JP2006138596A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】高い熱効率であってもとろ火を可能として使い勝手を確保できるガスコンロを提供する。
【解決手段】バーナ本体21内には、バーナヘッド23の炎口24を上下の炎口群A,Bに仕切るリング盤7を備えた内部混合管6が設けられ、バーナ本体21内と内部混合管6の開口8内とに夫々臨む位置に、第一、第二ガスノズル11,12が夫々接続されて、夫々ガス管の分岐管15,16から燃料ガスを供給可能としている。各分岐管15,16には、火力調節レバー17の操作に応じて開度を変化させる第一、第二ニードル弁18,19が夫々設けられ、火力調節レバー17の最小火力位置では、第二ニードル弁19は閉弁して第一ニードル弁18のみが最小開度で燃料ガスを供給し、炎口群Aからは、給気ファン10からの燃焼用空気のみがコンロバーナ20の燃焼領域に過剰な二次空気として供給されるようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、調理容器を加熱するバーナと、そのバーナの燃焼量を調節する火力調節手段とを備えたテーブルコンロ等のガスコンロに関する。
従来から、ガスコンロの分野においては、特許文献1に示すように、調理容器の加熱効率を向上させるため、バーナの燃焼空間を狭くしたガスコンロが実用化されている。
具体的には、中央のバーナが露出する五徳リングと、その五徳リング上に立設されて調理容器を支持する五徳爪とからなる五徳を利用し、まず、五徳爪の高さを低くすると共に、五徳の鍔部をバーナヘッドの主炎口近傍まで延ばした構成により、二次空気を火炎の基部から先端にまで供給する。
そして、バーナの燃焼ガスを、調理容器と五徳リングとの間の隙間(リング状燃焼ガス通路)から外部に放出する構成としている。
この構造により、調理容器をバーナヘッドに接近させるとともに、五徳リングによってバーナの燃焼ガスの拡散を防いで、高温の燃焼ガスと調理容器とを確実に接触させて、熱効率の向上を図っている。
特開2003−161449号公報
一方、通常のガスコンロでは、ガス供給路に設けたニードル弁の開度を調節する火力調節レバー等の火力調節手段が備えられて、火力を弱火力から強火力まで任意に設定可能となっている。しかし、特許文献1のような高熱効率のガスコンロでは、火力を弱火力に設定した際にも熱効率が高くなってしまい、いわゆるとろ火が得られず、保温や煮込み料理等の使い勝手が悪くなっている。
そこで、本発明は、高い熱効率であってもとろ火を可能として使い勝手を確保できるガスコンロを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、火力調節手段により弱火の領域に設定された場合、バーナの燃焼領域へ過剰に二次空気を供給することで調理容器への加熱効率を下げて調理容器へ与える熱量を減らすことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、二次空気の供給を簡単な構成で合理的に行うために、バーナは、混合ガスが独立して供給される複数の炎口群を備え、弱火に設定された場合、少なくとも1つの炎口群の燃焼を停止させると共に、その燃焼を停止した炎口群から二次空気を供給する構成としたものである。
請求項1に記載の発明によれば、弱火領域(弱火〜中火)の場合には過剰な二次空気を供給することによって熱流を冷却して熱効率を低下させることによりとろ火が得られる。つまり、過剰な二次空気を供給することによって、熱流の温度を下げ、熱交換効率を下げるものである。従って、高熱効率としたガスコンロであってもとろ火による保温や煮込み調理が可能となり、良好な使い勝手が確保できる。勿論この熱効率の低下は弱火領域の火力の場合のみに限定しているため、それ以外の火力で熱効率の向上は維持できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、二次空気の供給を混合ガスの噴出用の炎口群をそのまま利用して行え、二次空気の供給のための付加機構が最小限で済む合理的な構成となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ガスコンロの一例であるテーブルコンロ1の説明図で、トッププレート2に形成された開口3には、外周縁に汁受皿4が載置され、開口3の中央位置にはコンロバーナ20が配置されている。5は開口3の周縁に載置された五徳で、五徳5上に調理容器Pが載置されている。
