JP2006138136A - 電気錠のスイッチ機構 - Google Patents

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Abstract


【課題】 デッドボルトが完全に突出した時に、制御部は、耐久性に優れた磁気感度スイッチを介して施錠信号を取得すること。
【解決手段】 制御部に制御されて駆動する駆動モータ、この駆動モータの駆動力により進退動するデッドボルト、このデッドボルトの進退動の位置を検出するスイッチを備えた電気錠のスイッチ機構に於いて、前記デッドボルトの内端部側に該デッドボルトと一緒に水平移動する磁石従動部材を枢着し、一方、錠箱内に非接触式の磁気感度スイッチを配設し、施錠時、デッドボルトが完全に突出した場合に前記磁石従動部材の磁石が磁気感度スイッチに対して可動接近し、制御部は、該磁気感度スイッチの検知信号を介して「デッドボルトが完全に突出した旨」の施錠信号を取得することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気錠のスイッチ機構に関する。
特許文献1には、制御部に制御されて駆動する駆動モータと、この駆動モータの駆動力により進退動するデッドボルトと、少なくともこのデッドボルトの進退動の位置を検出するスイッチとをそれぞれ備えた電気錠のスイッチ機構が開示されている。
上記スイッチは、錠箱内の支持板に前後方向に所定間隔離間して個別的に設けられた複数個のマイクロスイッチである。これらのマイクロスイッチの可動接片は、デッドボルトの内端部側の端縁の突起と選択的に接触可能である。例えば施錠時、デッドボルトの先端部側が完全に錠箱から突出した時、デッドボルトの突起は前方の施錠信号確認スイッチの可動接片に接触し、一方、解錠時、デッドボルトが完全に錠箱内に後退した時、前記突起は後方の解錠信号確認スイッチの可動接片に接触する。
しかし、上記構成のスイッチ機構のスイッチは、いわゆる可動接片に対するスライド押し込み型マイクロスイッチなので、確実性,耐久性等の観点から問題点があった。また、複数個のマイクロスイッチは、デッドボルトが進退動する付近に支持板を介してそれぞれ配設しているので、錠箱の上部等に設けた配線用取出し口まで錠箱内の空間部分,配線用支持板等を利用して適宜に引き回し、配線用筒体へと導く必要があった(錠箱内の配線の必要性)。そこで、現在、スイッチの耐久性の向上を図ることが要望されている。また、スイッチの耐久性の向上を図った上で、新しいタイプの電気錠等の出現が要望されている。
特開平4−368580号公報
本発明の第1の目的は、スイッチの耐久性の向上を図る観点から「磁気感度スイッチ」を採用したことに伴い、望ましくはデッドボルトが完全に突出した時に、制御部は、耐久性に優れた磁気感度スイッチを介して施錠信号を取得すること。換言すれば、デッドボルトが不完全に突出した場合には、制御部は施錠信号を取得しないことである。第2の目的は、デッドボルトが完全に突出した施錠時、確実な施錠信号を取得するために、磁気感度スイッチに接近可能な磁石従動部材をデッドボルトの進退動に対応してスムースに作動するように構成することである。第3の目的は、磁石従動部材及び磁気感度スイッチを介して解錠信号も取得することができることである。第4の目的は、磁石従動部材をデッドボルトに簡単に装着することができることである。第5の目的は、背景技術で述べた錠箱内での信号線の引き回し(配線作業)を不要にすることである。
本発明の電気錠のスイッチ機構は、制御部に制御されて駆動する駆動モータ、この駆動モータの駆動力により進退動するデッドボルト、このデッドボルトの進退動の位置を検出するスイッチを備えた電気錠のスイッチ機構に於いて、前記デッドボルトの内端部側に該デッドボルトと一緒に水平移動する磁石従動部材を枢着し、一方、錠箱内に非接触式の磁気感度スイッチを配設し、施錠時、デッドボルトが完全に突出した場合に前記磁石従動部材の磁石が磁気感度スイッチに対して可動接近し、制御部は、該磁気感度スイッチの検知信号を介して「デッドボルトが完全に突出した旨」の施錠信号を取得することを特徴とする。
上記構成に於いて、磁石従動部材は、デッドボルトに枢着された作動カムと、該作動カムに設けられたスライド片と、該スライド片に固定された磁石とから成ることを特徴とする。また、磁石従動部材の磁石は、ダルマ21に連結されたクランクアーム8を介して磁気感度スイッチに接近することを特徴とする。さらに、制御部は磁石従動部材及び磁気感度スイッチを介して解錠信号も取得する。その他の特徴は、従属項に記載されている。
(1)「磁気感度スイッチ」を採用したので、その利点(例えば耐久性の向上)を図ることができる。
(2)デッドボルトの内端部側に該デッドボルトと一緒に水平移動する磁石従動部材を枢着したので、デッドボルトが完全に突出した時に、制御部は磁気感度スイッチを介して施錠信号を取得する。換言すれば、デッドボルトが不完全に突出した場合には、制御部は施錠信号を取得しない。
