JP2005010373A - 光導波路部品およびその製造方法 - Google Patents

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裕 石井
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健 佐久間
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Abstract

【課題】タップ導波路の分岐比が大きく、コアの変形や変質を起こしにくく安定的に製造でき、さらに、タップ導波路を両方向に設けることも可能である光導波路部品およびその製造方法を提供する。
【解決手段】クラッド3と、該クラッド3内に形成されたコア2とを有する光導波路4が基板5上に形成された光導波路部品10であって、クラッド3中に形成されたタップ導波路6の一部6aが前記コア2に対して所定の間隔を介して近接することにより、コア2中を伝搬する信号光のパワーの一部をタップ導波路6に移行させるための結合部9が構成されているとともに、前記タップ導波路6が、前記クラッド3の表面3cから形成された溝7中に配置された受光素子8に光接続されている光導波路部品10による。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光計測および光情報通信の分野で用いられる基板型光導波路を有する光導波路部品に関し、特に、信号光の一部を分岐してモニタする機能を有する光導波路部品およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高密度波長多重(DWDM:Dense Wavelength Division Multiplexing)通信システムにおいて各チャネルの信号光をモニタする場合、従来は、波長分離(分波)を行う光合分波器の後段に、信号光の一部を導波するためのタップカプラとモニタ用のフォトダイオード等の受光素子とを光ファイバの融着接続によって接続して、タップカプラにより導波された光を用いて信号光をモニタすることが一般に行われている。
この場合、チャネル数の増大に伴って、タップカプラとモニタ用フォトダイオードの使用数量が増大し、工数が増大することと、光ファイバの取り回しに空間が必要となり、光モジュール全体が大型化することが問題となる。
【0003】
このような問題点を解決するため、本出願人は、タップカプラおよび受光素子を光導波路チップに組み込んで実装する手法として、基板型光導波路のクラッドに溝を設けて該溝内に受光素子を配設するとともに、クラッド内に、一端がコアと重複する領域を持ち、他端が前記受光素子に光接続されたタップ導波路を設けて、コア中を伝搬する信号光の一部を分岐してモニタできるようにした光導波路部品を提案した(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−043275号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の発明に記載された光導波路部品は、コアとタップ導波路を有する光導波路が、Y分岐による光スプリッタとして機能するものであり、以下に列記するような問題がある。
(1)タップ導波路がコアと重複する領域を有するため、パルスレーザを集光照射してタップ導波路を形成する際に、コアやその周辺のクラッド等を変形あるいは変質させてしまい、これが過剰損失の原因となるおそれがある。
(2)Y分岐による光スプリッタであるため、分岐比が等分岐(50:50)または等分岐に近い値(40:60〜60:40、あるいは、20:80〜80:20程度)を実現するのは比較的容易であるが、モニタポートとして使用するには、信号光の強度に対するモニタ光の強度を十分に小さくするため、分岐比を大きく取る必要があり(通常10dB以上)、大きな分岐比のタップ導波路を確実に安定的に製造することが難しい。
