JP5295349B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
本発明は、情報処理装置に関し、特に取得した音声信号の振幅レベルを検出、調整することができる情報処理装置に関する。
従来、音声信号の振幅レベルを検出、調整することができるビデオカメラ等の情報処理装置が知られている。この種の情報処理装置は、マイク等を用いて取得した音声信号の振幅レベルを検出したり調整したりして、記録媒体に記録することが可能である。(例えば、特許文献1)
このような情報処理装置では、例えば、音声信号の振幅レベルに基づいて音声レベルを決定し、決定された音声レベルが所定の閾値を超えていた場合に、音声信号の振幅レベルを小さくするように調整していた。音声信号の振幅レベルを小さくしたときに、音声レベルを決定すると、実際の音声信号の振幅レベルよりも大きいレベルが検出されてしまうことがあり、更に振幅レベルを小さくするように調整されていた。このような場合、例えば、音声信号の振幅レベルが過剰に小さくされてしまい、音量が小さくなりすぎたりして良好な音声を得ることができなくなってしまうという課題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、音声信号の振幅レベルに基づく音声レベルの決定動作を制御することにより従来よりも良好な音声を得ることができる情報処理装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明の情報処理装置は音声信号を取得する取得手段と、前記取得された音声信号の振幅を調整する調整手段と、前記調整された音声信号の振幅レベルを検出し、前記検出された振幅レベルに基づいて前記調整手段の動作を決定するための音声レベルを決定するレベル決定手段とを有し、前記調整手段は、前記音声レベルが第1の閾値より大きい場合に、前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくなるように調整し、前記音声レベルが前記第1の閾値より小さい場合に、前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくならないように調整し、前記レベル決定手段は、前記音声レベルを決定する際に、前記前回決定された音声レベルが前記第1の閾値より大きい場合に決定される前記音声レベルの方が、前記前回決定された音声レベルが前記第1の閾値より小さい場合に決定される前記音声レベルのよりも、小さい値になるように前記音声レベルを決定することを特徴とする。
本発明によれば、音声信号の音声レベル決定動作を振幅レベルに応じて変更することができるので、例えば過剰に音声信号の振幅レベルを小さくしてしまう可能性を低減できる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
(実施例1)
周囲の音声を集音でき、得られた音声信号の振幅レベルを調整し、調整された音声信号の振幅レベルに基づいて音声信号を決定することができるビデオカメラについて説明する。
周囲の音声を集音でき、得られた音声信号の振幅レベルを調整し、調整された音声信号の振幅レベルに基づいて音声信号を決定することができるビデオカメラについて説明する。
図1は、本実施例のビデオカメラのブロック図である。
図1において、101はビデオカメラの各種機能に応じて、各ブロックを制御する制御部である。102は、外部からの指示をビデオカメラに入力するための操作部である。操作部102は、電源スイッチや、記録モードや再生モードを選択する選択スイッチ、撮影の開始・終了を指示をするボタン等から構成されている。103は、制御部101からの制御信号や、操作部102からの指示信号等が行き来する制御信号バスである。104は、各ブロック間の画像データおよび音声データが行き来する画像/音声データバスである。
105は、被写体の光学像を取り込む撮影レンズや、光量を制御する絞り、光学像を電気信号に変換する撮像素子等からなる撮像部であり、映像信号や画像信号を入力するものである。106は、撮像部105から入力された映像信号を適正な信号レベルにし、デジタルデータに変換し、映像記録方式に必要な処理を行う映像処理部である。映像処理部106は、映像データや静止画データを生成することができる。
107は、音声を取り込み、取り込んだアナログ音声信号を所定の周期でサンプリングしたデジタル音声信号に変換する集音部である。108は、取り込んだ音声信号を適正なレベルに調節するAGC回路である。AGC回路の詳細な動作については後述する。109は、AGC回路により適正なレベルに調整された音声信号を音声記録方式に必要な処理を行い、音声データを得る音声処理部である。
110は、記録中は映像処理部106から得られた映像データに対応する映像を表示し、再生中は後述の映像再生処理部114で再生された映像を表示するほか、各種メニューの表示をすることができる表示部である。111は、表示部110の表示を制御するための表示制御部である。
112は、映像処理部106から得られた映像データ、静止画データ、音声処理部109から得られた音声データ、その他のデータを必要に応じて関連づけて記録するための記録媒体としてのハードディスク(以後、HDD)である。113は、HDD112にアクセスし、上記の映像データ、静止画データ、音声データ、その他のデータ等を読み書きするためのアクセス部である。
