JP2006295003A - レーザモジュール、およびレーザモジュールを作製する方法 - Google Patents

レーザモジュール、およびレーザモジュールを作製する方法 Download PDF

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裕美 中西
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Abstract

【課題】光コネクタを介して加わる外力に起因する光パワーの揺らぎを小さくできるレーザモジュールが提供される。
【解決手段】レーザモジュール11は、光通信サブアセンブリ13、ファイバスタブ15、及びホルダ17を備える。光通信サブアセンブリ13は、レーザダイオード19、ステム21、レンズホルダ23、及びレンズ25を含む。レーザダイオード19の端面とレンズ25のレンズ主面との距離L1は基準値L0よりも大きい。レーザダイオード19の端面とレンズ25のレンズ主面との距離L1はレンズ25の焦点距離FPより大きい。基準値L0は、実験的に或いは仮想的に、レーザダイオード19とレンズ25との距離およびレンズ25とファイバスタブ15との距離を変化させたときに、レーザダイオード19からレンズ25を通した光Lの出力パワーP1が基準値L0において最大であるように決定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザモジュール、およびレーザモジュールを作製する方法に関する。
特許文献1には、レーザダイオードモジュールが記載されている。レーザダイオードモジュールは、シングルモードファイバと、レーザダイオードと、シングルモードファイバとレーザダイオードとの間に設けられたレンズとを有する。このレーザダイオードモジュールでは、シングルモードファイバは、該レンズによって生じるガウスの鏡面を中心として、上記レンズによって生じる最小散乱円の位置と反対の方向に設定されている。
特許文献2には、レセプタクル型レーザモジュールが記載されている。このレーザモジュールは、ファイバスタブを含む。
特開平1−207709号公報 特開2003−241025号公報
レーザダイオード、レンズ、レンズキャップおよびステムを組み立てて、光通信サブアセンブリを作製する。この光通信サブアセンブリでは、レーザダイオードとレンズとの間の距離は、レーザダイオード、レンズおよびファイバスタブの光学系において最大結合効率が得られるように決定されている。光通信サブアセンブリにファイバスタブを固定する際は、最大結合効率が得られる位置よりも遠くにファイバスタブを位置決めして、所望の光出力レベルを得ていた。この調芯手法は、次の2点で有利である。
(1)XY方向に関する固定時の光軸ずれに対する許容値が大きくできる。
(2)1種類の光通信サブアセンブリで様々な光出力レベルに対応できる。
このように、レーザダイオード−レンズ間距離が最大結合効率が得られる値になるように、レーザダイオードを搭載した後に、仕様の光出力レベルに合うようにファイバスタブを位置決めすると、デフォーカス量も大きくなり、光軸に垂直方向の軸ずれ許容も大きくとれ、YAG溶接での固定時に有利である。
このレーザモジュールは光コネクタに接続される。発明者らは、レーザモジュールを使用しているときに、光パワーに揺らぎが生じることを発見した。この揺らぎが生じる原因を調べたところ、スタブ端での光パワーの分布の形状に関係していた。
本発明は、このような事情を鑑みて為されたものであり、光コネクタを介して加わる外力に起因する光パワーの揺らぎを小さくできるレーザモジュール、およびこのレーザモジュールを作製する方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係るレーザモジュールは、(a)レーザダイオード、(b)該レーザダイオードを搭載するステム、前記ステムに取り付けられたレンズホルダ、および該レンズホルダに支持されたレンズを含む光通信サブアセンブリと、(c)光コネクタのフェルールを受け入れるための光レセプタクル部に支持されたファイバスタブと、(d)前記光通信サブアセンブリを保持すると共に前記光レセプタクル部を搭載しており前記レンズを介して前記ファイバスタブの端面に前記レーダイオードを光学的に結合するためのホルダとを備え、前記レーザダイオードの端面と前記レンズのレンズ主面との距離L1は基準値L0よりも大きく、前記レーザダイオードの前記端面と前記レンズ主面との距離L1は前記レンズの焦点距離より大きく、前記レーザダイオードの前記端面と前記レンズ主面との距離および前記レンズ主面と前記ファイバスタブの前記端面との距離を変化させたときに、前記レーザダイオードからの前記レンズを通した光の出力パワーが前記基準値L0において最大である。
