JPH09241337A - アルコキシド化合物、紫外線硬化型導電性組成物、ポリアクリレートおよび帯電防止剤 - Google Patents

アルコキシド化合物、紫外線硬化型導電性組成物、ポリアクリレートおよび帯電防止剤

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JPH09241337A
JPH09241337A JP8054710A JP5471096A JPH09241337A JP H09241337 A JPH09241337 A JP H09241337A JP 8054710 A JP8054710 A JP 8054710A JP 5471096 A JP5471096 A JP 5471096A JP H09241337 A JPH09241337 A JP H09241337A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 一般式(I) 【化1】 〔R1 はH又はメチル;R4 はジオール残基;Mはアル
カリ金属原子;mは1〜20の整数;nは1〜50の整
数;X、Yは、XがR2 −O(R2 はポリオール残
基)、かつYがCONH−R3 −NHCOO(R3 はジ
イソシアネート残基)であるか、或いはX及びYが共に
単結合(X、Yが単結合である場合、m及びnは共に
1)〕で表されるアルコキシド化合物、及びこれを用い
てなる紫外線硬化型導電性組成物及びポリアクリレー
ト、並びに該アルコキシド化合物又は該ポリアクリレー
トを含有してなる帯電防止剤。 【効果】 本発明によれば、導電性に優れたポリアクリ
レートが提供でき、該ポリアクリレート又はそれに用い
るアルコキシド化合物は帯電防止剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規アルコキシド
化合物およびそれを含有する紫外線硬化型導電性組成
物、新規ポリアクリレート、ならびに該アルコキシド化
合物または該ポリアクリレートを含有してなる帯電防止
剤に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】一般に、
プラスチックは電気絶縁性が優れ、電気を伝えにくいの
で、静電気の放電による引火爆発、人体への電撃、製品
の品質低下、静電気力の吸引、反発による工程障害、異
物吸着等の問題点を有する。例えば、ポリエステルフィ
ルムは表面固有抵抗値が1014〜1017Ω/□であり、
非常に帯電しやすいものである。これを磁気記録媒体や
電子材料の素材、またその製造工程において用いる場
合、上記のような静電気トラブルが多く発生する。その
ため、プラスチックの表面抵抗を小さくして、帯電を防
止する必要がある。
【0003】そこで、静電気の発生による帯電を防止す
るために、帯電防止剤をプラスチックに添加したり、表
面に塗布する方法が行われている。しかしながら、帯電
防止剤として低分子界面活性剤を用いる場合、成形物表
面への帯電防止剤のブリード、あるいは磨耗などによる
帯電防止剤の脱落等によって、帯電防止性の低下等が起
こりうる。また、ポリエステルフィルム等に用いる場合
には、約220℃以上での高温処理工程があるため、帯
電防止剤の熱分解、揮発等の問題もある。また、このよ
うな問題を克服するために、プラスチック自体に導電性
を付与したポリマー型帯電防止剤が開発されてきたが、
未だ性能の点から十分なものは得られていない。
【0004】本発明の目的は、新規アルコキシド化合物
およびそれを含有する紫外線硬化型導電性組成物を提供
することにある。また、導電性に優れた新規ポリアクリ
レートを提供することにある。さらに、該アルコキシド
化合物または該ポリアクリレートを含有してなり、優れ
た帯電防止性能を有する帯電防止剤を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意研究した結果、後記一般式(I)
で表されるアルコキシド化合物を用いてなるポリアクリ
レートは導電性に優れ、該アルコキシド化合物および該
ポリアクリレートが帯電防止剤として有用であることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は以下の通りである。 後記一般式(I)で表されるアルコキシド化合物〔以
下、アルコキシド化合物(I)という〕。 アルコキシド化合物(I)と、後記一般式(II)で
表されるアクリレート化合物〔以下、アクリレート化合
物(II)という〕とを含有してなる紫外線硬化型導電
性組成物。 後記一般式(III)で表されるアルコキシド化合物
〔以下、アルコキシド化合物(III)という〕および
後記一般式(IV)で表されるアルコキシド化合物〔以
下、アルコキシド化合物(IV)という〕から選ばれる
少なくとも一種と、後記一般式(V)で表されるアクリ
レート化合物〔以下、アクリレート化合物(V)とい