114は、アクセス部113によって読み出されたHDD112の映像データを映像記録方式に従って処理し、所定の形態に変換する映像再生処理部である。115は、映像再生処理部114で再生された映像信号を外部に出力するための映像端子である。
116は、アクセス部113によって読み出されたHDD112の音声データを音声記録方式に従って再生する音声再生処理部である。117は、音声再生処理部116で再生された音声信号を外部に出力するための音声端子である。また、音声再生処理部116は、音声端子117と映像端子115とに接続された外部機器上で、表示される映像の動きと出力される音声のタイミングが合うように、音声信号の出力タイミングを調整する機能を有している。この機能は、音声信号をバッファできるメモリ等を設けたり、遅延回路を設けたりすることで実現できる。
ここで、AGC回路108について説明する。118は、集音部107により取得した音声信号の振幅レベルを調整する振幅制御部であり、音声信号の振幅レベルを適正なレベルに調整して音声処理部109に出力している。119は、振幅調整部118により出力された音声信号の振幅レベルVoutを1サンプリング毎に検出し、検出された振幅レベルに基づいて音声レベルVdetを決定する音声レベル検出部である。120は、音声レベル検出部119で決定された音声レベルに応じて、振幅制御部118の動作を制御するための制御信号を出力するモード決定部である。
モード決定部120は、音声レベル検出部119で決定された音声レベルが第1の閾値より大きいときには、振幅制御部118が音声信号の振幅レベルを小さくするよう動作させるための制御信号としてリミッタ信号を出力する。リミッタ信号を受信した振幅制御部118は、リミットモードに移行し、入力された音声信号に小さいゲインをかけて振幅レベルを小さくする。また、モード決定部120は、音声レベル検出部119で検出された音声レベルが第2の閾値より小さいときには、振幅制御部118が音声信号の振幅レベルを大きくするよう動作させための制御信号としてリカバー信号を出力する。リカバー信号を受信した振幅制御部118は、リカバーモードに移行し、入力された音声信号に大きいゲインをかけて振幅レベルを大きくする。また、モード決定部120は、音声レベル検出部119で検出された音声レベルが第1の閾値と第2の閾値の間であった時は、音声信号にそれまでと同様のゲインをかけて振幅レベルを調整するように動作させるためのホールド信号を出力する。ホールド信号を受信した振幅調整部118は、ホールドモードに移行し、入力された音声信号にそれまで同様のゲインをかけて振幅レベルを調整する(ただし、第1の閾値>第2の閾値)。
AGC回路108では、集音部107で得られた音声信号の振幅レベルが大きすぎるときには、振幅レベルを抑制し、振幅レベルが小さすぎるときには、振幅レベルを増幅するようにしていることになる。そのために、音声レベル検出部119で検出された音声レベルに基づいて、モード決定部120は振幅制御部118の動作モードを決定し、振幅制御部118を制御している。
121は、制御信号を外部に出力する外部出力端子であり、例えば、制御信号を外部に出力することができる外部出力端子である。
本実施例では、記憶媒体としてHDD111を用いているが、これは、ハードディスクに限られるものではなく、磁気(あるいは光磁気)記録メディアなどが考えられる。
また、外部接続端子を更に備えても良く、HDMI端子、USB端子、IEEE1394等のデジタルデータ入出力可能な端子が考えられる。
まず、本実施例のビデオカメラの動画記録動作について説明する。
操作部102の電源スイッチが操作されたことに応じて、ビデオカメラは撮影待機状態になる。この状態で、ユーザが操作部102の撮影ボタンを操作することにより、ビデオカメラに動画撮影開始の指示がなされる。この動画撮影開始の指示に応じて、制御部101は、撮像部105、映像処理部106等に撮影開始の指示信号を送信する。
撮影が開始すると、撮像部105の撮影レンズを通って入射した被写体からの光は、絞りにより光量を制御され、撮像素子により電気信号に変換される。該電気信号は、映像処理部106で適正な信号レベルに調整され、デジタルデータに変換される。そしてデジタルデータに変換された映像信号は、映像処理部106の画素数調整回路等によって適切な画素数に調整され、所定の映像記録方式で圧縮符号化され、映像データとなる。
また、集音部107により取り込まれた音声信号は、AGC回路108で適正なレベルに調整され、音声処理部109で音声記録方式に必要な処理を施され音声データに変換される。
そして、制御部101は、上述の映像データと上述の音声データとを合成しデータストリームを形成し、アクセス部113に出力する。アクセス部113は、制御部101の指示に基づき、UDF、FAT等のファイルシステム管理のもとに、映像データと音声データのデータストリームを一つの動画ファイルとしてHDD112に書込みはじめる。ファイルシステムとは、ファイルの管理を行うための管理情報とファイルデータからなる構造体系を意味する。このファイルシステムを共通化することによって、異なった記憶媒体あるいは記録再生機器でも記録再生できる。
データストリームは、必要に応じて表示制御部111を通して、表示部110に表示されることもある。
