JPH07219535A - 演奏練習装置 - Google Patents

演奏練習装置

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JPH07219535A
JPH07219535A JP6291683A JP29168394A JPH07219535A JP H07219535 A JPH07219535 A JP H07219535A JP 6291683 A JP6291683 A JP 6291683A JP 29168394 A JP29168394 A JP 29168394A JP H07219535 A JPH07219535 A JP H07219535A
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Hiroshi Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動案内演奏に対する演奏者の演奏の正確さ
を判定することにより、練習曲の演奏が難しい箇所を、
効率的に練習可能とすることを目的とする。 【構成】 CPU4は、自動演奏RAM9から読み出さ
れた自動演奏データと、その自動演奏データに基づく自
動演奏のガイドに従って演奏者が鍵盤1を演奏操作して
得られた演奏データとを比較し、その場合、誤った鍵の
押鍵がなされたか否か、また、誤ったタイミングで押鍵
がなされたか否かを判定する。この判定結果に基づい
て、演奏終了後に、演奏の誤った箇所に対応する部分練
習用パターンが部分練習用パターンメモリ部8から読み
出され部分練習が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、演奏される鍵に対応
して設けられた発光表示体の点灯指示にしたがって鍵を
演奏操作する、いわゆるナビゲート演奏機能を有する電
子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、初心者の演奏においては、音高
を間違えたり、音長が不正確になりやすいが、練習曲に
は、初心者にとって演奏が難しく間違い易い箇所が何箇
所かある。
【0003】このような箇所を正しく弾けるようになる
には、まず最初のうちは、ゆっくりしたテンポで正確に
弾けるように何回も繰り返して練習を行い、正確に弾け
るようになったら、次第にテンポを早めて正規のテンポ
で正確に弾けるようにする。これが上達の鉄則である
が、練習にかなりの時間を要し、初心者には忍耐を要す
ることでもあり、とかく不正確な演奏を機械的に繰り返
すケースが多い。
【0004】このような実情に鑑みて、いわゆるナビゲ
ート演奏機能を有する電子楽器が実用化されている。こ
れは、例えばLED(発光ダイオード)などの発光表示
体を電子楽器の各鍵に対応して設け、練習者は自動演奏
される楽曲に応じて順次点灯される発光表示体を見なが
ら、あるいは自動演奏されるメロディや伴奏音を聴きな
がら、それに対応する鍵を演奏操作して練習を行うもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のナビゲ
ート演奏機能を有する電子楽器では、予め用意された練
習曲を繰り返し練習することはできるが、演奏力の向上
のために、最も重要な演奏の難しい箇所を効率良く練習
するための機能はなかった。そのため、時間をかけて練
習しても演奏の難しい箇所の上達が殆どなされないこと
が多い。
【0006】本発明の課題は、練習曲の演奏が難しい箇
所を、効率的に練習可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動演奏され
る練習曲の案内指示に基づいて演奏者が演奏操作を行う
演奏練習機能付電子楽器を前提とする。
【0008】そして、まず、自動演奏に用いられる自動
演奏データと演奏者の演奏操作により得られるマニュア
ル演奏データとを比較する演奏データ比較手段を有す
る。同手段は、例えば自動演奏データ中の音高データと
マニュアル演奏データ中の音高データとの比較動作、自
動演奏データ中の音長データに基づくタイミングとマニ
ュアル演奏データの発生タイミングとの比較動作のうち
少なくとも1つの比較動作を行う。タイミングの比較
は、例えば音長データが順次減算されてゆき、演奏デー
タの発生タイミングでの残りの音長データ値をもってタ
イミングのずれが検出されることにより行われる。
【0009】さらに、練習曲の所定部分たとえば演奏が
難しい部分を繰り返し部分練習するための部分練習用パ
ターンを予め記憶する部分練習用パターン記憶手段を有
する。この部分練習用パターンは、練習曲の演奏が難し
い部分を部分練習するための楽曲フレーズであり、演奏
が容易なパターンから演奏が難しいパターンにいたる複
数の練習用パターンで構成できる。あるいは、練習曲の
所定部分のパターンをそのまま用いてもよい。
