JP2006146009A - 演奏練習装置および演奏練習処理のプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 間違った演奏が行われることを事前に予測して、演奏の直前にその旨を注意して演奏者に通知することにより、効率的に演奏練習の向上を図ることができるようにする。
【解決手段】 CPU1は、鍵盤3による練習曲の演奏が正しい演奏であるか又は間違った演奏であるかを練習曲のフレーズごとに判定して、演奏間違いのフレーズがあったときは、そのフレーズと同一のフレーズがほかに存在するか否かを検索し、その検索の結果、演奏間違いのフレーズと同一のフレーズがある場合には、その同一のフレーズの演奏が行われる際には、以前に間違った演奏のフレーズである旨の警告を表示部7に表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、演奏練習装置および演奏練習処理のプログラムに関し、特に、練習曲の演奏が正しい演奏であるかどうかを判定する機能を有する演奏練習装置および演奏練習処理のプログラムに関するものである。
電子鍵盤楽器などによって練習曲を演奏した場合において、その演奏が正しいか又は間違っているかを判定するための提案は従来より多くなされている。
例えば、ある提案の演奏教習装置および演奏教習処理のプログラムによれば、曲の演奏を指示する演奏指示の画像が時間経過に従って変化する表示画面を見ながら演奏を行う場合に、演奏指示を十分に把握できるとともに、演奏ミスをリアルタイムでフィードバックしながら演奏練習できる。この提案においては、曲の演奏を指示する演奏指示データに基づいて、演奏開始時間より未来の時間に演奏すべき演奏指示データを表わす第1の画像領域と演奏開始時間より過去の時間の演奏指示データを表わす第2の画像領域とを、演奏開始時間を示す境界位置によって分割された画像を所定の表示手段の画面に表示し、時間経過に従って第1および第2の画像領域を境界位置とともに未来の方向に対応する画面の一定方向に移動する。(特許文献1参照)
また、他の提案の演奏練習装置および演奏練習プログラムによれば、演奏する曲の自然な流れに対応したフレーズ中、演奏ミスが最も多かったフレーズの先頭から演奏練習できる。この提案においては、曲を構成するフレーズごとの曲データを記憶する曲データ記憶手段から読み出す曲データに従って演奏操作を案内し、案内した演奏操作と異なる演奏ミスの回数を検出してフレーズごとに集計し、その中で演奏ミスの回数が最も多いフレーズを検索して、検索したフレーズの先頭から演奏操作の案内を再開する。(特許文献2参照)
特開2003−58155号公報 特開2004−205906号公報
しかしながら、このような楽器の演奏に限らず、人間は一度間違って記憶したことを何度も繰返して間違えてしまうことが多い。ある心理学者の説によれば、脳のシナプスによる思考回路として一度記憶された内容は、その後に訂正する訓練をしても、再び同じ状況に遭遇すると、その思考回路が自動的に作用して同じ間違いを繰り返すようである。いずれにしても、上記特許文献1のように、演奏ミスごとに注意を喚起しても、あるいは特許文献2のように、演奏ミスが多い部分を繰り返し練習しても、次に同じ演奏ミスを犯さないという保証が得られるとは限らない。
本発明は、このような従来の課題を解決するためのものであり、間違った演奏の後にその旨を注意して演奏者に通知するのではなく、間違った演奏が行われることを事前に予測して、演奏の直前にその旨を注意して演奏者に通知することにより、効率的に演奏練習の向上を図ることができるようにする。
請求項1に記載の演奏練習装置は、練習曲の演奏が正しい演奏であるか又は間違った演奏であるかを練習曲のフレーズごとに判定する演奏判定手段(実施形態においては、図1のCPU1に相当する)と、演奏判定手段によって判定された間違ったフレーズと同一のフレーズがほかに存在するか否かを検索するフレーズ検索手段(実施形態においては、図1のCPU1に相当する)と、フレーズ検索手段によって検索された同一のフレーズの演奏が行われる際には、演奏に係るフレーズが以前に間違った演奏のフレーズである旨の警告を所定の表示手段(実施形態においては、図1の表示部7に相当する)に表示する警告表示手段(実施形態においては、に相当する)と、を備えた構成になっている。