そして、ユーザが操作部102の撮影ボタンを再度操作することにより、ビデオカメラに動画撮影終了の指示がなされたことに応じて、制御部101は、撮像部105、映像処理部106等に撮影終了の指示信号を送信する。
動画撮影終了の指示信号を受信したことに応じて、撮像部105、映像処理部106は、撮影動作を終了する。アクセス部113は、制御部101の指示のもと、撮影開始から撮影終了までに記録された一連の映像データと音声データとを一つのファイルとしHDD112に書込み、記録動作を終了する。制御部101は、ビデオカメラを撮影待機状態に遷移させる。
次に、本実施例のビデオカメラの通常の再生動作について説明する。
制御部101は、操作部102の選択スイッチによって再生モードが指定されたことに応じて、HDD112から映像データや静止画データを読み出すよう、アクセス部113を制御する。そして、読み出された映像データや静止画データのサムネイルを並べたサムネイル画面や、映像データや静止画データのファイル名を表示部110に表示するよう、表示制御部111を制御する。また、最後に撮影した映像データや静止画データ等を表示部110に表示するよう、表示制御部111を制御してもよい。
そして、サムネイル画面が表示された状態で、ユーザが操作部102を操作して、映像データや静止画データを再生する指示をすると、制御部101は、各画像データを再生するよう各ブロックを制御する。
映像データを再生する際は、制御部101は、操作部102からの指示に応じて、HDD113から読み出したコンテンツデータを制御部101で音声データと映像データとを分離する。そして映像データは、映像再生処理部114で、復号されている情報量が伸張され、表示制御部111によって表示部110で映像として表示される。このとき、映像端子115からも映像信号を出力するように構成されているので、映像端子115を通して接続された映像表示可能な装置が映像を表示することができる。音声データは、音声再生処理部116に送信され、復号された情報量が伸張されて、アナログ信号に変換された音声信号が、音声端子117から出力される。これにより、音声端子117に接続された音声出力可能な装置から、音声が出力されることになる。
ここで、本実施例のビデオカメラのAGC回路108の音声レベル検出部119が、検出した振幅レベルVoutから音声レベルVdetを決定する動作について図2を用いて説明する。
図2は、音声レベル検出部119の動作を説明するためのフローチャートである。
本実施例のビデオカメラがユーザの操作に応じて起動すると、音声レベル検出部119は、音声レベルVdetを0に設定する(S201)。
次に、音声レベル検出部119は、振幅制御部118によって振幅レベルが調整された音声信号のサンプリングされた振幅レベルVoutの絶対値を検出する(S202)。そして、振幅レベルVoutの絶対値と、音声レベルVdetを比較し(S203)、振幅レベルVoutの絶対値がVdetよりも大きいときには(S203でYes)、音声レベルVdetを振幅レベルVoutの絶対値に設定する(S204)。振幅レベルVoutの絶対値が音声レベルVdetよりも小さいときには(S203でNo)、モード決定部120から出力されている制御信号を参照し、振幅制御部118の動作モードを判定する(S205)。
振幅制御部118の動作モードがリミットモード以外(ホールドモードやリカバーモード)の場合には(S205でリミットモード以外)音声レベルVdetを以下のように設定する(S206)。
Vdet=Vdet−A (式1)
振幅制御部118の動作モードがリミットモードの場合には(S205でリミットモード)音声レベルVdetを以下のように設定する(S207)。
Vdet=Vdet−B (式2)
ただし、A<Bとする。
Vdet=Vdet−A (式1)
振幅制御部118の動作モードがリミットモードの場合には(S205でリミットモード)音声レベルVdetを以下のように設定する(S207)。
Vdet=Vdet−B (式2)
ただし、A<Bとする。
そして、Vdetを設定した後に、次にサンプリングされた振幅レベルVoutが検出されるまで待機する。音声レベル検出部119はこの様な動作を繰り返すことにより、音声レベルを1サンプリング毎に決定する。
このように本実施例では、音声レベル検出部119において、リミットモードの場合とリミットモード以外の場合とで、振幅レベルVoutに対する音声レベルVdetの応答速度を切替えている。(音声レベルVdetの設定値の減衰割合をリミットモードの場合とリミットモード以外の場合とで切替えている。)この様にすることにより、振幅調整部118がリミットモードになり音声信号の振幅レベルを小さくしたときであっても、音声レベルVdetの値が振幅レベルVoutに追従しやすくなる。そうすると、音声レベルVdetが上述の第1の閾値を下回るまでの時間が短くなり、モード決定部120がリミット信号を出力する時間が短くなる。したがって、振幅レベル調整部118が、過剰に音声信号の振幅レベルを小さくしてしまう可能性を低減できる。
本実施例では、S206では、検出レベルVdetを(式1)のように設定したが、以下のようにしても良い。
Vdet=Vdet−(Vdet−|Vout|)×C (式3)
また、この時、S207では、検出レベルVdetを以下のようにする。
