JP2006316627A - エンジン構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数の増加を抑えつつ、補強構造を必要とせず、簡易にオイル充填量のさらなる増大を図ることができる。
【解決手段】 タイミングカバー7は、オイルパン5側に延出してオイルパン5の一側面を被覆するように構成されるとともに、この被覆部分においてオイルパン5側と反対側に膨出させて膨出部72が形成され、この膨出部72の内部空間とオイルパン5の内部空間とを連通させる。オイルパン5は、オイルパン本体8と、このオイルパン本体8における一側面であって膨出部72が設けられた側面と隣接する側面側にオイルパン本体8と一体に形成されるサブオイルパン部9とを有する。サブオイルパン部9は、内部連通状態でこの膨出部72に連結されることにより膨出部72を介してオイルパン本体8に連通するように構成されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、シリンダブロックの下面に取り付けられたオイルパンに貯留されているオイルをエンジン各部に循環供給させるエンジン構造に関し、より詳しくはオイルパンに貯留されるオイル量を増量可能なエンジン構造に関する。
車両等のエンジンにはエンジン潤滑装置が設けられ、このエンジン潤滑装置によってエンジンオイルをエンジン内の各部に循環供給させることにより各部の摩耗や騒音の発生等を防止するものとなされている。このエンジンオイルは、ウェットサンプ式ではエンジンのシリンダブロック下面に取り付けられたオイルパンに貯留され、使用に伴い消費、劣化されることから一定期間経過後に交換されるのが通常である。
近年、この種のエンジンにおいては、ユーザにおける利便性を向上させるために、オイル交換のインターバルを延長することが望まれ、例えばエンジンオイルを増量することが行われている。
ここで、エンジンオイルを増量するために、単にオイルパンに充填させるオイル量を増量したり、オイルパンの底を下げることにより容量を増大させることも考えられるが、前者は、オイルの油面高さが高くなってクランクアームやカウンターウェートなどのクランク軸の構成部材がオイルと干渉してクランク軸の回転抵抗となることにより燃費が悪化し、また後者は、エンジンの最低地上高との関係上限界がある。
そこで、別部材を用いてオイルパンの容積を周方向に拡大させることによりオイル充填量を増大させる技術も提案されている(特許文献1)が、別部材を用いる場合には部品点数が増加してコストが嵩むうえ、別個独立の組付作業等をあらたに要するという不都合がある。
また、例えば特許文献2には、シリンダブロックと、このシリンダブロックの下面に取り付けられるとともにクランク軸方向の一端面を開口したオイルパン本体と、シリンダブロックのクランク軸方向の一端面側に配設されるとともにクランク軸とカム軸との回転を調時する調時伝達部材を被覆するタイミングカバーとを備え、このタイミングカバーは、その下端部をオイルパン本体側に延出させてこのオイルパン本体とともにオイルパンを構成するようにこの延出部がオイルパン本体に接合されるとともに、この延出部が当該オイルパン本体と反対側に膨出して形成されているエンジン構造が開示されている。
この特許文献2に開示のエンジン構造によれば、タイミングカバーの下端部によりオイルパンを周方向に拡大し、この結果、オイルパン本体とタイミングカバーの下端部の内部にオイルを充填させることができることから、オイル充填量を増大させることができるという利点がある。しかも、このエンジン構造によれば、タイミングカバーを利用することにより別個独立の部材を設ける場合に比べて部品コストや組付作業における煩雑さを可及的に抑制することができるという点でも優れている。
実開平4−76916号公報 特開2003−176754号公報
