JPH09304665A - 発光素子と光導波路の光結合構造 - Google Patents

発光素子と光導波路の光結合構造

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JPH09304665A
JPH09304665A JP8118791A JP11879196A JPH09304665A JP H09304665 A JPH09304665 A JP H09304665A JP 8118791 A JP8118791 A JP 8118791A JP 11879196 A JP11879196 A JP 11879196A JP H09304665 A JPH09304665 A JP H09304665A
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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な組立を必要とせず、簡易で低結合損失
な発光素子と光導波路を光学的に結合する構造を提供す
る。 【解決手段】 光導波路2の端面近傍にV溝3が設けら
れており、短尺のグレーデッドインデックス型(GI
型)光ファイバ1がV溝3上に固定されている。光導波
路のコア部10に対して光軸中心を一致させておくこと
により、発光素子4から放射された光5は、短尺のGI
型光ファイバのコア13の屈折率変化によるレンズ作用
により、光導波路のコア部10に集光される。発光素子
4からの出射光5が光導波路のコア部10の外へ漏れて
しまうのを防ぎ、発光素子4と光導波路2の低損失な光
結合を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子と光導波
路を光学的に結合する構造に関し、特に低損失で簡易な
発光素子と光導波路の光結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の発光素子と光導波路の光結合構造
の一例を図8及び図9に示す。
【0003】従来の構造では、図8に示されるように、
発光素子31の端面より放射状に拡がって出射される光
32は、レンズ33を用いて光導波路34の入射端に集
光する光結合構造が用いられている。このような例は、
例えば、特開平5−333248号公報の図4、特開平
3−287207号公報の図1、または特開平3−73
905号公報の図1等に開示されている。
【0004】一方、他の構造として、図9に示されるよ
うに発光素子35から出射される光36を直接、光導波
路37の入射端と光結合させる構造も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図8に示さ
れるような従来の構造では、レンズを用いて集光してい
るため、低損失な光結合が可能である反面、組立に手間
と時間を要し、コスト高であるという問題がある。すな
わち、発光素子とレンズ間の光軸調整、およびレンズと
光導波路間の光軸調整の2箇所の光軸調整が必要なこと
であり、また、レンズを正確に固定しておく構造が必要
となり、必然的に製造コストが増大することとなる。ま
た、レンズにコストがかかることもあげられる。
【0006】また、図9に示されるような従来の構造で
は、他の部品を用いていないため、低コストである反
面、光結合の損失が大き過ぎるという問題が生じる。こ
れは、発光素子から出射される光は、放射状に拡がって
出射されるため、図9に示されるように光導波路端に入
射されずに、光の多くが外に漏れてしまうことに起因す
る。
【0007】本発明の発光素子と光導波路の光結合構造
の目的は、従来の構造で両立し得えなかった問題を解決
し、低損失、小型・軽量で、組立が簡易で低コストな発
光素子と光導波路の光結合構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の発光素子と光導
波路の光結合構造は、上記問題点を解決するために、光
導波路と該光導波路の光軸の方向に一致した方向に形成
された溝とを有する基板と、溝に配置され光導波路の端
面に第1の端面を相対させて前記溝に配置された、光導
波路のコア径よりも大きいコア径を有する短尺の光ファ
イバと、第1の端面と反対側にある第2の端面の側に配
置され、光ファイバに光学的に結合する発光素子とを備
