JP2006161005A - フィルム用コート剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材フィルムに対する密着性および塗工作業性が良好な、そしてアンカーコート層の透明性が良好で、さらにガスバリヤー性に優れた上塗のポリビニルアルコール樹脂層にも密着性が良好なフィルム用コート剤組成物を提供すること。
【解決手段】アセトアセトキシ基を含有し、ガラス転移温度が0〜80℃であるカチオン性アクリル系共重合体とポリエチレンイミンとからなることを特徴とするフィルム用コート剤組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、フィルム用水性コート剤組成物に関する。さらに詳しくは、優れた作業性を有し、貯蔵安定性に優れ、特に、食品、医療品の包装、偏光板保護フィルムなどの如く、気密性を要求される用途に用いるのに適した上塗りのポリビニルアルコール樹脂積層用のフィルム用水性コート剤組成物に関する。
食品や医療品などを包装するための包装材料および偏光板保護フィルムなどは、酸素や水蒸気などのガスによる酸化劣化や湿気劣化を防ぐためにガスバリヤー性が必要である。特に、酸素バリヤー性はポリビニルアルコール樹脂が非常に優れているが、該ポリビニルアルコールは基材フィルムに対して非常に密着性が悪いという欠点がある。これを解決するために各種のアンカーコート剤が検討されている。
従来、基材フィルム用アンカーコート剤としては、溶剤系ウレタン樹脂が使用されているが、溶剤系は、作業環境や火災などの問題があるので水系のアンカーコート剤が求められている。例えば、特許文献1には、水性塩化ビニリデン系樹脂を主成分としたアンカーコート剤が開示されている。しかしながら、塩素系樹脂はリサイクル処理や焼却時に塩素ガスが発生するため、衛生環境上の問題点から使用できない。
特許文献2では、水性ウレタン樹脂を水性メラミン樹脂で架橋させてなるプライマー層を設けたポリエステルフィルム積層体について開示されている。特許文献3では、アクリル樹脂とイソシアネート樹脂との混合物からなるプライマー層積層体について開示されている。特許文献4では、プライマー層が、ポリエチレンイミンからなる旨が開示されている。特許文献5では、ポリエチレンイミン、水性の合成樹脂およびセルロース系またはでんぷん系接着剤を含むプライマー層を形成したフィルム積層体が開示されている。特許文献6では、アンカー層がジエン系ポリマーとイオン性水性ポリマー(ポリエチレンイミン)であることが開示されている。特許文献7では、重合体の三級窒素原子をカチオン化剤で四級化した両性物質である四級窒素含有アクリル樹脂と、ポリエチレンイミンと、ポリアミンポリアミドのエピクロヒドリン付加物とを配合したアンカーコート剤が開示されている。
上記いずれのアンカーコート剤においても、バリヤー層にポリビニルアルコール樹脂を使用する場合には、ポリビニルアルコール樹脂層の基材フィルムに対する密着性に問題がある。
さらに特許文献8では、ノルボルネン樹脂フィルムに、ポリビニルアルコールおよびポリエチレンイミンを含有する樹脂層を積層した偏光板保護フィルムが開示されているが、この組成ではノルボルネン樹脂フィルム以外のフィルムに対してポリビニルアルコール樹脂層の密着性が悪く、さらに耐水性にも問題がある。
特開昭63−118249号公報 特開昭61−233539号公報 特開平10−264292号公報 特開平5−245979号公報 特開平6−340755号公報 特開平7−304128号公報 特開平10−146931号公報 特開2001−272535号公報
従って本発明の目的は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステルフィルム、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、6−ナイロンなどのポリアミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム、ノルボルネン系フィルムなど各種の基材フィルムに対する密着性および塗工作業性が良好な、そしてアンカーコート層の透明性が良好で、さらにガスバリヤー性に優れた上塗のポリビニルアルコール樹脂層にも密着性が良好なフィルム用コート剤組成物を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、アセトアセトキシ基を含有し、特定のガラス転移温度を有するカチオン性アクリル系共重合体に、ポリエチレンイミンを添加したフィルム用コート剤組成物からなるアンカーコート層が、各種基材フィルムおよび上塗のポリビニルアルコール樹脂層に対する密着性が優れていることを見出し本発明に至った。
すなわち、本発明は下記の構成からなる。
1.アセトアセトキシ基を含有し、ガラス転移温度が0〜80℃であるカチオン性アクリル系共重合体とポリエチレンイミンとからなることを特徴とするフィルム用コート剤組成物(以下「フィルム用コート剤組成物」を「コート剤組成物」という)。