本発明に係るレーザモジュールによれば、レーザダイオードの端面とレンズ主面との距離L1は基準値L0およびレンズの焦点距離のいずれよりも大きいので、光コネクタを介して加わる外力に起因する光パワーの揺らぎが小さくできる。
本発明に係るレーザモジュールでは、前記レーザダイオードの前記端面と前記レンズの前記主面との距離L1は、前記レーザダイオードと前記レンズとから成る光学系において前記レーザダイオードおよび前記レンズの間隔を変化させた場合に最大結合効率になる距離よりも大きく、前記レーザダイオードは、当該レーザモジュールの出力パワーに合わせて位置決めされていることが好ましい。ファイバスタブの調芯においてデフォーカス量が非常に小さくできる。この結果、従来と比べ出力される光ビームの光パワーの分布の変形が小さくなり、光出力における揺らぎを抑制できる。
本発明に係るレーザモジュールでは、前記レーザダイオードの前記端面と前記レンズ主面との距離L1に対する前記ファイバスタブの前記端面と前記レンズ主面との距離L2の比(L2/L1)は1以上であることが好ましい。
発明者らの実験によれば、本発明に係るレーザモジュールでは、前記レーザダイオードの前記端面と前記レンズ主面との距離L1は前記基準値より20マイクロメートルより大きいことが好ましい。
本発明に係るレーザモジュールでは、前記レンズは球レンズであり、 前記ファイバスタブの前記端面は傾斜しており、前記レーザダイオードは、第1の基準面に沿って伸びており前記ステムにダイボンドされたボンド面を有しており、前記レーザダイオードは、前記第1の基準面に平行な第2の基準面に沿って設けられた活性層を有しており、前記レンズの中心は、前記第1の基準面に平行な第3の基準面上に位置しており、前記ファイバスタブの前記光ファイバの中心は、前記第1の基準面に平行な第4の基準面上に位置しており、前記第1、第2、第3および第4の基準面は、この順に所定の方向に配列されており、前記ファイバスタブの前記端面は前記所定の方向を向いていることが好ましい。このレーザモジュールによれば、当該レーザモジュールから出力された光ビームの光パワーの分布の変形がさらに小さくなる。好適な実施例では、本発明に係るレーザモジュールにおいて前記ファイバスタブの前記端面の傾斜角は5度以上9度以下である。
本発明の別の側面は、レーザモジュールを作製する方法に関する。この方法は、(a)第1の基準位置L01より第1の距離だけオフセットしてレーザダイオードをステムに位置決めする工程と、(b)前記レーザダイオードを位置決めした後に、レンズを保持したレンズホルダと前記ステムとから光通信サブアセンブリを形成する工程と、(c)前記ファイバスタブを支持する光レセプタクルハウジングと前記光通信サブアセンブリとの間に配置されたホルダを用いて前記ファイバスタブの端面と前記光通信サブアセンブリとを互いに調芯する工程とを備え、前記レーザダイオードの端面と前記レンズのレンズ主面との距離L1は前記レンズの焦点距離より大きく、前記基準位置L01は前記レンズと前記レーザダイオードとの間にあり、前記基準位置L01は、前記レーザダイオードと前記レンズとの距離および前記ファイバスタブと前記レンズとの距離を変化させたときに前記レーザダイオードから前記レンズを通した光の出力パワーが最大になる位置であり、前記第1の距離は、前記ステムに対する前記レーザダイオードの位置決めばらつきの許容値より大きい。
この方法によれば、レーザダイオードが、レーザダイオードの端面とレンズ主面との距離L1がレンズの焦点距離より大きく、且つ基準位置L01がレンズとレーザダイオードとの間にあるように、ステム上においてオフセットして位置決めされるので、光コネクタを介して加わる外力に起因する光パワーの揺らぎがさらに小さいレーザモジュールが提供される。
発明者らの実験によれば、本発明に係る方法は、前記第1の距離は20マイクロメートルより大きいことが好ましい。
本発明に係る方法では、レンズを保持したレンズホルダと前記ステムとから光通信サブアセンブリを形成する前記工程は、第2の基準位置L02より第2の距離だけ所定の方向にオフセットして、前記レンズホルダを前記ステムに搭載する工程と、前記レンズホルダを前記ステムに固定する工程とを含み、前記ファイバスタブの前記端面は傾斜しており、当該方法は、(d)前記ファイバスタブの前記端面が前記所定の方向を向くように、前記ホルダ上において前記レセプタクルハウジングを向きづける工程をさらに備え、前記レンズは球レンズであり、前記レーザダイオードの活性層は、所定の軸に沿って伸びており、前記第2の基準位置は、前記レンズホルダが前記第2の基準位置に配置されたとき前記レンズの中心が前記所定の軸上に位置するように決定されており、前記第2の距離は前記ステムと前記レンズホルダとの位置決めばらつきの許容値より大きい。
