JP2006144820A - 産業車両の油圧制御装置及び産業車両 - Google Patents

産業車両の油圧制御装置及び産業車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2006144820A
JP2006144820A JP2004331735A JP2004331735A JP2006144820A JP 2006144820 A JP2006144820 A JP 2006144820A JP 2004331735 A JP2004331735 A JP 2004331735A JP 2004331735 A JP2004331735 A JP 2004331735A JP 2006144820 A JP2006144820 A JP 2006144820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
pilot pressure
control device
switching valve
industrial vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004331735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4556627B2 (ja
Inventor
Kimihide Hasegawa
公秀 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2004331735A priority Critical patent/JP4556627B2/ja
Publication of JP2006144820A publication Critical patent/JP2006144820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4556627B2 publication Critical patent/JP4556627B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

【課題】荷役具の動作開始時のショック及び動作遅れを抑制する。
【解決手段】ECU29は、切換弁14を切換動作させる際、油圧ポンプ20を駆動するモータMの回転数を入力し、パイロット圧が切換弁14の切換動作に必要な基準パイロット圧に達したか否かを判定する。そして、ECU29は、基準パイロット圧に達したタイミングで電磁弁15,16を作動させて切換弁14を切り換える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、産業車両(例えば、フォークリフト)の荷役具(フォークリフトの場合にはフォーク)を動作させる油圧シリンダを伸縮動作させる油圧制御装置、及び該油圧制御装置を備えた産業車両に関する。
従来、フォークリフトなどの産業車両には、荷役具(フォークリフトの場合にはフォーク)を動作させる際に油圧シリンダ(例えば、ティルトシリンダ)が用いられ、該油圧シリンダを制御する油圧制御装置が搭載されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載された油圧制御装置では、油圧シリンダに作動油を給排する切換弁を有し、該切換弁に所定のパイロット圧を与えることにより、切換弁を切換動作させている。この切換動作によって油圧シリンダは、作動油が給排されることにより伸縮動作する。
実開平6−46052号公報
ところで、前述のようなパイロット駆動式の油圧制御装置では、制御装置からの電流指令に応じてパイロット圧を制御する電磁弁が切換弁に接続されている。この種の油圧制御装置では、切換弁を切換動作させるために必要な基準パイロット圧が与えられるタイミングで電磁弁を作動させて切換弁を切り換えることが望ましく、このタイミングにずれが生じた場合には荷役具の動作開始時にショックが生じたり、動作遅れが生じたりすることになる。例えば、図4に示すように、基準パイロット圧が与えられる前に電磁弁を作動させた場合には(図4のa線)、基準パイロット圧に達した時点で切換弁の切換動作が急激に行われ、ショックが生じる。図4において、基準電流とは、電磁弁が作動し始める電流値を示す。一方で、図4に示すように、電磁弁の作動タイミングを遅らせた場合には(図4のc線)、切換弁の切換動作が遅れる。
そこで、油圧制御装置では、基準パイロット圧が与えられるタイミングに合わせて電磁弁の作動タイミングを調整し、最適なタイミングを事前に設定しておく必要がある(図4のb線)。しかしながら、パイロット圧を与える油圧ポンプなどには、個体間のばらつきがあることから、基準パイロット圧が与えられるまでのタイミングを一義的に定めることができず、電磁弁の作動タイミングを調整することが困難であった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、荷役具の動作開始時のショック及び動作遅れを抑制することができる産業車両の油圧制御装置、及び産業車両を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、油圧シリンダの伸縮動作によって荷役具を動作させる産業車両の油圧制御装置において、前記油圧シリンダに作動油を給排する切換弁と、前記切換弁を切換動作させるパイロット圧を制御する電磁弁と、前記電磁弁を開閉させる制御装置とを備え、前記制御装置は、前記パイロット圧が前記切換弁の切換動作に必要な基準パイロット圧に達したか否かを判定し、該判定結果が肯定の場合に前記電磁弁を作動させて前記切換弁を切り換える。