請求項1の演奏練習装置において、請求項2に記載したように、フレーズ検索手段は、演奏判定手段によって判定された間違ったフレーズと実質的に同一であるフレーズを検索するするような構成にしてもよい。
あるいは、請求項3に記載したように、フレーズ検索手段は、演奏判定手段によって判定された間違ったフレーズが複数種類である場合において、複数種類のフレーズに共通する音楽的要素が含まれている場合には、その音楽的要素が含まれている他のフレーズを検索するような構成にしてもよい。
請求項4に記載の演奏練習処理のプログラムは、練習曲の演奏が正しい演奏であるか又は間違った演奏であるかを練習曲のフレーズごとに判定する第1のステップと、第1のステップによって判定された間違ったフレーズと同一のフレーズがほかに存在するか否かを検索する第2のステップと、第2のステップによって検索された同一のフレーズの演奏が行われる際には、演奏に係るフレーズが以前に間違った演奏のフレーズである旨の警告を所定の表示手段に表示する第3のステップと、を実行する。
第1ないし第3のステップは、実施形態においてはCPU1の処理に相当する。
請求項4の演奏練習処理のプログラムにおいて、請求項5に記載したように、第2のステップは、第1のステップによって判定された間違ったフレーズと実質的に同一であるフレーズを検索するような構成にしてもよい。
あるいは、請求項6に記載したように、第2のステップは、第1のステップによって判定された間違ったフレーズが複数種類である場合において、複数種類のフレーズに共通する音楽的要素が含まれている場合には、その音楽的要素が含まれている他のフレーズを検索するような構成にしてもよい。
本発明の演奏練習装置および演奏練習処理のプログラムによれば、以前に間違って演奏した部分と同様の部分について、その演奏の直前に注意を促すことにより、効率的に演奏練習の向上を図ることができるという効果が得られる。
以下、本発明による演奏練習装置の実施形態について、電子鍵盤楽器を例に採って図を参照して説明する。
図1は、実施形態における電子鍵盤楽器の構成を示すブロック図である。CPU1は、システムバス2を介して、鍵盤3、スイッチ部4、ROM5、RAM6、表示部7、音源8、曲メモリ9、およびMIDIインターフェース(MIDI I/F)10に接続され、これら各部との間でコマンドおよびデータの授受を行って、この電子鍵盤楽器を制御する。
鍵盤3は、演奏操作に応じて音高やベロシティのデータをCPU1に入力する。なお、図には示していないが、鍵盤3の各鍵には練習曲の演奏をガイドするためのLED(発光ダイオード)が設けられている。スイッチ部4は、電源スイッチ、スタートスイッチ、モードスイッチ、音色設定スイッチなどのスイッチ群で構成され、各スイッチの操作に応じて対応するコマンドをCPU1に入力する。ROM5は、CPU1によって実行される演奏練習処理のプログラムやその他の制御プログラム、および、電源スイッチがオンされた際のイニシャライズにおける初期データなどをあらかじめ記憶している。RAM6は、CPU1のワークエリアであり、CPU1によって処理されるデータをストアするレジスタ、フラグ、ポインタ(変数)のエリアが設けられている。表示部7は、CPU1の表示制御に応じて、初期画面であるメニュー、練習曲の曲名その他のデータ画面を表示するとともに、演奏中においては、曲データの楽譜や演奏上の注意画面などを表示する。音源8は、CPU1の発音指示および楽音データに応じて、波形メモリ(図示せず)から波形データを読み出して、D/A変換回路11、サウンドシステム12を介してスピーカ13から発音させる。
曲メモリ9は、演奏練習用の複数の曲データをフレーズ単位で記憶している。曲データは、タイムデータとイベントデータとが交互に配列したシーケンスデータで構成されている。この実施形態においては、イベントデータは音高に対応する鍵のLEDを発光させて演奏をガイドするガイドデータで構成されている。また、この実施形態において1フレーズの長さは1小節で構成されているが、複数の小節で構成してもよい。MIDIインターフェース10は、曲メモリ9の曲データと同じフォーマットのものを外部のMIDI機器から受信する。
次に、図1の電子鍵盤楽器の動作について、図2ないし図8に示すCPU1のフローチャートを参照して説明する。