この方法によれば、当該レーザモジュールから出力された光ビームの光パワーの分布の変形が小さいレーザモジュールが提供される。好適な実施例では、本発明に係る方法において前記第2の距離は20マイクロメートルより大きい。
本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らかになる。
以上説明したように、本発明によれば、光コネクタを介して加わる外力に起因する光パワーの揺らぎを小さくできるレーザモジュールが提供される。また、本発明によれば、光コネクタを介して加わる外力に起因する光パワーの揺らぎを小さいレーザモジュールを作製する方法が提供される。
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を参照しながら、本発明のレーザモジュールおよびレーザモジュールを作製する方法に係る実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係るレーザモジュールを示す図面である。レーザモジュール11は、光通信サブアセンブリ13と、ファイバスタブ15と、ホルダ17とを備える。光通信サブアセンブリ13は、レーザダイオード19、ステム21、レンズホルダ23、およびレンズ25を含む。ステム21は、サブマウント27を介してレーザダイオード19を搭載している。レンズホルダ23は、レンズ25を支持しており、またステム21に取り付けられている。ファイバスタブ15は、光コネクタ29(例えばフェルール)を受け入れるための光レセプタクル部31に支持されている。ホルダ17は、光通信サブアセンブリ13を保持すると共に光レセプタクル部31を搭載しており、またレンズ25を介してファイバスタブ15の端面15aにレーダイオード19を光学的に結合させるための位置決めに用いられる。ファイバスタブ15の一端面15aから入射した光は他端15bから出射する。ファイバスタブ15は、光ファイバ15cと該光ファイバ15cを保持する支持体15dとを含む。レーザダイオード19とレンズ25との距離L1は、後述する基準値L0よりも大きい。レーザダイオード19とレンズ25との距離L1はレンズ25の焦点距離FPより大きい。基準値L0は次のように決められる。例えば、実験的に或いは仮想的に、レーザダイオード19とレンズ25との距離およびレンズ25とファイバスタブ15との距離を変化させたときに、基準値L0において、レーザダイオード19からのレンズ25を通した光B1の出力パワーP1が最大である。
レーザモジュール11によれば、レーザダイオード19とレンズ25との距離L1は、基準値L0およびレンズの焦点距離FPのいずれよりも大きいので、光コネクタ29を介して加わる外力に起因する光パワーの揺らぎが小さくなっている。
光パワーの揺らぎについて、図2および図3を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態に係るレーザモジュールにおける光パワーの分布を示す図面であり、一方、図3は、本実験にために作製された別の構成のレーザモジュールにおける光パワーの分布を示す図面である。これらの光パワーのパターンはファイバスタブの他端において測定されている。別のレーザモジュールでは、レーザダイオードとレンズとの間の距離は、レーザダイオード、レンズおよびファイバスタブの光学系において最大結合効率が得られるように決定されており、また光通信サブアセンブリにファイバスタブを固定する際に、最大結合効率が得られる位置より遠くにファイバスタブを位置決めして、所望の光出力レベルに調整されている。図2および図3に示されたパターンを比較すると、図3に示された測定では、光パワーが、ファイバスタブの他端において揺らいでいることが理解される。一方、図2に示されたパターンの対称性が優れている。
次いで、図4(A)、図4(B)および図4(C)を参照しながら、基準値について説明する。図4(A)は、本実験に用いた光学系を示す図面であり、この光学系OSは、レーザダイオードLD、球レンズLZおよびシングルモード光ファイバFからなる。シンボルD1はレーザダイオードLDの端面と球レンズLZの中心との距離を示し、シンボルD2はレンズLZの中心とシングルモード光ファイバFの一端との距離を示す。光ファイバFの一端面は傾斜していない。この光学系OSにおける実験の条件
LDの放射角:25度
LDの光源径:1マイクロメートル
球レンズLZの屈折率:1.8
球レンズLZの径:0.8mm
球レンズLZの焦点距離FP:0.45mm
光ファイバFのNA:0.1
光ファイバFのコア径:10マイクロメートル
である。