(3)請求項2,3に記載の発明の磁石従動部材は、デッドボルトの進退動に対応してスムースに作動する。また、部品点数が少ないので、デッドボルトに簡単に装着することができる。
(4)請求項4に記載の発明は、背景技術で述べた錠箱内での信号線の引き回し(配線作業)を不要にすることができる。
(5)請求項5に記載の発明は、制御部は磁石従動部材及び磁気感度スイッチを介して解錠信号も取得することができる。
(6)請求項6に記載の発明は、各部材を合理的に組み合わせ、かつ、作動させることができる。
以下、図1乃至図18に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。まず、「環境部材」と「請求項に関する特徴点」から説明し、次に、新規な加味的事項を説明する。
(1)環境部材
本発明は、「制御部に制御されて駆動する駆動モータ、この駆動モータの駆動力により進退動するデッドボルト、少なくともこのデッドボルトの進退動の位置を検出する単数又は複数個のスイッチを備えた電気錠のスイッチ機構」を前提するので、まず、環境部材について説明する。
1は錠箱、2は錠箱1のフロント1cを基準にして駆動モータ41の駆動力により進退動するデッドボルトである。デッドボルト2は、駆動モータ41の駆動力により回転する歯車伝達手段42、クラッチ機能を有する駆動歯車51、この駆動歯車51に係合する駆動アーム55、この駆動アーム55と共働するダルマ21、ダルマ21に連結されたクランクアーム8を介して進退動する。
錠箱1の上端部の角部分には、配線用取出し口62が設けられ、該取出し口62にはプリント基板63側の接続部分(接続端子)64が嵌り合う。この接続部分(接続端子)64には、図示しない制御室側へ案内される外部配線の接続部分65が脱着自在に接続する。
本実施例では、デッドボルト2を案内する案内部材5を基準にして該案内部材5の後端部5bと錠箱1の後壁4との間に駆動歯車51を配設するための空間部分40が設定されている。また、案内部材5の下方には、ダルマ21を配設するための下部空間59が設定されている。そして、案内部材5の上方と錠箱1の上壁との間にその余の空間58が設定されている。
(2)駆動制御ユニットY
次に、本発明の磁石従動部材71に関連する駆動制御ユニットYについて説明する。駆動制御ユニットYは、カセットケース型に形成され、錠箱1の配線用取出し口62と連通するその余の空間58に取り外し自在に組み込まれている。この駆動制御ユニットYのカセットケース39は、合成樹脂材で扁平容器状に形成され、錠箱1内に組み込んだ時は、ケース身1aとケース蓋1bの対向内壁面にサンドイッチ状に規制支持される。
駆動制御ユニットY内には、少なくとも制御部(マイクロコンピュータ)61を有するプリント基板63と、前記制御部61に制御される横型駆動モータ41とが配設されている。
(3)プリント基板63とスイッチa,b,c
次に、本発明の特徴事項として、デッドボルト2の内端部側2bに磁石M1を備えた可動の磁石従動部材71が設けられている。一方、磁石従動部材71の位置に対応して施錠(位置)信号並びに解錠(位置)信号をそれぞれ検出することができる非接触型のスイッチa,bを、プリント基板63の下縁部に所定間隔離間して個別的に配設している。
図1を基準にすると、フロント1c近傍の前方のスイッチaは、施錠時、デッドボルト2の先端部側2aが完全に錠箱1から突出した時、デッドボルト2の前記磁石M1と対向して該磁石M1の磁界を感応する磁界感度型スイッチである。したがって、前方のスイッチaは、施錠信号検知用の第1スイッチである。
一方、プリント基板63の下縁部の中央部に設けられた後方のスイッチbは、解錠時、デッドボルト2が完全に錠箱1内に後退した時、前記磁石M1と対向して該磁石M1の磁界を感応する磁界感度型スイッチである。したがって、後方のスイッチbは、解錠信号検出用の第2スイッチである。
これらの第1及び第2スイッチa,bは、いわゆる非接触型のスイッチであり、磁石従動部材71の磁石M1の磁界(S極)の強弱に対してON/OFすることから、「ホールICの原理」を利用した磁気式検知手段である。例えば日本国の浜松光電株式会社が低磁界で高感度の機能を有する磁気式検知センサ(商品名MRセンサ,型式KG1001−51など)を製造販売している。本実施例は、「ホールICの原理」を利用した磁気式検知手段a,bをプリント基板63の下縁部等に複数個所要間隔離間して配設したものである。
ところで、本実施例では、前記第1及び第2スイッチa,bのみならず、この種の磁気式検知手段をプリント基板63にさらに単数又は複数個適宜に配設している。その一つとして、プリント基板63の前方の縁部には、閉扉時、戸枠側(例えば受け金具)66に固定的に配設した磁石M2の位置に対応して閉扉信号を検出する非接触型の第3スイッチcが配設されている。
