JP2009073896A - 粘着剤組成物及び光学フィルム - Google Patents

粘着剤組成物及び光学フィルム Download PDF

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宏人 中野
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Abstract

【課題】
高温高湿などの過酷な条件下で使用されても剥がれ、気泡、白ヌケ現象などの発生することなく、偏光フィルム上に帯電を起こさない偏光フィルム用の粘着剤組成物を提供することである。
【解決手段】
少なくとも、重量平均分子量80万〜250万のアクリル共重合体(A)と、該アクリル共重合体(A)100重量部に対して、0.01〜5.0重量部の、アルカリ金属イオンを内包し、分子量1000以上のアルキレングリコール鎖を有するアクリル単量体の共重合体からなる帯電防止剤(B)と、0.01〜5.0重量部の架橋剤(C)とを含有することを特徴とする粘着剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、 粘着剤組成物及び該粘着剤組成物から形成された粘着剤層を有する偏光フィルム等の光学フィルムに関するものである。
液晶表示板は、近年、パーソナルコンピュータ、壁掛けテレビ、カーナビゲーションなどの広範な分野で表示装置として使用されている。
上記液晶表示板は、ガラスなどの二枚の支持基板間に所定の方向に配向した液晶成分を挟持した液晶セルと、偏光機能を担っている偏光フィルム以外にも、液晶層の光の干渉により生じる着色を補償するために位相差フィルム、表示板の表面反射や映り込みを抑えるために、反射防止フィルム、導光板の裏側に貼って使用され、光源の光を効率的に導光板に入射させるバックライト用高反射フィルム、側面から光源を照射させるエッジライトの光を拡散させ、エッジライトの光を均一に液晶表面に向かわせバックライト用拡散フィルム、導光体から斜めに出てくる光を反射させ液晶表面に向くように光の角度を変えるバックライト用プリズムフィルム、視野角を大幅に拡大するとともにコントラスト低下を改善する視野角拡大フィルム等の各種の光学フィルムが使用されている。
上記光学フィルムは一般にその表面に粘着剤を用いて被着体に貼着されており、例えば、偏光フィルムは被着体である液晶セルの支持基板の表面に粘着剤を用いて貼着されている。
液晶表示板は、明瞭に表示させるために、上記光学フィルムのみではなく、それに使用される粘着剤にも高度の透明性が要求される。
また、液晶表示板は高温高湿などの過酷な条件下で使用されることが多く、その場合、粘着剤層と被着体との界面における剥がれや気泡の発生及び、粘着剤層が光学フィルムの収縮に追従できないために生じる液晶表示板の周辺部分から光が漏れて白くなる、所謂白ヌケ現象の発生が問題となっている。
また、光学フィルム上に帯電するというトラブルも問題となっている。
被着体の表面に光学フィルムを粘着剤を用いて貼着する場合には、剥離シート上に粘着剤層を形成し、その剥離シート/粘着剤層積層の粘着剤側を光学フィルムに積層して剥離シート/粘着剤層/光学フィルムの積層物とし、該積層物から剥離シートを剥離した後、粘着剤層側を被着体の支持基盤の表面に押し当て接着している。上記剥離シート/粘着剤層/光学フィルムの積層物から剥離シートを剥離する際に静電気が発生し、生じた静電気が残った状態で液晶セルに貼り合わされると、異物を吸着して混入すると共に、被着体が液晶セルである場合には、液晶セル中の液晶分子の配列に悪影響を及ぼす問題点がある。
上記の偏光フィルムを初めとする光学フィルム上の帯電を防止するために様々な検討がなされている。
例えば、特開平9-165460号公報1には、静電気の帯電を抑制する試みとして、粘着剤に低分子の界面活性剤を添加し、粘着剤中から界面活性剤を被保護体に転写させて帯電防止する方法が開示されている。しかし、この方法においては、添加した低分子の界面活性剤が粘着剤表面にブリードし易く、被保護体への汚染が懸念される。従って、低分子の界面活性剤を添加した粘着剤を偏光フィルムに適用した場合には、液晶セルを汚染し光学特性を損なう問題を有している。
また、特開平8-155040号公報には、解離性官能基を有する単量体およびポリアルキレンオキサイド化合物を含む混合物から得られるグラフト共重合体に、イオン性化合物および溶媒を添加し、架橋構造体とした導電性粘着剤が開示されている。しかしながら、該導電性粘着剤は、生体表面との接触媒体として使用される電極パッドに用いられるものであり、接着期間が短く使用後は直ちに剥離されるため、光学フィルム用途のような長期にわたる使用は想定されておらず、そのような用途に使用するには、熱時および湿熱時の耐久性が乏しく粘着力が充分でない。
上記のように、これらいずれにおいても、十分な帯電防止性能があり、光学フィルム用途のような長期にわたる使用に好適な耐久性および粘着力を備えた性能は得ることができない。
特開平9-165460号公報 特開平8-155040号公報
従って本発明が解決しようとする課題は、高温高湿などの過酷な条件下で使用されても剥がれ、気泡、白ヌケ現象などの発生することなく、光学フィルム上に帯電を起こさない光学フィルム用の粘着剤組成物を提供することである。
上記課題を解決するために鋭意研究を続けた結果、粘着剤組成物中に特定のアクリル共重合体(A)、特定の帯電防止剤(B)及び架橋剤(C)をそれぞれ特定量含有させることにより、本課題を解決できることを見いだし、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は以下の通りである。
1. 少なくとも、
重量平均分子量80万〜250万のアクリル共重合体(A)と、
該アクリル共重合体(A)100重量部に対して、0.01〜5.0重量部の、アルカリ金属イオンを内包し、分子量1000以上のアルキレングリコール鎖を有するアクリル単量体の共重合体からなる帯電防止剤(B)と、
0.01〜5.0重量部の架橋剤(C)と
