JPH0961752A - 光軸調芯方法、光軸調芯装置、光学素子の検査方法、光学素子の検査装置、光学モジュ−ルの製造方法及び光学モジュ−ルの製造装置 - Google Patents

光軸調芯方法、光軸調芯装置、光学素子の検査方法、光学素子の検査装置、光学モジュ−ルの製造方法及び光学モジュ−ルの製造装置

Info

Publication number
JPH0961752A
JPH0961752A JP7237745A JP23774595A JPH0961752A JP H0961752 A JPH0961752 A JP H0961752A JP 7237745 A JP7237745 A JP 7237745A JP 23774595 A JP23774595 A JP 23774595A JP H0961752 A JPH0961752 A JP H0961752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical element
optical
light
position detector
semiconductor laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7237745A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Fujimura
康 藤村
Miki Kuhara
美樹 工原
Naoyuki Yamabayashi
直之 山林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP7237745A priority Critical patent/JPH0961752A/ja
Priority to SG9610464A priority patent/SG85081A1/en
Priority to KR1019960033838A priority patent/KR100227259B1/ko
Priority to TW085110091A priority patent/TW366613B/zh
Priority to DE69632371T priority patent/DE69632371T2/de
Priority to US08/697,248 priority patent/US5666450A/en
Priority to EP96306114A priority patent/EP0762170B1/en
Publication of JPH0961752A publication Critical patent/JPH0961752A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/30Optical coupling means for use between fibre and thin-film device
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4219Mechanical fixtures for holding or positioning the elements relative to each other in the couplings; Alignment methods for the elements, e.g. measuring or observing methods especially used therefor
    • G02B6/422Active alignment, i.e. moving the elements in response to the detected degree of coupling or position of the elements
    • G02B6/4227Active alignment methods, e.g. procedures and algorithms
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4204Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms
    • G02B6/4207Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms with optical elements reducing the sensitivity to optical feedback
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4219Mechanical fixtures for holding or positioning the elements relative to each other in the couplings; Alignment methods for the elements, e.g. measuring or observing methods especially used therefor
    • G02B6/4236Fixing or mounting methods of the aligned elements
    • G02B6/4237Welding
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4249Packages, e.g. shape, construction, internal or external details comprising arrays of active devices and fibres
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S359/00Optical: systems and elements
    • Y10S359/90Methods

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体レ−ザの光をレンズによって集光し、
集光点を探してここに光ファイバ端面を合致させる調芯
操作の改良を与える。従来はパワーメータにつないだ光
ファイバの端面を、光の存在しない点から走査を始め、
半導体レ−ザの光を探し、光の一部を発見してからは、
光量が増える方向に光ファイバを動かしていた。光を発
見するまでに時間がかかりすぎて調芯コストが高くな
る。半導体レ−ザの光を発見する時間を短縮し全体とし
ての調芯時間を短くすることが目的である。 【構成】 半導体位置検出器と光ファイバとを一つの支
持台に固定し、半導体位置検出器を始めに半導体レ−
ザ、レンズ系に対向させて、集光点の位置検出器受光面
での位置を決定する。集光点位置と光ファイバ位置の差
が計算できるので、その分だけ、半導体レ−ザと光ファ
イバを相対移動させる。これによって誤差の範囲で、半
導体レ−ザ集光点と光ファイバ端面が一致する。さらに
光ファイバ、半導体レ−ザを相対移動させて光量最大点
を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光通信や光計測に用
いられる半導体レ−ザや受光素子、光導波路などの光学
部品と光ファイバ或いはこれらのアレイを組み合わせる
ときに不可欠な光軸調芯方法とその装置、この調芯方法
を利用した検査方法と検査装置、さらにこの調芯方法を
利用した光学モジュールの製造方法、製造装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】光軸調芯とは、発光素子、受光素子、光
導波路等とレンズ、光ファイバの光軸を軸方向に合致さ
せることである。初めに光軸調芯の必要性について述べ
る。光通信に用いられる半導体レ−ザ、受光素子、或い
は光導波路などは、光ファイバと光学的に結合されるこ
とによって初めてその機能を存分に発揮することができ
る。結合効率が低いと、光エネルギーの損失が著しく、
伝送距離が短くなったり、信号対雑音比が低下する。従
って、通常最も結合効率の高くなる配置に各部品と光フ
ァイバが対向するように固定される。
【0003】同様に各素子の特性を検査する段階でも、
光ファイバとの結合効率及び最適結合位置での発光波長
などが検査される。このように何れの場合でも精密な光
軸調芯が必要である。以下に於いて、半導体レ−ザを例
にとって、光軸調芯の現状の技術と本発明を説明する。
もちろん本発明は、受光素子や光導波路の場合にも適用
できる。
【0004】図1によって代表的な半導体レ−ザの構造
を説明する。半導体レ−ザのパッケージの内部には、半
導体レ−ザチップ1とモニタ用フォトダイオード2が一
直線上に並ぶように配置される。半導体レ−ザチップ1
は、例えば波長1.3μmの光によって通信するとき
は、InGaAsPを発光層とするレ−ザチップ1が用
いられる。半導体レ−ザチップ1は例えばAlN製のセ
ラミックのサブマウント7を介して金属製(Fe、Fe
−Ni合金など)のヘッダ3の隆起部23の側面に固定
される。
【0005】また光出力を一定に保つために、レ−ザチ
ップ1の背後にモニタ用のフォトダイオード2が設けら
れる。フォトダイオード2はアルミナ(Al23 )な
どのセラミック製のサブマウント8を介してヘッダー3
の底面に傾いた状態で固定される。レ−ザチップ1もフ
ォトダイオードチップ2も、金線によって、リードピン
4の何れかに接続されている。リードピン4を通じて、
これら発光素子、受光素子はは外部回路と電気的に接続
できるようになっている。
【0006】球レンズを中心に備えた円筒形のキャップ
5がヘッダ3の上面に溶接される。半導体レ−ザ1、フ
ォトダイオード2、リードピン4の頭部などはキャップ
5によって気密封止されている。素子の信頼性を高める
ためにキャップ5の内部は不活性ガスが充填されてい
る。キャップに球レンズを設けたのは光ファイバとレ−
ザの結合効率を高めるためである。キャップとレンズを
一体化せず、平板ガラス窓のキャップによってヘッダー
を気密封止し、窓の外にレンズを配置する事もある。
【0007】リードピン4を通じてレ−ザチップに電流
を流す事によって、レ−ザダイオード1を発光させる。
レ−ザダイオード1の発光出力はモニタ用フォトダイオ
ード2によって監視される。フォトダイオード2の出力
は発光出力に比例する。フォトダイオードの出力を一定
に保つように、レ−ザダイオード1の駆動電流を制御す
る。
【0008】球レンズ6のすぐ外側に光ファイバ9の一
端が対向している。半導体レ−ザチップ1、フォトダイ
オード2、球レンズ6は素子製造時に軸合わせしてあ
る。これらの光学素子の群(第1光学素子)と、光ファ
イバ9(第2光学素子)の光軸を合わせる事が本発明で
いう光軸調芯である。第1の光学素子はレンズによって
光を集光させるので、光ファイバの端面をちょうど集光
点に位置させると光ファイバの入射光強度が最大にな
る。このように調芯というのは、光軸と直角な方向(X
Y面)だけでなく、光軸(Z軸方向)に沿って光ファイ
バを相対移動させることによって行われる。
【0009】図2によって従来の光軸調芯の方法を説明
する。レ−ザダイオード1を内蔵した発光素子(半導体
レ−ザ)16に、光ファイバ9を対向させる。駆動電源
10から電流が与えられてレ−ザが発光する。モニタ用
受光素子2によって駆動電流を制御し、レ−ザチップ1
を一定光強度で光らせる。光ファイバ9の先端が発光素
子16に向き合っている。光ファイバ9の先端部をXY
Z駆動系14によって保持する。光ファイバ9の他端に
は光パワーメータ11が接続される。光パワーメータ1
1の出力にはコントローラ12が接続される。コントロ
ーラ12はXYZ駆動系14に制御信号13を与える。
【0010】半導体レ−ザ16を一定出力になるように
発光させ、光ファイバ9を通ってくる光強度を光パワー
メータ11によって監視する。XYZ駆動系14は光フ
ァイバ9をXY平面とZ方向に移動させる。そして結合
光強度Pfが最大になるような位置を探す。コントロー
ラ12とXYZ駆動系14、光パワーメータ11の組み
合わせによって、任意の光ファイバの位置に対するPf
を求める事ができる。Pfが最大になるのは、レ−ザ光
がレンズによって集束する点である。
【0011】Pf最大の位置が見つかると、この位置に
光ファイバ端部を保ち、ファイバからの出力や、発光波
長などを測定し検査データを得る。これは半導体レ−ザ
などの検査の為の調芯である。或いはPf最大位置(最
適結合位置という)において、ファイバのフェルール
と、半導体レ−ザのハウジングを固定し、ピッグテイル
型のレ−ザモジュールを作製する事もある。これは最大
効率の発光素子・光ファイバの結合を得るための調芯で
ある。
【0012】或いは高出力を要しないときや高出力では
困る場合などは、Pf最大位置より光ファイバの先端の
位置を意識的にずらせて、所望の強度の光が光ファイバ
に入るようにする。ずれた位置において、レ−ザモジュ
ールの特性検査をしたり、或いはその位置で固定しモジ
ュールとする事もある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したよう
に、発光素子を検査したり、発光素子と光ファイバを結
合しモジュールとする場合に於いて、光ファイバを動か
して初めに最適結合位置(Pf最大位置)を求める。必
ず最初に最適結合位置を見いだす作業が必要である。し
かしそれに費やされる時間が長いという難点がある。ど
うして最適結合位置を発見するのに時間がかかるのか?
