JP2007017580A - 光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ファイバとの正常な結合が阻害されるような状況下においても、光束の結合効率を維持することが可能な光モジュールを提供する。
【解決手段】 光ファイバ60が正常な位置に保持された状態において、集束光(光束70)の集光点P1を、光ファイバ60のコア60A内となるように構成する。例えば光ファイバ60が浮いているような場合でも、光束70が光ファイバ60の外部へ漏れることはなく、光モジュール1での光量の損失が発生しない。また、例えば光ファイバ60の入射側端面60Tなどに異物Gが付着しているような場合でも、異物Gによって光束70が完全に遮断されることはなく、光モジュール1での光量の損失が最小限に抑えられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光束を光ファイバに入射するように構成された光モジュールに関し、特に、光通信用に用いられる光モジュールに関する。
従来より、光通信の分野において、例えば半導体レーザなどの発光素子からの射出光を光ファイバに入射するための光学部品として、光モジュールが使用されている。このような光モジュールは、発光素子からの射出光を光ファイバの端面に集光するレンズと、光ファイバを保持するホルダとを備えており、発光素子と光ファイバとを光学的に結合する構造をなしている(例えば、特許文献1,2)。
特開昭56−110911号公報 特開昭59−18914号公報
ここで、このような光モジュールを使用する際に、例えば光ファイバが正しい位置に保持されずに浮いてしまっていたり、光ファイバの抜き差しなどによって、小さなゴミなど(異物)が光ファイバの端面に付着してしまっていることがある。
ところが、上記特許文献1,2に開示されているように、発光素子からの射出光の集光点が光ファイバの入射側端面上にある従来の光モジュールでは、このような状況下において、光束の結合効率が大きく低下してしまうという問題があった。具体的には、例えば光ファイバが浮いていると、光束の一部が光ファイバの導光路であるコアへ入射できなくなり、外部へ漏れてしまう。また、例えば光ファイバの入射側端面、特に集光点付近に異物が付着していると、この異物によって光束が遮断され、場合によっては伝播することができなくなってしまう。
このように、射出光の集光点が光ファイバの入射側端面上にある従来の光モジュールでは、光ファイバとの正常な結合が阻害されるような状況下において、光束の結合効率を維持するのが困難であった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、光ファイバとの正常な結合が阻害されるような状況下においても、光束の結合効率を維持することが可能な光モジュールを提供することにある。
本発明の光モジュールは、一の光ファイバを、その入射側端面に向けて集束光を導くように保持するファイバ保持部材を備え、このファイバ保持部材を、一の光ファイバが正常な位置に保持された状態において、上記集束光の集光点が一の光ファイバの導光路内となるように構成したものである。
本発明の光モジュールでは、一の光ファイバが正常な位置に保持された状態において、集束光の集光点が一の光ファイバの導光路内となるように構成されているので、例えばこの一の光ファイバが正常な位置に保持されていない場合、すなわち一の光ファイバが浮いているような場合であっても、集束光が外部へ漏れることはなく、光量を損失することなく導光路内へ導かれる。また、例えばこの一の光ファイバの入射側端面に異物が付着しているような場合であっても、この異物によって集束光が完全に遮断されることはなく、従来と比べて光量の損失が低減する。
本発明の光モジュールでは、上記ファイバ保持部材を、一の光ファイバが正常な位置に保持された状態において、以下の条件式(1)を満たすように構成するのが好ましい。但し、L1は一の光ファイバの中心軸上において正常な位置に保持された状態の入射側端面から集束光の集光点までの距離であり、Dは一の光ファイバの導光路の外径であり、nは一の光ファイバの導光路の屈折率であり、αは集束光の集光角である。
0<L1≦D/[2×tan{sin-1((1/n)×sinα)}] ……(1)
本発明の光モジュールでは、上記集束光を、他の光ファイバから射出されたものによって構成してもよい。また、光源と、この光源からの射出光を集束することにより一の光ファイバの入射側端面に向けて集束光を導く集光レンズとを、上記ファイバ保持部材と共に一体に構成するようにしてもよい。この場合において、上記光源を、発光素子から構成することが可能である。