2.カチオン性アクリル系共重合体が、水、界面活性剤および重合開始剤の存在下に、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体とアセトアセトキシ基含有単量体を主成分とする単量体混合物を乳化重合して得られる水性カチオン性アクリル系エマルションである前記1に記載のコート剤組成物。
3.界面活性剤が、カチオン性界面活性剤および/またはノニオン性界面活性剤であり、重合開始剤がカチオン性ラジカル開始剤である前記2に記載のコート剤組成物。
4.アセトアセトキシ基含有単量体の使用量が、全単量体の中で1〜50質量%を占める量である前記1〜3のいずれか1項に記載のコート剤組成物。
5.ポリエチレンイミンの添加量が、カチオン性アクリル系共重合体(固形分)100質量部に対して固形分で0.5〜10質量部である前記1〜4のいずれか1項に記載のコート剤組成物。
本発明によれば、各種基材フィルムおよびポリビニルアルコール樹脂層に対する密着性が良好なアンカーコート層を形成し得るコート剤組成物が提供される。該組成物は、好ましくは水性エマルションタイプであるので塗工作業性が良好であり、火災や環境衛生上の問題もなく、ガスバリヤー性が要求されるフィルムのコート剤組成物として有用である。
次に発明を実施するための最良の形態を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
本発明のコート剤組成物は、アセトアセトキシ基を含有し、ガラス転移温度が0〜80℃であるカチオン性アクリル系共重合体とポリエチレンイミンとからなることを特徴としている。
本発明においてアセトアセトキシ基を含有するカチオン性アクリル系共重合体は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体とアセトアセトキシ基含有単量体とを主成分とし、必要に応じてカチオン性ビニル単量体およびその他の共重合可能な単量体を含有する単量体混合物を共重合して得られる。
本発明に使用する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−またはi−プロピル(メタ)アクリレート、2−メチル−2−ニトロプロピル(メタ)アクリレート、n−,i−,s−またはt−ブチル(メタ)アクリレート、n−またはt−ペンチル(メタ)アクリレート、3−ペンチル(メタ)アクリレート、2,2−ジメチルブチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、4−メチル−2−プロピルペンチル(メタ)アクリレート、n−オクタデシル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸と炭素数1〜20のアルキルエステル類などが挙げられる。これらの群から選ばれる1種以上を使用することができる。
本発明に使用するアセトアセトキシ基含有単量体としては、アセトアセトキシ基を有する不飽和化合物であれば特に限定されないが、アセトアセトキシ基が置換されたアクリル酸エステル、メタクリル酸エステルが好ましく、例えば、アセトアセトキシエチルアクリレート、アセトアセトキシエチルメタクリレート、アセトアセトキシプロピルアクリレート、アセトアセトキシプロピルメタクリレート、アセトアセトキシエチルクロトナート、アセトアセトキシプロピルクロトナート、2−シアノアセトアセトキシエチルメタクリレート、N−(2−アセトアセトキシエチル)アクリルアミド、N−(2−アセトアセトキシエチル)メタクリルアミド、アセト酢酸アリル、アセト酢酸ビニルなどが挙げられる。これらの群から選ばれる1種以上を使用することができる。このうちで特に、アセトアセトキシエチルアクリレート、アセトアセトキシエチルメタクリレートが好ましい。その使用量は、全単量体の中で1〜50質量%を占める量である。上記使用量が1質量%より少ない共重合体からなるアンカーコート層の場合は、上塗り層であるポリビニルアルコール樹脂層との密着性が悪くなり、その使用量が50質量%を超える共重合体からなるコート剤組成物は、その貯蔵安定性が悪くなる。アセトアセトキシ基を有する単量体の好ましい使用量は全単量体中で3〜35質量%を占める量であり、より好ましい使用量は5〜20質量%を占める量である。
本発明においては、必要に応じて上記の必須の単量体に加えてカチオン性ビニル単量体を共重合させることができる。使用するカチオン性ビニル単量体としては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリル酸ジアルキル(炭素数1〜4)アミノアルキル(炭素数2、3)エステルの第4級アンモニウム塩[(メタ)アクリル酸エチルトリメチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリル酸エチルトリエチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリル酸エチルジメチルベンジルアンモニウムクロライドなど]などで、特に代表的な例としては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノメチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレートなどのジアルキルアミノ(メタ)アクリレートの如き、各種のN−置換不飽和化合物類が挙げられる。これらの群から選ばれる1種以上を使用することができる。その使用量は、全単量体中において0〜50質量%を占める量である。その使用量が50質量%を超える場合、本発明のコート剤組成物から形成されるアンカーコート層の耐水性が低下する。上記カチオン性ビニル単量体を使用する場合の好ましい使用量は0.1〜15質量%である。
