JP2009122463A - 光信号処理回路 - Google Patents

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元速 石井
Naoki Oba
直樹 大庭
Masaya Suzuki
賢哉 鈴木
Shinji Mino
真司 美野
Atsushi Aratake
淳 荒武
Takayuki Mizuno
隆之 水野
Masahiro Yanagisawa
雅弘 柳澤
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Abstract

【課題】PLCの基板端面からの光信号をコリメートする従来の回路は、構造が複雑で調整に手間が掛かる。光信号処理装置の製造・組み立てがし易く、さらに光アイソレータ等の一定の大きさのバルク光学部品を配置できるように、所定の距離を保ちながら光信号をコリメート化できるような、より簡易な回路が要請されていた。光信号処理装置の機能高度化のため、PLCやバルク光学部品を光学接続するだけでなく、複数の信号系を含む多アレイ化構成により適合した光結合方法が望まれていた。
【解決手段】本発明の光信号回路は、PLC端面にGRINレンズを接着する構成により、簡易な構成でコリメート光を得ることができる。端面近傍の導波路コアがないクラッド領域を設けて、ビームウエストの位置を調整できる。さらに、コアの先端部に溝を形成して、意図しないレンズ効果の発生を排除する。多アレイ化にも簡単に適応できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光信号処理回路に関する。より詳細には、バルク光学部品を含む光信号処理回路の接続方法および接続機構に関する。
光通信ネットワークの高速化、大容量化が進み、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)伝送信号の処理に代表されるような光信号処理装置へのニーズも高まっている。例えば、多重化された光信号をノード間で経路切り替えする機能が要請されている。光−電気変換を経ないで、光信号のまま経路変換を行なうことで、光信号処理装置のトランスペアレント化が進められている。
一方、光信号処理装置の小型化・集積化の観点から、導波路型光回路(PLC:Planar Lightwave Circuit)の開発研究が進められている。PLCでは、例えばシリコン基板上に石英ガラスを材料としたコアを形成して1つのチップに多様な機能を集積し、低損失で信頼性の高い光機能デバイスを実現している。さらには、複数のPLCチップと他の光機能部品とを組み合わせた複合的な光信号処理部品(装置)も登場している。
例えば、特許文献1には、AWGなどを含む導波路型光回路(PLC)と液晶素子などの空間変調素子を組み合わせた、光信号処理装置が開示されている。より具体的には、液晶素子を中心として対称に配置されたPLC、シリンドリカルレンズからなる波長ブロッカをはじめ、波長イコライザ、分散補償器などの検討が進められている。これらの光信号処理装置では、異なる波長を持つ複数の光信号に対して、波長毎に独立して光信号処理を行う。
PLCを用いた光信号処理装置においては、様々なバルク光学部品とPLCとまたはPLC同士を光学的に接続する必要がある。一般的に、空間光学系において光学的に接続するにあたっては、光信号が拡がって損失が生じないように光信号を平行光にして光信号の入出力を行なう必要がある。また、そのコリメート光は、バルク光学部品の光学特性に応じて、適切な所定のビーム径としなければならない。このため、例えばコリメートレンズ(シリンドリカルレンズ)などが使用されている。
特開2002−250828号公報(第16頁、19頁、第20図、第27図、第29D図など) P. Chanclou et al, "Focusing and coupling properties of collective micro-optics on fiber ribbons", Optical Engineering, Vol. 39, No.2, pp387-392, 2000
光信号処理装置において空間光学系を構築する場合、装置製造・組み立ての容易さなどの点からPLCおよびバルク光学部品を、またはPLC同士を、一定の距離だけ離して配置する必要がある。例えば、PLCの出射端面へ戻る反射光による干渉が発生して装置特性が変動するのを避けるために、PLC間に光アイソレータを挿入する必要がある。光アイソレータ自体は1〜数mm角程度の大きさを持つため、PLCの出射端から少なくとも1〜数mm程度は離れた場所で、コリメート光により光結合をさせたいという要請があった。すなわち、一定の距離を離した位置において、コリメート光を生じさせる必要性があった。