を含有することを特徴とする粘着剤組成物。
2.上記アクリル共重合体(A)が、該アクリル共重合体(A)に対して1〜10.0重量%のカルボキシル基含有単量体、又は水酸基含有単量体を共重合成分として含有する前記1に記載の粘着剤組成物。
3.上記粘着剤組成物が、更に0.01〜1.0重量部のシランカップリング剤(D)を含有する前記1又は2に記載の粘着剤組成物。
4.上記粘着剤組成物が、更に、
1.0〜30重量部の2個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体(E)と
0.01〜5.0重量部の光重合開始剤(F)を含有する前記1〜3のいずれかに記載の粘着剤組成物。
5.基材上に前記1〜5のいずれかに記載された粘着剤組成物から形成された粘着剤層を有する光学フィルム。
6.上記粘着剤層のゲル分が40〜100重量%である前記5に記載の光学フィルム。
粘着剤組成物中に特定のアクリル共重合体(A)、特定の帯電防止剤(B)及び架橋剤(C)をそれぞれ特定量含有させることにより、光学フィルム上に該粘着剤組成物から粘着剤層を形成させ、液晶セル等の液晶表示板部材との接着に使用した場合に、光学フィルムが高温高湿などの過酷な条件下で使用されても、剥がれ、気泡、白ヌケ現象などの発生することなく、光学フィルム上に帯電を起こさない粘着剤組成物を提供できる。
本発明の粘着剤組成物は、特定のアクリル共重合体(A)、特定の帯電防止剤(B)及び、架橋剤(C)を含有する粘着剤組成物である。
上記特定のアクリル共重合体(A)とは、重量平均分子量(Mw)が80万〜250万のアクリル共重合体(A)であり、該重量平均分子量(Mw)は、好ましくは100万〜180万であるのがよい。該重量平均分子量(Mw)が該下限値未満と低すぎては、凝集力不足などに伴って気泡が発生するので好ましくない。一方該上限値を超えると凝集力過多に伴う剥がれや白ヌケ性が発生するので好ましくない。
なお、アクリル共重合体(A)の重量平均分子量(Mw)は、下記の方法により測定された値である。
重量平均分子量(Mw)の測定方法
下記(1)〜(3)に従って測定する。
(1) アクリル共重合体溶液を剥離シートに塗布し、100℃で2分間乾燥し、フィルム状のアクリル共重合体を得る。
(2) 上記(1)で得られたフィルム状のアクリル共重合体をテトラヒドロフランにて固形分0.2%になるように溶解させる。
(3) 下記条件にて、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて、アクリル共重合体(A)の重量平均分子量(Mw)を測定する。
(条件)
GPC :HLC-8220 GPC〔東ソー(株)製〕カラム :TSK-GEL GMHXL 4本使用移動相溶媒:テトラヒドロフラン流速 :0.6ml/min カラム温度:40℃
上記アクリル共重合体(A)のガラス転移温度(Tg)は、好ましくは−80〜−20℃、更に好ましくは−60〜−30℃であるのがよい。Tgが該温度を超えて高すぎては、支持基板に対する接着力が高くなりすぎるため、光学フィルムを液晶セルに貼り合わせた際に貼り合わせミス等により再度剥離して張りなおす作業性(以下、リワーク性と記載することがある。)が低下するので好ましくない。
また、上記下限値未満であると、凝集力不足などが生じやすく耐久性に問題が生じるので好ましくない。
なお本発明において、アクリル共重合体(A)のガラス転移温度(Tg)は下記により測定決定された値である。
ガラス転移温度(Tg)
下記(1)〜(3)に従って測定する。
(1) アクリル共重合体溶液を剥離シートに塗布し、100℃で2分間乾燥し、フィルム状のアクリル共重合体を得る。
(2) 厚さ約0.05mmアルミニウム箔製の、内径約5mm、深さ約5mmの円筒型のセルに、(1)で得た試料約10mgを秤量したものを測定試料とする。
(3) セイコー電子工業(株)製SSC-5000型示差走査熱量計(Differential Scanning Calorimeter)を用い、−150℃から昇温速度10℃/minで測定する。
上記アクリル共重合体(A)とは、本発明においては、アクリル共重合体(A)を構成する全単量体成分(共重合体を構成する単量体を単に共重合成分と記載することがある。)の50重量%以上、好ましくは80重量%以上がアクリル単量体である共重合体をいう。
上記アクリル単量体としては、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n-ブチルアクリレート、i-ブチルアクリレート、n-オクチルアクリレート、i-オクチルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、n-ノニルアクリレート、i-ノニルアクリレート、n-デシルアクリレート、n-ドデシルアクリレート、ステアリルアクリレート等のアクリル酸の炭素数1〜18の直鎖もしくは分枝アルキルエステル;
例えば、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n-ブチルメタクリレート、2-エチルヘキシルメタクリレート、n-ドデシルメタクリレート、ステアリルメタクリレート等のメタクリル酸の炭素数1〜18の直鎖もしくは分枝アルキルエステル、更にはこれらの各種誘導体の1種又は2種以上を選ぶことができる。
上記アクリル共重合体(A)は、アクリル単量体を主成分とした共重合体であるが、その他の種類の単量体を、前記の単量体の構成量を損なわれない範囲内でアクリル共重合体(A)の重合成分として使用することができる。
上記その他の種類の単量体としては、例えば、スチレン、αーメチルスチレン、tーブチルスチレン、pー クロロスチレン、クロロメチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香族モノビニル単量体;例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル単量体;例えば、蟻酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル等、更にこれらの各種誘導体を挙げることができる。