Vdet=Vdet−(Vdet−|Vout|)×D (式4)
ただし、C<Dとする。
Vdet=Vdet−(Vdet−|Vout|)×C (式3)
また、この時、S207では、検出レベルVdetを以下のようにする。
Vdet=Vdet−(Vdet−|Vout|)×D (式4)
ただし、C<Dとする。
この他にも、S206での検出レベルVdetを以下のように設定しても良い。
Vdet=Vdet×E (式5)
このとき、S207では、検出レベルVdetを以下のようにする。
Vdet=Vdet×F (式6)
ただし、E>Fとする
(式3)から(式6)を利用しても、音声レベルVdetの設定値の減衰割合をリミットモードの場合とリミットモード以外の場合とで切替えていることになる。
Vdet=Vdet×E (式5)
このとき、S207では、検出レベルVdetを以下のようにする。
Vdet=Vdet×F (式6)
ただし、E>Fとする
(式3)から(式6)を利用しても、音声レベルVdetの設定値の減衰割合をリミットモードの場合とリミットモード以外の場合とで切替えていることになる。
また、本実施例では、モード決定部120から出力される制御信号が、振幅調整部118をリミット動作させる信号である場合に、振幅レベル検出部119の検出動作を変更するようにしていた。モード決定部120は、振幅レベル検出部119が第1の閾値よりも大きい信号を検出した場合に、振幅調整部118をリミット動作させる信号を出力する。従って、振幅レベル検出部119が第1の閾値よりも大きい信号を検出した場合に、振幅レベル検出部119の検出動作を変更するようにしてもよい。
(実施例2)
実施例1では、検出レベルVdetの算出式を(式1)(式2)で示したがこの様な方法ではなく以下の方法で音声レベルVdetを決定してもよい。検出した振幅レベルVoutから音声レベルVdetを決定する動作について図3を用いて説明する。
実施例1では、検出レベルVdetの算出式を(式1)(式2)で示したがこの様な方法ではなく以下の方法で音声レベルVdetを決定してもよい。検出した振幅レベルVoutから音声レベルVdetを決定する動作について図3を用いて説明する。
図3は、音声レベル検出部119の動作を説明するためのフローチャートである。
本実施例のビデオカメラがユーザの操作に応じて起動すると、音声レベル検出部119は、音声レベルVdetを0に設定する(S301)。
次に、音声レベル検出部119は、振幅制御部118によって振幅レベルが調整された音声信号のサンプリングされた振幅レベルVoutの絶対値を検出する(S302)。そして、振幅レベルVoutの絶対値と、音声レベルVdetを比較し(S303)、振幅レベルVoutの絶対値がVdetよりも大きいときには(S303でYes)、音声レベルVdetを振幅レベルVoutの絶対値に設定する(S304)。振幅レベルVoutの絶対値が音声レベルVdetよりも小さいときには(S303でNo)、音声レベルVdetを(式2)のように設定する(S305)。
Vdet=Vdet−B (式2)
Vdet=Vdet−B (式2)
音声レベルVdetの値を決定した後に、モード決定部120から出力されている制御信号を参照し、振幅制御部118の動作モードを判定する(S306)。
振幅制御部118の動作モードがリミットモード以外(ホールドモードやリカバーモード)の場合には(S306でリミットモード以外)、次にサンプリングされる例えば5サンプル分の振幅レベルの値を破棄する(S307)。そして、その後S302に戻る。
振幅制御部118の動作モードがリミットモードの場合には(S306でリミットモード)、S302に戻る。
この動作を繰り返すことにより、音声レベルを決定している。
つまり、リミットモードにおいては、1サンプリング単位で音声レベルを検出し、リミットモード以外においては、6サンプリング単位で音声レベルを検出することになる。この様にすることにより、振幅調整部118がリミットモードになり音声信号の振幅レベルを小さくしたときであっても、音声レベルVdetの値が振幅レベルVoutに追従しやすくなる。そうすると、音声レベルVdetが上述の第1の閾値を下回るまでの時間が短くなり、モード決定部120がリミット信号を出力する時間が短くなる。したがって、振幅レベル調整部118が、過剰に音声信号の振幅レベルを小さくしてしまう可能性を低減できる。
本実施例では、モード決定部120から出力される制御信号が、振幅調整部118をリミット動作させる信号である場合に、振幅レベル検出部119の検出動作を変更するようにしていた。モード決定部120は、振幅レベル検出部119が第1の閾値よりも大きい信号を検出した場合に、振幅調整部118をリミット動作させる信号を出力する。従って、振幅レベル検出部119が第1の閾値よりも大きい信号を検出した場合に、振幅レベル検出部119の検出動作を変更するようにしてもよい。
(他の実施例)
本発明は、実施例では、動画データを再生し、音声を集音することができる情報処理装置として、ビデオカメラについて説明したが、これ以外の装置でも、動画データを再生し、音声を集音する機能を有する装置であれば適用可能である。
