JP4413417B2 - レーザダイオードモジュール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザダイオードから出射されるレーザ光を光ファイバに結合させる、光通信分野に好適に使用されるレーザダイオードモジュールに関する。
【0002】
【関連する背景技術】
レーザダイオードモジュール(以下、「LDモジュール」と略す)は、レーザダイオード(以下、「LD」と略す)からの出射光をレンズで光ファイバの端面に集光させ、レーザ光を光ファイバに結合させるものである。LDモジュールは、所望の光出力を得るためにLD、レンズ、および光ファイバの、調芯と呼ばれる光軸調整と焦点調整が1ミクロン(μm)以下の精度で行われる。この調芯は、LDモジュールの光出力を監視しながら行われ、レーザ光の焦点位置(ファイバから最大光量が得られる焦点位置)に合致するように光ファイバの端面位置を設定し、もって構成部材の加工精度や組立精度のバラツキによる性能への影響を最小限に抑制している。
【0003】
ところで、LDは、その電力消費による自己発熱、または環境温度の上昇によってLDの温度が上昇するが、温度上昇で光出力が低下する温度依存性を持っている。加えてLD自身の発熱、または環境温度の上昇は、LDモジュールを構成する部材に熱膨張を生じさせ、ミクロン単位で行われた調芯に狂いを生じさせ、レーザ光の光ファイバへの光結合効率を低下させ、LDモジュールの光出力を低下させる。具体的にはLD素子によって相違があるが、高温環境(摂氏60度から90度)で顕著な光出力の低下が生じる。このようにLDの自己発熱、LDモジュールの環境温度の上昇は、LDモジュールの光出力を相乗的に低下させる。そしてLDモジュールの光出力低下は、光通信を不可能にすることもある。
【0004】
そこで、LDの自己発熱と環境温度の上昇によってLDモジュールの温度上昇を生じさせる熱エネルギーをペルチェクーラ等の温度制御装置で外部に放出し、LDを一定の温度に制御するLDモジュールが一般に利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、LDモジュールにペルチェクーラ等の温度制御装置を使用すると、LDモジュールの全体形状が大きくなり、小サイズ化が求められる通信用トランシーバ等の筐体に入りきらないという問題がある。また、ペルチェクーラを駆動するための電源を必要とし、さらに、ペルチェクーラの作動を制御する外部制御回路を必要とする。更にまた、これらの電源や外部制御回路は、コストを上昇させるという問題もあった。
【0006】
また、温度制御装置を使用した場合においても、その温度制御性能が十分でないときには、LDモジュールの温度上昇を低減することが困難である。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、LDの自己発熱や環境温度上昇によっても光出力の低下が少なく、低コスト化、小型化が可能なLDモジュールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明によれば、請求項1では、レーザダイオードからのレーザ光をレンズによって光ファイバ端面近傍に集光させて光ファイバに結合させるレーザダイオードモジュールにおいて、レーザダイオードの出射端面と該レーザダイオードから出射した光を受けるレンズの入射側主面との距離L1を決定すると共に、レーザダイオードとレンズの相対位置関係を規定する第1支持部材と、光ファイバ端面と該光ファイバに光を結合するレンズの出射側主面との距離L2を決定すると共に、レンズと光ファイバの相対位置関係を規定する第2支持部材と、を有し、第1支持部材および第2支持部材のそれぞれの相対位置関係を規定する部材の少なくとも1つが前記部材の他の少なくとも1つとは熱膨張率の異なる材質からなることにより、使用環境温度が標準温度であるとき光ファイバ端面がレンズによる焦点位置より離間した位置に配置され、標準温度より高温であるときに光ファイバ端面が相対的に焦点位置に近づくように設定されていることを特徴とするLDモジュールが提供される。
【0008】
本発明のLDモジュールの特徴は、LD自身および雰囲気の温度の上昇でLDモジュールの光出力が、LDの温度依存性により低下するが、LDの光出力の温度依存性を、光結合効率の向上を実現することで補償することにある。光結合効率の向上は、以下のようにして実現することができる。
【0009】
先ず、レンズの焦点距離をfとするとレンズの公式から、以下の関係式(F1)が成立する。
1/d1+1/d2=1/f ……(F1)
ここにおいて、d1は点光源からレンズ入射側主面までの距離であり、d2はレンズ出射側主面から焦点位置までの距離、fはレンズの焦点距離である。
【0010】
LDモジュールにおいて、d1は、LD出射端面とレンズ入射側主面間の距離に相当し、当該距離は、LDとレンズの相対位置関係を規定する支持部材の部材長によって決定される。また、LDモジュールの温度上昇の変化に伴うd1の変化は、これら部材の構成と線熱膨張係数等の物理的性質に依存し、これらによってd1の変化を制御することができる。
【0011】
d2は、d1とレンズの焦点距離fによって決定されるレンズ出射側主面とレーザ光の焦点位置間の空間的距離に相当する。そしてレンズの焦点距離fは、レンズの直径と屈折率等によって決まるところから変化しないと考えてよい。従って、LDモジュールの温度変化が生じた場合、d2はd1の変化、すなわちLDおよびレンズを支持する支持部材の熱膨張の影響のみを受けて変化することになる。
【0012】