上記アクリル共重合体(A)中には、該アクリル共重合体(A)を架橋剤と反応させる目的で、該アクリル共重合体(A)中に該共重合体の構成成分として官能基を有する単量体を含むことが好ましい。
上記官能基を有する単量体としては、例えば、カルボキシル基含有単量体、水酸基含有単量体、グリシジル基含有単量体、アミド基,N−置換アミド基含有単量体、三級アミノ基含有単量体等の1種又は2種以上を使用することができる。
上記水酸基含有単量体としては、例えば、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3-メチル-3-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1,1-ジメチル-3-ブチル(メタ)アクリレート、1,3-ジメチル-3-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2,2,4-トリメチル-3-ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、2-エチル-3-ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリ(エチレングリコール−プロピレングリコール)モノ(メタ)アクリレート、N−メチロールアクリルアミド、アリルアルコール、メタリルアルコール等を挙げることができる。
上記カルボキシル基含有単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン酸、桂皮酸、コハク酸モノヒドロキシエチル(メタ)アクリ レート、マレイン酸モノヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、フマル酸モノヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、フタル酸モノヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、1,2-ジカルボキシシクロヘキサンモノヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸ダイマー、ω-カルボキシ-ポリカプロラクトンモノ(メタ) アクリレート等を挙げることができる。
グリシジル基含有単量体としては、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、3,4-エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、グリシジルビニルエーテル、3,4-エポキシシクロヘキシルビニルエーテル、グリシジル(メタ)アリルエーテル、3,4-エポキシシクロヘキシル(メタ)アリルエーテル等が挙げられる。
アミド基,N−置換アミド基含有単量体としては、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−プロポキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−tert−ブチルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等が挙げられる。
三級アミノ基含有単量体としては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
上記共重合体成分としての各種官能基を有する単量体のうち、特にカルボキシル基含有単量体、又は水酸基含有単量体が共重合体成分としてアクリル共重合体(A)に含まれることが好ましい。
カルボキシル基又は、水酸基の含有単量体が共重合体成分として、アクリル共重合体(A)に対し 1.0〜10.0重量%含有されることにより、耐久性、白抜け性が良好な粘着剤層を得ることができる。
該下限値未満と少なすぎては、凝集力不足などに伴う気泡が生じやすく、被着体表面汚染性が低下するので好ましくなく、一方、該上限値を超えて多すぎては、凝集力過多などに伴う剥がれや白ヌケ現象が生じやすいので好ましくない。
更に、分子量を高くする目的で2個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体を共重合成分として少量使用しても良い。
上記2個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体としては、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,2-プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3-プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
本発明に用いられるアクリル共重合体(A)の重合方法は、特に制限されるものではなく、溶液重合、乳化重合、懸濁重合などの公知の方法により重合できるが、重合により得られたアクリル共重合体を用いて本発明の粘着剤組成物を製造するに当り、処理工程が比較的簡単で且つ短時間で行えることから溶液重合により重合することが好ましい。
溶液重合は、一般に、重合槽内に所定の有機溶媒、単量体、重合開始剤、及び、必要に応じて用いられる連鎖移動剤を仕込み、窒素気流中又は有機溶媒の還流温度で、撹拌しながら数時間加熱反応させることにより行なうなど公知の方法を使用することができる。
また、本発明のアクリル共重合体(A)は、2種以上の重合体の製造物の混合物であっても良い。
なお、本発明のアクリル共重合体(A)の重量平均分子量は、80万〜250万であるが、重量平均分子量は反応温度、時間、溶剤量、触媒の種類や量により容易に調節することができる。