ところが、上記特許文献2記載のエンジン構造において、オイル充填量のさらなる増大を図るには、延出部をさらにオイルパン本体側と反対側に膨出させる必要があるが、このように膨出量を一方向に増大させると、この膨出した延出部がエンジンルームに収納されている他の車載部品と干渉する虞があるばかりでなく、一部だけ極端に突出したエンジンとなることからレイアウトの設定が困難になるという不都合がある。しかも、延出部を一方向に膨出させると、当該延出部の剛性の低下も懸念され、この延出部を膨出方向の中間部或いは膨出端部で支持させる等、別途補強構造が必要になるという問題も考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みて従来の技術を改良したもので、部品点数の増加を抑えつつ、補強構造を必要とせず、簡易にオイル充填量のさらなる増大を図ることができるエンジン構造を提供することを目的とする。
本発明に係るエンジン構造は、シリンダブロックと、このシリンダブロックの下面に取り付けられたオイルパンと、上記シリンダブロックの一側面側を上下方向に延びクランク軸とカム軸との回転を調時するタイミング部材を被覆するタイミングカバーとを備え、このタイミングカバーは、オイルパン側に延出してオイルパンの一側面を被覆するように構成されるとともに、この被覆部分において上記オイルパン側と反対側に膨出させて膨出部が形成され、この膨出部の内部空間と上記オイルパンの内部空間とを連通させたエンジン構造において、上記オイルパンは、シリンダブロックの下面に取り付けられるオイルパン本体と、このオイルパン本体における一側面であって上記膨出部が設けられた側面と隣接する側面側に上記オイルパン本体と一体に形成されるサブオイルパン部とを有し、一方、上記膨出部は、オイルパン本体と連通しこのオイルパン本体側と反対側に膨出する膨出本体と、この膨出本体からオイルパン本体の上記一側面に沿って上記サブオイルパン部側に延出する延出部とを有し、上記サブオイルパン部は、内部連通状態でこの延出部に連結されることにより上記膨出部を介してオイルパン本体に連通するように構成されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、エンジンの構成部材であるタイミングカバーは、オイルパン側に延出してオイルパンの一側面を被覆するように構成されるとともに、この被覆部分においてオイルパン側と反対側に膨出させて膨出部が形成され、この膨出部の内部空間と上記オイルパンの内部空間と連通させるように構成されているので、エンジンの構成部材であるタイミングカバーを利用してオイルパンをその周方向に拡大することができ、これにより部品点数の増加を抑制しつつ、オイル充填量を増大させてオイル交換のインターバルを延長させることができる。
また、上記オイルパンは、オイルパン本体と、このオイルパン本体における一側面であって上記膨出部が設けられた側面と隣接する側面側にサブオイルパン部とを有し、このサブオイルパン部は、上記膨出部を介してオイルパン本体に連通するように構成されているので、サブオイルパン部の内部にもオイルを充填させることができ、オイル充填量のさらなる増大を図ることができる。しかも、このサブオイルパン部は、オイルパン本体の一側面に当該オイルパン本体と一体に形成されているので、一方向への突出量を抑制しつつ、比較的高い剛性でオイルパン本体に支持される。このため、他の車載部材との干渉を抑制してレイアウトの自由度を増大させるとともに、サブオイルパン部を支持するための別途補強構造を必要とせず、簡単な構成でオイル充填量を増大させることができる。
さらに、サブオイルパン部はオイルパン本体と一体に形成されるとともに膨出部を介してオイルパン本体と連通するように構成されているので、オイルパン本体とサブオイルパン部との間を直接連通させる連通口を設けないものとすれば、このサブオイルパン部を含むオイルパンを容易に製造することができる。なお、この発明において、オイルパン本体とサブオイルパン部との間を直接連通させる連通口を設けたものを排斥するものではない。
ここで、上記オイルパンと膨出部とは、この膨出部によるオイルパン側面の被覆面積と略同等の開口面積を有する連通開口を設けることにより連通させるものであってもよいが、この膨出部によるオイルパン側面の被覆面積よりも小さい開口面積を有する連通小孔を通じて連通されているのが好ましい(請求項2)。
すなわち、オイルパンと膨出部とを比較的大きな連通開口を通じて連通させることとすれば、オイルパン本体、ひいてはオイルパンの剛性の低下が懸念されるが、上記のように構成すれば、オイルパン本体の剛性を高い状態で維持することができ、これによりオイルパンの強度を確保することができる。しかも、連通小孔を通じて両者を連通させることにより車両旋回時等によるオイルの偏りを可及的に抑制することができる。
