JP2006157828A - 撮像装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 撮像装置の電源投入直後や第一の記録媒体装填/交換に伴う第一の記録媒体の記録準備中でも、第二の記録媒体を映像データの記録媒体として一時利用することで、より早く撮影可能状態に移行可能とした撮像装置を提供する。
【解決手段】 撮像装置は、制御部101、ディスクメディア107、メモリカード108を備える。制御部101は、ディスクメディア107が記録準備処理中の時は、撮影した映像データをメモリカード108に一時記録し、ディスクメディア107の記録準備処理が終了した時点で、映像データの記録先をメモリカード108からディスクメディア107に切り替え、撮影終了後、メモリカード108に一時記録した映像データをディスクメディア107に移動させ、一時記録した映像データとディスクメディア107に直接記録した映像データを一連の映像データとして統合する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、映像データの記録媒体としてディスクメディアとメモリカードを備えた撮像装置、制御方法、及びプログラムに関する。
近年、映像データの記録媒体としてディスク媒体を利用する撮像装置が開発されている。この種の撮像装置は、これまでのテープ媒体への映像データの記録を行う撮像装置と異なり、ディスク媒体のランダムアクセス性を利用することで、コンテンツの削除や追加が容易であり、また撮像装置での簡易編集も可能としている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−333377号公報
しかしながら、上記従来例のディスク媒体を利用する撮像装置においては、コンテンツを管理するための管理情報が複雑となり、撮像装置の起動から実際に撮影を開始できるまでの記録準備期間が長くなってしまうという問題が生じている。特に、撮像装置にディスク媒体を装填してすぐの場合には、管理情報を撮像装置内のメモリに構築し直す処理に多くの時間を費やしてしまっている。そのため、上述したような従来の撮像装置は、撮像装置の電源を投入した際やディスク媒体の交換を行った際に迅速に撮影可能状態に移行できないという課題がある。
本発明の目的は、撮像装置の電源投入直後や第一の記録媒体装填/交換に伴う第一の記録媒体の記録準備中でも、第二の記録媒体を映像データの記録媒体として一時利用することで、より早く撮影可能状態に移行可能とした撮像装置、制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の撮像装置は、記録準備に要する時間が異なる複数の記録媒体を使用可能な撮像装置であって、撮影した映像データを記録予定の第一の記録媒体が記録準備中で、第二の記録媒体が記録可能状態の場合、前記第二の記録媒体の残容量を基に前記第二の記録媒体への映像データの記録可能時間を算出し、前記第一の記録媒体の記録準備が終了するまでの残時間を推測する算出手段と、前記記録可能時間と前記残時間とを比較し、前記記録可能時間の方が長い場合、前記第二の記録媒体への映像データの一時記録を開始し、前記第一の記録媒体の記録準備が終了した場合、映像データの記録先を前記第一の記録媒体に切り替えて記録を続行する記録制御手段と、前記第二の記録媒体に一時記録された映像データを前記第一の記録媒体に移動させ、前記第一の記録媒体に記録された映像データに統合する統合手段とを備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の制御方法は、記録準備に要する時間が異なる複数の記録媒体を使用可能な撮像装置の制御方法であって、撮影した映像データを記録予定の第一の記録媒体が記録準備中で、第二の記録媒体が記録可能状態の場合、前記第二の記録媒体の残容量を基に前記第二の記録媒体への映像データの記録可能時間を算出し、前記第一の記録媒体の記録準備が終了するまでの残時間を推測する算出ステップと、前記記録可能時間と前記残時間とを比較し、前記記録可能時間の方が長い場合、前記第二の記録媒体への映像データの一時記録を開始し、前記第一の記録媒体の記録準備が終了した場合、映像データの記録先を前記第一の記録媒体に切り替えて記録を続行する記録制御ステップと、前記第二の記録媒体に一時記録された映像データを前記第一の記録媒体に移動させ、前記第一の記録媒体に記録された映像データに統合する統合ステップとを備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明のプログラムは、記録準備に要する時間が異なる複数の記録媒体を使用可能な撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、撮影した映像データを記録予定の第一の記録媒体が記録準備中で、第二の記録媒体が記録可能状態の場合、前記第二の記録媒体の残容量を基に前記第二の記録媒体への映像データの記録可能時間を算出し、前記第一の記録媒体の記録準備が終了するまでの残時間を推測する算出モジュールと、前記記録可能時間と前記残時間とを比較し、前記記録可能時間の方が長い場合、前記第二の記録媒体への映像データの一時記録を開始し、前記第一の記録媒体の記録準備が終了した場合、映像データの記録先を前記第一の記録媒体に切り替えて記録を続行する記録制御モジュールと、前記第二の記録媒体に一時記録された映像データを前記第一の記録媒体に移動させ、前記第一の記録媒体に記録された映像データに統合する統合モジュールとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第一の記録媒体が記録準備中の場合、第二の記録媒体に映像データを一時記録し、第一の記録媒体の記録準備が終了すると、記録先を第一の記録媒体に切り替えて記録を続行し、一時記録映像データを第一の記録媒体に移動させるため、撮像装置の電源投入直後や第一の記録媒体装填/交換に伴う第一の記録媒体の記録準備中でも、第二の記録媒体を映像データの記録媒体として一時利用することで、より早く撮影可能状態に移行させることができる。
また、第一の記録媒体における映像データの非記録期間に、第二の記録媒体の一時記録映像データを第一の記録媒体に移動させるため、第一の記録媒体への記録処理と、一時記録映像データの移動処理とを並行して実行することで、次の撮影可能状態への移行を更に早くすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1において、撮像装置は、制御部101、レンズ102、撮像素子103、A/Dコンバータ104、デジタル信号処理部105、MPEG(Moving Picture Experts Group)符号化/復号化部106、カメラ制御部109、同期信号発生回路110、一時記憶部111を備えている。撮像装置には、記録媒体(1)107、記録媒体(2)108が着脱自在に装填可能である。
制御部101は、撮像装置全体の制御を司るものであり、制御プログラムに基づき図2のフローチャートに示す処理を実行する。レンズ102は、焦点距離や絞りの状態を変更可能であり、被写体の光学像を結像する。撮像素子103は、例えばCCD(Charge Coupled Device)から構成され、レンズ102により結像した光学像を電気信号に変換する機能を有する。A/Dコンバータ104は、撮像素子103から出力される動画像アナログ信号を動画像デジタル信号に変換して出力する機能を有する。デジタル信号処理部105は、A/Dコンバータ104から出力される動画像デジタル信号に対しホワイトバランス処理やガンマ補正処理等の所定の信号処理を行う。
MPEG符号化/復号化部106は、デジタル信号処理部105から出力されるデジタル信号の符号化や、MPEG符号化データの復号化を行う。記録媒体(1)107は、MPEG符号化データ等を記録するものであり、本実施の形態ではディスクメディアとして構成されている(以下、ディスクメディア107と称する)。記録媒体(2)108は、MPEG符号化データ等を記録するものであり、本実施の形態ではメモリカードとして構成されている(以下、メモリカード108と称する)。撮像装置には、ディスクメディア107の着脱を検出するディスクセンサ(不図示)と、メモリカード108の着脱を検出するカードセンサ(不図示)が装備されている。
カメラ制御部109は、レンズ102を駆動し、自動焦点(Auto Focus:AF)機能や自動露出(Auto Ex:AE)機能を実現するための制御を行う。同期信号発生回路110は、水平同期信号、垂直同期信号を発生する機能を有する。制御部101、A/Dコンバータ104、デジタル信号処理部105、カメラ制御部109は、水平同期信号、垂直同期信号に同期をとりながら各種処理を実行する。一時記憶部111は、ファイルシステム情報、静止画像管理情報、ビデオ管理情報等を記憶すると共に、撮像装置の各ブロック間でデジタルデータの送受信をする際にバッファとして利用される。
撮像装置で使用する記録媒体(1)、記録媒体(2)については、それぞれ以下のような特徴を有する。
記録媒体(1)であるところのディスクメディア107は、大容量かつ安価であり、データ量の多い映像データ(動画像データ)等を記録することに適した記録媒体である。また、ディスクメディア107は、映像データを所定のフォーマットで記録することにより、撮像装置で撮影した映像データを他の再生機器でも容易に再生を行うことができる。
記録媒体(2)であるところのメモリカード108は、非常に小型であり、装置側にも機械的な駆動部分が必要でないため省電力性に優れ、振動にも強いという特徴があり、携帯機器に適した記録媒体である。その一方、メモリカード108は、媒体の価格としては高価なため、データをそのまま保存するのではなく、一時的な記録に使用される場合が多い。