本発明の粘着剤組成物は帯電防止剤(B)として、アルカリ金属イオンを内包した分子量1000以上のアルキレングリコール鎖を有するアクリル単量体の共重合体を含有する。内包されるアルカリ金属イオンは、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン等である。
本帯電防止剤(B)は、アルカリ金属塩の存在下で、分子量1000以上のアルキレングリコール鎖を有するアクリル単量体を他の単量体と共重合することにより製造することができるが、市販されている前記構造のポリマー型帯電防止剤を使用してもよい。
このような構造のポリマー型帯電防止剤として、新中村化学工業(株)製 NWS−2700シリーズなどが好適に使用できる。
帯電防止剤(B)の含有量はアクリル共重合体(A)100重量部に対して0.01〜5.0重量部、好ましくは0.1〜2.0重量部、特に好ましくは0.1〜1.0重量部である。
帯電防止剤(B)の含有量が上記上限値を超えると基材密着性、接着力低下に問題があり、上記下限値未満であれば剥離帯電防止性能が発現しにくい。
本発明の粘着剤組成物は、必須成分として、アクリル共重合体(A)と共に、該アクリル共重合体(A)と反応して架橋構造を形成しうる官能基を2つ以上、好ましくは2〜4含有する架橋剤(C)を含んでなるものである。
上記の架橋剤(C)は、アクリル共重合体(A)と反応して架橋構造を形成するものである限り、特に限定されるものではなく、ポリイソシアネート化合物、ポリアジリジン化合物、ポリエポキシ化合物、メラミンホルムアルデヒド縮合物、金属塩、金属キレート化合物などを挙げることができるが、光学フィルムとの密着性、アクリル共重合体(A)と配合した後の安定性等の観点から、ポリイソシアネート化合物 、ポリアジリジン化合物及び/又はポリエポキシ化合物の使用が好ましい。これら架橋剤(C)はそれぞれ単独で、又は2種以上組み合わせて使用することができる。
上記ポリイソシアネート化合物としては、例えば、キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリレンジイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネート;例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、該芳香族ポリイソシアネート化合物の水素添加物等の脂肪族又は脂環族ポリイソシアネート;それらポリイソシアネートの2量体もしくは3量体又はそれらポリイソシアネートと、トリメチロールプロパンなどのポリオールとのアダクト体などの各種ポリイソシアネートに由来するポリイソシアネート化合物を挙げることができる。
上記ポリイソシアネート化合物の中では、ヘキサメチレンジイソシアネートの2量体もしくは3量体、又は、ヘキサメチレンジイソシアネートもしくはキシリレンジイソシアネートと、トリメチロールプロパン等のポリオールとのアダクト体など、ヘキサメチレンジイソシアネート又はキシリレンジイソシアネートに由来するポリイソシアネート化合物が好ましく、ヘキサメチレンジイソシアネートの3量体及びキシリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとのアダクト体が特に好ましい。
上記ポリイソシアネート化合物は、例えば「コロネートL」、「コロネートHX」、「コロネートHL-S」、「コロネート2234」〔以上日本ポリウレタン工業(株)製〕、「デスモジュールN3400」〔住友バイエルウレタン(株)製〕、「デュラネートE-405-80T」、「デュラネートTSE-100」〔旭化成工業(株)製〕、「タケネートD-110N」、「タケネートD-120N」、「タケネートM-631N」〔以上三井武田ケミカル(株)製〕などの商品名により市販されているものを好適に使用することができる。
ポリアジリジン化合物としては、ポリイソシアネート化合物とエチレンイミンとの反応生成物が使用でき、ポリイソシアネート化合物としては、上記で例示したものを用いることができる。またトリメチロールプロパンやペンタエリトリトールなどのポリオールと(メタ)アクリル酸などとの多価エステルにエチレンイミンを付加させた化合物も知られており、本発明の架橋剤(C)として使用することができる。
上記ポリアジリジン化合物としては、例えば、N,N’-ヘキサメチレンビス(1-アジリジンカルボアミド)、メチレンビス[N-(1-アジリジニルカルボニル)-4-アニリン]、テトラメチロールメタン-トリス(β-アジリジニルプロピオナート)、トリメチロールプロパン-トリス(β-アジリジニルプロピオナート)などを挙げることができ、これらのうち、例えば「TAZO」、「TAZM」〔以上相互薬工(株)製〕、「ケミタイトPZ-33」〔(株)日本触媒製〕などの商品名により市販されているものを好適に使用することができる。
前記のポリエポキシ化合物としては、例えばエチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、トリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6-ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ポリテトラメチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセロールトリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジルエーテル、2,2-ジブロモネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ペンタエリトリトールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、アジピン酸ジグリシジルエステル、フタル酸ジグリシジルエステル、トリス(グリシジル)イソシアヌレート、トリス(グリシドキシエチル)イソシアヌレート、1,3-ビス(N,N-グリシジルアミノメチル)シクロヘキサン、N,N,N’,N’-テトラグリシジル-m-キシリレンジアミンなどを挙げることができる。
