JP2001290037A - レンズ付プラスチック光ファイバ、受・発光デバイス、及びその製造方法 - Google Patents

レンズ付プラスチック光ファイバ、受・発光デバイス、及びその製造方法

Info

Publication number
JP2001290037A
JP2001290037A JP2000102900A JP2000102900A JP2001290037A JP 2001290037 A JP2001290037 A JP 2001290037A JP 2000102900 A JP2000102900 A JP 2000102900A JP 2000102900 A JP2000102900 A JP 2000102900A JP 2001290037 A JP2001290037 A JP 2001290037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
plastic optical
lens element
lens
plastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000102900A
Other languages
English (en)
Inventor
Aya Imada
彩 今田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000102900A priority Critical patent/JP2001290037A/ja
Priority to US09/817,141 priority patent/US6826329B2/en
Publication of JP2001290037A publication Critical patent/JP2001290037A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4204Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/32Optical coupling means having lens focusing means positioned between opposed fibre ends
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/02033Core or cladding made from organic material, e.g. polymeric material

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】集光等の作用をするレンズ素子を利用すること
により再現性を良くしたレンズ付プラスチック光ファイ
バ、及びその製造法である。 【解決手段】レンズ付プラスチック光ファイバは、プラ
スチック光ファイバ1、2よりも熱軟化温度の高い媒質
から成る光線を制御するレンズ素子6が、プラスチック
光ファイバ端部に押し当てられてこれと一体化されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック光フ
ァイバ端面を集光等の作用をするレンズと一体化するこ
とにより集光効果等を持つレンズ付プラスチック光ファ
イバ、レンズ付プラスチック光ファイバと受・発光素子
(発光素子或いは受光素子であることを意味する)を結合
して構成した受・発光デバイス(発光デバイス或いは受
光デバイスであることを意味する)、及びその製造方法
等に関する。
【従来の技術】プラスチック光ファイバ同士、またはプ
ラスチック光ファイバと受・発光素子との結合効率を高
めることを目的として、プラスチック光ファイバ端部を
凸レンズ化する提案が幾つか成されている。例えば、溶
剤によりプラスチック光ファイバ先端部を球面化する手
法(特開平10−239538号公報)、プラスチック光
ファイバ母材を溶解した有機溶剤中にプラスチック光フ
ァイバ端部を浸漬し、引き上げた後に乾燥させることに
より球面化する手法(特開平11-326689号公
報)、感光性樹脂に光ファイバを浸漬し、引き上げた後
に硬化することにより球面化する手法(特開平5−10
7427号公報)、レンズ形成用型を加熱し押し付けて
先端をレンズ形状にする手法(特開平08-075935
号公報)、先端部を加熱して軟化させ表面張力により球
面化する手法(特公昭62−57001号公報)等があ
る。また、屈折率分布を有するプラスチック光ファイバ
端面に凹形状を作製する提案としては、加熱金属体によ
る成形方法と、溶剤により溶解する形成方法(特開平1
1−242129号公報)が提案されている。
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
れら上述の従来手法による凸球面の集光軸の精度は充分
に良いとは言えず、更に光ファイバを加工した後に受・
発光素子とのアライメントを行うという2重の手間を要
することが問題であった。また、端面に凸型球面を有し
ていることから、平面端面の光ファイバと比較しての位
置ずれ許容量も小さくない。本発明は、このような問題
点を改善するために成されたものであり、その目的は、
集光等の作用をするレンズ素子を利用することにより再
現性を良くしたレンズ付プラスチック光ファイバ、及び
その製造法を提供することにある。また、プラスチック
光ファイバの集光レンズ等のレンズ素子との一体化と受
・発光素子との結合を一括して行って構成された受・発
光デバイスを提供することにある。本発明におけるプラ
スチック光ファイバとは、コアとクラッドから成る心線
部がポリマーである光ファイバ素線、ないしはコア部の
みがポリマーである光ファイバ素線を指す。心線周囲
が、保護層やポリマージャケットで被覆されていても良
い。また、心線部がステップインデックス型(屈折率段
階型)の光ファイバでもグレーデッドインデックス(G
I)型(屈折率分布型)の光ファイバでも良い。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のレンズ付プラスチック光ファイバは、プラスチック
光ファイバよりも熱軟化温度の高い媒質から成る光線を
制御するレンズ素子が、前記プラスチック光ファイバ端
部に押し当てられてこれと一体化されたことを特徴とす
る。本発明のレンズ付プラスチック光ファイバにおいて
は、球面等を有しプラスチック光ファイバよりも熱軟化
温度の高い媒質から成る集光レンズ等のレンズ素子を、