本実施の形態の撮像装置では、基本的には、映像データ(動画像データ)の記録には記録媒体(1)のディスクメディア107を使用し、静止画像データの記録には記録媒体(2)のメモリカード108を使用するが、後述するようにディスクメディア107の交換/装填時や撮像装置の電源投入直後はメモリカード108を映像データの一時記録先として利用する。
次に、撮像装置にディスクメディア107が装填された場合の処理について説明する。
撮像装置にディスクメディア107が装填されると、ディスクセンサによりディスク検出信号が制御部101に供給される。制御部101は、ディスクメディア107の装填を検出するとディスクメディア107を回転させ、ディスクメディア107の回転速度が所定の回転速度に達するまで待ち、その後ディスクチェック処理を行う。ディスクチェック処理では、ディスクメディア107の種類の判別、ディスクメディア107のフォーマット確認が行われ、フォーマットが必要な場合には、ディスクフォーマット処理が実施される。
制御部101は、ディスクチェック処理に続き、ディスクメディア107からファイルシステム情報を読み出し、該ファイルシステム情報を一時記憶部111に展開する。引き続き、制御部101は、ディスクメディア107からビデオ管理情報を読み出し、該ビデオ管理情報を一時記憶部111に展開する。制御部101は、ディスクメディア107にビデオ管理情報が存在しない場合には、ビデオ管理情報を新規に構築する。
上記の各処理が完了した時点で、ようやくディスクメディア107に対する映像データの記録を開始することができるようになる。場合によっては、上記のようにディスクフォーマット処理やビデオ管理情報の構築が必要であり、そのような場合には更に処理時間が必要となる。
次に、撮像装置にメモリカード108が装填された場合の処理について説明する。
撮像装置にメモリカード108が装填されると、カードセンサによりカード検出信号が制御部101に供給される。制御部101は、メモリカード108の装填を検出すると、メモリカード108からファイルシステム情報を読み出し(必要に応じてフォーマット処理を実施)、更にメモリカード108から静止画像管理情報を読み出す(静止画像管理情報が存在しない場合には、静止画像管理情報を新規構築する)。
通常の場合、メモリカード108においては、ディスクメディア107の場合における上述したような所定の回転速度に達するまで待機するといった機械的な処理時間が無いことや、ファイルシステム情報や管理情報が単純であること等の理由から、メモリカード108に対する記録準備時間(記録可能状態とするための準備に要する時間)の方がディスクメディア107に対する記録準備時間よりも短くなる。
以上のことから、撮像装置に対しディスクメディア107が交換/装填された場合や撮像装置の電源投入直後などの場合には、ディスクメディア107の記録準備時間が長くなってしまい、ディスクメディア107に対する映像データの記録をすぐに実施できない状況が発生し得る。
本実施の形態では、ディスクメディア107への映像データ記録がすぐに実施できない状況の場合に、メモリカード108に対する記録準備が完了していれば、状況に応じ、メモリカード108に対する映像データの一時的な記録(映像データ一時記録処理)を行い、メモリカード108に一時記録した映像データを撮影終了後にディスクメディア107に移動する(映像データ移動処理)ことを特徴としている。
次に、撮像装置における映像データ一時記録処理及び映像データ移動処理に関わる一連の動作について図2及び図3を参照しながら説明する。
図2は、撮像装置における映像データ一時記録処理及び映像データ移動処理を示すフローチャートであり、図3は、撮像装置におけるディスクメディア107及びメモリカード108の記録準備処理経過時間と記録準備残時間の関係を示す図である。
図2及び図3において、撮像装置にディスクメディア107及びメモリカード108が装填され、撮像装置に電源が投入されると(ステップS201)、制御部101は、ディスクセンサからの検出信号によりディスクメディア107の装填を検出し(ステップS211)、カードセンサからの検出信号によりメモリカード108の装填を検出する(ステップS221)。
ディスクメディア107については、制御部101は、ディスクメディア107を回転させるが、上述したようにディスクメディア107の回転速度が所定の回転速度に達するまでの待ち時間が発生する(ステップS212)。一方、メモリカード108については、制御部101は、即座にメモリカード108からファイルシステム情報を読み出し(ステップS222)、メモリカード108の残容量を算出する(ステップS223)。更に、制御部101は、メモリカード108から静止画像管理情報を読み出し、一時記憶部111に静止画像管理情報を展開(構築)する(ステップS224)。これにより、メモリカード108の記録準備処理が完了する。