図4(B)は、光出力と距離D1との関係を示すグラフである。特性線C1は、横軸に示された距離D1において、距離D2を変化させたとき、光ファイバFから得られる最大光出力Pfを示している。特性線C2は、横軸に示された距離D1において、上記光出力Pfを得たときの距離D2を示している。図4(C)は、光出力と距離D2との関係を示すグラフである。特性線C3、C4、C5は、それぞれ、距離D1が800、700、600マイクロメートルである光学系において距離D2を変化させたときの光出力Pfを示す。
一例EX1では、距離D1=600μmおよび距離D2=1650μmの光学系OSを有するレーザモジュールにおいて5mWの出力でレーザダイオードを発光させるとき、図4(B)に示されるように、1.89mWの光出力(最大結合効率(37.8%)が得られている)が得られる。このとき、レーザダイオードとレンズとの距離D1は基準値に等しい。図4(C)に示されるように、光出力の仕様が1mWのレーザモジュールを作製するためには、距離D2を光出力1mWが得られるまで大きくしていく。このレーザモジュールでは、光ファイバFを150μmだけレンズから離さなければならない。
別の例EX2では、距離D1=700μmおよび距離D2=1200μmの光学系OSを有するレーザモジュールにおいては、図4(B)に示されるように、1.3mWが最大出力である。このとき、レーザダイオードとレンズとの距離D1は基準値およびレンズLZの焦点距離のいずれよりも大きい。例EX2におけるレーザモジュールの光出力のパターンは、例EX1におけるレーザモジュールの光出力のパターンよりの小さい揺らぎである。例EX2におけるレーザモジュールにおいて、光出力の仕様が1mWのレーザモジュールを作製するためには、図4(C)に示されるように、光ファイバFを50μmだけレンズから離せばよい。
また、別の実施例として、直径1.5mmおよび屈折率1.5の球レンズを用いる光学系では、距離D1=810μmにおいて最大結合効率(15.3%)が得られる。
これらの実験から総合的に判断して、レーザダイオードの端面とレンズ主面との距離(図1に示されたL1)は基準値より20マイクロメートル(レーザダイオードの端面とレンズ主面との距離の実装ばらつき)より大きければよい。
最大結合効率が得られるようにレーザダイオードとレンズとの距離を調整したレーザモジュール比べて、当該実施の形態に係るレーザモジュール(レーザダイオードの端面とレンズ主面との距離が基準値よりも大きい)ではレンズに入射する光量は減る。しかしながら、実施の形態に係るレーザモジュールによれば、発明者らの実験によって、外力が作用したときに生じる光出力の揺らぎが非常に小さいことが明らかになった。光ファイバとレンズとの距離を設計することによって、レーザモジュールの光出力を所望の仕様に合わせることができる。
再び、図1を参照しながら、レーザモジュール11を説明する。光レセプタクル部31は、ファイバスタブ15と、光レセプタクルハウジング33と、スリーブ35と、ブッシュ37とを含む。ファイバスタブ15はスリーブ35内において位置決めされており、スリーブ35はブッシュ37を介して光レセプタクルハウジング33により保持されている。光レセプタクル部31は、ホルダ17の搭載面17a上に搭載されている。ステム21上には、モニタ用のフォトダイオード39が搭載されている。レーザダイオード19およびフォトダイオード39は、ステム21のリード端子21aに電気的に接続されている。レーザダイオード19はリード端子21aを介して送信電気信号を受けて、この信号に応答して光信号B2を発生する。光信号B2の一部はレンズ25に入射する。レンズ25からファイバスタブ15の一端15aに向けて、光信号B3が伝搬する。ファイバスタブ15の他端15bから、光パターンの揺らぎが小さい光信号B1が得られる。
図5(A)は図1に示されたI−I線に沿ってとられた断面を示す図面であり、レーザモジュール11は軸Axの回りに90度回転されている。図5(B)は、レーザダイオード、レンズおよびファイバスタブの位置関係を示す図面である。
レーザモジュール11では、レンズ25は球レンズであることが好ましい。レーザダイオード19は、第1の基準面R1に沿って伸びておりステム21上においてダイボンドされたボンド面19aを有している。レーザダイオード19は、第1の基準面R1に平行な第2の基準面R2に沿って設けられておりp型クラッド層およびn型クラッド層の間に設けられた活性層19bを有している。レンズ25の中心25aは、第1の基準面R1に平行な第3の基準面R3上に位置している。ファイバスタブ15の光ファイバ15cの中心は、第1の基準面R1に平行な第4の基準面R4上に位置している。図5(B)に示されるように、第1、第2、第3および第4の基準面R1〜R4は、この順に所定の方向に配列されている。ファイバスタブ15の傾斜端面15aは上記所定の方向を向いている。基準面R1と基準面R3との距離は20μmより大きく、好ましくは60μmより大きい。この距離は、ステム21上にレンズホルダ23をオフセットして実装することにより実現される。このレーザモジュール11によれば、当該レーザモジュール11から出力された光ビームB1の光パワーの分布の変形が小さくなる。好適な実施例では、ファイバスタブ15の端面15aの傾斜角Aは5度以上9度以下である。