このレンズ素子の熱軟化温度以下であり且つプラスチッ
ク光ファイバの熱軟化温度以上に加熱し、この加熱され
たレンズ面を成形型として利用することにより、プラス
チック光ファイバ端面を成形すると共にこれとレンズ素
子とを一体化する。プラスチック光ファイバの端面は、
剃刀等により平面状に切断しておくのがよい。また、こ
の後に、プラスチック光ファイバとレンズ素子とを剥離
することなく、接着剤等で固定し、レンズ付プラスチッ
ク光ファイバを形成するのがよい。上記基本構成に基づ
いて、以下の様な、より具体的な形態が可能である。前
記レンズ素子は、光線を制御する機能を持つものなら、
どのようなレンズ素子でもよいが、典型的には、球面を
有する集光レンズ素子(球レンズなど)や半球面を有する
集光レンズ素子である。半球面集光レンズ素子である場
合、典型的には、その半球面側を光ファイバ端面に押し
当ててこれと一体化する。こうすれば、外面が平坦面に
なって扱い易くなる。その他には、円筒形のGIレン
ズ、凹或いは凸型のメニスカスレンズ、非球面を有する
レンズなども、用途に応じて使用し得る。前記レンズ素
子は、典型的には、ガラス製や比較的高い熱軟化温度を
有する樹脂製である。前記プラスチック光ファイバは、
後記する実施の形態で述べる全フッ素化プラスチック光
ファイバなどである。前記レンズ素子は、プラスチック
光ファイバよりも小さな径を有して、外周部においてプ
ラスチック光ファイバに接着剤で接着されるのが良い。
また、上記目的を達成する本発明のレンズ付プラスチッ
ク光ファイバの製造方法は、レンズ素子を保持する形状
の部分を直接或いは間接的に有する熱伝導性基板(図2
の例が直接的に有する例であり、図1の例が間接的に有
する例である)上に保持された該レンズ素子を、該熱伝
導性基板により該レンズ素子の熱軟化温度以下且つプラ
スチック光ファイバの熱軟化温度以上に加熱して、該プ
ラスチック光ファイバ端面に型押しすると共にこれと一
体化させ、光ファイバ端面における光線制御効果(集光
効果など)を持たせることを特徴とする。この製造方法
において、前記レンズ素子を保持する形状の部分は、該
レンズ素子とプラスチック光ファイバとの光軸方向の位
置関係を調整する面をも有し得る。また、前記熱伝導性
基板上に、前記レンズ素子とプラスチック光ファイバの
光軸を前記型押し時にアライメントする光ファイバ保持
部材が設けられてもよい。また、上記目的を達成する本
発明の受・発光デバイスは、基板上に配置された受・発
光素子の上に、プラスチック光ファイバの端部に一体化
された光線を制御するレンズ素子を配置したデバイスで
あって、該レンズ素子はプラスチック光ファイバよりも
熱軟化温度の高い媒質から成り、該デバイスの少なくと
もレンズ素子を含む部位を、レンズ素子の熱軟化温度以
下且つプラスチック光ファイバの熱軟化温度以上に加熱
して、プラスチック光ファイバ端面をレンズ素子に型押
しすると共にこれと一体化させ、光ファイバ端部に光線
制御効果(集光効果など)を持たせたことを特徴とする。
この受・発光デバイスにおいて、前記基板は、前記レン
ズ素子を保持する部分を直接或いは間接的に有し得る。
レンズ素子を保持する部分は、レンズ素子とプラスチッ
ク光ファイバとの光軸方向の位置関係を調整する面をも
有し得る。また、レンズ素子はプラスチック光ファイバ
よりも小さな径を有し、前記レンズ素子を保持する部分
は、レンズ素子よりも大きく前記プラスチック光ファイ
バよりも小さな径を持つ凹部を有し、該凹部の周りの面
でプラスチック光ファイバとレンズ素子との光軸方向の
距離を調整する様にしてもよい。前記レンズ素子を保持
する部分は、レンズ素子と同じ材料で一体的に形成され
てもよい(図4の例を参照)。また、前記基板上に、前記
レンズ素子とプラスチック光ファイバの光軸を前記型押
し時にアライメントする光ファイバ保持部材が設けられ
てもよい。この場合、プラスチック光ファイバは外周部
において前記光ファイバ保持部材に接着剤で接着され得
る。上記本発明の受・発光デバイスにおいては、プラス
チック光ファイバと受・発光素子の結合に、上記プラス
チック光ファイバとレンズ素子の結合手法と同様の手法
を利用している。基板上に配置した受・発光素子の上
に、前記レンズ素子を配置し、このレンズ素子を含む部
位を、レンズ素子の熱軟化温度以下且つプラスチック光
ファイバの熱軟化温度以上に加熱して、レンズ素子のレ
ンズ面を成形型として利用することにより、プラスチッ
ク光ファイバ端面を成形すると共にこれとレンズ素子と
一体化する。この後に、プラスチック光ファイバとレン
ズ素子とを剥離することなく、接着剤等で固定すると、
先端にレンズ素子を有するプラスチック光ファイバを一
体化した受・発光デバイスとなる。ここで、レンズ素子
の受・発光素子上での位置と、成形一体化を行う際のプ
ラスチック光ファイバとレンズ素子の位置のアライメン
トが重要となる。例えば、レンズ素子がプラスチック光
ファイバよりも小さな径である場合、受・発光素子を配
置する基板上に、レンズ素子よりも大きくプラスチック
光ファイバよりも小さな径を少なくとも一部に持つ凹部
を有する層を、受・発光素子とレンズ素子とのアライメ
ントを行うと共にプラスチック光ファイバとレンズ素子
との光軸方向の距離を調整するために設ける。更にこの
上部に、プラスチック光ファイバを保持し、レンズ素子
及び受・発光素子とのアライメントを行う保持層を設け
ることにより、受・発光素子−レンズ素子−プラスチッ
ク光ファイバの全方向におけるアライメントを実現する
ことが出来る。
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ発明の
実施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態による
集光レンズ付プラスチック光ファイバの製造方法を説明
する。図1(a)ないし図2に示すように、熱伝導性基板
5ないし8上に、集光レンズ素子6の固定層(固定材)4
及び/またはプラスチック光ファイバ挿入時における保
持層(アライメント材)3を作製し、集光レンズ6を配置
する。固定層4は、プラスチック光ファイバ1及び2と
レンズ素子6との間の軸方向距離を調整する部材として
も働く。例として、各層3、4、8の形状は図1(d)の
斜視図及び図2に示すようなものとし、集光レンズ6は
球状のものとする。図1の固定層4は適当な厚さを持っ
てレンズ固定用の方形の孔を有し、図2の熱伝導性基板
兼固定材8はレンズ固定用の円錐形の孔(集光レンズ6
の径に合わせて適当な深さと頂角を有する)あるいは開