えていることを特徴としている。
【0009】ここで、光ファイバは、グレーデッド・イ
ンデックス型(以下「GI型」という。)光ファイバで
あることを特徴としている。また、第1の端面は、光導
波路の端面と密着している。さらに、発光素子は、基板
上に配置されていることを特徴としている。また、発光
素子と基板の接合部に、被膜を有していることを特徴と
している。
【0010】本発明の発光素子と光導波路の光結合構造
はさらに、発光素子がその出射光の光軸が光ファイバの
中心軸に対して光ファイバのコア径の範囲内でずれるよ
うに配置されていることを特徴としている。さらに、光
ファイバがその中心軸が前記光導波路の光軸に対してず
れた位置になるように配置されていることを特徴として
いる。
【0011】本発明の発光素子と光導波路の光結合構造
はまた、光導波路の光軸と前記光ファイバの中心軸と前
記発光素子の出射光の光軸は、基板の表面に対して同一
の高さにあり、光導波路の光軸と光ファイバの中心軸と
発光素子の出射光の光軸を含む平面内で、光導波路の光
軸と光ファイバの中心軸と発光素子の出射光の光軸が互
いにずれていることを特徴としている。
【0012】また、光導波路の光軸と光ファイバの中心
軸と発光素子の出射光の光軸は、基板の表面に垂直な平
面内にあり、光導波路の光軸と光ファイバの中心軸と発
光素子の出射光の光軸が基板の表面に対して互いに異な
る高さにあることを特徴としている。
【0013】本発明の発光素子と光導波路の光結合構造
は、光導波路が形成された基板に溝が形成されている。
この溝に、光導波路のコア径よりも大きいコア径を有す
る短尺の光ファイバを配置し、この光ファイバに集光作
用を持たせている。一方、発光素子は、短尺光ファイバ
に対して光導波路と反対側の端面近傍に配置されてい
る。発光素子から出射された光は、短尺光ファイバによ
り就航されて、光導波路に結合される。このため、高効
率な光結合が可能になる。
【0014】また、発光素子の出射光の光軸と短尺光フ
ァイバの中心軸と光導波路の光軸は一直線上で一致させ
てもよいが、積極的に光ファイバのコア径の範囲内でず
らせてそれぞれを配置させてもよい。高さ方向の光軸ず
れ(オフセット)を、短尺のGI型光ファイバにより光
路を曲げ、互いの発光素子の活性層と光導波路のコア部
とを光学的に結合できる構造としている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の発光素子と光導波路の光
結合構造の実施例を説明する前に、本発明で用いられて
いる光ファイバの集光作用の基本原理について、まず説
明する。
【0016】いま、ここでは短尺の光ファイバには、G
I型光ファイバが用いられるものとする。GI型光ファ
イバは、コアの屈折率が光軸中心から外周に向かうにつ
れて、2乗分布で徐々に小さくなるよう作成されたGI
型光ファイバは、シングルモード型の光導波路よりもコ
ア径が大きい。従って、GI型光ファイバは、発光素子
の端面から出射される光を、光導波路のコア部端面に集
光させるよう機能する。
【0017】GI型光ファイバは、シングルモード型光
ファイバに比べ、コアとクラッドの屈折率の差(Δn)
が大きく、従ってN.A.(開口数)が大きいため、受
光角度が広い。このため、発光素子との光結合の効率が
良い。また、屈折率が外周に近くなる程小さくなるた
め、外周方向へ向かう伝送光は、屈折率変化に伴い、中
心方向へ曲げられ、ある周期をもって集束する特性を持
つ。このレンズ効果を用い、発光素子から放射状に拡が
って出射される光を、光導波路のコア部に集光させるこ
とができる。
【0018】ここで、GI型光ファイバの中を進む光の
蛇行周期は、コア内部が完全に2乗分布のときには、以
下の式で求められる。
【0019】
【数1】
【0020】Lp:蛇行ピッチ Δ:比屈折率差{=(コア屈折率−クラッド屈折率)/
コア屈折率} a:コア半径 また、現状のGI型光ファイバは、光軸中心と外周中心
の偏心量が1ミクロン程度で作成され、外形はサブミク
ロンのオーダーで製造可能である。このため、光導波路
の端面近傍に、GI型光ファイバの外周に合わせて、V
溝を形成しておくことにより、組立時、精密な光軸調整
を行わずに、簡易に短尺のGI型光ファイバの光軸と、
光導波路の光軸の結合が行える。なお、V溝と光導波路