という理由を次に述べる。
【0014】第1の理由は、集光されたレ−ザのスポッ
トサイズQと、受光すべき光ファイバのコアサイズWが
共に小さいという事である。レ−ザ光の集光点Qに光フ
ァイバコアWを合致させたときに最大パワーが入射する
ことになる。小さい集光点Qを小さいコアWを移動させ
て探すのであるから、探索の初めから、最適結合位置に
至るまでに移動する距離は極めて長くなる。
【0015】例えば光通信に用いられる1.3μm光の
半導体レ−ザを集光した時、そのスポットサイズは数μ
mになる。一方、石英系のシングルモードファイバの場
合、コア径は約10μmである。極めて狭い。従って、
レンズによって集光された光を結合効率が最大になるよ
うに位置合わせするには、光ファイバをμmオーダの高
精度で精密に調芯しなければならない。これは甚だ難し
い工程である。
【0016】図3は半導体レ−ザと光ファイバの調芯ト
レランスの一例を説明するためのグラフである。図3
(a)は軸方向(Z方向)に光ファイバを最適結合位置
から移動させた場合の光ファイバの受光パワーの変化を
測定したグラフである。横軸は、最適結合位置からのズ
レの距離である。Z=0が最適結合位置である。遠ざか
る方向が+となっている。最大光量からの低下が0.5
dBである範囲は約160μmである。Z方向にはトレ
ランスが大きい。Z方向の調芯は楽である。
【0017】図3(b)はX方向又はY方向に光ファイ
バを最適結合位置から移動させたときの光ファイバの受
光パワーの変化を測定したグラフである。横軸はX又は
Y方向の最適結合位置からのズレの距離を示す。X=
0、Y=0 が最適結合位置である。入射光量が0.5
dB低下する範囲は±2.5μmである。つまりXY方
向の調芯は5μm以下の高精度を必要とする。XY方向
の調芯が極めて難しい事が良く分かる。
【0018】第2の理由は、半導体レ−ザなどの素子を
セットした際の位置精度が低いという事である。半導体
レ−ザを測定治具にセットし、光ファイバをレンズのほ
ぼ真上と思われる位置に配置したとしても、光ファイバ
の最適結合位置からのずれは±数100μmもある。こ
れは半導体レ−ザのセット位置と、光ファイバの初期位
置のズレの量である。その上に、半導体レ−ザのパッケ
ージ内でのチップのズレもある。
【0019】光ファイバの初期位置のズレは大きく、調
芯が要求する精度は高いということになる。実際の調芯
は、±数100μmの面積の中で、1μm以下の最適結
合位置を探すという困難な作業になる。最適結合位置を
探すために光ファイバが移動する範囲をサーチ領域とい
うことにする。これは数100μmの広がりがある。全
サーチ領域を全面にわたって隈なくサーチしていたので
は長大な時間がかかる。時間を短縮するためにいくつか
の工夫がなされる。
【0020】図4にサーチの方法についての従来例を示
す。例えば500μm角の全サーチ領域30のどこか
に、必ず半導体レ−ザの光の集光点(A2 点)があるよ
うに、光ファイバの初期位置を設定する。有限のレ−ザ
光量を検知できる領域をスキャニング領域31と呼ぶ。
光ファイバ先端は移動自在に設定されている。光ファイ
バは初めA0 点にある。光ファイバの後端に設けた光パ
ワーメータ11によって光ファイバへの入射光量を監視
しながら、光ファイバ先端をXYZ駆動系14によって
移動させる。光ファイバは、中心点A0 から角型螺旋3
2、33、34、35…に沿って移動する。光ファイバ
の入射光が殆ど0である限り、A0 と経路の距離を少し
ずつ増やしながら螺旋に沿う運動を続行する。
【0021】経路36から、ある点A1 を通過した瞬間
に光ファイバに有限の光パワーが入ったとする。ここで
螺旋運動を中止し、光ファイバはジグザグ37に運動方
向を小刻みに変化させて光量が増加する方向を探索す
る。スキャニング領域31での運動は入射光量Pfを観
測しながら行うので、短時間で最適点A2 まで至ること
ができる。最適点で最大光量Pfmax を検出する。
【0022】光を検出しない時間の螺旋運動をここでは
粗調芯と呼ぼう。点A1 において有限の光量を検出した
時刻より以降の運動を微調芯と呼ぶことにする。図5は
この調芯方法において、光ファイバに入射する光量の時
間変化を示すグラフである。初め入射光量が0である時
間が続く、これは螺旋運動をしている時間である。調芯
の開始時刻からT1 時間後に、初めて有限の光Pf0
検出する。これがA1 点に当たる。T1 が粗調芯の時間
である。これからは光量の勾配を登るような運動をする
ので、光量が急速に増加する。そして時刻(T1 +T
2 )において、光ファイバの先端は最適位置A2 に至
る。ここでPf=Pfmax となる。
【0023】図4によって説明したものはXY面内での
調芯である。実際にはZ方向の調芯もしなければならな
い。X、Y、Zの3方向ともに同時に調芯する方法もあ
る。さらにXY平面で最適位置を求めた後で、Z方向の
調芯をすることもできる。このようなシステムにおい
て、粗調芯の時間T1 は1分〜2分かかる。微調芯の時
間T2 は30秒〜60秒である。半導体レ−ザの生産量
が増えると、調芯時間をさらに短縮することが強く要望
される。調芯時間を短くしてコストを削減しなければな
らない。
【0024】もう一つ問題がある。半導体レ−ザの中に
は発光しないものが僅かながら混じっていることがあ
る。このようなレ−ザがあれば不良品として除かなけれ
ばならない。しかし粗調芯の間T1 は、光ファイバに光
が入らないのだから、不良であるかどうか分からない。
光を求めて螺旋運動するが螺旋が大きくなっても尚、光
を検出することができない。粗調芯時間T1 が過度に長
くなる。ある程度の時間T1 をかけても半導体レ−ザか
らの光を検出できない時は、半導体レ−ザが故障である
として、調芯を打ち切るようになっている。このように
光のない状態から出発するので、不良品の検出に余分な
時間がかかる。不良品を即座に検出し調芯作業を省くよ
うにした方法が要求される。
【0025】以上の問題は、可視のレ−ザでも同じであ
る。可視半導体レ−ザの場合は、目視できるから、作業
者が光を見て初期位置を設定する、或いは無発光を検出
することも可能である。しかし赤外光レ−ザ(波長0.
9μm以上の光を発する)の場合はそういうわけにはい
かない。光通信などの用途があるので需要が増えている
1.3μm光や、1.55μm光を発する半導体レ−ザ
の場合は、目視観察によって初期設定することができな
い。
【0026】このような問題を解決し、短時間で、半導
体レ−ザと光ファイバ、発光素子と受光素子、発光素子
と導波路などを調芯することのできる光軸調芯装置を提
供することが本発明の第1の目的である。さらにこれら
の光学素子間の調芯を迅速に行うことのできる光軸調芯
方法を提供することが本発明の第2の目的である。不良
の発光素子があれば速やかに検出し除去できる装置を提
供することが本発明の第3の目的である。
【0027】光軸合わせを迅速に行うことによって短時
間で発光素子の特性を検査することができるようにした
光学素子検査方法を提供することが本発明の第4の目的
である。光軸合わせを迅速に行うことによって短時間で
発光素子の特性を検査することができるようにした光学
素子検査装置を提供することが本発明の第5の目的であ
る。
【0028】光軸合わせを速やかに行い、発光素子と光
ファイバを最適位置に結合しモジュールとする発光素子
モジュールの製造装置を提供することが本発明の第6の
目的である。光軸合わせを速やかに行い、発光素子と光
ファイバを最適位置に結合しモジュールとする光学素子
モジュールの製造方法を提供することが本発明の第7の
目的である。
【0029】
【課題を解決するための手段】半導体レ−ザと光ファイ
バの調芯に時間がかかる理由を述べた。光ファイバ先端
を螺旋運動させることによって、光の存在する領域を見
つけるようして時間をある程度短縮できる方法について
も説明した。しかしそれでも尚不十分である。さらにも
っと短時間で調芯することが望まれる。本発明者は調芯
時間をどうすれば短縮することができるのかということ
を考えた。図5において初めの光を探す作業を粗調芯
(T1 )と呼ぶことにする。光の一部を察知してから光
の中心を探す作業を微調芯(T2 )ということにしよ
う。調芯時間の大部分が粗調芯であり、これが全体の約
2/3を占める。粗調芯時間を短縮できれば極めて効果
的である。
【0030】粗調芯は光の存在する範囲を見つける動作
である。光が存在しないところから光を求めて光ファイ
バ先端を走査するので、光を何時発見できるかというの
は多分に確率的である。確率的であるから時間を短縮す
るのは容易でない。確率的なものでないようにすれば良
いのである。本発明者は、図4のスキャニング領域を瞬
時に見つけることができれば粗調芯をなくすことができ
ると考えた。その領域を発見し、その部位に光ファイバ
先端を移動させ、そこから光量が増加する方向に光ファ
イバを走査すれば良い。
【0031】本発明は、広い受光面積を持つ2次元位置
検出器と、光ファイバ先端を同じ三次元駆動系によって
支持し、2次元位置検出器によって、光量最大点(最適
結合位置)を一瞬に見つけ、その点に光ファイバ先端を
移動させ、微調芯をするようにする。2次元位置検出器
によって粗調芯なしに、スキャニング領域を発見し、そ
の後すぐに微調芯を行うようにするのである。こうする
ことによって、粗調芯の時間T1 を大幅に短縮すること
ができる。
【0032】2次元位置検出器或いは単に位置検出器
(PSD:position sensitive d
evice)と呼ぶが、本発明はこの素子を粗調芯に用
いる。広い半導体受光面の4方と、裏面に電極があり、
4つの電極と裏面の電極の間には逆バイアス電圧が印加
されており、光が受光面に入射すると入射点の座標に応
じて各電極に光電流が流れ、電流の比によって入射点の
2次元位置を検出する素子が2次元位置検出器である。
位置検出器は広い受光面を持つ半導体素子であるから、
現在Si半導体製のものだけが存在する。
【0033】半導体受光素子は、pn接合の両側に電極
を設けて、pn接合を逆バイアスし、光が入射すること
によって発生する電子正孔対が電極に向かって流れるの
でその光電流によって光の入射を検出するものである。
この場合光が入射したこと及び入射光量を検出するのが
目的であるから、受光領域は狭い。狭いほど応答特性が
早くなるのでことさらに狭い受光領域のものが作られ
る。受光素子としてはSiフォトダイオードが最も広く
使われている。Siの受光素子は狭い受光領域のもの
も、広い受光領域のものも作ることができる。しかしS
iはバンドギャップが広いので可視光しか検出できな
い。
【0034】赤外光にはよりバンドギャップの狭いGe
フォトダイオードやInGaAsフォトダイオードが感
度を持っている。単一成分の結晶であるから、Geフォ
トダイオードは比較的広い受光面の素子を作ることがで
きる。最大で10mm径の素子ができるようになってい
る。しかし暗電流が大きく温度依存性も大きいという欠
点がある。InGaAsフォトダイオードは暗電流が小
さいが、大口径のものができないという欠点があった。
【0035】現在、半導体2次元位置検出器が作られて
いるのはSi半導体だけである。つまり可視光用のSi
半導体位置検出器のみが現在入手する事ができる素子で
ある。例えばn型基板の上に広いp型領域を作り、広い
pn接合を形成し、n型基板の裏面にn側電極を、p型
電極の4辺に沿って4つのp側電極を形成する。p側電
極とn側電極の間に逆バイアス電圧を加えておく。広い
受光面のどこに光が入射したかということによって、4
つの電極に流れる電流の比率が異なる。電流の比率によ
って、光の入射位置が求められる。
【0036】これは例えば測距装置などに用いられる。
レンズによって対象物の像を位置検出器の上に結ばせ、