(3)信号光の一部をタップ導波路に分岐できるような信号光の伝播方向が、タップ導波路が光導波路のコアから分岐する方向によって決まってしまい、光導波路(コア)に信号光が伝播する方向を一方向に制限してしまう。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、タップ導波路の分岐比が大きく、コアの変形や変質を起こしにくく安定的に製造でき、さらに、タップ導波路を両方向に設けることも可能である光導波路部品およびその製造方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、クラッドと、該クラッド内に形成されたコアとを有する光導波路が基板上に形成された光導波路部品であって、
クラッド中に形成されたタップ導波路の一部が前記コアに対して所定の間隔を介して近接することにより、コア中を伝搬する信号光のパワーの一部をタップ導波路に移行させるための結合部が構成されているとともに、
前記タップ導波路が、前記クラッドの表面から形成された溝中に配置された受光素子に光接続されていることを特徴とする光導波路部品を提供する。
前記タップ導波路は、フェムト秒パルスレーザを集光照射して、クラッド中に屈折率上昇領域を誘起することによって形成することができる。前記タップ導波路のモニタ光の分岐比は、10dB以上とすることが好ましい。
【0008】
上記光導波路部品においては、前記溝を前記結合部の両側に設けることができる。また、前記タップ導波路の両端のそれぞれを受光素子に光接続した構成も可能である。
前記結合部において、前記コアと前記タップ導波路とを含む面が、前記基板に対して非垂直であることが好ましい。
【0009】
また、本発明は、上記光導波路部品を用いた光パワー等化器や光アド・ドロップ・マルチプレクサを提供する。
さらに、本発明は、上記光導波路部品の製造方法であって、コアおよびクラッドを有する光導波路を用意し、該光導波路の前記クラッド中にフェムト秒パルスレーザを集光照射して、該クラッド中に屈折率上昇領域を誘起することによって前記タップ導波路を形成することを特徴とする光導波路部品の製造方法を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づいて、本発明を詳しく説明する。
図1(d)は、本発明の光導波路部品の一実施の形態を示す断面図であり、図1(a)〜(d)は、上記光導波路部品を製造する方法の一例を説明する図である。
図1(d)中、符号5は基板であり、この基板5の上には下クラッド3bが形成され、下クラッド3bの上にはコア2が形成され、コア2の上には上クラッド3aが形成されている。上クラッド3aと下クラッド3bとは、コア2より屈折率が低くなっている。コア2は、本線となる光導波路4として機能する。
コア2およびクラッド3の材質は、特に限定されないが、石英(SiO)を主成分とする石英ガラスまたは石英系ガラスが好ましく用いられる。コア2とクラッド3とに屈折率差を付与するために添加されるドーパントしては、ゲルマニウム(Ge)、フッ素(F)などが例示できる。
符号7は溝であり、この溝7内に受光素子8が配置されている。この受光素子8としては、例えばフォトダイオードが用いられる。
【0011】
上クラッド3aの厚さは、使用波長において光伝送損失が十分小さくなるようにクラッド材料とコア材料との比屈折率差や、導波路構造等を考慮して決定され、通常20μm程度であるが、この例では、上クラッド3aの表面から溝7を形成し、該溝7に受光素子8を配置するため、さらに厚くして、30μm〜40μmとするのが好ましい。
溝7は、例えば研削加工機を用いて、コア2の長手方向(図1における左右方向)に対して垂直な方向(図1における紙面に垂直な方向)に設けられる。溝7を設けた位置での上クラッド3aの厚さ(溝7の底面とコアとの間隔)は10μm程度とするのが好ましい。
【0012】
クラッド3中には、タップ導波路6が、コア2と重複する領域を有することなく、形成されている。このタップ導波路6とは、コア2内を伝搬する光のうち、ごく一部の光のみが分波されて導波されるように形成された導波路である。
タップ導波路6は、一端6bが、前記受光素子8に光接続されている。また、タップ導波路6の長手方向の一部6aが、コア2の長手方向の一部2aに対して所定の間隔を介して近接している。