口部となる側面が正方形で底面(これが図2で現れてい
る)が三角形である三角柱形状の孔8aを有する。保持
層3は、固定層4の孔の周りに4個所、等角度間隔で配
置された部材から成る。ここで、集光レンズ6はプラス
チック光ファイバ1及び2よりも熱軟化温度が高い媒質
で出来ており、例えばガラス製であり、プラスチック光
ファイバ1及び2は全フッ素化プラスチック光ファイバ
である。次に、この集光レンズ素子6を含む部位を、熱
伝導性基板5により、集光レンズ素子6の熱軟化温度以
下且つプラスチック光ファイバ1及び2の熱軟化温度以
上(160℃前後が好ましい)に加熱し、集光レンズ素子
6の球面を成形型として、ここにプラスチック光ファイ
バを挿入成形する(図1(b)、その斜視図である図1(d)
参照)。この際、プラスチック光ファイバ1及び2とレ
ンズ素子6の光軸のアライメントは保持層(アライメン
ト材)3で行われ、光ファイバ1及び2とレンズ素子6
との間の軸方向距離の調整は固定層4の孔の周りの表面
(ここに光ファイバの外周部の端面が当る)で行われ
る。この後、熱伝導性基板5の温度を80℃前後に低下
し、プラスチック光ファイバ1及び2を引き上げると、
樹脂の吸着により集光レンズ素子6も共に基板5から剥
離される。次に、図1(c)のように集光レンズ6周辺の
光路を妨げない部位に接着剤7を塗布し、完全に固定す
ると、端面に集光効果を持つ集光レンズ6を付けたプラ
スチック光ファイバとなる。 (第2の実施の形態)図3に、基板上に配置された受・
発光素子と本発明による集光レンズ付プラスチック光フ
ァイバとの結合構成を有する本発明による第2の実施の
形態の受・発光デバイスを示す。図3に示すように、基
板9上に、集光レンズ素子6の固定層4(プラスチック光
ファイバ1及び2とレンズ素子6との間の軸方向距離を
調整する部材でもある)とプラスチック光ファイバ挿入
時におけるアライメントを行う保持層3を作製し、受・
発光素子10と球状集光レンズ6を配置する。ここで、
受・発光素子10と受・発光素子を素子基板9に固定す
るためのハンダは、200℃程度の耐熱性を有するもの
が好ましい。保持層3、固定層4は第1実施の形態で述
べたものと同じである。受・発光素子10と球状集光レ
ンズ6の配置関係は、場合に応じて適当に設定する。集
光レンズ素子6を含む部位を、集光レンズ素子6の熱軟化
温度以下且つプラスチック光ファイバ1及び2の熱軟化
温度以上(160℃前後が好ましい)に加熱し、集光レン
ズ6の球面を成形型として、ここに第1の実施の形態と
同様にプラスチック光ファイバ1及び2を挿入成形す
る。この後、素子基板9の温度を80℃前後に低下さ
せ、プラスチック光ファイバの周辺に接着剤7を塗布し
て基板9とプラスチック光ファイバ1及び2とを固定す
る。プラスチック光ファイバ1及び2、レンズ6、受・
発光素子10のアライメントはすべて保持層3及び固定
層4によって成され、精度の良い集光レンズ6を使用す
ることで光ファイバの先球化を歩留まり良く実現するこ
とが出来る。 (第3の実施の形態)図4に、基板上に配置された受・
発光素子と本発明による集光レンズ付プラスチック光フ
ァイバの結合構成から成る本発明による第3の実施の形
態の受・発光デバイスを示す。図4に示すように、基板
9上に半凸球状集光レンズ層11(プラスチック光ファ
イバ1及び2と該半凸球状集光レンズとの間の軸方向距
離を調整する部材でもある)を作製し、更にプラスチッ
ク光ファイバ保持層3を作製する。半凸球状集光レンズ
層11は、例えば、樹脂を成形して形成される。半凸球
状集光レンズ層11は、200℃程度の耐熱性を持つも
のが好ましい。以降、第2の実施の形態と同様に、半凸
球状集光レンズ層11の集光レンズ素子を含む部位を加
熱し、ここにプラスチック光ファイバ1及び2を挿入成
形すると共に一体化する。そして、プラスチック光ファ
イバ1及び2の周辺に接着剤7を塗布し基板9と固定す
る。
【発明の効果】以上に説明した様に、本発明で使用され
るプラスチック光ファイバ自体の形状、これとレンズ素
子との接続方法は簡易なものであり、再現性の良い先球
光ファイバ等のレンズ付プラスチック光ファイバを作製
することができる。また、光学素子との結合において
も、作業行程の削減と、先球部等と素子のアライメント
の容易さとを実現した受・発光デバイスの作製が可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す横断面図と斜
視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の変形例を示す横断
面図である、
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す横断面図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 プラスチック光ファイバのコア 2 プラスチック光ファイバのクラッド 3 プラスチック光ファイバのアライメント材(保持
層) 4 集光レンズ素子の固定材(固定層) 5 熱伝導性基板 6 球状集光レンズ 7 接着剤 8 熱伝導性固定基板 9 素子基板 10 受・発光素子 11 レンズ層
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月6日(2000.4.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック光フ
ァイバ端面を集光等の作用をするレンズと一体化するこ
とにより集光効果等を持つレンズ付プラスチック光ファ
イバ、レンズ付プラスチック光ファイバと受・発光素子
(発光素子或いは受光素子であることを意味する)を結合
して構成した受・発光デバイス(発光デバイス或いは受
光デバイスであることを意味する)、及びその製造方法
等に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック光ファイバ同士、またはプ
ラスチック光ファイバと受・発光素子との結合効率を高
めることを目的として、プラスチック光ファイバ端部を
凸レンズ化する提案が幾つか成されている。例えば、溶
剤によりプラスチック光ファイバ先端部を球面化する手
法(特開平10−239538号公報)、プラスチック光
ファイバ母材を溶解した有機溶剤中にプラスチック光フ
ァイバ端部を浸漬し、引き上げた後に乾燥させることに
より球面化する手法(特開平11-326689号公
報)、感光性樹脂に光ファイバを浸漬し、引き上げた後