図7は、PLCを用いた従来の光信号処理装置の構成の一部を示す図である。PLCの基板端面からの出射光をコリメートするために、シリンドリカルレンズを用いる構成を示している。図7の光信号処理装置は、光学調心用基板106を基準として、光学部品を順番に調心固定する構造となっている。PLC101、シリンドリカルレンズ102は、例えばステンレス板のような金属板、または金属枠に、かしめまたは低融点ガラス、あるいは半田等により、光学調心用部材103a、103b、104に固定されている。ここで光学調心用部材103aと光学調心用部材103bとは、一体の部材であっても良い。図7では、側面部分はシリンドリカルレンズ102が見えるように省略してあり、側面部分にも部材があってもよい。上記のPLC101およびシリンドリカルレンズ102は、各々、金属製の台座105a、105bに固定されている。台座105a、105bは光学調心用基板106の上でスライドして平面上の位置を調整することが可能であり、高さおよび向きもある程度調整可能なようなジョイント部が設けられている。図7からわかるように、PLCと他のバルク光学部品をコリメート光で光結合するためには、複数の部品を組み合わせた堅固な構成が必要となる。上述のように、調整が必要な箇所も多い。光ファイバの端部においてコリメート光を得る方法は、かなり具体的に検討されている。
図8は、従来技術における光ファイバからの光信号をコリメートする方法を示す図である。例えば、非特許文献1に示すようなファイバリボン構成のシングルモードファーバとGRINファイバを用いものがあった。シングルモードファイバ112とGRINファイバ110との間にガラス領域111を配置しており、シングルモードファイバ112のビーム径をGRINファイバ110の最大有効エリアの大きさに拡大している。
この構成は、異なるファイバ間でビーム径を拡大してコリメート光を得るものであり、PLCの端面との光結合に直接利用することはできない。また、このような構成では、中間のガラス領域111を融着する必要がある。さらに、GRINファイバ端で所望のビームウエスト径を得るためには、予めガラス領域の長さ(L)およびGRINファイバの長さ(d)を高精度に合わせて接続する必要があり、高い加工精度が要求される。また、ファイバのみの構成であるため破損しやすく、PLCを用いた光回路と共存させるためには補強を目的とした何らかの保持部材が必要となる。
さらに、複数の光信号処理系を含むように多アレイ化をする場合はファイバの本数も多くなり、融着の加工には時間が掛かり、ファイバを保持する保持部材も構造が複雑になるという欠点がある。得られるコリメート光のビームウエスト径も、GRINファイバの最大径に制限される。
以上に述べたように、従来技術のPLCの基板端面からの光信号をコリメートする方法は、構造が複雑で調整に手間が掛かるという問題があった。光信号処理装置の製造・組み立てがし易く、さらに光アイソレータなどの所定の大きさのバルク光学部品を配置できる距離を保ってコリメート化できるような、より簡易な構成の光回路が要請されていた。光信号処理装置の機能が高度化して、多数のPLCやバルク光学部品を光学的に接続するだけでなく、複数の光信号系を含む多アレイ化した構成にも柔軟に適合可能で、コリメート光を効率的に形成できる光回路の実現が望まれていた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、一定距離を離れた位置において、所望のビームウエスト径のコリメート光を簡易な構成で得ることによって、より複雑で高度な機能をもつ光信号処理装置をより簡単な製造方法で提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、光信号を空間へ入出力する光回路であって、基板と、前記基板上に形成されたクラッド層と、前記クラッド層中に形成された光導波路コアとを含む導波路型光回路(PLC)であって、前記基板の端面において、光信号が前記光導波路コア開口部から空間に入出力されることと、前記基板の前記端面上であって光導波路コアの開口部上に接着されたレンズとを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光回路であって、前記レンズは、GRINレンズであり、前記GRINレンズの光路軸方向のレンズ長さによって前記レンズの空間側に形成されるビームウエスト位置を調整することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の光回路であって、前記光導波路コアの、前記端面から所定の長さLの区間は、光導波路コアがないクラッド層によって充たされており、前記所定の長さLによって前記レンズの空間側に形成されるビームウエスト位置を調整することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の光回路であって、前記光導波路コアを形成後に、前記光導波路コアの光信号伝播方向に垂直に形成された溝によって、前記光導波路コアの終端を除去し、前記光導波路コアに新たな終端が形成されており、前記溝はクラッド層と同等の屈折率を持つ充填材により充たされていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の光回路であって、前記光導波路コアは複数の光導波路コアを含み、各々の光導波路コアに対応する複数のレンズを備えたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、所定の距離を離れた位置において、所望のビームウエスト径のコリメート光を簡易な構成で得ることができる。多アレイ化にも柔軟に対応可能で、より複雑で高度な機能をもつ光信号処理装置を、より簡単な製造方法によって提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。本発明の光回路は、PLC端面にレンズを接着する構成により、簡易な構成でコリメート光を得ることができる。さらに、端面近傍の導波路コアがないクラッド領域を設けて、ビームウエストの位置を調整できることに特徴がある。
図1は、本発明の第1の実施例に係るコリメート光を生成する光回路の構成図である。図1aは、本発明の基本的な構成を示しており、PLC基板に垂直な方向から見た上面図である。PLC1の中央に光導波路のコア2が基板端面Aまで達している。コア2は、PLCの表面のクラッド領域の内部にあることに注意されたい。基板端面Aには、GRINレンズ3が接着剤によって密着して接着されている。図1aでは、接着層が薄いため、明示的に示されていないことに注意されたい。接着層の厚さは、例えば、1〜200μmである。GRINレンズは、一般に、半径方向に屈折率分布をもつ円筒形状のレンズであり、両端(AおよびB)が平面であってもレンズ作用を持つことを特徴としている。ただし、半径方向に同心円状に変化する屈折率分布によりレンズ作用を持っていれば、必ずしも円筒形状に限られない。
PLC1とGRINレンズ3を端面で接着する構成とすることにより、従来技術のように複雑なシリンドリカルレンズの保持機構などを必要とすることがない。PLCとGRINレンズとは接着固定され、自立一体となった堅牢な構造と成る。GRINレンズ3の長さをdとすると、GRINレンズ3の端面BからZw離れた場所においてビームウエスト位置10が生じ、ここでPLCからの信号光のコリメート光を得ることができる。GRINレンズ3とPLC端面との接着は、紫外線硬化型接着剤、熱硬化型接着剤などを使用できる。
図1bは、本発明のコリメート光を生成する光回路の別の実施例の構成を示す図である。本実施例では、PLC1の基板端面Aから長さLの位置Cまでの区間が、コア2を形成をしないクラッド領域6となっている点に特徴がある。この構成により、図1aの構成の光回路とくらべてビームウエスト10をPLC1からより遠い位置とすることができる。GRINレンズ3とPLC1との間の接着層の厚みを調整することによって、クラッド領域6の長さLを微調整することもできる。
図2は、GRINレンズの長さとビームウエストまでの距離の関係を示す図である。図1bの構成の光回路において、クラッド領域の長さL(μm)をパラメータとして、横軸にGRINレンズの長さd(μm)を、縦軸にGRINレンズの端面Bからビームウエストの位置10までの距離Zw(μm)を示す。ここで、GRINレンズの材料は石英であり、GRINレンズの中心部の屈折率を1.45、レンズの2乗分布定数を5.8×10-3、光の波長を1535μmとする。PLCにおけるコアは、シリコン基板に石英を堆積して形成する。導波路のコア寸法は、8×8μmである。