図2はCPU1のメインルーチンのフローチャートである。まず、所定のイニシャライズ(ステップSA1)の後、モードフラグMODEを0にリセットする(ステップSA2)。この後は、ステップSA3以降のループ処理を実行する。このループ処理においては、MODEが0であるか否かを判別し(ステップSA3)、0である場合には設定処理を実行する(ステップSA4)。一方、MODEが1である場合には演奏処理を実行する(ステップSA5)。設定処理又は演奏処理の後は、モード変更処理(ステップSA6)、その他の処理を実行する(ステップSA7)。
図3は、図2のメインルーチンにおけるステップSA4の設定処理のフローチャートである。フレーズを指定するための変数Fおよびnをともに1にセットし(ステップSB1)、同一のフレーズを検索するために、検索する基準のフレーズおよび検索対象のフレーズを示す全てのフラグRF(all)を0(未検索)にクリアする(ステップSB2)。次に、ステップSB3ないしステップSB10のループ処理を実行する。
このループ処理においては、検索する基準のフレーズを示す変数Fに対応するRF(F)が0(未検索)であるか否かを判別し(ステップSB3)、RF(F)が0である場合には、検索対象のフレーズを示す変数(F+n)に対応するRF(F+n)が0(未検索)であるか否かを判別する(ステップSB4)。RF(F+n)が0である場合には、変数Mで指定される曲(M)のF番目のフレーズと(F+n)番目のフレーズとが同一であるか否かを判別する(ステップSB5)。2つのフレーズが同一である場合には、RF(F)およびRF(F+n)にFの値をストアする(ステップSB6)。例えば、F=n=1である場合には、RF(1)およびRF(2)に1の値をストアする。これにより、2番目のフレーズは1番目のフレーズと同一であることを表わすことになる。
ステップSB6においてRF(F)およびRF(F+n)にFの値をストアした後、若しくは、ステップSB5においてRF(F)およびRF(F+n)のフレーズが同一でない場合、又は、ステップSB4においてRF(F+n)がすでに1(検索済み)になっている場合には、変数nの値をインクリメントする(ステップSB7)。そして、(F+n)の値が曲(M)のフレーズ数を超えたか否かを判別する(ステップSB8)。すなわち、RF(F)のフレーズと比較する検索対象のフレーズが曲(M)に残っていないか否かを判別する。検索対象のフレーズがまだ残っている場合には、ステップSB4に移行してステップSB8までのループ処理を繰返す。
ステップSB8において、(F+n)の値が曲(M)のフレーズ数を超えた場合には、Fの値をインクリメントするとともに、nの値を1にセットする(ステップSB9)。そして、Fの値が曲(M)のフレーズ数を超えたか否かを判別する(ステップSB10)。Fの値が曲(M)のフレーズ数を超えていない場合には、ステップSB3に移行して、ステップSB10までのループ処理を繰返す。すなわち、次のフレーズを順次指定しながら、その指定したフレーズと同一のフレーズがほかにあるか否かを判別するループ処理を行う。
ステップSB10において、Fの値が曲(M)のフレーズ数を超えたとき、すなわち、曲(M)における同一のフレーズの検索が全て終了したときは、図2のメインルーチンに戻る。
図4は、メインルーチンにおけるステップSA6のモード変更処理のフローチャートである。モードスイッチがオンされたか否かを判別し(ステップSC1)、このスイッチがオンされたときは、モードフラグMODEが0であるか否かを判別する(ステップSC2)。MODEが0である場合にはこれを1にセットし(ステップSC3)、MODEが1である場合にはこれを0にリセットする(ステップSC4)。すなわち、モードスイッチはトグルスイッチであり、オンされるごとにMODEの値が反転する。MODEを1にセットした後、若しくは0にリセットした後、又は、ステップSC1においてモードスイッチがオンでない場合には、図2のメインルーチンに戻る。
図5ないし図8は、図2のメインルーチンにおけるステップSA5の演奏処理のフローチャートである。図5において、スタートスイッチがオンされたか否かを判別し(ステップSD1)、このスイッチがオンされたときは、フラグSTFの値を反転する(ステップSD2)。そして、反転したSTFが1(演奏開始)か否かを判別する(ステップSD3)。STFが1である場合には、検索する基準のフレーズを示す変数Fを1にセットし(ステップSD4)、F番目のフレーズすなわち最初のフレーズの先頭アドレスをレジスタADにセットする(ステップSD5)。次に、ADのアドレスによりタイムデータを読み出し(ステップSD6)、そのタイムデータをレジスタTにストアする(ステップSD7)。この後、タイマインタラプトを許可してタイムカウントを開始する(ステップSD8)。