【0010】さらに、演奏データ比較手段により前記自
動演奏データと前記マニュアル演奏データの不一致が検
出された場合、その検出部分に対応する部分練習用パタ
ーンデータを部分練習用パターン記憶手段から選択して
読み出し、該部分練習用パターンデータに基づいて演奏
者による演奏操作の案内指示を行う部分練習用パターン
読み出し手段を有する。
【0011】
【作用】練習曲の演奏データに基づく自動演奏と練習者
の演奏操作とが、演奏データ比較手段により比較され
る。その結果、演奏に間違いが検出された場合は、その
間違った箇所が正しく演奏できるようにするため、部分
練習するために適した部分練習用パターンが、部分練習
用パターン記憶手段から読み出され、練習者はその案内
指示にしたがって、間違った箇所を繰り返し練習を行う
ことができる。
【0012】
【実施例】つぎに、本発明を電子鍵盤楽器に適用した一
実施例を、図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は、本実施例の全体構成図である。同
図において、CPU4は、押鍵検出/発音割当て回路の
ほか、後述するレジスタ部5を有し、一定の周期で鍵盤
1の押鍵状態を走査して、各鍵の押鍵、離鍵情報を取り
込む。
【0014】つぎに、自動演奏用ROM8の練習曲メモ
リ部8a(部分練習用パターンメモリ部8bについては
後述する)から自動演奏用RAM9に、練習曲が一曲分
づつの自動演奏データが転送されて自動演奏が行われ
る。それに応じて、鍵盤1の各鍵(図示せず)に対応し
て設けられた発光ダイオード2が点灯する。その点灯指
示にしたがい、かつ後述の自動伴奏音に合わせて自動演
奏されるメロディ音を聴きながら、練習者が鍵盤1を押
鍵操作すると、CPU4は、押鍵した鍵の押鍵/離鍵情
報、音高情報、ベロシティ情報などを、上述の自動演奏
データとともにメロディ発音回路10に送り込む。これ
らの情報に基づき、メロディ発音回路10において楽音
信号が作成され、増幅器11を介してスピーカ12から
メロディ音が放音される。なお、タイマー6は、テンポ
スイッチ(特には図示せず)により設定されるテンポを
カウントするカウンタであり、その出力はCPU4に入
力される。
【0015】つづいて、上記自動演奏用ROM8内の部
分練習用パターンメモリ部8bに記憶されている部分練
習用パターンは、主に反復練習用のパターンで、通常の
指使いの練習に似た内容である。例えば図9(a) に示す
練習曲において、図中△印で示す箇所が演奏が難しく間
違い易い箇所とすると、その箇所の指使いを繰り返し練
習するために、同図(b) または(c) のように、練習曲に
似て、かつ演奏の比較的易しいパターンから少し難しい
パターンに至るまでが、予め自動演奏用ROM8の部分
練習用パターンメモリ部8bに記憶されている。このよ
うな部分練習用パターンが、指使いが難しく誤りやすい
練習曲のすべての箇所に対応して、予め用意されてい
る。
【0016】一方、図1の自動伴奏パターンデータRO
M13には、複数の自動伴奏パターンデータが記憶さ
れ、スイッチ入力部3のスイッチ(図示せず)によっ
て、練習者の望む伴奏パターンが選択される。その選択
された伴奏パターンに対応する自動伴奏パターンデータ
は自動伴奏制御回路14に送られ、同回路14の制御に
よって、自動伴奏発音回路15において自動伴奏音信号
が生成される。同信号は、増幅器11を介してスピーカ
12から自動伴奏音となって放音される。
【0017】つぎに、図2を参照してCPU4が有する
レジスタ部5の構成を説明する。Pレジスタ5p には音
高データが、Lレジスタ5lには音長データが、それぞ
れセットされ、それらの音高、音長の各データは、自動
演奏用ROM8の練習曲メモリ部8aから読み出され
る。Rレジスタ5rは反応速度レジスタで、練習曲メモ
リ部8aからの音長データと実際の押鍵とのタイミング
のずれが書き込まれる。Mフラグレジスタ5mは、練習
者が練習曲メモリ部8aからの音高データに対応しない
鍵を押鍵したとき、つまり押鍵ミスがあったとき+1さ
れ、ここで押鍵ミスの回数が累算される。この場合、押
鍵ミスを表示する図1の誤押鍵表示用LED7が一定時
間点灯される。なお、図2に示すように、Lレジスタ5
lは上位(H)、中位(M)、下位(L)の各ビット部
分に分割され、演奏時には下位(L)ビットのデータは
微小データとして無視される。これについては、後述す
る。
【0018】つぎに、図3、図4、図5、および図6の
動作フローチャートと、自動演奏データと練習者の押鍵
データとの比較図である図7を用いて、本実施例の動作
を説明する。
【0019】まず、スイッチ入力部3の練習モード切換
スイッチ3aや練習曲選曲スイッチ(図示せず)の操作
により、練習モードと練習曲を指定すると、自動演奏用
ROM8の練習曲メモリ部8aから所望の一曲分のデー
タが、CPU4により読み出され、そのデータが自動演
奏用RAM9に転送される。これにより図3〜図6のフ