に硬化することにより球面化する手法(特開平5−10
7427号公報)、レンズ形成用型を加熱し押し付けて
先端をレンズ形状にする手法(特開平08-075935
号公報)、先端部を加熱して軟化させ表面張力により球
面化する手法(特公昭62−57001号公報)等があ
る。
【0003】また、屈折率分布を有するプラスチック光ファ
イバ端面に凹形状を作製する提案としては、加熱金属体
による成形方法と、溶剤により溶解する形成方法(特開
平11−242129号公報)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
れら上述の従来手法による凸球面の集光軸の精度は充分
に良いとは言えず、更に光ファイバを加工した後に受・
発光素子とのアライメントを行うという2重の手間を要
することが問題であった。また、端面に凸型球面を有し
ていることから、平面端面の光ファイバと比較しての位
置ずれ許容量も小さくない。
【0005】本発明は、このような問題点を改善するために
成されたものであり、その目的は、集光等の作用をする
レンズ素子を利用することにより再現性を良くしたレン
ズ付プラスチック光ファイバ、及びその製造法を提供す
ることにある。また、プラスチック光ファイバの集光レ
ンズ等のレンズ素子との一体化と受・発光素子との結合
を一括して行って構成された受・発光デバイスを提供す
ることにある。本発明におけるプラスチック光ファイバ
とは、コアとクラッドから成る心線部がポリマーである
光ファイバ素線、ないしはコア部のみがポリマーである
光ファイバ素線を指す。心線周囲が、保護層やポリマー
ジャケットで被覆されていても良い。また、心線部がス
テップインデックス型(屈折率段階型)の光ファイバでも
グレーデッドインデックス(GI)型(屈折率分布型)の
光ファイバでも良い。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のレンズ付プラスチック光ファイバは、プラスチック
光ファイバよりも熱軟化温度の高い媒質から成る光線を
制御するレンズ素子が、前記プラスチック光ファイバ端
部に押し当てられてこれと一体化されたことを特徴とす
る。本発明のレンズ付プラスチック光ファイバにおいて
は、球面等を有しプラスチック光ファイバよりも熱軟化
温度の高い媒質から成る集光レンズ等のレンズ素子を、
このレンズ素子の熱軟化温度以下であり且つプラスチッ
ク光ファイバの熱軟化温度以上に加熱し、この加熱され
たレンズ面を成形型として利用することにより、プラス
チック光ファイバ端面を成形すると共にこれとレンズ素
子とを一体化する。プラスチック光ファイバの端面は、
剃刀等により平面状に切断しておくのがよい。また、こ
の後に、プラスチック光ファイバとレンズ素子とを剥離
することなく、接着剤等で固定し、レンズ付プラスチッ
ク光ファイバを形成するのがよい。
【0007】上記基本構成に基づいて、以下の様な、より具
体的な形態が可能である。前記レンズ素子は、光線を制
御する機能を持つものなら、どのようなレンズ素子でも
よいが、典型的には、球面を有する集光レンズ素子(球
レンズなど)や半球面を有する集光レンズ素子である。
半球面集光レンズ素子である場合、典型的には、その半
球面側を光ファイバ端面に押し当ててこれと一体化す
る。こうすれば、外面が平坦面になって扱い易くなる。
その他には、円筒形のGIレンズ、凹或いは凸型のメニ
スカスレンズ、非球面を有するレンズなども、用途に応
じて使用し得る。
【0008】前記レンズ素子は、典型的には、ガラス製や比
較的高い熱軟化温度を有する樹脂製である。前記プラス
チック光ファイバは、後記する実施の形態で述べる全フ
ッ素化プラスチック光ファイバなどである。
【0009】前記レンズ素子は、プラスチック光ファイバよ
りも小さな径を有して、外周部においてプラスチック光
ファイバに接着剤で接着されるのが良い。
【0010】また、上記目的を達成する本発明のレンズ付プ
ラスチック光ファイバの製造方法は、レンズ素子を保持
する形状の部分を直接或いは間接的に有する熱伝導性基
板(図2の例が直接的に有する例であり、図1の例が間
接的に有する例である)上に保持された該レンズ素子
を、該熱伝導性基板により該レンズ素子の熱軟化温度以
下且つプラスチック光ファイバの熱軟化温度以上に加熱
して、該プラスチック光ファイバ端面に型押しすると共
にこれと一体化させ、光ファイバ端面における光線制御
効果(集光効果など)を持たせることを特徴とする。
【0011】この製造方法において、前記レンズ素子を保持
する形状の部分は、該レンズ素子とプラスチック光ファ
イバとの光軸方向の位置関係を調整する面をも有し得
る。また、前記熱伝導性基板上に、前記レンズ素子とプ
ラスチック光ファイバの光軸を前記型押し時にアライメ
ントする光ファイバ保持部材が設けられてもよい。
【0012】また、上記目的を達成する本発明の受・発光デ
バイスは、基板上に配置された受・発光素子の上に、プ
ラスチック光ファイバの端部に一体化された光線を制御
するレンズ素子を配置したデバイスであって、該レンズ
素子はプラスチック光ファイバよりも熱軟化温度の高い
媒質から成り、該デバイスの少なくともレンズ素子を含
む部位を、レンズ素子の熱軟化温度以下且つプラスチッ
ク光ファイバの熱軟化温度以上に加熱して、プラスチッ
ク光ファイバ端面をレンズ素子に型押しすると共にこれ
と一体化させ、光ファイバ端部に光線制御効果(集光効
果など)を持たせたことを特徴とする。
【0013】この受・発光デバイスにおいて、前記基板は、
前記レンズ素子を保持する部分を直接或いは間接的に有
し得る。レンズ素子を保持する部分は、レンズ素子とプ
ラスチック光ファイバとの光軸方向の位置関係を調整す
る面をも有し得る。また、レンズ素子はプラスチック光
ファイバよりも小さな径を有し、前記レンズ素子を保持
する部分は、レンズ素子よりも大きく前記プラスチック
光ファイバよりも小さな径を持つ凹部を有し、該凹部の
周りの面でプラスチック光ファイバとレンズ素子との光
軸方向の距離を調整する様にしてもよい。前記レンズ素
子を保持する部分は、レンズ素子と同じ材料で一体的に
形成されてもよい(図4の例を参照)。また、前記基板上
に、前記レンズ素子とプラスチック光ファイバの光軸を
前記型押し時にアライメントする光ファイバ保持部材が
設けられてもよい。この場合、プラスチック光ファイバ
は外周部において前記光ファイバ保持部材に接着剤で接
着され得る。
【0014】上記本発明の受・発光デバイスにおいては、プ
ラスチック光ファイバと受・発光素子の結合に、上記プ