制御部101は、所定の回転速度に達したディスクメディア107についても同様に、ファイルシステム情報を読み出し(ステップS213)、ディスクメディア107の残容量を計算する(ステップS214)。更に、制御部101は、ディスクメディア107からビデオ管理情報を読み出し、一時記憶部111にビデオ管理情報を展開(構築)する(ステップS215)。これにより、ディスクメディア107の記録準備処理が完了する。
上述したディスクメディア107関連の処理とメモリカード108関連の処理は、それぞれの記録媒体(ディスクメディア107、メモリカード108)へのアクセス待ち時間等を利用し、並行に処理を進める。
メモリカード108に対する記録準備処理が完了し(ステップS224)(図3の時刻301)、ディスクメディア107に対する残容量計算が終了した時点で(ステップS214)、制御部101は、撮影可能判定処理(ステップS202)を繰り返し実行する。撮影可能判定処理では、メモリカード108の残容量と映像データのビットレートから、メモリカード108に記録可能な映像データのコンテンツ時間(図3のメモリカード記録可能時間304)を算出し、更にディスクメディア107の記録準備処理が終了するまでの残時間(図3のディスクメディア記録準備残時間305)についても推測を行う。
ディスクメディア記録準備残時間305は、ディスクメディア記録準備時間に最大で要すると見込まれる時間(固定値)と、現在までの記録準備処理経過時間との差分で求められる。従って、ディスクメディア記録準備時間が経過する毎にディスクメディア記録準備残時間は減少していく。ここで、撮影可能判定は、
メモリカード記録可能時間 > ディスクメディア記録準備残時間
という条件を基に行う。即ち、上記条件が成立した場合に撮影可能状態(図3の時刻302〜時刻303の期間)と判定する。
撮影可能判定は、メモリカード108に一時的に映像データの記録を開始した場合でも、メモリカード108の残容量が0になって撮影が中断されてしまう前に、ディスクメディア107への映像データの記録に移行可能かどうかを判定するためのものである。ディスクメディア記録準備残時間305は時間の経過と共に減少していくため、撮影可能判定の結果は時間の経過によりいずれは真となる。撮影可能判定の結果が真となった時点(図3の時刻302)、つまりメモリカード108への映像データの一時的な記録が可能となった時点で、撮像装置は撮影可能状態となり(ステップS203)、制御部101は、表示部(不図示)等を介して利用者にその旨を通知する。
撮像装置が撮影可能状態となると、制御部101は、利用者からの撮影開始指示(ステップS204)により撮影を開始し(ステップS205)、メモリカード108に対する映像データの記録を開始する。更に、制御部101は、利用者からの撮影終了指示(ステップS206)により撮影を終了し(ステップS207)、メモリカード108に対する映像データの記録を終了する。
上記ステップS204で利用者から撮影開始指示があった時、ディスクメディア107が記録準備処理中であるため、制御部101は、メモリカード108に対して映像データの一時記録を行う(ステップS225)。メモリカード108に対する映像データの一時記録開始後、ディスクメディア107の記録準備処理が終了した場合には、制御部101は、映像データの記録先をメモリカード108からディスクメディア107へ切り替える(ステップS216)。その際には、制御部101は、メモリカード108に対する映像データ記録部分をディスクメディア107へ移動できるように、ディスクメディア107の残容量を再計算し、ビデオ管理情報を更新する。
その後、利用者から撮影終了指示があるか、またはディスクメディア107の残容量が0になるまで、制御部101は、ディスクメディア107への映像データの記録を続行する。撮影が終了した後(ディスクメディア107への映像データの記録が完了した後)、制御部101は、メモリカード108に一時記録された映像データを読み出し(ステップS226)、一時記録された映像データをディスクメディア107に移動させ(ステップS208)、一時記録された映像データがディスクメディア107に直接記録された映像データの前に挿入されるように一時記憶部111のビデオ管理情報を更新する。
これにより、メモリカード108に一時記録された映像データとディスクメディア107に直接記録された映像データが一連の映像データとして統合される結果、上記撮影可能状態において撮影された映像データは、最初からディスクメディア107に記録された場合と同様に再生できるようになる。