のコアとの相対的位置関係は、その製造方法として、フ
ォトリソグラフィを用いることで、現在の半導体製造と
同程度な精密な制御が可能である。
【0021】一方、発光素子も光導波路と同一基板上に
あらかじめ光導波路の光軸に対して位置決めキーを設定
しておくことにより、組立時、精密な光軸調整を行わず
に、簡易に光導波路と光結合することができる。
【0022】次に、本発明の発光素子と光導波路の光結
合構造の一実施例について、図面を参照して詳細に説明
する。
【0023】図1および図2は、それぞれ本発明の発光
素子と光導波路の光結合構造の一実施例の斜視図と光軸
方向の縦断面図である。図2に示されるように、光導波
路2のコア部の大きさaより、コア径bが大きい短尺の
GI型光ファイバ1が光導波路2の端面6近傍に、光導
波路のコア部10と同一な光軸になるようにV溝3上に
配置されている。
【0024】光導波路2およびV溝3は、同じ基板7上
に、同じ軸方向になるように成形されている。光導波路
2は、クラッド層9と、より屈折率が高いコア部10を
有している。これらは、基板7上に蒸着または堆積によ
り成膜され、ドライエッチング等によりコア部が形成さ
れている。
【0025】図3は、図2のA−A′部の断面図であ
る。図3に示されるように、V溝3の両面は、短尺のG
I型光ファイバ1の外周に、面接触するように成形され
ている。また、V溝3は、短尺のGI型光ファイバ1を
載せて固定した際、GI型光ファイバのコアとその外周
との位置関係により、GI型光ファイバのコア13が光
導波路のコア部10と光軸が同一になるように成形され
ている。
【0026】また、これらの光導波路とV溝の境界に
は、GI型光ファイバを光導波路端面に近接できるよう
に、スリット8が形成されている。スリットはブレード
ソーなどによる精密加工によって形成される。
【0027】短尺のGI型光ファイバ1は、一般に通信
で使用されているものをそのまま適用することができ、
真円に円柱成形されておりその外径は125〜140μ
m程度である。また、コア径は50〜100μmである
径で一定であり、外周に対するコア径の偏心量は1μm
程度である。
【0028】また、短尺のGI型光ファイバ1は、発光
素子4から出射される光の5が、光導波路のコア部10
の端面近傍6に集光されるように、光導波路側の端面1
2は、集光点11とほぼ同じ位置か、若干短い構造とな
っている。短尺のGI型光ファイバ1は、V溝3に面接
触した状態で、接着剤により固定されている。なお、短
尺のGI型光ファイバの端面12と光導波路の端面6
は、面接触するか、多少の間隙を持って対向するように
配置されている。
【0029】基板7は、シリコンやセラミックスで形成
されている。V溝3は、基板がシリコンの場合、エッチ
ングで形成され、基板がセラミックスの場合、精密加工
で形成される。
【0030】次に、本発明の実施の動作について、図2
を参照して詳細に説明する。
【0031】発光素子4から放射状に拡がって出射され
る光5は、同じ光軸中心になるよう固定されたGI型光
ファイバ1の広い受光角により捕らえられる。この捕ら
えられた光のうち、外周方向へ向かう伝送光5は、外周
に近くなる程小さくなる屈折率変化に伴い、中心方向へ
曲げられ、ある点11に集光される。この集光点11
に、光導波路2の端面6を位置するよう、コア部10を
形成することにより、発光素子4から放射状にひろがっ
て出射される光5を光導波路のコア部10に効率よく入
射することができる。
【0032】次に、本発明の発光素子と光導波路の光結
合構造の第2の実施例の形態について、図4および図5
を参照して詳細に説明する。
【0033】図4は、発光素子14についても、同一基
板16上に固定されていることを特徴としている。発光
素子14としては、通常レーザダイオード(以下「L
D」という。)が用いられるが、LDの活性層、すなわ
ち発光する部分は、LD素子の下面から数ミクロンの位
置にある。一方、光導波路のコア部15の位置は、基板
16から10〜20ミクロンの高さにあり、基板面17
に直接LD素子を実装したのでは、高さが一致しない。
【0034】このため、発光素子14は、光導波路のコ
ア部15と同一な光軸になるように、基板16上に熱伝
導性の高い被膜18を介して固定される。被膜18は、
堆積や蒸着により形成され、物質としてはIR光を透過