ラスチック光ファイバとレンズ素子の結合手法と同様の
手法を利用している。基板上に配置した受・発光素子の
上に、前記レンズ素子を配置し、このレンズ素子を含む
部位を、レンズ素子の熱軟化温度以下且つプラスチック
光ファイバの熱軟化温度以上に加熱して、レンズ素子の
レンズ面を成形型として利用することにより、プラスチ
ック光ファイバ端面を成形すると共にこれとレンズ素子
と一体化する。この後に、プラスチック光ファイバとレ
ンズ素子とを剥離することなく、接着剤等で固定する
と、先端にレンズ素子を有するプラスチック光ファイバ
を一体化した受・発光デバイスとなる。
【0015】ここで、レンズ素子の受・発光素子上での位置
と、成形一体化を行う際のプラスチック光ファイバとレ
ンズ素子の位置のアライメントが重要となる。例えば、
レンズ素子がプラスチック光ファイバよりも小さな径で
ある場合、受・発光素子を配置する基板上に、レンズ素
子よりも大きくプラスチック光ファイバよりも小さな径
を少なくとも一部に持つ凹部を有する層を、受・発光素
子とレンズ素子とのアライメントを行うと共にプラスチ
ック光ファイバとレンズ素子との光軸方向の距離を調整
するために設ける。更にこの上部に、プラスチック光フ
ァイバを保持し、レンズ素子及び受・発光素子とのアラ
イメントを行う保持層を設けることにより、受・発光素
子−レンズ素子−プラスチック光ファイバの全方向にお
けるアライメントを実現することが出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ発明の
実施の形態を説明する。
【0017】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形
態による集光レンズ付プラスチック光ファイバの製造方
法を説明する。図1(a)ないし図2に示すように、熱伝
導性基板5ないし8上に、集光レンズ素子6の固定層
(固定材)4及び/またはプラスチック光ファイバ挿入時
における保持層(アライメント材)3を作製し、集光レン
ズ6を配置する。固定層4は、プラスチック光ファイバ
1及び2とレンズ素子6との間の軸方向距離を調整する
部材としても働く。例として、各層3、4、8の形状は
図1(d)の斜視図及び図2に示すようなものとし、集光
レンズ6は球状のものとする。図1の固定層4は適当な
厚さを持ってレンズ固定用の方形の孔を有し、図2の熱
伝導性基板兼固定材8はレンズ固定用の円錐形の孔(集
光レンズ6の径に合わせて適当な深さと頂角を有する)
あるいは開口部となる側面が正方形で底面(これが図2
で現れている)が三角形である三角柱形状の孔8aを有
する。保持層3は、固定層4の孔の周りに4個所、等角
度間隔で配置された部材から成る。ここで、集光レンズ
6はプラスチック光ファイバ1及び2よりも熱軟化温度
が高い媒質で出来ており、例えばガラス製であり、プラ
スチック光ファイバ1及び2は全フッ素化プラスチック
光ファイバである。
【0018】次に、この集光レンズ素子6を含む部位を、熱
伝導性基板5により、集光レンズ素子6の熱軟化温度以
下且つプラスチック光ファイバ1及び2の熱軟化温度以
上(160℃前後が好ましい)に加熱し、集光レンズ素子
6の球面を成形型として、ここにプラスチック光ファイ
バを挿入成形する(図1(b)、その斜視図である図1(d)
参照)。この際、プラスチック光ファイバ1及び2とレ
ンズ素子6の光軸のアライメントは保持層(アライメン
ト材)3で行われ、光ファイバ1及び2とレンズ素子6
との間の軸方向距離の調整は固定層4の孔の周りの表面
(ここに光ファイバの外周部の端面が当る)で行われ
る。
【0019】この後、熱伝導性基板5の温度を80℃前後に
低下し、プラスチック光ファイバ1及び2を引き上げる
と、樹脂の吸着により集光レンズ素子6も共に基板5か
ら剥離される。次に、図1(c)のように集光レンズ6周
辺の光路を妨げない部位に接着剤7を塗布し、完全に固
定すると、端面に集光効果を持つ集光レンズ6を付けた
プラスチック光ファイバとなる。
【0020】(第2の実施の形態)図3に、基板上に配置さ
れた受・発光素子と本発明による集光レンズ付プラスチ
ック光ファイバとの結合構成を有する本発明による第2
の実施の形態の受・発光デバイスを示す。
【0021】図3に示すように、基板9上に、集光レンズ素
子6の固定層4(プラスチック光ファイバ1及び2とレ
ンズ素子6との間の軸方向距離を調整する部材でもあ
る)とプラスチック光ファイバ挿入時におけるアライメ
ントを行う保持層3を作製し、受・発光素子10と球状
集光レンズ6を配置する。ここで、受・発光素子10と
受・発光素子を素子基板9に固定するためのハンダは、
200℃程度の耐熱性を有するものが好ましい。保持層
3、固定層4は第1実施の形態で述べたものと同じであ
る。受・発光素子10と球状集光レンズ6の配置関係
は、場合に応じて適当に設定する。
【0022】集光レンズ素子6を含む部位を、集光レンズ素
子6の熱軟化温度以下且つプラスチック光ファイバ1及
び2の熱軟化温度以上(160℃前後が好ましい)に加熱
し、集光レンズ6の球面を成形型として、ここに第1の
実施の形態と同様にプラスチック光ファイバ1及び2を
挿入成形する。この後、素子基板9の温度を80℃前後
に低下させ、プラスチック光ファイバの周辺に接着剤7
を塗布して基板9とプラスチック光ファイバ1及び2と
を固定する。
【0023】プラスチック光ファイバ1及び2、レンズ6、
受・発光素子10のアライメントはすべて保持層3及び
固定層4によって成され、精度の良い集光レンズ6を使
用することで光ファイバの先球化を歩留まり良く実現す
ることが出来る。
【0024】(第3の実施の形態)図4に、基板上に配置さ
れた受・発光素子と本発明による集光レンズ付プラスチ
ック光ファイバの結合構成から成る本発明による第3の
実施の形態の受・発光デバイスを示す。
【0025】図4に示すように、基板9上に半凸球状集光レ
ンズ層11(プラスチック光ファイバ1及び2と該半凸
球状集光レンズとの間の軸方向距離を調整する部材でも
ある)を作製し、更にプラスチック光ファイバ保持層3
を作製する。半凸球状集光レンズ層11は、例えば、樹
脂を成形して形成される。半凸球状集光レンズ層11
は、200℃程度の耐熱性を持つものが好ましい。
【0026】以降、第2の実施の形態と同様に、半凸球状集
光レンズ層11の集光レンズ素子を含む部位を加熱し、
ここにプラスチック光ファイバ1及び2を挿入成形する
と共に一体化する。そして、プラスチック光ファイバ1
及び2の周辺に接着剤7を塗布し基板9と固定する。