以上の処理が終了した時点で、撮像装置は再度、撮影可能状態となる(ステップS209)。撮像装置の撮影可能状態で、利用者から撮影開始指示があった場合は、既にディスクメディア107は映像データの記録可能状態にあるため、制御部101は、最初からディスクメディア107に対する映像データの記録を実行する。利用者から撮影終了指示があるか、またはディスクメディア107の残容量が0になるまで、制御部101は、ディスクメディア107に対する映像データの記録を続行する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、撮像装置において、ディスクメディア107が記録準備処理中の時は、撮影した映像データをメモリカード108に一時記録し、ディスクメディア107の記録準備処理が終了した時点で、映像データの記録先をメモリカード108からディスクメディア107に切り替え、撮影終了後、メモリカード108に一時記録した映像データをディスクメディア107に移動させ、一時記録した映像データとディスクメディア107に直接記録した映像データを一連の映像データとして統合する。これにより、撮像装置の電源投入直後やディスクメディア装填/交換に伴うディスクメディア107の記録準備処理中でも、メモリカード108を映像データの記録媒体として一時利用することで、より早く撮影可能状態に移行させることができる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、メモリカード108に一時記録した映像データをディスクメディア107に移動させる方法が異なる点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上述した第1の実施の形態(図1)の対応するものと同一なので、説明を省略する。
撮像装置において、ディスクメディア107へのアクセスレートが映像データの記録レートよりも十分に高速な場合には、ディスクメディア107への映像データの記録終了前にメモリカード108からディスクメディア107に対する一時記録映像データの移動を行うことが可能である。
図4は、本実施の形態に係る撮像装置におけるメモリカードからディスクメディアに対するデータ転送の様子を示す図である。
図4において、撮像装置で撮影中の映像データは、MPEG符号化/復号化部106により符号化され、符号化映像データとして一時記憶部111に書き込まれる。該符号化映像データは、MPEGの特性上、フレームあたりの符号量が変化し一定ではない。一方、一時記憶部111から読み出されディスクメディア107へ書き込まれる映像データのデータレートは、ほぼ一定データレートでの書き込みとなるように制御部101により制御される。
ここで、符号化映像データのビットレートに対し、ディスクメディア107への書き込み性能が十分に高速な場合には、ある一定量の映像データを蓄積単位とし、その蓄積単位の映像データを間欠的にディスクメディア107へ書き込む動作を繰り返す(図4の401)。従って、ディスクメディア107に対する映像データの書き込みが行われていない期間、メモリカード108に一時記録した映像データをメモリカード108からディスクメディア107に移動させて書き込む処理を割り込ませることが可能である(図4の402)。
これにより、撮像装置において、撮影中の映像データをディスクメディア107に記録する記録処理と、メモリカード108に一時記録した映像データをディスクメディア107に移動させる移動処理とを並行して実行することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、映像データをディスクメディア107に記録する記録処理と、メモリカード108に一時記録した映像データをディスクメディア107に移動する移動処理とを並行して実行することで、利用者からの撮影終了指示後にメモリカード108からディスクメディア107に映像データを移動させる場合と比較し、次の撮影可能状態への移行を更に早くすることができるという利点がある。
[他の実施の形態]
上記第1及び第2の実施の形態では、メモリカード108に一時記録した映像データを最終的にはディスクメディア107に移動し、ディスクメディア107に直接記録した映像データと統合し、1つのコンテンツとして扱う例である。本発明は、これに限定されるものではなく、いずれの実施の形態の場合も、メモリカード108に一時記録した映像データと、ディスクメディア107に直接記録した映像データとを別コンテンツとして取り扱い、両者を連結するプレイリストを制御部101により作成してもよい。この場合は、ファイルシステム上での連結処理が不要となるため、データ処理を簡略化することができる。
上記第1及び第2の実施の形態では、撮像装置に2つの記録媒体(ディスクメディア、メモリカード)を着脱可能とした場合を例に挙げた。本発明は、これに限定されるものではなく、撮像装置に3つ以上の記録媒体(例えば、1つのディスクメディアと2つのメモリカードなど)を着脱可能とする構成してもよい。
また、本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
又、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 撮像装置における映像データ一時記録処理及び映像データ移動処理を示すフローチャートである。 撮像装置におけるディスクメディア及びメモリカードの記録準備処理経過時間と記録準備残時間の関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置におけるメモリカードからディスクメディアに対するデータ転送の様子を示す図である。