中心からのずれによって、対象物の光軸に対してなす角
度を求める。三角測量によって対象物までの距離が計算
できる。或いは船など移動する2点間の光通信におい
て、常に相手方の発光素子と受光素子を互いに対向する
姿勢を維持するために用いる事もある。これらは可視光
を用いるので、可視位置検出器を使う事ができる。
【0037】可視光の半導体レ−ザの調芯の場合は、S
iの位置検出器を利用できる。しかし光通信において利
用される長波長(1.3μm、1.55μm)の半導体
レ−ザの場合は、Si位置検出器で光を検出できない。
これまで赤外光用の半導体位置検出器は存在しなかっ
た。そこで本発明は、赤外光の半導体レ−ザの調芯のた
めに、新規な赤外光用の2次元位置検出器を提案する。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明は半導体位置検出器を必須
の構成要素とする。可視光を検出するSi半導体位置検
出器は既に存在する。しかし赤外光を検出できる位置検
出器は未だ存在しない。まず位置検出器によって半導体
レ−ザ光の入射位置をどうして検出することができるの
かということを説明する。次いで赤外光用の位置検出器
の構造、製造方法を述べる。これらの準備を経て、本発
明の眼目である、光軸調芯について説明する。
【0039】図6(a)は、半導体位置検出器と半導体
レ−ザの位置関係を示す図である。半導体レ−ザ16の
光の収束位置の近くに、半導体位置検出器39が設置さ
れているとする。位置検出器(PSD素子)39はpn
接合を有する正方形状の半導体層40の一方の導電型の
層面の4辺に、4つの異なる線状の電極41、42、4
3、44を設けている。X1 41電極、X2 電極42
は、y軸方向に平行な2辺に沿って形成される。Y1
極43、Y2 電極44はx軸方向に平行な2辺に沿って
設けられる。何れも下地の半導体層とオーミック接続す
る。4つの電極は互いに独立である。電極によって囲ま
れる4辺形の部分が受光領域45である。受光領域の中
心を原点とする2次元座標系XYを考える。半導体層4
0の反対側の全面は受光領域45と異なる導電型の層に
なっている。この面に面電極46が形成される。
【0040】これは通常のフォトダイオードと同様にp
n接合を持ち、これが逆バイアスされている。光が入射
すると、入射点で電子正孔対が発生し光電流が流れる。
一方のキャリアは裏面の電極46に向かって流れる。他
方のキャリアは4つの電極41〜44の何れかに向かっ
て流れる。より近い電極により多くの光電流が流れ、よ
り遠い電極により小さい電流が流れる。入射点47のX
座標は、X1 電極41とX2 電極42に流れる光電流の
差、或いは比によって求められる。同様に、入射点47
のY座標は、Y1 電極43とY2 電極44の光電流の
差、比によって求めることができる。
【0041】図6(b)は位置演算回路の構成例を示
す。4つの電極からの光電流を入力とする。X1 電極と
2 電極の電流の差(X1 −X2 )を減算素子51によ
って計算する。電流の和(X1 +X2 )を加算素子52
によって計算する。さらに素子53によって両者の比
(X1 −X2 )/(X1 +X2 )を求める。和によって
差を割るのは、入射光量の多少によらず、入射位置を求
めるためである。図6(c)は差/和の値と、入射点の
x座標の関係を示すグラフである。入射点が原点であれ
ば、X1 −X2 =0である。X1 側にずれると、光電流
1 が増える。結局、x座標は、比(X1 −X2 )/
(X1 +X2 )に比例する。
【0042】入射点のy座標についても同様である。つ
まり入射点座標(x,y)は4つの電極41〜44の光
電流を測定する事によって正確に求める事ができる。受
光面45の中に半導体レ−ザの光の収束点があれば、そ
の位置を計算できる。つまり受光面の内部に、半導体レ
−ザのビーム位置を初期設定できれば、必ず半導体レ−
ザの正確な収束点を検出する事ができる。このように光
電流と、位置座標がリニヤである範囲が広いほど位置検
出器として優れている。本発明では赤外光用にInGa
Asを受光層とする位置検出器を初めて提案する。この
素子の場合、光電流と位置座標がリニヤである範囲は直
径2mmの広さを持つ。
【0043】図4において全サーチ領域30が500μ
m×500μmであるとした。つまり機械的な設定によ
り、この範囲に光ファイバの先端を初期設定する事が可
能である。これ以上の受光面を持つ位置検出器があれ
ば、初め半導体レ−ザの光を位置検出器によって受光
し、位置検出器の受光領域での集束点を求めるという事
が可能である。
【0044】発光素子が可視光を発生するものであれば
既存のSiの位置検出器を用いることができる。しかし
光通信に使われる赤外光を発生する発光素子の場合は感
度がないので、Si位置検出器を使う事ができない。赤
外光用の位置検出器は現存しない。そこで本発明は全く
新たに1.3μm光、1.55μm光、1.48μmな
ど近赤外光に感度を有する位置検出器を提案する。赤外
光フォトダイオードとして良く知られているのは、Ge
フォトダイオードと、InGaAsフォトダイオードで
ある。
【0045】位置検出器は広い受光面を必要とする。G
eはこの点で適しているように思える。しかしGeは暗
電流が大きい。のみならず暗電流が温度によって大きく
変動する。4つの電極に流れる電流の差を和によって割
るので、暗電流の影響が除かれるようにも思えるがそう
ではない。理想的に4つの電極に同じ暗電流が流れてい
るとしても、差(X1 −X2 )から暗電流は消えるが、
和(X1 +X2 )には暗電流が含まれる。暗電流の分だ
け、差/和の絶対値が減るので位置検出に誤りが発生す
る。暗電流の影響を除くには、素子の温度を厳密に制御
しなければならない。ペルチエ素子と熱電対の組み合わ
せによって温度制御することはできる。しかしできれば
温度変動の小さい素子を作りたいものである。
【0046】InGaAsフォトダイオードは暗電流が
小さく温度変化も少ない。しかし基板や受光層が2元
系、3元系であるから均一な結晶を作ることが難しい。
これまで小さい受光径のものしかできなかった。しかし
最近になりやっと3mm径の受光領域を持つInGaA
sフォトダイオードを作ることができるようになってい
る。これは勿論単純なフォトダイオードである。本発明
者はInGaAsの位置検出器を作ることにした。もし
もこれができれば近赤外光に対して光軸調芯のために有
効に用いることができるはずである。そして本発明者は
InGaAsの位置検出器を製作することに成功した。
【0047】図9は本発明の実施例に係るInGaAs
位置検出器の断面図である。(a)はチップの縦断面
図、(b)はチップ上面の電極配置の斜視図、(c)は
パッケージにチップを実装した状態の縦断面図である。
位置検出器のチップ60の製造方法を説明する。n型I
nP基板61の上にn−InPバッファ層62を2μm
の厚さになるようにエピタキシャル成長する。更にその
上にn−InGaAs受光層63を厚さ4μmになるよ
うにエピタキシャル成長させる。その上に更にn−In
P窓層64を2μmの厚さになるように成長させる。
【0048】マスクによって周辺部を覆い、上面から亜
鉛(Zn)を熱拡散する。亜鉛はp型不純物であるか
ら、亜鉛拡散は素子の中央部において、InP窓層64
からInGaAs受光層63の中間部にまで広がるp型
領域(Zn拡散領域65)を作る。n−InP基板61
の裏面にはn電極66をオーミック接続する。これはA
uGeNi系合金の電極である。
【0049】Zn拡散領域とn−InGaAs受光層の
境界がpn接合67になる。チップの上面中央部は反射
防止膜68を形成する。これはSiONの1.3μm光
に対する反射防止膜である。上面外周部には パッシベ
ーション膜69を形成する。これはpn接合が表面に出
る部分を覆いこの部分を保護する。例えばSiN膜であ
る。
【0050】n型InPバッファ層62はInP基板の
欠陥が受光層63にまで延びないようにするものであ
る。バッファ層のために欠陥の少ない受光層63ができ
る。InP窓層64はpn接合を流れる漏れ電流(暗電
流)を防ぐものである。暗電流を抑えて、温度変動に対
して安定な測定を行うことができるようになっている。
InPバッファ層63や、窓層64のないものでも受光
素子として機能し得る。用途によっては勿論これらを省
くことができる。従って、バッファ層63、窓層64が
ない位置検出器を作製することもできる。しかし暗電流
を抑えることができれば、ノイズの影響の少ない測定を
おこなうことができる。
【0051】チップは正方形状であるが、p型領域の上
に4つの細長いp電極71、72、73、74がオーミ
ック接続するように形成される。これはAuZn系電極
である。p側電極の材料は良く知られたものである。4
つのp電極によって囲まれる領域が受光面75である。
ここに赤外光70が入射する。この例では受光面75は
3.5mm角の広がりを持つ。
【0052】y軸方向に延びるX1 電極71、X2 電極
72の電流の比叉は差によって、入射光70の入射した
点のX座標を計算することができるようになっている。
1電極73、Y2 電極74によって入射点76のY座
標を求めることができる。光電流の相対的な比によっ
て、入射点の(x,y)座標を高精度で求めることがで
きる。このような点は図6において説明したSi位置検
出器と共通する。以上の工程は一つのチップについて説
明したが、実際にはInPウエハの上で等価な位置検出
器チップが同時に多数作製される。ウエハを単位毎に切
断したものがチップである。
【0053】図9(c)によって位置検出器チップ60
をパッケージに収容し位置検出器(PSD)77にする
方法を説明する。全6面がメタライズされたアルミナ
(Al23 )製のサブマウント78がヘッダ79の上
面にAuSn半田によって固定されている。ヘッダ79
はFeNi系のパッケージである。これはTO−5型5
ピンのパッケージである。下方に伸びる5つのリードピ
ン80、81、…を持つ。絶縁体87はケースに対して
リードピンを絶縁しつつ、ケースに対して支持するもの
である。
【0054】PSDチップ60は、SnPbによってサ
ブマウント78の上に半田付けされる。4つの検出電極
(p電極)71〜74がそれぞれのリードピンに、直径
25μmのAu線88によって接続される。グランド電
極66(n電極)はサブマウント78のメタライズを通
してグランドピンに接続される。これらの部品の取り付
けが終わると、ガラス窓86を中央に備える円筒形のキ
ャップ85を、窒素雰囲気で、ヘッダ79に電気溶接す
る。内部は気密封止される。
【0055】こうして受光面が3.5mm角もあるIn
GaAsの位置検出器77を作製することができる。こ
の位置検出器の特性を測定した。印加電圧が5V、波長
1.3μmの光に対して、受光感度は0.9A/W以上
であり、暗電流は100nA以下であった。優れた特性
である。位置検出の分解能は中央の直径2mmの領域に
おいて±20〜30μmである。
【0056】ここまで詳しく位置検出器について説明し
た。本発明は、半導体レ−ザと光ファイバなどの光学素
子の光軸合わせにおいて、ビーム位置を位置検出器によ
って初めから確定し、ビーム位置に光ファイバ端面を移
動させ、光ファイバに初めから光の一部が入るようにす
る。従来は光ファイバ端を光のない部分から初め、光を
求めて動かしていたのであるが、本発明はこれを位置検
出器によって置き換える。本発明の光軸調芯装置の概略
を図7によって説明する。
【0057】光軸合わせするべき光学素子は、半導体レ
−ザ16と光ファイバ9である。レ−ザマウント90は
その上面にソケット91をxy方向(水平方向)に変位
自在に支持する。半導体レ−ザ16はソケット91にピ