上記カチオン性ビニル単量体を使用することによってエマルション製造時の重合安定性がよくなり、エマルションの機械的安定性や貯蔵安定性が向上し、カチオン性が高くなり、ポリエチレンイミンとの相溶性が向上する効果が得られる。
本発明において必要に応じて使用するその他の共重合可能な単量体としては、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体、アセトアセトキシ基含有単量体およびカチオン性ビニル単量体以外の共重合可能な単量体であれば使用することができる。例えば、シクロアルキル(メタ)アクリレート[シクロヘキシル(メタ)アクリレート、シクロペンチル(メタ)アクリレートなど]、アラルキル(メタ)アクリレート[ベンジル(メタ)アクリレートなど]、多環式(メタ)アクリレート[2−イソボルニル(メタ)アクリレート、2−ノルボルニルメチル(メタ)アクリレート、5−ノルボルネン−2−イソ−メチル(メタ)アクリレート、3−メチル−2−ノルボルニルメチル(メタ)アクリレートなど]、ヒドロキシル基含有(メタ)アクリル酸エステル類[ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなど]、アルコキシ基またはフェノキシ基含有(メタ)アクリル酸エステル類[2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、3−メトキシブチル(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレートなど]、エポキシ基含有(メタ)アクリル酸エステル類[グリシジル(メタ)アクリレートなど]、ハロゲン含有(メタ)アクリル酸エステル類[2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、ヘキサフルオロプロピル(メタ)アクリレート、オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート、ヘプタデカフルオロデシル(メタ)アクリレートなど]、(メタ)アクリルアミド類[例えば、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−n−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−i−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロイルモルホリン、N−メチロール(メタ)アクリルアミドなど]、シアン化ビニル類[(メタ)アクリロニトリルなど)、ビニルエステル類(例えば、酢酸ビニルなど)、芳香族ビニル化合物(例えば、スチレン、p−クロロスチレン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、スチレンスルホン酸ナトリウムなど)などが挙げられる。その使用量は全単量体中において0〜15質量%を占める量である。
本発明で用いるカチオン性アクリル系共重合体は、ガラス転移温度(以下Tgと記す)が0〜80℃であることが必要である。Tgが0℃より低い場合、基材フィルムとの密着力が弱くなり、Tgが80℃を超える場合は、成膜性が低下して基材フィルムに対する密着性がやはり低下する。好ましくは20〜70℃である。なお、Tgは、常法によって求められる計算値で示す。該計算値は、下記式、
(1/Tg)=(W1/Tg1)+(W2/Tg2)+……+(Wn/Tgn)
を用いて算出することができる。式中、Tgは、ガラス転移温度(°K)を示し、W1、W2、……、Wnは、単量体組成物中の各単量体の質量分率を示し、Tg1、Tg2、……、Tgnは、対応する単量体の単独重合体のTg(°K)を示す。なお、単独重合体のTgは、例えば、ポリマーハンドブックに記載されている数値を採用すればよい。
本発明に使用するポリエチレンイミンは、各種基材フィルムに対するアンカーコート層の密着性を向上させるために必要である。該ポリエチレンイミンは、エチレンイミンの重合体であり、三員環構造のアミノ基を有する非常に反応性に富む水溶性高分子であり、数平均分子量が100〜100,000程度、アミン価が20程度のもので、好ましい具体例としては、日本触媒(株)製のエポミンP−1000(分子量70,000、アミン価18)やBASF社製のルパゾールPS(分子量70,000、アミン価18)などが挙げられる。