う〕および後記一般式(VI)で表されるアクリレート
化合物〔以下、アクリレート化合物(VI)という〕か
ら選ばれる少なくとも一種とを含有してなる紫外線硬化
型導電性組成物。 後記一般式(A)で表される構造単位(A)からなる
ポリアクリレート。 後記一般式(A)で表される構造単位(A)と、後記
一般式(B)で表される構造単位(B)からなり、構造
単位(A):構造単位(B)の比が30〜70:70〜
30のポリアクリレート。 後記一般式(C)で表される構造単位(C)および後
記一般式(D)で表される構造単位(D)から選ばれる
少なくとも一種からなるポリアクリレート。 後記一般式(C)で表される構造単位(C)および後
記一般式(D)で表される構造単位(D)から選ばれる
少なくとも一種と、後記一般式(E)で表される構造単
位(E)および後記一般式(F)で表される構造単位
(F)から選ばれる少なくとも一種からなり、構造単位
(C)および構造単位(D):構造単位(E)および構
造単位(F)の比が30〜70:70〜30のポリアク
リレート。 記載のアルコキシド化合物を含有してなる帯電防止
剤。 〜のいずれかに記載のポリアクリレートを含有し
てなる帯電防止剤。
【0007】
【発明の実施の形態】本明細書において、各置換基の定
義は以下の通りである。ジオール残基とは、ジオールか
ら全ての水酸基を除いてなる基を意味する。該ジオール
として具体的には、炭素数2〜100個の直鎖または分
岐状アルキレングリコール(例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、1,9−ノナンジオール等)、ビスフェノールA等
またはこれらの縮合物(例えば、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチレングリ
コール−ポリプロピレングリコール共重合体、ビスフェ
ノールAのエチレンオキサイド開環付加物、ビスフェノ
ールAのプロピレンオキサイド開環付加物等)、さらに
ポリエステルジオール(例えば、ポリアジペートジオー
ル、ポリカーボネートジオール、ポリカプロラクトンジ
オール等)等が挙げられる。好ましくはポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレング
リコール−ポリプロピレングリコール共重合体である。
これらは、2種以上を併用してもよい。該ジオールの分
子量は、通常50〜10000であり、好ましくは10
0〜5000、より好ましくは500〜2000であ
る。
【0008】アルカリ金属原子としては、リチウム、ナ
トリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム等が挙げら
れる。好ましくはリチウム、ナトリウム、カリウム、よ
り好ましくはリチウムである。
【0009】ポリオール残基とは、ポリオールから全て
の水酸基を除いてなる基を意味する。ポリオールとして
は、例えば炭素数2〜100個の直鎖または分岐状アル
キレングリコール(例えば、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、テトラメチレングリコール、1,3
−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−
ノナンジオール等)等またはその縮合物(例えば、ジエ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール−ポリプロ
ピレングリコール共重合体等)、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等
が挙げられ、好ましくはペンタエリスリトール、ジペン
タエリスリトール、より好ましくはペンタエリスリトー
ルである。
【0010】ジイソシアネート残基とは、ジイソシアネ
ートから全てのイソシアネート基を除いてなる基を意味
する。ジイソシアネートとしては、例えばヘキサメチレ
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、トリジ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ビ
ス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、4,4’
−ジフェニルメタンジイソシアネート等が挙げられ、好
ましくはキシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、より
好ましくはイソホロンジイソシアネートである。
【0011】本発明のアルコキシド化合物(I)は、ア
ルカリ金属およびアクリロイル基またはメタクリロイル
基を有するものであり、導電性に優れるため帯電防止剤
として有用であり、また紫外線硬化型であるため無溶媒
型の帯電防止剤等として用いることができる。