ローチャートにしたがった動作がスタートする。この動
作は、CPU4が特には図示しないプログラムROMに
記憶されたプログラムを実行することにより実現され
る。
【0020】まず、図2に示すレジスタ部5のRレジス
タ5r、Mフラグレジスタ5mがそれぞれクリアされる
(S1)。つぎに、図7の例との関係で、Lレジスタ5l
に、自動演奏のスタートポイントSから第1音(C4)まで
の休符データである音長データL1 がセットされ(S2)、
さらにステップS3では、Pレジスタ5pに第1音C4の音
高がセットされる(S3)。そして、押鍵操作を待ち(S4)、
押鍵操作がない間はステップS5に進む。ここではLレジ
スタ5lの内容から、自動演奏の開始と同時にカウント
を始めたタイマー6のカウント値が減算され、得られた
値が新たにLレジスタ5lにセットし直される。
【0021】この後、練習を終了するためのエンドスイ
ッチ(図示せず)がオンされているか否かが判定される
(S22) 。いまの場合は、判定はNOであるからステップS4
に戻る。そして、押鍵があるまでステップS4〜S22 の処
理が繰り返される。
【0022】そして、図7の時刻t1 ′で、第1音(C4)
が自動演奏データの正規のタイミングt1 よりAだけ早
く押鍵されと(図7参照)、ステップS4から図5のステ
ップS6に進む。ここでは演奏者の押鍵による音高データ
と、Pレジスタ5pの音高データとが一致するか否かが
判定される。いまの場合は、音高は正しいと判定される
ので、ステップS9に進む。もし誤りと判定されるとき
は、ステップS7でMフラグレジスタ5mが「1」にセッ
トされ、それとともに誤った押鍵を知らせる誤押鍵表示
用LED7を点灯され、演奏者は押鍵操作に間違いがあ
ったことを知る(S8)。
【0023】この後、Rレジスタ5rにLレジスタ5l
の上位ビット側(H、M)がセットされる(S9)。今、L
レジス5lでは、図7の最初の休符データである音長デ
ータL1 がセットされ、前述したステップS5でその値か
らタイマ6による時間経過分が順次累算されているた
め、押鍵発生時のこの内容は、第1音(C4)が発音される
までのタイミングのずれを示している。この場合、前述
したように下位(L)ビットのデータは無視される。こ
れは、演奏者によるタイミングのずれにある程度のマー
ジンを許容するためである。
【0024】つぎに、Mフラグレジスタ5mが「1」に
セットされているか、あるいはRレジスタ5rの値が所
定の値を超えている場合(S10 の判定がYES )は、図8
に示すように、自動演奏用RAM6の現在演奏されてい
るデータのFフラグが「1」にセットされる(S11) 。す
なわち、演奏者が押鍵すべき鍵を間違えて音高が異なっ
た場合、または、演奏者による押鍵タイミングと第1音
(C4)の発音タイミングまでのタイミングのずれが所定値
以上の場合に、Fフラグがセットされる。
【0025】すなわち、図8に示されるように、自動演
奏用RAM9に記憶される自動演奏データにおいて、自
動演奏される練習曲データの各アドレス00、01、・・・
3F、40、・・・に対応する各Fフラグが、演奏が正しい
ときは「0」、間違ったときは「1」にセットされる。
【0026】その後、Rレジスタ5rとMフラグレジス
タ5mがリセットされ( 図5のS12)、Lレジスタ5lが
「0」になるまで待つ(S13) 。Lレジスタ5lの内容が
≦0になったら、一曲分の演奏が終わったか否かが判定
される(S14) 。いまの場合は、演奏が終わってないため
ステップS15 に進み、つぎの第2音(E4)までの音長デー
タL2 にLレジスタ5lの内容を加えられた値が、新た
にLレジスタ5lにセットされる。これは、正規のタイ
ミングより遅れて押鍵した場合は、Lレジスタ5lの値
が負(補数)になるため、つぎの音までの時間を合わせ
るためである。このあと、Pレジスタ5pにつぎの第2
音(E4)の音高データがセットされ(S16)、図3のステッ
プS4に戻る。
【0027】以下同様に、ステップS4から図5のステッ
プS14 の処理が行われて、演奏者が押鍵すべき鍵を間違
えた場合、または、正規の音高データと演奏者の押鍵に
よる押鍵データとのタイミングがずれた場合に、練習曲
データのFフラグが「1」にセットされる(図4のS10,
S11 )。
【0028】このようにして、演奏されている曲の終了
が検出されると( 図5のS14)、図6のステップS17 に進
み、自動演奏用RAM9を各アドレス毎に調べて、Fフ
ラグが「1」にセットされている自動演奏曲データがあ
るか否かが判定される。ここで、フラグの「1」がいず
れのデータにもセットされていなければ、今回の練習は
正しい演奏であったので、後述する部分練習は行われ
ず、すべての処理を終了する。
【0029】一方、フラグの「1」がいずれかの曲デー
タにセットされていれば、演奏に誤りがあったことにな
る。この場合は、演奏者がスイッチ入力部3の練習モー