さらに、プリント基板63の下縁部の後方には、ダルマ21の駆動力を駆動モータ41に対して切断可能な駆動歯車51に設けられた可動の磁石M3の位置に対応して該駆動歯車51の回転位置信号を検出する非接触型の第4スイッチdも配設されている。この磁石M3と第4スイッチdは、本発明の請求項には関係ないが、駆動モータ41の駆動力によりデッドボルト2を進退動させた時に於いて、クラッチ機能を有する駆動歯車51を常に定位置に戻し、「手動(合鍵又はサムターン)」でダルマ21をスムースに回すことができるようにするためのものである。
したがって、カセットケース39内の制御部61は、図4及び図5で示すように、第1及び第2スイッチa,bが、施錠信号又は解錠信号をそれぞれ検出した時に、クラッチ手段の駆動歯車51が常に定位置に戻るように駆動モータ41を制御して、例えば駆動歯車51を時計方向A(図4の施錠時)又は反時計方向B(図5の解錠時)へと回転させると共に、第4スイッチdが駆動歯車51の磁石M3の磁界を検出した時に該駆動モータ41の回転を停止させる。したがって、第4スイッチdに対して磁石M3が対向した時が「駆動歯車51の原点位置」である。なお、磁石M1ないし磁石M3については、説明の便宜上、図面では黒塗している。
(4)本発明の特徴部分
まず、少なくとも磁気感度スイッチaを、錠箱1内のプリント基板63の縁部(下縁部)に配設したこと自体が新規事項であるが、本発明の主な特徴部分は、デッドボルト2の進退動の位置を検出する前記スイッチaに対してデッドボルト2と一緒に進退動する可動式の磁石従動部材71をデッドボルト2に直接的に装着したことである。
すなわち、本発明は、デッドボルト2の内端部側2bに該デッドボルト2と一緒に水平移動する磁石従動部材71を枢着し、一方、錠箱1内に非接触式の磁気感度スイッチaを配設し、施錠時、デッドボルト2が完全に突出した場合に前記磁石従動部材71の磁石が磁気感度スイッチaに対して可動接近し、制御部61は、該磁気感度スイッチaの検知信号を介して「デッドボルト2が完全に突出した旨」の施錠信号を取得する。
次に、磁石従動部材71の構造自体に特徴がある。すなわち、磁石従動部材71は、デッドボルト2に枢着された作動カム72と、該作動カム72に設けられたスライド片73と、該スライド片73に固定された磁石M1とから成る。
次に、磁石従動部材71は、デッドボルト2と一緒に水平移動するものの、施錠時、それ自体では所定位置に配設された磁気感度スイッチaに対して十分に接近することができず、ダルマに連結されたクランクアーム8の一端部(先端部)8aに押し付けられ移動(回転,水平移動など)する。本実施例では、施錠時、磁石従動部材71の作動カム72は、図面上、クランクアーム8の一端部8aに押し付けられて反時計方向に回転し、該作動カム72の回転より、該作動カム72に遊嵌合しているスライド片73が前方方向へスライドすることにより、磁石M1が磁気感度スイッチaに最接近し、その結果、磁気感度スイッチaが磁石M1の磁界を感応して作動する。
次に、デッドボルト2は、駆動モータ41の駆動力により回転する歯車伝達手段42、クラッチ手段を有する駆動歯車51、この駆動歯車51に係合する駆動アーム55、この駆動アーム55と共働するダルマ21、ダルマに連結されたクランクアーム8を介して進退動する。
ところで、本発明の磁石従動部材71は、施錠信号のみならず、解錠信号を検知するためにも利用されている。つまり、デッドボルト2が錠箱1から完全に突出した場合のみならず、デッドボルト2が錠箱1内に完全に戻った場合にも、制御部61はプリント基板63の下縁中央部に配設されたスイッチbを介して解錠信号を取得する。施・解錠信号取得用のスイッチa,bは、図2で示すようにデッドボルト2に沿って水平状態に所定間隔離間して配設されていることから、本発明の磁石従動部材71は、デッドボルト2の完全突出時に於いて、その磁石M1が後退時の水平ライン上に位置するように工夫している。
(5)磁石従動部材71の構造
さて、図14は作動カム72にスライド片73が遊嵌合した正面図、図15は図14を基準にした左側面図、図15は作動カム72とスライド片73と磁石M1をそれぞれ分離した分解斜視図である。
磁石従動部材71は、案内部材5に案内される空洞のデッドボルト2に枢支ピン70を介して所定量回動可能に枢着された作動カム72と、該作動カム72の上方の嵌合突片75に着脱自在に外嵌合するスライド片73と、該スライド片73に形成された収納部76に固定的に嵌め込まれた磁石M1とから成る。
前記作動カム72は、例えばデッドボルト2の内部にカマデッド3よりも後方に位置するように設けられている。該作動カム72は、枢支ピン70用の軸孔77を有する中心部78と、この中心部78の肉厚状上方部分にやや扇状に突設された嵌合突片75と、中心部78の下方部分に突設されたクランクアーム用の係合突片79と、中心部78から斜め方向に延びる幅広の錘部分80とを有する。前記係合突片79の前面79aにはクランクアーム8の一端部8aの第1爪部20aが係合(押し付け)可能であり、一方、係合突片79の後面79bにはクランクアーム8の前記第1爪部20aに対向する第2爪部20bが係合(押し付け)可能である。
