JP2002221637A - 光ファイバアレイ及びそれを用いた結合方法 - Google Patents

光ファイバアレイ及びそれを用いた結合方法

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JP2002221637A
JP2002221637A JP2001018325A JP2001018325A JP2002221637A JP 2002221637 A JP2002221637 A JP 2002221637A JP 2001018325 A JP2001018325 A JP 2001018325A JP 2001018325 A JP2001018325 A JP 2001018325A JP 2002221637 A JP2002221637 A JP 2002221637A
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optical
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fiber array
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Yukihiro Yokomachi
之裕 横町
Hiroyasu Toyooka
弘康 豊岡
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバアレイと光学部品との結合におい
て調心作業を行う前段階としての光ファイバのコア部と
光導波路のコア部の位置を大まかに一致対向させて光が
伝わる状態にする作業を容易にする。 【解決手段】 光ファイバ心線2の端末において被覆を
除去して光ファイバ1を露出させ、該光ファイバ1が複
数本平行に配列されて固定された光ファイバアレイにお
いて、光ファイバアレイの上面または側面から肉眼で視
認出来る線状体3等のマーカが光ファイバ1の配列位置
と所定の間隔を保って光ファイバ1と平行して配置され
たものとする。これを使って他の光学部品と結合させる
に当たっては、前記光ファイバアレイの光ファイバと前
記光学部品中に備えられた光導波路または光ファイバと
の間の精密な調心作業を行うに先立ち、まず前記光ファ
イバアレイの前記マーカの端面位置と前記光学部品に設
けた目印との位置合わせを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学部品との結合
作業を容易にした光ファイバアレイとそれを用いた結合
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数本の光ファイバを平行に配列して固
定した光ファイバアレイは、光導波路等で構成される光
学部品と光ファイバ心線を結合するための部材として用
いられている。図3は、このような光ファイバアレイを
使った結合の事例を示す平面図であって、21は光ファ
イバアレイ、22は光ファイバ、23は光ファイバ心
線、24はアレイ用基板、25は光学部品、26は光導
波路、27は光学部品用基板である。
【0003】光ファイバアレイ21は、光ファイバ心線
23の端末において被覆を除去して光ファイバ22を露
出させ、その複数本の光ファイバ22を平行に配列させ
てアレイ用基板24を使って固定したものである。ま
た、アレイ用基板24及び光ファイバ22の端面は研磨
され、アレイ用基板24の端面と光ファイバ22の端面
とは同一平面上にある。また、光学部品25は、光カプ
ラ、光フィルタ、光アイソレータ等種々の機能のものが
あるが、その多くは光学部品用基板26に光導波路27
のパターンが形成されたものであって、光導波路27の
端面は光学部品用基板26の端面と同一平面上に位置し
ている。光学部品によっては、端面近くの部分には光導
波路の代わりに光ファイバが使われることもある。
【0004】また、図3の場合は、光学部品25の両側
の端面にそれぞれ光ファイバアレイ21が結合される。
勿論、光ファイバアレイ21の端面のおける複数本の光
ファイバ22の間隔と、光学部品25の端面における光
導波路26の複数端面の間隔とは、精密に同じ寸法とな
るように、それぞれ予め製造されている。
【0005】この光ファイバアレイ21を光学部品25
と結合するに当たっては、光ファイバアレイ21中の光
ファイバ22のコア部の端面位置と光学部品25の光導
波路26のコア部の端面位置とを精密に向き合わせる所
謂調心作業が必要である。光ファイバのコア部の端面位
置と光導波路のコア部の端面位置とが正確に一致すれ
ば、その間の結合損失が最小となるので、結合に当たっ
ては、通常光ファイバと光導波路との間で結合損失を監
視しながら光ファイバアレイ及び光学部品をそれぞれ固
定したステージのいずれか一方を上下左右に微小移動さ
せて結合損失が最小となる相対位置を見つけるという作
業を行う。この結合損失を最小にする作業を調心作業と
呼んでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先に説明し
た調心作業を行うに当たっても、まずラフに光ファイバ
のコア部と光導波路のコア部を一致対向させる必要があ
る。何故ならラフな状態であっても光ファイバのコア部
と光導波路のコア部を一致対向させないと、光が全く伝
わらず結合損失を最小にする調心が行えないからであ
る。従来技術においては、光ファイバアレイ中の光ファ
イバは見え難い。まして、光ファイバ中のコア部は目視
では見つけることが難しい。そのため、光ファイバアレ
イ及び光学部品の外部側面の位置から光ファイバのコア
部及び光導波路のコア部の位置を推定し、光ファイバア
レイ及び光学部品をそれぞれ固定したステージを大まか
に移動させ、光が少しでも伝わる相対位置を手探り状態
で探っていた。
【0007】しかし、光ファイバアレイ及び光学部品の
外部側面の位置と光ファイバのコア部または光導波路の
コア部の端面位置との間隔の精度は通常数10μmであ
るのに対し、光ファイバのコア部または光導波路のコア
部の直径は3μm〜10μmの大きさであって極めて小
さいため、まず光が伝わる位置に光ファイバアレイ及び
光学部品を対向して合わせる作業は試行錯誤で行うこと
になり、最初の光が伝わる位置に光ファイバアレイ及び
光学部品を一致対向させるのに数分の時間を要してい
た。
【0008】本発明は、光ファイバアレイと光学部品と
の結合において調心作業を行う前段階の光ファイバのコ
ア部と光導波路のコア部の位置を大まかに一致対向させ
て光が伝わる状態にする作業を容易にすることが可能な
光ファイバアレイ及びそれを使った結合方法を提供する
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバアレ
イは、光ファイバ心線の端末において被覆を除去して光
ファイバを露出させ、該光ファイバが複数本平行に配列
され固定された光ファイバアレイであって、光ファイバ
アレイの上面または側面から肉眼で視認出来るマーカが
前記光ファイバの配列位置と所定の間隔を保って前記光
ファイバと平行して配置されたものである。これを使っ
て光学部品と結合させるに当たっては、前記光ファイバ
アレイの光ファイバと前記光学部品中に具えられた光導
波路または光ファイバとの間の精密な調心作業を行うに
先立ち、まず前記光ファイバアレイの前記マーカの端面
位置と前記光学部品に設けた目印との位置合わせを行
う。
【0010】これによって、光ファイバアレイと光学部
品との結合において調心作業を行う前段階としての光フ
ァイバのコア部と光導波路のコア部の位置を大まかに一
致対向させて光が伝わる状態にする作業が、光ファイバ
アレイのマーカと光学部品の目印との位置合わせするだ
けで簡単に行うことが可能となる。
【0011】また、前記光ファイバはアレイ用基板の面
に平行に形成した光ファイバ用V溝に挿入して固定し、
前記マーカとしては例えばカーボンコートファイバのよ
うな側面からみて着色された線状体を使って、前記光フ
ァイバ用V溝と平行に同アレイ用基板の面に形成した線
状体用V溝に挿入して固定し、前記光ファイバ及び前記
線状体を実質的に透明な材料からなる押え板で押えて前
記アレイ用基板と接着し一体化したものとする。これに
よって、光ファイバの配列位置と線状体の位置との間隔
を1μm以下の精度で作成することが可能であり、かつ
該線状体は光ファイバアレイの側面または上面から十分
に肉眼で視認することが出来るので、線状体の位置と光
学部品側の目印とを目で見て一致させるだけで、光ファ
イバアレイの光ファイバと光学部品の光導波路とを光が
伝達される状態に一致対向させることが出来、後の調心
作業に直ぐに移行することが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光ファイバアレ
イの実施形態を示す図であって、図1(A)は正面図、
図1(B)は平面図、図1(C)は側面図である。図1
において、1は光ファイバ、2は光ファイバ心線、3は
線状体(マーカ)、4はアレイ用基板、4aは光ファイ
バ用V溝、4bは線状体用V溝、5は押え板である。
【0013】アレイ用基板4はシリコン、石英ガラス等
で構成し、その表面には複数の光ファイバ用V溝4aと
1本の線状体用V溝4bを互いに平行に配置されるよう
に設ける。通常複数の光ファイバ用V溝4aは等間隔で
配列されることが多いが、線状体用V溝4bと光ファイ
バ用V溝4aとの間隔はそれと同じ間隔であっても、同
じ間隔でなくても良い。また、光ファイバ用V溝として
複数設けたもののうち1本を線状体用V溝として使って
も良い。このようにアレイ用基板に形成したV溝を使用
すれば、光ファイバアレイ中の光ファイバと線状体(マ
ーカ)との間隔精度を1μm以下とすることが出来る。
【0014】また、複数本の光ファイバ1を平行にして
一括被覆を設けたテープ状の光ファイバ心線2の端末に
おいて被覆を除去して裸の光ファイバ1を露出させ、そ
の裸の光ファイバ1の部分を光ファイバ用V溝4aに挿
入し、押え板5で押えて接着剤等で固定する。図1では
複数本の光ファイバ1を有するテープ状の光ファイバ心
線2を使った例を図示しているが、1本の光ファイバを
有する単心の光ファイバ心線を複数本用いてそれぞれの
光ファイバを複数のアレイ用V溝に挿入固定することも
可能である。
【0015】また、線状体3としては、上面または側面
から見て不透明であって、光ファイバアレイの端面加工
時に特段の支障を来たさず、また通常の光ファイバアレ
イの加工によって着色が取れないものなら使用可能であ
って、表面が着色された石英線状体、色の着いた金属線
状体、着色されたプラスチック線状体のいずれも使用が
可能である。石英ガラスを主体とする光ファイバにカー
ボンをコートした所謂カーボンコートファイバは、側面
から見て黒色であって、線膨張係数がアレイ用基板及び
光ファイバとほぼ同じであり、環境温度の変化を受けて
も光ファイバアレイとしての固着状態に悪影響を与える
ことがなく、また光ファイバアレイとして端面研磨を行
うに当たっても支障がないので、線状体として好ましい
ものである。また、カーボンコートファイバは既に他の
用途に多用されているので、それを転用すれば、線状体
材料として新しく準備しなくても良い。
【0016】また、光ファイバアレイの上面または側面
から線状体3を肉眼で視認出来るようにするため、押え
板5としては石英ガラス等の実質的に透明な材質の材料
を使用する。アレイ用基板4側は透明な材質でなくても
良いが、アレイ用基板4も透明な材質とすれば、線状体
3は光ファイバアレイの上面側、下面側のいずれの側か
らも視認が可能である。また、アレイ用基板4の光ファ
イバ用V溝4aに光ファイバ1を線状体用V溝4bに線
状体3を挿入し、押え板5で押させて接着剤等で固定し
た後、アレイ用基板4、光ファイバ1、線状体3及び押
え板5の端面が一平面となるように研磨する。なお、そ
の研磨面は、光ファイバの配列面に対して垂直な面とす
ることもあるが、光ファイバの配列面に対して8度程度
傾けた面とすることもある。また、線状体3は、線状体
用V溝4bの全長に渡って挿入固定されている必要はな
く、光ファイバアレイの端面近くの部分にのみ挿入固定
されておれば十分である。
【0017】また、図1では光ファイバアレイの光ファ
イバ1と予め定めた間隔で平行配置したマーカとして線
状体3を配置した例を示したが、アレイ用基板4に設け
た線状体用V溝4b内に直接着色塗料を付ける等すれ
ば、線状体を挿入しないでも光ファイバアレイの外から
肉眼で視認可能なマーカとすることが出来る。マーカと
しては10μm以下の精度で位置を視認出来るものであ
れば良いので、必ずしも線状体を使ったマーカとする必
要はない。
【0018】こうして製造した光ファイバアレイは、通
常図2の平面図で示すようにして光学部品と結合して使
用する。図2において、図1と同じ符号は同じものを示
す。また、11は光ファイバアレイ、12は光学部品、
13は光導波路、14は光学部品用基板、15は目印で
ある。本発明にかかる光ファイバアレイの結合対象とな
る光学部品としては、光カプラ、光フィルタ、光アイソ
レータ等種々のものがある。図2では光学部品12とし
て光カプラの例を示している。この場合、光学部品用基
板14の表面に基板よりも屈折率の高い層を設けてフォ
トリソグラフィー法によって所望のパターンを有する光
導波路13を形成しそれらの上をオーバクラッド層で覆
ったものであって、両側の端面に光導波路13の端面が
位置している。
【0019】また、本発明の光ファイバアレイとの結合
作業の効率を良くするため、光学部品12の光導波路1
3の両側の端面位置と一定の間隔を隔てて目印15を設
ける。この目印15は、光導波路と同様にフォトリソグ
ラフィー法で作り込むことが出来る。また、光学部品1
2のオーバクラッド層は通常透明であるため、目印を着
色しておけば、光学部品の表面からに肉眼で視認するこ
とが出来る。また、この光学部品12は光ファイバアレ
イ11と結合することを想定して製造するため、光導波
路13の端面の配置間隔は、光ファイバアレイ11の光
ファイバ1の端面配置間隔と精密に一致するように製造
する。また、光導波路13の端面と目印15との間隔
も、光ファイバアレイ11の光ファイバ1の端面と線状
体3の端面との間隔と精密に一致するように製造する。
【0020】この光学部品12と光ファイバアレイ11
を結合させる場合は、光ファイバアレイ11及び光学部
品12をそれぞれX、Y、Z方向に移動するステージに
て支持し、顕微鏡下で光ファイバアレイ11の端面と光
学部品12の端面を見ながら、ステージを移動させて線
状体13の端面と目印15の端面位置を対向させて合わ
せる。これによって、光ファイバアレイ11の光ファイ
バ1の端面と光学部品12の光導波路13の端面とを大
まかに一致させ、光ファイバ1と光導波路13との間に
は光が伝達される状態にすることが出来る。また、顕微
鏡下で手動で位置合わせする代わりに、顕微鏡に写る画
像を画像処理して自動的に位置合わせをすることも勿論
可能である。その後、光ファイバ1の他端及び光導波路
13の他端に接続した送受光器の間で結合損失を監視し
ながら、光ファイバアレイ11または光学部品12を支
持するステージを微小移動させて結合損失が最小となる
位置に合わせる所謂調心作業を行う。
【0021】なお、本発明の結合方法では、まず光ファ
イバアレイ11の線状体13の端面と光学部品12の目
印15の端面を合わせるので、線状体13の位置は光フ
ァイバアレイ11の外側から正確に視認出来るものでな
ければならない。線状体13として光ファイバ1と同じ
外径のものを用いることも可能であるが、線状体13の
外径を光ファイバ1の外径よりも小さくしておけば、よ
り正確に線状体13の中心位置を視認することが出来
る。
【0022】図2では、光学部品として光学部品用基板
に光導波路を設けた光カプラの例について説明したが、
光学部品としてはこのような単体の部品だけでなく、複
数の部品を組立てて光学部品とすることもある。そのよ
うな場合、光学部品の端面にあって光ファイバアレイの
光ファイバと結合する部分は、光導波路の端面に限られ
るものではなく、光ファイバを固定して光ファイバアレ
イの端部と同様の端部を作って光学部品の端面とするこ
ともある。また、場合によっては光ファイバアレイ同士
を結合することもある。このような場合であっても、本
発明にかかる光ファイバアレイの結合対象となる相手側
の光学部品にも光導波路の端面位置と相対的に位置精度
の高い個所に目印を設けておけば調心作業に移行する前
段階としての大まかな位置合わせ作業を光ファイバアレ
イの線状体と光学部品の目印を顕微鏡下で対向させて合
わせることによって行うことが可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明の光ファイバアレイは、複数本の
光ファイバが平行に配列されて固定された光ファイバア
レイであって、光ファイバアレイの上面または側面から
肉眼で視認出来るマーカが前記光ファイバの配列位置と
所定の間隔を保って前記光ファイバと平行して配置され
たものであるので、これを使えば光学部品と結合させる
に当たって、まず前記光ファイバアレイの前記マーカの
端面位置と前記光学部品に設けた目印とを顕微鏡下にて
視認して合わせ、しかる後前記光ファイバアレイの光フ
ァイバと前記光学部品中に備えられた光導波路または光
ファイバとの間の精密な調心作業を行うことが出来る。
また、これによって、光ファイバアレイと光学部品との
結合において調心作業を行う前段階としての光ファイバ
のコア部と光導波路のコア部の位置を大まかに一致対向
させて光が伝わる状態にする作業を簡易化し、作業時間
を短縮することが出来る。
【0024】また、マーカとしてカーボンコートファイ
バ等の線状体を使い、アレイ用基板に光ファイバを挿入
固定する光ファイバ用V溝と平行して形成した線状体用
V溝にカーボンコートファイバを挿入して固定し、光フ
ァイバ及び線状体を覆うように実質的に透明な材料から
なる押え板で押えてアレイ用基板と接着固定して一体化
した光ファイバアレイとすれば、光ファイバの配列位置
と線状体の位置との間隔を1μm以下の精度で作成する
ことが可能であり、かつ該線状体は光ファイバアレイの
上面または側面から十分に視認出来る。また、カーボン
コートファイバは光ファイバとほぼ同質材料であるの
で、光ファイバアレイの端面研磨も容易に行うことが出
来る。また、カーボンコートファイバ等の線状体の外径
を光ファイバの外径よりも小さくすれば、線状体の中心
位置の正確な見極めが更に容易になり、大まかな位置合
わせの精度を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバアレイの実施形態を示す図
であって、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は
側面図である。
【図2】本発明にかかる光ファイバアレイと光学部品と
の結合を説明する平面図である。
【図3】従来技術による光ファイバアレイと光学部品と
の結合の事例を示す平面図である。
【符号の説明】
1:光ファイバ 2:光ファイバ心線 3:線状体(マーカの1例) 4:アレイ用基板 4a:光ファイバ用V溝 4b:線状体用V溝 5:押え板 11:光ファイバアレイ 12:光学部品 13:光導波路 14:光学部品用基板 15:目印

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ心線の端末において被覆を除
    去して光ファイバを露出させ、該光ファイバが複数本平
    行に配列され固定された光ファイバアレイであって、光
    ファイバアレイの上面または側面から肉眼で視認出来る
    マーカが前記光ファイバの配列位置と所定の間隔を保っ
    て前記光ファイバと平行して配置されたことを特徴とす
    る光ファイバアレイ。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバはアレイ用基板の面に平
    行に形成した光ファイバ用V溝に挿入して固定されてお
    り、前記マーカは着色された線状体であって前記光ファ
    イバ用V溝と平行に同アレイ用基板の面に形成した線状
    体用V溝に挿入して固定され、前記光ファイバ及び前記
    線状体を覆うように実質的に透明な材料からなる押え板
    で押えられ前記アレイ用基板と接着一体化されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ファイバアレイ。
  3. 【請求項3】 前記線状体はカーボンコートされた石英
    系光ファイバであることを特徴とする請求項2に記載の
    光ファイバアレイ。
  4. 【請求項4】 前記線状体の外径は前記光ファイバの外
    径よりも小さいものであることを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3に記載の光ファイバアレイ。
  5. 【請求項5】 光ファイバ心線の端末において被覆を除
    去して光ファイバを露出させ、該光ファイバが複数本平
    行に配列されて固定され、かつ光ファイバアレイの上面
    または側面から肉眼で視認出来るマーカが前記光ファイ
    バの配列位置と所定の間隔を保って前記光ファイバと平
    行して配置されてなる光ファイバアレイを使って、光導
    波路または光ファイバを具えた他の光学部品と結合する
    に当たり、前記光ファイバアレイの光ファイバと前記他
    の光学部品中に具えられた光導波路または光ファイバと
    の間の調心作業を行うに先立ち、前記光ファイバアレイ
    の前記マーカの端面位置と前記他の光学部品に設けた目
    印との位置合わせを行うことを特徴とする光ファイバア
    レイを用いた結合方法。
JP2001018325A 2001-01-26 2001-01-26 光ファイバアレイ及びそれを用いた結合方法 Pending JP2002221637A (ja)

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