この場合、上記連通小孔の具体的配置は特に限定されるものではないが、上記連通小孔は、上記側壁の少なくとも上下一箇所ずつ設けられているのが好ましい(請求項3)。
このように構成すれば、下側の連通小孔を通じてオイルパン本体と膨出部との間でオイルの往来を実行させつつ、上側の連通小孔を通じて両部材間で空気の往来、すなわちこの上側の連通小孔が空気抜き孔として機能し、オイルパンの強度を確保しつつ、オイルパン本体と膨出部との間でオイルを円滑に移動させることができる。
ここで、上記サブオイルパン部および膨出部の各底壁は、その具体的形状が特に限定されるものではないが、例えば上記サブオイルパン部および膨出部の各底壁は、停止しているエンジンの支持状態で、内部に収納されているオイルが上記オイルパン本体側に流れるように形成されているのが好ましい(請求項4)。なお、「内部に収納されているオイルが上記オイルパン本体側に流れるように形成されている」とは、車両が水平面に載置されている場合にオイルがオイルパン本体側に流れるように形成されていることを意味する。
すなわち、上記容積拡大カバー内部のオイルが上記オイルパン本体側に流れるように、例えばサブオイルパン部および膨出部の底壁が車体に対して水平に形成されていたり、オイルパン本体側に向けて下さがるように傾斜状、或いは階段状に形成されていたりするものであってもよい。このように構成すれば、膨出部やサブオイルパン部を設けてもオイルドレン時のオイル回収性を低下させることなく維持することができる。
この発明において、上記オイルパン本体には、上記シリンダブロックに取り付けるための締結具が挿通される取付ボス部が設けられ、これらの取付ボス部のうち、少なくとも上記サブオイルパン部および膨出部に対応する位置に設けられた取付ボス部は、側面視において上記締結具の端部が視認可能となるように構成されているのが好ましい(請求項5)。
このように構成すれば、取付ボス部がオイルパン本体と膨出部およびサブオイルパン本体との境界部分における柱として機能してオイルパンの強度が向上されるとともに、締結具の端部が視認可能に構成されるので、締結具が組み付けられているか否かを一目で判断することができ、これにより締結具の組付忘れを確実に防止することができる。
また、この発明において、上記オイルパン本体は、上記タイミングカバー側の端部における底壁が上方に凹陥することにより上記クランク軸の回転駆動力を利用して駆動される補機が収納される補機収納部が形成され、この補機収納部に隣接して上記膨出部が配置されるのが好ましい(請求項6)。
すなわち、エンジンルームのレイアウト上、オイルパン本体の底壁が上方に凹陥して補機収納部が形成される場合があり、このような場合にはオイルパンに充填されるオイル量の減少が懸念されるが、このような場合でも本発明によれば、膨出部およびサブオイルパン部にオイルを充填することでオイル充填量を増大させることができ、特に有用である。しかも、この補機収納部に例えば補機が側方に突出して配置される場合には、補機収納部に隣接して膨出部を設けることにより膨出部の収まりもよくなり、レイアウト上有利となる。
この発明に係るエンジン構造によれば、エンジンの構成部材であるタイミングカバーを利用してエンジンのオイル充填量をその周方向に十分に拡大することができ、これによりオイル交換のインターバルを延長させることができるとともに、サブオイルパン部の内部にもオイルを充填させることができ、オイル充填量のさらなる増大を図ることができるという利点がある。しかも、このサブオイルパン部は、比較的高い剛性でオイルパン本体に支持させることができ、このためサブオイルパン部を支持するための別途補強構造を必要とせず、簡易にオイル充填量を増大させることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明に係るエンジンの概略を示す斜視図である。