この発明では、制御装置によってパイロット圧が基準パイロット圧に達したか否かが判定され、その判定結果が肯定の場合に電磁弁が作動される。このため、パイロット圧の状態に応じて常に最適なタイミングで電磁弁が作動されるので、荷役具の動作開始時のショック及び動作遅れが抑制される。また、パイロット圧の状態を直接確認しているので、パイロット圧を与える油圧ポンプなどに個体間のばらつきがある場合でも、そのばらつきを踏まえて常に最適なタイミングで電磁弁が作動される。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の産業車両の油圧制御装置において、前記制御装置は、前記切換弁に前記パイロット圧を与える油圧ポンプを駆動する駆動装置の回転数が予め定めた基準回転数に達した場合に前記判定結果を肯定とする。この発明では、パイロット圧の状態を駆動装置の回転数で代用しているので、油圧制御装置の構成が簡略化される。すなわち、通常、油圧ポンプを駆動させる場合には、駆動装置の回転数を把握し、制御を行っている。このため、通常の制御に用いる構成(回転数を検出するセンサなど)を切換弁の切換動作を制御する場合に流用でき、新たな構成を追加する必要がない。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の産業車両の油圧制御装置において、前記制御装置は、前記切換弁に前記パイロット圧を与える油圧ポンプの起動後、前記判定結果が肯定となるまでの間、前記電磁弁を該電磁弁の作動により前記切換弁が切り換えられる第1電流値よりも小さい第2電流値で制御する。この発明では、基準パイロット圧に達するまでの間、電磁弁が第2電流値で制御されているので、基準パイロット圧に達した時点で第1電流値による制御を行っても迅速に電磁弁が作動される。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の産業車両の油圧制御装置において、前記制御装置は、前記切換弁に前記パイロット圧を与える油圧ポンプの起動後、所定時間を経過しても前記判定結果が肯定とならない場合、前記電磁弁を作動させて前記切換弁を切り換える。この発明では、所定時間を経過した時点で基準パイロット圧に達したか否かの判定が肯定判定されない場合に電磁弁を作動させるので、荷役作業の妨げにならない。例えば、実際には基準パイロット圧が与えられているにも拘わらず、パイロット圧の状態を確認できなかったなどの理由で荷役作業が中断されてしまう事態の発生を抑制し得る。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の産業車両の油圧制御装置において、前記切換弁に前記パイロット圧を与える油圧ポンプを、前記油圧シリンダに作動油を供給する油圧ポンプと兼用構成している。この発明では、単一の油圧ポンプを用いるので油圧制御装置の構成が簡素化される。そして、この構成の場合には、油圧シリンダへの作動油の供給を停止させると、パイロット圧も与えられなくなる。このため、荷役具を動作させるたびに油圧ポンプの起動が繰り返されるので、パイロット圧の状態に応じて電磁弁の作動タイミングを制御することにより、荷役具の動作開始時のショック及び動作遅れを効果的に抑制できる。
請求項6に記載の発明では、荷役具を動作させる油圧シリンダと、請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の産業車両の油圧制御装置とを備えた産業車両とした。この発明では、荷役具の動作開始時のショック及び動作遅れが抑制された産業車両が提供される。
本発明によれば、荷役具の動作開始時のショック及び動作遅れを抑制することができる。
以下、本発明をバッテリー式のフォークリフト(産業車両)の油圧制御装置に具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1は、荷役具としてのフォークを昇降動作させるティルトシリンダ(油圧シリンダ)11の制御に用いる油圧制御装置10を示している。ティルトシリンダ11には、作動油を供給及び排出する油路を切換える切換弁14が第1給排管12と第2給排管13を介して接続されている。切換弁14は、三位置に切換え可能な構成とされ、油圧ポンプ20に接続されるポートと、油タンク22に接続されるポートと、第1給排管12に接続されるポートと、第2給排管13に接続されるポートとを有している。第1給排管12は、ティルトシリンダ11の第1油室11aに接続され、第2給排管13は、ティルトシリンダ11の第2油室11bに接続されている。また、切換弁14の両端には、電磁弁(電磁比例弁)15,16が接続されている。また、切換弁14のスプール17の両端には、スプリング18,19が配設されている。
また、切換弁14には、油圧ポンプ20が第1供給管21を介して接続されている。また、切換弁14には、油タンク22が排出管(ドレイン管)23を介して接続されている。油圧ポンプ20は、第1供給管21と切換弁14を通じてティルトシリンダ11に作動油を供給する。また、第1供給管21と排出管23との間には、第1供給管21を流れる作動油の油圧上昇を防止するリリーフ弁25が接続されている。また、第1供給管21には、切換弁14に至る途中に各電磁弁15,16側に作動油を供給するパイロット管26が分岐接続されている。パイロット管26には、第1供給管21を流れる作動油の油圧を減圧する減圧弁27が接続されている。切換弁14には、パイロット管26を流れる作動油により、切換動作のためのパイロット圧が与えられる。本実施形態の油圧制御装置10では、油圧ポンプ20を、ティルトシリンダ11を動作させるための作動油を供給するポンプ(主ポンプ)と切換弁14にパイロット圧を与えるための作動油を供給するポンプ(パイロットポンプ)とに兼用構成している。