【0012】本発明のアルコキシド化合物(I)は、一
般式(I):
【0013】
【化17】
【0014】〔式中、R1 は水素原子またはメチルを、
4 はジオール残基を、Mはアルカリ金属原子を、mは
1〜20の整数を、nは1〜50の整数を示す。X、Y
は、XがR2 −O(ここで、R2 はポリオール残基を示
す)で表される基であり、かつYがCONH−R3 −N
HCOO(ここで、R3 はジイソシアネート残基を示
す)で表される基であるか、あるいはXおよびYが共に
単結合である(XおよびYが単結合である場合は、mお
よびnは共に1である)〕で表される。
【0015】該アルコキシド化合物(I)の重量平均分
子量は、通常100〜100000であり、10000
0を越えると高粘度になり、取扱いが困難となる傾向が
あり、150未満であると粘度が低く、樹脂成形物への
塗布時にはじき等を生じやすくなる傾向がある。好まし
くは100〜30000、より好ましくは150〜30
00である。
【0016】本発明において重量平均分子量は、ゲル・
パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)によ
り測定される。
【0017】該アルコキシド化合物において、mは1〜
20の整数であり、20より大きいと高分子量になり、
製造が困難となる。好ましくは1〜15の整数、より好
ましくは1〜10の整数である。また、nは1〜50の
整数であり、50より大きいと分子量が大きく、粘度が
高くなり、取扱いが難しくなる。好ましくは1〜20の
整数、より好ましくは1〜10の整数である。
【0018】該アルコキシド化合物(I)は、XがR2
−O(ここで、R2 は前記と同義である)で表される基
であり、かつYがCONH−R3 −NHCOO(ここ
で、R 3 は前記と同義である)で表される基である場合
〔アルコキシド化合物(III)〕、例えば以下のよう
にして製造することができる。
【0019】
【化18】
【0020】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、M、m
およびnは前記と同義である) 化合物(VII)および化合物(VIII)と、化合物
(IX)とを反応させて片末端にイソシアネート基を有
する化合物(X)を得、これに化合物(XI)を反応さ
せることによりアルコキシド化合物(III)が得られ
る。
【0021】化合物(VII)および化合物(VII
I)と、化合物(IX)との反応は、通常、常温または
加熱下で、トルエン、酢酸エステル等の有機溶媒中また
は無溶媒で行われる。
【0022】化合物(X)と化合物(XI)との反応
は、通常、常温または加熱下で、トルエン、酢酸エステ
ル等の有機溶媒中または無溶媒で行われる。
【0023】ここで化合物(VII)は、化合物(VI
II)に、自体既知の方法でアルカリ金属を付加させる
ことにより得られる。例えば、化合物(VIII)にM
ClO4 (Mは前記と同義である)で表される過塩素酸
塩を、トルエン、ベンゼン、酢酸エステル、メチルエチ
ルケトン、アセトン等の溶媒中または無溶媒で、常温ま
たは加熱下に反応させることにより得られる。
【0024】次いで、本発明のアルコキシド化合物
(I)は、XおよびYが共に単結合である場合〔アルコ
キシド化合物(IV)〕、例えば以下のようにして製造
することができる。
【0025】
【化19】
【0026】(式中、R1 、R4 およびMは前記と同義
である) 化合物(VII)と、アクリル酸またはメタクリル酸と
を反応させることによりアルコキシド化合物(IV)が
得られる。
【0027】化合物(VII)と、アクリル酸またはメ
タクリル酸との反応は、通常、トルエン、n−ヘキサ
ン、ベンゼン等の溶媒中、硫酸等の酸触媒の存在下、加
熱下で行われる。
【0028】また、本発明の紫外線硬化型導電性組成物
は、上記アルコキシド化合物(I)と、アクリレート化
合物(II)とを含有してなる。好ましくは、アルコキ
シド化合物(III)およびアルコキシド化合物(I
V)から選ばれる少なくとも一種と、アクリレート化合
物(V)およびアクリレート化合物(VI)から選ばれ
る少なくとも一種とを含有してなる。
【0029】ここで、アクリレート化合物(II)は、
一般式(II):
【0030】
【化20】
【0031】〔式中、R1 、R4 、mおよびnは前記と
同義である。X、Y、Zは、XがR2−O(ここで、R
2 は前記と同義である)で表される基であり、かつYが
CONH−R3 −NHCOO(ここで、R3 は前記と同
義である)で表される基であり、さらにZがCONH−
3 −NHCOO−R2 (ここで、R2 およびR3 は前
記と同義である)で表される基であるか、あるいはX、
YおよびZが全て単結合である(X、YおよびZが単結
合である場合は、mおよびnは共に1である)〕で表さ
れる。
【0032】該アクリレート化合物(II)の重量平均