このエンジン2は、直列4気筒エンジンであり、クランク軸(図示せず)方向Cを車幅方向と一致させた状態で、かつ後傾姿勢(スラント姿勢)で車両のエンジンルームに搭載されている。このエンジン2は、図1に示すように、クランク軸方向Cに沿って4個の気筒が形成されたシリンダブロック3と、その上端部に取り付けられたシリンダヘッド4と、その上部を覆うように設置されたシリンダヘッドカバー(図示せず)と、シリンダブロック3の下面にその下端部を覆うように取り付けられたオイルパン5と、これらのシリンダブロック3、シリンダヘッド4の一側面側に配設されクランク軸およびカム軸の回転を調時するタイミング機構(図示せず)と、上下方向に延びこのタイミング機構とともにシリンダブロック3、シリンダヘッド4およびオイルパン5の一側面を被覆するタイミングカバー7とを備え、シリンダブロック3の右側下方にクランク軸の回転駆動力を利用して駆動されるエアコンコンプレッサ10が配設されるとともにシリンダブロック3の左方に変速機(図示せず)が配設される。
また、このエンジン2は、いわゆるウェットサンプ式のエンジン潤滑装置(図示せず)で、オイルパン5内に貯留されているエンジンオイルをオイルポンプによって吸い上げてエンジン2の各部に供給循環させるように構成されている。
図2は当実施形態に係るオイルパンを示す斜視図であり、図3は同オイルパンの正面図であり、図4は同オイルパンの側面図である。また、図5は、図1のV−V線断面斜視図である。なお、説明の便宜上、以下に示す前後左右の各方向は、車両の前後左右の各方向で示すものとする。
このオイルパン5は、エンジン2のシリンダブロック3の下面に取り付けられるオイルパン本体8と、このオイルパン本体8における前面における右側端部に形成されるサブオイルパン部9と、オイルパン本体8およびサブオイルパン部9の右側面に配設されタイミングカバー7の下端部が取り付けられるカバー取付部11とを備え、これらが金型鋳造により一体に形成されている。このサブオイルパン部9の内部空間は、後述する膨出部72(図1参照)によってオイルパン本体8の内部空間と連通している。したがって、オイルパン5は、オイルパン本体8に加えてサブオイルパン部9にもオイルを充填することができ、従来のオイルパンに比べて周方向に拡大されていることになる。
オイルパン本体8は、上方に開口する容器状に形成された貯留部81と、この貯留部81の上端開口縁部に外方に突出する本体フランジ部82とを有し、所定部分にビードやコラムが設けられ、これにより剛性を向上させるように構成されている。なお、オイルパン本体8には、図示しないが、オイルの揺れを防止するため、バッフルプレートが配設される。
貯留部81は、略矩形状の底壁部81aと、この底壁部81aの周縁から上方に立ち上がる前後左右側壁部81b〜81eとを備え、内部にオイル(エンジンオイル)が貯留されるように構成される。この貯留部81の底壁部81aは、図3では前下がりに傾斜して形成されている。これはエンジン2が車体に対してスラント搭載されるためであり、エンジン2が車体に搭載された状態では底壁部81aの上面が車体に対する水平線Sに略沿うように設計されている。
また、貯留部81の底壁部81aのタイミングカバー7側、すなわち右側における後部が上方に凹陥することによりこの下方凹陥空間がエアコンコンプレッサ10が収納される補機収納部811として形成されている。この補機収納部811は、図3に示すように、エアコンコンプレッサ10の大きさや形状等に対応して形成されている。なお、エアコンコンプレッサ10は、この補機収納部811の天壁、すなわち、上方に凹陥した底壁部81aの下面にブラケット(図示せず)を介して取り付けられている。
また、補機収納部811の前方隣接位置における貯留部81の右側壁部81eには、この右側壁部81eの面積よりも小さい連通小孔813が複数個(当実施形態では4個)貫設され、この貯留部81の内部とタイミングカバー7の後述する膨出部72とを連通するように構成されている。この連通小孔813は、略円形状に形成される。また連通小孔813の配置態様は、後述する補強桟13を介して右側壁部81eの上下に各2箇所ずつ形成されている。これらの連通小孔813のうち、右側壁部81eの下部に配設された連通小孔813は、専らオイルの往来用孔として機能し、一方、右側壁部81eの上部に配設された連通小孔813は、専らオイルの往来に伴う空気抜き孔として機能する。なお、貯留部81の前側壁部81bは、図2および図5に示すように、その幅方向略中央部が後方に凹陥して前側凹陥部812が形成されている。