本発明は、実施例では、動画データを再生し、音声を集音することができる情報処理装置として、ビデオカメラについて説明したが、これ以外の装置でも、動画データを再生し、音声を集音する機能を有する装置であれば適用可能である。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても、達成されることは言うまでもない。このとき、供給されたシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)は、記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、上述のプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システムやオペレーティングシステム)などが処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれ、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。このとき、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行う。
Claims (16)
- 音声信号を取得する取得手段と、
前記取得された音声信号の振幅を調整する調整手段と、
前記調整された音声信号の振幅レベルを検出し、前記検出された振幅レベルに基づいて前記調整手段の動作を決定するための音声レベルを決定するレベル決定手段とを有し、
前記調整手段は、前記音声レベルが第1の閾値より大きい場合に、前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくなるように調整し、前記音声レベルが前記第1の閾値より小さい場合に、前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくならないように調整し、
前記レベル決定手段は、前記音声レベルを決定する際に、
前記前回決定された音声レベルが前記第1の閾値より大きい場合に決定される前記音声レベルの方が、前記前回決定された音声レベルが前記第1の閾値より小さい場合に決定される前記音声レベルのよりも、小さい値になるように前記音声レベルを決定することを特徴とする情報処理装置。 - 前記レベル決定手段は、前記音声レベルを決定する際に、
前記検出された振幅レベルが前記前回決定された音声レベルより小さいときは、前記前回決定された音声レベルが前記第1の閾値より大きい場合に決定される前記音声レベルの方が、前記前回決定された音声レベルが前記第1の閾値より小さい場合に決定される前記音声レベルのよりも、小さい値になるように前記音声レベルを決定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記レベル決定手段は、前記音声レベルを決定する際に、
前記検出された振幅レベルが前記前回決定された音声レベルより大きいときは、前記検出された振幅レベルを前記音声レベルに決定することを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。 - 前記レベル決定手段は、前記音声レベルを決定する際に、
前記前回決定された音声レベルが前記第1の閾値より大きい場合は、前記前回決定された音声レベルから第1の所定の値を減算した値を今回の音声レベルに決定し、
前記前回決定された音声レベルが前記第1の閾値より小さい場合は、前記前回決定された音声レベルから前記第1の所定の値よりも小さい第2の所定の値を減算した値を今回の音声レベルに決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の情報処理装置。 - 前記レベル決定手段は、前記音声レベルを決定する際に、
前記前回決定された音声レベルが前記第1の閾値より大きい場合は、前記前回決定された音声レベルに第3の所定の値を乗算した値を今回の音声レベルに決定し、
前記前回決定された音声レベルが前記第1の閾値より小さい場合は、前記前回決定された音声レベルから前記第3の所定の値よりも大きい第4の所定の値を乗算した値を今回の音声レベルに決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の情報処理装置。 - 音声信号を取得する取得手段と、
前記取得された音声信号の振幅を調整する調整手段と、
前記調整された音声信号の振幅レベルを検出し、前記検出された振幅レベルに基づいて前記調整手段の動作を決定するための音声レベルを決定するレベル決定手段とを有し、
前記調整手段は、前記音声レベルが第1の閾値より大きい場合に、前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくなるように調整し、前記音声レベルが前記第1の閾値より小さい場合に、前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくならないように調整し、
前記レベル決定手段は、前記音声レベルを決定する際に、
前記調整手段が前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくなるように調整している場合に決定される前記音声レベルの方が、前記調整手段が前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくならないように調整している場合に決定される前記音声レベルのよりも、小さい値になるように前記音声レベルを決定することを特徴とする情報処理装置。 - 前記レベル決定手段は、前記音声レベルを決定する際に、