ンを差し込むことによって固定される。レ−ザ駆動電源
10はコード93によってレ−ザマウント90と接続さ
れる。電源10は半導体レ−ザ16に駆動電流を与え、
これを発光させる。半導体レ−ザの光が集束する地点の
近傍には、位置検出器77と光ファイバ9の先端を同じ
高さに並べて保持するセンサ支持台94がある。センサ
支持台94は横梁95によって可動アーム96に固定さ
れる。可動アーム96はXYZ駆動系14によってX、
Y、Zの三方向に自由に変位することができる。
【0058】XYZ駆動系の運動を制御するのはコント
ローラ12である。センサ支持台94に固定される位置
検出器(PSD)77の電気信号はコード98を通し
て、位置演算装置99に送られる。センサ支持台94に
並んで固定される光ファイバ9の光信号は光分岐100
によって二つの光に分割される。一方の光は光ファイバ
101を通って光パワーメータ11に導かれる。他方の
光は光ファイバ102を通り、発光波長測定器103に
送られる。
【0059】センサ支持台94に、位置検出器77と光
ファイバ先端9とを並べて固定したというのが本発明の
一つの重要な構成である。そこでこの部分をより詳しく
図8によって説明する。図8(a)はセンサ支持台の底
面図である。この図において左側に大きい貫通孔105
があって、ここにPSD(位置検出器)77が差し込ま
れている。右側には小さい貫通孔があって、ここに光フ
ァイバ9の先端にはめこんだステンレスパイプ106が
差し込まれている。
【0060】この例では、シングルモード光ファイバの
コア径は10μmである。PSDの外径は10mm、受
光面は3.5mm×3.5mm角であり、2mm径の範
囲で線形性がある。シングルモードファイバを固定する
ステンレスパイプの直径が2mmである。センサ支持台
94はステンレス製で30mm×20mmである。PS
Dの中心と、光ファイバの中心の距離は15mmであ
る。
【0061】位置検出器77の受光面と光ファイバ先端
面が同一の高さにあるように設定される。受光面の中心
Mが、光ファイバ端面の中心Rと、例えばX方向に一定
距離Lだけ離れているとする。M、RのY座標は同一で
あるとする。この場合、XYZ駆動系によって、Lだけ
X方向にセンサ支持台を動かすことによって、直前まで
受光面中心Mが存在した地点に、光ファイバの中心Rを
移動させることができる。
【0062】測定の初めには、センサ支持台94が基準
位置に停止するようになっている。基準位置に停止した
時、必ず、半導体レ−ザの光は、PSD77の高分解能
を示す直径2mmの領域に入るようにしてある。そして
位置検出器の受光面での収束点の位置を求め、その地点
に光ファイバの先端を移動させ、収束点に光ファイバ先
端が合致するようにする。具体的には次のようにする。
【0063】XYZ駆動系に固定した三次元座標に関
し、基準位置にある時、受光面の中心Mの二次元座標を
(X0 ,Y0 )とする。光ファイバの中心Rの二次元座
標を(P0 ,Q0 )とする。基準位置において半導体レ
−ザを発光させる。受光面での収束点をSとする。Mを
原点とする受光面上の二次元座標においてSが(ΔX
0 ,ΔY0 )であったとする。先に述べたように相対的
な集光点のズレΔX0 、ΔY0 はPSDの4つの電極の
電流値からかなり正確に求めることができる。
【0064】収束点Sと光ファイバ端Rの差のベクトル
は、(X0 +ΔX0 −P0 ,Y0 +ΔY0 −Q0 )であ
る。コントローラ12はこの値を計算する。そしてコン
トローラは差ベクトルだけセンサ支持台94を移動させ
るような信号をXYZ駆動系に与える。XYZ駆動系は
支持されたベクトル量だけ、瞬時にセンサ支持台94を
移動させる。すると、収束点Sに光ファイバ端Rがほぼ
合致するようになる。こうして図4のスキャニング領域
31に光ファイバ先端が一挙に導かれる。光ファイバに
はある程度の強さの光が入射する。粗調芯はこれで終わ
りである。
【0065】この後は、パワーメータによって光が強く
なる方向を探しつつ光ファイバをさらに細かく動かして
ゆく。最終的に最大光量点(最適点)A2 を見つけるこ
とができる。これによってXY平面での最適点を見つけ
ることができる。続いてZ方向にもセンサ支持台を動か
して上下方向にも最適の地点を見いだす。微調芯の方法
は従前と変わらない。
【0066】粗調芯だけで、S=Rになりそうにも思え
るがそうではない。位置検出器による収束点の検出の誤
差がある。XYZ駆動系の慣性に基づくセンサ支持台の
送り誤差もある。しかしそれらを合わせても、なおスキ
ャニング領域の広さよりも小さい。多少の誤差があって
も、必ず光ファイバ端Rを、微調芯可能なスキャニング
領域内に持ってゆくことができる。
【0067】この例では、位置検出器と光ファイバが動
き、半導体レ−ザは静止している。しかし反対に半導体
レ−ザが移動し、位置検出器と光ファイバが静止してい
ても良い。位置検出器+光ファイバと、半導体レ−ザが
相対移動できれば良いのである。図2に示す従前の方法
によって、半導体レ−ザと光ファイバの光軸調芯したと
ころ、開始から終了まで1.5分かかった。本発明の方
法によって調芯したところ40秒で済んだ。位置検出器
によって半導体レ−ザの収束点を見つけるから、粗調芯
にかかる時間を殆ど省くことができる。ためにこのよう
に半分以下の時間で調芯することができるのである。
【0068】本発明の利点は調芯時間の短縮という事に
とどまらない。不良の半導体レ−ザを瞬時に見抜いて除
去することができる、という別の長所もある。半導体レ
−ザにも不良品が混ざっていることがある。発光しない
半導体レ−ザ、弱く発光する半導体レ−ザなどがある。
その場合、従来の方法であると光のない状態からサーチ
を始めるので、半導体レ−ザが故障で光が光ファイバに
入らないのか、光ファイバがレ−ザ光の存在する場所か
ら外れているから光ファイバに光が入らないのか判断で
きない。半導体レ−ザが故障であると判定するには長い
時間がかかってしまう。
【0069】本発明では、広い受光面を持つ位置検出器
によって半導体レ−ザの光を検知するから、もしも半導
体レ−ザが故障であって光が出ていないならこれは瞬時
に分かる。さらに光が所定の光量以下である場合も直ち
に分かる。このような故障、不良の半導体レ−ザの場合
は、その半導体レ−ザを不良として除外し、調芯作業を
行わない。故障の半導体レ−ザあるいは光量不足の半導
体レ−ザを早期に発見できる。以後の無駄な調芯のため
の時間を省くことができる。
【0070】この検査によって光量が十分であると判定
された半導体レ−ザについて調芯を行う。さらに図7の
装置においては調芯の他に、発光波長の測定をも行って
いる。光分岐100を用いて、半導体レ−ザの光の一部
を発光波長測定器103に導き、ここで波長の検査を行
うようになっている。
【0071】
【実施例】図7によって本発明の調芯装置と調芯方法を
説明した。調芯の対象になるのは、半導体レ−ザなどの
発光素子と、光ファイバ、光導波路などの光伝送路など
である。また光ファイバ、光導波路など二組の光伝送路
を調芯することもある。この場合は、別に発光素子をつ
ないで、いずれかの光伝送路に光を通す必要がある。半
導体レ−ザは一つであることもあるし、複数であること
もある。そこで相互に調芯するものを第1光学素子、第
2光学素子と呼ぶことにする。
【0072】図7は、第1光学素子が半導体レ−ザ、第
2光学素子が光ファイバの例を示している。これは簡単
のために調芯に必要な機構のみを図示している。またそ
こでは調芯に必要な操作のみを述べた。しかし調芯自体
が最終的な目的ではない。何のために調芯をするのか?
最終目標は別にある。一つはもちろん、第1光学素子と
第2光学素子を結合して両者を含む光学素子或いはモジ
ュールを製造するためである。この場合は調芯したのち
両者の位置関係を固定する。
【0073】もう一つは第1光学素子の検査のためであ
る。第2光学素子の終端に、光パワーメータや分光器な
どを設けて第1光学素子の光量、波長などを検査する。
検査した後は両者を分離してしまう。半導体レ−ザの検
査に使う場合、半導体レ−ザに光ファイバを結合したモ
ジュールを作製する場合、複数の光ファイバを結合する
場合などを説明する。
【0074】[実施例1:半導体レ−ザの検査に利用す
る場合]この場合は、図7の構成をほぼそのまま使うこ
とができる。検査対象である半導体レ−ザ16をソケッ
ト91に装着し、レ−ザ駆動電源10によって駆動電流
を流す。半導体レ−ザ16の直上に位置検出器77を位
置させる。ある静止座標系に対する光ファイバの位置を
(P0 ,Q0 )とする。同じ座標系に対する位置検出器
の中心の座標を(X0 ,Y0 )とする。半導体レ−ザの
光が位置検出器77の有効受光径に入るように調整して
ある。位置検出器(PSD)は半導体レ−ザの光を感知
し4つの電極に流れる光電流から、そのビーム中心の位
置検出器面での位置(ΔX0 、ΔY0 )を求める。
【0075】次いでセンサ支持台94の全体を、(X0
+ΔX0 −P0 ,Y0 +ΔY0 −Q0 )だけ移動させ
る。すると狭い光ファイバのコアにいくらかの光が必ず
入る。光パワーメータによってこれを検知できる。そこ
でX、Y方向にさらにセンサ支持台を微調整して、光フ
ァイバに最大光量が入るようにする。さらにZ方向にも
動かして最大光量点を探す。このような調芯に要する時
間は約40秒に過ぎない。これは三次元的に最大光量を
得ることのできる点であるからこの点に光ファイバを静
止させる。そして半導体レ−ザの出力、波長などの特性
を検査する。これが検査装置としての本発明の利用であ
る。
【0076】[実施例2:半導体レ−ザモジュールに光
ファイバを調芯固定する場合]本発明はもちろん実装工
程にも利用することができる。図10は半導体レ−ザモ
ジュール109の断面図である。円盤上のヘッダ110
は適数のピン111を備える。ヘッダ110の上面には
隆起部112がある。これの上端付近に、発光領域がヘ
ッダの軸方向に平行になるように、半導体レ−ザチップ
113を固定する。モニタフォトダイオードは図に現れ
ないがヘッダ面に設けられる。
【0077】レンズ114を窓に有するキャップ115
がヘッダ110の上面に固定される。半導体レ−ザチッ
プはキャップによって気密封止される。レンズ114の
中心とレ−ザの中心の軸合わせは別の手段によってなさ
れ、両者の中心が合致するように固定されている。円筒
形のスリーブ117がキャップ115を囲むようにヘッ
ダ110に電気溶接によって固定される。こうしてヘッ
ダ110、キャップ115、スリーブ117が一体とな
っている。
【0078】一方、光ファイバ120の先端部は、フェ
ルール118の中心孔に固定される。フェルール端面1
21と光ファイバの先端は斜め研磨してある。半導体レ
−ザに戻り光が入らないようにするためである。フェル
ールホルダ−119にフェルール118が差し込まれて
いる。フェルール118は未だ固定されていない。フェ
ルールホルダ−119の中においてZ方向に相対移動す
ることができる。フェルールホルダ−119の端面とス
リーブ117が端面も固定されていない。スリーブ端面
にホルダ−端面を突き合わせて、相互のXY面での最適
位置を探すのが調芯である。溶接箇所はa、b、c、d
の4点である。
【0079】調芯のためのセンサ支持体の構造を図11
によって説明する。実装工程では、スリーブ117を適
当な治具(図示せず)によって固定している。フェルー
ルホルダ−119は支持体122、123によって両側
を挟んで固定する。支持体123には、位置検出器77
が固定される。支持体122、123によってスリーブ
117が保持されるから、位置検出器77とフェルール
ホルダ−119の相対的な位置が決まる。初め位置Aに
おいて、半導体レ−ザモジュール109の直上に位置検