本発明の光モジュールによれば、一の光ファイバが正常な位置に保持された状態において、集束光の集光点をこの一の光ファイバの導光路内となるように構成したので、例えば一の光ファイバが浮いているような場合や、その入射側端面に異物が付着しているような場合であっても、光量の損失をゼロまたは最小限に抑えることができる。よって、光ファイバとの正常な結合が阻害されるような状況下においても、集束光の結合効率を維持することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、単に実施の形態という。)について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、空間領域20A(後出)の中心軸方向(各図のX軸方向)における距離を「長さ」と表記すると共に、空間領域20Aの中心軸と直交する方向(各図のY軸方向)における距離を「高さ」を表記する。さらに、最外縁光線を含む断面(XY平面)における空間領域20Aの中心軸からみてY軸+側を「上側」と表記し、Y軸−側を「下側」と表記する。また、空間領域20Aの中心軸方向において、スリーブ20(後出)からみて半導体レーザ11(後出)の側を「入射側」と表記し、その反対側(光ファイバの側)を「射出側」と表記する。
まず、図1〜図3を参照して、本発明の一実施の形態に係る光モジュールの構成について説明する。図1は、本実施の形態の光モジュール1の内部構成を断面図で表したものである。ここで、図1(A)は、光ファイバ60(後出)を保持しない状態を示し、図1(B)は、光ファイバ60を正常な位置に保持した状態(光ファイバ60の入射側端面60T(後出)を、入射側端面位置20T(後出)に保持した状態)を示すものである。また、図2は、図1に示した光モジュール1の断面構成の要部を拡大して示したものであり、図3は、図1に示した光ファイバ60の断面構成を拡大して示したものである。
光モジュール1は、光通信を行う際に、例えば半導体レーザ等の発光素子からの射出光を光ファイバ60に導くように機能する光学部品である。光モジュール1は、光ファイバ60が挿入される空間領域20Aを規定する内壁面21を有するスリーブ20を備えており、このスリーブ20が、空間領域20Aに挿入される光ファイバ60を、その入射側端面60Tに光束を導くように保持するようになっている。以下、光モジュール1の構成について、より具体的に説明する。
図1に示したように、光モジュール1は、中心軸Z1に沿って、入射側からホルダ10と、スリーブ20と、ハウジング30とを順に備えている。
ホルダ10は、中心軸Z1を中心とする空洞領域を有し、中心軸Z1上に、光源としての半導体レーザ11と、集光レンズ12とを保持している。半導体レーザ11は、内部に半導体素子(図示せず)を備えており、凸部11Aがホルダ10の係止部10Aに突き当たることにより位置決めがなされるようになっている。また、集光レンズ12は、例えば、正の屈折力を有する単レンズであり、周縁部がホルダ10の係止部10Bに突き当たることにより位置決めがなされるようになっている。この集光レンズ12の集光角は、光ファイバ60の開口数に対応する入射角よりも小さくなるように構成されている。なお、半導体レーザ11は、本発明の「発光素子」に対応する一具体例である。
スリーブ20は、例えばステンレス鋼などからなり、光ファイバ60が挿入される空間領域20Aを規定する内壁面21を有し、光ファイバ60を保持するように機能するものである。空間領域20Aは、中心軸Z1に沿った方向の長さがLであると共に、中心軸Z1を中心とする半径がR/2である円柱形状をなしている。長さLは、例えば約4mmであり、半径R/2は、例えば1.25mmφ程度である。また、このスリーブ20には、光ファイバ60を正常な位置に保持する際の入射側端面60TのX軸方向の位置、すなわち入射側端面位置20Tを決める係止部22が形成されている。この係止部22から、集光レンズ12とは反対側(すなわち、射出側)の開口端23Kまでの長さが空間領域20Aの長さに相当する。ここで、このスリーブ20が、本発明の「ファイバ保持部材」に対応する一具体例である。
ハウジング30は、スリーブ20の外周面側に装着され、例えば、光ファイバ60を保護するフェルール61を保持するフレーム(図示せず)と嵌合するようになっている。