本発明で用いるカチオン性アクリル系共重合体は、エマルションタイプであることが好ましい。上記共重合体をエマルションタイプにすることにより高濃度且つ低粘度のコート剤組成物が得られ、コート剤組成物の塗工に際して少量の塗工量でも厚膜のアンカーコート層が得られる。上記エマルションは公知の通常の方法で製造することができる。
上記エマルションの製造に使用される界面活性剤は、カチオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤をそれぞれ単独で使用することも、併用することもできる。その使用量は、全単量体100質量部に対して0.5〜10質量部が好ましい。本発明に使用するカチオン性界面活性剤としては、アルキルアミン塩、例えば、ラウリルアミンアセテート、ステアリルアミンアセテート、ポリオキシエチレンアルキルアミンなど、第四級アンモニウム塩、例えば、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライドなどが挙げられる。好ましくは第四級アンモニウム塩である。
本発明に使用するノニオン性界面活性剤としては、アルキルアリルエーテル型(例えば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルなど)、アルキルエーテル型(例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテルなど)、アルキルエステル型(例えば、ポリオキシエチレンラウレート、ポリオキシエチレンオレエートなど)、そのほかアルキルアミン型、ソルビタン誘導体などが挙げられる。
前記共重合に使用する重合開始剤は、カチオン性ラジカル開始剤が好ましい。その使用量は全単量体100質量部に対して0.05〜5質量部である。カチオン性ラジカル開始剤としては、2,2′−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]二塩酸塩(和光純薬工業(株)製、商品名VA044)、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩(和光純薬工業(株)製、商品名V50)などが挙げられる。
本発明のコート剤組成物が適用される基材フィルムの材料は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステルフィルム、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、6−ナイロンなどのポリアミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム、ノルボルネン系フィルムなどであり、さらにこれらの材料が共押出により多層化された積層フィルムも含まれる。
本発明のコート剤組成物を塗布する方法としては、エアドクターコータ、ブレードコータ、ロッドコータ、ナイフコータ、スクイズコータ、含浸コータ、リバースロールコータ、トランスファロールコータ、グラビアコータ、キスロールコータなどの方法が挙げられるが、いずれも使用することができる。
本発明のコート剤組成物の基材フィルムに対する塗布量は0.05〜5g/m2ドライであり、好ましい塗布量は0.3〜2g/m2ドライである。その塗布量が0.05g/m2ドライより少ない場合には、アンカーコート剤としての効果がなく、一方、その塗布量が5g/m2ドライを超える場合は、乾燥時間を長くしなければ完全な塗膜が得られず、作業性に問題がでる。
本発明のコート剤組成物は、必要に応じて公知の添加剤である可塑剤、充填剤、顔料、粘性調整剤、消泡剤、防腐剤、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、凍結防止剤、防炎剤、難燃剤などを本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
次に実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。なお、文中「部」または「%」とあるのは特に断りのない限り質量基準である。
[実施例1]
予めビーカーにイオン交換水75.9部、コータミン24P(花王(株)製 固形分27%)3.7部、ジメチルアミノエチルメタクリレート5部、アセトアセトキシエチルメタクリレート5部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート10部、エチルアクリレート67部、メチルメタクリレート13部を秤量し、ホモミキサーにて撹拌し単量体乳化物を作った。
撹拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管をつけた反応装置に、イオン交換水67.9部を秤量し、70℃迄昇温させ、70℃で重合開始剤V−50(和光純薬工業(株)製)の10%水溶液を2部添加し、その後直ちに予め準備した前記単量体乳化物を3時間で滴下し重合反応をした。滴下終了後さらに70℃で3時間熟成後室温迄冷却した。冷却後、氷酢酸1.2部を添加し淡黄色のカチオン電荷である水性カチオン性アクリル系エマルション得た。該エマルションは固形分40.0%、粘度150mPa・s/30℃、pH4.5、Tg0℃(計算値)であった。