また、油圧ポンプ20には、該油圧ポンプ20を駆動させる駆動源となるモータ(駆動装置)Mが接続されている。また、モータMには、該モータMの回転数を検出する回転センサ28が接続されている。そして、モータMと回転センサ28は、制御装置としてのECU(Electrical Control Unit) 29に接続されている。ECU29は、回転センサ28の検出結果(モータMの回転数)を入力すると共に、モータMの駆動を制御する。また、ECU29には、各電磁弁15,16が接続されている。ECU29は、各電磁弁15,16の開閉を制御する。具体的に言えば、ECU29は、各電磁弁15,16を開閉させるための電流指令を出力する。なお、ECU29には、フォークを傾動動作させる際に運転者が操作する操作レバー(図示しない)が接続されている。
このように構成された油圧制御装置10では、油圧ポンプ20を作動させるとともに電磁弁15,16に電流指令を出力して励磁させることにより、切換弁14の切換制御が行われる。すなわち、切換弁14は、各電磁弁15,16が消磁されている場合、スプリング18,19の釣り合いによってスプール17が中立位置(図1の状態)とされる。中立位置では、第1給排管12と第2給排管13が、第1供給管21と排出管23に連通されない。
この状態において、切換弁14は、ECU29からの電流指令によって電磁弁15が作動されると、油圧ポンプ20の駆動によって切換弁14に与えられるパイロット圧によりスプール17の位置が中立位置から切換えられる。具体的に言えば、スプール17は、第1給排管12と排出管23とが連通し、第2給排管13と第1供給管21とが連通する位置に切換えられる。このため、ティルトシリンダ11は、第2油室11bに第1供給管21を流れる作動油が供給されると共に第1油室11aの作動油が排出され、伸縮動作する。そして、切換弁14は、電磁弁15が非作動状態となると、パイロット圧が与えられなくなるため、スプリング18の付勢力によってスプール17が中立位置に切換えられる。したがって、ティルトシリンダ11は、伸縮動作が停止し、その状態が保持される。
また、切換弁14は、ECU29からの電流指令によって電磁弁16が作動されると、油圧ポンプ20の駆動によって切換弁14に与えられるパイロット圧によりスプール17の位置が中立位置から切換えられる。具体的に言えば、スプール17は、第1給排管12と第1供給管21とが連通し、第2給排管13と排出管23とが連通する位置に切換えられる。このため、ティルトシリンダ11は、第1油室11aに第1供給管21を流れる作動油が供給されると共に第2油室11bの作動油が排出され、伸縮動作する。この動作は、前述した電磁弁15が作動されたときの動作と反対の動作となる。そして、切換弁14は、電磁弁16が非作動状態となると、パイロット圧が与えられなくなるため、スプリング19の付勢力によってスプール17が中立位置に切換えられる。したがって、ティルトシリンダ11は、伸縮動作が停止し、その状態が保持される。
以下、本実施形態の油圧制御装置10を用いてティルトシリンダ11を伸縮動作(すなわち、フォークを傾動動作)させる際に行われる切換弁14の切換制御について図2及び図3にしたがって詳しく説明する。なお、バッテリー式のフォークリフトでは、フォークを傾動動作させる際にモータMを停止状態から起動させるようになっている。
フォークを傾動動作させるために運転者が操作レバーを操作して荷役操作すると、ECU29は、モータMに起動指令を出力して起動させる(図2のステップS10)。起動指令を入力したモータMは、起動を開始する。モータMは、起動指令の入力後、所定の遅れ時間を伴って起動を開始し、その回転数が徐々に増加していく(図3参照)。また、ECU29は、モータMの起動開始とほぼ同時に電磁弁15,16(フォークの前傾又は後傾に対応する電磁弁)に電流指令を出力する(図2のステップS20)。電磁弁15,16は、電流指令の入力後、所定の遅れ時間(<モータMの遅れ時間)を伴って動作を開始する。ECU29は、ステップS20において、電磁弁15,16を作動させるために必要な基準電流値(第1電流値)よりも小さい電流値(第2電流値)を指令する電流指令を出力する。ECU29は、時間の経過と共に電流値を徐々に増加させるように電流指令を出力する。基準電流値よりも小さい電流値を指示する電流指令により、電磁弁15,16は、作動に必要な基準電流値以下の電流が印加された状態で動作が待機される(すなわち、作動されない)。
続いて、ECU29は、モータMの回転数が基準モータ回転数以上になったか否か(基準モータ回転数に達したか否か)を判定する(図2のステップS30)。基準モータ回転数は、切換弁14を切換動作させるために必要な基準パイロット圧となった作動油を供給し得るモータMの回転数である(図3参照)。ステップS30の判定結果が否定(基準モータ回転数に達していない)の場合、ECU29は、ステップS30の処理を繰り返し実行する。
ステップS30の判定結果が肯定(基準モータ回転数に達した)の場合、ECU29は、電磁弁15,16(フォークの前傾又は後傾に対応する電磁弁)を作動させる(図2のステップS40)。すなわち、ECU29は、電磁弁15,16を作動させるために必要な基準電流値以上の電流値を指示する電流指令を出力する(図3参照)。この制御により、油圧制御装置10では、ステップS30にてモータMの動作状態(回転数)を直接確認し、切換弁14を切換動作させるために必要な基準パイロット圧が与えられている状態で電磁弁15,16(フォークの前傾又は後傾に対応する電磁弁)を作動させる。この結果、切換弁14は、パイロット圧が基準パイロット圧に達した時点で電磁弁15,16が作動されることにより、所定の位置に切換えられる。