一方、前記スライド片73は、2個のブロックを縦横に組み合せた格好の形状であり、磁石M1用の縦ブロック型収納部76と、この収納部76の前壁に連設する横ブロック型嵌合部81とを有する。前述したように、本発明の磁石従動部材71は、解錠信号取得用にも利用されることから、スライド片73に関しては、望ましくは錠箱1内に直接又は間接的に適宜に水平移動可能に設けられている。
しかして、前記嵌合部81の中心部には、本実施例では角形の貫通孔82が形成され、該貫通孔82に作動カム72の嵌合突片75が余裕をもって嵌入する。したがって、嵌合突片75にスライド片73の嵌合部81がその貫通孔82を介して遊嵌合した格好となる。
(6)クランクアーム8と磁石従動部材71の関係
図17及び図18を参照にしてクランクアーム8と作動カム72とスライド片73の関係を説明する。なお、ダルマ21に連動するクランクアーム8の動きについては後述する。
図17は、施錠時に於いて、デッドボルト2が完全に突出した場合、クランクアーム8の先端部と磁石従動部材71の関係を示す概略説明図である。この場合、クランクアーム8の作動カム72の係合突片79の前面79aにはクランクアーム8の一端部8aの第1爪部20aが係合する(押し付ける)。したがって、作動カム72は枢支ピン70を支点にして反時計方向に所定量回転する。そうすると、作動カム72の嵌合突片75は、デッドボルト2或いは案内部材5に水平状態に案内されるスライダ73を前方方向へと引っ張るので、スライダ73の磁石M1はスイッチaの下方へと可動接近する。その結果、スイッチaは磁石M1の磁界を感応する。それ故に、制御部61は、該磁気感度スイッチaの検知信号を介して「デッドボルト2が完全に突出した旨」の施錠信号を取得する。
一方、図18は、解錠時に於いて、デッドボルト2が完全に後退した場合、クランクアーム8の先端部と磁石従動部材71の関係を示す概略説明図である。この場合、クランクアーム8の作動カム72の係合突片79の後面79bにはクランクアーム8の第2爪部20bが係合する(押し付ける)。この場合の作動態様は、図17とは逆になる。
作動カム72は枢支ピン70を支点にして時計方向に所定量回転し、作動カム72の嵌合突片75は、スライダ73を後方へ押し込み、スライダ73の磁石M1は、今度はスイッチbの下方へと可動接近する。その結果、スイッチbは磁石M1の磁界を感応する。それ故に、制御部61は、該磁気感度スイッチaの検知信号を介して「デッドボルト2が完全に後退した旨」の解錠信号を取得する。
このように、本発明の実施例では、施錠時に於いて、デッドボルト2が不完全(中途状態)の場合には、スライド片73の磁石M1はプリント基板63の磁気感度スイッチaから遠ざかっているので、磁気感度スイッチaはその磁界を感応しない反面、作動カム72が右上に上昇する(図17の図面上、反時計方向に回転する)と、スライド片73は作動カム72の嵌合突片75で引っ張られ、或いは設計如何によっては持ち上げられ、磁気感度スイッチaが感知可能な領域に磁石M1が入り込み、磁気感度スイッチaは磁石M1の磁界を感応する。
(7)ダルマ21とクランクアーム8
次に、本発明に間接的に関係があるダルマ21とクランクアーム8について説明する。ダルマ21は、図示しないシリンダ錠又はサムターンの回転操作により所定量回転するように錠箱1の軸受け22に配設されている。ダルマ21は、錠箱1の中央部、後壁4寄りの部位等に配設することが可能であるが、本実施例では、一つの用途(例えば電気錠)を考慮して錠箱下部の後壁4寄りの部位に配設されている。
図11はダルマ21の一例を示している。このダルマ21の特徴は、従来のようにデッドの逆ハの字型突起や切欠溝に対する半径外方向の作動アームを有さない反面、クランクアーム8の他端部8bを、枢軸17を介して軸支するための第1連結突起23を有していることである。やや幅広の第1連結突起23の先端部には、長孔状軸孔24が形成されており、該軸孔24及び枢軸17を介してクランクアーム8の他端部8bがダルマ21に連結されている。
本実施例のダルマ21には、その余の連結突起も半径外方向に適宜に形成されている。すなわち、25は第1連結突起23に対して指を開いたように連設する第2連結突起で、この第2連結突起25にはダルマ21のポジション位置(施錠位置と解錠位置)に対応して所定方向に切り換え付勢する付勢手段31が連結される。
ところで、付勢手段31は、デッドボルト2とダルマ21の間に配設され、棒状の連結杆32と、この連結杆32に巻装された付勢バネ33とを含んでいる。そして、前記連結杆32の一端部は連結ピン34を介してダルマ21の第2連結突起25に連結されており、その他端部は錠箱1内に固定された柱状の案内手段35に貫通状態に支持されている。
さらに、26は第1連結突起23及び第2連結突起25に対して反対方向にヒレ状に突設された第3連結突起で、この第3連結突起26は段差状に形成されている。第3連結突起26には、周方向に遊び用の係合溝を有する駆動歯車51に他端部が係合する駆動アーム55の一端部が枢着される。
