JP2008146733A - 記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【構成】CPU38は、圧縮画像データをハードディスク34に記録し、ハードディスク34に記録された圧縮画像データを再生する。また、ハードディスク34の周辺温度を繰り返し測定し、測定された温度が60℃を上回るとき再生動作を禁止する。さらに、測定された温度が64℃を上回るとき圧縮率を増大し、そして、測定された温度が67℃を上回るとき記録周期を延長する。
【効果】継続的な記録動作が確保される。
【選択図】図1

Description

この発明は、記録再生装置に関し、特にたとえばディスク媒体に対するコンテンツデータの記録/再生を行う、記録再生装置に関する。
この種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1によれば、装置内の温度は温度センサによって検知される。検知された温度が予め設定された温度を超える状態が予め設定された時間にわたって継続すると、光ディスクの再生動作が停止される。
特開平8−273285号公報[G11B 19/04, 33/14]
しかし、特許文献1は、継続的な再生動作を確保するための方策については開示するものの、継続的な記録動作を確保する方策については何ら開示していない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、継続的な記録動作の確保をすることができる、記録再生装置を提供することである。
請求項1の発明に従う記録再生装置(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、コンテンツデータをディスク媒体(34)に記録する記録手段(S45, S57)、ディスク媒体に記録されたコンテンツデータを再生する再生手段(S69, S77, S89)、ディスク媒体の周辺温度を繰り返し測定する測定手段(S3)、測定手段によって測定された温度が第1閾値を上回るとき再生手段の再生動作を禁止する禁止手段(S17)、および測定手段によって測定された温度が第1閾値よりも高い第2閾値を上回るとき記録手段による単位時間あたりの記録データ量を抑制する抑制手段(S23, S29)を備える。
コンテンツデータは、記録手段によってディスク媒体に記録される。ディスク媒体に記録されたコンテンツデータは、再生手段によって再生される。ディスク媒体の周辺温度は、測定手段によって繰り返し測定される。測定手段によって測定された温度が第1閾値を上回ると、再生手段の再生動作が禁止手段によって禁止される。測定手段によって測定された温度が第1閾値よりも高い第2閾値を上回ると、記録手段による単位時間あたりの記録データ量が抑制手段によって抑制される。
再生動作の禁止によって、ディスク媒体の温度を上昇させる要因の1つがなくなる。また、単位時間あたりの記録データ量の抑制によって、ディスク媒体の温度の上昇率が抑えられる。これによって、継続的な記録動作が確保される。
請求項2の発明に従う記録再生装置は、請求項1に従属し、記録手段によって記録すべきコンテンツデータを圧縮する圧縮手段(30)をさらに備え、抑制手段は圧縮手段の圧縮率を高くする圧縮率変更手段(S23)を含む。
コンテンツデータは、圧縮手段によって圧縮された後、記録手段によって記録される。記録手段による単位時間あたりの記録データ量は、圧縮率変更手段が圧縮手段の圧縮率を高く変更することで抑制される。
請求項3の発明に従う記録再生装置は、請求項1または2に従属し、記録手段によって記録すべきコンテンツデータは画像データを含み、抑制手段は画像データの取込周期を延長する延長手段(S29)を含む。
コンテンツデータには画像データが含まれており、記録手段による単位時間あたりの記録データ量は、延長手段が画像データの取込周期を延長することで抑制される。
請求項4の発明に従う記録再生装置は、請求項1ないし3のいずれかに従属し、測定手段によって測定された温度が第1閾値よりも低い第3閾値を下回るとき再生手段を強制的に起動する起動手段(S13)をさらに備える。
再生手段は、ディスク媒体の周辺温度が第1閾値以下であれば再生開始操作に応じて起動されるが、周辺温度が第1閾値よりも低い第3閾値を下回ると起動手段によって強制的に起動される。
ディスク媒体の温度が低過ぎても記録手段の記録動作に支障が出る。再生手段の再生処理はディスク媒体からコンテンツデータを読み出す読み出し処理と読み出されたコンテンツデータを処理するデータ処理とを含むようなとき再生手段を強制起動して温度を上昇させることで、低温でも継続的な記録動作が確保される。
