JP2001116944A - 平面光回路に光結合器を付加する方法及び平面光回路 - Google Patents

平面光回路に光結合器を付加する方法及び平面光回路

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JP2001116944A
JP2001116944A JP29911599A JP29911599A JP2001116944A JP 2001116944 A JP2001116944 A JP 2001116944A JP 29911599 A JP29911599 A JP 29911599A JP 29911599 A JP29911599 A JP 29911599A JP 2001116944 A JP2001116944 A JP 2001116944A
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Kousuke Nishimura
公佐 西村
Masashi Usami
正士 宇佐見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光平面回路の光入出射端面に簡易且つ高精度
に光結合器を付加する。 【解決手段】 一般的に石英導波路製造プロセスにより
石英PLC10を形成する。石英PLC10の製造と並
行して、半円筒レンズ22を製造する。即ち、レンズ雌
型を形成した金属板上に、酸化シリコンゾルを含む有機
液体をスピン・コーティングして薄膜を形成し、300
゜Cで乾燥させた後に、金属板から剥離する。剥離した
薄膜を650゜Cで焼成する。このようにして得られた
半円筒レンズ22のフランジ22cをアライメント用微
動台付きのクリップで挟み、半円筒レンズ22の裏面に
マッチングオイルを塗布して、石英PLC10の端面2
0に仮接着する。その後、クリップに付属する微動台を
操作しながら、レンズ部22aの光学的中心軸を石英P
LC10のコア16の中心付近にアライメントする。最
終的に、レンズ22の位置が決定した後、コア16から
横方向に約3mm離れた両側で、紫外線硬化樹脂を用い
てレンズ22を石英PLC10の端面20に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面光回路(Pl
anar Lightwave Circuit)に光
結合器を付加する方法及び平面光回路に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信分野では、石英ガラスを主成分と
する平面光回路PLC(PlanarLightwav
e Circuit)と半導体導波路素子が広く使用さ
れる。石英ガラスを主成分とする平面光回路(以下、石
英PLCと略す。)は、光通信に使用される1.3〜
1.55μm帯の赤外光に対して透過率が高く、また、
曲線導波路及び分岐導波路等を比較的容易に形成できる
ので、光通信用デバイスとして広く使用されている。石
英PLCでは、導波路の曲げ半径を数mm程度と小さく
できるので、光分岐回路を比較的小さい範囲で形成でき
る。この性質を利用して、数センチ程度の長さで合分波
光回路及び干渉計型導波回路を作成できる。PLC型の
合分波回路をファイバ型の合分波回路と比較すると、寸
法が小さく且つ面状であるので、温度変化などに伴う応
力による影響を受けにくく、環境変化に対する安定性が
よい。
【0003】光通信に用いられている石英光ファイバと
石英PLCは、同じ材質からなり、屈折率がほぼ等しい
ので、突き合わせ接合により導波路位置を合わせるだけ
で、低損失の光学的結合を実現できる。すなわち、石英
PLCは、石英光ファイバからなる光通信網との整合性
も極めてよい。特に、光通信システムにおいて今後発展
すると考えられる波長多重化では、石英PLCを用いた
波長多重分離光回路の重要性は極めて高い。
【0004】一方、この石英PLCをレーザダイオード
(LD)及びフォトダイオードなどの半導体素子とハイ
ブリッド集積化して、新たな機能素子を作り出す試みも
数多く行われている。これらを組み合わせたハイブリッ
ド素子は多くの応用が考えられている。しかし、これら
の半導体素子は、その屈折率が石英の屈折率とは大きく
異なるので、単純に半導体素子と石英PLCとを突き合
わせて接合すると、大きな反射が発生し、光結合効率は
著しく低くなる。
【0005】また、LDのように導波路構造を持つ半導
体素子の場合、その導波路の大きさと形状が石英PLC
の導波路のそれと大きく異なるので、導波モードの違い
