JP2006138185A - 集合住宅 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも横方向にその一部が外部へ向かって開放され、かつ直上階へ延びて二層連通している吹抜部を設けた住戸10を、同一階に複数戸、整列配置するとともに複数階にわたり積層する。吹抜部20は、n階において、水平方向の三方が、ほぼコ字状をなす住戸の内部空間10a に包囲され、他の一方が開放されて外気に面しており、n+1階において、隣り合う住戸10,10 の間に位置し、吹抜部を設けた住戸は、建物の正面視、千鳥状に積層配置されている。
【選択図】 図2
Description
特許文献1には、「戸境壁を介して水平方向に複数配置された住戸が上下方向にも複数配置され、少なくとも最上階の住戸が上下複数層にまたがるメゾネット住宅とされた中高層又は超高層の集合住宅において、最上階のメゾネット住宅に、少なくとも最上層階を貫通し且つ最上層階の上面に開口した縦方向の吹き抜けと、一端側が下層階の側面に開口し、他端側が前記縦方向の吹き抜けに連通し、上面が上層階の部屋で覆われた横方向の吹き抜けとを設けてあることを特徴とする集合住宅。」が記載されている(請求項2)。
しかし、上記特許文献1に記載の集合住宅は、いわゆるメゾネット形式の住宅などの住戸の内部に最上層階を貫通する吹き抜けを設けるものであり、上下複数層にまたがる住戸以外の集合住宅について、各階の住戸の採光や通風の環境を改善するものではない。
少なくとも横方向にその一部が外部へ向かって開放され、かつ直上階へ延びて二層連通している吹抜部を設けた住戸を、同一階に複数戸、整列配置するとともに複数階にわたり積層してなる、集合住宅である。
(2)請求項2に係る発明は、前記吹抜部は、n階において、水平方向の三方が、ほぼコ字状をなす住戸の内部空間に包囲され、他の一方が開放されて外気に面している、請求項1に記載の集合住宅である。
(3)請求項3に係る発明は、前記吹抜部は、n+1階において、隣り合う住戸の間に位置する、請求項1又は2に記載の集合住宅である。
(4)請求項4に係る発明は、前記吹抜部を設けた住戸は、建物の正面視、千鳥状に積層配置されている、請求項1〜3のいずれかに記載の集合住宅である。
(5)請求項5に係る発明は、前記吹抜部の開放側と反対の側に共用廊下が配置され、前記吹抜部は、n+1階において、共用廊下に接続する床部の床上開放空間と横方向に連通し、側面視ほぼ逆L字形の連通空間が形成されており、
前記床上開放空間及び吹抜部を挟んで隣り合う住戸が独立的に配置されるとともに、この隣り合う住戸の間に、建物の共用廊下側と吹抜部側とを横方向に貫通する通風路が形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の集合住宅である。
(2)請求項2に係る発明によれば、吹抜部は、n階において、水平方向の三方が、ほぼコ字状をなす住戸の内部空間に包囲され、他の一方が開放されて外気に面しているため、吹抜部を中庭となるテラスとして利用し得、この吹抜部に面する住戸の各部屋に豊かな採光や通風をもたらすことができる。
(3)請求項3に係る発明によれば、吹抜部は、n+1階において、隣り合う住戸の間に位置するため、吹抜部はn+1階において隣り合う住戸の間の緩衝空間として作用し、これら住戸の独立性を高め、住戸間の防音、プライバシーを高めることができる。
(4)請求項4に係る発明によれば、吹抜部を設けた住戸は、建物の正面視、千鳥状に積層配置されているため、ユニークで変化に富んだ建物の外観が得られる。
(5)請求項5に係る発明によれば、吹抜部の開放側と反対の側に共用廊下が配置され、吹抜部は、n+1階において、共用廊下に接続する床部の床上開放空間と横方向に連通し、側面視ほぼ逆L字形の連通空間が形成されており、また、前記床上開放空間及び吹抜部を挟んで隣り合う住戸が独立的に配置されるとともに、この隣り合う住戸の間に、建物の共用廊下側と吹抜部側とを横方向に貫通する通風路が形成されているため、隣り合う住戸の間を隔てる空間によって独立性が確保され、各住戸と共用廊下に豊かな採光と通風がもたらされるとともに、建物の横方向に貫通する通風路が風の抜け道となるため、建物周辺の環境にも良く、また「抜け」のある開口スペースが形成されることにより、建物の外観に開放感が生まれ、心理的な圧迫を解消することができる。