図6は、ファイバスタブ端における光出力と距離D2との関係を示す図面である。図6では、レンズ−ファイバスタブ間隔D2を最大結合効率が得られる位置から大きくしてデフォーカスしている。つまり、ファイバスタブ端における光出力は、このデフォーカスにより小さくなる。このレーザモジュールでは、径800μmおよび屈折率1.8の球レンズを用いている。特性線F1〜F11は、600〜800μmの範囲で20μm毎に距離L1を変えたレーザモジュールの各々のファイバスタブ端において測定された光出力と距離L2との関係を示す。レーザダイオードの光出力は5mW(しきい値Ith+20mA)である。
例えば、ファイバスタブ端において1.0mWの光出力を得るためには、レーザダイオードとレンズとから成る光学系においてレーザダイオードおよびレンズの間隔を変化させた場合に最大結合効率が得られる距離よりも、レーザダイオードとレンズとの距離D1を大きくしている。例えば、このレーザモジュールでは特性線F8(D1=740μm)が選択される。次いで、所定の軸Axの方向(例えば、光軸の方向)にファイバスタブを配置することによって、上記の光出力目標値を有するレーザモジュールを作製できる。ファイバスタブは、当該レーザモジュールの出力パワーに合わせて位置決めされている。このレーザモジュールによれば、ファイバスタブの調芯においてデフォーカス量を小さくできるので、光出力における揺らぎを小さくできる。
或いは、ファイバスタブ端において、例えば0.5mWの光出力を得るためには、レーザダイオードとレンズとから成る光学系においてレーザダイオードおよびレンズの間隔を変化させた場合に最大結合効率が得られる距離よりも、レーザダイオードとレンズとの距離D1を大きくしている。600〜800μmの範囲の距離D1を用いれば、所定の軸Axの方向にファイバスタブを調芯することによって、上記の光出力目標値を有するレーザモジュールを作製できる。このレーザモジュールによれば、ファイバスタブの調芯においてデフォーカス量を小さくできるので、光出力における揺らぎを小さくできる。
特に、距離D1を800μm(特性線F11)に設定すれば、所定の軸Axの方向にファイバスタブを調芯して上記の光出力目標値(0.5mW)に到達できる。このレーザモジュールでは、光出力目標値(0.5mW)は、レーザダイオードとレンズとの距離によって実質的に達成されている。このレーザモジュールによれば、ファイバスタブの調芯においてデフォーカス量が非常に小さくできる。この結果、光出力における揺らぎを抑制できる。
上記球レンズを用いるレーザモジュールでは、例えば距離D1=600μm(特性線F1)および距離D2=1650μmにおいて、最大結合効率が得られる。このとき、D2/D1=2.76である。距離D1=800μmにおいて、D2/D1=1のとき最大結合効率が得られる。好適な実施例に係るレーザモジュール11では、レーザダイオード19−レンズ25の中心との間の距離D1と対応する最適のレンズ25の中心−ファイバスタブ15との間の距離L2の比D2/D1が1以上である。この値が1未満になると、結合効率が実用レベルよりも小さくなる。
図7および図8では、光出力のゆらぎとして下記の式
光出力のゆらぎ=10*log(Pfmin/Pfmax
Pfmin:最小光ファイバ端出力、mW単位
Pfmax:最大光ファイバ端出力、mW単位
を用いている。また、光のゆらぎは、次のように測定している。TOSA(Transmitter Optical Sub-Assembly)を内蔵した光モジュールのコネクタ部に光ファイバコードのコネクタを接続し、光ファイバコードのコネクタ端の近傍に500gの重りをつける。TOSAを360度回転させて、光ファイバ端もおける最大出力および最小出力を測定する。上式を用いて光のゆらぎを算出する。光のゆらぎの許容値は1.0dB以下である。この値よりも小さい光のゆらぎが、レーザモジュールにとって望ましい。
図7は、距離D2およびPf、光のゆらぎ(wiggle)の関係を示している。この関係は、最大結合効率が得られるD1=600μmであるレーザモジュールを用いて測定された。この測定結果から、距離D2が大きくなるにつれた、光のゆらぎも大きくなることが理解される。つまり、光出力のゆらぎの点では、距離D2が小さいことが好ましい。
