JP2006138267A - クランクケース下面のフランジ部の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クランクケース下面のフランジ部の剛性を高くして左右及び上下方向の振動に対して低減効果を有するクランクケース下面のフランジ部の構造を提供する。
【解決手段】 クランクケース1の下面に形成されてオイルパン5の上面周縁部に形成された取付フランジ部5aが取り付けられるクランクケース下面のフランジ部3の構造において、フランジ部3は、クランクケース1の両側壁2aの下部に長手方向に沿って筒形に形成され、その下面3a'がオイルパン5の取付フランジ部5aとの取付面としたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンのクランクケースの下面に形成されてオイルパンの開口周縁部に設けられた取付フランジ部を取り付けるためのクランクケース下面のフランジ部の構造に関する。
エンジンのシリンダブロックのクランクケースを形成するクランクケース外壁部(以下「スカート部」と称する)の下面には、オイルパンの開口周縁部に形成された取付フランジ部が取り付けられるようになっている。
クランクケース下面のフランジ部は、クランクケース下面が大きな開口部とされているため剛性が低く、特にクランクケースの左右及び上下方向の振動に弱い構造となっている。また、フランジ部に取り付けられるオイルパンは、クランクケース下面のフランジ部側から振動を受けて共振するため、フランジ部を高剛性化することにより、クランクケース下面及びオイルパンの振動低減を図ることが可能である。
従来、クランクケース下面のフランジ部は、リブ対策或いはメインキャップ部とフランジ部を一体化したラダーフレーム化による剛性アップが一般的である。リブ対策としては、オイルパンの左右の側壁からフランジ部にリブを張出した構造のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−196345号公報
しかしながら、クランクケースのスカート部は、下面に外方にフランジ部が張り出して形成されクランクシャフトに沿って長い略L字形状をなしているため、フランジ部が左右及び上下方向に振動しやすく、単なるリブ対策ではフランジ部もリブと共に振動するため十分に振動を低減することができない。
また、フランジ部は、オイルパン振動の主因となるためフランジ部の振動低減は重要である。しかしながら、特許文献1に開示されているオイルパンは、フランジ部に大きな開口があるためにリブの効果が少なく、クランクケース下面のフランジ部側からの振動を十分に低減することが困難であるという問題がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、クランクケース下面のフランジ部の剛性を高くして左右及び上下方向の振動に対して低減効果を有するクランクケース下面のフランジ部の構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1のクランクケース下面のフランジ部の構造は、クランクケースの下面に形成されてオイルパンの上面周縁部に形成された取付フランジ部が取り付けられるクランクケース下面のフランジ部の構造において、前記フランジ部は、前記クランクケースの両側壁の下部に長手方向に沿って筒形に形成され、その下面が前記オイルパンの取付フランジ部との取付面とされている、ことを特徴としている。
クランクケースの下面にクランクシャフトに沿う長手方向に形成された筒形状のフランジ部は、エンジンによる左右及び上下方向の振動に対してクランクケースの下面が振動しようとしても、剛性が高いために振動しにくく、また、筒形形状によりフランジ部の振動が低く抑えられてクランクケースの振動が低減する。また、クランクケースの下面に装着されるオイルパンに伝わる振動も低減するため、オイルパンの振動も低減できる。
請求項2のクランクケース下面のフランジ部の構造は、請求項1において、前記筒形のフランジ部は、オイル通路を兼用している、ことを特徴としている。
筒形のフランジ部を、オイル通路と兼用してオイルパンに収納されているオイルストレーナからクランクケースに装着されているオイルポンプとを連通する。これにより、フランジ部を有効に利用する。