出器(PSD)77が位置する。この配置において、レ
−ザに電流を流し、発光させ、位置検出器によって光の
集束点を求める。ついで、支持体122、123を移動
させて、光ファイバの先端を集光点に一致させる。これ
が位置Bである。移動量は(X0 +ΔX0 −P0 ,Y0
+ΔY0 −Q0)である。
【0080】図11は半導体レ−ザモジュール109を
二つ書いているが実際は半導体レ−ザモジュールは一つ
であって固定されている。動くのは支持体である。支持
体122、123が動くのであるが、1枚の図面に移動
前後の状態を示すため、半導体レ−ザを二つ書いてい
る。位置Aが移動前の状態である。半導体レ−ザはPS
D77に対向している。位置Bが支持体移動後の状態で
ある。ここでは、半導体レ−ザが光ファイバに対向して
いる。PSD77は左にずれているのである。
【0081】位置Bの状態でさらに支持体を微動させて
光量が最大になる点を探す。これが最適点である。XY
方向の位置が決まったので、次にフェルール118をフ
ェルールホルダ−119に対して上下に相対移動させて
Z方向の光量最大点を探す。それがもとまると、点a、
bを溶接してスリーブ117にフェルールホルダ−11
9を固定する。さらに点c、dを溶接し、フェルール1
18をフェルールホルダ−119に対して固定する。こ
うしてレ−ザモジュール109とフェルール118、フ
ェルールホルダ−119を一体化することができる。半
導体レ−ザの実装に本発明を適用した実施例である。
【0082】上に述べた方法では、支持体122、12
3を左に移動させている。しかし反対に支持体122、
123は静止させておき、半導体レ−ザモジュール10
9を保持する治具の方を右に移動させるようにしても良
い。この場合は図11に示したとおりの配置になる。移
動量は(−X0 −ΔX0 +P0 ,−Y0 −ΔY0 +Q
0 )である。光が見えない位置から光を求めて光ファイ
バを螺旋運動させる従来の方法であると調芯と溶接を含
めて実装に約3分かかっていた。しかし本発明によれば
同じものの実装に必要な時間は1分である。約1/3に
短縮される。優れた調芯方法である。
【0083】以上に説明したものは、半導体レ−ザと光
ファイバの調芯である。本発明は半導体レ−ザと光ファ
イバの組み合わせにおいて絶大な効果を発揮する。しか
し本発明はそれを越えて尚広い適用範囲を持つ。例えば
半導体レ−ザと光導波路の結合に本発明を利用すること
ができる。さらにまたレ−ザ光を導く光ファイバと光導
波路のレンズ系を用いた結合にも好適である。
【0084】[実施例3:光ファイバと光導波路の結
合]図12によって光ファイバと光導波路の結合を説明
する。半導体レ−ザの光が光ファイバに導かれ光ファイ
バの他端から出射しレンズによって集光される。光ファ
イバに対して光導波路を調芯し結合する。
【0085】光ファイバ130の一端には半導体レ−ザ
の光が導入される。光ファイバ130の他端にはレンズ
ホルダ−131があって尾部の開口132に差し込まれ
ている。レンズ133が光ファイバの先端に固定され
る。光ファイバを伝搬した光が光ファイバの端部から出
射しレンズによって絞られる。レンズの作用によって集
光点135に光が集まる。本発明の思想に従い光ファイ
バから出射した光を感受するために、PSD受光面13
4を対向させる。PSDは受光面の4辺に独立の電極を
持っているがここでは図示を略している。
【0086】結合するべき相手は、光導波路を含む光学
素子140である。これは光導波路基板141に、屈折
率の高い光導波路142、143、144を形成したも
のである。導波路のサイズはシングルモードファイバの
コア径に近い。だから正確な調芯が必要なのである。こ
の光導波路はY分岐を例示している。Y分岐であるから
出力の光ファイバ145、146が2本になっている。
導波路ホルダ−147が基板141を保持するようにな
っている。図示していないがPSD受光面134と導波
路ホルダ−147は支持台によって一体に結合されてい
る。支持台によって位置検出器と導波路ホルダ−は同時
に同じだけ移動する。受光面の中心が(X0 ,Y0 )で
あり、光導波路141の中心が(P0 ,Q0 )である。
これらの差(P0 −X0 ,Q0 −Y0 )が一定である。
これらの関係は図7、図8と同じである。
【0087】光ファイバに位置検出器134を対向させ
て、光ファイバから出た光の集光点のPSD面での位置
135(ΔX,ΔY)を求める。ついで、位置検出器1
34と光導波路ホルダ−147の全体を(X0 +ΔX0
−P0 ,Y0 +ΔY0 −Q0)だけ平行移動させる。
【0088】或いは反対に、位置検出器134と光導波
路ホルダ−147は一定位置に止め、レンズホルダ−1
31の方を(−X0 −X0 +P0 ,−Y0 −ΔY0 +Q
0 )だけ移動させるようにしても良い。こうすると半導
体レ−ザからの光の少なくとも一部が光導波路に入力さ
れる。光ファイバ145、146に伝搬してくる光量を
光パワーメータによって測定しながら、ホルダ−13
1、147の何れかを微細に動かして微調芯する。光量
最大点が見つかるとこの点において、ホルダ−131、
147の端面148、149同士をYAGレ−ザによっ
て溶接する。このようにして最適結合位置に光導波路を
結合する事ができるようになる。
【0089】[実施例4:半導体レ−ザアレイと光ファ
イバアレイの結合]図13によって複数の同等の素子を
有する光学素子同士の結合の場合を次に説明する。一方
の光学素子は半導体レ−ザを多数一次元的或いは二次元
的に配列し、それぞれにレンズを設けた半導体レ−ザア
レイである。他方の光学素子は光ファイバを一次元的或
いは二次元的に並べた光ファイバアレイである。
【0090】半導体レ−ザアレイ150は複数のレ−ザ
を平行に1次元的(1×M)或いは2次元的(N×M)
に並べたものである。そのピッチは厳密に規定されてい
る。さらに半導体レ−ザの前方には同数のレンズの列が
並びそれぞれの半導体レ−ザの光を集光している。レン
ズのピッチは当然半導体レ−ザのピッチと同じになって
いる。光軸は全て平行である。集光点はレンズから等し
い距離で等間隔に並ぶ。半導体レ−ザのアレイ150と
レンズのアレイ151はレンズホルダ−152によって
固定されている。
【0091】これと結合するべき光ファイバのアレイは
半導体レ−ザアレイと全く同じピッチで一次元的或いは
二次元的に配列している。光ファイバアレイ158はフ
ァイバホルダ−159によって保持されている。レ−ザ
アレイと光ファイバアレイを調芯し結合するために、フ
ァイバホルダ−159とPSDとを同一の保持台によっ
て支持する。初めに、PSD受光面155を、半導体レ
−ザアレイに対向させる。そして両端の半導体レ−ザの
みを発光させる。左端の半導体レ−ザがPSD受光面に
集光点P1 を形成し、右端の半導体レ−ザがPSD受光
面に集光点P2を与える。同時に発光させると両方の光
電流が混合し座標を求めることができない。そこで異な
る時刻に左端レ−ザ、右端レ−ザを発光させる。これに
よってPSDはP1 とP2 の二次元座標を演算する事が
できる。
【0092】ついで位置検出器と光ファイバアレイを一
体として、移動させて、左端半導体レ−ザの集光点に左
端の光ファイバのコアを合致させ、右端半導体レ−ザの
集光点P2 に右端の光ファイバのコアを合致させる。さ
らに微調芯し、左端、右端の光ファイバと半導体レ−ザ
を最適結合位置において結合する。この位置でその他の
半導体レ−ザや光ファイバも最適結合位置にある。これ
は半導体レ−ザのピッチと光ファイバのピッチを初めか
ら合致させているためである。
【0093】半導体レ−ザの検査を行う場合は、ホルダ
−同士を固定せず、この状態で半導体レ−ザを発光させ
て光パワーメータによって光量を測定し、半導体レ−ザ
の特性を測定する。もちろん波長も測定する事ができ
る。こうして半導体レ−ザアレイと光ファイバアレイを
調芯することができる。レンズアレイと半導体レ−ザア
レイを固定してモジュールとする場合は、レンズホルダ
−の端面154とファイバホルダ−の端面160をYA
Gレ−ザによって溶接する。
【0094】[実施例5:光ファイバアレイと光導波路
の結合]以上は光を放射する側にレンズなどの集光系の
ある場合であるが、集光系が無くても、本発明は効果を
有する。例えば図14はファイバアレイ161と光導波
路162を直接結合させる場合である。シングルモード
ファイバからの放射角は高々10度程度であり、PSD
受光面163との距離が例えば200μmであれば、光
束の広がり(ビームのスポット径)は高々40μm程度
であり、未だファイバでいきなり調芯するにはスポット
サイズが小さすぎるが、PSDを用いれば充分位置検知
ができる。従って、図14のような配置で本発明を実施
することができる。その手順は、前出のレンズを有する
場合と全く同じであり、省略する。
【0095】
【発明の効果】本発明は、位置検出器を用いて第1光学
素子の集光点の位置を一挙に求め、その位置に光ファイ
バを移動させて、以後光量の増える方向に光ファイバを
移動させ最適位置を求める。その後、半導体レ−ザの検
査を行う。或いは半導体レ−ザと光ファイバを結合した
モジュールを製作する。調芯に要する時間を大幅に短縮
する事ができる。光学部品、光学機器の検査、生産の工
程を短縮し、光学素子のコストを削減することができ
る。本発明の新規な点は、調芯に位置検出器を用いたこ
と、赤外光を発する半導体レ−ザに対する調芯を可能に
したこと、赤外光用の位置検出器を与えることの3点で
ある。
【0096】 本発明は、粗調芯のために半導体位置
検出器(PSD)を利用している。位置検出器は広い受
光面のどこに光が当たってもその位置を求めることがで
きるから、受光面に光が入るようにさえしておけば、集
光点の位置を一挙に計算できる。さらに半導体素子であ
るから応答速度が速い。また小型軽量である。このよう
な長所を持つので、軽く細い光ファイバと組み合わせる
には最適の素子である。
【0097】小型の素子であるから、普通に実用化され
ている光ファイバ調芯器のヘッドを少し大きくするだけ
で、位置検出器を取り付けることができる。Si半導体
を用いた可視光用の位置検出器は既に市販されている。
Si位置検出器は受光面が数mm角〜10mm角であり
十分に広い。位置分解能も10μmの程度である。これ
だけの分解能があれば、光ファイバを集光点に移動させ
ると必ず光ファイバに光の一部が入るので、すぐに微調
芯を行うことができる。
【0098】集光点の2次元座標を求めれば良いのであ
るから、TVカメラ(撮像管、CCDカメラ)を使って
も位置を求めることができよう。しかしカメラは大型で
あって、重量もある。慣性も大きい。光ファイバと同一
の支持台に固定して両者を動かして、XYZ方向に調芯
するという訳にはいかない。光ファイバとのバランスが
悪いのである。またカメラによって光点を撮像する場合
は画像処理をしなければならない。処理回路が複雑で高
価になる。寸法、重量において光ファイバと釣りあう半
導体位置検出器を用いるから迅速で正確な調芯を安価な
装置によって行うことができる。
【0099】 目に見えない赤外光を出す半導体レ−
ザの調芯に本発明は最適である。本発明は、赤外光用の
位置検出器と光ファイバを組み合わせ赤外光の集光点を
瞬時に見い出す。赤外光の場合、調芯前の焦点(集光
点)が分からないので調芯はより難しくなるが、本発明
の場合は位置検出器によって焦点を見つけるから何等の
困難もない。また赤外光用の半導体レ−ザの場合、発光
しているかどうかは視覚でわからないが、位置検出器に
よって発光、非発光の別はすぐに分かる。光量の不足も
検知できる。
【0100】 本発明の更に新規な点は、赤外光領域
でも、1.3μm、1.48μm、1.55μm、1.