【0027】
【発明の効果】以上に説明した様に、本発明で使用され
るプラスチック光ファイバ自体の形状、これとレンズ素
子との接続方法は簡易なものであり、再現性の良い先球
光ファイバ等のレンズ付プラスチック光ファイバを作製
することができる。また、光学素子との結合において
も、作業行程の削減と、先球部等と素子のアライメント
の容易さとを実現した受・発光デバイスの作製が可能と
なった。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック光ファイバよりも熱軟化温度
    の高い媒質から成る光線を制御するレンズ素子が、前記
    プラスチック光ファイバ端部に押し当てられてこれと一
    体化されたことを特徴とするレンズ付プラスチック光フ
    ァイバ。
  2. 【請求項2】前記レンズ素子は球面を有する集光レンズ
    素子である請求項1記載のレンズ付プラスチック光ファ
    イバ。
  3. 【請求項3】前記レンズ素子は球レンズである請求項2
    記載のレンズ付プラスチック光ファイバ。
  4. 【請求項4】前記レンズ素子は半球面を有する集光レン
    ズ素子である請求項2記載のレンズ付プラスチック光フ
    ァイバ。
  5. 【請求項5】前記レンズ素子はガラス製ないしプラスチ
    ック製である請求項1乃至4の何れかに記載のレンズ付
    プラスチック光ファイバ。
  6. 【請求項6】前記プラスチック光ファイバは全フッ素化
    プラスチック光ファイバである請求項1乃至5の何れか
    に記載のレンズ付プラスチック光ファイバ。
  7. 【請求項7】前記レンズ素子は、前記プラスチック光フ
    ァイバよりも小さな径を有する請求項1乃至6の何れか
    に記載のレンズ付プラスチック光ファイバ。
  8. 【請求項8】前記レンズ素子は外周部において前記プラ
    スチック光ファイバに接着剤で接着されている請求項7
    記載のレンズ付プラスチック光ファイバ。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8の何れかに記載のレンズ付
    プラスチック光ファイバの製造方法において、レンズ素
    子を保持する形状の部分を直接或いは間接的に有する熱
    伝導性基板上に保持された該レンズ素子を、該熱伝導性
    基板により該レンズ素子の熱軟化温度以下且つプラスチ
    ック光ファイバの熱軟化温度以上に加熱して、該プラス
    チック光ファイバ端面に型押しすると共にこれと一体化
    させ、光ファイバ端面における光線制御効果を持たせる
    ことを特徴とするレンズ付プラスチック光ファイバの製
    造方法。
  10. 【請求項10】前記レンズ素子を保持する形状の部分
    は、該レンズ素子とプラスチック光ファイバとの光軸方
    向の位置関係を調整する面をも有する請求項8記載のレ
    ンズ付プラスチック光ファイバの製造方法。
  11. 【請求項11】前記熱伝導性基板上に、前記レンズ素子
    とプラスチック光ファイバの光軸を前記型押し時にアラ
    イメントする光ファイバ保持部材が設けられる請求項9
    または10に記載のレンズ付プラスチック光ファイバの
    製造方法。
  12. 【請求項12】前記レンズ素子は球面を有する集光レン
    ズ素子である請求項9、10または11に記載のレンズ
    付プラスチック光ファイバの製造方法。
  13. 【請求項13】前記レンズ素子は球レンズである請求項
    12記載のレンズ付プラスチック光ファイバの製造方
    法。
  14. 【請求項14】前記レンズ素子は半球面を有する集光レ
    ンズ素子である請求項12記載のレンズ付プラスチック
    光ファイバの製造方法。
  15. 【請求項15】前記レンズ素子はガラス製ないしプラス
    チック製である請求項9乃至14の何れかに記載のレン
    ズ付プラスチック光ファイバの製造方法。
  16. 【請求項16】前記プラスチック光ファイバは全フッ素
    化プラスチック光ファイバである請求項9乃至15の何
    れかに記載のレンズ付プラスチック光ファイバの製造方
    法。
  17. 【請求項17】前記レンズ素子は、前記プラスチック光
    ファイバよりも小さな径を有する請求項9乃至16の何
    れかに記載のレンズ付プラスチック光ファイバの製造方
    法。
  18. 【請求項18】前記レンズ素子は外周部において前記プ
    ラスチック光ファイバに接着剤で接着される請求項17
    記載のレンズ付プラスチック光ファイバの製造方法。
  19. 【請求項19】基板上に配置された受・発光素子の上
    に、プラスチック光ファイバの端部に一体化された光線
    を制御するレンズ素子を配置したデバイスにおいて、該
    レンズ素子は該プラスチック光ファイバよりも熱軟化温
    度の高い媒質から成り、該デバイスの少なくとも該レン
    ズ素子を含む部位を、該レンズ素子の熱軟化温度以下且
    つ前記プラスチック光ファイバの熱軟化温度以上に加熱
    して、前記プラスチック光ファイバ端面を前記レンズ素
    子に型押しすると共にこれと一体化させ、光ファイバ端
    部に光線制御効果を持たせたことを特徴とする受・発光
    デバイス。
  20. 【請求項20】前記基板は、前記レンズ素子を保持する
    部分を直接或いは間接的に有する請求項19記載の受・
    発光デバイス。
  21. 【請求項21】前記レンズ素子を保持する部分は、該レ
    ンズ素子とプラスチック光ファイバとの光軸方向の位置
    関係を調整する面をも有する請求項20記載の受・発光
    デバイス。
  22. 【請求項22】前記レンズ素子はプラスチック光ファイ
    バよりも小さな径を有し、前記レンズ素子を保持する部
    分は、該レンズ素子よりも大きく前記プラスチック光フ
    ァイバよりも小さな径を持つ凹部を有し、該凹部の周り
    の面でプラスチック光ファイバとレンズ素子との光軸方
    向の距離を調整する請求項21記載の受・発光デバイ
    ス。
  23. 【請求項23】前記レンズ素子を保持する部分は、該レ
    ンズ素子と同じ材料で一体的に形成されている請求項2
    0または21に記載の受・発光デバイス。
  24. 【請求項24】前記基板上に、前記レンズ素子とプラス
    チック光ファイバの光軸を前記型押し時にアライメント