図1(B)に示したように、光ファイバ60は、例えば、比較的高い屈折率を示すプラスチックからなり、光束が伝搬する光路(導光路)となる円柱形状のコア60Aと、比較的低い屈折率を示すプラスチックからなり、コア60Aの周囲を長手方向に覆うクラッド60Bとを備えている。この光ファイバ60の開口数は、例えば0.3であり、コア60Aの外径Dは、例えば0.44mmφであり、クラッド60Bの外径は、例えば0.50mmφである。光ファイバ60は、その最大受光角(開口数に相当する角度)よりも小さな角度でコア60Aに入射した光線に対し、コア60Aとクラッド60Bとの境界面60Cにおいて全反射を繰り返し行うことによって伝搬するように機能する。光ファイバ60は、さらにその周囲を、例えば酸化ジルコニウム(ZrO2)からなる円筒状のフェルール61によって覆われ、保持された状態で空間領域20Aに挿入され、光ファイバ60の中心軸と空間領域20Aの中心軸Z1とが一致するようにスリーブ20に保持される。なお、この光ファイバ60としては、いわゆるステップインデックス(Step Index;SI)ファイバおよびグレーデッドインデックスファイバ(Graded Index;GI)ファイバのいずれの構造も適用することが可能である。また、この光ファイバ60が、本発明の「一の光ファイバ」に対応する一具体例である。
ここで、図2に示したように、この光モジュール1では、光ファイバ60が正常な位置に保持された状態において、その入射側端面60Tから入射される集束光(光束70)の集光点P1が、この光ファイバ60のコア60A内に位置するように構成されている。換言すると、この光モジュール1(具体的には、スリーブ20)は、光ファイバ60が正常な位置に保持された状態において、以下の条件式(1)を満たすように構成されている。なお、この図2は、光束70の最外縁光線が入射側端面60Tを通過する場合、すなわち集光点P1が中心点Z1上に位置する場合の断面図であり、この場合の最外縁光線を特に光線71としている。
0<L1≦D/[2×tan{sin-1((1/n)×sinα)}] ……(1)
但し、図2および後述する図3に示したように、L1は空間領域20Aの中心軸Z1上において正常な位置に保持された状態の光ファイバ60の入射側端面60Tから集光点P1までの距離(焦点位置の深さ)であり、Dは光ファイバ60のコア60Aの外径であり、nは光ファイバ60のコア60Aの屈折率であり、αは光束70の集光角である。また、図3中のL1maxは、この条件式(1)を満たす焦点位置の深さL1の最大値(最大焦点位置の深さ)を表しており、P1maxは、そのときの焦点P1の位置を表している。なお、この条件式(1)の詳細については、以下述べる光モジュール1の作用の説明部分において触れることとする。
次に、図2〜図5を参照して、この光モジュール1の作用について説明する。
図2に示したように、この光モジュール1では、光源としての半導体レーザ11から射出された射出光が集光レンズ12によって集光されたのち、光束70として、入射側端面位置20Tに向けて光ファイバ60の入射側端面60Tからコア60Aに入射するようになっている。そして前述のように、このような集束光からなる光束70は、光ファイバ60のコア60A内(集光点P1)で結像するようになっている。なお、この光束70が、本発明の「集束光」に対応する一具体例である。
したがって、図4に示したように、この光モジュール1において、例えば光ファイバ60が空間領域20Aの正常な位置に保持されずに浮いてしまっている場合、具体的には光ファイバ60が係止部22から距離L0だけ離れた位置にあるような場合にも、光束70がコア60Aの外部へ漏れることはない。より具体的には、焦点位置の深さL1が前述の条件式(1)を満たすように光モジュール1が構成されていれば、光束70が光ファイバ60の外部へ漏れることはなく、換言すると、光ファイバ60の浮いている距離L0は、図2に示した焦点位置の深さL1と最大焦点位置の深さL1maxとの和に対して光ファイバ60の浮いている部分(空気層)の屈折率とコア60Aの屈折率nとの比を乗じた(1/n)×(L1+L1max)までは許容されることになる。なお、図3に示したように、この焦点位置の深さL1が最大焦点位置の深さL1maxに等しい場合には、光ファイバ60の浮いている距離L0は、(1/n)×(2×L1max)まで許容されることになる。
ここで、図3を参照して、前述の条件式(1)の詳細について説明する。
まず、空間領域20Aの中心軸Z1と最外縁光線(光線71)とがなす角度をθとすると、前述のコア60Aの屈折率nおよび光束70の集光角αとの間で以下の式(2)が成り立ち、これにより式(3)が導かれる。
n×sinθ=sinα ……(2)
θ=sin-1{(1/n)×sinα} ……(3)
次に、図3から分かるように、最大焦点位置の深さL1maxは、コア60Aの外径Dおよび上記した角度θとの間に、以下の式(4)が成り立つ。
tanθ=D/(2×L1max) ……(4)
この式(4)中のθに、上記式(3)を代入することにより、以下の式(5)が成り立つ。よって、焦点位置の深さL1の最大値、すなわち最大焦点位置の深さL1maxは式(5)のように表され、これにより前述の条件式(1)が導かれることとなる。