65μm、といった光通信によく使われる波長帯で十分
な感度を持つInGaAsを受光面とする位置検出器を
開発し、これを用いることである。位置検出器としてS
i半導体のものは既にあり市販されている。しかし赤外
光用の位置検出器は未だ製作されていないし市販されて
いない。赤外光を検知するフォトダイオードとしてGe
フォトダイオードがある。Geは広い受光面の素子を作
ることができるが暗電流が大きく微弱光に対しては十分
な位置分解能を与えることができない。
【0101】赤外光に感度を持つ半導体としてInGa
Asがあるが、これは混晶であって広い面積の素子を作
ることが難しい。欠陥が多くて均一な特性の広い素子を
作れないからである。しかし、本発明者はInGaAs
を受光層とする位置検出器を製作しこれに成功した。こ
れは図9に示す構造を持つ。受光部は3.5mm×3.
5mmであって極めて広い。特に直径2mmの範囲では
光点位置と光電流がリニヤである。赤外光用のこのよう
な素子はかつて存在しなかった。それ自身新規なInG
aAs位置検出器を利用するところに本発明の優れて新
規な点が存在する。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体レ−ザと光ファイバの関係を例示する断
面図。
【図2】従来の光軸調芯方法を示す概略構成図。
【図3】半導体レ−ザと光ファイバの結合において、最
適結合位置からのズレの量と光ファイバへの入射光量の
関係を示すグラフ。(a)がZ方向(軸方向)へのズレ
量と入射光量の関係を示す。(b)がXY方向(軸直角
方向)へのずれ量と入射光量の関係を示す。横軸は最適
結合位置からのずれ(μm)、縦軸は最適結合位置での
光量からの光量の減衰(dB)を示す。
【図4】光ファイバの先端を螺旋運動させて半導体レ−
ザからの光を見つけ、見つけた後は光量の増える方向に
光ファイバ先端を移動させて最適結合位置を見い出すよ
うにした従来の調芯方法を説明する図。
【図5】従来の調芯方法において光ファイバに入射する
光のパワーの時間変化を示すグラフ。光を見いだすまで
のT1 が粗調芯時間、これから最適結合位置を見つける
までのT2 が微調芯時間である。
【図6】本発明において光の位置を求めるために利用す
る半導体位置検出器の説明図。(a)は位置検出器と半
導体レ−ザの関係を示す概略斜視図、(b)は4つの電
極からの光電流信号の差と和を求めこれから入射点の
X、Y座標を計算する演算回路図、(c)は入力のX座
標と、光電流の差を和によって割った(X1 −X2)/
(X1 +X2 )の関係を示すグラフ。
【図7】本発明の調芯方法の原理を示す概略構成図。
【図8】図7において位置検出器、光ファイバとこれら
を一体に保持するセンサ支持台の関係を示す図。(a)
は底面図。(b)は縦断面図である。
【図9】本発明においてはじめて製作され使用されるI
nGaAsの位置検出器の説明図。(a)は位置検出器
チップの断面図。(b)は受光面の4辺に設けた電極の
配置を示す斜視図。(c)はパッケージに実装された位
置検出器の一部縦断正面図。
【図10】半導体レ−ザと光ファイバを結合した半導体
レ−ザモジュールの一例を示す縦断面図。
【図11】半導体レ−ザモジュールの実装に本発明を適
用した場合の半導体レ−ザ、光ファイバ、位置検出器の
関係を示す断面図。
【図12】光ファイバと光導波路の調芯の為の操作を説
明する断面図。
【図13】半導体レ−ザアレイと光ファイバアレイの調
芯の為の操作を説明する断面図。
【図14】光ファイバアレイと光導波路の調芯の為の操
作を説明する断面図。
【符号の説明】
1 半導体レ−ザチップ 2 モニタ用フォトダイオード 3 ヘッダ 4 リードピン 5 キャップ 6 球レンズ 7 サブマウント 8 サブマウント 9 光ファイバ 10 駆動電源 11 光パワーメータ 12 コントローラ 13 制御信号 14 XYZ駆動系 15 支持体 16 半導体レ−ザ 23 隆起部 30 全サーチ領域 31 スキャニング領域 32 螺旋経路 39 位置検出器(PSD素子) 40 半導体層 41 X1 電極 42 X2 電極 43 Y1 電極 44 Y2 電極 45 受光面 46 n側電極 47 集光点 60 PSDチップ 61 nーInP基板 62 n−InPバッファ層 63 nーInGaAs受光層 64 n−InP窓層 65 Zn拡散領域 66 nー電極 67 pn接合 68 反射防止膜 69 パッシベーション膜 70 入射光 71 X1 電極(p電極のひとつ) 72 X2 電極(p電極のひとつ) 73 Y1 電極(p電極のひとつ) 74 Y2 電極(p電極のひとつ) 75 受光面 76 入射点 77 位置検出器(PSD) 78 サブマウント 79 ヘッダ 80 リードピン 81 リードピン 82 リードピン 85 キャップ 86 ガラス窓 87 絶縁体 88 金ワイヤ 90 レ−ザマウント 91 ソケット 94 センサ支持台 96 可動アーム 97 コード 98 コード 99 位置演算装置 100 光分岐 101 光ファイバ 102 光ファイバ 103 波長測定器 105 開口 106 ステンレスパイプ 109 半導体レ−ザモジュール 110 ヘッダ 111 リードピン 112 隆起部 113 半導体レ−ザチップ 114 レンズ 115 キャップ 116 ヘッダーの上面 117 スリーブ 118 フェルール 119 フェルールホルダ− 120 光ファイバ 121 フェルール端面 130 光ファイバ 131 レンズホルダ− 132 尾部の開口 133 レンズ 134 PSD受光面 135 集光点 140 第2光学素子 141 光導波路基板 142 導波路 143 導波路 144 導波路 145 光ファイバ 146 光ファイバ 147 導波路ホルダー 148 レンズホルダ−の端面 149 導波路ホルダ−の端面 150 半導体レ−ザアレイ 151 レンズアレイ 152 レンズホルダ− 153 開口 154 レンズホルダ−の端面 155 PSD受光面 156 左端の半導体レ−ザの光の収束点(P1 ) 157 右端の半導体レ−ザの光の収束点(P2 ) 158 ファイバアレイ 159 ファイバホルダ− 160 ファイバホルダ−の端面 161 ファイバアレイ 162 導波路 163 PSD受光面 164 調芯ヘッド

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一点に集光する光を発生する第1の光学
    素子と、狭い入射面を有する第2の光学素子とを光学的
    に調芯する方法において、第2の光学素子と半導体位置
    検出器を光軸が平行で端面がほぼ同じ高さになるように
    支持台によって支持し、第1の光学素子に位置検出器を
    対向させて、位置検出器の受光面に第1の光学素子の光
    を集光させ、第1の光学素子の集光点を位置検出器によ
    って検知し、集光点と第2光学素子の位置の差を求め、
    第2光学素子と位置検出器を一体として第1光学素子に
    対して相対的に移動させて、第1光学素子の集光点に第
    2光学素子を対向させ、その後、第2の光学素子を第1
    の光学素子に対して光量が増大する方向に相対移動させ
    ることにより光学的に調芯する事を特徴とする光軸調芯
    方法。
  2. 【請求項2】 第1の光学素子が集光レンズを有する半
    導体レ−ザであることを特徴とする請求項1に記載の光
    軸調芯方法。
  3. 【請求項3】 第1の光学素子がその一端に集光レンズ
    を有する光ファイバモジュールであり、その他端より光
    を入射させることにより集光点を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の光軸調芯方法。
  4. 【請求項4】 第2の光学素子が光ファイバであること
    を特徴とする請求項1項〜3項の何れかに記載の光軸調
    芯方法。
  5. 【請求項5】 第2の光学素子が光導波路であることを
    特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の光軸調芯方
    法。
  6. 【請求項6】 第1の光学素子が複数の半導体レ−ザと
    集光系から成る半導体レ−ザアレイであって、第2の光
    学素子が第1の光学素子と同じ本数で同じ配置の光ファ
    イバのアレイよりなり、第1の光学素子のアレイの一つ
    の半導体レ−ザを光らせてその位置を対向する位置にあ
    る位置検出器によって検出し、次にアレイの別の半導体
    レ−ザを光らせてその位置を位置検出器によって検出
    し、その後、検出された2つの半導体レ−ザの位置情報
    によって半導体レ−ザアレイと光ファイバアレイを相対
    移動させ両者の対応する半導体レ−ザと光ファイバをそ
    れぞれ対向させた後に、半導体レ−ザアレイと光ファイ
    バアレイを光学的に微調芯する事を特徴とする請求項1
    に記載の光軸調芯方法。
  7. 【請求項7】 第1の光学素子が放射する光の波長が
    0.9μm以上であることを特徴とする請求項1〜6の
    何れかに記載の光軸調芯方法。
  8. 【請求項8】 一点に集光する光を発生する第1の光学
    素子と、狭い入射面を有する第2の光学素子とを光学的
    に調芯する装置であって、受光面に複数の電極を有し各
    電極に流れる光電流を測定し入射点の座標を求め得る半
    導体位置検出器と、第2の光学素子と半導体位置検出器
    を一体に保持するセンサ支持台と、センサ支持台と第1
    の光学素子をXYZ方向に相対的に駆動するXYZ駆動
    系と、第1の光学素子を発光させる駆動電源と、第2の
    光学素子に入った光の強度を検出する光パワーメータ
    と、位置検出器の受光面における光の入射点を演算する
    位置演算装置と、位置演算装置の信号に基づいて入射点
    と第2の光学素子の差を求めてXYZ駆動系を動かし第
    1光学素子の集光点に第2光学素子を移動させさらに光
    パワーメータの信号によって光量の増大する方向に第2
    光学素子を移動させるコントローラとよりなることを特
    徴とする光軸調芯装置。
  9. 【請求項9】 位置検出器が2次元の半導体位置検出器
    であることを特徴とする請求項8に記載の光軸調芯装
    置。
  10. 【請求項10】 半導体位置検出器チップが、第1の導
    電型を有する半導体基板と、前記基板上に形成された第
    1の導電型のエピタキシャル成長層と、基板の裏面に形
    成された第1の電極と、前記エピタキシャル成長層の一
    部に選択的に形成された第2の導電型の領域と、この第
    2の導電型の領域の4箇所に形成された第2から第5の
    電極と、エピタキシャル成長層のpn接合の表面に形成
    された保護膜と、受光層面上に形成された反射防止膜と
    よりなることを特徴とする請求項9に記載の光軸調芯装
    置。
  11. 【請求項11】 第1の光学素子の放射する光の波長が
    0.9μm〜1.7μmの範囲にあり、位置検出器の第
    1の導電型基板がn型InP基板よりなり、第1の導電
    型のエピタキシャル成長層がn型InPバッファ層、n
    型InGaAs受光層、n型InP窓層よりなり、n型
    InP窓層とn型InGaAs受光層にかけてチップ中
    央部に亜鉛拡散によるp型領域が形成され、p型領域の
    4辺に4つの電極が設けられており、各p側電極と底面
    のn側電極の間に流れる光電流X1 、X2 、Y1 、Y2
    の差を和によって割った値によって、X座標、Y座標を
    求めることができることを特徴とする請求項10に記載
    の光軸調芯装置。
  12. 【請求項12】 一点に集光する光を発生する第1の光
    学素子の光学特性を検査する方法であって、狭い入射端
    面を有し他端面が光パワーメータに接続された第2の光
    学素子と半導体位置検出器を光軸が平行で端面がほぼ同
    じ高さになるように支持台によって支持し、第1の光学
    素子に位置検出器を対向させて、位置検出器の受光面に
    第1の光学素子の光を集光させ、第1の光学素子の集光
    点を位置検出器によって検知し、集光点と第2光学素子
    の位置の差を求め、第2光学素子と位置検出器を一体と
    して、第1光学素子に対して、相対的に移動させて、第
    1光学素子の集光点に第2光学素子を対向させ、その
    後、第2の光学素子を第1の光学素子に対して光量が増
    大する方向に相対移動させることにより光学的に調芯
    し、第1光学素子の最大光量が第2光学素子に入射する
    最適位置において第1の光学素子の光量を測定する事を
    特徴とする光学素子の検査方法。
  13. 【請求項13】 第1の光学素子が集光レンズを有する
    半導体レ−ザであることを特徴とする請求項12に記載
    の光学素子の検査方法。
  14. 【請求項14】 第1の光学素子がその一端に集光レン
    ズを有する光ファイバモジュールであり、その他端に光
    源を有し、光源より他端に光を入射させることにより集
    光レンズの前方に集光点を形成するようにしたことを特
    徴とする請求項12に記載の光学素子の検査方法。
  15. 【請求項15】 第1の光学素子が複数の半導体レ−ザ
    と集光系から成る半導体レ−ザアレイであって、第2の
    光学素子が第1の光学素子と同じ本数で同じ配置の光フ
    ァイバのアレイよりなり、第1の光学素子のアレイの一
    つの半導体レ−ザを光らせてその位置を対向する位置に
    ある位置検出器によって検出し、次にアレイの別の半導
    体レ−ザを光らせてその位置を位置検出器によって検出
    し、その後、検出された2つの半導体レ−ザの位置情報
    によって半導体レ−ザアレイと光ファイバアレイを相対
    移動させ両者の対応する半導体レ−ザと光ファイバをそ
    れぞれ対向させた後に、半導体レ−ザアレイと光ファイ
    バアレイを光学的に微調芯し、最適位置において第1光
    学素子の光量を第2光学素子の終端に設けた光パワメー
    タによって測定する事を特徴とする請求項12に記載の
    光学素子の検査方法。
  16. 【請求項16】 第1光学素子の光量の他に、第1光学
    素子の発光波長を測定するようしたことを特徴とする請
    求項12〜15の何れかに記載の光学素子の検査方法。
  17. 【請求項17】 一点に集光する光を発生する第1の光
    学素子の光学特性を検査する装置であって、狭い入射面
    を有し第1光学素子に調芯されるべき第2の光学素子
    と、受光面に複数の電極を有し各電極に流れる光電流を
    測定し入射点の座標を求め得る半導体位置検出器と、第
    2の光学素子と半導体位置検出器を一体に保持するセン
    サ支持台と、センサ支持台と第1の光学素子をXYZ方
    向に相対的に駆動するXYZ駆動系と、第1の光学素子
    を発光させる駆動電源と、第2の光学素子に入った光の
    強度を検出する光パワーメータと、位置検出器の受光面
    における光の入射点を演算する位置演算装置と、位置演
    算装置の信号に基づいて入射点と第2の光学素子の差を
    求めてXYZ駆動系を動かし第1光学素子の集光点に第
    2光学素子を移動させさらに光パワーメータの信号によ
    って光量の増大する方向に第2光学素子を移動させるコ
    ントローラとよりなり、第1光学素子と第2光学素子を
    調芯させた後、第1光学素子を発光させ、第2光学素子
    につないだパワーメータによって第1光学素子の光量を
    測定することを特徴とする光学素子の検査装置。