図8は、距離D1およびPf、光のゆらぎ(wiggle)の関係を示している。この関係は、距離D1の時の最大結合効率が得られる距離D2に設定されたレーザモジュールを用いて測定された。図8から、距離D1を変化させるとき、光出力が小さい場合においても光のゆらぎはあまり大きくなっていないことが理解される。
図9を参照すると、ゆらぎを考慮して決定された発光パターンの良否を示す下記のマークが図7に示された測定値上に示されている。
マーク「×(クロス)」:好ましくない。
マーク「△(白抜き三角形)」:許容。
マーク「○(白抜き丸)」:好ましい。
好適な実施例に係るレーザモジュール11では、最大結合効率よりも低い所望の結合効率を有するレーザモジュール11を得るために、レーザダイオード19の端面とレンズ25のレンズ主面との間の距離をレーザダイオード19−レンズ25系が最大結合になる位置よりも大きく、かつ所望の結合効率が得られる距離に設定する。ついでこの距離に対応して、もっとも結合効率が高いレンズ−ファイバスタブ間距離に設定されたファイバスタブを固定することで所望の結合効率を有するレーザモジュール11が作製される。
光出力パワーに関する規格値が小さいレーザモジュール11では、光出力パワーに関する規格値が大きいレーザモジュールに比べて、光出力のゆらぎに対して敏感である。例えば、光出力パワーの規格値が0.5mW以下であるとき、光出力のゆらぎは十分に観測可能な大きさになる。これ故に、光出力パワーの規格値が0.5mW以下のレーザモジュール11では、特に、光出力のゆらぎが生じない構造が必要である。
(第2の実施の形態)
図10、図11、図12および図13を参照しながら、第1の実施の形態において示されたレーザモジュールを作製する方法を説明する。本実施の形態では、レンズ25は球レンズである。
図10は、搭載工程を示す図面である。搭載工程では、第1の基準位置L01より第1の距離△S1だけオフセットしてレーザダイオード19をステム21に位置決めする。この位置決めにより、完成したレーザモジュールにおいて、レーザダイオード19とレンズ25との距離L1(図1)はレンズ25の焦点距離FPより大きくなっている。基準位置L01はレンズ25とレーザダイオード19との間にある。既に説明したことから理解されるように、基準位置L01は、レーザダイオード19とレンズ25との距離およびファイバスタブ15の端面15aとレンズ25の中心との距離を変化させたときに、レーザダイオード19からレンズ25を通した光の出力パワーが最大(最大結合効率となる)になるように決定された位置である。第1の距離△S1は、ステム21に対するレーザダイオード19の位置決めばらつきの許容値より大きく、発明者らの実験によれば、好ましくは20マイクロメートルより大きい。
この工程のように、レーザダイオード19が、レーザダイオード19とレンズ25との距離L1がレンズの焦点距離FPより大きく、且つ基準位置L01がレンズ25とレーザダイオード19との間にあるように、ステム21上においてオフセットして位置決めされるので、光コネクタを介して加わる外力に起因する光パワーの揺らぎが小さいレーザモジュールを作製できる。
また、搭載工程では、フォトダイオード39をステム21上に搭載する。レーザダイオード19およびフォトダイオード39をステム21上に搭載した後に、ワイヤボンディングを行ってレーザダイオード19およびフォトダイオード39をリード端子21aと電気的に接続する。
図11は、光通信サブアセンブリ形成工程を示す図面である。光通信サブアセンブリ形成工程では、レーザダイオード19を位置決めした後に、レンズ25を保持したレンズホルダ23とステム21とから光通信サブアセンブリ13を形成する。例えば、レンズホルダ23をステム21上に配置してレンズホルダ23をステム21に固定する。
好ましくは、当該工程では、レンズホルダ23は、第2の基準位置L02より第2の距離△S2だけ所定の方向Arrowにオフセットして、ステム21上に位置決めされる。この位置決めの後に、レンズホルダ23はステム21に固定される。この固定は、一実施例では抵抗溶接法により行われる。第2の基準位置L02は、レンズホルダ23が第2の基準位置L02に配置されたときレンズ25の中心25aが所定の軸Ax上に位置するように決定される。レーザダイオード19の活性層は所定の軸Axに沿って伸びている。一方、レンズ25の中心25aは、所定の軸Axに平行な中心軸Ox上に位置している。第2の距離△S2はステム21とレンズホルダ23との位置決めばらつきの許容値より大きい。
この方法によれば、当該レーザモジュールから出力された光ビームの光パワーの分布の変形がさらに小さいレーザモジュールが提供される。第2の距離△S2は20マイクロメートルより大きく、好適な実施例では60マイクロメートルより大きい。
図12は向き合わせ工程を示す図面である。向き合わせ工程では、ファイバスタブ15の傾斜端面15aが所定の方向Arrowを向くように、ホルダ17上において光レセプタクル部31を向きづける。