一方、レンズ出射側主面と光ファイバ端面間の距離は、レンズと光ファイバの相対位置関係を規定する支持部材によって決定され、また、LDモジュールの温度変化に伴う当該距離の変化は、これら部材の構成、部材長、線熱膨張係数等を適宜に設定することにより制御することができる。
従って、これらの設定によって、使用環境温度が標準温度であるとき光ファイバ端面がレンズによる焦点位置より離間した位置あり、標準温度より高温であるときに光ファイバ端面が相対的に焦点位置に近づくように制御することで、使用環境温度の上昇に応じて光結合効率を向上させ、LDの光出力の温度依存性を補償することができる。
【0013】
請求項2のLDモジュールは、前記第1支持部材と前記第2支持部材の部材長および熱膨張率が、使用環境温度が標準温度であるとき、光ファイバ端面がレンズによる焦点位置より離間した位置に配置され、標準温度より高温であるときに光ファイバ端面が相対的に焦点位置に近づくように設定されていることを特徴とする。
【0014】
すなわち、LD、レンズおよび光ファイバのそれぞれの、支持部材の構成、各部材長、線熱膨張係数等を適宜設定して、使用環境温度が標準温度であるとき光ファイバ端面がレンズによる焦点位置より離間した位置にあり、標準温度より高温であるときに光ファイバ端面が相対的に焦点位置に近づくようにすることで、使用環境温度の上昇に応じて光結合効率を向上させ、LDの光出力の温度依存性を補償することができる。
請求項3のLDモジュールは、使用環境温度が標準温度より高温になったとき、距離L2が標準温度における距離よりも短くなるように設定されていることを特徴とする。すなわち、LD、レンズおよび光ファイバのそれぞれの、支持部材の構成、各部材長、線熱膨張係数等を適宜設定して、標準温度の環境温度下においては、レーザ光の焦点位置が、光ファイバ端面の位置からレンズ出射側主面に近い位置になるように設定されており、環境温度の上昇に伴い、距離L2が短くなることによって、光ファイバの端面位置が焦点位置に近づき光結合効率の向上が実現され、LDの光出力の温度依存性が補償される。
【0015】
請求項4のLDモジュールは、前記距離L1は、標準温度と高温環境との間で略一定、すなわち温度依存性を有しないように設定され、前記距離L2は、温度に依存して変化することにより標準温度より高温であるときに前記光ファイバ端面が相対的に前記焦点位置に近づくように設定されていることを特徴とする。また、請求項5のLDモジュールは、前記距離L2は、標準温度と高温環境との間で略一定、すなわち温度依存性を有しないように設定され、前記距離L1は、温度に依存して変化することにより標準温度より高温であるときに前記光ファイバ端面が相対的に前記焦点位置に近づくように設定されていることを特徴とする。
【0016】
LD、レンズおよび光ファイバのそれぞれの、支持部材の構成、各部材長、線熱膨張係数等を適宜設定して、例えば、距離L1は温度に依存して変化しないように設定され、距離L2は温度に依存して変化するように設定される。この場合には、使用環境温度が上昇しても、前述レンズの公式に従いレンズ出射側主面とレーザ光の焦点位置間の空間的距離は変化しないので、距離L2が使用環境温度上昇に依存して、光結合効率を向上させるように変化するように設定されていれば、LDの光出力の温度依存性が補償される。
【0017】
一方、距離L1が温度に依存して変化するように設定され、距離L2が使用環境温度上昇に依存して変化しなように設定されている場合には、使用環境温度が上昇すると、前述レンズの公式に従いレンズ出射側主面とレーザ光の焦点位置間の空間的距離が変化する。ここで、距離L2は変化しないところから、使用環境温度の上昇に伴いレーザ光の焦点位置を光ファイバ端面の位置に近づけるようにすることができる。このようにして使用環境温度の上昇に伴い光結合効率の向上が実現され、LDの光出力の温度依存性が補償される。
【0019】
請求項6のLDモジュールは、光ファイバ端面の位置が、摂氏60度〜90度の範囲内で、レンズによる焦点位置となるように設定されていることを特徴とする。すなわち、LD、レンズおよび光ファイバのそれぞれの、支持部材の構成、各部材長、線熱膨張係数等を適宜設定して、LDモジュールの温度上昇による焦点位置、および焦点位置に対する光ファイバ端面位置を、適宜位置に変化させることによって、摂氏60度〜90度の範囲内で、光ファイバ端面の位置がレンズによる焦点位置となるように設定されているLDモジュールは、高温環境(摂氏60度から90度)下で光結合効率が最良の状態となるので、LDの光出力低下の補償が実現される。
【0020】
ここに使用環境温度とは、LDモジュールを構成する各部材が晒される局部的な雰囲気温度をいい、標準温度とは、LDモジュール設計の基準となる温度であり、LDが高い光出力を維持する、例えば18℃、20℃、25℃等を基準温度にしてもよい。
請求項7のLDモジュールは、前記第1支持部材には、前記レーザダイオードを支持する台座が含まれ、前記台座は光軸方向に変位することを特徴とする。
請求項8のLDモジュールは、前記レーザダイオードと前記台座間には、銅系またはアルミニウム系合金もしくはダイヤモンドからなるヒートシンクが介在されていることを特徴とする。
請求項9のLDモジュールは、前記第1支持部材または前記第2支持部材には、前記レンズを支持するレンズ支持部材が含まれ、前記レンズ支持部材は光軸方向に変位することを特徴とする。