次に、クランクアーム8の一端部8aは、空洞状のデッドボルト2のデッド用第1可動ピン7に連結されていると共に、クランクアーム8の中間部分に設けられたクランク用第2可動ピン9は案内部材5の案内部6に係合し、かつ、クランクアーム8の他端部8bは、ダルマ21の半径外方向突起する第1連結突起23に枢着されている。
本実施例のクランクアーム8は、図12で示すように一対のL形状の係合片と、これらの係合片を連結する連結板とを有している。クランクアーム8の一端部8aには、前述した第1爪部20aと第2爪部20bが形成されている。
12は一端部8aと他端部8bの中間部分に形成された第2可動ピン9が貫通する円形の貫通孔である。この貫通孔12を基準にすると、前方に相当する一端部8aには第1可動ピン7用の貫通孔18が、一方、角度方向の他端部8bには付勢手段31の連結ピン34用貫通孔19がそれぞれ形成されている。
しかして、クランクアーム8の一端部8aはデッド用第1可動ピン7を介してデッドボルト2に連結状態で枢着され、一方、その他端部8bはダルマ21の第1連結突起23に枢軸17を介して連結状態で枢着されている。そして、クランク用第2可動ピン9は案内部材5の案内部6の水平部分6aに続く段差状曲り部分6bに案内される
(8)錠箱1
以下、その他の事項について説明する。まず、図1,図3を参照にして錠箱1を説明する。1は錠箱で、この錠箱1は扉の自由端部に取り付けられる。錠箱1は、普通一般にケース身と、ケース蓋と、フロントとを有する。本実施例の錠箱1も、普通一般に使用されている商品形態の大きさの(普通の大きさの意味合い)錠箱であり、ケース身1aと、ケース蓋1bと、フロント1cとを有する。錠箱1の細部的事項は省略する。
(9)デッドボルト2
2は錠箱の案内部又は錠箱内に固定的に設けられた案内部材5の案内部6にスライド自在に案内されるデッドボルトで、このデッドボルト2は、フロント1cを基準にして水平方向にスライド自在に進退動(突出,後退)する。図1はデッドボルト2の外端部側2aがフロント1cから突出した施錠時の状態、一方、図3はその外端部側2aがフロント1c側に後退した解錠時の状態である。本実施例のデッドボルト2の端面形状は、左側面視下向きコ字型に形成されている。施錠時、この下向き凹内からカマデッド3の先端部側3aが突出する。カマデッド3は、本発明の特定(限定)要件ではないが、デッドボルト2の進退動に伴ってその鉤状先端部側3aがデッドボルト2の外端部側2aから突出し、又は外端部側2a内へと後退する。
(10)錠箱又は案内部材の案内部
錠箱1の案内部又は錠箱1内に固定的に設けられた案内部材5の案内部6は、デッドボルト2をスライド自在に案内する。デッドボルト2を案内する手段5は、ケース身1aとケース蓋1bにそれぞれ対向形成した一対の案内部(ガイド溝、ガイド孔など)6でも良いが、本実施例では各部品の組み合わせの効率化や位置決め容易化を考慮し、錠箱1とは別個の部材を用いている。案内部材5は、金属製又は合成樹脂製の単数の(例えば枠状)支持部材、又は2枚のガイド板である。
案内部材5は、本実施例では、図9で示すように金属製の一対の案内部材5を用いている。案内部材5はケース身1aの内壁面側のものと、ケース蓋1bの内壁面側のものとが存在するが、両部材5,5には、説明の便宜上、同一の符号を付す。
図3では手前側(ケース蓋1b側)の案内部材5を省略している。そこで、図3及び図9を参照して案内部材5を説明する。案内部材5は、例えば横長状の板体に形成され、その先端面5aはフロント1c側に間隙を有さず(本実施例)、又は若干の間隙を有するように配設される。そして、その後端面5bとケース身1aの後壁4との間には、他の部材(前述した電動モータに関係する駆動歯車51,ダルマと関係する駆動アーム55等)を配設することができる空間部分40を設定する。
ところで、案内部材5の形態については特に限定するものではないが、望ましくは、ケース身1aの後壁4と対向する端部の後端面5bを弧状に形成すべきである。そうすると、デッドボルト2の内端部2bの端面と前記後端面5bとの間に他の部材(例えば駆動歯車)を合理的に配設することができる(内部空間の有効的利用)。
さて、案内部材5の要部について説明する。6はデッドボルト2を複数個の可動ピンを介して押出す又は引き戻すために案内部材5に形成した単数(本実施例)又は複数個の長孔案内部である。この長孔状案内部6は、本実施例では、水平部分6aと、この水平部分6aに連通する段差状曲り部分6bから成る。
図9で示すように、長孔案内部6は、水平部分6aに段差状曲り部分6bを一連に形成した合計2個の可動ピン用の一つの係合長孔である。この長孔案内部6は、デッドボルト2が進退動する際には、デッドボルト2と一体のデッド用第1可動ピン7及びクランクアーム8と一体のクランク用第2可動ピン9を同時に案内する。
すなわち、図1で示すように、本実施例のデッドボルト2は、デッドカマ用の可動ピン10及びデッド用第1可動ピン7をそれぞれ有するが、後者のデッド用第1可動ピン7の両端部はデッドボルト2の両側壁にそれぞれ形成した円形の貫通孔11から突出し、かつ、案内部材5,5の対応する前記水平部分6aにそれぞれ係合しているために、デッドボルト2が進退動する際には水平部分6aに案内されて摺動する。
