先端面に集光されて、光ファイバ13に入射される。
【0038】
かかる構成の通信用モジュールにおいて、結合レンズ12として、図1に示した光学素子を用いることができる。そして、この光学素子を凹部10a内に固定する際には、この光学素子での貫通穴2a,2b(図1)を基に、この光学素子のレンズ面の半径方向の設定をすることができ、かかる設定作業を容易にする。
【0039】
なお、この光学素子を図4に示した光通信用モジュール20にも適用できることは、先に説明した通りである。
【0040】
なお、上記実施形態では、鏡筒2に、光軸を挟んで対向する位置関係で、2個の貫通穴2a,2bが設けられるとしたが、これは、光学レンズ1が、トーリックレンズのような非軸対称レンズである場合に、特に、有効である。
【0041】
また、上記実施形態を光通信用の光学素子として説明したが、本発明は、これのみに限るものでなく、光学記録再生装置の対物レンズなどの他の光学装置の光学素子にも適用可能であることはいうまでもない。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、鏡筒内でのレンズ部の取り付け状態が大幅に安定化するとともに、鏡筒に設けられた貫通穴を光学装置への取付けに際しての該レンズ部の半径方向の設定(取付け姿勢)の目印とすることができ、取付け作業の手間を軽減して高精度の取り付けるための作業時間を大幅に短縮可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学素子の一実施形態を示す図である。
【図2】図1に示す光学素子の製造方法の一具体例を示す図である。
【図3】本発明による光通信用モジュールの一実施形態を示す構成図である。
【図4】光通信用モジュールの一従来例を示す構成図である。
【図5】トーリックレンズの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 光学レンズ
1a レンズ部
1b ツバ部
2 鏡筒
2a,2b 貫通穴
3a,3b 凸部
10 基板
10a 凹部
10b 溝部
10c チップ取付部
10d 電極
11 レーザダイオード
12 結合レンズ
13 光ファイバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、光通信などに用いられる光学素子とこれを用いた光通信用モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ファイバを用いた光通信が広く普及されてきている。かかる光通信には、光源としてレーザダイオードなどが用いられたきており、かかる光源からの出射光を光ファイバに入射させるために、光学レンズが使用されている。この光学レンズは、光源からの光を光ファイバの入射面に集光させるためのものであって、その一例が、例えば、「電子材料」工業出版 2001年11月発行 pp.70−73に記載されている。
【0003】
その記載によると、図4に示すように、レーザダイオード21と光ファイバ22の先端部と光学レンズ23とが組み込まれて光通信用モジュール20が形成され、この光学レンズ23はレーザダイオード21と光ファイバ22の先端部との間に設けられたレンズ支持部24によって支持されている。レーザダイオード21から拡散して出射されるレーザ光は、光学レンズ23により、光ファイバ22の先端部の入射口に集光されるものであり、この光学レンズ23は、レーザダイオード21と光ファイバ22とを光学的に結合する結合レンズとして機能する。
【0004】
かかる光学レンズ23は、レーザダイオード21と光ファイバ22との結合効率を高めるために、即ち、レーザダイオード21からの出射光が効率良く光ファイバ22に入射されるようにするために、光軸に沿う断面が楕円形状をなす非球面レンズとして球面収差をなくすようにしている。
【0005】
このような光通信に用いられる光学レンズは、通常、それを保護することなどから、鏡筒に収納され、この鏡筒がレンズ支持部24に固定される。
【0006】