コンロバーナ20は、燃焼に必要な空気の殆どを一次空気として吸入する全一次空気式のバーナで、上端にフランジ22を周設した筒状のバーナ本体21と、外周に多数の炎口24,24・・を形成した同じく筒状のバーナヘッド23とからなる。バーナ本体21内には、上端にリング盤7を延設し、下端を横向きに折曲させた筒状の内部混合管6が設けられている。この内部混合管6は、上端のリング盤7をバーナヘッド23の内面に固着するか、下端側を支持部材によってバーナ本体21の段部上に載置するかして位置決めされ、この状態で、リング盤7によってバーナヘッド23内は上下に仕切られる。また、バーナ本体21の下端には、空気供給管9を介して、燃焼用空気を供給するための給気ファン10が接続されている。
また、バーナ本体21の側面には、第一ガスノズル11と第二ガスノズル12との2つのガスノズルが接続されている。第一ガスノズル11は、内部混合管6を避けてリング盤7よりも下方でバーナ本体21内に臨む位置にあって、燃料ガスの噴出により、給気ファン10からの燃焼用空気と混合させて、その混合気をバーナヘッド23内におけるリング盤7の下側空間に供給可能としている。一方、第二ガスノズル12は、内部混合管6の下端の開口8内に臨む位置にあって、燃料ガスの噴出により、開口8とバーナ本体21との隙間から給気ファン10からの燃焼用空気を取り込んで混合気として、バーナヘッド23内におけるリング盤7の上側空間に供給可能としている。よって、バーナヘッド23の炎口24,24・・は、第二ガスノズル12側から供給された混合気が燃焼し、リング盤7の上側に位置する炎口群Aと、第一ガスノズル11側から供給された混合気が燃焼し、リング盤7の下側に位置する炎口群Bとに分かれることになる。
各ガスノズル11,12は、マグネット電磁弁13と主弁14とを備えたガス管の下流側で分岐した分岐管15,16に夫々接続されており、各分岐管15,16には、テーブルコンロ1の正面に設けた火力調節レバー17の操作に連動して同時にガス流路を調節する第一、第二ニードル弁18,19が夫々設けられている。図2は火力調節レバー17の操作に伴い各ニードル弁18,19で制御されるガス量を示すグラフで、ここでは、第一ガスノズル11が接続される分岐管15側の第一ニードル弁18は、火力調節レバー17の操作に伴い、ガス量を最大1800kcal/hから最小300kcal/hの範囲で直線的に変化させる(同図(A))。一方、第二ガスノズル12が接続される分岐管16側の第二ニードル弁19は、ガス量を最大1800kcal/hから、火力調節レバー17の操作に伴い第一ニードル弁18と同じ勾配で直線的にガス量を減少させるが、最小位置でのみ閉弁状態となってガス量を0にする(同図(B))。
よって、コンロバーナ20全体でのガス量、すなわち両分岐管15,16から供給されるガス量の合計は、火力調節レバー17の最小位置で300kcal/h(分岐管15からのガス量のみ)、最大位置で3600kcal/hとなる(同図(C))。
33はコントローラで、点火操作を受けて図示しないイグナイタの作動制御を行うほか、コンロバーナ20の燃焼中は、バーナ近傍に設けた図示しない温度センサ(熱電対等)を監視して、マグネット電磁弁13の通電制御等を行う。また、火力調節レバー17の操作位置に応じて給気ファン10の回転数を制御して、ガス量に応じた燃焼用空気を供給可能としている。但し、火力調節レバー17の最小位置では、コントローラ33は、ガス量600kcal/hに対応した空気量を供給するように給気ファン10の回転数を制御している。
バーナヘッド23は、図3にも示すように、フランジ部26を周設した下端がバーナ本体21の上面に凹設された凹部27に載置され、上端が閉塞された筒状の内側リング25(図3右端)と、内側リング25より一回り大きい筒状体で、内側リング25に同軸で外装される外側リング28(図3中央)との二重筒構造となっている。この重ね合わせ状態で両リング25,28は略密着状態となる。
まず、内側リング25は、真鍮製で、外周面には、断面V字状の周方向のスリット溝29,29・・が上下方向へ等間隔に凹設され、各スリット溝29の底部に、角形の小孔30,30・・が等間隔で夫々穿設されている。この小孔30は、各スリット溝29間で上下方向に整列している。具体的には、内周面に上下方向の縦溝25a,25a・・が等間隔で形成されたリング体を鍛造で形成し、そのリング体の外周面に、スリット溝29を周方向に旋盤で形成することで作製される。すなわち、縦溝25aとスリット溝29とが重なり合った部分が小孔30となる。