一方、クランクアーム8の一端部に横設された第2可動ピン9も、その一端部8aと他端部8bの中間に相当する部分の両側壁にそれぞれ形成した円形の貫通孔12から突出し、かつ、案内部材5の対応する段差状曲り部分6bにそれぞれ係合しているために、デッドボルト2が進退動する際には段差状曲り部分6bに案内されて摺動する。この場合第2可動ピン9は弧状の軌跡を描く。
ところで、前述した第1可動ピン7及び第2可動ピン9は、図1で示す施錠時、案内部材5の水平部分6aに位置すると共に、後方の第2可動ピン9は、水平部分6aと段差状曲り部分6bの共通面に相当する縦方向支持面13に入り込んでいる。本実施例の案内部6の段差状曲り部分6bは、前記縦方向支持面13から後端面5bに向かって形成されている。したがって、施錠時、デッドボルト2が完全に突出した場合には、フック状の先端部にクランクアーム8の第2可動ピン9が落ち込み、該第2可動ピン9は前記縦方向支持面13に支持(拘束)される。この時、第2可動ピン9はデッドボルト2の弧状に形成された後端面14と前記縦方向支持面13との間に挟まった状態となる。したがって、デッドボルト2は錠箱1内へ後退することが不可となる。
一方、第1可動ピン7及び第2可動ピン9は、図3で示す解錠時、デッドボルト2が錠箱1内に完全に後退した場合には、前方に位置する第1可動ピン7は案内部材5の水平部分6a或いは段差状曲り部分6bの前記縦方向支持面(共通支持面)13に位置するのに対して、後方の第2可動ピン9は、フック状段差状曲り部分6bの後端部にクランクアーム8の第2可動ピン9が入り込み、該第2可動ピン9は後端部の弧状係止面15に支持(拘束)される。この時、第2可動ピン9は段差状曲り部分6bの弧状係止面15に多少落ち込んだ格好となる。
したがって、デッドボルト2が振動等により容易に突出しない。このように、本実施例の案内部材5の長孔案内部6は、複数個の支持面或いは係止面13,15を有し、施錠時及び解錠時の両方に於いて、クランクアーム8の第2可動ピン9を支持(拘束)し、前者の場合には、デッドボルト2が錠箱1内へ後退するのを防止し、一方、後者の場合には、デッドボルト2が錠箱1内から突出するのを防止している。
なお、案内部材5は錠箱1又は錠箱内に固定的に配設された固定部材に適宜に固定される。要は、案内部材5は固定部材であり、デッドボルト2を複数個の可動ピン7,9を介して押出す又は引き戻すため長孔案内部(長孔,長いカイド溝など)6を有していれば良い。
(11)デッドボルト2とカマデッド3
図10にデッドボルト2の一例が示されている。また、図1,図3等にデッドボルト2の進退動に連動するカマデッド3の一例が示されている。前述したように、デッドボルト2は「端面下向きコ字状」に形成されている。デッドボルト2は、カマデッド3,クランクアーム8との組み合わせの関係上空洞に形成され、例えば適宜箇所に切欠部を形成している。
一方、カマデッド3は鉤状に形成され、前述したデッドカマ用可動ピン10、カマ長孔及び錠箱1のフロント1c側のカマ軸16を介して所定量回転可能に設けられている。
ところで、本実施例のデッドボルト2は、普通一般に使用されているデッドボルトの全長と比較すると相当短い(例えば3分の2程度の長さ)。また、デッドボルト2は、その内端部側2bにデッド用第1可動ピン7を横設するための貫通孔11を有しているものの、従来のようにダルマの半径外方向に延びた作動アームが係脱する前後の傾斜突起(ハ又は逆ハの字型の係合突起や係合切欠溝)等を有していない。さらに、内端部側2bの後端面14は、クランクアーム8の第2可動ピン9にスムースに支持されるように湾曲状に形成されている。
(12)クラッチ機構
その他の本発明の特徴部分について説明する。まず、駆動歯車51は、デッドボルトの後方と錠箱1の後壁4との間の空間部分40に設けられている。すなわち、デッドボルト2の後端面14或いは案内部材5の後端面5bと錠箱1の後壁4との間に空間部分40を設け、この空間部分40に駆動モータ41の駆動力により制御される歯車伝達手段42を介して正逆方向に回動可能な駆動モータ側の駆動歯車51を配設している。
次に、この駆動歯車51にクラッチ機能を付与するために、一側上面に周方向の「にがし溝52」を形成し、このにがし溝52に対してダルマ21に一端部55aが枢着された駆動アーム55の他端部55bを係合させたことである。この駆動アーム55も、駆動歯車51と同様に案内部材5の後端面5bよりも後方の前述した空間部分40にダルマ21と共働するように配設されている。そして、駆動アーム55は、デッドボルトの後方と錠箱1の後壁4との間に設定された空間部分40を利用して縦方向に移動することができるように配設されている。