また、ECU29は、ステップS30の判定結果がモータMの起動後(ステップS10)、所定時間経過しても肯定とならない場合、ステップS40に移行して電磁弁15,16を作動させる。この処理により、回転センサ28の検出ミス(回転センサ28の故障又はEUC29と回転センサ28との間の入力不具合など)によってステップS30の判定結果が肯定とならない場合でも、基準パイロット圧が与えられた状態で電磁弁15,16を作動させることが可能である。すなわち、荷役作業を中断させることなく、ティルトシリンダ11の伸縮動作によってフォークを昇降動作させることが可能となる。所定時間には、モータMの回転数が基準モータ回転数に達するまでの時間に裕度時間を加算した時間が設定される。
従って、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)ECU29は、パイロット圧が基準パイロット圧に達したか否かを判定し、その判定結果が肯定の場合に電磁弁15,16を作動させる。このため、パイロット圧の状態に応じて常に最適なタイミングで電磁弁15,16を作動させることができ、フォークの動作開始時のショック及び動作遅れを抑制できる。また、パイロット圧の状態を直接確認しているので、パイロット圧を与える油圧ポンプ20などに個体間のばらつきがある場合でも、そのばらつきを踏まえて常に最適なタイミングで電磁弁15,16を作動させることができる。
(2)ECU29は、パイロット圧の状態をモータMの回転数から把握している。このため、油圧制御装置10の構成を簡略化できる。すなわち、通常、モータ制御では、モータMの回転数を把握し、制御を行っているので、その構成(回転センサ28など)を流用でき、パイロット圧を検出するために新たな構成を追加する必要がない。
(3)ECU29は、基準パイロット圧に達するまでの間、電磁弁15,16に基準電流値よりも小さい電流値を指令し、制御している。このため、基準パイロット圧に達した時点で基準電流値を指令することで、迅速に電磁弁15,16を作動させることができる。
(4)ECU29は、モータMの起動後、所定時間を経過した時点で基準パイロット圧に達したか否かの判定結果が肯定とならない場合、電磁弁15,16を作動させる。このため、例えば、実際には基準パイロット圧が与えられているにも拘わらず、パイロット圧の状態を確認できなかったなどの理由で荷役作業が中断されてしまう事態の発生を抑制し得る。従って、荷役作業の妨げになることを回避できる。切換弁14は、基準パイロット圧が与えられている場合であっても、電磁弁15,16が作動しない限り、切換動作されない。このため、ECU29は、所定時間を経過した時点で前記判定結果が肯定とならない場合、電磁弁15,16を強制的に作動させる。
(5)単一の油圧ポンプ20を用いて、ティルトシリンダ11と電磁弁15,16に作動油を供給している。この構成の場合には、ティルトシリンダ11に対する作動油の供給停止によって電磁弁15,16への作動油の供給も停止する。このため、フォークを動作させるたびに油圧ポンプ20の起動が繰り返されるので、フォークの動作開始時のショック及び動作遅れを効果的に抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態の油圧制御装置10は、フォークを昇降動作させるリフトシリンダを制御する油圧制御装置に具体化しても良い。また、油圧制御装置10を用いてリフトシリンダとティルトシリンダを同時に制御しても良い。
○ 実施形態のステップS20において、ECU29は、電流値をステップ状に増加させるように電流指令を出力しても良い。また、ECU29は、基準電流値よりも小さい一定の電流値を指示する電流指令を基準パイロット圧に達するまでの間、出力しても良い。
○ 実施形態において、ECU29と回転センサ28との信号の伝達形態は、無線形態又は有線形態のどちらでも良い。また、回転センサ28の信号を別のECUが受信し、それを無線形態又は有線形態でECU29に伝達しても構わない。
○ 実施形態において、モータMに供給される電流値又は電圧値を確認し、その電流値又は電圧値からパイロット圧の状態を確認しても良い。
○ 実施形態において、パイロット管26を流れる(又は電磁弁15,16に供給される)作動油の油圧を直接検出し、その検出結果からパイロット圧の状態を確認しても良い。
○ 実施形態において、ティルトシリンダ11に作動油を供給する油圧ポンプと、切換弁14にパイロット圧を与える油圧ポンプとを別々に設けても良い。
○ 実施形態の油圧制御装置10を、バッテリー式のフォークリフトに代えてエンジン式のフォークリフトに搭載しても良い。すなわち、エンジン式のフォークリフトにおいて、エンジンの駆動を利用して油圧ポンプ20を作動させる場合に実施形態の油圧制御装置10を適用すれば、エンジンの回転数からパイロット圧の状態を確認することができる。エンジン式のフォークリフトでは、特にエンジンの始動時に切換弁14を切換制御(ティルトシリンダ11を伸縮動作させる)する場合に有効である。
油圧制御装置を示す油圧回路図。 切換弁の切換制御を説明するフローチャート。 電流値と回転数の関係を示すグラフ。 電流値とパイロット圧の関係を示すグラフ。
符号の説明
10…油圧制御装置、11…ティルトシリンダ、14…切換弁、15,16…電磁弁、29…ECU、M…モータ。

Claims (6)

  1. 油圧シリンダの伸縮動作によって荷役具を動作させる産業車両の油圧制御装置において、
    前記油圧シリンダに作動油を給排する切換弁と、
    前記切換弁を切換動作させるパイロット圧を制御する電磁弁と、
    前記電磁弁を開閉させる制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記パイロット圧が前記切換弁の切換動作に必要な基準パイロット圧に達したか否かを判定し、該判定結果が肯定の場合に前記電磁弁を作動させて前記切換弁を切り換えることを特徴とする産業車両の油圧制御装置。
  2. 前記制御装置は、前記切換弁に前記パイロット圧を与える油圧ポンプを駆動する駆動装置の回転数が予め定めた基準回転数に達した場合に前記判定結果を肯定とすることを特徴とする請求項1に記載の産業車両の油圧制御装置。
  3. 前記制御装置は、前記切換弁に前記パイロット圧を与える油圧ポンプの起動後、前記判定結果が肯定となるまでの間、前記電磁弁を該電磁弁の作動により前記切換弁が切り換えられる第1電流値よりも小さい第2電流値で制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の産業車両の油圧制御装置。
  4. 前記制御装置は、前記切換弁に前記パイロット圧を与える油圧ポンプの起動後、所定時間を経過しても前記判定結果が肯定とならない場合、前記電磁弁を作動させて前記切換弁を切り換えることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の産業車両の油圧制御装置。
  5. 前記切換弁に前記パイロット圧を与える油圧ポンプを、前記油圧シリンダに作動油を供給する油圧ポンプと兼用構成したことを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の産業車両の油圧制御装置。
  6. 荷役具を動作させる油圧シリンダと、
    請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の産業車両の油圧制御装置とを備えた産業車両。
JP2004331735A 2004-11-16 2004-11-16 産業車両の油圧制御装置及び産業車両 Expired - Fee Related JP4556627B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004331735A JP4556627B2 (ja) 2004-11-16 2004-11-16 産業車両の油圧制御装置及び産業車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004331735A JP4556627B2 (ja) 2004-11-16 2004-11-16 産業車両の油圧制御装置及び産業車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006144820A true JP2006144820A (ja) 2006-06-08
JP4556627B2 JP4556627B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=36624761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004331735A Expired - Fee Related JP4556627B2 (ja) 2004-11-16 2004-11-16 産業車両の油圧制御装置及び産業車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4556627B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008063072A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Nippon Yusoki Co Ltd 昇降装置
WO2011145892A3 (ko) * 2010-05-19 2012-04-19 두산산업차량 주식회사 중장비 작업기의 상승속도 제어장치
JP2013139317A (ja) * 2012-01-04 2013-07-18 Toyota Industries Corp 昇降装置
CN103382974A (zh) * 2013-07-25 2013-11-06 重庆长安汽车股份有限公司 一种cvt轿车限力矩离合器液压系统及其控制方法
KR20150072609A (ko) * 2013-12-20 2015-06-30 두산인프라코어 주식회사 건설기계의 도저 제어 장치 및 방법

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06337003A (ja) * 1993-05-28 1994-12-06 Kubota Corp 作業車の油圧アクチュエータ操作構造
JPH0885974A (ja) * 1994-09-19 1996-04-02 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の操作システム
JP2000310205A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Kayaba Ind Co Ltd 油圧制御装置