図13は、調芯工程を示す図面である。調芯工程では、ファイバスタブ15を支持する光レセプタクル部31と光通信サブアセンブリ13との間に配置されたホルダ17を用いてファイバスタブ15の端面15aと光通信サブアセンブリ13とを互いに調芯する。この調芯は、レーザダイオード19を発光させながら、光モニタツール41を用いて光学的な位置合わせが行われている。調芯工程おいては、意図せず加わる外力に対するビーム変形も小さくなる。調芯により、所望の光出力仕様のレーザモジュールが完成する。なお、向き合わせ工程に先立って、調芯工程を行ってもよい。
以上説明したように、本実施の形態に係る製造方法によれば、光ビームの光パワーの分布の形状の偏りが低減されたレーザモジュールを製造できる。
発明者らの検討によれば、光ファイバのコア部の発光強度分布の偏りを抑制するためには、レーザモジュールの光パワー仕様値に合わせるためのデフォーカス量を少なくすることが好適である。また、ファイバスタブの斜め研磨面の向きに合わせてレーザダイオードを配置するとさらに好適である。さらに、これらのいずれかによっても、ファイバスタブの出力端面における発光強度分布の崩れが小さくなる。これを実現するために、LD−レンズ間の距離L1を最大結合効率が得られる値よりも大きくとる。これにより、光パワー調整時のデフォーカス量が小さくなる。また、レンズの取り付けばらつきによるビーム形状の変形も小さくなる。この結果、コア部での光強度分布の不均一性が抑制され、光パワ−の揺らぎが小さくなる。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
図1は、第1の実施の形態に係るレーザモジュールを示す図面である。 図2は、本実施の形態に係るレーザモジュールにおける光パワーの分布を示す図面である。 図3は、本実験にために作製された別のレーザモジュールにおける光パワーの分布を示す図面である。 図4(A)は、本実験に用いた光学系を示す図面であり、図4(B)は、光出力と距離D1との関係を示すグラフであり、図4(C)は、光出力と距離D2との関係を示すグラフである。 図5(A)は図1に示された線I−Iに沿ってとられた断面を示す図面である。図5(B)は、レーザダイオード、レンズおよびファイバスタブの位置関係を示す図面である。 図6は、ファイバスタブ端における光出力と距離D2との関係を示す図面である。 図7は、距離D2およびPf、光のゆらぎ(wiggle)の関係を示素図面である。 図8は、距離D1およびPf、光のゆらぎ(wiggle)の関係を示す図面である。 図9は、ゆらぎを考慮して決定された発光パターンの良否を示すマークが描かれた図面である。 図10は搭載工程を示す図面である。 図11は光通信サブアセンブリ形成工程を示す図面である。 図12は向き合わせ工程を示す図面である。 図13は調芯工程を示す図面である。
符号の説明
11…レーザモジュール、13…光通信サブアセンブリ、15…ファイバスタブ、15a…一端面、15b…他端面、15c…光ファイバ、15d…支持体、17…ホルダ、17a…搭載面、19…レーザダイオード、19a…ボンド面、19b…活性層、21…ステム、21a…リード端子、23…レンズホルダ、25…レンズ、25a…レンズ中心、27…サブマウント、31…光レセプタクル部、33…光レセプタクルハウジング、35…スリーブ、37…ブッシュ、39…モニタ用フォトダイオード、B1、B2、B3…光信号、R1、R2、R3、R4…基準面

Claims (10)

  1. レーザダイオード、該レーザダイオードを搭載するステム、前記ステムに取り付けられたレンズホルダ、および該レンズホルダに支持されたレンズを含む光通信サブアセンブリと、
    光コネクタのフェルールを受け入れるための光レセプタクル部に支持され、シングルモードファイバを中心部に有するファイバスタブと、
    前記光通信サブアセンブリを保持すると共に前記光レセプタクル部を搭載しており前記レンズを介して前記ファイバスタブの端面に前記レーダイオードを光学的に結合するためのホルダと
    を備え、
    前記レーザダイオードの端面と前記レンズのレンズ主面との距離L1は基準値L0よりも大きく、
    前記レーザダイオードの前記端面と前記レンズ主面との距離L1は前記レンズの焦点距離より大きく、
    前記レーザダイオードの前記端面と前記レンズ主面との距離および前記レンズ主面と前記ファイバスタブの前記端面の距離を変化させたときに、前記レーザダイオードからの前記レンズを通した光の出力パワーが前記基準値L0において最大である、ことを特徴とするレーザモジュール。
  2. 前記レーザダイオードの前記端面と前記レンズ主面との距離L1は、前記レーザダイオードと前記レンズとから成る光学系において前記レーザダイオードおよび前記レンズの間隔を変化させた場合に最大結合効率になる距離よりも大きく、
    前記レーザダイオードの前記端面と前記レンズ主面の距離L1は、当該レーザモジュールの出力パワーに合わせて位置決めされており、前記フアイバスタブは距離L1のときの最大結合効率が得られるように位置決めされたことを特徴とする請求項1に記載されたレーザモジュール。
  3. 前記レーザダイオードの前記端面と前記レンズ主面との距離L1に対する前記ファイバスタブの前記端面と前記レンズ主面との距離L2の比(L2/L1)は1以上である、ことを特徴とする請求項1に記載されたレーザモジュール。
  4. 前記レーザダイオードの前記端面と前記レンズ主面との距離L1は前記基準値より20マイクロメートルより大きい、ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載されたレーザモジュール。
  5. 前記レンズは球レンズであり、
    前記ファイバスタブの前記端面は傾斜しており、
    前記レーザダイオードは、第1の基準面に沿って伸びており前記ステムにダイボンドされたボンド面を有しており、
    前記レーザダイオードは、前記第1の基準面に平行な第2の基準面に沿って設けられた活性層を有しており、
    前記レンズの中心は、前記第1の基準面に平行な第3の基準面上に位置しており、
    前記ファイバスタブの前記光ファイバの中心は、前記第1の基準面に平行な第4の基準面上に位置しており、
    前記第1、第2、第3および第4の基準面は、この順に所定の方向に配列されており、
    前記ファイバスタブの前記端面は前記所定の方向を向いている、ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載されたレーザモジュール。
  6. 前記ファイバスタブの前記端面の傾斜角は5度以上9度以下である、ことを特徴とする請求項5に記載されたレーザモジュール。
  7. レーザモジュールを作製する方法であって、
    第1の基準位置L01より第1の距離だけオフセットしてレーザダイオードをステムに位置決めする工程と、
    前記レーザダイオードを位置決めした後に、レンズを保持したレンズホルダと前記ステムとから光通信サブアセンブリを形成する工程と、
    前記ファイバスタブを支持する光レセプタクルハウジングと前記光通信サブアセンブリとの間に配置されたホルダを用いて前記ファイバスタブの端面と前記光通信サブアセンブリとを互いに調芯する工程と
    を備え、
    前記光通信サブアセンブリにおいて前記レーザダイオードの前記端面と前記レンズのレンズ主面との距離L1は前記レンズの焦点距離より大きく、
    前記光通信サブアセンブリにおいて前記基準位置L01は前記レンズと前記レーザダイオードとの間にあり、
    前記基準位置L01は、前記レーザダイオードと前記レンズとの距離および前記ファイバスタブと前記レンズとの距離を変化させたときに前記レーザダイオードからの前記レンズを通した光の出力パワーが最大になる位置であり、
    前記第1の距離は、前記ステムに対する前記レーザダイオードの位置決めばらつきの許容値より大きい、方法。
  8. 前記第1の距離は20マイクロメートルより大きい、ことを特徴とする請求項7に記載された方法。
  9. レンズを保持したレンズホルダと前記ステムとから光通信サブアセンブリを形成する前記工程は、
    第2の基準位置L02より第2の距離だけ所定の方向にオフセットして、前記レンズホルダを前記ステムに搭載する工程と、
    前記レンズホルダを前記ステムに固定する工程と
    を含み、
    当該方法は、前記ファイバスタブの前記端面が前記所定の方向を向くように、前記ホルダ上において前記レセプタクルハウジングを向きづける工程をさらに備え、
    前記レンズは球レンズであり、
    前記ファイバスタブの前記端面は傾斜しており、
    前記レーザダイオードの活性層は、所定の軸に沿って伸びており、
    前記第2の基準位置は、前記レンズホルダが前記第2の基準位置に配置されたとき前記レンズの中心が前記所定の軸上に位置するように決定されており、
    前記第2の距離は前記ステムと前記レンズホルダとの位置決めばらつきの許容値より大きい、ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載された方法。
  10. 前記第2の距離は20マイクロメートルより大きい、ことを特徴とする請求項9に記載された方法。
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