するシリコンが最適である。さらに、V溝19は、短尺
のGI型光ファイバ20が、光導波路のコア部15と同
一な光軸になるように形成されている。
【0035】基板16はシリコンで形成されており、図
5に示されるように、発光素子21の下部と基板16上
に、あらかじめ赤外光を透過し難いマーク21が施され
ている。赤外光(以下「IR光」という。)を基板(1
6)の下側から照射し、基板上面より観察してマーク2
1どうしを位置合わせすることにより、発光素子自体を
発光させることなく、発光素子14を所定の位置に精度
良く固定することができる。なお、マークをこの逆のパ
タンとし、全面に赤外光が透過し難い膜を形成してお
き、マークとなる部分を開けておく方法でもよい。この
技術を用いて、発光素子14を基板16上に精度良く光
軸調整された位置に固定する。
【0036】基板16は、発光素子14から発生した熱
を、被膜18を通して放熱させるヒートシンクとして作
用する。マーク21は、金属の蒸着等で作成される。
【0037】上述した本発明の第2の実施例によれば、
短尺のGI型光ファイバ20と共に、発光素子14につ
いても同一基板16上に固定する構造とすることで、そ
れらを簡易に光軸調整できる。
【0038】次に、本発明の発光素子と光導波路の光結
合構造の第3の実施例について、図6を参照して詳細に
説明する。
【0039】図6は、発光素子22と光導波路23は、
基板24の同一表面上に固定および形成されている。す
なわち、シリコン基板24の同一平面に、一方では光導
波路23が成膜され、他方では発光素子22が実装され
ているため、発光素子22の活性層の高さと、光導波路
のコア部27の高さの違いにより光軸ずれを発生する。
この光軸の高さずれ(オフセット)を、短尺のGI型光
ファイバ25により光路を曲げ、互いの発光素子22の
活性層と光導波路のコア部27とを光学的に結合できる
構造としている。
【0040】図6に示されている構成では、発光素子2
2から出射される光26よりも、光導波路のコア部27
が高い場合であり、この場合、V溝28は、短尺のGI
型光ファイバ25が、これらの光軸で挟まれた領域の中
程に、光軸中心が位置するように形成されている。ま
た、短尺のGI型光ファイバ25は、図6で示されるよ
うに、光導波路のコア部端面29に集光するように、式
(1)に示される蛇行ピッチに合わせて形成されてい
る。この原理は、図7に示されるようにレンズ30の結
像作用を、短尺のGI型光ファイバ25が屈折率の分布
により同様に機能することに基づいている。なお、発光
素子22を基板24へ固定する際は、第2の実施例と同
じく、マーク(図示せず)による固定により、製造時、
精密な光軸調整を行わずに、組み立てることができる。
【0041】以上、本発明の第3の実施の形態は、短尺
のGI型光ファイバ25を介在させることにより、発光
素子22と光導波路のコア部27がオフセットされてい
る場合においても、低損失な光結合が行える。
【0042】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0043】図1および図2を参照すると、本発明の実
施例として、GI型光ファイバ1の外径は125μmで
あり、コア径は50μmであり、外径に関してはサブミ
クロンのオーダーで製造される。基板7がシリコンの場
合、V溝3は、選択性エッチングにより形成されてお
り、両面の角度は54.7°である。また、基板7がセ
ラミックスの場合は、結晶化ガラス、アルミナ、ジルコ
ニア等で成形されており、V溝3は、ブレード等を用い
た精密研削による形成、あるいは金型で成形されてお
り、両面の角度は、50〜90°程度である。
【0044】光導波路2については、クラッド層9は、
石英(SiO2 )から成り、コア部10は、クラッド層
より屈折率を高くするため、ゲルマニウム(Ge)やチ
タン(Ti)や燐(P)等の酸化物を添加した石英(S
iO2 )から成る。または、コア部10にチタン(T
i)を拡散したリチウムナイオベート(LiNbO3
からなる。コア部の大きさaは、10×10μm以下で
あり、一般的には8×8μm程度である。また、クラッ
ド層の厚さは、10〜30μm程度で、サブミクロンの
オーダーで一定に制御される。スリット8は、ブレード
ソー等を用いた精密研削により、幅は数十μm〜百μm