上記ポリエポキシ化合物のうち、3つ以上のエポキシ基を含有するポリエポキシ化合物が好ましく、中でもトリス(グリシジル)イソシアヌレート、トリス(グリシドキシエチル)イソシアヌレート、1,3-ビス(N,N-グリシジルアミノメチル)シクロヘキサン、N,N,N’,N’-テトラグリシジル-m-キシリレンジアミンなどのポリエポキシ化合物の使用がさらに好ましく、1,3-ビス(N,N-グリシジルアミノメチル)シクロヘキサン、N,N,N’,N’-テトラグリシジル-m-キシリレンジアミンの使用が特に好ましい。このようなポリエポキシ化合物は、例えば「TETRAD-C」、「TETRAD-X」〔三菱瓦斯化学(株)製〕などの商品名により市販されているものを好適に使用することができる。
これらの架橋剤(C)の使用量は、前記該アクリル共重合体(A)100重量部に基づいて、通常0.01〜5重量部、好ましくは0.05〜3重量部の範囲である。架橋剤(C)の使用量が該下限値未満と少なすぎては、凝集力不足などに伴う気泡が生じやすく、被着体表面汚染性が低下するので好ましくなく、一方、該上限値を超えて多すぎては、凝集力過多などに伴う剥がれや白ヌケ現象が生じやすいので好ましくない。
本発明の粘着剤組成物に、シランカップリング剤(D)が含有させることができる。シランカップリング剤(D)を含有させることにより粘着剤と液晶セル間の密着性がより良好となる。
本発明で用いることのできるシランカップリング剤(D)としては、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等の重合性不飽和基含有シラン化合物;
3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3-メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3-メルカプトプロピルジメトキシメチルシランなどのメルカプト基含有シラン系化合物;
3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル) エチルトリメトキシシラン等のエポキシ構造を有するシラン化合物;
3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン等のアミノ基含有シラン化合物;
トリス-3-トリメトキシシリルプロピル)イソシアネート等が挙げられる。これらは、1 種を単独で用いてもよく、2 種以上を組み合わせて用いてもよい。
シランカップリング剤(D)の使用量は、前記アクリル共重合体(A)100重量部に基づいて0.01〜1.0重量部であることが必要であり、0.05〜0.5重量部であることが好ましい。シランカップリング剤(D)の使用量が該下限値未満であると、剥がれなどの不都合が生じやすく、一方、該上限値を超えると、剥がれなどの不都合が生じやすい。
本発明の粘着剤組成物は、耐久性や白抜け性の性能を上げる目的で、2個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体(E)と、光重合開始剤(F)とを含有させて紫外線等を照射することにより粘着剤組成物を硬化することができる。
上記2個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体(E)は、粘着剤組成物中に単量体の状態で含有されるが、前記の分子量を高くする目的でアクリル共重合体(A)中に共重合成分として少量使用することができる2個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体を使用することができる。
2個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体(E)の粘着剤組成物中の含有量は、アクリル共重合体(A)を100重量部に対して 1.0〜30量部が好ましく、5〜20重量部が更に好ましい。
2個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体(E)の粘着剤組成物中の含有量が、上記下限値未満では紫外線硬化樹脂の割合が少なくなり、耐久性、白抜け性が不十分となり、上記上限値を超えると耐久性試験での剥れや接着力低下などが問題となる。
光重合開始剤(F)としては、重合反応の引金となり得る適当な波長の紫外線を照射することによりラジカルを生成する物質であればよい。
光重合開始剤(F)として、たとえば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、o−ベンゾイル安息香酸メチル−p−ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、α−メチルベンゾインなどのベンゾイン類、ベンジルジメチルケタール、トリクロルアセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトンなどのアセトフェノン類、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、2−ヒドロキシ−4’−イソプロピル−2−メチルプロピオフェノンなどのプロピオフェノン類、ベンゾフェノン、メチルベンゾフェノン、p−クロルベンゾフェノン、p−ジメチルアミノベンゾフェノンなどのベンゾフェノン類、2−クロルチオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントンなどのチオキサントン類、ビス(2,4 ,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−(エトキシ)−フェニルホスフィンオキサイドなどのアシルホスフィンオキサイド類、ベンジル、ジベンゾスベロン、α−アシルオキシムエステルなどがあげられる。これらの化合物は単独で使用してもよく、また2 種以上を混合して使用してもよい。
前記光重合開始剤(F)の使用量としては、アクリル共重合体(A)を100重量部に対して0.01〜5.0重量部が好ましく、0.1〜3.0重量部が更に好ましい。