建物1の階数は、中高層住宅に適するが、3層以上であれば特に限定されない。建物1の構造種別も任意である。よって、建物の骨組構造に係る柱や梁等は、便宜上、図示及び説明を適宜省略する。エレベータ及び階段、共用設備の配置も任意であるため、図示省略する。
住戸10には、直上階へ(n階からn+1階へ)延びて二層連通している吹抜部20が設けられており、この吹抜部20は、幅W2、奥行D2を有する矩形状の平面領域に形成され、n階(吹抜部の底部が位置する階)において、水平方向の三方が、ほぼコ字状をなす住戸10の内部空間10aに包囲され、他の一方(通常、南面側)が開放されて外気に面している。吹抜部20の幅W2、奥行D2の寸法は適宜設定し得る。
また、図3に示すように、吹抜部20は、直上階を貫通してほぼ2層分の高さに匹敵する高さH2を有しており、n階の吹抜部20の天井部は、n+2階で同位置にある住戸10の床スラブ下となっている。一住戸の内部空間10aと吹抜部20とで形成される空間は、正面視、吹抜部20が突出した凸字形状をなしている(図3、図6参照。図3で太線で表示。)。
吹抜部20は、中庭となるテラスその他各種用途に利用し得る。二層にわたり連通している吹抜部20からこれに面するn階の三方の各部屋に豊かな採光や通風を採り込むことができる。従来の一階分の天井高さしかないバルコニーに代わる開放的な空間として利用することができ、様々な用途に対応可能な住空間となる。
図1、図3、図4に明らかなとおり、全体として、吹抜部20を設けた住戸10は、建物1の正面視、千鳥状に積層配置されているものとなっている。
床部5の床上空間は、共用廊下2の空間と連通している開放空間(床上開放空間5a)として形成されている(図2、図4、図5参照)。この床上開放空間5aの利用方法は、限定されるものではないが、例えば、住戸10に附属するサイドテラスとして利用可能である。この場合、隣り合う住戸10,10間方向の中間部に仕切6を設け、住戸10,10に附属し、住戸10の内部空間10aから出入可能なサイドテラスとして利用することができる。サイドテラスには、空調室外機や給湯器その他の適宜設備を設置することができる。
この通風路は、吹抜部20を設けた住戸10が、建物1の正面視、千鳥状に積層配置されていることに対応して、通風路となる開口部が建物1の正面視、千鳥状に配置されたものとなる。このため、建物全体の換気を極めて良好とし、各住戸と共用廊下に豊かな採光と通風をもたらすのみならず、建物の横方向に貫通する風の抜け道となるため、建物周辺の環境にも良く、また「抜け」のある開口スペースが形成されることにより、建物の外観に開放感が生まれ、心理的な圧迫を解消することができる。
図5において、符号30は、適宜設けることのできる手摺又は腰壁である。なお、図5に示すように、吹抜部20には、住戸の内部空間10に通じるサンルーム12を設けてもよい。
2 共用廊下
5 共用廊下2に接続する床部
5a 床上開放空間
10 住戸
10a 住戸の内部空間
20 吹抜部
Claims (5)
- 3層以上積層された多層の建物からなる集合住宅であって、
少なくとも横方向にその一部が外部へ向かって開放され、かつ直上階へ延びて二層連通している吹抜部を設けた住戸を、同一階に複数戸、整列配置するとともに複数階にわたり積層してなる、集合住宅。 - 前記吹抜部は、n階において、水平方向の三方が、ほぼコ字状をなす住戸の内部空間に包囲され、他の一方が開放されて外気に面している、請求項1に記載の集合住宅。
- 前記吹抜部は、n+1階において、隣り合う住戸の間に位置する、請求項1又は2に記載の集合住宅。
- 前記吹抜部を設けた住戸は、建物の正面視、千鳥状に積層配置されている、請求項1〜3のいずれかに記載の集合住宅。
- 前記吹抜部の開放側と反対の側に共用廊下が配置され、前記吹抜部は、n+1階において、共用廊下に接続する床部の床上開放空間と横方向に連通し、側面視ほぼ逆L字形の連通空間が形成されており、
前記床上開放空間及び吹抜部を挟んで隣り合う住戸が独立的に配置されるとともに、この隣り合う住戸の間に、建物の共用廊下側と吹抜部側とを横方向に貫通する通風路が形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の集合住宅。
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