  18. 【請求項18】 位置検出器が2次元の半導体位置検出
    器であることを特徴とする請求項17に記載の光学素子
    の検査装置。
  19. 【請求項19】 半導体位置検出器チップが、第1の導
    電型を有する半導体基板と、前記基板上に形成された第
    1の導電型のエピタキシャル成長層と、基板の裏面に形
    成された第1の電極と、前記エピタキシャル成長層の一
    部に選択的に形成された第2の導電型の領域と、この第
    2の導電型の領域の4箇所に形成された第2から第5の
    電極と、エピタキシャル成長層のpn接合の表面に形成
    された保護膜と、受光層面上に形成された反射防止膜と
    よりなることを特徴とする請求項18に記載の光学素子
    の検査装置。
  20. 【請求項20】 第1の光学素子の放射する光の波長が
    0.9μm〜1.7μmの範囲にあり、位置検出器の第
    1の導電型基板がn型InP基板よりなり、第1の導電
    型のエピタキシャル成長層がn型InPバッファ層、n
    型InGaAs受光層、n型InP窓層よりなり、n型
    InP窓層とn型InGaAs受光層にかけてチップ中
    央部に亜鉛拡散によるp型領域が形成され、p型領域の
    4辺に4つの電極が設けられており、各p側電極と底面
    のn側電極の間に流れる光電流X1 、X2 、Y1 、Y2
    の差を和によって割った値によって、X座標、Y座標を
    求めることができることを特徴とする請求項19に記載
    の光学素子の検査装置。
  21. 【請求項21】 一点に集光する光を発生する第1の光
    学素子と、狭い入射面を有する第2の光学素子とを光学
    的に調芯し一体に結合して光学モジュールとする方法に
    おいて、第2の光学素子と半導体位置検出器を光軸が平
    行で端面がほぼ同じ高さになるように支持台によって支
    持し、第1の光学素子に位置検出器を対向させて、位置
    検出器の受光面に第1の光学素子の光を集光させ、第1
    の光学素子の集光点を位置検出器によって検知し、集光
    点と第2光学素子の位置の差を求め、第1光学素子と位
    置検出器を一体として、第1光学素子に対して、相対的
    に移動させて、第1光学素子の集光点に第2光学素子を
    対向させ、その後、第2の光学素子を第1の光学素子に
    対して光量が増大する方向に相対移動させることにより
    光学的に調芯し、最適位置において、第1光学素子と第
    2光学素子を結合して光学モジュールを製造する事を特
    徴とする光学モジュールの製造方法。
  22. 【請求項22】 第1の光学素子が集光レンズを有する
    半導体レ−ザであることを特徴とする請求項21に記載
    の光学モジュールの製造方法。
  23. 【請求項23】 第1の光学素子がその一端に集光レン
    ズを有する光ファイバモジュールであり、その他端より
    光を入射させることにより集光点を形成するようにした
    ことを特徴とする請求項21に記載の光学モジュールの
    製造方法。
  24. 【請求項24】 第2の光学素子が光ファイバであるこ
    とを特徴とする請求項21項〜23項の何れかに記載の
    光学モジュールの製造方法。
  25. 【請求項25】 第2の光学素子が光導波路であること
    を特徴とする請求項21〜23の何れかに記載の光学モ
    ジュールの製造方法。
  26. 【請求項26】 第1の光学素子が複数の半導体レ−ザ
    と集光系から成る半導体レ−ザアレイであって、第2の
    光学素子が第1の光学素子と同じ本数で同じ配置の光フ
    ァイバのアレイよりなり、第1の光学素子のアレイの一
    つの半導体レ−ザを光らせてその位置を対向する位置に
    ある位置検出器によって検出し、次にアレイの別の半導
    体レ−ザを光らせてその位置を位置検出器によって検出
    し、その後、検出された2つの半導体レ−ザの位置情報
    によって半導体レ−ザアレイと光ファイバアレイを相対
    移動させ両者の対応する半導体レ−ザと光ファイバをそ
    れぞれ対向させた後に、半導体レ−ザアレイと光ファイ
    バアレイを光学的に微調芯する事を特徴とする請求項2
    1に記載の光学モジュールの製造方法。
  27. 【請求項27】 第1の光学素子が放射する光の波長が
    0.9μm以上であることを特徴とする請求項21〜2
    6に記載の光学モジュールの製造方法。
  28. 【請求項28】 一点に集光する光を発生する第1の光
    学素子と、狭い入射面を有する第2の光学素子とを光学
    的に調芯し両者を結合し一体とする光学モジュールの製
    造装置であって、受光面に複数の電極を有し各電極に流
    れる光電流を測定し入射点の座標を求め得る半導体位置
    検出器と、第2の光学素子と半導体位置検出器を一体に
    保持するセンサ支持台と、センサ支持台と第1の光学素
    子をXYZ方向に相対的に駆動するXYZ駆動系と、第
    1の光学素子を発光させる駆動電源と、第2の光学素子
    に入った光の強度を検出する光パワーメータと、位置検
    出器の受光面における光の入射点を演算する位置演算装
    置と、位置演算装置の信号に基づいて入射点と第2の光
    学素子の差を求めてXYZ駆動系を動かし第1光学素子
    の集光点に第2光学素子を移動させさらに光パワーメー
    タの信号によって光量の増大する方向に第2光学素子を
    移動させるコントローラと、第1光学素子と第2光学素
    子を調芯した位置において溶接し両者を結合する溶接装
    置とよりなることを特徴とする光学モジュールの製造装
    置。
  29. 【請求項29】 位置検出器が2次元の半導体位置検出
    器であることを特徴とする請求項28に記載の光学モジ
    ュールの製造装置。
  30. 【請求項30】 半導体位置検出器チップが、第1の導
    電型を有する半導体基板と、前記基板上に形成された第
    1の導電型のエピタキシャル成長層と、基板の裏面に形
    成された第1の電極と、前記エピタキシャル成長層の一
    部に選択的に形成された第2の導電型の領域と、この第
    2の導電型の領域の4箇所に形成された第2から第5の
    電極と、エピタキシャル成長層のpn接合の表面に形成
    された保護膜と、受光層面上に形成された反射防止膜と
    よりなることを特徴とする請求項29に記載の光学モジ
    ュールの製造装置。
  31. 【請求項31】 第1の光学素子の放射する光の波長が
    0.9μm〜1.7μmの範囲にあり、位置検出器の第
    1の導電型基板がn型InP基板よりなり、第1の導電
    型のエピタキシャル成長層がn型InPバッファ層、n
    型InGaAs受光層、n型InP窓層よりなり、n型
    InP窓層とn型InGaAs受光層にかけてチップ中
    央部に亜鉛拡散によるp型領域が形成され、p型領域の
    4辺に4つの電極が設けられており、各p側電極と底面
    のn側電極の間に流れる光電流X1 、X2 、Y1 、Y2
    の差を和によって割った値によって、X座標、Y座標を
    求めることができることを特徴とする請求項30に記載
    の光学モジュールの製造装置。
JP7237745A 1995-08-22 1995-08-22 光軸調芯方法、光軸調芯装置、光学素子の検査方法、光学素子の検査装置、光学モジュ−ルの製造方法及び光学モジュ−ルの製造装置 Pending JPH0961752A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7237745A JPH0961752A (ja) 1995-08-22 1995-08-22 光軸調芯方法、光軸調芯装置、光学素子の検査方法、光学素子の検査装置、光学モジュ−ルの製造方法及び光学モジュ−ルの製造装置
SG9610464A SG85081A1 (en) 1995-08-22 1996-08-15 Optical-axis alignment method, optical-axis alignment device, inspection method of optical devices, inspection device of optical devices, method of producing optical module, and apparatus of producing optical module
KR1019960033838A KR100227259B1 (ko) 1995-08-22 1996-08-16 광축조심방법, 광축조심장치, 광학소자의 검사방법, 광학소자의 검사장치, 광학모듈의 제조방법 및 광학모듈의 제조장치
TW085110091A TW366613B (en) 1995-08-22 1996-08-19 Method of manufacturing optical module and apparatus for manufacturing the same
DE69632371T DE69632371T2 (de) 1995-08-22 1996-08-21 Verfahren zur Ausrichtung optischer Achsen, Vorrichtung dazu, Inspektionsverfahren für optische Geräte, Inspektionsgerät, Herstellungsverfahren optischer Module und Gerät zur Herstellung eines optischen Moduls
US08/697,248 US5666450A (en) 1995-08-22 1996-08-21 Optical-axis alignment method, optical-axis alignment device, inspection method of optical devices, inspection device of optical devices, method of producing optical module, and apparatus of producing optical module
EP96306114A EP0762170B1 (en) 1995-08-22 1996-08-21 Optical-axis alignment method, optical-axis alignment device, inspection method of optical devices, inspection device of optical devices, method of producing optical module, and apparatus of producing optical module

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7237745A JPH0961752A (ja) 1995-08-22 1995-08-22 光軸調芯方法、光軸調芯装置、光学素子の検査方法、光学素子の検査装置、光学モジュ−ルの製造方法及び光学モジュ−ルの製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0961752A true JPH0961752A (ja) 1997-03-07

Family

ID=17019849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7237745A Pending JPH0961752A (ja) 1995-08-22 1995-08-22 光軸調芯方法、光軸調芯装置、光学素子の検査方法、光学素子の検査装置、光学モジュ−ルの製造方法及び光学モジュ−ルの製造装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5666450A (ja)
EP (1) EP0762170B1 (ja)
JP (1) JPH0961752A (ja)
KR (1) KR100227259B1 (ja)
DE (1) DE69632371T2 (ja)
SG (1) SG85081A1 (ja)
TW (1) TW366613B (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007322667A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 光モジュールの製造方法
JP2010210775A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光モジュール、光モジュールの製造方法
JP2011048018A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光ファイバのガイド部材を装着する方法、それが用いられる装着装置、および、光ファイバのガイド部材
JP2011048020A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光ファイバのガイド部材を装着する方法、それが用いられる装着装置、および、光ファイバのガイド部材
JP2016018028A (ja) * 2014-07-07 2016-02-01 三菱電機株式会社 光軸調整装置および光軸調整方法
US9323015B2 (en) 2010-12-13 2016-04-26 Sumitomo Electric Device Innovations, Inc. Process to align sleeve member optically with optical device
JP2016122194A (ja) * 2010-03-17 2016-07-07 ティーイー コネクティビティ ネーデルランド ビーヴイTE Connectivity Nederland BV 光ファイバ整列測定方法及び装置

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3365598B2 (ja) * 1995-08-31 2003-01-14 富士通株式会社 光モジュール組立体の製造方法および製造装置
JPH1096839A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体レーザモジュールの製造方法
US6072814A (en) * 1997-05-30 2000-06-06 Videojet Systems International, Inc Laser diode module with integral cooling
US6327289B1 (en) 1997-09-02 2001-12-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Wavelength-variable semiconductor laser, optical integrated device utilizing the same, and production method thereof
JPH11231177A (ja) * 1997-12-12 1999-08-27 Oki Electric Ind Co Ltd 光素子モジュール及び光素子モジュールの製造方法
US6057918A (en) * 1998-01-26 2000-05-02 Lucent Technologies, Inc. Laser testing probe