光重合開始剤(F)の使用量が、上記下限値未満では硬化不足で耐久性、白抜け性が不十分となり、上記上限値を超えると耐久性試験での剥れや接着力低下などが問題となる。
本発明の粘着剤組成物には、以上述べたアクリル共重合体(A)、帯電性防止剤(B)、架橋剤(C)、シランカップリング剤(D)、2個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体(E)、光重合開始剤(F)の他に、本発明の効果を損なわない範囲内の量で従来公知の各種添加剤、溶剤、耐候性安定剤、タッキファイヤ−、可塑剤、軟化剤、染料、顔料、無機充填剤などを適宜配合することができる。
本発明の光学フィルムは、上記粘着剤組成物から形成された粘着剤層を有する光学フィルムであって、具体的には、剥離シート上に上記粘着剤層を形成し、その剥離シート/粘着剤層・積層物の粘着剤側を光学フィルムに積層して剥離シート/粘着剤層/光学フィルムの積層物とし、該積層物から剥離シートを剥離した後、粘着剤層側を液晶セルの支持基盤の表面に押し当て接着して作成することが出来る。
剥離シート上に上記粘着剤層を形成する更に具体的な方法は、上記粘着剤組成物を剥離シート上に塗布し、乾燥し、必要に応じてUV硬化して行うことができる。
上記剥離シートとしては、合成樹脂シート、紙等をフッ素系樹脂、パラフィンワックス、シリコーン等の離型剤で離型処理したものを使用することができる。
剥離シート上に形成される粘着剤層の厚さは、乾燥厚みで一般に1〜100μm、好ましくは5〜50μm、さらに好ましくは15〜30μm程度の厚さを例示することができる。
剥離シート上に塗布された粘着剤組成物は、熱風乾燥機で70〜120℃、1〜3分程度の加熱条件で乾燥および架橋を行うことができる。
ラジカル重合性不飽和基を有する単量体(E)と、光重合開始剤(F)とを含有する本発明の粘着剤組成物をUV硬化する場合には、
前記粘着剤組成物を離型紙上に塗工し、光学フィルムに転写した後、離型PET面から紫外線を照射することにより粘着剤層を得ることができる。通常は、波長365nmにおける積算光量100〜1000mJ/cm2程度を照射して光重合させることにより粘着剤層が得られる。
上記の如くして得られた粘着剤層は、高分子量のアクリル共重合体(A)が分子間で良好な架橋状態を有しており、その結果40〜100%のゲル分率を有している。
粘着剤層のゲル分率は、更に好ましくは50〜100%である。
粘着剤層のゲル分率が上記下限値未満であると、凝集力不足により耐久性において発泡が発生し問題となる。
以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明の効果を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。なお、実施例及び比較例において用いた、試験片の作成、並びに各種の試験方法及び評価方法は以下のとおりである。
(1) 試験用光学フィルムの作成
光学フィルムの一例として偏光フィルムを使用し粘着剤層を有する偏光フィルムを作成した。
シリコーン系離型剤で表面処理された離型紙上に、乾燥後の塗工量が25g/m2となるように、粘着剤組成物を塗布し、100℃で90秒間熱風循環式乾燥機にて乾燥して粘着剤層を形成した後、偏光ベースフィルム〔ポリビニルアルコール(PVA)フィルムを主体とする偏光子の両面にセルローストリアセテート(TAC)フィルムをラミネートしたもの;約190μm〕の裏面を該粘着剤層面と貼り合せ、加圧ニップロールに通して圧着した後、23℃、65%RHで10日間養生させて粘着剤層を有する偏光フィルムを得た。
(2) 耐久性の評価
前(1)項で作成した粘着剤層を有する偏光フィルムを長辺が吸収軸に対して45゜になるようにカットした70mm×140mm(長辺)の試験片を用い、0.7mmコーニング社製無アルカリガラス板「#1737」の片面にラミネーターを用いて貼付した。次いで、該サンプルをオートクレーブ処理(50℃、5kg/ cm2、20分)し、23℃、65%RHの条件下で24時間放置(コンディショニング処理)した後、次の温度及び湿度条件下に1000時間放置し、発泡、剥れや浮きの状態を目視観察にて評価する。評価基準は次の通りである。
a)80℃、ドライ(80℃、ドライの評価基準)
◎:発泡、剥れ、浮きや外周端部から欠点のサイズが0.3mm以上の欠点が見られない。
○:発泡、剥れ、浮きや外周端部から欠点のサイズが0.6mm以上の欠点が見られない。
×:発泡、剥れ、浮きや外周端部から欠点のサイズが0.6mm以上の欠点が見られる。
b)60℃、90%RH(60℃、90%RHの評価基準)
◎:発泡、剥れ、浮きや外周端部から欠点のサイズが0.3mm以上の欠点が見られない。
○:発泡、剥れ、浮きや外周端部から欠点のサイズが0.6mm以上の欠点が見られない。
×:発泡、剥れ、浮きや外周端部から欠点のサイズが0.6mm以上の欠点が見られる。
(3)白ヌケ現象の評価試験
前(2)項と同様のサイズの粘着剤層を有する偏光フィルムを0.7mmコーニング社製無アルカリガラス板「#1737」の両面に、粘着剤層を有する偏光をその偏光軸が互いに直交するように貼付した試験サンプルを作成し、前(2)項と同様にコンディショニング処理した後、80℃、ドライの条件下に500時間放置する。放置後、23℃、65%RHの条件下で均一光源を使用し、白ヌケ状態を目視により監察する。
◎:白ヌケが全く認められない。
○:白ヌケがほとんど認められない。
×:白ヌケが大きい。
(4) 表面抵抗
前(1)項により作成した粘着剤層を有する偏光フィルムを100mm×100mmにカットしたのち、この粘着剤層を有する偏光フィルムの離型紙を剥離して現れた粘着剤層の表面抵抗値を23℃×65%RHの条件下でデジタル超高抵抗/微少電流計(株式会社アドバンテスト社製)にて測定した。
◎:表面抵抗値 1.0E+11未満
○:表面抵抗値 1.0E+11〜1.0E+13未満
△:表面抵抗値 1.0E+13〜1.0E+14未満
×:表面抵抗値 1.0E+14以上