上記エマルションの固形分100部に対してエポミンP−1000(ポリエチレンイミン:日本触媒(株)製、固形分30%)を固形分で3部になるように添加して、さらにイオン交換水で希釈して固形分が10%の本発明のコート剤組成物を得た。
上記コート剤組成物をコロナ放電処理が施されている基材フィルムとしてのOPPフィルム(厚さ25μm)、PEフィルム(厚さ30μm)およびPETフィルム(厚さ35μm)に、塗布量が0.5〜1.0g/m2ドライになるように塗布して、80℃の熱風乾燥機で30秒間乾燥しアンカーコート層付着性試験試料とした。該試料を図1に示すようにウレタン系接着剤でPETフィルムにドライラミネート接着し、その剥離強度を測定した。その結果、各種フィルムともその剥離強度が1.5N以上で良好であった。
さらにOPPフィルム上のアンカーコート層上にゴーセファイマーZ−200(完全鹸化ポリビニルアルコール樹脂、日本合成化学(株)製)の10%水溶液を0.5〜1.2g/m2ドライになるように塗布し、80℃の熱風乾燥機で30秒間乾燥し、透明性や酸素ガスバリヤー性試験の試料およびポリビニルアルコール樹脂層との付着性試験の試料とした。その結果、透明性はヘイズ値が5%未満で、酸素ガスバリヤー性は5cc/m2・24hrs・atm未満で良好であった。アンカーコート層とポリビニルアルコール樹脂層との付着性は、図2に示すようにウレタン系接着剤でPETフィルムにドライラミネート接着し、その剥離強度を測定した。その結果、剥離強度は1.3Nで良好であった。結果は表1−1に示す。
[実施例2]〜[実施例7]
表1−1、1−2に示すように単量体の種類や量を変更して実施例1と同様にして本発明のコート剤組成物を得、かつ試験試料を作製して実施例1と同様にして試験を行なった。その結果、基材フィルムに対する付着性、アンカーコート層とポリビニルアルコール樹脂層との付着性、透明性および酸素ガスバリヤー性がすべて良好であった。
[実施例8]および[実施例9]
実施例8は、実施例4に使用の界面活性剤にノニオン性界面活性剤(特殊非イオン界面活性剤であるニューコール723、日本乳化剤(株)製)を併用した例であり、実施例9は実施例4に使用の界面活性剤をすべてノニオン性界面活性剤(特殊非イオン界面活性剤であるニューコール723、日本乳化剤(株)製)に変更した例である。その他は実施例1と同様にして本発明のコート剤組成物を得、同様にして試験試料を作製し、それぞれについて実施例1と同様にして試験をした。その結果、基材フィルムに対するアンカーコート層の付着性、アンカーコート層とポリビニルアルコール樹脂層との付着性、透明性および酸素ガスバリヤー性がすべて良好であった。結果は表1−2に示す。
[比較例1]
比較例1は、共重合体のTgが102℃である例であり、コート剤組成物の成膜性が悪く各試験が不能であった。
[比較例2]
比較例2は、必須成分であるアセトアセトキシ基含有単量体であるアセトアセトキシエチルメタクリレートを除いた例である。基材フィルムに対してのアンカーコート層の付着性および透明性は良好であったが、アンカーコート層とポリビニルアルコール樹脂層との付着性および酸素ガスバリヤー性が悪かった。
[比較例3]
比較例3は、ポリエチレンイミンを除いた例であるが、すべての試験で悪い結果であった。
[参考例1]
参考例1は、ポリエチレンイミンを15部と大目に添加した例であるが、付着性および酸素ガスバリヤー性は良好であったが、フィルムの透明性が悪かった。
Figure 2006161005
Figure 2006161005
表中に書かれている略号などの意味は下記の通りである。
[単量体]
EA:エチルアクリレート
BA:ブチルアクリレート
MMA:メチルメタクリレート
AAEM:アセトアセトキシエチルメタクリレート
2HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート
[界面活性剤]
コータミン24P:カチオン性界面活性剤、花王(株)製、固形分27%
ニューコール723:特殊非イオン界面活性剤、日本乳化剤(株)製
[開始剤]
V−50:2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、和光純薬工業(株)製
[付着性]
OPP:コロナ放電処理が施されている厚さ25μmの延伸ポリプロピレンフィルム
PE:コロナ放電処理が施されている厚さ30μmのポリエチレンフィルム
PET:コロナ放電処理が施されている厚さ35μmの延伸ポリエチレンフタレートフィルム
CT/PVA:アンカーコート層上にポリビニルアルコール樹脂層をコートしたもの
試験方法
1.基材フィルムに対する付着性