このように、タップ導波路6とコア2とが所定の間隔を介して近接している領域は、タップ導波路6とコア2とを近接させたことによる近接場効果により、互いの光導波路の間で光のパワーが移行しうるような結合部9となっている。これにより、コア2中を伝搬する信号光のパワーの一部をタップ導波路6に移行させ、さらにタップ導波路6を介して受光素子8に入射させることが可能になる。
タップ導波路6の分岐比は、好ましくは10dB以上である。
本発明において、タップ導波路6の分岐比は、分岐後、本線となる光導波路4のコア2を伝播する信号光のパワーをPmain、タップ導波路6を伝播するモニタ光のパワーをPtapとするとき、
分岐比=−10log10{Ptap/(Ptap+Pmain)}
により表される。なお、分岐比10dBは、Ptap:Pmain=10:90である。
【0013】
結合部9の作用をより詳しく説明する。タップ導波路6とコア2とが近接してなる結合部9は、方向性結合器として機能する。従って、この結合部9によるタップ導波路6への分岐比の調整は、主として、結合部9の結合度(2本の光導波路の間で光パワーが移行する比率)の調整によって実現できる。
方向性結合器の結合度については、一般に、下記の傾向が指摘されている。
(a)2本の光導波路の伝搬定数の差が大きいほど、結合度は小さくなる。
(b)2本の光導波路の間隔が大きいほど、結合度は小さくなる。
(c)結合部の長さが長いほど、結合度は大きくなる。
【0014】
タップ導波路6のの伝搬定数は、タップ導波路6とクラッド3との屈折率差によって調整可能である。また、タップ導波路6とコア2との間隔や、結合部9の長さは、タップ導波路6の形状を適宜設計することにより調整可能である。
特に、タップ導波路6をフェムト秒パルスレーザの集光照射によって形成する場合には、タップ導波路6のの伝搬定数は、フェムト秒パルスレーザの集光条件や走査条件等を変えることにより調整可能である。また、タップ導波路6とコア2との間隔や、結合部9の長さは、フェムト秒パルスレーザを集光した集光点を走査するパターンによって自由に調整可能である。
【0015】
従って、結合部9による分岐比は、原理上、非常に幅広く設定が可能である。このため、信号線で多く用いられるタップカプラの分岐比[13dB(=5:95)〜17dB(=2:98)程度;すなわち5%分岐〜2%分岐]や、励起光源に対するモニタ用タップで広く採用されている分岐比[23dB(=0.5:99.5)〜27dB(=0.2:99.8)程度;すなわち0.5%分岐〜0.2%分岐]を容易に実現することが可能である。
結合部9におけるコア2とタップ導波路6との間隔および結合部9の長さとしては、特に限定するものではないが、例えば、コア2の断面寸法が6×6μm、クラッド3に対する比屈折率が1.5%、フェムト秒パルスレーザの照射によって作製したタップ導波路6のの伝搬定数をコア2のそれと等しいものとした場合、2本の光導波路2,6の中心間距離を10μmとし、結合部9の長さを1770μmとすることにより、分岐比をおよそ10dBとすることができる。また、同様の構成で、結合部9の長さを886μmとした場合、分岐比をおよそ13dBとすることができる。また、結合部9の長さを353μmとした場合、分岐比をおよそ17dBとすることができる。
【0016】
方向性結合器の結合度は、先に述べたとおり、2本の光導波路2,6の間隔を狭くするほど大きくなるので、光導波路2,6の間隔を狭くすれば結合部9の長さを短くすることが可能になるが、光導波路の位置や比屈折率差の製造誤差などにより分岐比が大きく変動してしまうおそれがある。特に、23dBや27dBといった大きな分岐比のタップ導波路6を構成する場合、結合部9を短くすることで上述の分岐比を達成できるが、光導波路の位置や比屈折率差の製造誤差などの影響が大きくなる。このため、大きな分岐比(23dBや27dBなど)のタップ導波路6を構成する際には、分岐比が比較的小さい場合(例えば10dB,13dB,17dBなど)と比べて、光導波路2,6の間隔を大きくする(例えば10μm以上)ほうが、許容製造誤差(製造トレランス)の観点から有利である。
【0017】
次に、上記光導波路部品10を製造する手順の一例について説明する。