請求項3のクランクケース下面のフランジ部の構造は、請求項1又は2において、前記筒形のフランジ部は、三角筒の形状をなす、ことを特徴としている。
クランクケースの下面にクランクシャフトに沿う長手方向に設けた三角筒形状のフランジ部は、簡単な構造で剛性が高く、エンジンによる左右及び上下方向の振動に対してクランクケースの下面が振動しにくい。また、クランクケースの下面に装着されるオイルパンに伝わる振動も低減するため、オイルパンの振動も低減できる。
請求項4クランクケース下面のフランジ部の構造は、請求項1又は2において、前記筒形のフランジ部は、外側の壁面が外方に凸の丸みを帯びている、ことを特徴としている。
筒形のフランジ部の外側の壁面を外方に凸の丸みを帯びた形状として断面積を大きくしている。これにより、フランジ部の内部をオイル通路として使用する場合、十分なオイル量を確保することが可能となる。
請求項1のクランクケース下面のフランジ部の構造によれば、エンジンによるクランクケース下面の左右及び上下方向の振動に対して低減効果を得ることが可能となる。また、オイルパンの取付部であるフランジ部の振動が低減するため、オイルパンに伝わる振動も低減することができる。
請求項2のクランクケース下面のフランジ部の構造によれば、筒形のフランジ部を、オイル通路と兼用することで、オイルパンに収納されているオイルストレーナからクランクケースに装着されているオイルポンプとを連通することができ、フランジ部を有効に利用することが可能となる。
請求項3のクランクケース下面のフランジ部の構造によれば、筒形のフランジ部を三角筒の形状とすることで、簡単な構造でクランクケースの剛性を高くすることが可能であり、エンジンによる左右及び上下方向の振動に対してクランクケースの下面が振動しにくく、クランクケースの下面に装着されるオイルパンに伝わる振動も低減するため、オイルパンの振動も低減できる。
請求項4クランクケース下面のフランジ部の構造によれば、筒形のフランジ部は、外側の壁面が外方に凸の丸みを帯びている構造とすることで、断面積を大きくすることができ、フランジ部の内部をオイル通路として使用する場合、十分なオイル量を確保することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は、本発明に係るクランクケース下面フランジ部の構造の第1の実施形態の要部断面斜視図を示す。エンジンのクランクケース1のスカート部2は、例えば、ディープスカート型をなし、側壁2aの下部にクランクシャフト11に沿う長手方向に筒形のフランジ部3が形成されている。フランジ部3は、底部(下壁)3aの下面3a'が平面をなしてオイルパン5の開口周縁部に形成された取付フランジ部5aの取付面とされ、外壁3bが外方に凸状に丸みを帯びて膨出した形状とされており、内部が空洞3dとされて閉断面構造とされている。
フランジ部3の下面3aにはオイルパン5の取付フランジ部5aのボルト挿通孔5bと対応する位置にねじ穴3eが設けられている。このねじ穴3eは、袋ナットとされており、ボス3fが空洞3d内に僅かに膨出している。これにより、フランジ部3は、液密構造とされている。
フランジ部3は、前述したように外壁3bが外方に凸状に丸みを帯びて膨出した形状とされていることで、その断面積が大きく、且つ液密構造とされていることで、空洞3dを例えば、オイル通路(以下「オイル通路3d」という)として使用することが可能となる。
フランジ部3の内壁3cの両端近傍位置にオイル通路としての穴3g、3hが設けられている。一側例えば、エンジンの前側の穴3gは、例えば、メインキャップ部12に設けられたオイル通路12aに連通され、オイル通路13によりオイルパン5内に収納されているオイルストレーナ14に接続されている。他側(エンジンの後側)の穴3hは、当該スカート部2の後壁に設けられたオイル通路2cに連通接続されてオイルポンプ15の吸込口15aに接続される。オイルポンプ15の吐出口15bは、当該エンジンのメインギャラリ(図示せず)に接続されている。