による結合損失も著しい。最近では、半導体素子の端面
にスポットサイズを拡大する領域(スポットサイズコン
バータと呼ばれる。)を設けて、モード損失を低減する
構成が開発されているが、それでも、光結合損失を3d
B以下に抑えることは困難である。
【0006】このような問題は、石英PLCと半導体素
子の組み合せのみに止まらず、PLCと、これと物理的
に分離された別の素子(外部素子)を光学的に結合する
際に必ず付随する問題である。例えば、PLCは、石英
ガラス系の材料以外でも形成可能であり、ポリマーを主
成分としたプラスチックPLCなども比較的安価に製造
できる。プラスチックPLCは、各種の光通信技術を応
用した機器に取り入られつつある。このような組合せで
も、光結合損失が大きく、問題になっている。
【0007】このような光結合損失を回避するには、例
えば、PLCと外部素子の間に光学的レンズ(いわゆ
る、マイクロレンズ)を配置すればよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現状、集光効
果が充分得られるマイクロレンズが存在しないこと、及
び、マイクロレンズをPLCと外部素子の微小な間隙の
最適位置に配置して保持することが非常に困難であるこ
と等の理由から、PLCと外部素子をレンズにより光学
的に結合した例は、殆ど見あたらない。
【0009】PLC端面を直接加工して、レンズ又はレ
ンズに相当する光学的結合器を形成する方法が一部で検
討されている。しかし、PLC端面は高々数平方mm程
度の平面であり、それを直接加工するには特殊な加工技
法が必要である。特に、レンズのように曲面を有する形
状をPLC端面に直接加工する実用的な製造方法は、今
のところ見あたらない。
【0010】そこで、本発明は、光結合器を光平面回路
に一体形成する光結合器付き光平面回路の製造方法を提
示することを目的とする。
【0011】本発明はまた、簡易に光結合器付き光平面
回路を製造できる方法を提示することを目的とする。
【0012】本発明はまた、光結合効率の高い光結合器
を光平面回路に一体形成する方法を提示することを目的
とする。
【0013】本発明はまた、光入出射端面に光結合器を
形成した平面光回路及びその簡易な製造方法を提示する
提示することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る方法は、平
面光回路の光入出射端面に適合する薄膜レンズを作成す
る薄膜レンズ作成ステップと、当該薄膜レンズと当該平
面光回路の光入出射端面との間にマッチング・オイルを
挿入して、当該薄膜レンズを当該光入出射端面に対する
所定位置に配置する位置決めステップと、当該薄膜レン
ズを当該平面光回路の光入出射端面に光硬化樹脂により
固定する固定ステップとからなることを特徴とする。
【0015】このような構成により、平面光回路の光入
出射端面の所定位置に薄膜レンズを、簡単な操作で精度
良く固定できる。
【0016】薄膜レンズは例えば、レンズ部分と、当該
レンズ部分の底面から横方向に延びるフランジとを具備
する。そのフランジ部分を微動台付きクリップで把持
し、光入出射端面から出射される光を目安に薄膜レンズ
を光入出射端面に対する所定位置に配置する。光入出射
端面から出射される光を邪魔しない位置で薄膜レンズを
微動台付きクリップで把持できるので、位置決め操作が
容易になる。レンズ部分は、半円筒状、半球状又は、多
角錐状である。
【0017】薄膜レンズ作成ステップは、好ましくは、
所定液状材料を雛型材に塗布する塗布ステップと、当該
塗布ステップで当該雛型材に塗布された当該所定液状材
料を乾燥させた後、薄膜として当該雛型材から剥離する
剥離ステップと、当該剥離ステップで得られた薄膜を焼
成する焼成ステップとからなる。これにより、所望の形
状のレンズ部分を持つ薄膜レンズを精度よく製造でき、
また、薄い薄膜レンズを形成できる。液状材料は、例え
ば、酸化シリコンゾルまたはポリアミドを含有するもの
が好ましい。これらは、石英PLCの材料である石英ガ
ラスと屈折率が近似しているからである。
【0018】本発明に係る平面光回路は、光入出射端面
上に、光導波路を中心とするフレネルレンズ作用の凹凸
を形成したことを特徴とする。これにより、小さなサイ
ズでレンズ作用を持たせることができる。
【0019】本発明に係る方法は、平面光回路の光入出
射端面上に金属薄膜を付着する薄膜付着ステップと、フ
ォトリソグラフ法により、複数のリング状溝を当該金属
薄膜に形成すると共に、形成された当該リング状溝を介
して当該光入出射端面に同様の、フレネルレンズ作用を