分子量は、通常150〜100000であり、好ましく
は150〜10000、より好ましくは150〜300
0である。
【0033】また、アルコキシド化合物(III)は、
一般式(III):
【0034】
【化21】
【0035】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、M、m
およびnは前記と同義である)で表される。アルコキシ
ド化合物(IV)は、一般式(IV):
【0036】
【化22】
【0037】(式中、R1 、R4 およびMは前記と同義
である)で表される。
【0038】該アルコキシド化合物(III)の重量平
均分子量は、通常150〜100000であり、好まし
くは200〜30000、より好ましくは200〜30
00である。また、該アルコキシド化合物(IV)の重
量平均分子量は、通常100〜10000であり、好ま
しくは100〜5000、より好ましくは150〜30
00である。
【0039】さらに、アクリレート化合物(V)は、一
般式(V):
【0040】
【化23】
【0041】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、mおよ
びnは前記と同義である)で表される。アクリレート化
合物(VI)は、一般式(VI):
【0042】
【化24】
【0043】(式中、R1 およびR4 は前記と同義であ
る)で表される。
【0044】該アクリレート化合物(V)の重量平均分
子量は、通常150〜100000であり、好ましくは
150〜10000、より好ましくは150〜3000
である。また、該アクリレート化合物(VI)の重量平
均分子量は、通常150〜100000であり、好まし
くは150〜10000、より好ましくは150〜30
00である。
【0045】ここで、アクリレート化合物(II)は、
XがR2 −O(ここで、R2 は前記と同義である)で表
される基であり、かつYがCONH−R3 −NHCOO
(ここで、R3 は前記と同義である)で表される基であ
り、さらにZがCONH−R 3 −NHCOO−R2 (こ
こで、R2 およびR3 は前記と同義である)で表される
基である場合〔アクリレート化合物(V)〕、例えば以
下のようにして製造することができる。
【0046】
【化25】
【0047】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、mおよ
びnは前記と同義である) 化合物(VIII)と化合物(IX)とを反応させて両
末端にイソシアネート基を有する化合物(XII)を
得、これに化合物(XI)を反応させることによりアク
リレート化合物(V)が得られる。
【0048】化合物(VIII)と化合物(IX)との
反応は、前記アルコキシド化合物(III)の製造にお
ける、化合物(VII)および化合物(VIII)と、
化合物(IX)との反応に準じて行えばよい。
【0049】化合物(XII)と化合物(XI)との反
応は、前記アルコキシド化合物(III)の製造におけ
る、化合物(X)と化合物(XI)との反応に準じて行
えばよい。
【0050】また、アクリレート化合物(II)は、
X、YおよびZが全て単結合である場合〔アクリレート
化合物(VI)〕、例えば以下のようにして製造するこ
とができる。
【0051】
【化26】
【0052】(式中、R1 およびR4 は前記と同義であ
る) 化合物(VIII)と、アクリル酸またはメタクリル酸
とを反応させることによりアクリレート化合物(VI)
が得られる。
【0053】この反応は、前記アルコキシド化合物(I
V)の製造における、化合物(VII)と、アクリル酸
またはメタクリル酸との反応に準じて行えばよい。
【0054】次いで、本発明のポリアクリレートは、上
記アルコキシド化合物(I)由来の構造単位(A)から
なる。該構造単位(A)は、一般式(A):
【0055】
【化27】
【0056】〔式中、R1 、R4 、M、mおよびnは前
記と同義である。X、Yは、XがR2−O(ここで、R
2 はポリオール残基を示す)で表される基であり、かつ
YがCONH−R3 −NHCOO(ここで、R3 はジイ
ソシアネート残基を示す)で表される基であるか、ある
いはXおよびYが共に単結合である(XおよびYが単結
合である場合は、mおよびnは共に1である)〕で表さ
れる。
【0057】該ポリアクリレートは、上記アルコキシド
化合物(I)由来の構造単位(A)と、アクリレート化
合物(II)由来の構造単位(B)からなることが好ま
しい。該構造単位(B)は、一般式(B):
【0058】
【化28】
【0059】〔式中、R1 、R4 、mおよびnは前記と
同義である。X、Y、Zは、XがR2−O(ここで、R
2 は前記と同義である)で表される基であり、かつYが
CONH−R3 −NHCOO(ここで、R3 は前記と同
義である)で表される基であり、さらにZがCONH−