また、上記のような光通信用モジュール20においては、光源としてのレーザダイオード21から出射されるレーザビームの断面形状は楕円形状をなしており、かかるレーザビームを効率良く光ファイバに入射させるためには、この光ファイバの入射口が円形状をなしていることから、円形状の断面を有するレーザビームに変換することが必要である。光学レンズ23としては、かかる変換の機能を有することが必要であり、このため、非軸対称レンズ、例えば、レンズの半径方向のx,y軸において、夫々曲率が異なる、もしくは夫々の曲率方向が異なるようなトーリックレンズが用いられる。図5はその一例を示すものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような非軸対称レンズを用いてレーザビームの断面形状を楕円形状から円形状に変換する場合、かかる非軸対称レンズのレンズ面の半径方向をレーザビームの断面での径方向に適切に合わせることが必要である。従来では、レンズ支持部24に載置した状態とし、光学レンズからの出射光を観測しながら鏡筒をその中心軸を中心に回転させることにより、レンズ面の半径方向とレーザビームの断面での径方向とが適切な関係となるように調整していた。
【0008】
しかし、この方法によると、レンズ面の半径方向とレーザビームの断面での径方向との適切な関係を高精度に設定(以下、これをレンズ面の半径方向の設定という)するためには、手間と時間がかかるきめの細かい作業が必要となる。
【0009】
本発明の第1の目的は、かかる問題を解消し、レンズ面の半径方向の設定のための作業を簡略化することを可能にした光学素子とこれを用いた光通信用モジュールを提供することにある。
【0010】
また、光学レンズを鏡筒に単に収納するだけでは、衝撃や振動などにより、光学レンズが鏡筒から外れてしまうおそれもあって、不安定であるし、また、鏡筒内で光学レンズがその光軸を中心に回転してしまうおそれもあり、折角レンズ面の半径方向の設定が適切になされていても、これに狂いが生じて信頼性が低下するといった問題もあった。
【0011】
かかる問題を解消する方法としては、例えば、特開平3ー167514号公報や特許第2907016号公報などに記載のように、光学レンズを鏡筒と同様の機能をなすホルダ内に取り付けた光学素子において、光学レンズとホルダとの結合をより安定化するために、ホルダの内面に環状の凸部を設け、これによって光学レンズとホルダとの結合を強化するようにした技術が提案されている。
【0012】
しかし、かかる凸部は、単に、光学レンズとホルダとの結合を強化するだけのものであるし、また、ホルダの内面に環状に形成されているものであるから(不連続な突起状とするのは、その製作上、非常に困難である)、ホルダから光学レンズが外れるのを防止するのには有効であるが、光学レンズとこの凸部との接合が充分でないと、光学レンズがホルダ内でがたついたり、その光軸を中心に回転したりするおそれもある。
【0013】
本発明の第2の目的は、上記第1の目的を達成しながら、鏡筒とこれに収納される光学レンズとの結合をさらに強化することができるようにした光学素子とこれを用いた光通信用モジュールを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、本発明は、鏡筒内に光学レンズが収納されてなる光学素子であって、鏡筒の壁面に、光学レンズに対向して貫通穴を設けたものである。
【0015】
かかる構成により、かかる貫通穴は外部から見えるものであるから、これを光学レンズの半径方向の基準方向とすることができる。
【0016】
上記第2の目的を達成するために、本発明は、上記の構成において、光学レンズの側面に鏡筒の上記貫通穴に嵌まり込む凸部を設けたものである。
【0017】
これにより、光学レンズが鏡筒からはずれたり、鏡筒内で回動したりするといった問題を解消できるとともに、この貫通穴を、上記のように、光学レンズの半径方向の基準方向とすることができる。
【0018】
また、本発明による光通信用モジュールは、かかる光学素子を、発光手段と光通信炉とを光結合する手段に用いるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
【0020】
図1は本発明による光学素子の一実施形態を示す図であって、同図(a)はその縦断面図、同図(b)はその側面図、同図(c)は同図(a)での分断線X−Xに沿う横断面図であり、1は光学レンズ、1aはレンズ部、1bはツバ部、2は鏡筒、2a,2bは貫通穴、3a,3bは凸部である。
【0021】
同図(a)において、光学レンズ1はレンズ部1aとその周りのツバ部1bとが同一素材で一体成形されてなり、厚みの厚いレンズをなしている。図4で説明した光通信用モジュール20でのレーザダイオード21からのレーザビームの断面形状を変換する光学レンズ23としてこの実施形態を使用する場合には、この光学レンズ1は、トーリックレンズのような非軸対称レンズをなしている。かかる光学レンズ1は、鏡筒2内に収納されている。
【0022】