図1bに示した構成の光回路が、GRINレンズのPLCとは反対側においてビームウエストを形成するためには、Zwが正の値となるGRINレンズの長さdの範囲を利用する。例えば、L=500μmの場合は、d=65μmのときにZw=1112μmとなる。この時、ビームウエストは、PLCの出射端面Aから1177μmの位置に形成される。図2より、Lを適切な値に選択することによって、所望のZwの長さを得ることができる。
ここで、ビームウエストにおけるスポットサイズとビームウエストの位置との関係を検討すれば、ガウシアンビームの拡がり角θは、次式で表すことができる。
Figure 2009122463
ここで、λおよびω0は、それぞれガウシアンビームの波長およびビームウエストの位置におけるスポットサイズである。式(1)からビームウエスト位置におけるスポットサイズを大きくすることによって、ビームの拡がり角θを小さくできることがわかる。すなわち、レンズの場合は、ビームウエスト位置におけるスポットサイズを大きく設計することによって、コリメート長を長くすることができる。しかし、図8に示した従来のファイバ型の従来技術では、ファイバの外径が一般に125μm程度であるため、コリメート長を10cm以上にすることは不可能であった。
しかしながら、本発明によればPLCの出射端面に外径が1mm程度のGRINレンズを接続することも可能であるため、PLCのクラッド領域の厚さを100μm以上にすることによって、コリメート長を10cm以上とすることも可能となる。したがって、本発明はPLCを含む光信号処理装置などの適用に限られず、長いコリメート長を必要とするファイバコリメータなどにも応用が可能である。
図2からわかるように、本発明の光回路によれば、PLCの出射端面の近傍をコアではないクラッド領域6とし、その長さLおよびGRINレンズ3の長さdを選択することによって、所望の位置にビームウエスト位置10を設定することができる。先にも述べたように、GRINレンズとPLCとの間の接着層の厚みを調整することによって、クラッド領域6の長さLを微調整することもできる。
図3は、本発明の第2の実施例に係るコリメート光を生成する光回路の構成図である。本実施例では、PLC1上に形成される導波路コア2の終端部に充填材が入れられた溝5を形成している点に特徴がある。コア2を形成した後に溝5を作成することによって、コア作成プロセス中にコア端部に生じる変形の影響を防ぐことができる。
図4は、第2の実施例におけるコア先端部の形状を説明する図である。図4aは、第1の実施例の場合のコア端部の形状を示す図である。コア作成プロセスにおけるエッチング加工において、およびコアを埋め込むためのクラッド層の堆積時において、コア先端部のクラッドとの境界部分の形状は丸く鈍って変形する。この変形の程度は予測不可能であり、かつ避けることは難しい。コア先端部の変形により、出射光の強度分布がガウス分布から乱され、さらには出射方向が定まらないために、端面に接続したレンズと効率的に結合することができなくなる。すなわち、レンズから出射した光を効率よく集光することができなくなる。また、先端部の変形によって意図しないレンズ効果を生じるため、光信号処理の特性に設計値とのずれが生じる場合がある。
そこで、コアを形成して上側のクラッド層を堆積させた後に、エッチング加工、NC加工などによってコアの変形部を含んでクラッド層を除去するように溝5を形成することで、図4bに示したようにコア先端部形状の変形の影響を防ぐことができる。溝5を形成した後は、充填剤によって溝5内部をを充たす。充填剤としては、クラッド(石英)と同じ程度の屈折率であればよい良いので、屈折率が1.3〜1.6程度の樹脂であって、経時変化しないものを使用できる。本実施例の構成によれば、先端部の変形によって意図しないレンズ効果を生じるために、光信号処理の特性に設計値とのずれが発生することもなく、光回路の再現性を高めることができる。
図5は、本発明の第3の実施例に係るコリメート光を生成する光回路の構成図である。本発明の光回路は、複数の信号処理系を含むアレイ化された構成に対して、特に有効である。図5に示した光回路は、図1bに示した光回路をPLCの複数の導波路コアに対して形成し、アレイ化構成としたものである。コアの先端部に溝を形成して第2の実施例と同様な構成としても良い。多アレイ化は、PLC上の導波路コアの本数を増やすことで簡単に実現することができる。図8に示した従来技術において、光ファイバの本数が増えるとともに融着作業などの製作工程が複雑になることと比較すれば、本光回路は、PLCの端面に必要数だけGRINレンズを接着すれば良いので、製作工程ははるかに簡単である。また、従来技術において、多アレイ化時に光信号系の数が多くなるため組み立て調整時間が増加したり、シリンドリカルレンズ等の保持部材の構造が複雑になるなどの問題点があった。図5に示した本発明の光回路構成により、これらの問題を大幅に改善することができる。