請求項10のLDモジュールは、前記第1支持部材または前記第2支持部材の材質はコバール、アルミ合金、鉄系合金、ステンレス鋼から選択されることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係るLDモジュールの第1実施形態の概略構造を示す。第1実施形態のLDモジュール6は、図1に示すように、レーザ光を光ファイバ4に結合するレンズ3と、レンズの入射面に出射端面1aを向けて配置されたLD1と、レンズ3の出射面側に配置され、レーザ光が結合される光ファイバ4と、LD1およびレンズ3を支持し、これらの相対位置関係を規定するための第1の支持部材10と、該支持部材10と光軸方向において連続に配置固定され、レンズ3および光ファイバ4を支持し、これらの相対位置関係を規定するための第2の支持部材40とから構成される。
【0022】
第1の支持部材10と第2の支持部材40との当接部上には、レンズ3を支持する基体30が固定されている。レンズ基体30は、レンズ3の主面が光軸と直交し、レンズ主軸が光軸上に合致するようにレンズ3を支持するものであり、その形状は特に限定されない。また、このレンズ基体30を第1または/および第2の支持部材と一体に形成させてもよい。
【0023】
光結合手段であるレンズ3は、種々のものが適用でき、球面レンズ、非球面レンズ、ロッドレンズあるいはこれらのものを複数組合せたものであってもよい。図1に示すレンズ3は、球レンズであり、入射側主面と出射側主面は、同一の位置3aで合致する。
第1の支持部材10は、レンズ基体30、レンズLD連結部材13、ステム11および台座12から構成されている。
【0024】
連結部材13は、線膨張係数の異なる2種の部材13a、13bを連結して構成されている。部材13aは標準温度(例えば、20℃)において長さL13a、線膨張係数α13aを有し、その先端部にはステム11が連結されている。部材13bは標準温度において長さL13b、線膨張係数α13b(α13b>α13a)を有している。連結部材13の一端側(部材13a側)には、ステム11が光軸と直交する平面上に配置された状態で固定されている。またステム11の光軸位置近傍に台座12がレンズ3側に突出するように固設されている。台座12のレンズ3側端部には、光軸上に出射端面1aをレンズ3側に向けて配置されたLD1が載置されている。台座12は、標準温度において長さL12、線膨張係数α12(α12>α13a)を有している。LD1と台座12間にはLD1からの放熱を容易にするために熱伝導に優れる銅系またはアルミニウム系合金もしくはダイヤモンド等からなるヒートシンクを介在させることが好ましい(図1には図示せず)。
【0025】
第2の支持部材40は、レンズ基体30、レンズ光ファイバ連結部材44、スリーブ支持部材43、フェルールスリーブ42、およびフェルールホルダ41から構成されている。連結部材44の先端部にはスリーブ支持部材43が固設されている。この連結部材44は、標準温度において長さL44、線熱膨張係数α44を有している。なお連結部材13と連結部材44は互いに当接して接続されており、それらの当接面は、レンズ3の主面の光軸方向位置と一致している。
【0026】
スリーブ支持部材43の光出力側端面(レンズ対向面と反対側の面)43aは、光軸と直交する平面上に配置されている。また、同端面43aには、フェルールスリーブ42が、その中心軸が光軸に合致するように、固設されている。フェルールスリーブ42の内筒には、フェルールホルダ41が後述するように端面位置を調整されて固設されている。フェルールホルダ41は、端部にフェルール4bを取付けた光ファイバ4を固定するためのもので、ホルダ41の内筒にフェルール4bが同心状に嵌合して固定されている。そして光ファイバ端面(フェルール4bの端面位置と同じ)4aの光軸方向位置は、スリーブ42とホルダ41の相対位置関係を調整して、使用環境温度が標準温度であるときレーザ光の焦点位置7より、レンズ3に近い位置に調芯されている(図2参照)。
【0027】
このように構成されたLDモジュール6において、LDモジュール6の各部材が晒される使用環境温度が標準温度よりΔTだけ高温になったとき、LD1の出射端面1aとレンズ3の入射側主面3a間の距離aがΔaだけ変化したとすると(図2参照)、変化量Δaは次式(1),(2),(3) によって求められる。
ここにおいて、熱膨張割合k1=(L13a×α13a+L13b×α13b−L12×α12)である。また、L0およびα0は、第1支持部材の等価長さおよび等価熱線膨張率である。また、L13およびα13は、レンズLD連結部材13の等価長さおよび等価熱線膨張率である。熱膨張割合(単位:mm/℃)は、温度1℃の上昇に対する相対位置関係の変化量をいう。
【0028】
一方、光ファイバ端面4aが連結部材44の熱膨張によりΔcだけ焦点位置7に近づいたとするとその変化量Δcは、次式(5) によって求められる。なお、標準温度における光ファイバ端面4aは焦点位置7に対して距離cだけ離間していたものとする(図2参照)。
ここにおいて、熱膨張割合k2=L44×α44である。また、Δbは、焦点位置7の変位量であり、Δaが正の値をとるとき、Δbも正の値をとるものとすると、レンズ3の主面3a,LD1の出射端面1aおよび光ファイバ端面4a間の相対距離の関係は図2に示す通りになる。
【0029】
このように演算されるΔcは、LD1の温度依存性による光出力の低下を光結合効率の向上によって補償するためには、0より大でなければならず、式(6)から、
k2×ΔT>Δb
となるように各部材の部材長や熱線膨張率を選定すればよい。そして、LDモジュール6の使用環境温度の上昇によるΔaの僅かな変化に対してΔbが大きく変化することは好ましくないので、LD1の出射端面位置を、レンズ3から焦点距離fの2倍になる位置近傍に設定することが望ましい。このように設定すると、Δbが略Δaと等しくなるので、Δaの変化量が微小であればΔbの変化量も微小になり(Δa=Δb)、式(4),(6)から次式(7)が成り立つ。
k2×ΔT>k1×ΔT
k2>k1 ……(7)
