JP4619096B2 - 建具としての扉用電気錠のクラッチ機構 - Google Patents
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Description
(2)クラッチ機構を構成する駆動歯車を、コペルニクス的発想により「一物品」にすることにより、又は主な部材である駆動歯車部材を「二物品」にして第1の目的を達成することができる。
(3)駆動歯車の回転位置の信号を耐久性に優れたスイッチにより取得することができる。
本発明は、「制御部61に制御されて駆動する駆動モータ41、この駆動モータの駆動力をダルマ21に伝達する歯車伝達手段42、前記ダルマの駆動力により進退動するデッドボルト2、手動の操作力により回転する前記ダルマ21の駆動力を駆動モータ41に対して切断可能なクラッチ手段を備えた電気錠のクラッチ機構」を前提するので、まず、環境部材について説明する。
本発明の特徴点は、まず、駆動歯車部材51を、デッドボルトの後方と錠箱1の後壁4との間の空間部分40に設けたことである。すなわち、デッドボルト2の後端面14或いは案内部材5の後端面5bと錠箱1の後壁4との間に空間部分40を設け、この空間部分40に駆動モータ41の駆動力により制御される歯車伝達手段42を介して正逆方向に回動可能な駆動モータ側の駆動歯車部材51を配設したことである。
図1は施錠状態の説明図、図2は電動又は手動を問わず、正常時又は異常時に於いて、デッドボルト2が突出した時、例えば合鍵操作により、デッドボルト2を解錠する場合の説明図である。
図3及び図4を参照して異常時における手動時の強制的動力切断について説明する。これは本発明の特段の作用である。ここで異常時の代表例は「停電」であり、かつ、駆動歯車部材51が「原点位置」でない場合である。
制御部の制御による動力伝達機構は、制御部61に制御される駆動モータ(例えばマイクロモータ)41、この駆動モータ41の駆動力により回転する歯車伝達手段42、この歯車伝達手段42の伝動力により正逆方向へ回転する駆動歯車部材51、この駆動歯車部材51が、所定量回転すると、駆動歯車部材51の係合板53の係止面53c,53c及びこれらの係止面53c,53cに選択的に係合する係合突起56介して所定方向へと移動する駆動アーム55、この駆動アーム55と共働するように軸受け22に設けられたダルマ21、このダルマ21に連結され、かつ、デッドボルト21を押し出す又は引き戻すクランクアーム8とから成る。なお、本実施例の駆動歯車部材51は、例えば360度回転すると、解錠方向では一つの係止面53cは駆動アームを引っ張り、一方、施錠方向では他の係止面53cは駆動アームを押し込む。
図6及び図7は歯車伝達手段42の一例を示す。歯車伝達手段42は、電動力でデッドボルト2を進退動させる場合にその機能を発揮する。歯車伝達手段42は、複数個の伝動歯車で構成されている。43は駆動モータ41の出力軸に設けられたギヤ部或いは第1伝動歯車、44はこのギヤ部や第1伝動歯車43に噛合する第2伝動歯車、45は第2伝動歯車44に噛合する第3伝動歯車、46は第3伝動歯車45に噛合する第4伝動歯車である。
次に、本発明に関連する事項を順次説明する。図1及び図8には、本発明のその他の特徴部分が開示されている。その特徴部分の1つとして、錠箱1の配線用取出し口62と連通するその余の空間58にカセットケース型の駆動制御ユニットYが取り外し自在に組み込まれている。この駆動制御ユニットのカセットケース39は、合成樹脂材で扁平容器状に形成され、錠箱1内に組み込んだ時は、ケース身1aとケース蓋1bの対向内壁面にサンドイッチ状に規制支持される。この駆動制御ユニットY内には、少なくとも制御部(マイクロコンピュータ)61を有するプリント基板63と、前記制御部61に制御される横型駆動モータ41とが配設されている。
本実施例では、錠箱1内の空間部分40を有効的に活用するために、デッドボルト21を案内する案内部材5の後端面5bを弧状に形成し、駆動歯車部材51を十分に配設することができるようにしてある。
2は錠箱の案内部又は錠箱内に固定的に設けられた案内部材5の案内部6にスライド自在に案内されるデッドボルトで、このデッドボルト2は、フロント1cを基準にして水平方向にスライド自在に進退動(突出,後退)する。図1はデッドボルト2の外端部側2aがフロント1cから突出した施錠時の状態、一方、図9はその外端部側2aがフロント1c側に後退した解錠時の状態である。本実施例のデッドボルト2の端面形状は、左側面視下向きコ字型に形成されている。施錠時、この下向き凹内からカマデッド3の先端部側3aが突出する。カマデッド3は、本発明の特定(限定)要件ではないが、デッドボルト2の進退動に伴ってその鉤状先端部側3aがデッドボルト2の外端部側2aから突出し、又は外端部側2a内へと後退する。
錠箱1の案内部又は錠箱1内に固定的に設けられた案内部材5の案内部6は、デッドボルト2をスライド自在に案内する。デッドボルト2を案内する手段5は、ケース身1aとケース蓋1bにそれぞれ対向形成した一対の案内部(ガイド溝、ガイド孔など)6でも良いが、本実施例では各部品の組み合わせの効率化や位置決め容易化を考慮し、錠箱1とは別個の部材を用いている。案内部材5は、金属製又は合成樹脂製の単数の(例えば枠状)支持部材、又は2枚のガイド板である。
デッドボルト2は「端面下向きコ字状」に形成されている。デッドボルト2は、カマデッド3,クランクアーム8との組み合わせの関係上空洞に形成され、例えば適宜箇所に切欠部を形成している。一方、カマデッド3は鉤状に形成され、前述したデッドカマ用可動ピン10、カマ長孔及び錠箱1のフロント1c側のカマ軸16を介して所定量回転可能に設けられている。