本体フランジ部82は、各側壁部81b〜81eの上端縁から水平外側に向かって延出することにより形成される。この本体フランジ部82の各所には、図2に示すように、厚み方向に貫通するボルト取付孔821aを有するボルトボス部821(取付ボス部の一例に相当する)が設けられている。このボルトボス部821は、そのボルト取付孔821aに、オイルパン5をシリンダブロック3に取り付けるためのボルト12(図3参照)が挿通されるものであり、略円筒状に形成されている。なお、このボルト取付孔821aは当実施形態では雌ねじ孔として形成されている。
このボルトボス部821の配置態様について具体的に説明する。ボルトボス部821は、図2に示すように、オイルパン本体8の四隅部にそれぞれ配置されるとともに、オイルパン本体8の前側壁部81bおよび後側壁部81cの上端部に沿って適宜間隔置きに配置されている。ここで、これらのボルトボス部821のうち、右前隅部に配設されたボルトボス部822、言い換えるとサブオイルパン部9、カバー取付部11および貯留部81に囲まれたボルトボス部822は、他のボルトボス部821に比べて長尺に形成されている。すなわち、他のボルトボス部821が本体フランジ部82の高さと略同等に形成されているのに対し、長尺ボルトボス部822は、貯留部81の高さと略同等に形成されている。したがって、この長尺ボルトボス部822のボルト取付孔822aは、その上端が本体フランジ部82の上面に開口し、一方、その下端がサブオイルパン部9の底壁93に対応する位置に開口している。これにより、このボルト取付孔822aに長尺のボルト12を螺合することによりボルトヘッドが側面視において視認可能となっている。
サブオイルパン部9は、図1に示すように、前側壁部81bの前面における右端部にオイルパン本体8と一体に形成されている。このサブオイルパン部9は、クランク軸方向Cに沿って延びその一端がタイミングカバー7側(右側方)に開口するとともに他端が閉塞された角筒状に形成されている。このサブオイルパン部9の開口は、右側壁部81eの外面に略対向した位置に配置されている。
具体的には、サブオイルパン部9は、図3および図4に示すように前下がりに形成された天壁91と、天壁91の先端縁から下方に垂下して形成された前面壁92と、前面壁92の下端縁から後方に延出し貯留部81の前側壁部81bの前面に連続する底壁93と、これらの天壁91、前面壁92および底壁93並びに貯留部81の前側壁部81bによって形成される筒状部の左側方を閉塞する左側壁94とを備え、これらの各壁91〜94によって囲まれる内部空間9aは右側方に向いて開口している。この内部空間9aは、オイルが充填可能に構成されるとともに、タイミングカバー7側、すなわち右側に向かうにしたがって拡開するテーパー状に形成される。したがって、底壁93も、タイミングカバー7側に向かって下方に傾斜するように形成されている。底壁93をこのように形成することにより、オイルパン本体8のドレン管を通じてオイルを排出する際には、サブオイルパン部9の内部空間9aに充填されるオイルが底壁93に沿ってその開口端部に導かれ、この内部空間9aにおけるオイルの排出性を良好にすることができる。しかも、内部空間9aがタイミングカバー7側に向かって拡開するテーパー状に形成されているので、これらの各壁91〜93が金型鋳造による金型の抜きテーパーとして機能することになる。
カバー取付部11は、タイミングカバー7の下部(後述する膨出部72)が接合される枠状体であり、その接合端面が平滑に形成されている。このカバー取付部11は、その上部枠体111が、オイルパン本体8の右側に配設された本体フランジ部82と一部共用され、オイルパン本体8の上縁全体の剛性向上に寄与している。また、このカバー取付部11は、図3に示すように、その上部枠体111の前端部とともに貯留部81の右側壁部81eおよびサブオイルパン部9の開口縁部の外縁を囲むように設けられ、貯留部81の右側壁部81eに対応する部分には筋交状に補強桟13が配設されている。この補強桟13は、長手方向の各端部がカバー取付部11に一体化され、連通小孔813が設けられた右側壁部81eを補強するものとなされている。なお、図3において112で示される部分は、タイミングカバー7の膨出部72を取り付けるためのボルトが螺合されるボルト孔である。