ド切換スイッチ3aを操作して(S18) 、部分演奏モード
に入る。すなわち、Fフラグが「1」にセットされてい
る練習曲データに対応する前述した部分練習用パターン
(図9参照)が、部分練習用パターンメモリ部5Bから
選択され(S19)、練習者はこれに対して練習を繰り返す
ことになる。この場合、「1」がセットされたFフラグ
が複数の場合は、複数の誤り演奏に対応する上述の部分
演奏パターンが順次読み出され、練習が行われる。この
場合、練習者は前述のテンポスイッチで練習曲の演奏テ
ンポを任意に調節することができる(S20)。
【0030】以上のように、演奏者は演奏を間違った箇
所について、その箇所に似た比較的演奏の容易な部分練
習用パターンで、繰り返し練習を行い、その後、原曲の
練習曲に戻って練習を行えば、演奏能力を効率良く向上
させるとができる。
【0031】なお、本実施例では、部分的練習用パター
ンを自動演奏用の練習曲の難しい部分に対応して用意し
たが、易しい部分を含め練習曲のすべての部分に対応し
て用意してもよい。
【0032】また、部分練習用パターンを実際の練習曲
より易しいパターンとしたが、実際の曲そのものを、部
分的に繰り返して練習を行うようにしてもよい。この場
合は、特別に部分練習用パターンを作成せずに、元の練
習曲の一部を繰り返すパターンとして読み出すことによ
り実現できる。
【0033】さらに、本実施例では、誤った演奏があっ
た箇所(図9(a) の△印)を含む4小節目に対応する部
分練習用パターンを示したが、もし4小節につづいて5
小節目にも誤った演奏があった場合は、部分練習用とし
て、4〜5小節目の練習曲に対応する部分練習用パター
ンを用いるようにしてもよい。
【0034】そのほか、誤った演奏箇所があった場合で
も、練習者が部分練習用パターンデータを練習する必要
なしと判断したときは、スイッチ(特には図示せず)操
作で部分練習用パターンでの練習をスキップするように
してもよい。
【0035】なお、演奏に誤りが検出された場合に、誤
押鍵表示用LEDを一定時間だけ点灯させたが、これに
限られることなく、例えば予め小節の頭に番号を付し、
その番号に基づいて誤押鍵表示用LEDの点灯を小節単
位で行ってもよい。
【0036】また、本実施例では、電子鍵盤楽器を用い
て練習する場合について説明したが、本発明はこれに限
られることなく、電子管楽器や電子弦楽器などを用いて
も差し支えない。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、練習曲の演奏データに
基づく自動演奏と練習者の演奏操作とが演奏データ比較
手段により比較され、演奏に間違いが検出された場合
は、部分練習するために適した部分練習用パターンが部
分練習用パターン記憶手段から読み出される。したがっ
て、練習者はその案内指示にしたがって、間違った箇所
を繰り返し練習を行うことが可能となる。
【0038】このようにして、練習者は、その部分練習
用パターンを繰り返して部分練習することによって、効
率良く演奏力を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の全体構成図である。
【図2】レジスタ部5内の各レジスタを示す図である。
【図3】本発明による一実施例の動作フローチャート
(その1)である。
【図4】本発明による一実施例の動作フローチャート
(その2)である。
【図5】本発明による一実施例の動作フローチャート
(その3)である。
【図6】本発明による一実施例の動作フローチャート
(その4)である。
【図7】自動演奏される練習曲データと練習者の押鍵デ
ータとの比較図である。
【図8】自動演奏用RAM9のデータ構成図である。
【図9】練習曲の原曲と部分練習用パターンの例を示す
図である。
【符号の説明】
1 鍵盤 2 発光ダイオード 3 スイッチ入力部 3a 練習モード切換スイッチ 4 CPU 5 練習部 6 タイマー 7 誤押鍵表示用LED 8 自動演奏用ROM 8a 練習曲メモリ部 8b 部分練習用パターンメモリ部 9 自動演奏用RAM 10 メロディ発音回路 11 増幅器 12 スピーカ 13 自動伴奏パターンROM 14 自動伴奏制御回路 15 自動伴奏発音回路
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 演奏練習装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、予め記憶された練習
曲の楽音データと演奏操作に伴う楽音データとを比較し
て、不正確な演奏箇所を練習する演奏練習装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、初心者の演奏においては、音高
を間違えたり、音長が不正確になりやすいが、練習曲に
は、初心者にとって演奏が難しく間違い易い箇所が何箇
所かある。