L1max=D/(2×tanθ)
=D/[2×tan{sin-1((1/n)×sinα)}] ……(5)
なお、この条件式(1)を満たす場合の一例として、光束70の集光角αに対応する開口数=0.2、光ファイバ60の外径=0.2mmφの場合には、最大焦点位置の深さL1max=2mmとなる。
これに対して、従来の光モジュールの場合には、図2中の光束170および光線171で示したように、光束170が、光ファイバ60の入射側端面60T(集光点P101)で結像するようになっている。したがって、図4に示したように光ファイバ60が浮いている場合(係止部22から距離L0だけ離れた位置にあるような場合)、光束170の一部がコア60Aへ入射できなくなり、コア60Aの外部へ漏れてしまうことになる。よってこのような場合、光量の一部が損失し、光モジュール1での結合効率が低下しまうことになる。
このように、この光モジュール1では、光ファイバ60が正常な位置に保持された状態において、集束光(光束70)が光ファイバ60のコア60A内(集光点P1)で結像するようになっているので、従来の光モジュールの場合とは異なり、光量を損失することなくコア60A内へ導かれ、その結果、光ファイバ60が浮いているような状況下においても、光モジュール1での結合効率が維持される。
また、図5に示したように、例えば光ファイバ60の入射側端面60Tにごみ等の異物Gが付着しているような場合であっても、上記のように光ファイバ60が正常な位置に保持された状態において光束70がコア60A内(集光点P1)で結像するようになっているため、この異物Gが入射側端面60Tでの光束70の直径よりも小さい限り、異物Gによって光束70が完全に遮断されることはない。すなわち、この光モジュール1では、たとえ入射側端面60Tなどに異物Gが付着しているような状況下であっても、光モジュール1での光量の損失が最小限に抑えられる。
一方、従来の光モジュールの場合には、図5中の光束170および光線171で示したように、入射側端面60T、特に集光点P101付近に異物Gが付着していると、この異物Gによって光束170が完全に遮断されてしまうことになる。よって、場合によっては光束170が伝播することができなくなり、光通信におけるエラーの原因等となってしまう。
このように、この光モジュール1では、光ファイバ60が正常な位置に保持された状態において、集束光(光束70)が光ファイバ60のコア60A内(集光点P1)で結像するようになっているので、従来の光モジュールの場合と比べて光量の損失が低減し、その結果、光ファイバ60の入射側端面60Tなどに異物Gが付着しているような状況下においても、光モジュール1での結合効率がある程度維持される。
以上のように、本実施の形態では、光ファイバ60が正常な位置に保持された状態において、集束光(光束70)の集光点P1を、光ファイバ60のコア60A内となるように構成したので、光量の損失をゼロまたは最低限に抑えることができる。よって、例えば光ファイバ60が浮いていたり、その入射側端面60Tなどに異物Gが付着しているような場合、すなわち光ファイバ60との正常な結合が阻害されるような状況下においても、光束70の結合効率を維持することが可能となる。
より具体的には、光ファイバ60の浮いている距離L0を、前述の条件式(1)を満たす焦点位置の深さL1とこの条件式(1)により定まる最大焦点位置の深さL1maxとの和に対して光ファイバ60の浮いている部分(空気層)の屈折率とコア60Aの屈折率nとの比を乗じた(1/n)×(L1+L1max)まで許容することができる。換言すると、この(1/n)×(L1+L1max)までの光ファイバ60の位置ずれであれば、上記のような状況下においてでも、光束70の結合効率を維持することができる。
また、光束70の結合効率を維持することができるので、このような光ファイバ60との正常な結合が阻害されるような状況下においてでも、安定した光通信を行うことが可能となる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、ファイバ保持部材と共に、光源と集光レンズとを一体に構成する場合について説明したが、これに限定されず、他の部材を用いて光源と集光レンズとをそれぞれ固定し、光源、集光レンズおよび光ファイバとの光軸やそれぞれの光軸方向における間隔等を適切に確保するようにしてもよい。また、光源や集光レンズから直に光束を導く構成に限らず、光ファイバ等の光学部品を介して光束を導くようにしてもよい。