以上の構成のオイルパン本体8をシリンダブロック3に取り付けるには、図3に示すように、本体取付用のボルト12を本体フランジ部82に形成されたボルトボス部821のボルト取付孔821aに挿通させてシリンダブロック3の下面に穿設されたボルト孔に螺合することにより行う。特に、オイルパン本体8とサブオイルパン部9との間に設けられた長尺ボルトボス部822に長尺のボルト12を螺合締結すると、上記したように、そのボルト12のヘッドを側面視において容易に確認することができ、このボルト12の組付忘れを確実に防止することができる。
ここで、タイミング機構は、公知の機構であり、図示しないが簡単に説明する。タイミング機構は、クランク軸の一端部に取り付けられたクランク軸タイミングスプロケットと、吸排気用のカム軸の一端部に取り付けられたカム軸タイミングスプロケットと、これらの各スプロケットに巻き掛けられたタイミングチェーンとを備え、クランク軸およびカム軸の回転を調時するものとなされている。なお、このタイミング機構には、チェーンガイド、ガイドレバーやチェーンテンショナー等が設けられている。また、このタイミング機構とは別に、クランク軸の回転駆動力を、アイドラープーリやエアコンコンプレッサプーリ、パワーステアリングプーリ、オルタネータプーリ等を介して各種補機類に伝達させるサーペンタインベルトも設けられている。
このタイミング機構は、その外側方からタイミングカバー7によって被覆されている。すなわち、このタイミングカバー7は、上下方向に延び、エンジン2の側面、詳しくはシリンダブロック3、シリンダヘッド4、シリンダカバー、オイルパン5の一側面側(当実施形態では右側面側)にタイミング機構を被覆する様態で配設されるとともに、ボルトによってこれらの側面に固定されている。
具体的には、タイミングカバー7は、図1および図6に示すように、シリンダヘッド4およびシリンダブロック3の側面を、タイミング機構とともに覆うカバー本体71と、このカバー本体71の下端から下方に延出してオイルパン本体8の右側壁部81eの外面を被覆するとともに、この被覆部分をクランク軸方向Cについてオイルパン5側と反対側に膨出させて形成された膨出部72とを備え、この膨出部72内にオイルを充填可能に構成されている。カバー本体71は、いわゆる公知のタイミングカバーと同様に形成されているため、ここではその説明を省略する。
膨出部72は、その外周縁部に外方に突出するフランジ部73を有し、このフランジ部73の外面をカバー取付部11にシール材を介して当接させてボルト止めすることによりオイルパン5の一側面に取り付けられている。そして、膨出部72は、オイルパン5の一側面に密着されることにより内部空間72aが形成され、この内部空間72aが連通小孔813を通じてオイルパン本体8に連通しているとともに、サブオイルパン部9の開口を通じて当該サブオイルパン部9の内部空間と連通するように構成されている。この膨出部72の底壁は、エンジン2を車両に搭載した状態で、水平線Sに対して略水平ないしは後側に配設された連通小孔813側に向かって低くなるように傾斜して形成され、オイル排出時に膨出部72内のオイルがオイルパン本体8側に流出し易いように構成されている。
この膨出部72の具体的構成について説明すると、膨出部72は、オイルパン本体8の真横に配設され当該オイルパン本体8の内部と連通する膨出本体721と、この膨出本体721からオイルパン本体8の右側壁部81eに沿って前方に延出しサブオイルパン部9の真横に配設される延出部722とを有し、これらが一体に形成されることによりオイルパン5側に開口する容器状に形成されている。すなわち、膨出本体721はクランク軸方向Cに沿ってオイルパン本体8と隣接して配置されている一方、延出部722はクランク軸方向Cに沿ってサブオイルパン部9と隣接して配置されている。そして、この延出部722は、サブオイルパン部9に内部連通状態で連結され、膨出部72とサブオイルパン部9との間でオイルを流通させるように構成されている。
なお、膨出本体721の外壁部721aには、図5に示すように、筋交状に膨出補強桟723が架設され、この膨出部72の強度を向上させるように構成されている。