アクリル共重合体(A)の製造
製造例1
温度計、攪拌機、窒素導入管及び還流冷却器を備えた反応器内に、n-ブチルアクリレート(BA)97重量部、アクリル酸(AA)3重量部、酢酸エチル100重量部及びアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を入れ、該反応容器の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌下に窒素雰囲気中で、該反応容器の内容物温度を65℃に昇温させて6時間反応させ、さらに70℃に昇温させて2時間反応させた。その後、酢酸エチル20重量部にアゾビスイソブチロニトリル0.4重量部を溶解させた溶液を1時間かけて滴下し、さらに2時間反応させた。反応終了後、反応混合物をトルエンで希釈し、固形分20.2重量%のアクリル共重合体(A)溶液を得た。
得られたアクリル共重合体(A)溶液の粘度は、6500mPa・sであり、またアクリル共重合体(A)は、ガラス転移点(Tg)約−51℃、重量平均分子量(Mw)約125万であった。
製造例2
製造例1において、単量体の配合を、n-ブチルアクリレート(BA)99重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA)1重量部に変更した以外は製造例1と同様にして、アクリル共重合体(A)溶液を得た。得られたアクリル共重合体(A)溶液の粘度、並びに、該アクリル共重合体(A)のガラス転移点(Tg)、重量平均分子量(Mw)を表1に示す。
製造例3
製造例1において、単量体の配合を、n-ブチルアクリレート(BA)96.8重量部、ω-カルボキシポリカプロラクトンモノアクリレート(M-5300)3.2重量部に変更した以外は製造例1と同様にして、アクリル共重合体(A)溶液を得た。得られたアクリル共重合体(A)溶液の粘度、並びに、該アクリル共重合体(A)のガラス転移点(Tg)、重量平均分子量(Mw)を表1に示す。
製造例4
製造例1において、単量体の配合を、n-ブチルアクリレート(BA)96重量部、アクリル酸(AA)3重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA)1重量部に変更した以外は製造例1と同様にして、アクリル共重合体(A)溶液を得た。得られたアクリル共重合体(A)溶液の粘度、並びに、該アクリル共重合体(A)のガラス転移点(Tg)、重量平均分子量(Mw)を表1に示す。
製造例5
製造例1において、単量体の配合を、n-ブチルアクリレート(BA)96.5重量部、アクリル酸(AA)0.5重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA)3重量部に変更した以外は製造例1と同様にして、アクリル共重合体(A)溶液を得た。得られたアクリル共重合体(A)溶液の粘度、並びに、該アクリル共重合体(A)のガラス転移点(Tg)、重量平均分子量(Mw)を表1に示す。
製造例6
製造例1において、初期反応温度65℃を70℃に変更すると共に、初期AIBNの添加量0.2重量部を0.35重量部に変更した以外は製造例1と同様にして、アクリル共重合体(A)溶液をそれぞれ得た。得られたアクリル共重合体(A)溶液の粘度、並びに、該アクリル共重合体(A)のガラス転移点(Tg)、重量平均分子量(Mw)を表1に示す。
製造例7
製造例1において、単量体の配合を、n-ブチルアクリレート(BA)81重量部、メチルアクリレート(MA)15重量部、アクリル酸(AA)3重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA)1.0重量部に変更した以外は製造例1と同様にして、アクリル共重合体(A)溶液を得た。得られたアクリル共重合体(A)溶液の粘度、並びに、該アクリル共重合体(A)のガラス転移点(Tg)、重量平均分子量(Mw)を表1に示す。
なお表1における単量体の略号は以下のとおりである。
BA:ブチルアクリレート
MA:メチルアクリレート
AA:アクリル酸
2HEA:2-ヒドロキシエチルアクリレート
M-5300:ω-カルボキシポリカプロラクトンモノアクリレート(分子量300)
粘着剤組成物の製造
実施例1
アクリル共重合体(A)として、
製造例1で得られたアクリル共重合体(A)溶液495重量部(アクリル共重合体(A)として100重量部)を用い、
これに帯電防止剤(B)として商品名:NWS-2710を2.33重量部[有効成分0.5重量部、固形分21.5重量%、新中村化学工業製]、
架橋剤(C)として商品名:コロネートLを4.0重量部[有効成分3.0重量部、固形分75.0重量%、トリメチロールプロパン変性トリレンジイソシアネート、日本ポリウレタン工業(株)製]
シランカップリング剤(D)として商品名:KBM-403を0.1重量部[有効成分0.1重量部、固形分100重量%、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、信越化学工業社製]添加し、十分に攪拌して粘着剤組成物の溶液を得た。
次に、得られた粘着剤組成物の溶液をポリエステル系剥離フィルムに塗布した後、乾燥させた。このときの乾燥後の塗布厚は、25μmになるように調整した。次いで、この剥離フィルム上に塗布された粘着剤層を偏光フィルム上に転写し、温度23℃、65%RHの条件で10日間熟成させて粘着剤層を有する偏光フィルムを得た。
得られた粘着剤層を有する偏光フィルムについて、前記の試験法に従い表面抵抗値、耐久性及び白ヌケ性の評価を行った。得られた結果を表3に示す。
実施例2〜5、実施例7および比較例1〜6
実施例1において、配合組成を表2に示すように変える以外は実施例1と同様にして、粘着剤溶液をそれぞれ得た。
なお、表2の添加量はそれぞれの配合成分の有効成分量を表す。
得られた粘着剤層を有する偏光フィルムについて、前記の試験法に従い表面抵抗値、耐久性及び白ヌケ性の評価を行った。得られた結果を表3に示す。
実施例6