【0030】
また、温度上昇に対して光結合効率を単調に改善させるためには、Δa、従ってΔbがΔcに対して無視できる微小であるとすると、次式(8) を満足させなければならない。
Δc=k2×ΔT<c ……(8)
かくして、式(7),(8)が台座12.連結部材13,44の設定条件になり、これらの式(7),(8)が成立するようにこれらの部材の部材長や熱線膨張係数を選定すればよい。
【0031】
事実、上式(2)から明らかなように、L13×α13=L12×α12に設定すると、Δa(k1)を極めて小さい値(略0)に設定することができる。従って、焦点位置7の変化も微少値に抑えることができ、焦点位置(ファイバ1から最大光量が得られる焦点位置)の、レンズ3に対する変位量Δbを、連結部材44の熱線膨張量に比して充分小さい値に抑制することができる。
【0032】
さらに、式(1)、(2)においてα13a,α13b(或いは等価熱線膨張率α13)をα44に対して充分に小さい値に設定すると、台座12の部材長L12を小又は0に設定しても、式(7)を成立させることができる。
例えば、レンズLD連結部材13にコバール(線熱膨張係数が5×10-6)を、レンズ光ファイバ連結部材44にステンレス鋼のSUS304(線熱膨張係数が16×10-6)を使用し、台座12に鉄系合金(線熱膨張係数が11×10-6)を、それぞれ好適に使用することができ、この場合、変位量Δbを微小値に抑えることができる。
【0033】
次に、上述した第1実施形態に基づくLDモジュールの実施例1について説明する。
図3は、レセプタクル型モジュール6Aを示す。なお、図3中、図1で説明した構成要素と実質的に同じ機能と形状を有するものについては同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【0034】
このモジュール6Aは、LD1からのレーザ光をレンズ3によりフェルール4bに固定された光ファイバ4に結合させ、この光ファイバ4にPC(physical contact)接続させたフェルール4'b付き光ファイバ4'からレーザ光を出力させるものである。
LD1は、銅製のヒートシンク14を介して台座12に載置される。台座12を固設するステム11は、円盤形状をなし、その台座側の面上に、LD1の発光状態を監視するためのフォトダイオード(PD)90が取付けられており、このPD90は、LD1の後方出射光を検出する。なおステム11には、LD1およびPD90に電気的に接続される複数本のリードピン91乃至93が、外方に向かって突設されている。
【0035】
LD1とPD90は、レンズLD連結部材の一部を構成するコバール製キャップ15の内部に格納されている。キャップ15は、円筒部15aと円盤部15bとが一体に形成されてなり、円盤部15bには円形の窓15cが形成されている。窓15cにはLD1から出射されるレーザ光を透過するガラス7aが接着され、キャップ15内には不活性ガスが気密封止される。
【0036】
円盤部15bの外周縁には、レンズLD連結部材およびレンズ光ファイバ連結部材のそれぞれを構成する円筒形の、SUS304製のレンズホルダ35の一端面35eが固着されている。ホルダ35の他端面35dには後述するフェルールスリーブ42が固着される。
レンズホルダ35は、一端面35eと他端面35dにそれぞれ開口する孔35fを有している。孔35fの長手方向中心部分は孔径の小さい小径段部35aで形成される。段部35aのLD1側に嵌合された球レンズ3は、低融温ガラス7bでレンズホルダ35に取付けられる。孔35fのフェルールスリーブ42側に開口した部分は、その直径が後述するフェルールホルダ41の小径部外径より大で、フェルールホルダ41の調芯作業のため必要な空間35cとなっている。
【0037】
フェルールスリーブ42は略円筒形で、その一端の大径部はフランジ42aを形成している。該フランジの端面42bは、レンズホルダ35の端面35dに当接され、後述する調芯の上、これに固設される。フェルールスリーブ42の内筒は、これに嵌合するフェルールホルダ41の外径より僅かに大きい内径を有している。
【0038】
フェルールホルダ41は、略円筒形の大径部41aと、スリーブ42に嵌合する小径部41bとで構成され、大径部41aはフランジを形成している。フェルールホルダ41は、小径部41bの端面側から順にフェルール4bが保持される貫通孔41c、パイプスリーブ45が嵌合される孔41d、およびスリーブ押え47の挿入端部47aが嵌合される大径孔41eがそれぞれ同心状に穿設されている。
【0039】
フェルール4bは、ジルコニア製で、その中心貫通孔に光ファイバ4が挿通され接着剤で固定されている。フェルール4bと光ファイバ4aの両端は一体に端面処理され、レンズ側端面4aは、光の反射を防止するために斜め研磨され、他面4cは、PC(Physical contact)接続のためにRづけ研磨されている。パイプスリーブ45はホルダ41の貫通孔41cと同じ寸法の内径を有し、パイプスリーブ45をフェルール4bに取付けた状態で、フェルール4bをホルダ41の貫通孔41cに嵌合させ、その後、スリーブ押え47の挿入端部47aを大径孔41eに押込んでこれらを固定する。この時、ファイバ端面4aは略ホルダ端面41bに合致させる。スリーブ押え47には、貫通孔41cと同じ径のプラグ孔47bが穿設されており、このプラグ孔47bには、光ファイバ4にPC接続させる、例えばSC、FC、LCフェルール等の他のフェルール4'b 付き光ファイバ4'が嵌挿される。
【0040】