前記にがし溝52は、本実施例では駆動歯車51の中心軸(或いは駆動歯車の中心孔)53に対して同心円上に略半円弧状に形成されており、にがし溝を形成する両方の切欠面は、駆動アーム55の指先状他端部55bの係合突起56が選択的に係合する係止面52a,52bの機能を有する。また、両係止面52a,52bの間の溝部分52cは、合鍵を用いてダルマ21を施錠方向又は解錠方向へ回した時に、該ダルマ21の駆動力(手動操作によって発生する力)を駆動モータ41側の歯車伝達手段42に伝達させないために、駆動アーム55の係合突起56を逃がすようにして滑動させる逃し機能を有している(手動時の動力切断機能)。
さらに、デッドボルト21を案内する案内部材5の後端面5bを弧状に形成し、駆動歯車51を十分に配設することができるようにしたことである。
(13)クラッチ機構−手動時の動力切断
図1は施錠状態、図3は解錠状態、図6は解錠状態から施錠状態になった場合における駆動アーム55の動きをそれぞれ示している。図1又は図3から明らかなように、例えば図示しない合鍵操作によりダルマ21が施錠方向又は解錠方向へ所定量回転しても、クラッチ機能を有する駆動歯車51はそのまま所定位置に停止し、駆動アーム55だけがその係合突起56を介して駆動歯車51の逃がし溝53の溝部分52cを滑っていく。したがって、駆動歯車51の手動時の動力切断機能により、駆動モータ41の出力軸のギヤ部或いは第1伝動歯車43は、ダルマ21の駆動力の影響を全く受けない。
(14)制御部の制御による動力伝達機構
制御部の制御による動力伝達機構は、制御部61に制御される駆動モータ(例えばマイクロモータ)41、この駆動モータ41の駆動力により回転する歯車伝達手段42、この歯車伝達手段42の伝動力により正逆方向へ回転する駆動歯車51、この駆動歯車51が、所定量回転すると、駆動歯車51の係止面52a,52b及びこれらの係止面52a,52bに選択的に係合する係合突起56介して所定方向へと移動する駆動アーム55、この駆動アーム55と共働するように軸受け22に設けられたダルマ21、このダルマ21に連結され、かつ、デッドボルト2を押し出す又は引き戻すクランクアーム8とから成る。なお、本実施例の駆動歯車51は、例えば360度回転すると、解錠方向では係止面52aは駆動アームを引っ張り、一方、施錠方向では係止面52bは駆動アームを押し込む。
(15)歯車伝達手段42
図7及び図8は歯車伝達手段42の一例を示す。歯車伝達手段42は、電動力でデッドボルト2を進退動させる場合にその機能を発揮する。歯車伝達手段42は、複数個の伝動歯車で構成されている。43は駆動モータ41の出力軸に設けられたギヤ部或いは第1伝動歯車、44はこのギヤ部や第1伝動歯車43に噛合する第2伝動歯車、45は第2伝動歯車44に噛合する第3伝動歯車、46は第3伝動歯車45に噛合する第4伝動歯車である。
ところで、第4伝動歯車46は、例えば第2伝動歯車44の中心孔47に嵌入する軸状嵌合部48を有し、該軸状嵌合部48の先端部に駆動歯車51に噛合する小径のギヤ部46aが形成されている。また、第4伝動歯車46の大径のギヤ部46bは、第3伝動歯車45の一側上面に設けられた小径側のギヤ部45bに噛合している。第3伝動歯車45の大径側のギヤ部45aは第2伝動歯車44の小径側のギヤ部44bに噛合し、その大径側のギヤ部44aが前述した出力軸に設けられたギヤ部43に噛合している。
なお、歯車伝達手段42も、縦方向の歯車列を短くするための新規な工夫(例えば第2伝動歯車44に嵌合し、かつアイドルギヤ(空転)としての機能を有する第4伝動歯車46を備えている)がなされているが、本発明では権利を請求するものではない。次に、本発明に関連する事項を順次説明する。
(16)デッドボルト押し出し機構の作用
図13を参照にしてデッドボルト2が、解錠状態から施錠状態へと押し出される場合について説明する。
シリンダ錠又はサムターンを回転操作すると、ダルマ21は矢印A方向(反時計方向)へ所定量回転する。図13の真ん中の図面は中途状態の説明図である。ダルマ21は矢印A方向に回転すると、デッド用可動ピン7は案内部6の水平部分6aに案内される。同時にクランクアーム8の第2可動ピン9は案内部6の段差状曲り部分6bに案内される。この時付勢手段31の連結杆32はその付勢バネ33のバネ力に抗して案内手段35側に後退する。
クランクアーム8を介してダルマ21の駆動力がデッドボルト2に伝わると、換言すればデッド用可動ピン7が前記水平部分6aに案内されて矢印B方向へ移動すると、当然のことながらクランクアーム8の一端部8aと一体のデッドボルト2は錠箱1から突出する。
しかして、デッドボルト2が錠箱1から完全に突出すると、クランク用第2可動ピン9は段差状曲り部6bの先端部分に落ち込み、案内部6の共用部分である縦方向(或いは垂直方向)の支持面13に支持され得る状態となる。この時、クランク用第2可動ピン9は、デッドボルト2の内端部の縦方向の端面と案内部6の縦方向の支持面13との間に落ち込み、デッドボルト2の後退を阻止する。このように本発明では、施錠時、デッドボルト2の内端部の縦方向の端面と案内部6の縦方向の支持面13との間に横棒(クランク用第2可動ピン9)が交差状態に入り込み(割り込み)、デッドボルト2の後退を強固に阻止する。なお、案内部6の機能に関しては前述したとおりである。また、施錠時、付勢手段31は、その付勢方向が切り替わる。