前記検出された振幅レベルが前記前回決定された音声レベルより小さいときは、前記調整手段が前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくなるように調整している場合に決定される前記音声レベルの方が、前記調整手段が前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくならないように調整している場合に決定される前記音声レベルのよりも、小さい値になるように前記音声レベルを決定することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。 - 前記レベル決定手段は、前記音声レベルを決定する際に、
前記検出された振幅レベルが前記前回決定された音声レベルより大きいときは、前記検出された振幅レベルを前記音声レベルに決定することを特徴とする請求項6または7記載の情報処理装置。 - 前記レベル決定手段は、前記音声レベルを決定する際に、
前記調整手段が前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくなるように調整している場合は、前記前回決定された音声レベルから第1の所定の値を減算した値を今回の音声レベルに決定し、
前前記調整手段が前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくならないように調整している場合は、前記前回決定された音声レベルから前記第1の所定の値よりも小さい第2の所定の値を減算した値を今回の音声レベルに決定することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項記載の情報処理装置。 - 前記レベル決定手段は、前記音声レベルを決定する際に、
前記調整手段が前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくなるように調整している場合は、前記前回決定された音声レベルに第3の所定の値を乗算した値を今回の音声レベルに決定し、
前記調整手段が前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくならないように調整している場合は、前記前回決定された音声レベルから前記第3の所定の値よりも大きい第4の所定の値を乗算した値を今回の音声レベルに決定することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項記載の情報処理装置。 - 音声信号を取得する取得手段と、
前記取得された音声信号の振幅を調整する調整手段と、
所定の周期で前記調整された音声信号の振幅レベルを検出し、前記検出された振幅レベルに基づいて前記調整手段の動作を決定するための音声レベルを決定するレベル決定手段とを有し、
前記調整手段は、前記音声レベルが第1の閾値より大きい場合に、前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくなるように調整し、
前記レベル決定手段は、
決定された音声レベルが第1の閾値より大きい場合に、前記決定された音声レベルが前記第1の閾値より小さい場合よりも、前記所定の周期を短くすることを特徴とする情報処理装置。 - 音声信号を取得する取得手段と、
前記取得された音声信号の振幅を調整する調整手段と、
所定の周期で前記調整された音声信号の振幅レベルを検出し、前記検出された振幅レベルに基づいて前記調整手段の動作を決定するための音声レベルを決定するレベル決定手段とを有し、
前記調整手段は、前記音声レベルが第1の閾値より大きい場合に、前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくなるように調整し、
前記レベル決定手段は、
前記調整手段が、前記取得された音声信号の振幅を該音声信号の振幅よりも小さくなるように調整している場合に、それ以外の場合よりも、前記所定の周期を短くすることを特徴とする情報処理装置。 - 前記レベル決定手段は、前記音声レベルを決定する際に、
前記検出された振幅レベルが前回決定された音声レベルより小さいときは、前記前回決定された音声レベルから所定の値を減算した値を前記音声レベルに決定することを特徴とする請求項11または12記載の情報処理装置。 - 前記レベル決定手段は、前記音声レベルを決定する際に、
前記検出された振幅レベルが前回決定された音声レベルより大きいときは、前記検出された振幅レベルを前記音声レベルに決定することを特徴とする請求項11から13のいずれか1項記載の情報処理装置。 - 前記調整手段により調整された音声信号を記録媒体に記録する記録手段を有することを特徴とする請求項1から14のいずれか1項記載の情報処理装置。
- 撮像手段を有し、
前記記録手段は、前記撮像手段により得られた画像信号からなる映像信号を前記調整手段により得られた音声信号とともに前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項1から15のいずれか1項記載の情報処理装置。
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