【0003】このような箇所を正しく弾けるようになる
には、まず最初のうちは、ゆっくりしたテンポで正確に
弾けるように何回も繰り返して練習を行い、正確に弾け
るようになったら、次第にテンポを早めて正規のテンポ
で正確に弾けるようにする。これが上達の鉄則である
が、練習にかなりの時間を要し、初心者には忍耐を要す
ることでもあり、とかく不正確な演奏を機械的に繰り返
すケースが多い。
【0004】このような実情に鑑みて、いわゆるナビゲ
ート演奏機能を有する電子楽器が実用化されている。こ
れは、例えばLED(発光ダイオード)などの発光表示
体を電子楽器の各鍵に対応して設け、練習者は自動演奏
される楽曲に応じて順次点灯される発光表示体を見なが
ら、あるいは自動演奏されるメロディや伴奏音を聴きな
がら、それに対応する鍵を演奏操作して練習を行うもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のナビゲ
ート演奏機能を有する電子楽器では、予め用意された練
習曲を繰り返し練習することはできるが、演奏力の向上
のために、最も重要な演奏の難しい箇所を効率良く練習
するための機能はなかった。そのため、時間をかけて練
習しても演奏の難しい箇所の上達が殆どなされないこと
が多い。
【0006】本発明の課題は、練習曲の演奏が難しい箇
所を、効率的に練習可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、まず、一連の
楽音データをフレーズ単位、つまり複数の楽音データ単
位で記憶する楽音データ記憶手段と、この楽音データ記
憶手段に記憶されている楽音データを最初から終了時点
まで順次読み出す第1の読出手段と、この第1の読出手
段にて順次読み出される楽音データと、この読み出され
る楽音データに合わせて演奏者により演奏操作される操
作子に対応する楽音データとを比較する比較手段とを有
する。この比較手段は、例えば前記第1の読出手段にて
読み出される楽音データ中の音高データと、前記演奏操
作される操作子に対応する楽音データ中の音高データと
の比較動作、もしくは前記第1の読出手段にて読み出さ
れる楽音データ中の音長データに基づくタイミングと、
前記演奏操作される操作子に対応する楽音データの発生
タイミングとの比較動作のうち少なくとも1つの比較動
作を行う。
【0008】そして、この比較手段により不一致の検出
された楽音データの含まれるフレーズを検出するフレー
ズ検出手段と、前記比較手段により、前記楽音データ記
憶手段に記憶された楽音データ全てと、前記演奏操作さ
れた操作子に対応する楽音データとの比較が終了した後
に、このフレーズ検出手段にて検出されたフレーズに含
まれる楽音データを順次読み出す第2の読出手段と、少
なくともこの第2の読出手段にて読み出された楽音デー
タに基づいて、楽音の発生を指示する楽音発生指示手段
とを有する。
【0009】
【作用】楽音データ記憶手段から順次読み出される練習
曲の楽音データ演奏者の演奏操作に基づく楽音データ
とが、比較手段により順次比較される。そして、前記練
習曲の楽音データ全てと前記演奏者の演奏操作に基づく
楽音データとの比較が終了した後に、演奏に間違いが検
出されている場合は、その間違った箇所が正しく演奏で
きるようにするため、間違いが検出された楽音データの
含まれるフレーズが楽音データ記憶手段から再び読み出
され、演奏者は、その読み出し動作に応じて演奏操作を
行えば、間違った箇所練習を行うことができる。
【0010】
【実施例】つぎに、本発明を電子鍵盤楽器に適用した一
実施例を、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、本実施例の全体構成図である。同
図において、CPU4は、押鍵検出/発音割当て回路の
ほか、後述するレジスタ部5を有し、一定の周期で鍵盤
1の押鍵状態を走査して、各鍵の押鍵、離鍵情報を取り
込む。
【0012】つぎに、自動演奏用ROM8の練習曲メモ
リ部8a(部分練習用パターンメモリ部8bについては
後述する)から自動演奏用RAM9に、練習曲が一曲分
づつの自動演奏データが転送されて自動演奏が行われ
る。それに応じて、鍵盤1の各鍵(図示せず)に対応し
て設けられた発光ダイオード2が点灯する。その点灯指
示にしたがい、かつ後述の自動伴奏音に合わせて自動演
奏されるメロディ音を聴きながら、練習者が鍵盤1を押
鍵操作すると、CPU4は、押鍵した鍵の押鍵/離鍵情
報、音高情報、ベロシティ情報などを、上述の自動演奏
データとともにメロディ発音回路10に送り込む。これ
らの情報に基づき、メロディ発音回路10において楽音
信号が作成され、増幅器11を介してスピーカ12から
メロディ音が放音される。なお、タイマー6は、テンポ
スイッチ(特には図示せず)により設定されるテンポを
カウントするカウンタであり、その出力はCPU4に入
力される。
【0013】つづいて、上記自動演奏用ROM8内の部