    する光ファイバ保持部材が設けられている請求項19乃
    至23の何れかに記載の受・発光デバイス。
  25. 【請求項25】前記プラスチック光ファイバは外周部に
    おいて前記光ファイバ保持部材に接着剤で接着されてい
    る請求項24記載の受・発光デバイス。
  26. 【請求項26】前記レンズ素子は球面を有する集光レン
    ズ素子である請求項19乃至25の何れかに記載の受・
    発光デバイス。
  27. 【請求項27】前記レンズ素子は球レンズである請求項
    26記載の受・発光デバイス。
  28. 【請求項28】前記レンズ素子は半球面を有する集光レ
    ンズ素子である請求項26記載の受・発光デバイス。
  29. 【請求項29】前記レンズ素子はガラス製ないしプラス
    チック製である請求項19乃至28の何れかに記載の受
    ・発光デバイス。
  30. 【請求項30】前記プラスチック光ファイバは全フッ素
    化プラスチック光ファイバである請求項19乃至29の
    何れかに記載の受・発光デバイス。
JP2000102900A 2000-04-05 2000-04-05 レンズ付プラスチック光ファイバ、受・発光デバイス、及びその製造方法 Pending JP2001290037A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000102900A JP2001290037A (ja) 2000-04-05 2000-04-05 レンズ付プラスチック光ファイバ、受・発光デバイス、及びその製造方法
US09/817,141 US6826329B2 (en) 2000-04-05 2001-03-27 Plastic optical fiber with a lens, light-emitting/receiving apparatus with the plastic optical fiber with a lens, and method of fabricating the plastic optical fiber with a lens

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000102900A JP2001290037A (ja) 2000-04-05 2000-04-05 レンズ付プラスチック光ファイバ、受・発光デバイス、及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001290037A true JP2001290037A (ja) 2001-10-19

Family

ID=18616688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000102900A Pending JP2001290037A (ja) 2000-04-05 2000-04-05 レンズ付プラスチック光ファイバ、受・発光デバイス、及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6826329B2 (ja)
JP (1) JP2001290037A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127934A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Fujikura Ltd 通信用発光装置及びその製造方法並びに通信システム

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4437657B2 (ja) * 2003-10-03 2010-03-24 富士機械製造株式会社 光発電パネルの製造方法
US7729392B2 (en) * 2005-01-28 2010-06-01 Scientific Materials Corporation Monoblock laser with reflective substrate
US7817704B2 (en) * 2005-03-17 2010-10-19 Scientific Materials Corporation Monoblock laser with improved alignment features
US7839904B1 (en) 2006-01-26 2010-11-23 Scientific Materials Corporation Monoblock laser systems and methods
DE102007019031B4 (de) * 2007-04-18 2010-07-08 Infineon Technologies Ag Optoelektronische Baugruppe und Verfahren zur Herstellung einer optoelektronischen Baugruppe
DE102007019033A1 (de) * 2007-04-18 2008-10-23 Infineon Technologies Ag Optoelektronische Baugruppen, Verfahren zur optischen Kopplung eines optoelektronischen Bauelementes mit einer optischen Faser und Verfahren zur Herstellung einer optoelektronischen Baugruppe
CA2781677C (en) * 2009-12-10 2017-07-11 Alcon Research Ltd. Multi-spot laser surgical probe using faceted optical elements
GB201116675D0 (en) * 2011-09-28 2011-11-09 Bae Systems Plc Plastic optical fibres
CN104238020B (zh) * 2013-06-09 2017-02-22 中国科学院大连化学物理研究所 一种塑料光纤微透镜的制作方法
US10983282B2 (en) * 2019-07-11 2021-04-20 Mikro Mesa Technology Co., Ltd. Direct coupling fiber-device structure