具体的には、例えば上記実施の形態では、図6(A)に模式的に示したように、光モジュール1内に光源としての発光素子(半導体レーザ11)と集光レンズ12とを設けるようにしているが、例えば図6(B)に模式的に示したように、光モジュール4内に別の光ファイバ80(光ファイバ60と同様に、コア80A、クラッド80B、境界面80Cおよびフェルール81から構成されている)と、一対のレンズ12A,12Bとを設け、この光ファイバ80からの射出光を、集束光(光束70)として用いるようにしてもよい。このように構成した場合、上記実施の形態と同様の作用により、光ファイバ80と光ファイバ60との正常な結合が阻害されるような状況下においても、結合効率を維持しつつ、光ファイバ80からの射出光を光ファイバ60へ中継することができる。なお、この図6(B)の構成において、一対のレンズ12A,12Bの間に、光束70の特性を変更させるためのフィルタ(図示せず)や、光束70からなる信号を増幅するための部材等(図示せず)をさらに設けるようにしてもよい。なお、この場合における光ファイバ80が、本発明の「他の光ファイバ」に対応する一具体例である。
また、上記実施の形態では、光源として半導体レーザを用いるようにしたが、これに限定されず、例えば発光ダイオード(Light Emitting Diode ;LED)等を用いるようにしてもよい。また、集光レンズについても、上記実施の形態では1枚構成としたが、複数枚からなるようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態では、光ファイバとしてプラスチックファイバを用いる場合で説明したが、これに限定されず、本発明の光モジュールは、例えば石英ファイバにも適用可能である。また、その場合、シングルモード型またはマルチモード型のどちらであっても構わない。
本発明の一実施の形態に係る光モジュールの構成を表す断面図である。 図1に示した光モジュールの断面構成の要部を拡大して示し、集束光の集光点の位置について説明するための要部断面図である。 図1に示した光ファイバの断面構成を拡大して示し、本発明に係る条件式について説明するための要部断面図である。 図1に示した光モジュールの断面構成の要部を拡大して示し、本発明の特徴的部分について説明するための要部断面図である。 図1に示した光モジュールの断面構成の要部を拡大して示し、本発明の他の特徴的部分について説明するための要部断面図である。 本発明の変形例に係る光モジュールの構成を表す要部断面図である。
符号の説明
1,4…光モジュール、10…ホルダ、11…半導体レーザ、12…集光レンズ、20…スリーブ、20A…空間領域、20T…入射側端面位置、21…内壁面、10A,10B,22…係止部、23K…開口端、30…ハウジング、60,80…光ファイバ、60A,80A…コア、60B,80B…クラッド、60C,80C…境界面、60T…入射側端面、61…フェルール、70…光束(集束光)、71…光線、Z1…中心軸、L…空間領域の長さ、R…空間領域の高さ、D…コア径、P1…集光点、L1…焦点位置の深さ、L1max…最大焦点位置の深さ、G…異物、α…集光角。

Claims (5)

  1. 一の光ファイバを、その入射側端面に向けて集束光を導くように保持するファイバ保持部材を備え、
    前記ファイバ保持部材は、前記一の光ファイバを正常な位置に保持した状態において、前記集束光の集光点がこの一の光ファイバの導光路内となるように構成されている
    ことを特徴とする光モジュール。
  2. 前記ファイバ保持部材は、前記一の光ファイバを前記正常な位置に保持した状態において、以下の条件式(1)を満たすように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
    0<L1≦D/[2×tan{sin-1((1/n)×sinα)}] ……(1)
    但し、
    L1:一の光ファイバの中心軸上において、正常な位置に保持された状態の入射側端面から集束光の集光点までの距離
    D :一の光ファイバの導光路の外径
    n :一の光ファイバの導光路の屈折率
    α :収束光の集光角
    とする。
  3. 前記集束光は、他の光ファイバから射出されたものである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  4. 光源と、
    前記光源からの射出光を集束することにより前記一の光ファイバの入射側端面に向けて前記集束光を導く集光レンズとをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  5. 前記光源が、発光素子により構成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の光モジュール。

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