請求項5の発明に従う記録再生装置は、請求項4に従属し、再生手段の再生処理はディスク媒体からコンテンツデータを読み出す読み出し処理と読み出されたコンテンツデータを処理するデータ処理とを含み、再生手段は起動手段によって起動されたときデータ処理の少なくとも一部を省略する。
データ処理の温度上昇への寄与は読み出し処理のそれに比べて小さく、また強制起動時にデータ処理を実行する必要もない。そこで、強制起動時には、データ処理の少なくとも一部を省略することで、再生手段の消費電力を抑えることができる。
請求項6の発明に従う制御プログラムは、記録再生装置(10)のプロセッサに、コンテンツデータをディスク媒体(34)に記録する記録ステップ(S45, S57)、ディスク媒体に記録されたコンテンツデータを再生する再生ステップ(S69, S77, S89)、ディスク媒体の周辺温度を繰り返し測定する測定ステップ(S3)、測定ステップによって測定された温度が第1閾値を上回るとき再生ステップの再生動作を禁止する禁止ステップ(S17)、および測定ステップによって測定された温度が第1閾値よりも高い第2閾値を上回るとき記録ステップによる単位時間あたりの記録データ量を抑制する抑制ステップ(S23, S29)を実行させる。
請求項7の発明に従う制御方法は、記録再生装置(10)の制御方法であって、コンテンツデータをディスク媒体(34)に記録する記録ステップ(S45, S57)、ディスク媒体に記録されたコンテンツデータを再生する再生ステップ(S69, S77, S89)、ディスク媒体の周辺温度を繰り返し測定する測定ステップ(S3)、
測定ステップによって測定された温度が第1閾値を上回るとき再生ステップの再生動作を禁止する禁止ステップ(S17)、および測定ステップによって測定された温度が第1閾値よりも高い第2閾値を上回るとき記録ステップによる単位時間あたりの記録データ量を抑制する抑制ステップ(S23, S29)を備える。
請求項6,7の発明でも、請求項1の発明と同様に、継続的な記録動作が確保される。
この発明によれば、再生動作の禁止によって、ディスク媒体の温度を上昇させる要因の1つがなくなる。また、単位時間あたりの記録データ量の抑制によって、ディスク媒体の温度の上昇率が抑えられる。これによって、継続的な記録動作が確保される。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例のディジタルビデオカメラ10は、光学レンズ12を含む。被写界を表す光学像は、光学レンズ12を通してイメージセンサ14の撮像面に照射される。撮像面では、被写界を表す電荷が光電変換によって生成される。
キー入力装置40によって記録開始操作が行われると、CPU38は、記録動作を開始するべく、露光処理および電荷読み出し処理の繰り返しをドライバ16に命令し、圧縮/伸長回路30に圧縮処理を命令し、HDD32に記録処理を命令する。ドライバ16に向けられた処理命令には周期情報が記述され、圧縮/伸長回路30に向けられた圧縮処理命令には圧縮率情報が記述される。
ドライバ16は、処理命令に記述された周期情報に従う周期で撮像面を露光し、かつこれによって生成された電荷を読み出す。こうして、被写界を表す各フレームの生画像信号が、周期情報に従う周期でイメージセンサ14から出力される。
CDS/AGC/AD回路18は、出力された生画像信号に相関二重サンプリング,自動ゲイン調整およびA/D変換の一連の処理を施し、これによって生成された生画像データを信号処理回路20に与える。信号処理回路20は、与えられた生画像データに色分離,白バランス調整,YUV変換などの処理を施し、YUV形式の画像データをメモリ制御回路22を通してSDRAM24に書き込む。
圧縮/伸長回路30は、SDRAM24に格納された画像データをメモリ制御回路22を通して読み出し、読み出された画像データにJPEG圧縮を施す。画像データは圧縮処理命令に記述された圧縮率で圧縮され、圧縮画像データはメモリ制御回路22を通してSDRAM24に書き込まれる。HDD32は、SDRAM24に格納された圧縮画像データをメモリ制御回路22を通して読み出し、読み出された圧縮画像データを含む新規の画像ファイルをハードディスク34上に作成する。
キー入力装置40によって記録終了操作が行われると、CPU38は、記録動作を終了するべく、ドライバ16,圧縮/伸長回路30およびHDD32に処理の停止を命令する。ドライバ16は露光処理および電荷読み出し処理を速やかに停止し、圧縮/伸長回路30はSDRAM24に残存する画像データが全て圧縮された後に圧縮処理を停止する。また、HDD32は、SDRAM24に残存する圧縮画像データが全てハードディスク34に記録された後に、画像ファイルをクローズして記録処理を停止する。
このような記録動作(または後述する再生動作)の実行中、ハードディスク34へのデータ書き込み(またはハードディスク34からのデータ読み出し)に伴うシーク動作によって、ハードディスク34の周辺温度が上昇していく。HDD32には、ハードディスク34の周辺温度を検知する温度センサ36が内蔵されている。
なお、後述するように、実行中の記録動作は、温度センサ36によって検知されるハードディスク34の周辺温度によって中断され、あるいは再開される。記録動作が中断されたとき、格納先の画像ファイルはオープン状態を維持する。また、ドライバ16に向けられた処理命令に記述される周期情報、あるいは圧縮/伸長回路30に向けられた圧縮処理命令に記述される圧縮率情報は、ハードディスク34の周辺温度によって変更される。
キー入力装置40によって再生開始操作が行われると、CPU38は、再生動作を実行するべく、再生処理をHDD32に命令し、伸長処理を圧縮/伸長回路30に命令し、そしてエンコード処理をビデオエンコーダ26に命令する。HDD32は、所望の画像ファイルに格納された圧縮画像データをハードディスク34から読み出し、読み出された圧縮画像データをメモリ制御回路22を通してSDRAM24に書き込む。
圧縮/伸長回路30は、SDRAM24に格納された圧縮画像データをメモリ制御回路22を通して読み出し、読み出された圧縮画像データにJPEG伸長を施す。伸長された画像データは、メモリ制御回路22を通してSDRAM24に書き込まれる。ビデオエンコーダ26は、SDRAM24に格納された画像データをメモリ制御回路22を通して読み出し、読み出された画像データをコンポジットビデオ信号に変換し、そして変換されたコンポジットビデオ信号を表示装置28に与える。この結果、再生画像が表示装置28から出力される。
なお、後述するように、実行中の再生動作は、温度センサ36によって検知されるハードディスク34の周辺温度によって中断され、あるいは再開される。再生動作が中断されたとき、格納先の画像ファイルはオープン状態を維持する。また、再生動作は、ハードディスク34の周辺温度によって強制される。ただし、強制的な再生動作では、HDD32が再生処理を命令されるに留まり、圧縮/伸長回路30が伸長処理を命令されることはなく、ビデオエンコーダ26がエンコード処理を命令されることもない。
CPU38は、図2〜図3に示すアクセス制御タスク,図4に示す記録タスクおよび図5に示す再生タスクを含む複数のタスクを並列的に実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ42に記憶される。
図2を参照して、ステップS1では検知タイミングが到来したか否かを判別する。検知タイミングはたとえば1分毎に到来し、処理は1分毎にステップS1からステップS3に進む。ステップS3では、ハードディスク34の周辺温度を温度センサ36から取り込む。具体的には、HDD32にATAコマンドを発行することで、HDD32から温度センサ36の温度情報の提供を受ける。ステップS5では、取り込まれた周辺温度が5℃未満であるか否かを判別する。
ステップS5でNOであればステップS7で強制的な再生動作(後述)が実行中であるか否かをさらに判別し、ここでもNOであればステップS15に進む。ステップS7でYESであれば、ステップS9で強制再生フラグをオフした後ステップS15に進む。なお、強制再生フラグは、フラッシュメモリ42に記憶される。
ステップS5でYESであればステップS11で再生動作(後述)が実行中であるか否かを判別し、ここでYESであればステップS15に進む。ステップS11でNOであれば、ステップS13で強制再生フラグをオンした後ステップS15に進む。
ステップS15では、取り込まれた周辺温度が60℃を上回るか否かを判別する。ここでYESであればステップS17で再生動作を禁止した後ステップS21に進み、NOであればステップS19で再生動作を許可した後ステップS21に進む。
図3を参照して、ステップS21では取り込まれた周辺温度が64℃を上回るか否かを判別する。ここでYESであればステップS23で圧縮率を増大した後ステップS27に進み、NOであればステップS25で圧縮率を初期化した後ステップS27に進む。なお、圧縮率の増大/初期化は、圧縮/伸長回路30への圧縮処理命令に記述された圧縮率情報を更新することにより行う。