フェルールスリーブ42とフェルールホルダ41の両部材は、共にSUS304で構成されている。また、レンズホルダ35の一部、キャップ15、ステム11、台座12等がLD1およびレンズ3を支持し、これらの相対位置関係を規定する第1の支持部材を、レンズホルダ35の残部、フェルールスリーブ42、フェルールホルダ41、フェルール4b等がレンズ3および光ファイバ4を支持し、これらの相対位置関係を規定する第2の支持部材を構成している。
【0041】
調芯は、光ファイバ端面4aの光軸位置合わせと、焦点位置7(図2参照)に対する位置合わせが行われる。これらの調芯はフェルール4bをホルダ41に固定した状態で、このホルダ41をフェルールスリーブ42に嵌合させ、図示しないコネクタプラグをスリーブ押え47のプラグ孔47bから挿入し、フェルール4bの光ファイバ4とPC接続させた光ファイバから取り出したレーザ光の光出力を監視しながら行われる。
【0042】
まず、光軸位置合わせが行われ、この位置合わせは、フェルールスリーブ42をレンズホルダ35の光出力側端面35dに当接し、光軸と直交する方向に適宜移動させ、光ファイバ4からの光出力が最大になる位置でYAGレーザで当接端面の外周を溶接することで完了する。次いで焦点位置7に対する位置合わせが行われ、この調芯では、フェルールホルダ41をフェルールスリーブ42内で光軸方向に適宜移動させ、最大光量が得られる焦点位置7を探す。そして、見付けた焦点位置7に対して光ファイバ端面4aの位置を予め設定されている距離cだけレンズ3側に近づけ、その位置でフェルールスリーブ42とフェルールホルダ41をYAG溶接して固定する。
表1は、LDモジュール6の各部材の材質および線膨張係数を示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
表2は、LDモジュール6の各部材の標準温度(20℃)および使用上限温度(85℃)における部材寸法を示す。上記式(1),(4)からk1を、式(6)からk2を求めると表2に示すとおりであり、これは式(7)を満たしている。また、表2から明らかなように、85℃におけるΔcは20℃の距離cより小であり、Δc(85℃)<c(20℃)の条件を満足している。85℃におけるΔcの値から明らかなように、ファイバ端面は焦点位置に 0.88 mmだけ近寄り、光結合効率が改善されている。その結果、使用上限温度(85℃)における光ファイバに入射される光量は 0.12mWであり、標準温度(20℃)における光量 0.125 mWと比較して光量の低下は極僅かであった。
【0046】
なお、第1実施形態に基づく実施例1としてレセプタクル型モジュールを例に説明したが、例えばピッグテール型モジュール等、他のLDモジュールにも本発明を適用することができる。
【0047】
(第2の実施形態)
図4は、本発明に係るLDモジュールの、別の好ましい第2実施形態の概略構成を示す。図4に示すLDモジュール6Bにおいて、図1に示す第1の実施形態のものと実質的に同じ機能、形状を有するものは同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
LDモジュール6Bは、レンズ3およびLD1を支持しこれらの相対位置関係を固定するための第1の支持部材20が、レンズ基体30,レンズLD連結部材23,ステム11,台座12等で構成されている。連結部材23は、標準温度において長さL23、線膨張係数α23を有し、その先端部にはステム11が連結されている。台座12は、標準温度において長さL12、線膨張係数α12を有している。
【0048】
LDモジュール6Bの第2の支持部材50は、レンズ基体30、レンズ光ファイバ連結部材54、スリーブ支持部材53、フェルールスリーブ52等から構成される。連結部材54の先端には、スリーブ支持部材53、フェルールスリーブ52を介して、第3の支持部材としてのフェルールホルダ51が固設されている。第2の支持部材50およびフェルールホルダ51は、これらが協働してレンズ3および光ファイバ4をそれぞれ支持し、これらの相対位置関係を規定している。
【0049】
レンズ光ファイバ連結部材54は、標準温度において長さL54、線熱膨張係数α54を有している。なお連結部材23と当該連結部材54は互いに当接して接続されており、それらの当接面は、レンズ3の主面の光軸方向位置と一致している。
スリーブ支持部材53の光出力側端面(レンズ対向面と反対側の面)53aは、光軸と直交する平面上に配置され、当該端面53aには、フェルールスリーブ52がその中心軸が光軸に合致するように固設されている。フェルールスリーブ52の内筒には、フェルールホルダ51が固設されている。フェルールホルダ51は、端部にフェルール4bを取付けた光ファイバ4を固定するためのもので、ホルダ51の内筒にフェルール4bが同心状に嵌合して固定されている。そして、フェルールホルダ51は、スリーブ支持部材53からレンズ側に突出して部材53に固設され、光ファイバ端面(フェルール4bの端面位置と同じ)4aの光軸方向位置は、前述したと同様にして、スリーブ52とホルダ51の相対位置関係を調整して、標準温度(例えば、25℃)においてレーザ光の焦点位置7より、レンズ3から遠ざかる側の位置に調芯されている。このとき、フェルールホルダ51は、標準温度においてスリーブ支持部材53の端面53aからレンズ3側に長さL51だけ突出しており、熱線膨張率α51を有している。また、光ファイバ端面4aは焦点位置7から距離c2だけ離間している(図4参照)。
【0050】
上述のように構成されるLDモジュール6Bにおいて、その各部材が晒される使用環境温度が標準温度よりΔTだけ高温になったとき、LD1の出射端面1aとレンズ3の入射側主面3a間の距離a2がΔa2だけ変化したとすると、Δa2は次式(20),(21),(22) によって求められる。