分練習用パターンメモリ部8bに記憶されている部分練
習用パターンは、主に反復練習用のパターンで、通常の
指使いの練習に似た内容である。例えば図9(a) に示す
練習曲において、図中△印で示す箇所が演奏が難しく間
違い易い箇所とすると、その箇所の指使いを繰り返し練
習するために、同図(b) または(c) のように、練習曲に
似て、かつ演奏の比較的易しいパターンから少し難しい
パターンに至るまでが、予め自動演奏用ROM8の部分
練習用パターンメモリ部8bに記憶されている。このよ
うな部分練習用パターンが、指使いが難しく誤りやすい
練習曲のすべての箇所に対応して、予め用意されてい
る。
【0014】一方、図1の自動伴奏パターンデータRO
M13には、複数の自動伴奏パターンデータが記憶さ
れ、スイッチ入力部3のスイッチ(図示せず)によっ
て、練習者の望む伴奏パターンが選択される。その選択
された伴奏パターンに対応する自動伴奏パターンデータ
は自動伴奏制御回路14に送られ、同回路14の制御に
よって、自動伴奏発音回路15において自動伴奏音信号
が生成される。同信号は、増幅器11を介してスピーカ
12から自動伴奏音となって放音される。
【0015】つぎに、図2を参照してCPU4が有する
レジスタ部5の構成を説明する。Pレジスタ5p には音
高データが、Lレジスタ5lには音長データが、それぞ
れセットされ、それらの音高、音長の各データは、自動
演奏用ROM8の練習曲メモリ部8aから読み出され
る。Rレジスタ5rは反応速度レジスタで、練習曲メモ
リ部8aからの音長データと実際の押鍵とのタイミング
のずれが書き込まれる。Mフラグレジスタ5mは、練習
者が練習曲メモリ部8aからの音高データに対応しない
鍵を押鍵したとき、つまり押鍵ミスがあったとき+1さ
れ、ここで押鍵ミスの回数が累算される。この場合、押
鍵ミスを表示する図1の誤押鍵表示用LED7が一定時
間点灯される。なお、図2に示すように、Lレジスタ5
lは上位(H)、中位(M)、下位(L)の各ビット部
分に分割され、演奏時には下位(L)ビットのデータは
微小データとして無視される。これについては、後述す
る。
【0016】つぎに、図3、図4、図5、および図6の
動作フローチャートと、自動演奏データと練習者の押鍵
データとの比較図である図7を用いて、本実施例の動作
を説明する。
【0017】まず、スイッチ入力部3の練習モード切換
スイッチ3aや練習曲選曲スイッチ(図示せず)の操作
により、練習モードと練習曲を指定すると、自動演奏用
ROM8の練習曲メモリ部8aから所望の一曲分のデー
タが、CPU4により読み出され、そのデータが自動演
奏用RAM9に転送される。これにより図3〜図6のフ
ローチャートにしたがった動作がスタートする。この動
作は、CPU4が特には図示しないプログラムROMに
記憶されたプログラムを実行することにより実現され
る。
【0018】まず、図2に示すレジスタ部5のRレジス
タ5r、Mフラグレジスタ5mがそれぞれクリアされる
(S1)。つぎに、図7の例との関係で、Lレジスタ5l
に、自動演奏のスタートポイントSから第1音(C4)まで
の休符データである音長データL1 がセットされ(S2)、
さらにステップS3では、Pレジスタ5pに第1音C4の音
高がセットされる(S3)。そして、押鍵操作を待ち(S4)、
押鍵操作がない間はステップS5に進む。ここではLレジ
スタ5lの内容から、自動演奏の開始と同時にカウント
を始めたタイマー6のカウント値が減算され、得られた
値が新たにLレジスタ5lにセットし直される。
【0019】この後、練習を終了するためのエンドスイ
ッチ(図示せず)がオンされているか否かが判定される
(S22) 。いまの場合は、判定はNOであるからステップS4
に戻る。そして、押鍵があるまでステップS4〜S22 の処
理が繰り返される。
【0020】そして、図7の時刻t1 ′で、第1音(C4)
が自動演奏データの正規のタイミングt1 よりAだけ早
く押鍵されと(図7参照)、ステップS4から図5のステ
ップS6に進む。ここでは演奏者の押鍵による音高データ
と、Pレジスタ5pの音高データとが一致するか否かが
判定される。いまの場合は、音高は正しいと判定される
ので、ステップS9に進む。もし誤りと判定されるとき
は、ステップS7でMフラグレジスタ5mが「1」にセッ
トされ、それとともに誤った押鍵を知らせる誤押鍵表示
用LED7を点灯され、演奏者は押鍵操作に間違いがあ
ったことを知る(S8)。
【0021】この後、Rレジスタ5rにLレジスタ5l
の上位ビット側(H、M)がセットされる(S9)。今、L
レジス5lでは、図7の最初の休符データである音長デ
ータL1 がセットされ、前述したステップS5でその値か
らタイマ6による時間経過分が順次累算されているた
め、押鍵発生時のこの内容は、第1音(C4)が発音される
までのタイミングのずれを示している。この場合、前述
したように下位(L)ビットのデータは無視される。こ