この鏡筒2には、その内面から外面に貫通して2つの貫通穴2a,2bが設けられている。これら貫通穴2a,2bは、光学レンズ1のツバ部1bの側面に対向した位置(特に限定しないが、例えば、このツバ部1bの側面でのレンズ光軸方向のほぼ中央部)に設けられており、また、ツバ部1bの側面には、これら貫通穴2a,2b夫々に嵌まり込む凸部3a,3bがこのツバ部1bと同一素材で一体に形成されている。
【0023】
光学レンズ1は、そのツバ部1bの側面が鏡筒2の内面に密着して収納されているが、さらに、このツバ部1bに一体に形成された凸部3a,3bが鏡筒2の貫通穴2a,2bに嵌まり込んでいる。このため、衝撃や振動があっても、光学レンズ1は鏡筒2から外れることもないし、また、レンズ光軸を中心に回転したり、ガタついたりすることもなく、光学レンズ1と鏡筒2との結合がより強固となる。
【0024】
また、これら貫通穴2a,2bは、図1(b)に示すように、鏡筒2の外側面に現われているので、人はそれを容易に認識することができる。そして、図1(c)に示すように、これら貫通穴2a,2bは、レンズ部1aの光軸を横切る同一の直線A上に設けられる。このレンズ部1aの光軸に対する貫通穴2a,2bの方向は、レンズ部1aの特定の半径方向と所定の関係となるように、設定されており、これにより、この貫通穴2a,2bの方向は、入射ビームの断面の半径方向に対してレンズ部1aの半径方向を特定するレンズ面の半径方向の設定のための基準方向とすることができ、かかるレンズ面の半径方向の設定の目印とすることができる。
【0025】
例えば、この実施形態の光学素子を図4に示す光通信用モジュール20の光学レンズ23として用いる場合には、かかる貫通穴2a,2bをもとにして、レンズ部1aの半径方向を、入射ビームの断面形状を楕円形状から円形状に変換できるように、設定することができる。そして、レンズ面の半径方向の設定をさらに精度良く行なう場合には、さらに出射光の断面形状の測定をしながら鏡筒2をその光軸を中心に回転させることにより、レンズ面の半径方向の微細な調整を行なうことになるが、かかる高精度の調整までの作業をかかる貫通穴2a,2bに基づくレンズ面の半径方向の設定によってかなり精度良く行なうことができ、高精度のレンズ面の半径方向の設定が簡単になるし、これに要する時間も大幅に短縮できることになる。
【0026】
図2は図1に示す光学素子の製造方法の一具体例を示す工程図であって、4は上型、4aはその型面、4bはその平坦面、5は下型、5aはその型面、5bはその平坦面、5cは鏡筒2の載置部、6は型収納部、6a,6bは窪み部、7a,7bは留め部材、8a,8bは弾性部材、9はガラス素材であり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0027】
図2(a)において、光学素子の製造装置としては、型収納部6内の円筒状空間内に収納された上型4と下型5とで構成されている。ここで、説明を簡略化するために、下型5が固定され、型締め(プレス加工)時に上型4が下型5の方に移動するように構成されているものとするが、下型5が移動するようにしてもよいし、また、上型4及び下型5がともに移動するようにしてもよい。
【0028】
上型4の下面には、光学素子1のレンズ部1a(図1)の一方のレンズ面形状を決める型面4aと、その周りの円環状をなす平坦面4bとが形成されている。また、下型5の上面には、光学素子1のレンズ部1aのもう一方のレンズ面形状を決める型面5aと、その周りの円環状をなす平坦面5bと、さらにこの平坦面5bの周りの鏡筒2(図1)を載置するための円環状の載置部5cとが形成されている。この載置部5cは、これに鏡筒2が載置されたとき、図2(b)に示すように、この鏡筒2の貫通穴2a,2bが下型5の平坦面5bよりも上方にあるように、この平坦面5bから段付けして形成されている。
【0029】
図2(a)において、かかる上型4,下型5が収納されている型収納部6の内面には、互いに対向した位置(例えば、その内部空間の中心軸を挟み、同じ高さの位置)に夫々窪み部6a,6bが設けられ、夫々の窪み部6a,6b内に留め部材7a,7bが嵌め込まれている。これら留め部材7a,7bは、圧縮バネなどの弾性部材8a,8bにより、窪み部6a,6bから押し出される方向に付勢されており、これにより、これら留め部材7a,7bの先端部が夫々窪み部6a,6bから突出している。
【0030】