これにより、フランジ部3は、オイルストレーナ14からオイルポンプ15に至るオイル通路の一部を兼用しており、矢印で示すようにオイルが流れるようになっている。従って、オイルストレーナ14とオイルポンプ15の間の配管を簡素化することができると共に、配管が簡素化されることによりオイルストレーナ14の組付け性を向上することができる。オイルパン5は、スカート部2の下方に配置され、取付フランジ5aがパッキン6を介してフランジ部3の下面3a'に装着され、ボルト7により液密に固定される。
クランクケース1は、スカート部2の下面にクランクシャフト11に沿う長手方向に筒状をなす閉断面構造のフランジ部3を形成することで、軽量で且つ剛性の高い側壁構造とすることができる。即ち、筒形状のフランジ部3は、エンジンによる左右及び上下方向の振動に対してクランクケース1のスカート部2の下面が振動しようとしても、剛性が高いために振動しにくく、また、筒形形状によりフランジ部3の振動が低く抑えられてクランクケース1の振動が低減する。また、オイルパン5に伝わる振動も低減するため、オイルパン5の振動も低減できる。
図2は、本発明の第2の実施形態を示し、スカート部2の下面に形成する筒形のフランジ部8の形状を断面略三角形状(三角筒)としたものである。フランジ部8は、底部(下壁)8aの下面8a'が平面をなしてオイルパン5の開口周縁部に形成された取付フランジ部5aの取付面とされ、外壁8bが上部から斜め下方に傾斜する傾斜面とされ、内部が空洞8dとされて閉断面構造とされている
フランジ部8の下面8a'にはオイルパン5の取付フランジ部5aのボルト挿通孔5bと対応する位置にねじ穴8eが設けられている。このフランジ部8は、製造時においては前後両端が開口されており、ねじ穴8eの加工時の切粉を抜けやすくしている。そして、ねじ穴8eの加工後にシーリングキャップ等により閉塞されて塵埃等の侵入を防止するようになっている。尚、ねじ穴8eを袋ナットとして液密構造とし、上述したようにオイル通路を兼用させるようにしてもよい。
スカート部2の外壁2aとフランジ部8の外壁8bとの間には補強用のリブ9が適宜の間隔を存して連設形成されている。これにより、フランジ部8の強度を更に向上させることができる。尚、フランジ部8は、閉断面構造としていることで強度が高く、必ずしもリブ9を設ける必要はない。
尚、上記実施形態ではディープスカート型のクランクケースのスカート部に適用した場合について記述したが、これに限るものではなく、ラダーフレーム型のスカート部に適用しても良いことは勿論である。
本発明に係るクランクケース下面フランジ部の構造の第1の実施形態を示す要部断面斜視図である。 本発明に係るクランクケース下面フランジ部の構造の第2の実施形態を示す要部断面斜視図である。
符号の説明
1 クランクケース
2 スカート部
3、8 筒形フランジ部
3a、8a 底部
3a'、8a' 下面
3b、8b 外壁
3d オイル通路
5 オイルパン
5a 取付フランジ部
6 パッキン
11 クランクシャフト
12 メインキャップ部
14 オイルストレーナ
15 オイルポンプ

Claims (4)

  1. クランクケースの下面に形成されてオイルパンの上面周縁部に形成された取付フランジ部が取り付けられるクランクケース下面のフランジ部の構造において、
    前記フランジ部は、前記クランクケースの両側壁の下部に長手方向に沿って筒形に形成され、その下面が前記オイルパンの取付フランジ部との取付面とされている
    ことを特徴とするクランクケース下面のフランジ部の構造。
  2. 前記筒形のフランジ部は、オイル通路を兼用していることを特徴とする請求項1記載のクランクケース下面のフランジ部の構造。
  3. 前記筒形のフランジ部は、三角筒の形状をなすことを特徴とする請求項1又は2記載のクランクケース下面のフランジ部の構造。
  4. 前記筒形のフランジ部は、外側の壁面が外方に凸の丸みを帯びていることを特徴とする請求項1又は2記載のクランクケース下面のフランジ部の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013100777A (ja) * 2011-11-09 2013-05-23 Hino Motors Ltd エンジンのシリンダブロック構造

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