程度、深さはV溝の合わせ目より、若干深くなるように
形成されている。
【0045】また、図3に示されるように、本発明の実
施例として、V溝3の断面形状は、両面同士が最下部で
合わさらず、最下部が水平になった台形の場合もある。
図4に示されるように、本発明の一実施例として、発光
素子14は、LD素子であり、発光部分は、LD素子の
下面から4ミクロン、一方、光導波路のコア部15の光
軸中心は、基板16から20ミクロンとすると、シリコ
ンの被膜18は、16ミクロンの厚みで成膜することに
より、発光素子14と光導波路のコア部15の光軸が一
致することになる。図5に示されるように、本発明の実
施例として、マーク21は、金の蒸着で作成される。
【0046】次に、本発明の実施例の動作について、図
1を参照して詳細に説明する。
【0047】本発明の発光素子と光導波路の光結合構造
の製造は、あらかじめ位置決めされて成形されたV溝3
に、式(1)に示される蛇行ピッチに合わせて、長さを
調整しておいた短尺のGI型光ファイバ1を載せて、固
定するだけで、光導波路のコア部10とGI型光ファイ
バのコア13の光軸調整が行える。なお、GI型光ファ
イバ1は、端面12が光導波路の端面6に突き合わされ
て固定される構造にした方が位置決めが容易であり、生
産性も優れる。
【0048】最後に、モジュール化されたこの光導波路
と、発光素子4を、軸方向および軸と垂直な方向につい
て、光軸調整することにより、組立が完了する。
【0049】次に、本発明の第2の実施例の動作につい
て、図4及び図5を参照して詳細に説明する。
【0050】本発明の第2の実施例における発光素子と
光導波路の光結合構造の製造は、上記の方法と同様に、
短尺のGI型光ファイバ20がV溝(19)に固定さ
れ、さらに、発光素子14があらかじめ位置決めされた
マーク21が用いられてIR光が基板16の下部から照
射され、発光素子14上部から、互いのマーク21が合
わせられて固定される。なお、発光素子14の固定は、
被膜上に形成されたパタンとハンダ付けする方法や接着
剤により行われる。
【0051】次に、本発明の発光素子と光導波路の光結
合構造の第3の実施例の動作について、図6を参照して
詳細に説明する。
【0052】本発明の第3の実施例の発光素子と光導波
路の光結合構造の製造は、上記の第2の方法と同様に、
短尺のGI型光ファイバ25および発光素子22をあら
かじめ位置決めされたV溝28およびマーク(図示せ
ず)に合わせて、固定することにより組立が行える。
【0053】
【発明の効果】本発明の発光素子と光導波路の光結合構
造によれば、光導波路と発光素子との間に配置された短
尺光ファイバに集光機能を持たせているので、簡易な構
成で低損失な光結合が行える。これにより、高性能で、
高信頼性な光デバイスが製造できる。
【0054】また、組立が容易でかつ短時間で行え、量
産性に優れる。すなわち、あらかじめ位置決めされたV
溝上に、短尺のGI型光ファイバを固定するだけで、組
立が行えるからであり、さらに、発光素子についても、
同一基板上に固定した場合、あらかじめマークで位置決
めしておくことにより、発光素子自体を発光させること
なく位置決め、組立が可能になる。
【0055】さらに、上述したように簡易に組立が行え
るので、生産性に優れているとともに、集光部品も低コ
ストなGI型光ファイバを用いているのでコスト面でも
従来に比べ大きなメリットがある。また、発光素子と光
導波路が、同一の光軸にできない構造においても、低損
失な光結合が行えるという特長もある。GI型光ファイ
バが、これらの光軸のずれを緩和して吸収し、発光素子
からの光を光導波路のコア部に集光できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光素子と光導波路の光結合構造の一
実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の発光素子と光導波路の光結合構造の一
実施例を示す縦断面図である。
【図3】本発明の発光素子と光導波路の光結合構造の一
実施例を示す横断面図である。
【図4】本発明の発光素子と光導波路の光結合構造の第
2の実施例を示す縦断面図である。
【図5】図4に示される第2の実施例において発光素子
を基板上に固定を示す斜視図である。