ステップS27では周辺温度が67℃を上回るか否かを判別する。ここでYESであればステップS29で記録周期を延長した後ステップS33に進み、NOであればステップS31で記録周期を初期化した後ステップS33に進む。なお、記録周期の延長/初期化は、ドライバ16への処理命令に記述された周期情報を更新することにより行う。
ステップS33では周辺温度が70℃を上回るか否かを判別する。ここでYESであればステップS35で記録動作を禁止した後ステップS1に戻り、NOであればステップS37で記録動作を許可した後ステップS1に戻る。
図4を参照して、ステップS41では記録動作が許可されたか否かを判別し、NOであれば所定時間が経過した後に再度判別を行う。ステップS41でYESであればステップS43に進んで記録開始操作が行われたか否かを判別し、NOであればステップS41に戻る。ステップS43でYESであれば、ステップS45で記録動作を開始した後ステップS47に進む。
ステップS47では記録終了操作が行われたか否かを判別し、YESであればステップS49で記録動作を終了した後ステップS41に戻る。ステップS47でNOであれば、まずステップS51で記録動作が禁止されたか否かを判別し、ここでNOであればステップS53で記録動作が許可されたか否かをさらに判別し、そしてここでもNOであればステップS47に戻る。
ステップS51でYESであればステップS55で記録動作を中断した後ステップS47に戻り、ステップS53でYESであればステップS57で記録動作を再開した後ステップS47に戻る。
図5を参照して、ステップS61では再生動作が許可されたか否かを判別し、NOであれば所定時間後に再度判別を行う。ステップS61でYESであれば、ステップS63に進んで再生開始操作が行われたか否かを判別する。ここでNOであればステップS65で、強制再生フラグがオンされたか否かを判別し、ここでもNOであればステップS67で、強制再生フラグがオフされたか否かをさらに判別する。強制再生フラグがオンもオフもされなければ、すなわち強制再生フラグが何ら変化しなければ、ステップS65およびS67の各々でNOと判別し、ステップS61に戻る。
アクセス制御タスクによって強制再生フラグがオンされるとステップS65でYESと判別し、ステップS69に移って強制再生動作を開始する。具体的には、再生処理の開始をHDD32に命令し、これに応じてHDD32が再生処理を開始する。一方、アクセス制御タスクによって強制再生フラグがオフされるとステップS67でYESと判別し、ステップS71に移って強制再生動作を終了する。具体的には、再生処理の終了をHDD32に命令し、これに応じてHDD32が再生処理を終了する。開始/終了の後、ステップS61に戻る。
このように、強制的な再生動作では、HDD32による再生処理が実行されるだけで、圧縮/伸長回路30による伸長処理が実行されることはなく、ビデオエンコーダ26によるエンコード処理が実行されることもない。伸長処理およびエンコード処理を省略することで、強制再生動作による消費電力を抑えることができる。
ステップS63でYESであれば、ステップS73で強制的な再生動作が実行中であるか否かをさらに判別し、ここでNOであればステップS77に進む。ステップS73でYESであれば、ステップS75で強制再生動作を終了した後ステップS77に進む。
ステップS77では再生動作を開始し、その後ステップS79で再生終了操作が行われたか否かを判別する。ステップS79でYESであればステップS81で再生動作を終了した後ステップS61に戻る。
なお、ステップS77/S81では、具体的には、再生処理の開始/終了をHDD32に命令し、伸長処理の開始/終了を圧縮/伸長回路30に命令し、そしてエンコード処理の開始/終了をビデオエンコーダ26に命令する。命令に応じて、HDD32が再生処理を開始/終了し、圧縮/伸長回路30が伸長処理を開始/終了し、そしてビデオエンコーダ26がエンコード処理を開始/終了する。
このように、再生動作、つまり強制的でない再生動作では、HDD32による再生処理と共に、圧縮/伸長回路30の伸長処理およびビデオエンコーダ26のエンコード処理が実行される。
ステップS79でNOであれば、まずステップS83で再生動作が禁止されたか否かを判別し、ここでNOであればステップS85で再生動作が許可されたか否かをさらに判別し、そしてここでもNOであればステップS79に戻る。