符号の説明
101 制御部(算出手段、記録制御手段、統合手段、作成手段)
107 ディスクメディア(第一の記録媒体)
108 メモリカード(第二の記録媒体)

Claims (7)

  1. 記録準備に要する時間が異なる複数の記録媒体を使用可能な撮像装置であって、
    撮影した映像データを記録予定の第一の記録媒体が記録準備中で、第二の記録媒体が記録可能状態の場合、前記第二の記録媒体の残容量を基に前記第二の記録媒体への映像データの記録可能時間を算出し、前記第一の記録媒体の記録準備が終了するまでの残時間を推測する算出手段と、
    前記記録可能時間と前記残時間とを比較し、前記記録可能時間の方が長い場合、前記第二の記録媒体への映像データの一時記録を開始し、前記第一の記録媒体の記録準備が終了した場合、映像データの記録先を前記第一の記録媒体に切り替えて記録を続行する記録制御手段と、
    前記第二の記録媒体に一時記録された映像データを前記第一の記録媒体に移動させ、前記第一の記録媒体に記録された映像データに統合する統合手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記統合手段は、前記第一の記録媒体への映像データの記録が終了した後に、前記第二の記録媒体に一時記録された映像データを前記第一の記録媒体に移動させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記統合手段は、前記記録制御手段により前記第一の記録媒体に映像データが間欠的に記録されている際の非記録期間に、前記第二の記録媒体に一時記録された映像データを前記第一の記録媒体に移動させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記第一の記録媒体は、回転型記録媒体であり、前記第二の記録媒体は、固体メモリ媒体であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の撮像装置。
  5. 前記第二の記録媒体に一時記録された映像データと、前記第一の記録媒体に記録された映像データとを別コンテンツとして取り扱い、両者を連結するリストを作成する作成手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 記録準備に要する時間が異なる複数の記録媒体を使用可能な撮像装置の制御方法であって、
    撮影した映像データを記録予定の第一の記録媒体が記録準備中で、第二の記録媒体が記録可能状態の場合、前記第二の記録媒体の残容量を基に前記第二の記録媒体への映像データの記録可能時間を算出し、前記第一の記録媒体の記録準備が終了するまでの残時間を推測する算出ステップと、
    前記記録可能時間と前記残時間とを比較し、前記記録可能時間の方が長い場合、前記第二の記録媒体への映像データの一時記録を開始し、前記第一の記録媒体の記録準備が終了した場合、映像データの記録先を前記第一の記録媒体に切り替えて記録を続行する記録制御ステップと、
    前記第二の記録媒体に一時記録された映像データを前記第一の記録媒体に移動させ、前記第一の記録媒体に記録された映像データに統合する統合ステップとを備えることを特徴とする制御方法。
  7. 記録準備に要する時間が異なる複数の記録媒体を使用可能な撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    撮影した映像データを記録予定の第一の記録媒体が記録準備中で、第二の記録媒体が記録可能状態の場合、前記第二の記録媒体の残容量を基に前記第二の記録媒体への映像データの記録可能時間を算出し、前記第一の記録媒体の記録準備が終了するまでの残時間を推測する算出モジュールと、
    前記記録可能時間と前記残時間とを比較し、前記記録可能時間の方が長い場合、前記第二の記録媒体への映像データの一時記録を開始し、前記第一の記録媒体の記録準備が終了した場合、映像データの記録先を前記第一の記録媒体に切り替えて記録を続行する記録制御モジュールと、
    前記第二の記録媒体に一時記録された映像データを前記第一の記録媒体に移動させ、前記第一の記録媒体に記録された映像データに統合する統合モジュールとを備えることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008054241A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Sharp Corp 映像記録装置及びその動作方法
JP2008252636A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Canon Inc 放送受信装置及びその制御方法

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