図1に示す光学素子を作成する場合には、図2(b)に示すように、まず、下型4の載置部5cに鏡筒2が載置されるのであるが、これを載置するとき、鏡筒2の外面によって留め部材7a,7bが弾性部材8a,8bの付勢力に抗して窪み部6a,6b内に押し込まれる。そして、鏡筒2を下型5の載置部5cに載置した状態では、この載置部5cからの鏡筒2の貫通穴2a,2bの高さと窪み部6a,6b内の留め部材7a,7bの高さとは等しくなっているが、一般には、貫通穴2a,2bと留め部材7a,7bとは対向した位置にはなく、位置ずれしている。このため、留め部材7a,7bは、鏡筒2の外面により、窪み部6a,6b内に押し込まれた状態にある。しかし、かかる状態で鏡筒2をその中心軸を中心に回転させることにより、貫通穴2a,2bと留め部材7a,7bとを一致させることができる。このように一致した状態になると、留め部材7aの先端部が貫通穴2aに嵌まり込み、留め部材7bの先端部が貫通穴2bに嵌まり込む。かかる状態が、鏡筒2の型面4a,5aに対する正しい載置状態である。
【0031】
このようにして、鏡筒2を下型4に正しい載置状態で載置すると、次に、図2(b)に示すように、下型5の上面に光学レンズ1(図1)の素材としてのガラス素材9が載置され、これを加熱して軟化させる。そして、上型4を降下させ、このガラス素材9を上型4と下型5とで型締めする。
【0032】
この型締めを行なった状態を図2(c)に示す。かかる状態では、ガラス素材9の一方側に上型4の型面4aとその周りの平坦面4bとが転写され、また、ガラス素材9の他方側に下型5の型面5aとその周りの平坦面5bの面とが転写されることになり、型面4a,5aによって光学レンズ1のレンズ部1aが、平坦面4b,5bによって光学レンズ1のツバ部1bが夫々形成されるが、さらに、ガラス素材9の一部が鏡筒2の貫通穴2a,2bに進入し、ツバ部1bの外面に貫通穴2a,2bに嵌まり込んだ凸部3a,3bが形成されることになる。
【0033】
かかる型締めが終了すると、成形品を冷却し、型4,5から取り外す。これにより、図1に示した筐体2に光学レンズ1が一体化された光学素子が得られる。
【0034】
かかる製造方法によると、留め部材7a,7bが筐体2の貫通穴2a,2bに嵌まり込むことにより、鏡筒2の型面4a,5aに対する正しい載置状態が設定されるので、上型4の型面4a,下型5の型面5aに対する貫通穴2a,2bの配置関係が一意的に設定される。従って、これら型面4a,5aがそれらの軸に非対称な面をなしても、これらの面に対する貫通穴2a,2bの位置関係は常に一意的に設定される。このため、かかる製造方法によって得られた図1に示す光学素子では、光学レンズ1のレンズ部1aでのレンズ面に対する貫通穴2a,2bの位置関係が常に一定に設定されることになる。即ち、かかるレンズ面が非軸対称である場合には、常に、かかるレンズ面の特定の形状部分と同じ半径方向に貫通穴2a,2bの位置が設定されていることになる。
【0035】
図3は以上説明した実施形態の光学素子を用いた本発明による光通信用モジュールの一実施形態を示す構成図であって、10は基板、10aは凹部、10bは溝部、10cはチップ取付部、10dは電極、11はレーザダイオード、12は結合レンズ、13は光ファイバである。
【0036】
同図において、基板10上には、チップ取付部10cと凹部10aと溝部10bとが一直線上に配列して形成されており、また、このチップ取付部10cから両側に電極10dが形成されている。このチップ取付部10cには、レーザダイオード11のチップがロウ付けされ、このレーザダイオード11に給電のための電極10dが接続される。凹部10aには、結合レンズ12が嵌め込まれて接着剤などで固定され、また、溝部10bには、光ファイバ13の先端部分が嵌め込まれて固定される。
【0037】
かかる構成により、レーザダイオード11で発光したレーザ光は、結合レンズ12により、光ファイバ13の先端面に集光されて、光ファイバ13に入射される。
【0038】
かかる構成の通信用モジュールにおいて、結合レンズ12として、図1に示した光学素子を用いることができる。そして、この光学素子を凹部10a内に固定する際には、この光学素子での貫通穴2a,2b(図1)を基に、この光学素子のレンズ面の半径方向の設定をすることができ、かかる設定作業を容易にする。
【0039】
なお、この光学素子を図4に示した光通信用モジュール20にも適用できることは、先に説明した通りである。
【0040】
なお、上記実施形態では、鏡筒2に、光軸を挟んで対向する位置関係で、2個の貫通穴2a,2bが設けられるとしたが、これは、光学レンズ1が、トーリックレンズのような非軸対称レンズである場合に、特に、有効である。
【0041】