ステップS83でYESであればステップS87で再生動作を中断した後ステップS79に戻り、ステップS85でYESであればステップS89で再生動作を再開した後ステップS79に戻る。
この結果、ディジタルビデオカメラ10の記録/再生動作は、ハードディスク34の周辺温度に基づいて、図6のように制御される。図6を参照して、記録動作は、温度が70℃以下のとき許可される。すなわち、70℃以下で記録開始操作が行われると記録動作が開始され、実行中の記録動作は70℃を上回ると中断され、そして中断された記録動作は70℃まで低下すると再開される。
記録動作中、圧縮率は、温度が64℃を上回ると増大され、64℃まで低下すれば初期化される。また、記録周期は、温度が67℃を上回ると延長され、67℃まで低下すれば初期化される。
一方、再生動作は、温度が60℃以下のとき許可される。すなわち、60℃以下で再生開始操作が行われると再生動作が開始され、実行中の再生動作は60℃を上回ると中断され、そして中断された再生動作は60℃まで低下すると再開される。
そして、記録動作と再生動作とは、同時に実行することができる。記録動作および再生動作を実行している状態で温度が60℃を上回ると、再生動作は中断され、記録動作だけが継続される。
強制的な再生動作は、温度が5℃を下回っているとき実行され、5℃に達すると終了される。
従って、たとえば0℃で記録開始操作が行われたとすると、記録動作が開始され、同時に強制的な再生動作も開始される。記録動作と並行して強制再生動作を実行することで、ハードディスク34の周辺温度は急速に上昇する。強制再生動作は、温度が5℃に達したとき終了される。
記録動作の実行中、たとえば20℃で再生開始操作が行われると、再生動作が開始される。記録動作と並行して再生動作を実行することで、温度は急上昇する。温度が60℃を上回ると再生動作は中断され、これにより温度の上昇が抑えられる。
再生動作を中断しても、記録動作の継続によって温度は上昇していく。温度が64℃を上回ると圧縮率が増大され、これにより単位時間当たりの記録データ量が減少して温度の上昇率は抑制される。温度が67℃を上回ると記録周期が延長され、これにより単位時間当たりの記録データ量が一層減少して温度の上昇率はさらに抑制される。そして温度が70℃を上回ると、記録動作も中断される。
以上から明らかなように、この実施例では、CPU38は、コンテンツデータ(圧縮画像データ)をディスク媒体(ハードディスク)34に記録し(S45,S57)、ディスク媒体34に記録されたコンテンツデータを再生する(S69,S77,S89)。また、ディスク媒体34の周辺温度を繰り返し測定し(S3)、測定された温度が第1閾値(60℃)を上回るとき再生動作を禁止する(S17)。さらに、測定された温度が第1閾値よりも高い第2閾値(64℃,67℃)を上回るとき、圧縮率を増大したり記録周期を延長したりすることで、単位時間あたりの記録データ量を抑制する(S23,S29)。
再生動作の禁止によって、ディスク媒体34の温度を上昇させる要因の1つがなくなる。また、単位時間あたりの記録データ量の抑制によって、ディスク媒体34の温度の上昇率が抑えられる。これによって、継続的な記録動作が確保される。
一方、温度が第1閾値よりも低い第3閾値(5℃)を下回るときには、再生動作を強制的に起動する(S13)。これによって温度が上昇し、低温でも継続的な記録動作が確保される。
なお、この実施例では、単位時間あたりの記録データ量を抑制するために、圧縮率の増大(S23)と、記録周期の延長(S29)とを行ったが、いずれか一方の処理だけを行っても、抑制は実現できる。
また、この実施例では、温度上昇に対して、まず圧縮率を増大し(S23)、次いで記録周期を延長したが(S29)、これらの順序は逆でもよい。
また、この実施例では、圧縮率を増大するタイミングと、記録周期を延長するタイミングとを互いにずらすことで、単位時間あたりの記録データ量を段階的に抑制しているが、圧縮率を温度上昇に応じて段階的に増大することによっても、あるいは記録周期を温度上昇に応じて段階的に延長することによっても、段階的抑制は実現できる。この場合、圧縮率を増大するタイミングと記録周期を延長するタイミングとは、互いに一致していてもよく、互いにずれていても構わない。