図10を参照にしてダルマ21を説明する。ダルマ21は、シリンダ錠又はサムターンの回転操作により所定量回転するように錠箱1の軸受け22に配設されている。ダルマ21は、錠箱1の中央部、後壁4寄りの部位等に配設することが可能であるが、本実施例では、一つの用途(例えば電気錠)を考慮して錠箱下部の後壁4寄りの部位に配設されている。
図11を参照にしてクランクアーム8を説明する。クランクアーム8の一端部8aは、空洞状のデッドボルト2のデッド用第1可動ピン7に連結されていると共に、クランクアーム8の中間部分に設けられたクランク用第2可動ピン9は案内部材5の案内部6に係合し、かつ、クランクアーム8の他端部8bは、ダルマ21の半径外方向突起する第1連結突起23に枢着されている。
Claims (10)
- クラッチ手段はデッドボルト2の後方と錠箱1の後壁4との間の空間部分40を利用して歯車伝達手段42とダルマ21との間に介在しており、またクラッチ手段は、駆動歯車52と、この駆動歯車の凹所52a内に縦方向に移動する駆動アーム55の係合突起56を案内する「にがし部分57」を形成するように組み込まれ、かつ、正常時には駆動アーム55及び駆動歯車52と一緒になって共働する非円形状の係合板53とから成り、一方、異常時に於いて、合鍵操作によって前記駆動アームを介して係合板に一定以上のトルクが加わった場合には、該係合板は、前記凹所の被係合部52bから外れるように内側に変位し得る弾性係合変位部53aを有することを特徴とする建具としての扉用電気錠のクラッチ機構。
- 請求項1に於いて、係合板は、「にがし部分」を形成する両端部に駆動アームの係合突起が選択的に係合する係止面を有することを特徴とする建具としての扉用電気錠のクラッチ機構。
- 請求項1又は請求項2に於いて、係合板の弾性係合変位部は、半円部分の端部に連設する周方向の細幅の弧状部であり、この弧状部の略中央部に駆動歯車の凹所の内周壁に形成した切欠溝状の被係合部に係脱可能な小突起状の係合部が形成されていることを特徴とする建具としての扉用電気錠のクラッチ機構。
- 請求項1に於いて、係合板は、錠箱内の所定位置に設けられた磁気感度スイッチと対向可能な磁石を備えていることを特徴とする建具としての扉用電気錠のクラッチ機構。
- クラッチ手段はデッドボルト2の後方と錠箱1の後壁4との間の空間部分40を利用して歯車伝達手段42とダルマ21との間に介在しており、またクラッチ手段は、駆動歯車と、この駆動歯車の凹所内に縦方向に移動する駆動アームの係合突起を案内する「にがし部分」を形成するように組み込まれ、かつ、正常時には駆動アーム及び駆動歯車と一緒になって共働する非円形状の係合板とから成り、一方、異常時に於いて、合鍵操作によって前記駆動アームを介して係合板に一定以上のトルクが加わった場合には、該係合板は、前記凹所の被係合部から外れるように内側に変位し得る複数個の弾性係合変位部を有することを特徴とする建具としての扉用電気錠のクラッチ機構。
- 請求項5に於いて、係合板の弾性係合変位部は、駆動歯車を貫通する中心軸に関着状態に設けられた環状中心部から切欠部を介して反対方向にそれぞれ延設する左右の係合腕部分であることを特徴とする建具としての扉用電気錠のクラッチ機構。
- 請求項5に於いて、係合板は、弾性係合変位部の両端部に駆動アームの係合突起が選択的に係合する係止面を有すると共に、前記両端部に駆動歯車の凹所の内周壁に形成した切欠溝状の被係合部に係脱可能な小突起状の係合部が形成されていることを特徴とする建具としての扉用電気錠のクラッチ機構。
- 請求項5に於いて、弾性係合変位部は、やや幅広に形成されており、その一つに錠箱内の所定位置に設けられた磁気感度スイッチと対向可能な磁石を備えていることを特徴とする建具としての扉用電気錠のクラッチ機構。
- クラッチ手段はデッドボルト2の後方と錠箱1の後壁4との間の空間部分40を利用して歯車伝達手段42とダルマ21との間に介在しており、またクラッチ手段は、一側上面の周方向に「第1にがし溝」とヒューズ部分を介して該第1にがし溝と連通可能な「第2にがし溝」とを有する駆動歯車部材と、正常時には前記第1にがし溝に他端部の係合突起が係合すると共に、一端部がダルマに枢着された縦方向に移動する駆動アームとで構成され、一方、異常時に於いて、合鍵操作によってダルマと共働する駆動アームを介して前記ヒューズ部分に一定以上のトルクが加わった場合には、該ヒューズ部分が切れて、或いは外れて駆動アームの前記係合突起が「第2にがし溝」へと滑りながら移動することを特徴とする建具としての扉用電気錠のクラッチ機構。
- クラッチ手段はデッドボルト2の後方と錠箱1の後壁4との間の空間部分40を利用して歯車伝達手段42とダルマ21との間に介在しており、またクラッチ手段は、駆動歯車と、正常時にはこの駆動歯車と一緒になって共働するように該駆動歯車に圧接状態に乗っかっていると共に、周方向に「にがし部分」を有し、かつ、単独で摩擦回転可能な弾発性の捕捉板と、前記にがし部分に他端部の係合突起が係合すると共に、一端部がダルマに枢着された縦方向に移動する駆動アームとで構成され、一方、異常時に於いて、合鍵操作によって前記駆動アームを介して捕捉板に一定以上のトルクが加わった場合には、該捕捉板は、駆動歯車に対して摩擦回転することを特徴とする建具としての扉用電気錠のクラッチ機構。
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