次に、外側リング28は、耐熱性のステンレス製で、上下方向のスリット開口31,31・・が、周方向へ等間隔となるように穿設されている。
内側リング25に外側リング28を外装した状態では、図3の左端に示すように、内側リング25の小孔30,30・・と外側リング28のスリット開口31,31・・とが周方向にずれており、外側からは内側リング25の小孔30が見えないように両リング同士が位置決めされる。この配置により、バーナヘッド23には、同図の円内拡大図に示すように、内側リング25の小孔30から、内側リング25のスリット溝29を通り、外側リング28のスリット開口31に至る混合ガス通路32が形成され、スリット開口31内の混合ガス通路32との重なり部分が炎口24となる。
一方、五徳5は、図4に示すように、内周縁及び外周縁を下方に向けてリング状に折曲し、上面を外周へ行くに従って高くなる緩傾斜面とした五徳リング34と、その五徳リング34上に垂直方向へ立設された8つの仕切壁35,35・・とからなる。仕切壁35は、コンロバーナ20を中心とした渦巻き状となるように夫々方向を合わせて配置され、上端は、調理容器Pが載置できるように同じ高さで形成されて、調理容器Pの底面へ渦巻きライン状に当接して、調理容器Pを支持する五徳爪を兼ねるようになっている。
また、ここでは、各仕切壁35の湾曲形状の設定により、隣接する仕切壁35,35間の距離W(燃焼ガスの流れ方向に対して直交する水平方向の仕切壁間の距離)を、コンロバーナ20の中心から外側へ離れるに従って狭くなるようにしている。
なお、この仕切壁35,35・・は、コンロバーナ20の中心から半径100mmの円内に、少なくとも2列以上形成されるように配置されている。
また、五徳5の内周側には、コンロバーナ20のフランジ22上に載置される小リング板37と、その小リング板37上へ垂直方向に立設される複数の旋回羽根38,38・・とからなる旋回羽根リング36が設けられる。旋回羽根38は、図5に示すように、五徳リング34の仕切壁35と同様に、上方から見て円弧状に形成され、コンロバーナ20を中心とした渦巻き状となるように夫々方向を合わせて配置されている。この旋回羽根リング36は、コンロバーナ20の火炎を旋回羽根38に衝突させてその噴出方向を旋回方向へ導くことで、火炎のリフトを防止するものである。
よって、五徳5上に調理容器Pを載置すると、上方が調理容器Pの底面で、下方が五徳5の五徳リング34及び旋回羽根リング36の小リング板37で夫々閉塞され、仕切壁35及び旋回羽根38で渦巻き状に区画された燃焼ガス通路、すなわち、調理容器Pの下方に外気が流入しない閉塞された狭い燃焼ガス通路39,39・・が形成されることになる。なお、五徳リング34と旋回羽根リング36との間に若干の隙間が形成されても、コンロバーナ20の下方周囲に設けられるリング状の汁受皿4により気密が保たれる。
以上の如く構成されたテーブルコンロ1においては、テーブルコンロ1の正面に設けた図示しない点火ボタンを押すと、主弁14及びマグネット電磁弁13が強制的に開弁され、分岐管15,16の第一、第二ガスノズル11,12からバーナ本体21内へ燃料ガスが供給される。同時にコントローラ33は、給気ファン10を回転させてコンロバーナ20へ燃焼用空気を供給すると共に、イグナイタを作動させて点火制御を行う。
第一ガスノズル11から噴出された燃料ガスは、燃焼用空気と混合され混合ガスとなってバーナ本体21内を上昇し、バーナヘッド23の下側の炎口群Bへ送られ、第二ガスノズル12から噴出された燃料ガスは、内部混合管6内で燃焼用空気と混合され混合ガスとなって内部混合管6内を上昇し、バーナヘッド23の上側の炎口群Aへ送られる。バーナヘッド23の混合ガス通路32では、図3の円内拡大図に示すように、まず内側リング25の小孔30を通ってスリット溝29内に噴出した後、ここで混合ガスがスリット溝29内で左右に分かれ、スリット開口31を通って外部へ噴出し、スリット開口31内での各炎口24で燃焼火炎Fを形成させることになる。このとき、最外が開口面積の大きいスリット開口31であっても、各混合ガス通路32では、スリット溝29内で混合ガスが互いにぶつかり合って乱流となるため、保炎性能が向上し、燃焼火炎Fがバーナヘッド23内へバックしたり炎口24からリフトしたりすることを防止して良好な燃焼状態を維持できる。さらに、スリット溝29を利用して混合ガス通路32を狭く形成しているため、保炎性を一層向上できる。しかもスリット溝29を利用することによって、精密な加工を用いなくとも狭いガス通路を容易に形成することができるため、製造コストを抑制できる。