ステップSD3において、反転したSTFが0(演奏停止)である場合には、鍵盤3の各鍵のLEDを消灯してガイド表示を停止する(ステップSD9)。また、タイマインタラプトを禁止してタイムカウントを停止し(ステップSD10)、演奏者に警告するための全てのフラグK(all)を0にリセットする(ステップSD11)。
ステップSD8においてタイムカウントを開始した後、又は、ステップSD11においてK(all)をリセットした後は、図2のメインルーチンに戻る。
図5のステップSD1において、スタートスイッチがオンでない場合には、図6のフローチャートにおいて、STFが1(演奏中)であるか否かを判別する(ステップSD12)。STFが1である場合には、タイマが所定値までカウントしたか否かを判別する(ステップSD13)。所定値までカウントしたときは、タイマカウント値を0にクリアして(ステップSD14)、レジスタTの値をデクリメントする(ステップSD15)。デクリメントする値は曲の進行の最小単位時間であり、例えば、96分音符の音長に相当する。
次に、デクリメントの結果、Tの値が0に達したか否かを判別し(ステップSD16)、Tの値が0に達したとき、すなわち、Tにストアしたタイムデータの時間が経過したときは、ADのアドレスを進める(ステップSD17)。そして、ADのアドレスがF番目のフレーズの最終アドレスより大きいか否かを判別する(ステップSD18)。すなわち、F番目のフレーズのイベントデータを全て読み出したか否かを判別する。ADのアドレスがF番目のフレーズの最終アドレス以下で、F番目のフレーズのイベントデータを全て読み出していない場合には、ADに基づきデータを読み出し(ステップSD19)、そのデータの種別がタイムデータ又はガイドデータのいずれであるかを判別する(ステップSD20)。データの種別がガイドデータである場合には、そのガイドデータに基づき対応する鍵のLEDを発光させるガイド表示を行って(ステップSD21)、ステップSD17に移行してADのアドレスを進める。一方、データの種別がタイムデータである場合には、レジスタTにストアする(ステップSD22)。
ステップSD18において、ADのアドレスがF番目のフレーズの最終アドレスより大きい場合には、そのフレーズのデータを全て読み出したので、次のフレーズを指定するために変数Fの値をインクリメントする(ステップSD23)。そして、Fの値が曲フレーズ数を超えたか否かを判別する(ステップSD24)。Fの値が曲フレーズ数を超えたとき、すなわち曲の全てのデータを読み出したときは、STFを0にリセットして(ステップSD25)、図5のステップSD9に移行してガイド表示を停止する。さらに、タイムカウントを停止し(ステップSD10)、警告の全てのフラグK(all)を0にクリアして(ステップSD11)、図2のメインルーチンに戻る。
図6のステップSD12においてSTFが0である場合、ステップSD13においてタイマが所定値をカウントしていない場合、ステップSD16においてTの値が0にデクリメントされていない場合、又は、ステップSD26においてタイムデータをレジスタTにストアした後は、いずれの場合も図7のフローチャートに移行して、
鍵盤3において押鍵があるか否かを判別する(ステップSD27)。押鍵がない場合には、離鍵があるか否かを判別する(ステップSD28)。離鍵があったときは、音源8に対して消音指示をして(ステップSD29)、図2のメインルーチンに戻る。
一方、押鍵があったときは、音源8に対して発音指示を行う(ステップSD30)。次に、押鍵された鍵番号とガイドデータとを比較する(ステップSD31)。そして、押鍵された鍵番号とガイドデータとが不一致であるか否かを判別する(ステップSD32)。押鍵された鍵番号とガイドデータとが一致したときはメインルーチンに戻るが、不一致の場合にはフレーズFの演奏間違いを示すフラグM(F)を1にセットするとともに、変数nを1にセットする(ステップSD33)。次に、フレーズFと同一のフレーズを検索するための変数(F+n)が曲フレーズ数以下であるかか否かを判別する(ステップSD34)。すなわち、演奏間違いのF番目のフレーズと同一の検索対象の(F+n)番目のフレーズが曲フレーズ内にあるか否かを判別する。