JP2003194005A (ja) * 2001-12-28 2003-07-09 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧作業機のアクチュエータ駆動制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06337003A (ja) * 1993-05-28 1994-12-06 Kubota Corp 作業車の油圧アクチュエータ操作構造
JPH0885974A (ja) * 1994-09-19 1996-04-02 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の操作システム
JP2000310205A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Kayaba Ind Co Ltd 油圧制御装置
JP2003194005A (ja) * 2001-12-28 2003-07-09 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧作業機のアクチュエータ駆動制御装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008063072A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Nippon Yusoki Co Ltd 昇降装置
WO2011145892A3 (ko) * 2010-05-19 2012-04-19 두산산업차량 주식회사 중장비 작업기의 상승속도 제어장치
CN102917972A (zh) * 2010-05-19 2013-02-06 斗山工业用车辆株式会社 重型设备作业机的上升速度控制装置
CN102917972B (zh) * 2010-05-19 2015-03-25 斗山株式会社 重型设备作业机的上升速度控制装置
US8997477B2 (en) 2010-05-19 2015-04-07 Doosan Corporation Apparatus for controlling raise speed of working machine for heavy equipment
JP2013139317A (ja) * 2012-01-04 2013-07-18 Toyota Industries Corp 昇降装置
CN103382974A (zh) * 2013-07-25 2013-11-06 重庆长安汽车股份有限公司 一种cvt轿车限力矩离合器液压系统及其控制方法
KR20150072609A (ko) * 2013-12-20 2015-06-30 두산인프라코어 주식회사 건설기계의 도저 제어 장치 및 방법
KR102139836B1 (ko) * 2013-12-20 2020-07-30 두산인프라코어 주식회사 건설기계의 도저 제어 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4556627B2 (ja) 2010-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5027705B2 (ja) 作動油供給装置および建設機械
JP5838996B2 (ja) 産業車両
EP2923995B1 (en) Industrial vehicle
US20040035103A1 (en) Plural pressure oil energies selective recovery apparatus and selective recovery method therefor
JP4556627B2 (ja) 産業車両の油圧制御装置及び産業車両
EP3165496B1 (en) Industrial vehicle
JP2008536057A (ja) 作業機の油圧駆動装置
EP2631456B1 (en) Vehicle and method for controlling same
JP4761467B2 (ja) 作業機械の油圧制御装置
EP2821361B1 (en) Industrial vehicle
WO2015190307A1 (ja) 荷役車両の油圧駆動装置
JP2005299450A (ja) ポンプ制御装置
JP4111090B2 (ja) 油圧ユニット
JP2019173395A (ja) ホイールローダ
JP6614054B2 (ja) 産業車両
JP6007858B2 (ja) 産業車両
EP3178778B1 (en) Hydraulic system for energy regeneration and industrial truck with said hydraulic system
JP2005163913A (ja) 建設機械のエンジンラグダウン抑制装置
JP2006069801A (ja) 油圧駆動ウインチの制御装置
JP2019031344A (ja) 荷役車両の油圧駆動装置
JP2014227948A (ja) エンジン始動制御装置
JPH11301993A (ja) 産業車両における油圧回路の制御装置
JPH04347002A (ja) 作業機のポンプ流量制御装置
JP2015078703A (ja) 車両、及びその制御方法
JP2010048208A (ja) 作業機械のエンジン回転制御装置およびエンジン回転制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100712

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4556627

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees