JP2006141659A - ハンガー - Google Patents

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JP2006141659A
JP2006141659A JP2004335302A JP2004335302A JP2006141659A JP 2006141659 A JP2006141659 A JP 2006141659A JP 2004335302 A JP2004335302 A JP 2004335302A JP 2004335302 A JP2004335302 A JP 2004335302A JP 2006141659 A JP2006141659 A JP 2006141659A
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賀夫 蔵重
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Abstract

【課題】
洗濯物を速やかに乾燥させるために、ハンガーに通風用の空間を持たせる。
【解決手段】
洗濯物を掛けるハンガーの、タオル等を掛ける部分であるバー4を二又にして、通風用の空間を持たせることで、洗濯物の内側への風通しを良くし、速やかな乾燥を可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯し濡れた洗濯物の内側に、通風用の空間を設けることにより、速やかに乾燥させることを可能にしたハンガーに関するものである。
従来、洗濯物を天日で乾燥させるには、洗濯物をハンガーに掛けて、それを物干し竿等に掛けるという手段が一般的にとられている。そして、このような状況において、衣類を速やかに乾燥させるためには、風通しが少しでも良くなるように工夫する必要がある。
なお、本発明に関連する公知技術として、次の特許文献1及び特許文献2を挙げることができる。
実開昭61−157494号公報 特開2004−16535号公報
従来、洗濯物を天日で乾燥させるには、洗濯物をハンガーに掛けて、それを物干し竿等に掛けるのが一般的であるが、それでは衣類を掛けた場合には前身ごろと後ろ見ごろが、また、タオル等を掛けた場合にはタオルの両サイドが、それぞれ互いに接近するため、内側への風通しが悪く、乾燥に時間を要していた。そのうえ、強風のときなど洗濯物が風にあおられ、ハンガーのフックが物干し竿上を移動し、複数の洗濯物が密集してしまい、結果、さらに風通しが悪くなり、乾燥が効率よく行われないことが常であった。
このような状況を解決するために、前記実開昭61−157494号公報に示されるハンガーが知られていたが、このハンガーの構造では通風用フレームが略水平状態で固定される構造でないため、強風により複数の洗濯物が密集した場合、通風用フレームが密集によって生じた外力によって折りたたまれてしまい、通風用の空間が確保されず、速やかな乾燥を望めなかった。そのうえ、多くの部品から構成されているため、安価な大量生産には不向きでコスト高となっていた。
さらに、前記特開2004−16535号公報に示されるハンガーも知られているが、このハンガーにおいては、濡れた洗濯物を掛けた場合、その重さによりバー桿の蛇行に沿って洗濯物が垂れ下がってしまい、内側に十分な通風用の空間が確保されず、そのうえ、強風により複数の洗濯物が風にあおられ密集した場合、複数のハンガーの蛇行したバー桿の凹凸どうしが、互いにはまりあう形となり、結果、各洗濯物の外側どうしが、蛇行したバー桿の凸部に押され互いに密着し、速やかな乾燥が望めなかった。
また、洗濯物が衣類であった場合、乾燥が終わりそのままハンガーに掛けた状態で、クローゼット等に収納することが日常的によくあるが、このハンガーでは、収納に場所をとってしまうという欠点があった。
本発明は、以上のような問題を解決するために成されたものであり、洗濯物を速やかに乾燥することのできるハンガーであって、強風により洗濯物が密集し、外力が加わった状態であってもその機能を十分に発揮しうるハンガーである。
さらに、請求項2においては、速やかな乾燥を可能にしつつ、乾燥を終えた衣類をハンガーに掛けたままであっても、クローゼット等に場所をとることなく収納でき、なおかつ、部品構成がシンプルで、安価な大量生産が可能なハンガーを提供するものである。
解決しなければならないいくつかの課題があるが、先ず、洗濯物を速やかに乾燥させる手段として、図1のように、タオル等を掛ける部分であるバー4を二又にして、洗濯物の内側に通風用の空間を設ける。
次に、前述の機能を確保し、なおかつ、乾燥終了後に、衣類を掛けたままであっても、クローゼット等に場所を取ることなく収納可能にするための手段として、図2のように、衣類を掛ける部分であるショルダー3と、バー4を別々に製作し、ショルダー3に対しバー4が回動可能なように連結する構造を持たせると同時に、バー4が図5のように略水平状態と、図6のように略垂直状態で仮固定できるようにする。
さらに、安価な大量生産を可能にする手段として、ショルダー3とバー4の材料に、複雑な成型を可能にする合成樹脂を使用し、全体の部品構成をシンプルにする。
上述の手段によって、図12及び図13のように、本発明のハンガー1に洗濯物を掛けた場合、二又になったバー4により、内側に通風用の空間が設けられ、その空間に風が効率よく通るようになり、洗濯物が速やかに乾燥する。
また、複数の洗濯物が強風にあおられ密集したような場合であっても、二又になったバー4により設けられた通風用の空間は確保され、洗濯物の速やかな乾燥が期待できる。
さらに、バー4が回動可能なように構成された実施の形態においては、洗濯物の速やかな乾燥を可能にしつつ、バー4を回動させ略垂直状態で仮固定することにより、乾燥後は洗濯物を掛けたままであってもクローゼット等に、場所をとることなく収納することが可能である。そして、バー4は略水平状態でも仮固定されるので、乾燥時に外力が加わっても通風用の空間は確保される。