以上の構成のエンジン2によれば、タイミングチェーンが設けられたエンジン2に通常用いられるタイミングカバーを利用して、このタイミングカバー7を下方に延出させてオイルパン5の右側面を被覆させるとともに、この延出部分においてクランク軸方向Cについてオイルパン5側とは反対側の方向に膨出させることにより膨出部72が形成され、この膨出部72の内部空間72aと、オイルパン本体8の内部空間とを連通させるように構成されているので、膨出部72の内部空間72aを利用してオイルを充填可能な容積を拡大させることができ、結果、オイルパン5が周方向に拡大したことと同様になる。したがって、部品点数の増加を抑制しつつ、また油面の高さを変えることなく、オイル充填量を増やすことができ、このため、オイル交換のインターバルを延長させることができ、これによりユーザーの利便性を向上させることができる。
しかも、オイルパン5は、オイルパン本体8の前側壁部81bの前面における右端部にサブオイルパン部9がオイルパン本体8と一体に形成され、このサブオイルパン部9が膨出部72を介してオイルパン本体8と連通するように構成されているので、サブオイルパン部9の内部にもオイルを充填させることができ、オイルを充填可能な容積をさらに拡大することができ、これによりオイル充填量のさらなる増大を図ることができる。しかも、このサブオイルパン部9は、オイルパン本体8の前面に当該オイルパン本体8と一体に形成されているので、比較的高い剛性でオイルパン本体8に支持される。このため、サブオイルパン部9を支持するための別途補強構造を必要とせず、簡単な構成でオイル充填量を増大させることができる。
また、このサブオイルパン部9は、クランク軸方向Cに沿って延びる筒状に形成されているとともに、その内面が開口端に向かうにしたがって拡開するテーパー状に形成され、しかもオイルパン本体8とサブオイルパン部9とを直接連通させる連通口を設けていないので、金型鋳造により比較的容易に製造することができる。
なお、以上に説明した車載エンジンの構造は、本発明に係る構造の一実施形態であり、その具体的構成等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、その変形例を説明する。
(1)上記実施形態では、タイミングチェーンが設けられたエンジンについて説明しているため、タイミングカバー7としていわゆるタイミングチェーンケースが利用されているが、例えばタイミングベルトが設けられたエンジンについてはタイミングカバーとしてタイミングベルトカバーが利用される。
(2)上記実施形態では、サブオイルパン部9がオイルパン本体8の前面一端部側に偏位して形成されているものについて説明しているが、このサブオイルパン部9が設けられる位置はオイルパン本体8に隣接して当該オイルパン本体8と一体に形成されるものであれば、特に限定されるものではなく、またその大きさについても特に限定されるものではない。例えば、サブオイルパン部9がオイルパン本体8の前面における全長に亘って設けられるものであってもよい。この場合でもサブオイルパン部9は、オイルパン本体8の前面に隣接して当該オイルパン本体8と一体に形成されるので、このオイルパン本体8に支持され、他の支持部材によって別途車体に支持させる必要がなく、簡易にオイル充填量を増大させることができる。
(3)上記実施形態では、オイルパン本体8とサブオイルパン部9との間を仕切る前側壁部81bに、両者8,9を直接繋ぐ連通孔が設けられていないが、この前側壁部81bに両者8,9を直接繋ぐ連通孔を設けてもよい。この場合には、連通孔を別途設ける手間が必要であるものの、サブオイルパン部9の存在により、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
(4)上記実施形態では、オイルパン本体8に設けられる連通小孔813はその開口面積が小さく形成されているが、この開口面積は特に限定されるものではない。例えば、オイルパン本体8と膨出部72との連通口として、右側壁部81eにおいて膨出本体721に被覆される全領域が開口されるものであってもよい。ただし、上記実施形態のように比較的小さい開口面積の連通小孔813を設けることにより、右側壁部81eによる剛性を維持することができ、オイルパン5の全体の剛性を良好なまま維持することができる点で有利である。