3 −NHCOO−R2 (ここで、R2 およびR3 は前
記と同義である)で表される基であるか、あるいはX、
YおよびZが全て単結合である(X、YおよびZが単結
合である場合は、mおよびnは共に1である)〕で表さ
れる。
【0060】構造単位(A):構造単位(B)の比は、
30〜70:70〜30であり、この比より構造単位
(A)の割合が大きくなるとポリアクリレートの硬度が
でなくなる傾向があり、小さくなると帯電防止性能が低
くなる傾向がある。好ましくは50:50である。
【0061】また、該ポリアクリレートは、アルコキシ
ド化合物(III)由来の構造単位(C)およびアルコ
キシド化合物(IV)由来の構造単位(D)から選ばれ
る少なくとも一種からなる。該構造単位(C)は、一般
式(C):
【0062】
【化29】
【0063】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、M、m
およびnは前記と同義である)で表される。また該構造
単位(D)は、一般式(D):
【0064】
【化30】
【0065】(式中、R1 、R4 およびMは前記と同義
である)で表される。
【0066】構造単位(C)および構造単位(D)を併
用する場合は、構造単位(C):構造単位(D)の比が
30〜70:70〜30であることが好ましい。より好
ましくは50:50である。
【0067】該ポリアクリレートは、アルコキシド化合
物(III)由来の構造単位(C)およびアルコキシド
化合物(IV)由来の構造単位(D)から選ばれる少な
くとも一種と、アクリレート化合物(V)由来の構造単
位(E)およびアクリレート化合物(VI)由来の構造
単位(F)から選ばれる少なくとも一種からなることが
好ましい。該構造単位(E)は、一般式(E):
【0068】
【化31】
【0069】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、mおよ
びnは前記と同義である)で表される。また構造単位
(F)は、一般式(F):
【0070】
【化32】
【0071】(式中、R1 およびR4 は前記と同義であ
る)で表される。
【0072】構造単位(C)および構造単位(D):構
造単位(E)および構造単位(F)の比は30〜70:
70〜30であり、この比より構造単位(C)および構
造単位(D)の割合が大きくなるとポリアクリレートの
硬度がでなくなる傾向があり、小さくなると帯電防止性
能が低くなる傾向がある。好ましくは50:50であ
る。
【0073】構造単位(C)および構造単位(D)を併
用する場合は、構造単位(C):構造単位(D)の比が
30〜70:70〜30であることが好ましい。より好
ましくは50:50である。
【0074】また、構造単位(E)および構造単位
(F)を併用する場合は、構造単位(E):構造単位
(F)の比が30〜70:70〜30であることが好ま
しい。より好ましくは50:50である。
【0075】これら本発明のポリアクリレートは、上記
アルコキシド化合物(I)を、必要に応じてアクリレー
ト化合物(II)と共に、或いは上記アルコキシド化合
物(III)および/またはアルコキシド化合物(I
V)を、必要に応じてアクリレート化合物(V)および
/またはアクリレート化合物(VI)と共に重合させる
ことにより得られる。
【0076】該重合方法は、自体既知の方法で行えばよ
く、例えば紫外線硬化法、ラジカル重合法、電子線硬化
法等が挙げられる。
【0077】本発明の帯電防止剤には、前記アルコキシ
ド化合物(I)または前記ポリアクリレートを含有して
なる。この他に、必要に応じて濡れ剤等を加えることが
できる。濡れ剤としては、アニオン、ノニオンおよび両
性型界面活性剤が挙げられ、当該帯電防止剤を含有した
水溶液の表面張力を所望の値に調整して、合成樹脂成形
物への濡れを促進するものが好ましい(例えばポリエス
テルフィルムに適用させる場合には、表面張力を40dy
n/cm以下にすることが好ましい)。具体的には、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グ
リセリン脂肪酸エステル、脂肪酸金属石鹸、アルキルス
ルホン酸塩、ベタイン型界面活性剤等が挙げられる。
【0078】また、本発明の目的を阻害しない限り、顔
料、有機フィラー、無機フィラー、潤滑剤、ブロッキン
グ防止剤等を併用してもよい。
【0079】本発明の帯電防止剤は、通常行われている
方法で樹脂成形物に適用される。例えば、該帯電防止剤
を樹脂成形物に塗布してそのまま紫外線硬化させる、ま
たは当該帯電防止剤を紫外線硬化型塗料、インキ等に添
加して紫外線硬化させることにより、帯電防止層が形成
される。また、ポリアクリレートを含有してなる本発明
の帯電防止剤は、そのフィルム状物等を樹脂成形物に接
着して用いることもできる。