ここでは、給気ファン10によって燃焼用空気を強制的に供給することにより、同じ燃焼量の場合でも、燃焼空間を狭くして熱効率を向上させることができる。
つまり、燃焼用空気が自然ドラフト力に供給される場合には、燃焼空間を狭くしてしまうとドラフト力が形成されず、燃焼空気の給気・排気がスムーズに行われないため、燃焼状態が悪化してしまうが、ここでは燃焼用空気が給気ファン10により強制的に供給されるために、燃焼空間を狭くしても良好な燃焼状態を得ることができる。
コンロバーナ20の燃焼ガスは、旋回羽根リング36の旋回羽根38によって旋回しながら外周側へ導かれた後、五徳5上の燃焼ガス通路39,39・・に流入し、仕切壁35と衝突しながら渦巻き状に外周へ移動する。この仕切壁35との衝突の際に、燃焼ガスは水平方向から上方向に流れを変化させ、調理容器P底面に衝突する。このため、調理容器P底面と燃焼ガスとの接触が良好となると共に、接触距離が長くなって伝熱効率を向上させることができる。特に、渦巻き状に分割された燃焼ガス通路39の通路断面積が、コンロバーナ20から遠くなるほど狭くなるように形成されているため、燃焼ガスが調理容器Pの底面との熱交換により温度が低下しても流速が下がることがなく、燃焼ガスの拡散が防止されて燃焼ガス通路39の終端まで熱交換は促進される。
そして、コンロバーナ20の火力は、火力調節レバー17の操作によって調節できる。まず、火力調節レバー17を強火力側へ操作すると、前述の如く、第一、第二ニードル弁18,19が共に開度を大きくして最大3600kcal/hまでガス量を増加させると共に、給気ファン10からの燃焼用空気もそれに応じて増加し、設定した火力で燃焼する。一方、火力調節レバー17を弱火力側へ操作すると、第一、第二ニードル弁18,19が共に開度を小さくし、給気ファン10からの燃焼用空気もそれに応じて減少するが、最小火力位置では、第二ニードル弁19が閉弁して分岐管16からの燃料ガスの供給は停止し、第一ニードル弁18の最小開度による300kcal/hのガス量のみが供給される。よって、下側の炎口群Bの炎口24では最小火力で燃焼を続けるが、上側の炎口群Aの炎口24では火炎は形成されない。
しかし、給気ファン10は、前述のように600kcal/hに必要な空気量を供給しているため、バーナ本体21へ供給された燃焼用空気のうち、下側の炎口群Bで消費されない分は、内部混合管6からそのまま混合ガス通路32を通って炎口群Aの炎口24,24・・からコンロバーナ20の燃焼領域に吹き出す。よって、炎口群Bで燃焼する燃焼火炎に対して過剰な二次空気が供給されることになり、火炎が冷却され、最小火力での熱効率が低下して、炎口群Bではとろ火が得られる。つまり、過剰な二次空気を供給することによって、熱流の温度を下げて熱交換効率を下げ、とろ火が得られるようにしたものである。
このように、上記形態のテーブルコンロ1によれば、火力調節レバー17により最小火力に設定された場合、コンロバーナ20の燃焼領域へ過剰に二次空気を供給することで調理容器Pへの加熱効率を下げて調理容器Pへ与える熱量を減らすようにしたことで、弱火の場合にはとろ火が得られる。よって、高熱効率であってもとろ火による保温や煮込み調理が可能となり、良好な使い勝手が確保できる。勿論この熱効率の低下は最小火力の場合のみに限定しているため、それ以外の火力で熱効率の向上は維持できる。
さらに、コンロバーナ20は、混合ガスが独立して供給される複数の炎口群A,Bを備え、弱火に設定された場合、1つの炎口群Aの燃焼を停止させると共に、その燃焼を停止した炎口群Aから二次空気を供給する構成としているため、二次空気の供給を混合ガスの噴出用の炎口群をそのまま利用して行え、二次空気の供給のための付加機構が最小限で済む合理的な構成となる。
なお、この形態においては、火力調節レバー17が最小火力(弱火)に設定されたときに片方の炎口群から混合ガスの供給を停止して空気のみを供給しているが、必ずしも最小火力でガス供給を停止しなくても良い。
例えば、弱火から中火の間の任意の火力調整ポイントを下回ったら、片方の炎口群からのガス供給を停止させるようにしても良い。つまり、火力調節レバー17の強火〜中火の範囲においては、第二ニードル弁19が第一ニードル弁18と同様に開度を調節し、中火以下のポイント(例えば900kcal/h)で閉弁するようにする。この場合、空気供給は先の形態と同様に火力調節レバー17に応じた量の供給を継続する。