アクリル共重合体(A)として、製造例6で得られたアクリル共重合体(A)溶液481重量部(アクリル共重合体(A)として100重量部)を用い、これに帯電防止剤(B)として商品名:NWS-2710を2.33重量部[有効成分0.5重量部、固形分21.5重量%、新中村化学工業社製]、架橋剤(C)として商品名:コロネートLを1.3重量部[有効成分1.0重量部、固形分75.0重量%、トリメチロールプロパン変性トリレンジイソシアネート、日本ポリウレタン工業(株)社製]、シランカップリング剤(D)として商品名:KBM-403を0.1重量部[有効成分0.1重量部、固形分100重量%、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、信越化学工業社製]、2個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体(E)としてトリメチロールプロパントリアクリレート15重量部、光重合開始剤(F)として商品名:イルガキュア500を0.3重量部[有効成分0.3重量部、固形分100重量%、ベンゾフェノンと1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンとの質量比1:1の混合物、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製]を添加し、十分に攪拌して粘着剤組成物の溶液を得た。
次に、得られた粘着剤組成物の溶液をポリエステル系剥離フィルムに塗布した後、乾燥させた。このときの乾燥後の塗布厚は、25μmになるように調整した。次いで、この剥離フィルム上に塗布された粘着剤層を偏光フィルム上に転写し、転写してから30分後に剥離フィルム側から積算光量が600mJ/cm2の条件で紫外線(UV)を照射し、その後、温度23℃、65%RHの条件で7日間熟成させて粘着剤層を有する偏光フィルムを得た。
また得られた粘着剤層を有する偏光フィルムについて、前記の試験法に従い表面抵抗値、耐久性及び白ヌケ性の評価を行った。得られた結果を表3に示す。
なお、表2における各配合物の略号は以下の通りである。
帯電防止剤(B)

NWS-2710 : 新中村化学工業(株)製帯電防止剤、
商品名:NWS-2710、有効成分21.5%、

NWS-2703 : 新中村化学工業(株)製帯電防止剤、
商品名:NWS-2703、 有効成分21.6%、
4級アンモニウム塩:ジデシルジメチルアンモニウム塩酸塩
架橋剤(C)
C-1 : 日本ポリウレタン工業(株)製架橋剤
商品名:コロネートL、有効成分75%、
化学構造:トリメチロールプロパン変性トリレンジイソシアネート
C-2 : 旭化成ケミカルズ(株)製架橋剤
商品名:デュラネートE-405-80T、有効成分80%
化学構造:ヘキサメチレンジイソシアネート系変性体
シランカップリング剤(D)

D-1 : 信越化学工業(株)製シランカップリング剤

商品名:KBM-403、有効成分100%、
化学構造:3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
D-2 : 信越化学工業(株)製シランカップリング剤

商品名:KBM-803、有効成分100%、
化学構造:3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン
単量体(E) : 2個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体(E)
トリメチロールプロパントリアクリレート単体
光重合開始剤(F): チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製光重合開始剤
商品名:イルガキュア500
内容:ベンゾフェノンと1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンとの質量比1:1の混合物
本発明の粘着剤組成物は、粘着剤組成物中に特定のアクリル共重合体(A)、特定の帯電防止剤(B)及び架橋剤(C)をそれぞれ特定量含有していることにより、光学フィルム上に該粘着剤組成物から粘着剤層を形成させ、液晶セル等の液晶表示板部材との接着に使用した場合に、偏光フィルムが高温高湿などの過酷な条件下で使用されても、剥がれ、気泡、白ヌケ現象などの発生することなく、偏光フィルム上に帯電を起こさないため、パーソナルコンピュータ、壁掛けテレビ、カーナビゲーションなどの表示装置として使用されている液晶表示板に利用することができる。

Claims (6)

  1. 少なくとも、
    重量平均分子量80万〜250万のアクリル共重合体(A)と、
    該アクリル共重合体(A)100重量部に対して、0.01〜5.0重量部の、アルカリ金属イオンを内包し、分子量1000以上のアルキレングリコール鎖を有するアクリル単量体の共重合体からなる帯電防止剤(B)と、
    0.01〜5.0重量部の架橋剤(C)と
    を含有することを特徴とする粘着剤組成物。
  2. 上記アクリル共重合体(A)が、該アクリル共重合体(A)に対して1.0〜10.0重量%のカルボキシル基含有単量体、又は水酸基含有単量体を共重合成分として含有する請求項1に記載の粘着剤組成物。
  3. 上記粘着剤組成物が、更に0.01〜1.0重量部のシランカップリング剤(D)を含有する請求項1又は2に記載の粘着剤組成物。
  4. 上記粘着剤組成物が、更に、
    1.0〜30重量部の2個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体(E)と
    0.01〜5.0重量部の光重合開始剤(F)を含有する
    請求項1〜3のいずれかに記載の粘着剤組成物。
  5. 基材上に上記請求項1〜5のいずれかに記載された粘着剤組成物から形成された粘着剤層を有する光学フィルム。
  6. 上記粘着剤層のゲル分が40〜100重量%である請求項5に記載の光学フィルム。
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