れは、演奏者によるタイミングのずれにある程度のマー
ジンを許容するためである。
【0022】つぎに、Mフラグレジスタ5mが「1」に
セットされているか、あるいはRレジスタ5rの値が所
定の値を超えている場合(S10 の判定がYES )は、図8
に示すように、自動演奏用RAM6の現在演奏されてい
るデータのFフラグが「1」にセットされる(S11) 。す
なわち、演奏者が押鍵すべき鍵を間違えて音高が異なっ
た場合、または、演奏者による押鍵タイミングと第1音
(C4)の発音タイミングまでのタイミングのずれが所定値
以上の場合に、Fフラグがセットされる。
【0023】すなわち、図8に示されるように、自動演
奏用RAM9に記憶される自動演奏データにおいて、自
動演奏される練習曲データの各アドレス00、01、・・・
3F、40、・・・に対応する各Fフラグが、演奏が正しい
ときは「0」、間違ったときは「1」にセットされる。
【0024】その後、Rレジスタ5rとMフラグレジス
タ5mがリセットされ( 図5のS12)、Lレジスタ5lが
「0」になるまで待つ(S13) 。Lレジスタ5lの内容が
≦0になったら、一曲分の演奏が終わったか否かが判定
される(S14) 。いまの場合は、演奏が終わってないため
ステップS15 に進み、つぎの第2音(E4)までの音長デー
タL2 にLレジスタ5lの内容を加えられた値が、新た
にLレジスタ5lにセットされる。これは、正規のタイ
ミングより遅れて押鍵した場合は、Lレジスタ5lの値
が負(補数)になるため、つぎの音までの時間を合わせ
るためである。このあと、Pレジスタ5pにつぎの第2
音(E4)の音高データがセットされ(S16)、図3のステッ
プS4に戻る。
【0025】以下同様に、ステップS4から図5のステッ
プS14 の処理が行われて、演奏者が押鍵すべき鍵を間違
えた場合、または、正規の音高データと演奏者の押鍵に
よる押鍵データとのタイミングがずれた場合に、練習曲
データのFフラグが「1」にセットされる(図4のS10,
S11 )。
【0026】このようにして、演奏されている曲の終了
が検出されると( 図5のS14)、図6のステップS17 に進
み、自動演奏用RAM9を各アドレス毎に調べて、Fフ
ラグが「1」にセットされている自動演奏曲データがあ
るか否かが判定される。ここで、フラグの「1」がいず
れのデータにもセットされていなければ、今回の練習は
正しい演奏であったので、後述する部分練習は行われ
ず、すべての処理を終了する。
【0027】一方、フラグの「1」がいずれかの曲デー
タにセットされていれば、演奏に誤りがあったことにな
る。この場合は、演奏者がスイッチ入力部3の練習モー
ド切換スイッチ3aを操作して(S18) 、部分演奏モード
に入る。すなわち、Fフラグが「1」にセットされてい
る練習曲データに対応する前述した部分練習用パターン
(図9参照)が、部分練習用パターンメモリ部5Bから
選択され(S19)、練習者はこれに対して練習を繰り返す
ことになる。この場合、「1」がセットされたFフラグ
が複数の場合は、複数の誤り演奏に対応する上述の部分
演奏パターンが順次読み出され、練習が行われる。この
場合、練習者は前述のテンポスイッチで練習曲の演奏テ
ンポを任意に調節することができる(S20)。
【0028】以上のように、演奏者は演奏を間違った箇
所について、その箇所に似た比較的演奏の容易な部分練
習用パターンで、繰り返し練習を行い、その後、原曲の
練習曲に戻って練習を行えば、演奏能力を効率良く向上
させるとができる。
【0029】なお、本実施例では、部分的練習用パター
ンを自動演奏用の練習曲の難しい部分に対応して用意し
たが、易しい部分を含め練習曲のすべての部分に対応し
て用意してもよい。
【0030】また、部分練習用パターンを実際の練習曲
より易しいパターンとしたが、実際の曲そのものを、部
分的に繰り返して練習を行うようにしてもよい。この場
合は、特別に部分練習用パターンを作成せずに、元の練
習曲の一部を繰り返すパターンとして読み出すことによ
り実現できる。
【0031】さらに、本実施例では、誤った演奏があっ
た箇所(図9(a) の△印)を含む4小節目に対応する部
分練習用パターンを示したが、もし4小節につづいて5
小節目にも誤った演奏があった場合は、部分練習用とし
て、4〜5小節目の練習曲に対応する部分練習用パター
ンを用いるようにしてもよい。
【0032】そのほか、誤った演奏箇所があった場合で
も、練習者が部分練習用パターンデータを練習する必要
なしと判断したときは、スイッチ(特には図示せず)操
作で部分練習用パターンでの練習をスキップするように
してもよい。
【0033】なお、演奏に誤りが検出された場合に、誤
押鍵表示用LEDを一定時間だけ点灯させたが、これに
限られることなく、例えば予め小節の頭に番号を付し、
その番号に基づいて誤押鍵表示用LEDの点灯を小節単
位で行ってもよい。
【0034】また、本実施例では、電子鍵盤楽器を用い