コート剤組成物をコロナ放電処理が施されている各基材フィルム:OPPフィルム(厚さ25μm)、PEフィルム(厚さ30μm)およびPETフィルム(厚さ35μm)に塗布量が0.5〜1.0g/m2ドライになるように塗布して、80℃の熱風乾燥機で30秒間乾燥しアンカーコート層付着性試験試料とした。該試料を図1に示すようにウレタン系接着剤(溶剤系2液型ウレタン系)を使用し塗布量2.0〜3.0g/m2ドライになるように塗工し乾燥させてPETフィルムにドライラミネートし、40℃の恒温槽で24時間養生して23℃、50%RH雰囲気中に30分放置し、その雰囲気中でテンシロン引張り試験機(オリエンテック(株)製)にて試料幅15mm、引っ張り速度100mm/分で90°剥離強度を測定する。
◎:1.5N以上
○:1.5N未満〜1.0N以上
△:1.0未満〜0.5N以上
×:0.5N未満
2.アンカーコート層とポリビニルアルコール樹脂層との付着性
コート剤組成物をコロナ放電処理が施されている基材フィルム;OPPフィルム(厚さ25μm)に塗布量が0.5〜1.0g/m2ドライになるように塗布して、80℃の熱風乾燥機で30秒間乾燥しアンカーコート層を形成し、さらにその上にゴーセファイマーZ−200(完全鹸化ポリビニルアルコール樹脂、日本合成化学(株)製)の10%水溶液を0.5〜1.2g/m2ドライになるように塗布し、80℃の熱風乾燥機で30秒間乾燥し、図2に示すように基材フィルムに対する付着性試験と同様にウレタン系接着剤でPETフィルムにドライラミネートして基材フィルムに対する付着性試験と同じ条件で90°剥離強度を測定する。
○:1.4N未満〜1.0N以上
△:1.0未満〜0.5N以上
×:0.5N未満
3.フィルムの透明性
コート剤組成物をコロナ放電処理が施されている基材フィルム:OPPフィルム(厚さ25μm)に塗布量が0.5〜1.0g/m2ドライになるように塗布して、80℃の熱風乾燥機で30秒間乾燥しアンカーコート層を形成し、さらにその上にゴーセファイマーZ−200(完全鹸化ポリビニルアルコール樹脂、日本合成化学(株)製)の10%水溶液を0.5〜1.2g/m2ドライになるように塗布し、80℃の熱風乾燥機で30秒間乾燥し透明性の試料とする。該試料を23℃、50%RH雰囲気中でヘイズメーター NDH 2000(日本電色(株)製)を使用してヘイズ値(%)を求める。
○:5%未満
×:5%以上
4.酸素ガスバリヤー性試験
コート剤組成物をコロナ放電処理が施されている基材フィルム:OPPフィルム(厚さ25μm)に塗布量が0.5〜1.0g/m2ドライになるように塗布して、80℃の熱風乾燥機で30秒間乾燥しアンカーコート層を形成し、さらにその上にゴーセファイマーZ−200(完全鹸化ポリビニルアルコール樹脂、日本合成化学(株)製)の10%水溶液を0.5〜1.2g/m2ドライになるように塗布し、80℃の熱風乾燥機で30秒間乾燥し、酸素ガスバリヤー性の試料とする。該試料をJISK7126「プラスチックフィルムおよびシートの気体透過度試験方法」に準じてモダンコントロール(株)製「MOCON OX−TRAN2/20」を使用して23℃、50%RH雰囲気中で測定する。
○:5cc/m2・24hr・atm未満
×:5cc/m2・24hr・atm以上
本発明によれば、各種の基材フィルムに対する密着性および塗工作業性が良好で、アンカーコート層の透明性が良好で、さらにガスバリヤー性に優れた上塗のポリビニルアルコール樹脂層にも密着性が良好なアンカーコート層を形成し得るコート剤組成物を提供することができる。
基材フィルムに対する付着性の測定方法を示す説明図。 アンカーコート層とポリビニルアルコール樹脂層との付着性の測定方法を示す説明図。
符号の説明
1:基材フィルム
2:アンカーコート層
3:ガスバリヤー剤
4:接着剤
5:PETフィルム

Claims (5)

  1. アセトアセトキシ基を含有し、ガラス転移温度が0〜80℃であるカチオン性アクリル系共重合体とポリエチレンイミンとからなることを特徴とするフィルム用コート剤組成物。
  2. カチオン性アクリル系共重合体が、水、界面活性剤および重合開始剤の存在下に、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体とアセトアセトキシ基含有単量体を主成分とする単量体混合物を乳化重合して得られる水性カチオン性アクリル系エマルションである請求項1に記載のフィルム用コート剤組成物。
  3. 界面活性剤が、カチオン性界面活性剤および/またはノニオン性界面活性剤であり、重合開始剤がカチオン性ラジカル開始剤である請求項2に記載のフィルム用コート剤組成物。
  4. アセトアセトキシ基含有単量体の使用量が、全単量体の中で1〜50質量%を占める量である請求項1〜3のいずれか1項に記載のフィルム用コート剤組成物。
  5. ポリエチレンイミンの添加量が、カチオン性アクリル系共重合体(固形分)100質量部に対して固形分で0.5〜10質量部である請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィルム用コート剤組成物。
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