(5)上記実施形態では、エンジン2が搭載された状態でオイルパン5のオイルを排出する時に、サブオイルパン部9および膨出部72に充填されているオイルがオイルパン本体8側に流れるように、各底壁がオイルパン本体側に向かうにしたがって下がるように若干傾斜状態に形成されているが、各部の内部に充填されているオイルがオイルパン本体8側に移動し得るものであれば、その具体的形状が特に限定されるものではない。例えば、各底壁がオイルパン本体8側に向かって段階的に下がるように形成されたもの(階段形式)や、水平線Sに略水平に形成されるものであってもよい。
本発明に係るエンジン構造の概略を示す斜視図である。 当実施形態に係るオイルパンを示す斜視図である。 同オイルパンの正面図である。 同オイルパンの側面図である。 図1のV-V線断面斜視図である。 図1の正面図である。
符号の説明
C クランク軸方向
S 水平線
2 エンジン
3 シリンダブロック
5 オイルパン
7 タイミングカバー
8 オイルパン本体
9 サブオイルパン部
9a 内部空間
10 エアコンコンプレッサ(補機)
12 ボルト
72 膨出部
72a 内部空間
81b 前側壁部
81e 右側壁部
721 膨出本体
722 延出部
811 補機収納部
813 連通小孔
822 長尺ボルトボス部
822a ボルト取付孔

Claims (6)

  1. シリンダブロックと、このシリンダブロックの下面に取り付けられたオイルパンと、上記シリンダブロックの一側面側を上下方向に延びクランク軸とカム軸との回転を調時するタイミング部材を被覆するタイミングカバーとを備え、このタイミングカバーは、オイルパン側に延出してオイルパンの一側面を被覆するように構成されるとともに、この被覆部分において上記オイルパン側と反対側に膨出させて膨出部が形成され、この膨出部の内部空間と上記オイルパンの内部空間とを連通させたエンジン構造において、
    上記オイルパンは、シリンダブロックの下面に取り付けられるオイルパン本体と、このオイルパン本体における一側面であって上記膨出部が設けられた側面と隣接する側面側に上記オイルパン本体と一体に形成されるサブオイルパン部とを有し、
    一方、上記膨出部は、オイルパン本体と連通しこのオイルパン本体側と反対側に膨出する膨出本体と、この膨出本体からオイルパン本体の上記一側面に沿って上記サブオイルパン部側に延出する延出部とを有し、
    上記サブオイルパン部は、内部連通状態でこの延出部に連結されることにより上記膨出部を介してオイルパン本体に連通するように構成されていることを特徴とするエンジン構造。
  2. 上記オイルパン本体と膨出本体とは、この膨出本体によるオイルパン本体における側面の被覆面積よりも小さい開口面積を有する連通小孔を通じて連通されていることを特徴とする請求項1記載のエンジン構造。
  3. 上記連通小孔は、少なくとも上下一箇所ずつ設けられていることを特徴とする請求項2記載のエンジン構造。
  4. 上記サブオイルパン部および膨出部の各底壁は、停止しているエンジンの支持状態で、内部に収納されているオイルが上記オイルパン本体側に流れるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のエンジン構造。
  5. 上記オイルパン本体には、上記シリンダブロックに取り付けるための締結具が挿通される取付ボス部が設けられ、これらの取付ボス部のうち、少なくとも上記サブオイルパン部および膨出部に対応する位置に設けられた取付ボス部は、側面視において上記締結具の端部が視認可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のエンジン構造。
  6. 上記オイルパン本体は、上記タイミングカバー側の端部における底壁が上方に凹陥することにより上記クランク軸の回転駆動力を利用して駆動される補機が収納される補機収納部が形成され、この補機収納部に隣接して上記膨出部が配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のエンジン構造。
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