て練習する場合について説明したが、本発明はこれに限
られることなく、電子管楽器や電子弦楽器などを用いて
も差し支えない。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、楽音データ記憶手段か
ら順次読み出される練習曲の楽音データと演奏者の演奏
操作に基づく楽音データとが順次比較され、前記練習曲
の楽音データ全てと前記演奏者の演奏操作に基づく楽音
データとの比較が終了した後に、演奏に間違いが検出さ
ている場合は、その間違いが検出された楽音データの
含まれるフレーズが楽音データ記憶手段から再び読み出
される。したがって、演奏者はその読み出し動作に応じ
て演奏操作を行えば、間違った箇所練習を行うことが
可能となる。
【0036】このようにして、演奏者は、間違った箇所
をフレーズ単位で部分練習することによって、効率良く
演奏力を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の全体構成図である。
【図2】レジスタ部5内の各レジスタを示す図である。
【図3】本発明による一実施例の動作フローチャート
(その1)である。
【図4】本発明による一実施例の動作フローチャート
(その2)である。
【図5】本発明による一実施例の動作フローチャート
(その3)である。
【図6】本発明による一実施例の動作フローチャート
(その4)である。
【図7】自動演奏される練習曲データと練習者の押鍵デ
ータとの比較図である。
【図8】自動演奏用RAM9のデータ構成図である。
【図9】練習曲の原曲と部分練習用パターンの例を示す
図である。
【符号の説明】 1 鍵盤 2 発光ダイオード 3 スイッチ入力部 3a 練習モード切換スイッチ 4 CPU 5 練習部 6 タイマー 7 誤押鍵表示用LED 8 自動演奏用ROM 8a 練習曲メモリ部 8b 部分練習用パターンメモリ部 9 自動演奏用RAM 10 メロディ発音回路 11 増幅器 12 スピーカ 13 自動伴奏パターンROM 14 自動伴奏制御回路 15 自動伴奏発音回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動演奏される練習曲の案内指示に基づ
    いて演奏者が演奏操作を行う演奏練習機能付電子楽器に
    おいて、 前記自動演奏に用いられる自動演奏データと前記演奏者
    の演奏操作により得られるマニュアル演奏データとを比
    較する演奏データ比較手段と、 前記練習曲の所定部分を繰り返し部分練習するための部
    分練習用パターンを予め記憶する部分練習用パターン記
    憶手段と、 前記演奏データ比較手段により前記自動演奏データと前
    記マニュアル演奏データの不一致が検出された場合、そ
    の検出部分に対応する部分練習用パターンデータを前記
    部分練習用パターン記憶手段から選択して読み出し、該
    部分練習用パターンデータに基づいて演奏者による演奏
    操作の案内指示を行う部分練習用パターン制御手段と、 を有することを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 前記部分練習用パターン記憶手段に記憶
    される部分練習用パターンは、前記練習曲の演奏が難し
    い部分に対応し、演奏が容易なパターンから演奏が難し
    いパターンに至る複数の部分練習用パターンである、 ことを特徴とする請求項1記載の電子楽器。
  3. 【請求項3】 前記部分練習用パターン記憶手段に記憶
    される部分練習用パターンは、前記練習曲の所定部分の
    パターンに等しい、 ことを特徴とする請求項1記載の電子楽器。
  4. 【請求項4】 前記演奏データ比較手段は、前記自動演
    奏データ中の音高データと前記マニュアル演奏データ中
    の音高データとの比較動作、前記自動演奏データ中の音
    長データに基づくタイミングと前記マニュアル演奏デー
    タの発生タイミングとの比較動作のうち少なくとも1つ
    の比較動作を行うことを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の電子楽器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006146009A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Casio Comput Co Ltd 演奏練習装置および演奏練習処理のプログラム
JP2011150351A (ja) * 2011-02-15 2011-08-04 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器

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