もたらすリング状溝を形成するエッチングステップと、
当該光入出射端面に残る当該金属薄膜を除去する除去ス
テップとからなることを特徴とする。これにより、平面
光回路の光入出射端面上に精度良く且つ小さなサイズで
レンズ作用を持たせることができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施例の斜視図、図2
は、図1のA−A線から見た断面図をそれぞれ示す。
【0022】石英PLC10は、シリコン基板12上
に、下部石英ガラスクラッド14、コア16及び上部石
英ガラスクラッド18を積層した構造からなる。コア1
6は、周知の石英導波路形成プロセスにより断面を矩形
状に形成されている。コア16は例えば、チタンドープ
の石英ガラスからなる。石英PLC10の端面20に、
断面が半円状の半円筒レンズ22を付着させてある。半
円筒レンズ22は、半円筒のレンズ部分22aと、石英
PLC10の端面20に接着できるように横方向に延び
るフランジ22b,22cを具備する。半円筒レンズ2
2は、酸化シリコンからなる。
【0023】シリコン基板12の厚さは1mm、基板1
2とコア16との間のクラッド14の厚み、及び、コア
16の上部のクラッド18の厚味は共に25μm、コア
16の断面形状は、6μm角の正方形である。石英クラ
ッド14,18の屈折率は約1.45であり、コア16
の屈折率は、石英ガラスクラッド14,18の屈折率に
対して約0.8%大きい。
【0024】図3は、本実施例の製造プロセスのフロー
チャートを示す。図3を参照して、本実施例の製造方法
を説明する。
【0025】石英PLC10の形成には、一般的に石英
導波路製造プロセスを利用できる。即ち、プラズマCV
D法によりシリコン基板12上に下部クラッド層14と
なる酸化シリコンを堆積し、更にその上に、スパッタ法
により、コア16を形成するチタンドープ酸化シリコン
を堆積する(S1)。ホトリソグラフ法により、チタン
ドープ酸化シリコン層を所望の導波路形状にエッチング
する(S2)。その後、下部石英ガラスクラッド層14
及びコア16の上に、プラズマCVD法により上部クラ
ッド層18となる酸化シリコンを堆積する(S3)。こ
れにより、石英PLC10が完成する。
【0026】石英PLC10の製造と並行して、半円筒
レンズ22を製造する。即ち、レンズ雌型が形成された
金属板上に、酸化シリコンゾルを含む有機液体をスピン
・コーティングし、その金属板上に図4に示すように薄
膜を形成する(S4)。図4は、金属板24上に塗布さ
れた酸化シリコン薄膜26の断面図を示す。このような
薄膜を形成する方法として、引き上げ法を採用してもよ
い。その薄膜はこの時点で、半円筒レンズ22の形状に
なっている。薄膜を、金属板24に付着した状態で30
0゜Cで乾燥させた後、金属板24から剥離する(S
5)。剥離した薄膜を650゜Cで焼成する(S6)。
これにより、薄膜状の酸化シリコンレンズからなる半円
筒レンズ22ができ上がる。
【0027】このように個別に形成された石英PLC1
0と半円筒レンズ22を以下のような方法で接着する。
すなわち、図5に示すように、得られた半円筒レンズ2
2のフランジ22cをアライメント用微動台付きのクリ
ップ30で挟んだ状態で、半円筒レンズ22の裏面にマ
ッチングオイルを塗布して、半円筒レンズ22を石英P
LC10の端面20に仮接着する(S7)。その後、ク
リップ30に付属する微動台を操作しながら、レンズ部
22aの光学的中心軸を石英PLC10のコア16の中
心付近にアライメントする(S8)。具体的には、アラ
イメント用にコア16から所定波長の光を出射させ、そ
の、半円レンズ22を透過した光をモニタカメラで観察
しながら、レンズ部22aをコア16に対して位置決め
する。
【0028】最終的に、レンズ22の位置が決定した
後、コア16から横方向に約3mm離れた両側で、紫外
線硬化樹脂を用いてレンズ22を石英PLC10の端面
20に固定する(S9)。
【0029】半円筒レンズ22は、レンズ部22aを除
く部分、即ち、フランジ22b,22cの部分の厚さが
約10μmである。半円筒レンズ22の屈折率は1.4
6であり、石英PLC10の材料である石英ガラスとほ
ぼ等しい。レンズ部22aの断面形状は、図2に例示し
たように半円形又は半楕円形であり、図2の紙面に垂直
な方向には一様である。半導体レーザ及び半導体増幅器
などの半導体導波路素子の多くは、導波路の形状がかな
り扁平である。このような扁平な導波路の出射光(又は
入射光)は厚味方向にかなり広がるが、半円筒レンズ2