また、上記実施形態を光通信用の光学素子として説明したが、本発明は、これのみに限るものでなく、光学記録再生装置の対物レンズなどの他の光学装置の光学素子にも適用可能であることはいうまでもない。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、鏡筒内でのレンズ部の取り付け状態が大幅に安定化するとともに、鏡筒に設けられた貫通穴を光学装置への取付けに際しての該レンズ部の半径方向の設定(取付け姿勢)の目印とすることができ、取付け作業の手間を軽減して高精度の取り付けるための作業時間を大幅に短縮可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学素子の一実施形態を示す図である。
【図2】図1に示す光学素子の製造方法の一具体例を示す図である。
【図3】本発明による光通信用モジュールの一実施形態を示す構成図である。
【図4】光通信用モジュールの一従来例を示す構成図である。
【図5】トーリックレンズの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 光学レンズ
1a レンズ部
1b ツバ部
2 鏡筒
2a,2b 貫通穴
3a,3b 凸部
10 基板
10a 凹部
10b 溝部
10c チップ取付部
10d 電極
11 レーザダイオード
12 結合レンズ
13 光ファイバ
Claims (3)
- 鏡筒内に光学レンズが収納されてなる光学素子であって、
該鏡筒の壁面に、該光学レンズに対向して貫通穴を設けたことを特徴とする光学素子。 - 請求項1において、
前記レンズの側面に前記鏡筒の前記貫通穴に嵌まり込む凸部を設けたことを特徴とする光学素子。 - 請求項1または2記載の光学素子を発光手段と光通信路都を光結合する手段に用いたことを特徴とする光通信用モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002256706A JP2004094028A (ja) | 2002-09-02 | 2002-09-02 | 光学素子とこれを用いた光通信用モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002256706A JP2004094028A (ja) | 2002-09-02 | 2002-09-02 | 光学素子とこれを用いた光通信用モジュール |
Publications (1)
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JP2004094028A true JP2004094028A (ja) | 2004-03-25 |
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Family Applications (1)
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JP2002256706A Withdrawn JP2004094028A (ja) | 2002-09-02 | 2002-09-02 | 光学素子とこれを用いた光通信用モジュール |
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JP (1) | JP2004094028A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006163126A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | Olympus Corp | フレーム一体型光学部品及びフレーム一体型光学部品の製造方法 |
JP2007150440A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置および画像読取装置を備えた画像形成装置 |
-
2002
- 2002-09-02 JP JP2002256706A patent/JP2004094028A/ja not_active Withdrawn
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Effective date: 20050824 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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