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5633606A (en) * 1979-08-28 1981-04-04 Mitsubishi Electric Corp Light distributor
JPS6159303A (ja) 1984-08-30 1986-03-26 Mitsubishi Rayon Co Ltd プラスチツク系光学繊維
JPS6257001A (ja) 1985-09-06 1987-03-12 Fujitsu Ten Ltd 電子機器の電磁波妨害低減装置
JPH02124502A (ja) * 1988-11-02 1990-05-11 Toshiba Corp 光回路部品
JPH05107427A (ja) 1991-10-15 1993-04-30 Ricoh Co Ltd 光フアイバ端面加工方法及び並列伝送光モジユール
JPH0875935A (ja) 1994-09-07 1996-03-22 Mitsubishi Rayon Co Ltd プラスチック光ファイバ端面加工法及び端面加工装置
SE512175C2 (sv) * 1995-08-18 2000-02-07 Formex Ab Anordning för optisk anslutning av ett optiskt element till en sfärisk lins
JPH0961752A (ja) * 1995-08-22 1997-03-07 Sumitomo Electric Ind Ltd 光軸調芯方法、光軸調芯装置、光学素子の検査方法、光学素子の検査装置、光学モジュ−ルの製造方法及び光学モジュ−ルの製造装置
JPH10239538A (ja) 1997-02-28 1998-09-11 Yasuhiro Koike プラスチック光ファイバー加工法
JPH11242129A (ja) 1998-02-26 1999-09-07 Fujitsu Ltd プラスチック光ファイバの加工方法及び接続方法
JPH11326689A (ja) 1998-05-18 1999-11-26 Asahi Glass Co Ltd プラスチック光ファイバ先端部の加工方法
US6206582B1 (en) * 1999-01-22 2001-03-27 Stratos Lightwave, Inc. EMI reduction for optical subassembly
KR100553877B1 (ko) * 1999-04-29 2006-02-24 삼성전자주식회사 광소자모듈

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127934A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Fujikura Ltd 通信用発光装置及びその製造方法並びに通信システム
JP4579135B2 (ja) * 2005-11-07 2010-11-10 株式会社フジクラ 通信用発光装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6826329B2 (en) 2004-11-30
US20010028761A1 (en) 2001-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7362934B2 (en) Optical connecting device and connector
US4137060A (en) Method of forming a lens at the end of a light guide
KR101065577B1 (ko) 복합렌즈
US6847770B2 (en) Lens function-including optical fiber and method of producing the same
US6989932B2 (en) Method of manufacturing micro-lens
JP2001290037A (ja) レンズ付プラスチック光ファイバ、受・発光デバイス、及びその製造方法
JPH1117199A (ja) 光モジュール
JP2002350674A (ja) 光モジュールおよびその製造方法
JPH09304665A (ja) 発光素子と光導波路の光結合構造
US7410749B2 (en) Method of fabricating micro-lens and method of fabricating optical module using the method
JP2002071909A (ja) レンズ及びその製造方法
JP2002357737A (ja) 光通信用部品及びその製造方法
JPH07294779A (ja) レンズ付コア径拡大光ファイバとその製造方法
US10725213B2 (en) Lens structure formed by materials in different refractive indexes
JPH0755006Y2 (ja) 光通信モジュ−ル
JPH07248428A (ja) 凹凸嵌合接続による低反射型光部品
EP3550351A1 (en) Lens structure formed by materials in different refractive indexes
EP3550352A1 (en) Lens structure formed by materials in different refractive indexes
US20030219213A1 (en) Optical fiber alignment technique
US20020132097A1 (en) Method for fabricating microlens in batch and product manufactured the same
US20010024560A1 (en) Optical fiber array
US5311608A (en) Molding of optical components using optical fibers to form a mold
JPH07311325A (ja) 微小光学素子の保持具および微小光学素子ユニットおよび微小光学素子デバイスおよびその製造方法
JP2001133650A (ja) 光導波路基板、光導波路基板の製造方法、光導波路部品、及び光導波路部品の製造方法
JP2002221637A (ja) 光ファイバアレイ及びそれを用いた結合方法