ここにおいて、熱膨張割合k10=(L23×α23−L12×α12)である。また、L10およびα10は、第1支持部材20の等価長さおよび等価熱膨張率である。
【0051】
一方、光ファイバ端面4aが連結部材54およびフェルールホルダ51の熱膨張によりΔc2だけ焦点位置7に近づいたとするとその距離Δc2は、次式(23),(24),(25) によって求められる。
ここにおいて、熱膨張割合k20=(L51×α51−L14×α14)、Δb2は、変位量Δa2に伴う焦点位置7の変位量である。
【0052】
使用環境温度が上昇し、レンズLD連結部材23の熱膨張によりレンズLD間距離a2が伸びると、ニュートンのレンズの公式(F1)から焦点位置7はレンズ3に近づくことになり、これは、光ファイバ端面4aが焦点位置7から離れる方向に相対移動して離間距離c2が大になることを意味する。一方、レンズ光ファイバ連結部材54が熱膨張で伸びると、この場合も光ファイバ端面4aは焦点位置7から離れる方向に相対移動して離間距離c2が大になることを意味する。
【0053】
しかしながら、式(20)、(23)から明らかなように、連結部材23および連結部材54の各熱線膨張率α23、α54に対して、フェルールホルダ51の熱線膨張率α51を充分に大きい値に設定すると、Δc2の値を、温度上昇ΔTに応じて増加する正の値に設定することができ、光ファイバ端面4aを焦点位置7に、温度上昇ΔTに応じて近づけることができる。このように設定すると、レーザ光の結合効率が上昇し、温度上昇に伴うLD1の出力低下を、光結合効率の向上によって相殺することができる。
【0054】
なお、連結部材23の熱線膨張率α23を小さい値に設定し、これに対応して台座12の熱線膨張率α12を適宜値に設定すると、式(20)から明白なように、変化量Δa2を実質0或いは極めて小さい値に設定することもでき、この場合焦点位置7の移動量Δb2も実質0或いは極めて小さい値に固定され実質移動しないようにすることができる。このとき、Δa2がΔb2に略等しいとすると、式(22)および式(25)から、
k20×ΔT>k10×ΔT
k20>k10 ……(26)
或いは式(21),(24)から
L20×α20>L10×α10 ……(27)
或いはΔa2=Δc2=0と見なして
L51×α51>L54×α54 ……(28)
と表すことができ、式(28)を更に熱膨張割合で表すと、
k51>k54 ……(29)
を導き出すことができる。また、前式(8)と類似の次式(30)が成立することが必要である。
Δc2 =k22×ΔT<c ……(30)
【0055】
このような条件を満足するように、第1乃至第3の支持部材の部材長および熱線膨張率を選定すればよい。
第2の実施形態を成立させるためには、連結部材23、54にコバールまたはインバール等の低熱膨張率の部材を、フェルールホルダ51にアルミ合金等の熱膨張率の大きい部材を使用すればよい。表3および表4は、LDモジュール6Bの各部材の材質、線膨張係数、標準温度(25℃)および使用上限温度(85℃)における部材寸法等を示す。表4から明らかなように、85℃におけるファイバ端面4aは、焦点位置7に近づいており、光結合効率が向上していることが分かる。なお、表3,4では、台座12の部材長L12を考慮されていない(すなわち、L12=0として扱われている)。この台座12の部材長L12を考慮すれば、Δa2を小にする効果があり、光結合効率がより大きく改善されることになる。
【0056】
【表3】
【0057】
【表4】
【0058】
図5は、第2実施形態を具体化させた実施例2の概略構成を示す。この実施例2の場合にも、図3で説明したLDモジュール6Aの構成要素と実質的に同じ機能および形状を有するものには同じ符号が付されている。
図5に示すLDモジュール6Cは、コバール製のキャップ15内にLD1が収容されており、これに円筒形状をしたコバール製レンズホルダ61の一端が接続される。キャップ15、レンズホルダ61およびステム11により第1の支持部材を構成し、第1の支持部材によって、LD1およびレンズ3が支持され、これらの相対位置関係を固定している。
【0059】
レンズホルダ61の他端には、円筒形状をしたコバール製の連結部材62の一端が外嵌されており、連結部材62の他端には円盤状のスリーブ支持部材63が固着され、この支持部材63からレンズ側に向かって延びるフェルールホルダ64が固着されている。フェルールホルダ64の延出端には、光ファイバ4を保持するフェルール4bが固定されている。このような構成において、レンズホルダ61および連結部材62は第2の支持部材を構成し、スリーブ支持部材63、フェルールホルダ64、フェルール4b等によって第3の支持部材を構成している。そして第2および第3の支持部材が協働して、レンズ3および光ファイバ4を支持し、これらの相対位置関係を規定している。
【0060】
フェルールホルダ64を固着したスリーブ支持部材63は、連結部材62の端面に当接させ、光軸に対して直交する面内で適宜移動させることによって、フェルールホルダ64の中心軸を、従って光ファイバ4を光軸に合致させることができ、連結部材62をレンズホルダ61に対して光軸方向に適宜移動させることによって、光ファイバ端面4aを焦点位置に関してレンズ3から遠ざかる側の所定の位置に配置することができる。
【0061】
(第3の実施形態)
図6は、本発明に係るLDモジュールの、別の好ましい第3実施形態の概略構成を示す。図6に示すLDモジュール6Dにおいて、図1に示す第1の実施形態、或いは図4に示す第2実施形態のものと実質的に同じ機能、形状を有するものは同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0062】