本実施例では、カセットケース39に内蔵されている駆動モータ41は、縦方向に配設しても良い。要は、カセットケース型の駆動制御ユニット内に駆動モータ41が内蔵されていれば良い。なお、カセットケース39内には制御部61を有するプリント基板63が内蔵されているが、制御部61と電気的に接続している記憶部、入出力部等は割愛してある。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図18は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
本発明の一実施例を示す概略説明図(電動又は手動による施錠時)。 スイッチと磁石の位置関係を示す概略説明図。 本発明の一実施例を示す概略説明図(電動又は手動による解錠時)。 施錠時、制御部による駆動歯車の制御状態を示す概略説明図。 解錠時、制御部による駆動歯車の制御状態を示す概略説明図。 ダルマとクランクアーム等の関係を示す概略説明図。 歯車伝達機構の斜視からの概略説明図。 歯車伝達機構の概略説明図。 案内部材の説明図。 デッドボルトの説明図。 ダルマの説明図。 クランクアームの説明図。 デッドボルトに対する作用の概略説明図。 作動カムにスライド片が遊嵌合した正面図。 図14を基準にした左側面図。 作動カム72とスライド片73と磁石M1をそれぞれ分離した分解斜視図。 施錠時に於いて、デッドボルト2が完全に突出した場合の概略説明図。 解錠時に於いて、デッドボルト2が完全に後退した場合の概略説明図。
符号の説明
M1…磁石従動部材の磁石(デッドボルト)、a…第1スイッチ(施錠位置信号)、8…クランクアーム、8a…一端部、20a…第1爪部、20b…第2爪部、70…枢支ピン、71…磁石従動部材、72…作動カム、73…スライド片、75…嵌合突片、77…軸孔、78…中心部、79…係合突片、79a…前面、79b…後面、76…収納部、81…嵌合部、82…貫通孔、Y…駆動制御ユニット、58…その余の空間、61…制御部、62…配線用取出し口、63…プリント基板、40…空間部分、41…駆動モータ、42…歯車伝達機構、51…駆動歯車、52…にがし溝、55…駆動アーム、56…係合突起、59…下部空間、64…接続部分、65…外部配線接続部分、66…受け金具、b…第2スイッチ(解錠位置信号)、c…第3スイッチ(閉扉信号)、d…第4スイッチ(原点位置信号)、、M2…磁石(戸枠側)、M3…磁石(駆動場車)、39…カセットケース、1…錠箱、2…デッドボルト、3…カマデッド、4…後壁、55a…案内部材、6…案内部、6a…水平部分、6b…段差状曲り部分、7…第1可動ピン、8b…他端部、9…第2可動ピン、10…デッドカマ用可動ピン、11,12,18,19…貫通孔、13…縦方向支持面、14…後端面、15…弧状係止面、16…カマ軸、21…ダルマ、22…軸受け、23…第1連結突起、24…軸孔、25…第2連結突起、26…第3連結突起、31…付勢手段、32…連結杆、33…付勢バネ、34…連結ピン、35…柱状案内手段。

Claims (6)

  1. 制御部に制御されて駆動する駆動モータ、この駆動モータの駆動力により進退動するデッドボルト、このデッドボルトの進退動の位置を検出するスイッチを備えた電気錠のスイッチ機構に於いて、前記デッドボルトの内端部側に該デッドボルトと一緒に水平移動する磁石従動部材を枢着し、一方、錠箱内に非接触式の磁気感度スイッチを配設し、施錠時、デッドボルトが完全に突出した場合に前記磁石従動部材の磁石が磁気感度スイッチに対して可動接近し、制御部は、該磁気感度スイッチの検知信号を介して「デッドボルトが完全に突出した旨」の施錠信号を取得することを特徴とする電気錠のスイッチ機構。
  2. 請求項1に於いて、磁石従動部材は、デッドボルトに枢着された作動カムと、該作動カムに設けられたスライド片と、該スライド片に固定された磁石とから成ることを特徴とする電気錠のスイッチ機構。
  3. 請求項1に於いて、磁石従動部材の磁石は、ダルマに連結されたクランクアームを介して磁気感度スイッチに接近することを特徴とする電気錠のスイッチ機構。
  4. 請求項1に於いて、磁気感度スイッチは、錠箱内のプリント基板の縁部に配設されていることを特徴とする電気錠のスイッチ機構。
  5. 請求項1に於いて、デッドボルトが錠箱内に完全に後退した時に、磁石従動部材がプリント基板63の縁部に配設されたスイッチbに対向し、制御部61は、スイッチbを介して解錠信号を取得することを特徴とする電気錠のスイッチ機構。
  6. 請求項1に於いて、デッドボルトは、駆動モータの駆動力により回転する歯車伝達手段、クラッチ手段を有する駆動歯車、この駆動歯車に係合する駆動アーム、この駆動アームと共働するダルマ、ダルマに連結されたクランクアームを介して進退動することを特徴とする電気錠のスイッチ機構。
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