変数(F+n)が曲フレーズ数を超えたときは、検索対象のフレーズが曲フレーズにないのでメインルーチンに戻るが、この変数が曲フレーズ数以下である場合には、(F+n)番目のフレーズが曲データの中に残っているので、RD(F+n)がFであるか否かを判別する(ステップSD35)。すなわち、(F+n)番目のフレーズが演奏間違いのF番目のフレーズと同一であるか否かを判別する。同一である場合には、演奏注意の対象を示すフラグK(F+n)を1にセットする(ステップSD36)。このフラグを1にセットした後、又は、ステップSD35において、(F+n)番目のフレーズがF番目のフレーズと同一でない場合には、nの値をインクリメントして(ステップSD37)、ステップSD34に移行して、ステップSD37までのループ処理を繰り返し、F番目のフレーズと同一のフレーズを検索する。
図6のステップSD24において、変数Fの値が曲フレーズ数を超えた場合、すなわち、演奏間違いの全てのフレーズと同一のフレーズの検索が終了した場合には、図8のフローチャートにおいて、表示部7に前回の注意画面が表示されているか否かを判別する(ステップSD38)。注意画面が表示されている場合には、その注意画面を消去する(ステップSD39)。次に、前回の演奏間違いのフラグM(F−1)が1であるか否かを判別する(ステップSD40)。このフラグが1である場合には、0にリセットする(ステップSD41)。すなわち、前回演奏間違いの(F−1)番目のフレーズは、次回は正しい演奏がなされる可能性があるので、フラグM(F−1)をリセットする必要がある。次に、K(F)が1であるか否かを判別する(ステップSD42)。このフラグが1である場合には、表示部7に注意画面を表示する(ステップSD43)。注意画面の表示の後、又は、K(F)が0で注意画面を表示しない場合には、F番目のフレーズの開始アドレスをレジスタADにストアし(ステップSD44)、図6のステップSD19に移行して、F番目のフレーズにおけるデータの読み出しを開始する。
以上のように、この実施形態によれば、CPU1は、鍵盤3による練習曲の演奏が正しい演奏であるか又は間違った演奏であるかを練習曲のフレーズごとに判定して、演奏間違いのフレーズがあったときは、そのフレーズと同一のフレーズがほかに存在するか否かを検索し、その検索の結果、演奏間違いのフレーズと同一のフレーズがある場合には、その同一のフレーズの演奏が行われる際には、以前に間違った演奏のフレーズである旨の警告を表示部7に表示する。
したがって、以前に間違って演奏したフレーズと同一のフレーズについて、その演奏の直前に注意を促すことにより、効率的に演奏練習の向上を図ることができる。
上記実施形態においては、以前に間違って演奏したフレーズと同一のフレーズについて注意を促すようにしたが、実施形態の変形例として、間違ったフレーズと実質的に同一であるフレーズを検索する構成にしてもよい。例えば、以前に間違って演奏したフレーズと1音だけが異なる場合、オクターブが異なる場合、あるいは音長だけが異なる場合にも、そのフレーズについて注意を促す。
したがって、以前に間違って演奏したフレーズと実質的に同一のフレーズについて、その演奏の直前に注意を促すことにより、さらに効率的に演奏練習の向上を図ることができる。
また、他の変形例として、以前に間違って演奏したフレーズが複数種類ある場合において、その複数のフレーズに共通する音楽的要素が含まれている場合には、その音楽的要素を含むフレーズを検索する構成にしてもよい。例えば、以前に間違って演奏したフレーズと演奏する運指が同じである場合、スタッカート、スラー、アクセント記号などが同じである場合、シャープやフラットの臨時記号が同じである場合、エフェクトが同じである場合にも、そのフレーズについて注意を促す。
したがって、以前に間違って演奏した複数種類のフレーズに共通する音楽的要素が含まれているフレーズについて、その演奏の直前に注意を促すことにより、さらに効率的に演奏練習の向上を図ることができる。