第1および第2の実施形態では、レンズ3を支持するレンズ基体30が光軸方向に変位しない構成であったが、第3の実施形態のLDモジュール6Dでは、LD1を支持する位置を基準にレンズ3および光ファイバ4を支持する支持部材がそれぞれ光軸方向に変位する点で異なる。
第3の実施形態のLDモジュール6Dでは、第1の支持部材は、レンズ基体30,レンズLD連結部材23,ステム11,台座22等で構成されている。連結部材23はレンズ基体30から一の方向(図6の実施形態では左方向)に延び、その先端部にはステム11が連結されている。そして、ステム11に台座12が固設され、この台座12にLD1が載置されることは第1および第2の実施形態と同じである。
【0063】
ステム11には、レンズLD連結部材23と同方向にレンズ3側に延び、部材23より部材長が長いLD光ファイバ連結部材(第2の支持部材)55が接続されている。そして、この連結部材55の延出端には第3の支持部材が固設されており、第3の支持部材は、スリーブ支持部材53、フェルールスリーブ52、フェルールホルダ51等から構成されており、この構成は図4に示す第2の実施形態と同じである。すなわち、フェルールホルダ51は、フェルールスリーブ52に嵌合して固定され、フェルールスリーブ52はスリーブ支持部材53に固設されている。そして、フェルールホルダ51の先端51bは、スリーブ支持部材53からレンズ側に突出している。光ファイバ端面4aの光軸方向位置は、前述した第2の実施形態と同様に、スリーブ52とホルダ51の相対位置関係を調整して、標準温度においてレーザ光の焦点位置7より、レンズ3から遠ざかる側の所定の位置に調芯されている。このとき、光ファイバ端面4aは焦点位置7から距離c3だけ離間している(図6参照)。
【0064】
上述のように構成されるLDモジュール6Dにおいても、第2の実施形態の説明から容易に類推できるように、連結部材23および連結部材55の各熱線膨張率に対して、フェルールホルダ51の熱線膨張率を充分に大きい値に設定することにより、光ファイバ端面4aを温度上昇ΔTに応じて焦点位置7に近づけることができる。このように設定すると、温度上昇ΔTに応じてレーザ光の結合効率が上昇し、温度上昇に伴うLD1の出力低下を、光結合効率の向上によって相殺させることができる。
【0065】
図7は、第3実施形態を具体化させた実施例3の概略構成を示す。この実施例3の場合にも、図3で説明したLDモジュール6A、或いは図5で説明したLDモジュール6Cの構成要素と実質的に同じ機能および形状を有するものには同じ符号が付されている。
図7に示すLDモジュール6Eは、LD1が、図示しない銅製のヒートシンクを介して台座12に載置され、台座12が、円盤形状をなすステム11に固設されていることは実施例2と同じである。そして、LD1は、コバール製のキャップ75内に収容されている。このキャップ75は、円筒部75aと円盤部75bとが一体に形成されてなり、円盤部75bには円形の窓75cが形成され、この窓75cにレンズ3が嵌合されている点で実施例1および実施例2と異なっている。窓75cをレンズ3で閉塞することで内部のLD1が不活性ガスで気密封止される。
【0066】
実施例3では、キャップ75、ステム11、台座12等によって第1の支持部材を構成し、この支持部材によってLD1およびレンズ3が支持され、これらの相対位置関係を固定している。そして、実施例1又は実施例2と同様に、鉄系合金の台座12およびコバール製キャップ75の熱線膨張係数の相違、所要の長さに設定された各部材長によってLD1の出射端面とレンズ3の主面間距離a3 (図6参照)の変化量Δa3 を温度上昇に拘わらず微少値或いは実質的に0に抑えることができる。
【0067】
ステム11には、キャップ75を囲繞するように、円筒形状の連結部材76の一端が接続されている。この連結部材76は、キャップ75の中心軸と合致させてレンズ側に延び、部材長はキャップ75のそれより大きい。そして、連結部材76の他端には円盤状のスリーブ支持部材77が固着されている。この支持部材77には中心位置に貫通孔が穿設されており、この貫通孔に挿入させたフェルールホルダ78がレンズ側に向かって延び、支持部材77に固着されている。フェルールホルダ78の延出端には、光ファイバ4を保持するフェルール4bが固定されている。
【0068】
このような構成において、ステム11、連結部材76は第2の支持部材を構成し、スリーブ支持部材77、フェルールホルダ78、フェルール4b等によって第3の支持部材を構成している。そして第2および第3の支持部材が協働して、LD1および光ファイバ4を支持し、これらの相対位置関係を固定している。
フェルールホルダ78を固着したスリーブ支持部材77は、連結部材76の端面に当接させ、光軸に対して直交する面内で適宜移動させることによって、フェルールホルダ78の中心軸を、従って光ファイバ4を光軸に合致させることができる。また、フェルールホルダ78をスリーブ支持部材77に対して光軸方向に適宜移動させることによって、光ファイバ端面4aを焦点位置7(図6参照)に関してレンズ3から遠ざかる側の所定の位置に配置することができる。
【0069】