そして、前記実施の形態において、ショルダー3とバー4の材質を、共に合成樹脂にすることにより、全体の構造をシンプルなものとすることができ、これにより簡単で安価に大量生産することが可能となった。
本発明の実施の形態を図1において説明すると、本発明のハンガー1は、物干し竿等に掛けるためのフック2、衣類を掛ける部分であるショルダー3、および、タオル等を掛ける部分であるバー4によって構成され、かつ、バー4が二又になっていることを特徴としている。
このハンガー1に、洗濯物を掛けると、バー4が二又になっていることによって、洗濯物の内側に空間が設けられる。この空間に風が効率よく通ることによって、乾燥が促進される。
また、このハンガー1に掛けられた複数の洗濯物が強風によってあおられ、物干し竿上を移動して密集した場合でも、二又になったバー4によって設けられる空間は確保されるので、速やかな乾燥が期待できる。
図2は、請求項2に基づく実施の形態を示すもので、ショルダー3とバー4を、合成樹脂を材料として別々に製作したものである。これは、図3及び、図4に示すように、ショルダー3の両端5に凸部7を設けるとともに、前記凸部7に嵌合するようにバー4の両端6に凹部8を設けることにより、バー4がショルダー3に対し回動可能なように連結する。 尚、凸部7と凹部8は、凹凸が反対の関係であってもよい。
さらに、バー4がショルダー3に対し回動するとき、バー4が略水平状態および略垂直状態でショルダー3に対し仮固定されるように、凸部7の周囲に、凸部9を少なくともひとつ以上設けるとともに、凸部9に嵌合するように、凹部8の中心から互いに90度をなす位置関係にある外周部に、凹部10を少なくとも二つ以上設ける。尚、凸部9と凹部10は、凹凸が反対の関係であってもよい。
以上の構造により、洗濯物を掛けて乾燥させるときは、バー4を略水平状態に仮固定して、内側に通風用の空間を確保し、乾燥が終われば、バー4を回動させ略垂直状態に仮固定することにより、洗濯物を掛けたままであっても場所をとることなく、クローゼット等に収納することが可能である。
図7は、ショルダー3とバー4の連結を、ショルダー3の両端5に穴11を設けるとともに、穴11に嵌合する凸部12をバー4の両端6に設けることにより行った実施例である。この場合、バー4のショルダー3に対する仮固定は、図8のごとく穴11の周囲に凸部13を少なくともひとつ以上設けるとともに、凸部13に嵌合するように、凸部12の中心から互いに90度をなす位置関係にある外周部に、凹部14を少なくとも二つ以上設けることにより行われる。尚、凸部13と凹部14は、凹凸が反対の関係にあってもよい。
図9に示す実施例は、図8で示した方法とは別の仮固定手段を示すもので、ショルダー3の両端5に設けられた穴11と、中心を同じくする円弧状に両端5の先端を形成し、さらに、前記円弧状に形成された両端5の先端に、穴11の中心から互いに90度をなす位置関係にある場所に、少なくとも二つ以上の凹部15を設けるとともに、バー4の両端6に凹部15に対し、嵌合するように形成された凸部16を設けることによる仮固定手段である。
図10は、凹部15を三つ備えた実施例である。
図11は、フック2をショルダー3と一体成型せず、金属等で製作し、ショルダー3に対して回動可能なように連結した実施例である。
本発明は、衣類やタオル等を掛けるハンガーを製造、販売する産業分野で利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るハンガーの斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るハンガーの斜視図である。 図2の連結構造を示す部分断面斜視図である。 図2の連結部分の仮固定手段を示す部分斜視図である。 図2のバー4が略水平状態で仮固定された状態を示す断面斜視図である。 図2のバー4が略垂直状態で仮固定された状態を示す断面斜視図である。 図2の連結構造の実施例を示す部分斜視図である。 図7の仮固定手段を示す部分斜視図である。 図7における実施例の別な仮固定手段の実施例を示す部分斜視図である。 図7における仮固定手段の実施例を示す部分斜視図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態に係るハンガーの、フック2に関する実施例を示す斜視図である。 本発明のハンガーに衣類を掛けた状態を示す斜視図である。 本発明のハンガーにタオルを掛けた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ハンガー
2 フック
3 ショルダー
4 バー
5 ショルダー3の両端
6 バー4の両端

Claims (2)

  1. 衣類を掛ける部分であるショルダー3と、タオル等を掛ける部分であるバー4を有するハンガーにおいて、バー4を二又にしたことを特徴とするハンガー1。
  2. 請求項1記載のハンガー1において、ショルダー3と、二又にしたバー4を、合成樹脂を材料として別々に製作し、さらに、ショルダー3に対し、バー4が、回動可能なように連結する構造を、ショルダー3の両端5とバー4の両端6に設け、かつ、フック2を物干し竿等に掛けたとき、回動するバー4が略水平状態および略垂直状態で、ショルダー3に対し仮固定される構造を、ショルダー3の両端5とバー4の両端6に設けたハンガー1。
JP2004335302A 2004-11-19 2004-11-19 ハンガー Pending JP2006141659A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013126932A1 (en) * 2012-02-23 2013-08-29 Scriba Manfred Rudolf Hanger for drying garments
CN104939632A (zh) * 2015-06-15 2015-09-30 冯双喜 一种能撑开晾晒的衣架

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