まず、図1(a)に示すように、基板5上にコア2およびクラッド3が形成された光導波路チップ1を用意する。次いで、この光導波路チップ1の後加工として、図1(b)に示すように、該光導波路チップ1のクラッド3中にタップ導波路6を形成する。
【0018】
以下、タップ導波路6の形成方法について、説明する。
タップ導波路6は、例えば、上クラッド3aの上方からフェムト秒パルスレーザを集光照射して、屈折率上昇領域を誘起することによって形成することができる。フェムト秒パルスレーザの照射は、少なくともX、Y、Z方向の3軸移動可能な精密ステージと、位置合わせのための観察用の顕微鏡等を含む光学系と、フェムト秒パルスレーザ装置と、フェムト秒パルスレーザを集光照射するための対物レンズを用い、光導波路チップ1を精密ステージ上に例えば真空チャックを用いて仮固定した状態にて行われる。
フェムト秒パルスレーザを集光照射するための対物レンズは、位置あわせに使用する顕微鏡の対物レンズを兼用することも可能であり、この場合には、フェムト秒パルスレーザは顕微鏡筒にミラーを用いて導光される。タップ導波路6を形成するために、クラッド3内にフェムト秒パルスレーザが集光されるように集光点を調整する。この集光点をクラッド3の内部で相対移動させることにより、光導波路として機能する連続した高屈折率領域がクラッド3の内部に形成される。集光点の相対移動は、精密ステージによりパルスレーザ光の集光点に対して光導波路チップ1を連続的に移動させる方法、あるいはクラッド3の内部でレーザ光の集光点を連続的に移動させる方法により行うことができる。
滑らかで連続的なタップ導波路6を形成するためには、照射するレーザ光のパルス間隔を狭く、すなわち繰り返し周期を短くして照射することが望ましく、そのためには高繰り返し型のフェムト秒パルスレーザを照射することが好ましい。
【0019】
さらに、図1(c)に示すように、例えば研削加工機を用いて、クラッド3の表面3cから溝7を形成する。この際、溝7となるクラッド3の一部分とともに、タップ導波路6の一部分を除去して、溝7の内面にタップ導波路6の一端面6bが現れるようにする。
そして図1(d)に示すように、この溝7内に、受光素子8を実装する。この際、受光素子8の受光部8aをタップ導波路6の端面6b側に向けて、タップ導波路6と受光素子8とが良好に光結合するように、受光素子8を配置する。
以上のようにして、本実施の形態の光導波路部品10を製造することができる。
【0020】
次に、本発明の第2の実施の形態の光導波路部品について、図2を参照しながら説明する。
図2に概略構成を示すように、本実施の形態の光導波路部品20においては、受光素子8,8を収容する溝7,7が、結合部9の両側に設けられている。さらに、タップ導波路6が結合部9の両側に延びており、該タップ導波路6の両側の端面6b,6cがそれぞれ溝7,7内の受光素子8,8に光接続されている。これ以外は、図1(d)に示す第1の実施の形態の光導波路部品10と同様に構成されている。光導波路部品20の製造は、第1の実施の形態の光導波路部品10について説明した製造方法と同様の手法により行うことができる。
【0021】
コア2を、結合部9になる部分2aを境界として、上流側2b(図2における左側)と下流側2b(図2における左側)とに区分するとき、上流側2bから下流側2cに向かって伝播する下り方向(通常方向)の光のパワーの一部は、結合部9を介してタップ導波路6に移行し、端面6b側の受光素子8に受光される。また、下流側2cから上流側2bに向かって伝播する上り方向(通常と逆の方向)の光のパワーの一部は、結合部9を介してタップ導波路6に移行し、端面6c側の受光素子8に受光される。
なお、上記説明における上流側2bおよび下流側2cの区分は、機能や構成等に関して上流側2bと下流側2cとに何らかの差異が存在することを、必ずしも意図するものではない。つまり、コア2の上流側2bと下流側2cとの機能や構成等が互いに同等のものであったとしても、便宜的に一方を上流側2b、他方を下流側2cと区分することは可能であり、本実施の形態の範囲に包含されるものとする。
【0022】
これにより、結合部9は、上り方向と下り方向との双方向の光に対して、該光のパワーの一部をモニタ光を分岐することが可能になる。しかも、上り方向の光からのモニタ光と、下り方向の光からのモニタ光とを区別して、それぞれタップ導波路6の異なる端面6b,6cから出射して、受光素子8によりモニタすることができる。従って、本実施の形態の光導波路部品20は、例えば、双方向通信システムのモニタに好適に用いることができる。
【0023】
ここで、本実施の形態の光導波路部品20は、光を一方向のみに伝播するシステムに適用することも可能である。改変例として、一方向のシステムに適用される光導波路部品は、下記のようにして構成することができる。
(A) タップ導波路6は、結合部9の両側に延ばしておき、溝7の形成および受光素子8の実装は、結合部9の両側ともに行い、必要な側のみ使用する。
(B) タップ導波路6は、結合部9の両側に延ばしておくが、溝7の形成および受光素子8の実装は、必要な側のみ行う。
(C) タップ導波路6は、結合部9の両側に延ばしておき、溝7を両側に形成するが、受光素子8の実装は、必要な側のみ行う。
この3者のうちでは、後に記載したものほど、中間生産品の種類が増えることになるが、工数や材料を削減することができるので、製造の数量、納期、コストなどを考慮して、いずれか最適なものを選択して採用することができる。
【0024】
次に、タップ導波路6をフェムト秒パルスレーザの集光照射によって形成する際に好適なコア2とタップ導波路6との位置関係について、図3,図4を参照しながら、説明する。なお、これから述べるコア2とタップ導波路6との位置関係は、上記第1および第2の光導波路部品10,20にも適用が可能であることはいうまでもない。
図3(a),(b)に示すように、タップ導波路6をコア2の上方に形成する場合、つまり、結合部9において、タップ導波路6およびコア2の中心軸を含む面Pが基板5に対して垂直である場合、フェムト秒パルスレーザの集光位置の近くでパワー密度が高くなっている該レーザの照射をコア2が受けることになる。特に、タップ導波路6がコア2と近接している場合には、この影響により、意図せずしてコア2の変形や変質が生じるおそれがある。フェムト秒パルスレーザに対する感受性はガラスの組成等により異なることが知られており、コア2やクラッド3の材料としてフェムト秒パルスレーザによる影響を受けにくい材料を選択することも可能であるが、材料を選択する際には、タップ導波路6の形成しやすさ等を考慮する必要もある。そこで、材料の選択肢を狭めることなく、コア2に対するフェムト秒パルスレーザの影響を低減できる光導波路部品の構成を説明する。
【0025】
つまり、フェムト秒パルスレーザの集光位置付近でパワー密度が高くなる領域を光導波路4のコア2と重ならないようにするため、タップ導波路6中の結合部9となる部分6aと、コア2中の結合部9となる部分2aとの中心軸を含む面Pを、基板5に対して非垂直にする。
例えば、図4(a),(b)に示すように、結合部9におけるタップ導波路6の形成位置を、コア2に対して基板5の表面に沿った方向に並べて配置することができる。この場合、結合部9においてタップ導波路6(6aの部分)およびコア2(2aの部分)の中心軸を含む面Pが基板5に対して平行となる。これにより、光導波路チップ1の上方(図3(a),図4(a)の上方)からフェムト秒パルスレーザを集光照射する際に、レーザがコア2に当たりにくくなり、コア2の変形や変質を抑制することができる。
レーザがコア2に当たりにくくする構成の範囲は、光学系に依存する。例えば、フェルト秒パルスレーザを集光する対物レンズの開口数(Numerical Aperture;NAまたはN.A.と略記される)が0.5の場合、真空中ないしは空気中において、ビームの周縁部と光軸のなす角度は、30°となるため、コア2とタップ導波路6との中心軸を含む面Pを、基板5に垂直な方向から30°以上の角度をなすように配置する必要がある。なお、基板5上のクラッド3等のガラス媒質中では、ビームの周縁部と光軸のなす角度も真空中ないしは空気中と異なるものとなるが、この他にもレーザビームの広がりや導波路の幅も考慮すると、通常は、コア2とタップ導波路6との中心軸を含む面Pを、基板5に対する垂直方向から、40°以上となるような配置にすればよい。
【0026】
次に、本発明の光導波路部品の応用例として、本発明の光パワー等化器の一実施の形態を説明する。
図5に示すように、本実施の形態の光パワー等化器30は、入力用導波路31と、入力光を展開して入力側アレイ導波路32に入射させるスラブ導波路33aと、導波路の長さが一定の光路長差で順次長くなるように構成された入力側アレイ導波路32と、入力側アレイ導波路32からの出射光を波長ごとに分波してそれぞれ複数の中間光導波路34に入射させるスラブ導波路33bと、各中間光導波路34,34,…の途中に設けられ、パワーレベルを調整する可変光減衰器(VOA:Variable Optical Attenuator)35,35,…と、中間光導波路34,34,…からの出力を出力側アレイ導波路36に中継するスラブ導波路37aと、導波路の長さが一定の光路長差で順次長くなるように構成された出力側アレイ導波路36と、出力側アレイ導波路36からの出射光を合波して出力用導波路38に出射するスラブ導波路37bと、出力用導波路38とが、基板5上に形成された光導波路チップ1を有している。
さらに、中間光導波路34,34,…のそれぞれには、上述の光導波路部品10,20と同様に、タップ導波路(図示せず)が近接して設けられており、各タップ導波路は、溝7内に配設された受光素子8,8,…に光接続されている。
受光素子8によりモニタされた光パワーは、図示しない制御機構により、可変光減衰器35にフィードバックされるようになっている。
【0027】
このような光パワー等化器30の動作について説明する。
波長が異なる信号光(チャネル)が複数合波された入力光は、入力用導波路31から入力され、入力側アレイ導波路32およびその前後のスラブ導波路33a,33bにより、チャネルごとに分波して中間光導波路34,34,…に入射される。中間光導波路34,34,…を伝播する各チャネルは、可変光減衰器35により、チャネルごとに光パワーを調整して等化(均一にする)される。光パワーが等化された各チャネルは、出力側アレイ導波路36およびその前後のスラブ導波路37a,37bにより合波されて、出力用導波路38から出力される。
チャネルごとに光パワーをモニタして、可変光減衰器35の動作にフィードバックをかけることができるので、チャネル間のパワーのばらつきを極めて小さくして、波長多重化された信号光の通信品質を高く維持することが可能となる。
なお、このような光パワー等化器30を、中継のため光増幅器を備えた中継器が設けられている通信システムに設ける際には、すべての光増幅器と組み合わせて本発明の光パワー等化器を使用する必要はない。例えば、中継段数として、数段から十数段につき1箇所の割合で本発明の光パワー等化器を使用し、他の中継器においては、受動素子である利得等化器を用いることができる。
【0028】
受動素子である従来の利得等化器では、光パワーのモニタリングを行わないためコストを安くすることができるが、中継器が設置された温度等の環境の変動により、出力のチャネル間のパワーのばらつきが大きくなることがある。中継数が少ない場合には、ばらつきが問題にならないこともあるが、中継数が多い場合には、各中継器でのばらつきが累積して伝送品質を劣化させるおそれがある。従って、光パワーのモニタリングを行うことができる本発明の光パワー等化器を使用することによって、信号光の各チャネルの光パワーの等化を確実に行うことができ、通信品質を保つ上で非常に有効である。
また、波長ルーティングなどにより、通信線路中を流れる信号のチャネルの数が動的に変わるような場合には、光増幅器の増幅条件が変わることになるので、光パワーの均一性を保てなくなる場合があるが、この場合にも、本発明の光パワー等化器の有用性が極めて高い。
【0029】
次に、本発明の光導波路部品を用いた光アド・ドロップ・マルチプレクサの一実施の形態を説明する。
図6は、本実施の形態の光アド・ドロップ・マルチプレクサの光回路図である。図7は、本実施の形態の光アド・ドロップ・マルチプレクサの第1例を示す概略構成図である。図8は、本実施の形態の光アド・ドロップ・マルチプレクサの第2例を示す概略構成図である。
【0030】
図6に示すように、本実施の形態の光アド・ドロップ・マルチプレクサは、入力ポート(In)からの入力光を伝播させる第1の入力用導波路41と、第1の入力用導波路41からの入力光を分波するデマルチプレクサ61と、デマルチプレクサ61からマルチプレクサ62までチャネルが分波された状態で信号光を中継する第1の中間光導波路44と、信号光を合波するマルチプレクサ62と、出力ポート(Out)まで出力信号光を伝播させる第1の出力用導波路48と、アドポート(Add)からの入力光を伝播させる第2の入力用導波路51と、第2の入力用導波路51からの入力光を分波するデマルチプレクサ63と、デマルチプレクサ63からマルチプレクサ64までチャネルが分波された状態で信号光を中継する第2の中間光導波路54と、信号光を合波するマルチプレクサ64と、ドロップポート(Drop)まで出力信号光を伝播させる第2の出力用導波路58と、第1の中間光導波路44と第2の中間光導波路54との間でチャネルの交換を行うクロスコネクトスイッチ部65とを備えている。
さらに、第1の中間光導波路44および第2の中間光導波路54のそれぞれの光導波路には、上述の光導波路部品10,20と同様に、タップ導波路6が近接して設けられており、各タップ導波路6は、溝内に配設された受光素子8,8,…に光接続されている。
【0031】
図7,図8に、概略構成を示すように、デマルチプレクサ61は、アレイ導波路42およびその前後のスラブ導波路43a,43bから構成されており、マルチプレクサ62は、アレイ導波路46およびその前後のスラブ導波路47a,47bから構成されており、デマルチプレクサ63は、アレイ導波路52およびその前後のスラブ導波路53a,53bから構成されており、マルチプレクサ64は、アレイ導波路56およびその前後のスラブ導波路57a,57bから構成されている。
クロスコネクトスイッチ部65は、複数の2入力2出力の光スイッチ45を備える。それぞれの光スイッチ45は、第1の中間光導波路44のうちの1本の光導波路と、第2の中間光導波路54のうちの1本の光導波路とに接続されており、接続された2本の光導波路の間で光を交換する状態(クロス状態)と、光を交換せずにそれぞれ通過させる状態(スルー状態)とが、図示しない外部の制御手段の制御によって切り替えられるようになっている。
【0032】
上記光アド・ドロップ・マルチプレクサ40A,40Bの動作を説明する。
信号線路からの入力光を入力ポート(In)を介して第1の入力用導波路41から入力すると、デマルチプレクサ61によりチャネルごとに分波されて第1の中間光導波路44に入力される。また、加えるべきチャネルからなる信号光を、アドポート(Add)を介して第2の入力用導波路51から入力すると、デマルチプレクサ63によりチャネルごとに分波されて第2の中間光導波路54に入力される。
【0033】
クロスコネクトスイッチ部65は、交換すべきチャネルをクロス状態とし、交換しないチャネルをスルー状態としておくと、複数のチャネルのうちの所望の一部のみを交換することができる。
第1の中間光導波路44からの出力は、マルチプレクサ62により合波されたのち、第1の出力用導波路48を介して出力ポート(Out)から出力される。また、第2の中間光導波路54からの出力は、マルチプレクサ64により合波されたのち、第2の出力用導波路58を介してドロップポート(Drop)から出力される。
【0034】
このように、入力ポートから入力されたチャネルのうち、不要なものは本線から抜き出してドロップポートに出力することができる。また、アドポートから入力されたチャネルを、入力ポートから入力されたチャネルのうち必要なものと合波して、出力ポートから出力することができる。
図7,図8に示す構成の光アド・ドロップ・マルチプレクサ40A,40Bによれば、光アド・ドロップ・マルチプレクサを構成するのに必要な各種光導波路および光スイッチ45ならびにモニタ用のタップ導波路6および受光素子8を、1枚の光導波路チップ1に実装することができる。
なお、アドポート側のデマルチプレクサ63やドロップポート側のマルチプレクサ64は、特に必須のものではなく、加えたり除いたりするチャネルの個数に合わせてアドポートおよびドロップポートを用意した構成も可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光導波路部品によれば、分岐比が大きく、挿入損失が小さなタップ導波路を容易に得ることができる。また、タップ導波路は、コア2と重複する領域を有しないので、光導波路のコアの変形や変質を起こしにくく、歩留まりよく、安定的に製造することができる。
また、タップ導波路を両方向に設けて、光導波路の伝送方向を制限することなく、いずれの方向の場合でも、信号光をモニタすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)〜(d)は、本発明の光導波路部品の第1の実施の形態およびその製造方法を説明する断面図である。
【図2】本発明の光導波路部品の第2の実施の形態の要部を示す断面図である。
【図3】結合部において、タップ導波路がコアの上方に配置された状態の一例を示す(a)側面図、(b)斜視図である。
【図4】結合部において、タップ導波路とコアとが基板に平行に並んで配置された状態の一例を示す(a)側面図、(b)斜視図である。
【図5】本発明の光パワー等化器の一実施の形態を示す概略構成図である。
【図6】本発明の光アド・ドロップ・マルチプレクサの一実施の形態を示す光回路図である。
【図7】本発明の光アド・ドロップ・マルチプレクサの第1例を示す概略構成図である。
【図8】本発明の光アド・ドロップ・マルチプレクサの第2例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
2…コア、3…クラッド、3c…クラッドの表面、4…光導波路、5…基板、6…タップ導波路、7…溝、8…受光素子、9…結合部、10,20…光導波路部品、30…光パワー等化器、40A,40B…光アド・ドロップ・マルチプレクサ、P…結合部においてコアとタップ導波路とを含む面。

Claims (9)

  1. コアと、該コアの周囲に形成されたクラッドとを有する光導波路が基板上に形成された光導波路部品であって、
    クラッド中に形成されたタップ導波路の一部が前記コアに対して所定の間隔を介して近接することにより、コア中を伝播する信号光のパワーの一部をタップ導波路に移行させるための結合部が構成されているとともに、
    前記タップ導波路が、前記クラッドの表面から形成された溝中に配置された受光素子に光接続されていることを特徴とする光導波路部品。
  2. 前記タップ導波路は、フェムト秒パルスレーザを集光照射して、クラッド中に屈折率上昇領域を誘起することによって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光導波路部品。
  3. 前記タップ導波路のモニタ光の分岐比が、10dB以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の光導波路部品。
  4. 前記溝が、前記結合部の両側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光導波路部品。
  5. 前記タップ導波路の両端が、それぞれ受光素子に光接続されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光導波路部品。
  6. 前記結合部において、前記コアと前記タップ導波路とを含む面が、前記基板に対して非垂直であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の光導波路部品。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の光導波路部品を用いた光パワー等化器。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載の光導波路部品を用いた光アド・ドロップ・マルチプレクサ。
  9. 請求項1ないし6のいずれかに記載の光導波路部品の製造方法であって、
    コアおよびクラッドを有する光導波路を用意し、該光導波路の前記クラッド中にフェムト秒パルスレーザを集光照射して、該クラッド中に屈折率上昇領域を誘起することによって前記タップ導波路を形成することを特徴とする光導波路部品の製造方法。
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