実施例3においても、実施例2と同様に、連結部材76を熱膨張係数の小さい、例えばコバールで作製し、フェルールホルダ78を熱膨張係数の大きい、例えばアルミ合金で作製すると、光ファイバ端面4aを温度上昇ΔTに応じて焦点位置7に近づけることができる。このように設定すると、温度上昇ΔTに応じてレーザ光の結合効率が上昇し、温度上昇に伴うLD1の出力低下を、光結合効率の向上によって相殺させることができる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のLDモジュールによれば、レーザダイオード、レンズおよび光ファイバをそれぞれ支持する支持部材の部材長および熱線膨張率を、使用環境温度が標準温度であるとき光ファイバ端面がレンズによる焦点位置より離間した位置に配置され、標準温度より高温であるときに当該光ファイバ端面が焦点位置に近づくように設定したので、LDの自己発熱や環境温度上昇によるLD自体の光出力低下をLDモジュールの光結合効率の向上で補償することができ、もってモジュール出力の低下が生じることが防止され、かつ、LDモジュールにペルチェクーラ等の冷却装置を使用しないか、もしくは冷却性能が低いものを使用し得るので、小型化、低消費電力化、低コスト化が図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るLDモジュールの第1実施形態の概略構成を示したブロック図である。
【図2】図1に示すLDモジュール6を構成する各部材の相対位置関係を説明するための図である。
【図3】第1の実施形態に基づくLDモジュールの実施例1を示し、LDモジュール6Aの断面図である。
【図4】本発明に係るLDモジュールの第2実施形態の概略構成を示したブロック図である。
【図5】第2の実施形態に基づくLDモジュールの実施例2を示し、LDモジュール6Cの断面図である。
【図6】本発明に係るLDモジュールの第3実施形態の概略構成を示したブロック図である。
【図7】第3の実施形態に基づくLDモジュールの実施例3を示し、LDモジュール6Eの断面図である。
【符号の説明】
1 LD
1a 出射端面1a
3 レンズ
4 光ファイバ
4a 光ファイバ端面
6、6A〜6E LDモジュール
7 焦点位置
Claims (10)
- レーザダイオードからのレーザ光をレンズによって光ファイバ端面近傍に集光させて光ファイバに結合させるレーザダイオードモジュールにおいて、
前記レーザダイオードの出射端面と該レーザダイオードから出射した光を受ける前記レンズの入射側主面との距離L1を決定すると共に、前記レーザダイオードと前記レンズの相対位置関係を規定する第1支持部材と、
前記光ファイバ端面と該光ファイバに光を結合する前記レンズの出射側主面との距離L2を決定すると共に、前記レンズと前記光ファイバの相対位置関係を規定する第2支持部材と、
を有し、
前記第1支持部材および前記第2支持部材のそれぞれの相対位置関係を規定する部材の少なくとも1つが前記部材の他の少なくとも1つとは熱膨張率の異なる材質からなることにより、
使用環境温度が標準温度であるとき前記光ファイバ端面が前記レンズによる焦点位置より離間した位置に配置され、標準温度より高温であるときに当該光ファイバ端面が相対的に前記焦点位置に近づくように設定されていることを特徴とするレーザダイオードモジュール。 - 前記第1支持部材と前記第2支持部材の部材長および熱膨張率が、
使用環境温度が標準温度であるとき、前記光ファイバ端面が前記レンズによる焦点位置より離間した位置に配置され、
標準温度より高温であるときに当該光ファイバ端面が相対的に前記焦点位置に近づくように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のレーザダイオードモジュール。 - 使用環境温度が標準温度より高温になったとき、前記距離L2が標準温度における距離よりも短くなるように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレーザダイオードモジュール。
- 前記距離L1は、標準温度と高温環境との間で略一定となるように設定され、前記距離L2は、温度に依存して変化することにより標準温度より高温であるときに前記光ファイバ端面が相対的に前記焦点位置に近づくように設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザダイオードモジュール。
- 前記距離L2は、標準温度と高温環境との間で略一定となるように設定され、前記距離L1は、温度に依存して変化することにより標準温度より高温であるときに前記光ファイバ端面が相対的に前記焦点位置に近づくように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレーザダイオードモジュール。
- 前記光ファイバ端面の位置が、摂氏60度〜90度の範囲内で、前記レンズによる焦点位置となるように設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のレーザダイオードモジュール。
- 前記第1支持部材には、前記レーザダイオードを支持する台座が含まれ、前記台座は光軸方向に変位することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のレーザダイオードモジュール。
- 前記レーザダイオードと前記台座間には、銅系またはアルミニウム系合金もしくはダイヤモンドからなるヒートシンクが介在されていることを特徴とする請求項7に記載のレーザダイオードモジュール。
- 前記第1支持部材または前記第2支持部材には、前記レンズを支持するレンズ支持部材が含まれ、前記レンズ支持部材は光軸方向に変位することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のレーザダイオードモジュール。
- 前記第1支持部材または前記第2支持部材の材質はコバール、アルミ合金、鉄系合金、ステンレス鋼から選択されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のレーザダイオードモジュール。
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