【0080】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳しく説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0081】粘度、水酸基価、重量平均分子量は、次に
示す方法により測定した。
【0082】〔粘度〕粘度測定は、BL型粘度計を用
い、25℃で行った。
【0083】〔水酸基価〕試料2〜5gを精秤し、ピリ
ジン−無水酢酸でケン化を行い、0.1N KOHで滴
定し、水酸基価を求めた。
【0084】〔重量平均分子量〕重量平均分子量は、ゲ
ル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)
により測定した。
【0085】製造例1 分子量1000のポリエチレングリコール(100g)
および過塩素酸リチウム(10g)を、メチルエチルケ
トン(500ml)中、60〜80℃で18〜20時間
反応させた。FT−IR(620cm-1)で反応終了を
確認後、メチルエチルケトンを50℃、減圧下(10m
mHg)で除去した。生成物の粘度は2,500mPa
・s/25℃、水酸基価は78mgKOH/gであっ
た。
【0086】製造例2 分子量1000のポリエチレングリコールの代わりに分
子量1000のポリプロピレングリコールを用いた以外
は、製造例1と同様の処理を行った。生成物の粘度は
3,600mPa・s/25℃、水酸基価は80mgK
OH/gであった。
【0087】製造例3 分子量1000のポリエチレングリコール(100g)
の代わりに分子量1200のポリエチレングリコール−
ポリプロピレングリコールブロック共重合体(120
g)を用い、過塩素酸リチウムを12gとした以外は、
製造例1と同様の処理を行った。生成物の粘度は3,9
00mPa・s/25℃、水酸基価は80mgKOH/
gであった。
【0088】実施例1 1リットルの4ツ口フラスコに、製造例1で得られた化
合物(200g)、イソホロンジイソシアネート(4
4.4g)およびジブチルスズジラウレート(0.01
g)を加え、80℃で4時間ウレタン化反応を行った。
さらに、テトラメチロールメタントリアクリレート(9
0g)、重合禁止剤〔ハイドロキノン(0.1g)〕を
加え、同じ温度で5時間反応を行った。FT−IRで2
180cm -1の吸収がなくなったところで、反応を停止
した。生成物の粘度は500,000mPa・s/25
℃、重量平均分子量は2,400であった。
【0089】実施例2 製造例1で得られた化合物の代わりに製造例2で得られ
た化合物を用いた以外は、実施例1と同様の処理を行っ
た。生成物の粘度は600,000mPa・s/25
℃、重量平均分子量は2,420であった。
【0090】実施例3 製造例1で得られた化合物の代わりに製造例3で得られ
た化合物(240g)を用いた以外は、実施例1と同様
の処理を行った。生成物の粘度は650,000mPa
・s/25℃、重量平均分子量は2,800であった。
【0091】実施例4 1リットルの4ツ口フラスコに、製造例1で得られた化
合物(100g)、アクリル酸(18g)、硫酸(5
g)、n−ヘキサン(100ml)およびフェノチアジ
ン(0.1g)を加え、65℃で10時間脱水エステル
化反応を行った。所定量の水が出た時点で反応を停止
し、n−ヘキサンを蒸留により除去した。生成物の粘度
は280mPa・s/25℃であった(収率;90.5
%)。
【0092】実施例5 製造例1で得られた化合物の代わりに製造例2で得られ
た化合物を用いた以外は、実施例4と同様の処理を行っ
た。生成物の粘度は300mPa・s/25℃であった
(収率;87.7%)。
【0093】実施例6 製造例1で得られた化合物の代わりに製造例3で得られ
た化合物を用いた以外は、実施例4と同様の処理を行っ
た。生成物の粘度は360mPa・s/25℃であった
(収率;86%)。
【0094】比較例1 製造例1で得られた化合物の代わりに分子量1000の
ポリエチレングリコール(100g)を用いた以外は実
施例1と同様の処理を行った。生成物の粘度は400,
000mPa・s/25℃、重量平均分子量は2,40
0であった。
【0095】比較例2 製造例1で得られた化合物の代わりに分子量1000の
ポリエチレングリコールを用いた以外は、実施例4と同
様の処理を行った。生成物の粘度は200mPa・s/
25℃であった(収率;87.7%)。
【0096】実施例7〜12 実施例1〜6で得られた化合物(100g)に、光重合
開始剤〔ダルキュア1173(メルク社製),5g〕を
配合し、これを200μmのポリエチレンテレフタレー
ト(PET)フィルムに、マイヤーバー#10を用いて
膜厚12μmとなるようにコーティングした。該フィル
ムに200mJ/cm2 の紫外線を照射し、硬化させる
ことにより、本発明のポリアクリレートで被覆されたP
ETフィルムを得た。
【0097】比較例3、4 比較例1、2で得られた化合物を用いた以外は、実施例