US6217232B1 (en) 1998-03-24 2001-04-17 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for aligning an optic fiber with an opto-electronic device
US6205266B1 (en) * 1998-10-06 2001-03-20 Trw Inc. Active alignment photonics assembly
US6456369B1 (en) * 1999-01-29 2002-09-24 Ando Electric Co., Ltd. Multi-core optical fiber inspecting method and apparatus
US6471419B1 (en) * 1999-06-07 2002-10-29 International Business Machines Corporation Fiber optic assembly
JP2001290037A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Canon Inc レンズ付プラスチック光ファイバ、受・発光デバイス、及びその製造方法
JP2002033507A (ja) 2000-07-18 2002-01-31 Nippon Sheet Glass Co Ltd 受光素子および光分波器
US6538901B1 (en) * 2002-03-05 2003-03-25 Chen-Hung Hung Optical transceiver module
KR100444268B1 (ko) * 2002-06-05 2004-08-12 주식회사 한택 평면배열형 수광 소자를 이용한 광 측정 장치 및 방법
US20040066514A1 (en) * 2002-10-08 2004-04-08 Kardos Victor J. Upper compliant tooling
US7456945B2 (en) * 2002-10-28 2008-11-25 Finisar Corporation Photonic device package with aligned lens cap
US20040119988A1 (en) * 2002-10-28 2004-06-24 Finisar Corporation System and method for measuring concentricity of laser to cap
US20040091213A1 (en) * 2002-11-08 2004-05-13 Tsung-Kai Chuang Optical calibrating method
US6886997B2 (en) 2003-02-24 2005-05-03 Asm Assembly Automation Ltd. Apparatus and method for active alignment of optical components
US7095928B2 (en) * 2003-04-29 2006-08-22 Xponent Photonics Inc Surface-mounted photodetector for an optical waveguide
US7371017B1 (en) * 2003-11-10 2008-05-13 Finisar Corporation Automated laser pressing system
WO2005045498A1 (en) * 2003-11-10 2005-05-19 Bookham Technology Plc An optoelectric subassembly
US20050129372A1 (en) * 2003-12-11 2005-06-16 Tieyu Zheng Method and apparatus for manufacturing a transistor-outline (TO) can having a ceramic header
US7184646B2 (en) * 2004-04-15 2007-02-27 Jds Uniphase Corporation Optical module with multiple optical sources
US7298466B2 (en) * 2005-03-15 2007-11-20 Avanex Corporation System and method for assembling optical components
WO2009116508A1 (ja) * 2008-03-19 2009-09-24 株式会社安川電機 形状計測装置とこれを備えたロボット装置
US8045164B2 (en) * 2008-07-10 2011-10-25 Applied Optoelectronics, Inc. Position finding system and method for use in aligning laser device with an optical fiber
US7897481B2 (en) * 2008-12-05 2011-03-01 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. High throughput die-to-wafer bonding using pre-alignment
TWI416178B (zh) * 2008-12-31 2013-11-21 Benq Materials Corp 檢測裝置及其操作方法
ES2403172B1 (es) * 2011-09-22 2014-12-12 Jeanología, S.L. Método y sistema de ajuste de la alineación de un haz fotónico
CN102809789A (zh) * 2012-07-17 2012-12-05 南京航空航天大学 分布反馈激光器阵列的光纤耦合封装方法
CN103513335B (zh) * 2013-10-09 2017-03-15 中南大学 一种基于耦合模型的阵列波导器件对准方法与装置
US10228531B2 (en) * 2015-10-08 2019-03-12 Finisar Germany Gmbh Lens device
CN105842798B (zh) * 2016-05-18 2018-01-05 江苏奥雷光电有限公司 激光二极管的管芯和to组件耦合的最大光功率查找方法
JP7139518B2 (ja) * 2018-11-14 2022-09-20 モレックス エルエルシー フィードバックミラーアセンブリを有するレンズ付き光ファイバコネクタ
US11428880B2 (en) * 2020-07-31 2022-08-30 Openlight Photonics, Inc. Optical based placement of an optical compontent using a pick and place machine

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1229904A (en) * 1985-06-28 1987-12-01 John C. Goodwin Laser-fiber positioner
USH551H (en) * 1987-06-15 1988-12-06 American Telephone And Telegraph Company Optical package with improved fiber alignment fixture
US5029965A (en) * 1989-11-21 1991-07-09 Tan Yoke T Method for aligning an optical fiber to an active device
US5168321A (en) * 1990-11-26 1992-12-01 The Board Of Governors For Higher Education, State Of Rhode Island And Providence Plantations Doped-germanium sensor for use in a system to control the alignment of a CO2 laser beam
US5217906A (en) * 1991-12-03 1993-06-08 At&T Bell Laboratories Method of manufacturing an article comprising an opto-electronic device
JPH05264869A (ja) * 1992-03-18 1993-10-15 Fujitsu Ltd 光結合される光ファイバと受光素子の相対的位置関係の調整方法及び評価方法並びにこれらの方法の実施に使用する装置
US5343548A (en) * 1992-12-15 1994-08-30 International Business Machines Corporation Method and apparatus for batch, active alignment of laser arrays to fiber arrays
US5367140A (en) * 1993-12-27 1994-11-22 At&T Bell Laboratories Method for laser welding of optical packages

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007322667A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 光モジュールの製造方法
JP2010210775A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光モジュール、光モジュールの製造方法
JP2011048018A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光ファイバのガイド部材を装着する方法、それが用いられる装着装置、および、光ファイバのガイド部材
JP2011048020A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光ファイバのガイド部材を装着する方法、それが用いられる装着装置、および、光ファイバのガイド部材
JP2016122194A (ja) * 2010-03-17 2016-07-07 ティーイー コネクティビティ ネーデルランド ビーヴイTE Connectivity Nederland BV 光ファイバ整列測定方法及び装置
US9323015B2 (en) 2010-12-13 2016-04-26 Sumitomo Electric Device Innovations, Inc. Process to align sleeve member optically with optical device
JP2016018028A (ja) * 2014-07-07 2016-02-01 三菱電機株式会社 光軸調整装置および光軸調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
SG85081A1 (en) 2001-12-19
TW366613B (en) 1999-08-11
DE69632371D1 (de) 2004-06-09
KR970011916A (ko) 1997-03-27
KR100227259B1 (ko) 1999-11-01
US5666450A (en) 1997-09-09
DE69632371T2 (de) 2004-09-16
EP0762170B1 (en) 2004-05-06
EP0762170A1 (en) 1997-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0961752A (ja) 光軸調芯方法、光軸調芯装置、光学素子の検査方法、光学素子の検査装置、光学モジュ−ルの製造方法及び光学モジュ−ルの製造装置
US5991040A (en) Optical distance sensor
US5673350A (en) Laser module with focusing lens and fixing method of the focusing lens
EP0997748A2 (en) Chromatic optical ranging sensor
CN106932866B (zh) 一种硅基光子器件的自动对光装置及方法
JPH09307134A (ja) 受光素子及びその光モジュール並びに光ユニット
MXPA02010112A (es) Dispositivo opto-electronico con iluminacion en la parte superior, con circuitos micro opticos y electronicos integrados.
US7523848B2 (en) Method and apparatus for measuring the size of free air balls on a wire bonder
JP2002335036A (ja) 光モジュール及びその製造方法
JPWO2002063730A1 (ja) 光送信器
US20030010904A1 (en) High speed fiber to photodetector interface
JP3947159B2 (ja) 共焦点光学結像原理に従って迅速な光学的距離測定を行うセンサ装置
US5324954A (en) Systems for adjusting and evaluating positional relationship between light-receiving element and optical fiber
JP3531456B2 (ja) 受光素子モジュ−ル及びその製造方法
CA2363369A1 (en) Semiconductor laser module and method of making the same
US6857554B2 (en) Method and device for determining the vectorial distance between the capillary and the image recognition system of a wire bonder
JPH0943456A (ja) 光モジュール光軸調整装置及び方法
KR100583649B1 (ko) 콜리메이팅 검출장치 및 이를 이용한 광모듈 패키징 장치
JPH0882724A (ja) 光モジュール組み立て位置決め方法および光モジュール組み立て位置決め装置
CN220105289U (zh) 激光测距装置
US6997368B2 (en) Fiber alignment process using cornercube offset tool
US6914237B2 (en) Auto-alignment system with focused light beam
JP2002258118A (ja) 光半導体モジュールの製造方法および製造装置
CN117760552A (zh) 一种vcsel芯片光功率测量装置及方法
Lee et al. Quantitative evaluation of passive-aligned laser diode-to-fiber coupling

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040622