【図6】本発明の発光素子と光導波路の光結合構造の第
3の実施例を示す縦断面図である。
【図7】レンズによる結像作用を示す図である。
【図8】従来の発光素子と光導波路の光結合構造を示す
断面図である。
【図9】従来の発光素子と光導波路の光結合構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 短尺のGI型光ファイバ 2 光導波路 3 V溝 4 発光素子 5 出射光 6 光導波路の端面 7 基板 8 スリット 9 光導波路のクラッド層 10 光導波路のコア部 11 集光点 12 短尺のGI型光ファイバの端面 13 光ファイバのコア 14 発光素子 15 光導波路のコア部 16 基板 17 基板面 18 被膜 19 V溝 20 短尺のGI型光ファイバ 21 マーク 22 発光素子 23 光導波路 24 基板 25 短尺のGI型光ファイバ 26 光 27 光導波路のコア部 28 V溝 29 光導波路のコア部端面 30 レンズ 31 発光素子 32 光 33 レンズ 34 光導波路 35 発光素子 36 光 37 光導波路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路と該光導波路の光軸の方向に一
    致した方向に形成された溝とを有する基板と、 前記溝に配置され前記光導波路の端面に第1の端面を相
    対させて前記溝に配置された、前記光導波路のコア径よ
    りも大きいコア径を有する短尺の光ファイバと、 前記第1の端面と反対側にある第2の端面の側に配置さ
    れ、前記光ファイバに光学的に結合する発光素子とを備
    えていることを特徴とする発光素子と光導波路の光結合
    構造。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバは、 グレーデッド・インデックス型光ファイバであることを
    特徴とする請求項1記載の発光素子と光導波路の光結合
    構造。
  3. 【請求項3】 前記第1の端面は、 前記光導波路の端面と密着していることを特徴とする請
    求項2記載の発光素子と光導波路の光結合構造。
  4. 【請求項4】 前記発光素子は、 前記基板上に配置されていることを特徴とする請求項1
    記載の発光素子と光導波路の光結合構造。
  5. 【請求項5】 前記発光素子と光導波路の光結合構造は
    さらに、 前記発光素子と前記基板の接合部に、被膜を有している
    ことを特徴とする請求項4記載の発光素子と光導波路の
    光結合構造。
  6. 【請求項6】 前記発光素子は、 その出射光の光軸が前記光ファイバの中心軸に対して前
    記光ファイバのコア径の範囲内でずれるように配置され
    ていることを特徴とする請求項1記載の発光素子と光導
    波路の光結合構造。
  7. 【請求項7】 前記光ファイバは、 その中心軸が前記光導波路の光軸に対してずれた位置に
    なるように配置されていることを特徴とする請求項6記
    載の発光素子と光導波路の光結合構造。
  8. 【請求項8】 前記光導波路の光軸と前記光ファイバの
    中心軸と前記発光素子の出射光の光軸は、前記基板の表
    面に対して同一の高さにあり、 前記光導波路の光軸と前記光ファイバの中心軸と前記発
    光素子の出射光の光軸を含む平面内で、前記光導波路の
    光軸と前記光ファイバの中心軸と前記発光素子の出射光
    の光軸が互いにずれていることを特徴とする請求項7記
    載の発光素子と光導波路の光結合構造。
  9. 【請求項9】 前記光導波路の光軸と前記光ファイバの
    中心軸と前記発光素子の出射光の光軸は、前記基板の表
    面に垂直な平面内にあり、 前記光導波路の光軸と前記光ファイバの中心軸と前記発
    光素子の出射光の光軸が前記基板の表面に対して互いに
    異なる高さにあることを特徴とする請求項7記載の発光
    素子と光導波路の光結合構造。
  10. 【請求項10】 前記基板は、 前記光導波路と前記溝の間に、前記光導波路に対して垂
    直に形成されたスリットを備えていることを特徴とする
    請求項3記載の発光素子と光導波路の光結合構造。
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