7〜12と同様にして被覆PETフィルムを得た。
【0098】このようにして得られた実施例7〜12、
比較例3、4の被覆PETフィルムについて鉛筆硬度、
密着性、表面固有抵抗を測定した。また、ポリアクリレ
ートの紫外線硬化性を以下のようにして評価した。
【0099】〔紫外線硬化性〕実施例1〜6、比較例
1、2で得られた化合物(100g)に、光重合開始剤
〔ダルキュア1173(メルク社製),5g〕を配合
し、これを200μmのポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルムに、マイヤーバー#10を用いて膜
厚12μmとなるようにコーティングした。紫外線照射
機UVC−5034型(ウシオ電機社製)を用い、該フ
ィルムに1回当たり10mJ/cm2 の光量を照射し、
指触により硬化度を調べ、完全硬化したときの積算光量
で紫外線硬化性を評価した。ここで、完全硬化とは指触
によるタックがなくなった時点とした。
【0100】〔鉛筆硬度〕実施例7〜12、比較例3、
4で得られたフィルムを用い、JIS K−5400に
準じてその鉛筆硬度を測定した。
【0101】〔密着性〕実施例7〜12、比較例3、4
で得られたフィルムを2mm×2mmクロスカットし、
セロハンテープで剥離試験を行った。密着性の判定は、
以下の通りである。 ◎ 全く剥離しない。 ○ ごく一部剥離した。
【0102】〔表面固有抵抗〕実施例7〜12、比較例
3、4で得られたフィルムの表面固有抵抗値を、23℃
×60%RH中で、微量電流計(タケダ理研社製)を用
いて測定した。
【0103】以上の測定結果を表1に示す。
【0104】
【表1】
【0105】
【発明の効果】本発明のアルコキシド化合物およびそれ
を用いてなるポリアクリレートは、優れた帯電防止性能
を有し、導電性に優れる。従って、本発明のアルコキシ
ド化合物またはポリアクリレートを含有してなる帯電防
止剤を適用して得られた成形物は、優れた帯電防止性能
を有し、特に磁気記録媒体の基材、半導体材料等に有用
である。また、本発明のアルコキシド化合物は無溶媒型
の帯電防止剤等として用いることができるため、火災等
の危険性がなく、作業環境等の点からも有利である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/16 103 C09K 3/16 103C 106 106E

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 〔式中、R1 は水素原子またはメチルを、R4 はジオー
    ル残基を、Mはアルカリ金属原子を、mは1〜20の整
    数を、nは1〜50の整数を示す。X、Yは、XがR2
    −O(ここで、R2 はポリオール残基を示す)で表され
    る基であり、かつYがCONH−R3 −NHCOO(こ
    こで、R3 はジイソシアネート残基を示す)で表される
    基であるか、あるいはXおよびYが共に単結合である
    (XおよびYが単結合である場合は、mおよびnは共に
    1である)〕で表されるアルコキシド化合物。
  2. 【請求項2】 一般式(I): 【化2】 〔式中、R1 は水素原子またはメチルを、R4 はジオー
    ル残基を、Mはアルカリ金属原子を、mは1〜20の整
    数を、nは1〜50の整数を示す。X、Yは、XがR2
    −O(ここで、R2 はポリオール残基を示す)で表され
    る基であり、かつYがCONH−R3 −NHCOO(こ
    こで、R3 はジイソシアネート残基を示す)で表される
    基であるか、あるいはXおよびYが共に単結合である
    (XおよびYが単結合である場合は、mおよびnは共に
    1である)〕で表されるアルコキシド化合物と、一般式
    (II): 【化3】 〔式中、R1 、R4 、mおよびnは前記と同義である。
    X、Y、Zは、XがR2−O(ここで、R2 は前記と同
    義である)で表される基であり、かつYがCONH−R
    3 −NHCOO(ここで、R3 は前記と同義である)で
    表される基であり、さらにZがCONH−R3 −NHC
    OO−R2 (ここで、R2 およびR3 は前記と同義であ
    る)で表される基であるか、あるいはX、YおよびZが
    全て単結合である(X、YおよびZが単結合である場合
    は、mおよびnは共に1である)〕で表されるアクリレ
    ート化合物とを含有してなる紫外線硬化型導電性組成
    物。
  3. 【請求項3】 一般式(III): 【化4】 (式中、R1 は水素原子またはメチルを、R2 はポリオ
    ール残基を、R3 はジイソシアネート残基を、R4 はジ
    オール残基を、Mはアルカリ金属原子を、mは1〜20
    の整数を、nは1〜50の整数を示す)で表されるアル