また、この実施例では、温度に関する閾値は固定的であるが、変化してもよい。閾値の設定/変更は、手動または自動で行われる。たとえば、再生動作を禁止/許可するための第1閾値(S15参照)について、ユーザがキー入力装置40を通して所望の値を入力すると、入力された値が第1閾値として設定される。続いて、再生開始操作に応じて再生動作が開始され、後に温度が第1閾値を上回って実行中の再生動作が中断されたとする。ここでもう一度再生開始操作が行われると、CPU38は第1閾値を上昇方向に変更する。この自動変更によって、中断された再生動作は温度低下を待つことなく直ちに再開される。
なお、この実施例では、温度センサ36はHDD32に内蔵されているが、外付けでもよい。
以上では、一例として、ハードディスク34を用いたディジタルビデオカメラ10について説明したが、この発明は、読み書きにシーク動作を伴うディスク媒体を用いたコンテンツ記録再生装置に適用できる。
この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用される記録再生制御の温度特性を示す図解図である。
符号の説明
10 …ディジタルビデオカメラ
14 …イメージセンサ
16 …ドライバ
30 …圧縮/伸長回路
32 …HDD
34 …ハードディスク
36 …温度センサ
38 …CPU

Claims (7)

  1. コンテンツデータをディスク媒体に記録する記録手段、
    前記ディスク媒体に記録されたコンテンツデータを再生する再生手段、
    前記ディスク媒体の周辺温度を繰り返し測定する測定手段、
    前記測定手段によって測定された温度が第1閾値を上回るとき前記再生手段の再生動作を禁止する禁止手段、および
    前記測定手段によって測定された温度が前記第1閾値よりも高い第2閾値を上回るとき前記記録手段による単位時間あたりの記録データ量を抑制する抑制手段を備える、記録再生装置。
  2. 前記記録手段によって記録すべきコンテンツデータを圧縮する圧縮手段をさらに備え、
    前記抑制手段は前記圧縮手段の圧縮率を高くする圧縮率変更手段を含む、請求項1記載の記録再生装置。
  3. 前記記録手段によって記録すべきコンテンツデータは画像データを含み、
    前記抑制手段は前記画像データの取込周期を延長する延長手段を含む、請求項1記載のまたは2記録再生装置。
  4. 前記測定手段によって測定された温度が前記第1閾値よりも低い第3閾値を下回るとき前記再生手段を強制的に起動する起動手段をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の記録再生装置。
  5. 前記再生手段の再生処理は前記ディスク媒体からコンテンツデータを読み出す読み出し処理と読み出されたコンテンツデータを処理するデータ処理とを含み、
    前記再生手段は前記起動手段によって起動されたとき前記データ処理の少なくとも一部を省略する、請求項4記載の記録再生装置。
  6. 記録再生装置のプロセッサに、
    コンテンツデータをディスク媒体に記録する記録ステップ、
    前記ディスク媒体に記録されたコンテンツデータを再生する再生ステップ、
    前記ディスク媒体の周辺温度を繰り返し測定する測定ステップ、
    前記測定ステップによって測定された温度が第1閾値を上回るとき前記再生ステップの再生動作を禁止する禁止ステップ、および
    前記測定ステップによって測定された温度が前記第1閾値よりも高い第2閾値を上回るとき前記記録ステップによる単位時間あたりの記録データ量を抑制する抑制ステップを実行させるための、制御プログラム。
  7. 記録再生装置の制御方法であって、
    コンテンツデータをディスク媒体に記録する記録ステップ、
    前記ディスク媒体に記録されたコンテンツデータを再生する再生ステップ、
    前記ディスク媒体の周辺温度を繰り返し測定する測定ステップ、
    前記測定ステップによって測定された温度が第1閾値を上回るとき前記再生ステップの再生動作を禁止する禁止ステップ、および
    前記測定ステップによって測定された温度が前記第1閾値よりも高い第2閾値を上回るとき前記記録ステップによる単位時間あたりの記録データ量を抑制する抑制ステップを備える、制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014182852A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Mitsubishi Electric Corp 再生装置

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