なお、上記実施形態においては、ROM5にあらかじめ記憶された演奏練習処理のプログラムをCPU1が実行する装置の発明について説明したが、汎用のパソコンと鍵盤装置とを組み合わせたシステムによって本発明を実現することも可能である。すなわち、フレキシブルディスク(FD)、CD、MDなどの記憶媒体に記録されている演奏練習処理のプログラムをパソコンのハードディスクにインストールしたり、インターネットなどのネットワークからダウンロードした演奏練習処理のプログラムをインストールして、そのプログラムをパソコンのCPUが実行することも可能である。この場合には、プログラムの発明やそのプログラムを記録した記録媒体の発明を実現できる。
すなわち、本発明による演奏練習処理のプログラムは、
練習曲の演奏が正しい演奏であるか又は間違った演奏であるかを当該練習曲のフレーズごとに判定する第1のステップと、前記第1のステップによって判定された間違ったフレーズと同一のフレーズがほかに存在するか否かを検索する第2のステップと、前記第2のステップによって検索された同一のフレーズの演奏が行われる際には、当該演奏に係るフレーズが以前に間違った演奏のフレーズである旨の警告を所定の表示手段に表示する第3のステップと、を実行する。
前記第2のステップは、前記第1のステップによって判定された間違ったフレーズと実質的に同一であるフレーズを検索する。
前記第2のステップは、前記第1のステップによって判定された間違ったフレーズが複数種類である場合において、当該複数種類のフレーズに共通する音楽的要素が含まれている場合には、当該音楽的要素が含まれている他のフレーズを検索する。
実施形態における電子鍵盤楽器の構成を示すブロック図。 図1におけるCPUのメインルーチンのフローチャート。 図2のメインルーチンにおける設定処理のフローチャート。 図2のメインルーチンにおけるモード変更処理のフローチャート。 図2のメインルーチンにおける演奏処理のフローチャート。 図5に続く演奏処理のフローチャート。 図6に続く演奏処理のフローチャート。 図6に続く演奏処理のフローチャート。
符号の説明
1 CPU
2 システムバス
3 鍵盤
4 スイッチ部
5 ROM
6 RAM
7 表示部
8 音源
9 曲メモリ
10 MIDIインターフェース
11 D/A変換回路
12 サウンドシステム
13 スピーカ

Claims (6)

  1. 練習曲の演奏が正しい演奏であるか又は間違った演奏であるかを当該練習曲のフレーズごとに判定する演奏判定手段と、
    前記演奏判定手段によって判定された間違ったフレーズと同一のフレーズがほかに存在するか否かを検索するフレーズ検索手段と、
    前記フレーズ検索手段によって検索された同一のフレーズの演奏が行われる際には、当該演奏に係るフレーズが以前に間違った演奏のフレーズである旨の警告を所定の表示手段に表示する警告表示手段と、
    を備えた演奏練習装置。
  2. 前記フレーズ検索手段は、前記演奏判定手段によって判定された間違ったフレーズと実質的に同一であるフレーズを検索することを特徴とする請求項1に記載の演奏練習装置。
  3. 前記フレーズ検索手段は、前記演奏判定手段によって判定された間違ったフレーズが複数種類である場合において、当該複数種類のフレーズに共通する音楽的要素が含まれている場合には、当該音楽的要素が含まれている他のフレーズを検索することを特徴とする請求項1に記載の演奏練習装置。
  4. 練習曲の演奏が正しい演奏であるか又は間違った演奏であるかを当該練習曲のフレーズごとに判定する第1のステップと、
    前記第1のステップによって判定された間違ったフレーズと同一のフレーズがほかに存在するか否かを検索する第2のステップと、
    前記第2のステップによって検索された同一のフレーズの演奏が行われる際には、当該演奏に係るフレーズが以前に間違った演奏のフレーズである旨の警告を所定の表示手段に表示する第3のステップと、
    を実行する演奏練習処理のプログラム。
  5. 前記第2のステップは、前記第1のステップによって判定された間違ったフレーズと実質的に同一であるフレーズを検索することを特徴とする請求項4に記載の演奏練習処理のプログラム。
  6. 前記第2のステップは、前記第1のステップによって判定された間違ったフレーズが複数種類である場合において、当該複数種類のフレーズに共通する音楽的要素が含まれている場合には、当該音楽的要素が含まれている他のフレーズを検索することを特徴とする請求項4に記載の演奏練習処理のプログラム。
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