    コキシド化合物および一般式(IV): 【化5】 (式中、R1 、R4 およびMは前記と同義である)で表
    されるアルコキシド化合物から選ばれる少なくとも一種
    と、一般式(V): 【化6】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、mおよびnは前記と
    同義である)で表されるアクリレート化合物および一般
    式(VI): 【化7】 (式中、R1 およびR4 は前記と同義である)で表され
    るアクリレート化合物から選ばれる少なくとも一種とを
    含有してなる紫外線硬化型導電性組成物。
  4. 【請求項4】 一般式(A): 【化8】 〔式中、R1 は水素原子またはメチルを、R4 はジオー
    ル残基を、Mはアルカリ金属原子を、mは1〜20の整
    数を、nは1〜50の整数を示す。X、Yは、XがR2
    −O(ここで、R2 はポリオール残基を示す)で表され
    る基であり、かつYがCONH−R3 −NHCOO(こ
    こで、R3 はジイソシアネート残基を示す)で表される
    基であるか、あるいはXおよびYが共に単結合である
    (XおよびYが単結合である場合は、mおよびnは共に
    1である)〕で表される構造単位(A)からなるポリア
    クリレート。
  5. 【請求項5】 一般式(A): 【化9】 〔式中、R1 は水素原子またはメチルを、R4 はジオー
    ル残基を、Mはアルカリ金属原子を、mは1〜20の整
    数を、nは1〜50の整数を示す。X、Yは、XがR2
    −O(ここで、R2 はポリオール残基を示す)で表され
    る基であり、かつYがCONH−R3 −NHCOO(こ
    こで、R3 はジイソシアネート残基を示す)で表される
    基であるか、あるいはXおよびYが共に単結合である
    (XおよびYが単結合である場合は、mおよびnは共に
    1である)〕で表される構造単位(A)と、一般式
    (B): 【化10】 〔式中、R1 、R4 、mおよびnは前記と同義である。
    X、Y、Zは、XがR2−O(ここで、R2 は前記と同
    義である)で表される基であり、かつYがCONH−R
    3 −NHCOO(ここで、R3 は前記と同義である)で
    表される基であり、さらにZがCONH−R3 −NHC
    OO−R2 (ここで、R2 およびR3 は前記と同義であ
    る)で表される基であるか、あるいはX、YおよびZが
    全て単結合である(X、YおよびZが単結合である場合
    は、mおよびnは共に1である)〕で表される構造単位
    (B)からなり、構造単位(A):構造単位(B)の比
    が30〜70:70〜30のポリアクリレート。
  6. 【請求項6】 一般式(C): 【化11】 (式中、R1 は水素原子またはメチルを、R2 はポリオ
    ール残基を、R3 はジイソシアネート残基を、R4 はジ
    オール残基を、Mはアルカリ金属原子を、mは1〜20
    の整数を、nは1〜50の整数を示す)で表される構造
    単位(C)および一般式(D): 【化12】 (式中、R1 、R4 およびMは前記と同義である)で表
    される構造単位(D)から選ばれる少なくとも一種から
    なるポリアクリレート。
  7. 【請求項7】 一般式(C): 【化13】 (式中、R1 は水素原子またはメチルを、R2 はポリオ
    ール残基を、R3 はジイソシアネート残基を、R4 はジ
    オール残基を、Mはアルカリ金属原子を、mは1〜20
    の整数を、nは1〜50の整数を示す)で表される構造
    単位(C)および一般式(D): 【化14】 (式中、R1 、R4 およびMは前記と同義である)で表
    される構造単位(D)から選ばれる少なくとも一種と、
    一般式(E): 【化15】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、mおよびnは前記と
    同義である)で表される構造単位(E)および一般式
    (F): 【化16】 (式中、R1 およびR4 は前記と同義である)で表され
    る構造単位(F)から選ばれる少なくとも一種からな
    り、構造単位(C)および構造単位(D):構造単位
    (E)および構造単位(F)の比が30〜70:70〜
    30のポリアクリレート。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のアルコキシド化合物を含
    有してなる帯電防止剤。
  9. 【請求項9】 請求項4〜7のいずれかに記載のポリア
    クリレートを含有してなる帯電防止剤。
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