一方、上記形態のコンロバーナ20では、円筒外周面に複数の小孔30を形成した内側リング25と、スリット開口31を形成した外側リング28とを、その円筒面同士が互いに略密着するように同軸で重ね合わせて、各リング25,28の小孔30とスリット開口31との連通空間を混合ガス通路32としたことで、両リング25,28の小孔30とスリット開口31との重ね合わせによって小さい炎口24が形成できる。よって、火炎のリフトやバックを効果的に防止可能となる。また、小孔30やスリット開口31を無理に小さく形成する必要がないため、加工性に優れる。さらに、小孔30やスリット開口31に目詰まりが生じにくくなる上、清掃も両リング25,28を分離することで簡単に行える。
特に、ここでは、内側リング25の外周面に、周方向のスリット溝29を形成してそのスリット溝29内に複数の小孔30を穿設する一方、外側リング28に、上下方向のスリット開口31を形成して、スリット溝29とスリット開口31との重なり部を炎口24とし、混合ガスを内側リング25の小孔30からスリット溝29を介して外側リング28のスリット開口31に導き、そのスリット開口31で火炎を形成する構成としたことで、スリット溝29内で混合ガスがぶつかりあって乱流となり、保炎性が向上する。よって、火炎のリフトやバックがより効果的に防止可能となる。
また、火炎により直接熱せられて高温となる外側リング28を、内側リング25よりも耐熱性の高い金属で形成しているため、耐久性に優れたコンロバーナ20を得ることができる。
なお、内部混合管やガスノズルの接続位置等は、上記形態に限らず適宜変更可能で、最小火力での炎口群の使い分けも、上記形態と上下逆にしても良い。また、コンロバーナも上記形態のようにバーナヘッドが二重筒構造のものに限らず、外周に炎口を周設した従来の外向き炎口バーナ等、他の構造のコンロバーナも採用できる。よって、内部混合管の構造もバーナの構造に合わせて変更できる他、炎口群の分け方も、例えば内周側と外周側とで分けたり、複数列の炎口群では一列置きに分けたり等、バーナに合わせて選択できる。
また、コンロバーナの燃焼領域への過剰な二次空気の供給は、上記形態のように炎口群を使い分ける構造に限らず、例えば空気供給管から分岐させた空気導入管をコンロバーナの外部から燃焼空間内に直接導き、その空気導入管に設けた常閉の開閉弁を火力調節レバーの弱火力位置でコントローラに開弁させるようにしたり、その開閉弁を火力調節レバーの操作に連動させて弱火力のときに開弁させるようにしたり等、具体的な二次空気の供給手段は適宜設計変更可能である。
一方、外周の五徳リングも、上記形態のように外周側の通路が狭くなる渦巻き状の仕切壁を立設したものに限らず、外周側の通路が広くなる渦巻き状の仕切壁を立設したものや、渦巻き状でなく、従来型の放射状の五徳爪を立設したものであっても、燃焼ガスによる高熱効率が可能であれば、上記形態に限定されない。さらには旋回羽根リングをなくして五徳リングを内周側へ伸ばすこともできる。
その他、テーブルコンロに限らず、ビルトインコンロ等のガスコンロにも本発明は適用可能である。
テーブルコンロの説明図である。 各ニードル弁とガス量との関係を示すグラフで、(A)が第一ニードル弁、(B)が第二ニードル弁によるもので、(C)が両者の合計である。 バーナヘッドの説明図である。 五徳リングの説明図(上が平面、下が側面)である。 旋回羽根リングの説明図(上が平面、下がA−A線断面)である。
符号の説明
1‥テーブルコンロ、5‥五徳、6‥内部混合管、7‥リング盤、10‥給気ファン、11‥第一ガスノズル、12‥第二ガスノズル、15,16‥分岐管、17‥火力調節レバー、18‥第一ニードル弁、19‥第二ニードル弁、20‥コンロバーナ、21‥バーナ本体、23‥バーナヘッド、24‥炎口、25‥内側リング、28‥外側リング、29‥スリット溝、30‥小孔、31‥スリット開口、33‥コントローラ、34‥五徳リング、35‥仕切壁、39‥燃焼ガス通路、P‥調理容器。

Claims (2)

  1. 調理容器を加熱するバーナと、そのバーナの燃焼量を調節する火力調節手段とを備えたガスコンロであって、
    前記火力調節手段により弱火の領域に設定された場合、前記バーナの燃焼領域へ過剰に二次空気を供給することで調理容器への加熱効率を下げて調理容器へ与える熱量を減らすことを特徴とするガスコンロ。
  2. バーナは、混合ガスが独立して供給される複数の炎口群を備え、弱火に設定された場合、少なくとも1つの炎口群の燃焼を停止させると共に、その燃焼を停止した炎口群から二次空気を供給する請求項1に記載のガスコンロ。
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