2を用いることで、この広がりを小さくすることがで
き、高い結合効率で、外部の光学素子、例えば光ファイ
バと光結合することができる。
【0030】本実施例では、レンズの形成に雛型を用い
ているので、レンズ部22aの形状の自由度が極めて高
い。すなわち、レンズ形状は雛型から剥離できる形状で
あれば、いかなる形状でもよい。レンズ部22aの形状
を石英PLC10の導波路形状とは完全に独立して決定
できるので、設計の自由度は、PLC端面を直接加工す
る従来例とは比較にならないほど大きくなっている。更
に、レンズ22にフランジ22b,22cを予め設けて
おくことで、レンズ部22aから離れた、位置決め用の
光線の邪魔にならない位置でレンズ22を保持して、石
英PLC10に対して位置決めすることができる。これ
により、石英PLC10のコア16と半円筒レンズ22
のレンズ部22aとの位置決め作業と、石英PLC10
の端面20への半円筒レンズ22の接着作業が容易にな
る。
【0031】半円筒レンズ22の代わりに、レンズ部分
を半球状、半紡錘状、又は、任意の多角錐形状であって
もよいことは明らかである。レンズの材料も、酸化シリ
コン以外にポリイミドを使用できる。図6は、レンズ部
分を半球状にした変更例の斜視図を示し、図7は、図6
のB−B線から見た断面図、図8は、図6のC−C線か
ら見た断面図をそれぞれ示す。図1に示す実施例と同じ
構成要素には同じ符号を付してある。
【0032】半球状レンズ40は、その中央部分に、半
回転楕円体の形状をしたレンズ部40aを具備し、レン
ズ部40aの周囲には、石英PLC10の端面20に接
着できるように横方向に延びるフランジ40bを具備す
る。半球状レンズ40は、ここでは、ポリイミドからな
る。
【0033】酸化シリコンの代わりにポリイミドを使用
する場合、ポリアミド酸を含む溶液を材料とすること
と、焼成温度が350゜Cと比較的低い温度でよくなる
点が図3に示す製造プロセスと異なる。製造プロセスの
その他の点は、図3に示した例と同じである。
【0034】実際に試作した例では、レンズ40のフラ
ンジ40bの厚さは12μm、レンズ40の屈折率は
1.55であり、石英PLC10の材料である石英の屈
折率とほぼ等しい。
【0035】レンズ部40aを半回転楕円体とすること
で、コア16の厚さ方向のみならず、幅方向についても
レンズ作用を持たせることができる。コア16の互いに
直交する2つの横方向(厚さと幅)についてレンズ40
を精密に位置合わせることで、外部の光素子との間で高
効率な光結合を実現できる。
【0036】レンズ部40aをフレネルレンズとしても
よいことは明らかである。
【0037】また、上記各実施例では、石英PLC10
の端面20にレンズを外的に付加したが、石英PLCの
端面を加工して、レンズを付加しても良い。図9は、そ
の実施例の斜視図を示し、図10は、図9のD−D線か
ら見た断面図を示す。図1に示す実施例と同じ構成要素
には同じ符号を付してある。
【0038】この実施例では、石英PLC10の端面2
0を加工してフレネルゾーンプレートからなるレンズ5
0を形成する。具体的には、一般的な石英PLCの製造
工程で石英PLC10を形成した後、端面20にタング
ステン薄膜を電子ビーム蒸着法で堆積する。そのタング
ステン薄膜に、ホトリソグラフ法でコア16の中心付近
を中心としたフレネルゾーンを描き、リアクティブイオ
ンエッチング法で図10に示すように円形の凹みを形成
する。最後に、残ったタングステン薄膜をエッチングに
より除去する。
【0039】本実施例のようなフレネルゾーンプレート
によるレンズ50では、集光効率が通常のレンズと比較
して若干低くなるものの、比較的簡便な方法で、光学結
合器を石英PLC10の端面20に形成できる。石英P
LCの端面を直接加工し、曲面を有する複雑なレンズ形
状を正確に形成することは非常に困難であるが、本実施
例のようなフレネルゾーンプレートの場合には、端面2
0に同心円(又は同心楕円)形状で、高さ2μm足らず
の断面矩形の凹みを形成するだけでよいので、従来例よ
り格段に製造が容易である。また、先に図示した実施例
で必要であった薄膜状レンズとコアとのアライメントの
手順が不要になる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、外部素子との光学的結合効率が高
いPLCを、比較的容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の斜視図である。
【図2】 図1のA−A線から見た断面図である。
【図3】 図1に示す実施例の製造プロセスのフローチ
ャートである。
【図4】 レンズ22の製造途中の断面図である。
【図5】 石英PLC10に対するレンズ22の位置決
めの様子を示す斜視図である。
【図6】 本発明の第2実施例の斜視図である。
【図7】 図6のB−B線から見た断面図である。
【図8】 図6のC−C線から見た断面図である。
【図9】 本発明の第3実施例の斜視図である。
【図10】 図9のD−D線から見た断面図である。
【符号の説明】
10:石英PLC 12:シリコン基板 14:下部石英ガラスクラッド 16:コア 18:上部石英ガラスクラッド 20:石英PLC10の端面 22:半円筒レンズ 22a:半円筒のレンズ部分 22b,22c:フランジ22b,22c 30:アライメント用微動台付きのクリップ 40:半球状レンズ 40a:レンズ部 40b:フランジ 50:レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 AA01 BA23 CA12 DA02 DA05 DA17 2H047 KA03 KA15 MA05 PA24 QA04 TA43

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面光回路の光入出射端面に適合する薄
    膜レンズを作成する薄膜レンズ作成ステップと、 当該薄膜レンズと当該平面光回路の光入出射端面との間
    にマッチング・オイルを挿入して、当該薄膜レンズを当
    該光入出射端面に対する所定位置に配置する位置決めス
    テップと、 当該薄膜レンズを当該平面光回路の光入出射端面に光硬
    化樹脂により固定する固定ステップとからなることを特
    徴とする平面光回路に光結合器を付加する方法。
  2. 【請求項2】 当該薄膜レンズが、レンズ部分と、当該
    レンズ部分の底面から横方向に延びるフランジとを具備
    する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 当該位置決めステップでは、当該薄膜レ
    ンズのフランジ部分を微動台付きクリップで把持し、当
    該光入出射端面から出射される光を目安に当該薄膜レン
    ズを当該光入出射端面に対する当該所定位置に配置する
    請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 当該レンズ部分が半円筒状レンズからな
    る請求項2又は3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 当該レンズ部分が半球状レンズからなる
    請求項2又は3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 当該薄膜レンズ作成ステップが、 所定液状材料を雛型材に塗布する塗布ステップと、当該
    塗布ステップで当該雛型材に塗布された当該所定液状材
    料を乾燥させた後、薄膜として当該雛型材から剥離する
    剥離ステップと、 当該剥離ステップで得られた薄膜を焼成する焼成ステッ
    プとからなる請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 当該液状材料が、酸化シリコンゾルを含
    有する請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 当該液状材料が、ポリアミドを含有する
    請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 光入出射端面上に、光導波路を中心とす
    るフレネルレンズ作用の凹凸を形成したことを特徴とす
    る平面光回路。
  10. 【請求項10】 平面光回路の光入出射端面上に金属薄
    膜を付着する薄膜付着ステップと、 フォトリソグラフ法により、複数のリング状溝を当該金
    属薄膜に形成すると共に、形成された当該リング状溝を
    介して当該光入出射端面に同様の、フレネルレンズ作用
    をもたらすリング状溝を形成するエッチングステップ
    と、 当該光入出射端面に残る当該金属薄膜を除去する除去ス
    テップとからなる平面光回路に光結合器を付加する方
    法。
  11. 【請求項11】 当該金属薄膜がタングステンからなる
    請求項10に記載の方法。
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