図6は、本発明の光回路の他の実施例を示す構成図である。図6aは、本発明のアレイ化した光回路を持つPLCを2つ対向させて、光結合させた実施例である。2つのPLC1a、1bは、それぞれ機能回路部11a、11bおよびアレイ化されたGRINレンズ3a、3bを持ち、GRINレンズ同士を対向させて2つのPLC1a、1bを光結合させることができる。本発明の光回路により、従来技術のシリンドリカルレンズを用いた構成と比べて、非常に簡単なコリメータアレイを構成することができる。図6bは、本発明の光回路を持つPLCとPDアレイを接続した実施例である。PLC1aは、機能回路部11aおよびアレイ化されたGRINレンズ3aを持ち、PDアレイ13の各々の受光素子とGRINレンズアレイ3aを対向させて光結合させることができる。上記のPLC1a、1bは、導波路群12a、12bによりさらに他のPLCまたは光信号処理装置の外部などと、光ファイバ等によって接続される。
上述のように、本発明の光回路によれば、PLC上の導波路に、光カップラ、分岐回路、波長合分波器、光スイッチなどのさまざまな高機能素子を簡単に光結合させ、集積化した光信号処理装置を実現可能である。さらに、本発明によれば、PLCの出射端面から所定の距離の位置において、所望のビームウエスト径のコリメート光を簡易な構成で得ることができる。より複雑で高度な機能をもつ光信号処理装置をより簡単な製造方法で提供することができる。
本発明は、光通信に使用される光信号処理装置への利用ができる。波長ブロッカをはじめ、波長イコライザ、分散補償器などへの応用が可能である。
本発明の第1の実施例に係るコリメート光生成光回路の構成図である。 GRINレンズの長さとビームウエアウエストまでの距離との関係を示す図である。 本発明の第2の実施例に係るコリメート光生成光回路の構成図である。 第2の実施例におけるコア端部の形状を説明する図である。 本発明の第3の実施例に係るコリメート光生成光回路の構成図である。 本発明の他の実施例を示す構成図である。 PLCを用いた光信号処理装置の構成の一部を示す図である。 従来技術における光ファイバからの光信号をコリメートする方法を示す図である。
符号の説明
1、1a、1b、101 PLC回路
2、12a、12b 導波路
3、3a、3b GRINレンズ
4、100、112 光ファイバ
5 溝
6 クラッド領域
10 ビームウエスト位置
13 PDアレイ
102 シリンドリカルレンズ
103a、103b、104 光学調心用部材
105a、105b 台座
106 光学調心用基板
111 ガラス領域
112 GRINファイバ

Claims (5)

  1. 光信号を空間へ入出力する光回路であって、
    基板と、前記基板上に形成されたクラッド層と、前記クラッド層中に形成された光導波路コアとを含む導波路型光回路(PLC)であって、前記基板の端面において、光信号が前記光導波路コア開口部から空間に入出力されることと、
    前記基板の前記端面上であって光導波路コアの開口部上に接着されたレンズと
    を備えたことを特徴とする光回路。
  2. 前記レンズは、GRINレンズであり、前記GRINレンズの光路軸方向のレンズ長さによって前記レンズの空間側に形成されるビームウエスト位置を調整することを特徴とする請求項1に記載の光回路。
  3. 前記光導波路コアの、前記端面から所定の長さLの区間は、光導波路コアがないクラッド層によって充たされており、前記所定の長さLによって前記レンズの空間側に形成されるビームウエスト位置を調整することを特徴とする請求項1に記載の光回路。
  4. 前記光導波路コアを形成後に、前記光導波路コアの光信号伝播方向に垂直に形成された溝によって、前記光導波路コアの終端を除去し、前記光導波路コアに新たな終端が形成されており、前記溝はクラッド層と同等の屈折率を持つ充填材により充たされていることを特徴とする請求項3に記載の光回路。
  5. 前記光導波路コアは複数の光導波路コアを含み、各々の光導波路コアに対応する複数のレンズを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光回路。
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